JPH0423654Y2 - - Google Patents

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JPH0423654Y2
JPH0423654Y2 JP1985189517U JP18951785U JPH0423654Y2 JP H0423654 Y2 JPH0423654 Y2 JP H0423654Y2 JP 1985189517 U JP1985189517 U JP 1985189517U JP 18951785 U JP18951785 U JP 18951785U JP H0423654 Y2 JPH0423654 Y2 JP H0423654Y2
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permanent magnet
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yoke
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JP1985189517U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワイヤドツト印字ヘツドの改良に関
するものである。
(従来の技術) 第5図は、この種の印字ヘツドの一組の素子の
構成を示したものである。1はばね、2はアーマ
チユア、3はレバー、4はワイヤ、5は永久磁
石、6はスペーサ、7は側磁路板、8はヨークで
コア部9を有する。10はコイルでコア部ととも
に電磁石を構成している。アーマチユア2はばね
1により変位可能に支持され、通常(非印字時)
は永久磁石5の磁束によりばね力に抗してコア部
9に吸引、保持されている。印字を行なう際は、
コイル10に電流を流し、電磁石を励磁して永久
磁石の磁束を打ち消し、アーマチユア2を解放し
て、そのときのワイヤ先端のインパクトにより印
字を行なう。第5図は、一組の構成を示したもの
であつて、実際は、ワイヤ部を中心として円周状
に複数組の印字素子が配置されており、永久磁石
5、スペーサ6等はリング状に形成され、また、
側磁路板7やヨーク8も1つの部材から構成され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記構成の印字ヘツドでは、印字動
作の際の電磁石による励磁の磁束が、一般に永久
磁石5の中を通りにくく、そのためコイル10に
流す電流値を大きくする必要がある。また一方、
複数組の印字素子を持つていると、部品精度や組
付け精度によつて素子毎のインパクト力に差が生
じ、印字品質が劣るため、インパクト力を均一に
揃えるための調整が必要になる。
上記問題点を解決するものとして、例えば実公
昭60−278号公報では、永久磁石の外側に、上下
部材間を磁気的に接続するような磁性体のリング
状カバーを設けることを提案している。たしかに
この構成は、電磁石側から見た場合、永久磁石を
含まない磁路を形成するのでコイルに流す電流値
を小さくすることができる。しかし、永久磁石側
から見た場合、漏洩磁路を形成することになり、
アーマチユアの吸引部での所定の吸引力を得るた
めに、その漏洩磁束を補う強力な永久磁石を必要
とする欠点がある。さらに、印字素子間のインパ
クト力を個々に微調整することができない。
また、実開昭58−21445号公報では、永久磁石
の外周部に、上下部材間を橋絡する磁性体を取着
するものが提案されている。この構成では、永久
磁石の漏洩磁束としては実公昭60−278号公報に
記載のものほど大きくはなく、またインパクト力
の大まかな調整も可能ではあるが、しかし、永久
磁石の直ぐまわりで磁路を形成しているため、取
着した磁性体に対する吸引力が強く、微調整を行
なうことが困難である。また、インパクト力の微
調整が磁性体の取着場所だけで利かない場合は磁
性体の大きさを変えなければならない、という欠
点がある。
本考案は、上記問題点を解決するもので、バイ
パス磁路を形成することによりコイルに流す電流
値を小さくすることができるとともに、印字素子
個々のインパクト力の微調整を可能とし、印字品
質を高めるようにした印字ヘツドを提供するもの
である。
(問題点を解決するための手段) 永久磁石を上下から挾持するスペーサ及びヨー
クの外周を、永久磁石の外周より突出させ、その
スペーサとヨークのいずれか一方又は両方の突出
部に、複数の電磁石の各々に対応して磁性体片を
係合させ、その磁性体片の一部が永久磁石の外側
に空間を介して位置するようにし、かつ磁性体片
を係合させた部材からの磁性体片の突出量を変え
ることができるようにする。
(作用) 磁性体片によるバイパス磁路であるため、永久
磁石の容量増加を小さく抑えられるとともに、コ
イルに流す電流も小さくて済む。また、磁性体片
の部材からの突出量を加減することによりワイヤ
のインパクト力を個々に微調整することが可能に
なる。
(実施例) 以下図面を参照して実施例を詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示したもので、
11はリング状の永久磁石、12はスペーサ、1
3はヨーク、14は電磁石を構成するコア部であ
る。なおここでは、コイル、アーマチユア、ワイ
ヤ、側磁路板等は省略してある。永久磁石11
は、スペーサ12はヨーク13の上面に接着剤等
により固着される。ヨーク13は、上部を除いて
複数に分離されており、その分離した数だけ印刷
素子が構成される。ヨークの上部円周面には各印
字素子に対応して溝15が形設されており、この
溝に磁性体片16がそれぞれ嵌め込まれる。スペ
ーサ12及びヨーク13の外周は、第2図に示し
たように、永久磁石11より突出しており、ヨー
クの溝15に嵌め込まれた磁性体片16が、永久
磁石11の外側に空間を介して位置するように、
ヨーク13の上面から突出している。この磁性体
片16の突出量は、任意に設定できる。
以上のように構成された本実施例では、磁性体
片16がバイパス磁路を形成することになり、永
久磁石の磁束を打ち消すための電磁石の磁束がこ
の磁路を通ることができるので、コイルに流す電
流値が小さくて済む。また、磁性体片16は永久
磁石の漏洩磁路となるが、そこを通る磁束は小さ
いため、永久磁石の容量をあまり大きくする必要
はない。さらに、磁性体片16のヨークからの突
出量を任意に設定することができるため、印字素
子毎にそのインパクト力を容易に微調整すること
ができる。即ち、永久磁石による吸引力からばね
の復元力を引いたプレロードを、各素子毎に最適
値に、簡単に設定することができる。
第3図は、本考案の他の実施例のヨークを示し
たもので、ヨーク17の外周部にタツプ孔18を
設け、第4図に示したように、そのタツプ孔18
に磁性体のねじ19をねじ込むようにしている。
本実施例においても、ねじ19がバイパス磁路と
なり、第1図の実施例と同様な作用、効果を有す
ることは言うまでもない。
なお、磁性体片を係合させる部材はヨークに限
るものではなく、スペーサ側に係合させてもよ
い。また、その両方に溝を設けて、両者にまたが
るように磁性体片を取り付けてもよい。溝の数は
印字素子の数と同数でもよいが、必要に応じてそ
の数を設定してもよい。第1図の実施例では、溝
の形状をくさび形としたがこれに限らず、種々の
形状が考えられる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、永久磁
石の容量アツプを小さく抑えることができるとと
もにコイルに流す電流が小さくて済み、また、印
字素子のインパクト力の個々の微調整が可能とな
つて、印字品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の分解斜視図、第
2図は、同実施例の要部の組立断面図、第3図
は、本考案の他の実施例のヨークの斜視図、第4
図は、同実施例の要部の組立断面図、第5図は、
従来例の一組の印字素子部を示す断面図である。 11……永久磁石、12……スペーサ、13,
17……ヨーク、14……コア部、15……溝、
16……磁性体片、18……タツプ孔、19……
磁性体のねじ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 永久磁石と、該永久磁石を上下から押えて挾持
    するスペーサ及びヨークと、複数の電磁石と、該
    電磁石の各々に対応して一端に印字ワイヤを有し
    他端にばねを有するアーマチユアとを備え、非印
    字時には前記永久磁石の磁束により前記アーマチ
    ユアをばね力に抗して吸引、保持し、印字時には
    前記電磁石を選択的に励磁して前記永久磁石の磁
    束を打ち消し、前記アーマチユアを解放して前記
    ばねの復元力により印字ワイヤを駆動し、印字を
    行なう印字ヘツドにおいて、 前記スペーサ及びヨークの外周を前記永久磁石
    の外周より突出させ、そのスペーサとヨークのい
    ずれか一方又は両方の突出部に、前記複数の電磁
    石の各々に対応して磁性体片をそれぞれ係合さ
    せ、その磁性体片の一部が前記永久磁石の外側に
    空間を介して位置するようにして磁束のバイパス
    磁路を形成してなり、前記磁性体片の係合させた
    部材からの突出量で印字時における各印字ワイヤ
    のインパクト力を微調整可能としたことを特徴と
    する印字ヘツド。
JP1985189517U 1985-12-11 1985-12-11 Expired JPH0423654Y2 (ja)

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JPS6297755U JPS6297755U (ja) 1987-06-22
JPH0423654Y2 true JPH0423654Y2 (ja) 1992-06-02

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ID=31141891

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156760A (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 Hitachi Ltd 印字ヘツド
JPS59184669A (ja) * 1983-04-04 1984-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドツトプリンタ用印字ヘツド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59156760A (ja) * 1983-02-28 1984-09-06 Hitachi Ltd 印字ヘツド
JPS59184669A (ja) * 1983-04-04 1984-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドツトプリンタ用印字ヘツド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6297755U (ja) 1987-06-22

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