JP2836100B2 - 印字ヘッド - Google Patents
印字ヘッドInfo
- Publication number
- JP2836100B2 JP2836100B2 JP1146367A JP14636789A JP2836100B2 JP 2836100 B2 JP2836100 B2 JP 2836100B2 JP 1146367 A JP1146367 A JP 1146367A JP 14636789 A JP14636789 A JP 14636789A JP 2836100 B2 JP2836100 B2 JP 2836100B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic flux
- print head
- hammer
- coil
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は永久磁石を有するスプリング・チャージ型印
字ヘッドに関する。
字ヘッドに関する。
従来技術を説明するのに、永久磁石を有するスプリン
グ・チャージ型ハンマよりなるドット・ライン・プリン
タを例にとる。第3図に従来のドット・ライン・プリン
タのハンマ,第4図に従来のドット・ライン・プリンタ
の印字ヘッドの構造を示す。ここにハンマの集合を印字
ヘッドと称す。第3図に示すように永久磁石1による磁
束6がコイル3のとりつけられたヨーク2を通る。この
磁束6によりスプリング4がヨーク2の端面に吸引され
る。ヨーク2にとりつけられたコイル3に永久磁石1に
よる磁束6と反対方向の磁束6を通すように電流を流
す。コイル3に電流を流し、永久磁石1による磁束6を
打消すことによりスプリング4が開放され、印字を行な
う。
グ・チャージ型ハンマよりなるドット・ライン・プリン
タを例にとる。第3図に従来のドット・ライン・プリン
タのハンマ,第4図に従来のドット・ライン・プリンタ
の印字ヘッドの構造を示す。ここにハンマの集合を印字
ヘッドと称す。第3図に示すように永久磁石1による磁
束6がコイル3のとりつけられたヨーク2を通る。この
磁束6によりスプリング4がヨーク2の端面に吸引され
る。ヨーク2にとりつけられたコイル3に永久磁石1に
よる磁束6と反対方向の磁束6を通すように電流を流
す。コイル3に電流を流し、永久磁石1による磁束6を
打消すことによりスプリング4が開放され、印字を行な
う。
ハンマを多数個、同時に駆動すると1ハンマのみ駆動
の場合に比べ、駆動電流がふえるという現象がある。特
に全ハンマ駆動時、両端の電流値が一番小さく、真中に
いくにつれ電流値が大きくなり、真中で電流が最大とな
る。この原因としては、1つのコイル3に駆動電流を流
すと、コイル3とりつけられたヨーク2内に永久磁石1
による磁束6と反対方向の磁束6を発生するが、ヨーク
2は複数ハンマに対し、磁性体による一体構造となって
いるため、第5図に示すようにコイル3に流す電流によ
り発生させられた磁束6の一部は、隣接するハンマのコ
イル3内をさらには、もっと離れたハンマのコイル3内
を通る。これらの磁束6の向きは、夫々のハンマにおい
て、永久磁石1によりコイル3内を通る磁束6の向きと
同じである。このため、これらのハンマを駆動するに
は、永久磁石1による磁束6と、他のハンマを駆動する
ことによりヨーク2を通ってつたわってきた磁束6を打
消すだけの磁束6を発生させなければならない。磁束6
はたしあう向きであるので永久磁石1のみによる磁束6
より大きい。このため駆動電流が大きくなる。従来はヨ
ーク2が磁性体による一体構造でできているため、特に
両隣りのハンマを駆動した時、これらのハンマからつた
わってくる磁束6が大きく、多数ハンマ駆動時、駆動電
流がふえるという欠点があった。
の場合に比べ、駆動電流がふえるという現象がある。特
に全ハンマ駆動時、両端の電流値が一番小さく、真中に
いくにつれ電流値が大きくなり、真中で電流が最大とな
る。この原因としては、1つのコイル3に駆動電流を流
すと、コイル3とりつけられたヨーク2内に永久磁石1
による磁束6と反対方向の磁束6を発生するが、ヨーク
2は複数ハンマに対し、磁性体による一体構造となって
いるため、第5図に示すようにコイル3に流す電流によ
り発生させられた磁束6の一部は、隣接するハンマのコ
イル3内をさらには、もっと離れたハンマのコイル3内
を通る。これらの磁束6の向きは、夫々のハンマにおい
て、永久磁石1によりコイル3内を通る磁束6の向きと
同じである。このため、これらのハンマを駆動するに
は、永久磁石1による磁束6と、他のハンマを駆動する
ことによりヨーク2を通ってつたわってきた磁束6を打
消すだけの磁束6を発生させなければならない。磁束6
はたしあう向きであるので永久磁石1のみによる磁束6
より大きい。このため駆動電流が大きくなる。従来はヨ
ーク2が磁性体による一体構造でできているため、特に
両隣りのハンマを駆動した時、これらのハンマからつた
わってくる磁束6が大きく、多数ハンマ駆動時、駆動電
流がふえるという欠点があった。
本発明は、ハンマ間に非磁性体を挿入することによ
り、コイル間の電磁気結合を弱め、多数ハンマ駆動時、
駆動電流がふえるのをふせぐものである。
り、コイル間の電磁気結合を弱め、多数ハンマ駆動時、
駆動電流がふえるのをふせぐものである。
永久磁石を有するスプリング・チャージ型の印字ヘッ
ドにおいて、ハンマ毎に分割された磁性体の間に非磁性
体を挿入した一体構造のヨークを有する。
ドにおいて、ハンマ毎に分割された磁性体の間に非磁性
体を挿入した一体構造のヨークを有する。
次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。第1図に本発明の第一の実施例を示す。すなわち、
永久磁石1を有するスプリングチャージ型のハンマを有
するドットラインプリンタの印字ヘッドにおいて、ヨー
ク2を構成する磁性体をハンマ毎に分割し、その間に非
磁性体7を挿入してヨーク2を構成する。このためコイ
ル3に電流を流した時に発生する磁束6は、大部分は非
磁性体7で仕切られた磁性体中を通って戻る。一部の磁
束6は非磁性体7および空気で囲まれた磁性体の外部を
とおり、さらにこれらのうちの何割かが、隣接ハンマの
コイル3あるいはさらに離れたハンマのコイル3内を通
って戻る。これらの磁束6は永久磁石1を有するスプリ
ングチャージ型ハンマの構造上、夫々のコイル3におい
て永久磁石1による磁束6と同じ向きとなるため、スプ
リング4を開放させる駆動電流をふやす方向に作用す
る。これらの漏れ磁束6をへらすために、ハンマ間を仕
切る非磁性体7の厚さは、ヨーク2を構成する磁性体が
飽和しない程度になるべく厚い方がよい。
る。第1図に本発明の第一の実施例を示す。すなわち、
永久磁石1を有するスプリングチャージ型のハンマを有
するドットラインプリンタの印字ヘッドにおいて、ヨー
ク2を構成する磁性体をハンマ毎に分割し、その間に非
磁性体7を挿入してヨーク2を構成する。このためコイ
ル3に電流を流した時に発生する磁束6は、大部分は非
磁性体7で仕切られた磁性体中を通って戻る。一部の磁
束6は非磁性体7および空気で囲まれた磁性体の外部を
とおり、さらにこれらのうちの何割かが、隣接ハンマの
コイル3あるいはさらに離れたハンマのコイル3内を通
って戻る。これらの磁束6は永久磁石1を有するスプリ
ングチャージ型ハンマの構造上、夫々のコイル3におい
て永久磁石1による磁束6と同じ向きとなるため、スプ
リング4を開放させる駆動電流をふやす方向に作用す
る。これらの漏れ磁束6をへらすために、ハンマ間を仕
切る非磁性体7の厚さは、ヨーク2を構成する磁性体が
飽和しない程度になるべく厚い方がよい。
第2図に本発明の第二の実施例を示す。非磁性体7で
ハンマ間を仕切っても、コイル3に電流を流して発生す
る磁束6の一部は隣接するあるいはさらに離れたコイル
3内を通る。この磁束6をなるべく減らすためにコイル
3のとりつけられたヨーク2を通ってスプリング4のあ
る面と反対の面から空中にでた磁束6がなるべく左右に
拡がらないで、下方にいくように、ヨーク2のコイル3
のとりつけられた部分より下方の磁性体の寸法を大きく
する。以上はドット・ライン・プリンタの印字ヘッドに
ついて述べたが、ドット・シリアル・プリンタの印字ヘ
ッドについても同様なことがいえるのは明らかである。
ハンマ間を仕切っても、コイル3に電流を流して発生す
る磁束6の一部は隣接するあるいはさらに離れたコイル
3内を通る。この磁束6をなるべく減らすためにコイル
3のとりつけられたヨーク2を通ってスプリング4のあ
る面と反対の面から空中にでた磁束6がなるべく左右に
拡がらないで、下方にいくように、ヨーク2のコイル3
のとりつけられた部分より下方の磁性体の寸法を大きく
する。以上はドット・ライン・プリンタの印字ヘッドに
ついて述べたが、ドット・シリアル・プリンタの印字ヘ
ッドについても同様なことがいえるのは明らかである。
本発明は以上説明したように、永久磁石を有するスプ
リング・チャージ型印字ヘッドにおいて、隣接するハン
マ間に非磁性体を挿入することにより、多数ハンマを駆
動した時の駆動電流の増加をふせぐものである。
リング・チャージ型印字ヘッドにおいて、隣接するハン
マ間に非磁性体を挿入することにより、多数ハンマを駆
動した時の駆動電流の増加をふせぐものである。
第1図は本発明の第一の実施例を示す図、第2図は本発
明の第二の実施例による印字ヘッドを背面からみた図、
第3図は永久磁石を有するスプリング・チャージ型のハ
ンマを示す図、第4図は従来のドット・ラインプリンタ
の印字ヘッドを示す図、第5図は従来のドットラインプ
リンタの印字ヘッドにおいてコイルに電流を流した時に
発生する磁束を示す図である。
明の第二の実施例による印字ヘッドを背面からみた図、
第3図は永久磁石を有するスプリング・チャージ型のハ
ンマを示す図、第4図は従来のドット・ラインプリンタ
の印字ヘッドを示す図、第5図は従来のドットラインプ
リンタの印字ヘッドにおいてコイルに電流を流した時に
発生する磁束を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】永久磁石を有するスプリング・チャージ型
の印字ヘッドにおいて、 ハンマ毎に分割された磁性体の間に非磁性体を挿入した
一体構造のヨークを有することを特徴とする印字ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146367A JP2836100B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146367A JP2836100B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039853A JPH039853A (ja) | 1991-01-17 |
JP2836100B2 true JP2836100B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=15406119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1146367A Expired - Lifetime JP2836100B2 (ja) | 1989-06-07 | 1989-06-07 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836100B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3021750B2 (ja) * | 1991-04-26 | 2000-03-15 | 日立工機株式会社 | ドットラインプリンタ印刷機構 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4258623A (en) * | 1979-01-30 | 1981-03-31 | Printronix, Inc. | Print hammer mechanism having dual electromagnetic coils and pole pieces |
-
1989
- 1989-06-07 JP JP1146367A patent/JP2836100B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH039853A (ja) | 1991-01-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009 Year of fee payment: 11 |