JPH04235944A - 新規エポキシ化合物およびその前駆体の製造法 - Google Patents

新規エポキシ化合物およびその前駆体の製造法

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JPH04235944A
JPH04235944A JP1605291A JP1605291A JPH04235944A JP H04235944 A JPH04235944 A JP H04235944A JP 1605291 A JP1605291 A JP 1605291A JP 1605291 A JP1605291 A JP 1605291A JP H04235944 A JPH04235944 A JP H04235944A
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JP
Japan
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compound
reaction
formula
ester
ion exchange
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JP1605291A
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English (en)
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Taro Sakakibara
榊原 太郎
Hiroyuki Umetani
梅谷 博之
Kenko Yamada
山田 建孔
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なエポキシ化合物お
よびその前駆体となる芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導
体を工業的に製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ樹脂は、種々の優れた特
性の故に、塗料、電気絶縁材料、土木建築材料、接着剤
および繊維を補強材として用いた複合材料などの広い分
野で使用されている。これらエポキシ樹脂の中で耐熱性
エポキシ樹脂を製造する方法としては、1)テトラグリ
シジルメチレンジアニリンとジアミノジフェニルスルホ
ンを硬化させる、2)フェノールノボラックのポリグリ
シジルエーテルとジアミノジフェニルスルホンを硬化さ
せる、3)上記ジアミノジフェニルスルホンのかわりに
ジシアンジアミドを硬化剤として用いる、などの方法が
良く知られている。
【0003】しかし、近年の技術の進歩に伴ない、エポ
キシ樹脂に対して求められる性能もより高度化し、従来
の耐熱性エポキシ樹脂の耐熱性も必ずしも十分なもので
はなくなってきた。
【0004】本発明者らは、さきに耐熱性の硬化樹脂を
与えるエポキシ化合物を製造すべく鋭意研究の結果、下
記式(6)で表わされる新規な芳香族ヒドロキシカルボ
ン酸誘導体を経て下記式(7)で表わされる新規なエポ
キシ化合物に関する発明をなし、特願平2−31134
0号として提案した。
【0005】
【化6】 [上記式(6)において、Ar1 ,Ar2 およびA
r3 は、同一もしくは異なり、全炭素数20以下の芳
香族基であり、R1 およびR2 は、同一もしくは異
なり、水素原子または炭素数1〜10のアルキル基であ
り、qは0〜20の数であり、そしてk,mおよびnは
1〜3の数である。]
【0006】
【化7】 [上記式(7)において、Gは下記式(3)または(4
)で表わされる基である。
【0007】
【化8】
【0008】
【化9】 [R3 およびR4 は同一もしくは異なり、上記Gお
よび/または炭素数1〜10のアルキル基を表わし、p
は0または1〜20の数を表わし、そしてr,sおよび
tは同一もしくは異なり、1〜3の数である。Ar1 
,Ar2 およびAr3 の定義は上記式(6)に同じ
である。]また、上記式(6)の芳香族ヒドロキシカル
ボン酸またはそのエステルを製造する方法として、p−
ホルミル安息香酸とフェノール類等の芳香族ヒドロキシ
化合物とを反応させる方法も提案した。
【0009】この方法によれば、低コストで効率的に上
記式(6)の芳香族ヒドロキシカルボン酸またはそのエ
ステルを製造し得るが、上記式(6)におけるqが実質
的に0の比較的低分子量の化合物を選択的に製造するに
は、例えば多量のフェノール類を使用するなど反応条件
を特別な条件に選定制御する必要がある。
【0010】このため、上記式(7)におけるpが実質
的に0である比較的低分子量で取扱い性のよいエポキシ
化合物を選択的に製造することが容易でないという問題
が残されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、さきに提案
した方法における上述の問題を解決し、多量体を殆んど
含まず分子量の低い(すなわち上記式(5),(6)に
おけるq,pが実質的に0である)、芳香族ヒドロキシ
カルボン酸またはそのエステルあるいはエポキシ化合物
を選択的かつ効率的に製造し得る方法を提供しようとす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決しようとして鋭意研究の結果、p−ホルミル安息
香酸とフェノール類等の芳香族ヒドロキシ化合物とを反
応させる際、酸性のイオン交換触媒を脱水縮合反応の触
媒として用いることによって、その目的を達成し得るこ
とを見い出し、本発明に到達した。
【0013】すなわち、本発明は、p−ホルミル安息香
酸またはそのアルキルエステルと芳香族ヒドロキシ化合
物とを、酸性のイオン交換樹脂の存在下に、脱水縮合反
応せしめ、次いで必要により加水分解することにより、
上記式(1)で表わされる芳香族ヒドロキシカルボン酸
またはそのアルキルエステルを選択的に製造することを
特徴とする方法であり、さらに、この芳香族ヒドロキシ
カルボン酸またはそのエステルにエピハロヒドリンおよ
び/またはβ−メチルハロヒドリンを塩基性化合物の存
在下に反応させて、上記式(2)で表わされるエポキシ
化合物を製造することを特徴とする方法である。
【0014】本発明方法において、原料となるp−ホル
ミル安息香酸またはそのアルキルエステルは、下記式(
8)で表わされるアルデヒド化合物である。
【0015】
【化10】 [上記式(8)において、R0 は水素原子または炭素
数1〜10のアルキル基である。]上記式(8)におい
て、R0 は水素原子、メチル基およびエチル基が好ま
しく、したがって、上記式(8)で表わされるアルデヒ
ド化合物としては、例えばp−ホルミル安息香酸、p−
ホルミル安息香酸メチルおよびp−ホルミル安息香酸エ
チルを好ましいものとして挙げることができる。
【0016】上記アルデヒド化合物と反応せしめられる
もう一方の出発原料である芳香族ヒドロキシ化合物は下
記式(9)で表わされる。
【0017】
【化11】 上記式(9)において、Ar0 はベンゼン骨格、ナフ
タレン骨格または下記式(10)
【0018】
【化12】 で表わされる骨格を表わす。
【0019】上記式中のXは直接結合、−O−,−S−
,−SO2 −,−CO−または炭素数1〜3のアルキ
リデン基である。また、これらの骨格はいずれもハロゲ
ン原子または炭素数1〜5のアルキル基で置換されてい
てもよい。但しAr0 の全炭素数は20以下である。 また、uは1〜3の数である。
【0020】かかる骨格としては、例えばベンゼン骨格
、モノメチルベンゼン骨格、ナフタレン骨格、モノクロ
ロベンゼン骨格、ジクロロベンゼン骨格、モノブロモベ
ンゼン骨格およびジブロモベンゼン骨格が好ましく、就
中ベンゼン骨格、モノメチルベンゼン骨格、ナフタレン
骨格およびジブロモベンゼン骨格が特に好ましい。
【0021】上記式(9)で表わされる芳香族ヒドロキ
シ化合物としては、例えばフェノール、クレゾール、α
−ナフトール、ブロモフェノール、クロロフェノール等
の如きモノヒドロキシフェノール性化合物(u=1):
レゾルシノールの如きジヒドロキシフェノール性化合物
(u=2);トリヒドロキシベンゼン等の如きトリヒド
ロキシフェノール性化合物(u=3)が挙げられる。
【0022】なかでも、フェノール、クレゾール、α−
ナフトール、ブロモフェノール、レゾルシノールが好ま
しい。
【0023】これらの芳香族ヒドロキシ化合物は単独で
あるいは2種以上併用することができる。
【0024】本発明方法によれば、上記のアルデヒド化
合物と上記芳香族ヒドロキシ化合物とは、触媒としての
酸性のイオン交換樹脂の存在下で脱水縮合反応に付され
る。この際、アルデヒド化合物と芳香族ヒドロキシ化合
物はアルデヒド化合物1モル当り芳香族ヒドロキシ化合
物3倍モル以上となる割合で使用し、好ましくは3.5
倍モル以上、特に好ましくは4〜10モル倍となる割合
で使用される。上記範囲を逸脱すると分子量の高い化合
物の副生率が高くなる傾向がある。
【0025】またこれらの芳香族ヒドロキシ化合物は、
それ自体を反応溶媒として使用することができ、この際
は上記量比によらず過剰に用いることができる。
【0026】触媒として使用する酸性のイオン交換樹脂
は、実質的に水および/または有機溶媒に不溶性であり
、かつ水素イオン(H+ )を放出することのできる固
体触媒を指す。このイオン交換樹脂としては、H型陽イ
オン交換樹脂触媒として、例えばスチレンとジビニルベ
ンゼンの共重合体またはスチレン重合体にスルホン酸基
を結合させたスチレン系強酸性型イオン交換樹脂、フェ
ノール系化合物とアルデヒド化合物の縮合物にスルホン
酸基を結合させたフェノール系強酸性型イオン交換樹脂
等のスルホン酸型強酸性タイプ、あるいはカルボン酸基
を有するメタクリル酸系弱酸性型イオン交換樹脂または
アクリル酸系弱酸性型イオン交換樹脂等のカルボン酸型
弱酸性タイプなどが挙げられる。これらの中でも特に強
酸性陽イオン交換樹脂が、触媒活性の点から好ましく使
用される。これらのイオン交換樹脂は単独であるいは2
種以上使用することができる。
【0027】また上記イオン交換触媒は、構造的にはポ
ーラス型もしくはゲル型のいずれであってもよい。
【0028】上記イオン交換樹脂の使用形態としては特
に制限はなく、粉状、ビーズ状、繊維状などあらゆる形
状で使用可能であり、また必要に応じて触媒活性の調整
のため、イオン交換樹脂の含水率を任意に調節してもよ
い。
【0029】反応温度は室温〜130℃が好ましいが、
特に好ましい温度は80℃を超え125℃を超えない温
度である。アルデヒド化合物とヒドロキシ化合物をすみ
やかに反応させ、なおかつイオン交換樹脂の高温時での
劣化防止の面を考慮すると、先ず、反応初期を80℃よ
り僅かに高い温度で実施し、次いで反応温度を次第にイ
オン交換樹脂の使用可能な最高温度付近まで上昇させて
実施するのが反応速度が大きく、好ましく有利である。 反応時間は通常1〜300時間の範囲で行なわれる。
【0030】なお、特開平1−190713号公報には
、フェノール樹脂またはビスフェノールを製造する際、
フェノール類とアルデヒド類とを80℃以下で反応させ
ることが記載されているが、本発明方法ではこのような
低温では反応速度が遅くなり好ましくない。
【0031】本発明で用いるイオン交換樹脂の触媒量は
特に制限はないが、一般に使用するヒドロキシ化合物に
対し、0.1〜100重量%の範囲であり、好ましくは
1〜70重量%、さらに好ましくは3〜50重量%であ
る。
【0032】上記の酸性イオン交換触媒を用いた場合、
下記式(1)で示される分子量の低いヒドロキシカルボ
ン酸またはそのエステルを選択的、効率的に合成しうる
。さらに触媒の除去においては濾過操作で可能であり、
また回収した触媒は再使用しうる等経済面においても有
利に合成しうる。
【0033】
【化13】 [ただし、Ar1 ,Ar2 ,R0 は上記のとおり
であり、m,nは1〜3の整数である。]芳香族ヒドロ
キシ化合物とアルデヒド化合物との脱水縮合反応におい
て従来から用いられる酸性触媒を用いた場合は、分子量
の低いヒドロキシカルボン酸またはそのエステルを合成
しようとすると芳香族ヒドロキシ化合物を溶媒として大
過剰に用いる必要があったが、本発明の酸性イオン交換
樹脂を触媒として用いた場合、従来に比べ少ない芳香族
ヒドロキシ化合物の使用量で、分子量の低いヒドロキシ
カルボン酸またはそのエステルを選択的、効率的に合成
しうる。
【0034】反応には前述したヒドロキシ化合物以外に
も反応溶媒を用いることができる。かかる反応溶媒とし
ては、例えばトルエン,クロルベンゼン,ジクロルベン
ゼン,ニトロベンゼン,ジフェニルエーテルなどの芳香
族炭化水素;エチレングリコール,ジエチレングリコー
ルなどのジメチルエーテルの如きエーテルを好適なもの
として挙げることができる。
【0035】かくして、上記方法によれば、アルデヒド
化合物として上記式(8)においてR0 が水素原子で
あるアルデヒド化合物を用いた場合には、上記式(1)
においてR0 が水素原子であるヒドロキシカルボン酸
またはそのエステルが得られる。
【0036】また、アルデヒド化合物として上記式(8
)においてR0 が炭素数1〜10のアルキル基である
アルデヒド化合物を用いた場合には、上記式(1)にお
いてR0 が相当するアルキル基であるヒドロキシカル
ボン酸エステルあるいはエステル基の一部が反応過程に
おいて加水分解を受けカルボキシル基に変換されたヒド
ロキシカルボン酸エステルを得ることができる。
【0037】かかるエステルは、本発明方法によれば、
次いで、必要により加水分解反応に付され、エステル基
がカルボキシル基に変換されたヒドロキシカルボン酸と
して取得することもできる。加水分解は、それ自体公知
の方法に従って必要に応じて酸またはアルカリの存在下
に実施される。
【0038】このような方法により、上記式(1)で表
わされる芳香族ヒドロキシカルボン酸誘導体またはその
アルキルエステルが選択的に製造される。しかしながら
、得られる製品中に上記式(6)におけるqが1または
それ以上の化合物も若干量(例えば10重量%以下)混
在することもあるが、この場合も本発明方法に包含され
ることは言うまでもない。
【0039】上述した本発明の方法で製造される化合物
の具体例を示せば、以下に示すとおりである。
【0040】
【化14】
【0041】
【化15】 上記の化合物は上記式(1)の化合物において、R0 
が水素原子であるときヒドロキシカルボン酸であり、R
0 がアルキル基であるときヒドロキシカルボン酸エス
テルである。
【0042】本発明方法においては、これらとエピハロ
ヒドリンおよびβ−メチルエピハロヒドリンから選ばれ
るハロヒドリンとを、(i)塩基性化合物の存在下に一
段で反応せしめるか、または(ii)第4級アンモニウ
ム塩の存在下に先ず反応せしめ次いで塩基性化合物の存
在下に反応せしめる、方法によってエポキシ化合物が製
造される。
【0043】上記式(1)の化合物と反応させるハロヒ
ドリンとしては、エピハロヒドリンおよびβ−メチルエ
ピハロヒドリンのいずれを使用することもできる。
【0044】好ましいハロヒドリンとしては、例えばエ
ピクロロヒドリン,エピブロモヒドリン,β−メチルエ
ピクロロヒドリン,β−メチルエピブロモヒドリンを挙
げることができる。これらのうち、エピクロロヒドリン
およびβ−メチルエピクロロヒドリンが特に好ましい。 これらのハロヒドリンは単独であるいは2種以上併用す
ることもできる。
【0045】ハロヒドリンは上記式(1)の化合物が有
するヒドロキシル基とカルボキシル基の総和1当量に対
し、通常少なくとも2モル、好ましくは少なくとも3モ
ル、特に好ましくは少なくとも5モル使用される。
【0046】上記式(1)のヒドロキシカルボン酸また
はそのエステルとハロヒドリンの反応は、上述の如く、
(i)塩基性化合物の存在下に一段で実施する一段法か
、あるいは、(ii)第4級アンモニウム塩の存在下に
先ず実施し、次いで塩基性化合物の存在下に実施する二
段法のいずれかにより行われる。
【0047】上記(i)の方法では、塩基性化合物とし
て、例えばナトリウム,カリウムの如きアルカリ金属、
その水酸化物,その炭酸塩,重炭酸塩が好ましく、就中
水酸化ナトリウムが特に好ましく用いられる。
【0048】かかる塩基性化合物は、上記式(1)の化
合物が有するヒドロキシル基とカルボキシル基との総和
1当量に対し、通常少なくとも0.8当量、好ましくは
0.9〜3.5当量、特に好ましくは1〜3当量の割合
で使用される。
【0049】反応は通常30〜150℃の範囲の温度、
好ましくは50〜130℃の範囲の温度、特に好ましく
は60〜120℃の範囲の温度で実施される。反応時間
は通常1〜20時間である。
【0050】また、上記(ii)の方法では、先ず第4
級アンモニウム塩の存在下で反応が実施される。ここで
用いる第4級アンモニウム塩としては、例えばテトラメ
チルアンモニウムクロリド,テトラエチルアンモニウム
クロリド,ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド,
ベンジルトリメチルアンモニウムアセテートなどのテト
ラアルキル型またはベンジルトリアルキル型のものが好
ましい。第4級アンモニウム塩の使用量は上記式(1)
の化合物が有するヒドロキシル基とカルボキシル基の総
和1当量に対し0.001〜0.1モルの範囲が好まし
い。この際の反応温度および反応時間としては上記(i
)の場合と同様の条件が採用できる。
【0051】この第一段の反応を実施したのち、次いで
反応系中に塩基性化合物を添加して二段目の反応を実施
する。この塩基性化合物としては上記したものと同様の
ものが使用される。この塩基性化合物の使用量は、前述
の第一段反応と同様である。二段目の反応の反応温度お
よび反応時間としても、上記と同様の条件が採用される
【0052】上記(i)および(ii)で得られた反応
混合物は、通常反応混合物より未反応のエピハロヒドリ
ンまたはβ−メチルエピハロヒドリンを蒸留除去した後
、必要に応じてトルエン,ベンゼンなどの水と相溶し難
い溶媒に溶かし、水溶性無機物を水により抽出,濾別な
どの方法で除去する後処理に付される。
【0053】かくして、本発明方法によれば、上記式(
2)で表わされる新規なエポキシ化合物を製造すること
ができる。
【0054】上記の如くして得られたエポキシ化合物は
、必要に応じ、例えばメチルブチルケトン,ベンゼン,
トルエンの如き有機溶媒に溶解し、さらに塩基性化合物
の存在下、例えば60〜100℃の範囲の温度で1〜2
0時間加熱処理に付すことにより、不純物としてのハロ
ゲン含量の一層少ない製品として取得することができる
【0055】この場合の塩基性化合物の使用量は、使用
した上記式(1)の化合物が有するヒドロキシル基とカ
ルボキシル基との総和1当量に対し、好ましくは0.6
当量以下、特に好ましくは0.2〜0.5当量である。
【0056】上記のとおり、本発明方法によれば、p−
ホルミル安息香酸またはそのエステルと上記の芳香族ヒ
ドロキシ化合物から上記式(1)で表わされるヒドロキ
シカルボン酸またはそのエステルを選択的に製造し、さ
らにこれらをハロヒドリンと反応させて、上記式(2)
で表わされるエポキシ化合物を製造することができる。
【0057】しかして、本発明者らは、かかる本発明方
法についてさらに研究をつづけ、工業的に有利な製造方
法の開発に成功した。
【0058】すなわち、かかる方法は、(a)p−ホル
ミル安息香酸のアルキルエステルと、芳香族ヒドロキシ
化合物を、触媒として酸性のイオン交換触媒の存在下、
脱水縮重合せしめた後、(b)得られた反応混合物を、
塩基性化合物の存在下、加水分解反応に付し、(c)得
られた加水分解反応混合物に、エピハロヒドリンおよび
β−メチルエピハロヒドリンから選ばれるハロヒドリン
を添加して、該混合物中の加水分解反応生成物とハロヒ
ドリンとを反応せしめることを特徴とする方法である。
【0059】工程で(a)で用いられるp−ホルミル安
息香酸のエステルは、上記式(8)のうち、R0 が炭
素数1〜10、好ましくは1〜3のアルキル基であるも
のに相当し、特に好ましい化合物はp−ホルミル安息香
酸メチル、p−ホルミル安息香酸エチルである。
【0060】もう一方の出発原料の芳香族ヒドロキシ化
合物は上記式(9)で表わされる化合物が用いられる。
【0061】酸性イオン交換樹脂触媒および脱水縮合反
応の条件としては、ヒドロキシカルボン酸またはそのエ
ステルを製造する上述の方法における、酸性のイオン交
換樹脂および条件と全く同じものを採用しうる。
【0062】次いで工程(b)において、工程(a)で
得られた反応混合物から生成したヒドロキシカルボン酸
エステルを単離することなしに、該反応混合物を塩基性
化合物の存在下、加水分解反応に付す。
【0063】塩基性化合物およびその使用量としては、
前述した本発明のエポキシ化合物を製造する実施態様(
i)において詳述した塩基性化合物およびその使用量と
同じものを採用しうる。
【0064】この加水分解反応は30〜150℃の範囲
の温度で行うのが好ましく、50〜130℃の範囲の温
度で行うのがより好ましく、60〜120℃の範囲の温
度で行うのが特に好ましい。加水分解反応の時間は20
分〜20時間程度である。
【0065】なお、この工程(b)を実施する前に、工
程(a)で得られた反応混合物から未反応のアルデヒド
化合物や芳香族ヒドロキシ化合物を例えば減圧下で留去
するなどして除去すること、および酸性のイオン交換樹
脂を濾過することにより除去することは、操作上および
分子量を上げないためにも有利である。
【0066】さらに、工程(c)では、工程(b)で得
られた加水分解反応混合物から生成したヒドロキシカル
ボン酸を単離することなく、該加水分解反応混合物にハ
ロヒドリンを添加し、加水分解反応生成物とハロヒドリ
ンを反応させる。
【0067】使用しうるハロヒドリンとしては、本発明
のエポキシ化合物を製造する方法において記述したもの
と同じものである。ハロヒドリンの使用量は、加水分解
反応混合物中に存在することが十分に予測されるヒドロ
キシカルボン酸のカルボキシル基とヒドロキシル基の総
和1当量に対し、好ましくは少なくとも2モル、より好
ましくは少なくとも3モル、特に好ましくは少なくとも
5モルである。反応は通常30〜150℃の温度で行な
われる。好ましい温度は40〜130℃であり、特に好
ましい温度は50〜120℃である。
【0068】反応時間は反応温度および攪拌状態に依存
するが、通常1〜48時間である。反応系は水層とハロ
ヒドリン層の不均一系であるため、第4級アンモニウム
塩やクラウンエーテルの如き相関移動触媒の存在下に反
応を実施するのが有利である。
【0069】かくして生成された反応混合物からのエポ
キシ化合物の単離は、すでに述べた方法と同様に行うこ
とができる。
【0070】以上の如き本発明方法により得られるエポ
キシ化合物は、下記式(2)で表わされる新規な化合物
である。
【0071】
【化16】 ここでGは上記式(3)もしくは(4)で表わされる基
であり、Rは上記式(3)もしくは(4)で表わされる
基または炭素数1〜10のアルキル基である。
【0072】ここで、炭素数1〜10のアルキル基は、
直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、その例とし
てはメチル基、エチル基等を挙げることができる。Rと
しては、上記式(3)で表わされる基またはメチル基が
好ましい。また、複数のRおよびGのそれぞれは同一で
あっても異なっていてもよい。mおよびnは、同一もし
くは異なり、1〜3の数である。mおよびnの各々が2
以上の数であるとき、それぞれについての複数のGは同
一であっても異なっていてもよい。
【0073】上記式で表わされるエポキシ化合物の代表
例を示せば以下のとおりである。
【0074】
【化17】
【0075】
【化18】 本発明方法により得られるエポキシ化合物は、融点が4
0℃以下であり、取扱性にも優れている。このエポキシ
化合物は、エポキシ当量、分子量の測定、赤外線分析(
IR)および核磁気共鳴分析(NMR)によって同定す
ることができる。
【0076】このエポキシ化合物は、従来公知のエポキ
シ系硬化剤によって硬化せしめることができ、耐熱性の
良好な硬化エポキシ樹脂とすることができる。
【0077】さらに本発明方法により得られるヒドロキ
シカルボン酸またはそのエステルは上記エポキシ化合物
の原料として使用しうる他に、エポキシ硬化剤としても
有用である。これを硬化剤としたエポキシ樹脂では、フ
ェノールノボラック等を用いた場合と比較し、硬化速度
がはやく、耐熱性に優れた物とすることができる。
【0078】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、上述の耐熱性
エポキシ化合物およびヒドロキシカルボン酸誘導体を効
率的かつ経済的に製造することができ、さらに多量体を
ほとんど含まず分子量の低い取扱性に優れたエポキシ化
合物およびヒドロキシカルボン酸もしくはそのアルキル
エステルを選択的かつ効率的に製造することができる。
【0079】そして、本発明方法により得られるエポキ
シ化合物は、公知の硬化剤、硬化促進剤等と併用するこ
とにより耐熱性、耐薬品性および機械的特性に優れた硬
化樹脂とすることができる。また、ガラス繊維、炭素繊
維、アラミド繊維等の強化用繊維構造物中において上記
エポキシ化合物の硬化を行なわせることにより、良好な
複合材料を得ることもできる。
【0080】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳述するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。なお、
実施例中単に「部」とあるは、特にことわらない限り重
量部を表わす。
【0081】
【実施例1】(1)フェノール126.3部、「レバチ
ット2611」(三井東圧ファイン(株)社製イオン交
換樹脂、マクロポーラス型、官能基−SO3H)25.
3部を仕込み、N2 雰囲気下、徐々に昇温しながら8
0℃に達したところでトルエン36.8部に溶解したp
−ホルミル安息香酸メチル36.8部を4時間かけて滴
下し、さらに徐々に昇温し5時間30分反応させ最終的
に反応温度を116℃とした。この時反応系中に存在す
る水は反応系外に留出させた。ここで得られた反応物を
反応器より取り出し濾過によりイオン交換樹脂を除去し
た。引続き、10%水酸化ナトリウム水溶液400部を
添加し、83℃で5時間加熱還流下反応させた。
【0082】得られた加水分解反応混合物を70℃まで
冷却した後、分液ロートに移し、トルエン層と分離した
下層の水層を、20%塩酸水溶液600部中に滴下反応
させ沈殿物を得る。この反応物を300部のメチルイソ
ブチルケトンに溶かし、水100部で5〜6回洗浄した
後、170℃2mmHgで減圧留去してヒドロキシカル
ボン酸56.8部を得た。
【0083】得られたヒドロキシカルボン酸の融点は1
13〜121℃であり、ジオキサンを用いた凝固点降下
法で求めた分子量は322であって、得られたヒドロキ
シカルボン酸が下記の化学構造を有しており、本発明に
よる製造法により、nがほぼ0の分子量の低いヒドロキ
シカルボン酸を選択的に製造することができた。
【0084】
【化19】 (2)次いで、このヒドロキシカルボン酸55部をエピ
クロロヒドリン800部に加え、これにテトラメチルベ
ンジルアンモニウムクロライド2.5部を添加し、N2
 雰囲気中60℃に加熱して5時間反応させた。室温ま
で冷却後、50%水酸化ナトリウム水溶液46.8部を
N2 雰囲気中、65℃、圧力160mmHgに保ちな
がら3時間かけて滴下し、さらに3時間反応を継続した
。反応終了後、反応により析出した塩化ナトリウムを濾
過により除去し、濾液中のエピクロロヒドリンを減圧下
留去し回収した。残留物にトルエン400部を加え、こ
れに水200部、次いで希リン酸水溶液を少量さらに水
100部で5回洗浄し、過剰の水酸化ナトリウムを除去
した。トルエン層からトルエンを減圧留去したところ、
エポキシ当量180g/eq、融点40℃以下のエポキ
シ化合物67部を得た。ジオキサンを用いた凝固点降下
法で求めた分子量は490であり、下記の化学構造を有
するエポキシ化合物を製造することができた。
【0085】
【化20】
【0086】
【実施例2】(1)触媒として「レバチットK2611
」を6.3部を用いる以外は実施例1と同条件にて反応
を行ない、ヒドロキシカルボン酸52.2部を得た。
【0087】得られたヒドロキシカルボン酸の融点は1
08〜117℃であり、ジオキサンを用いた凝固点降下
法で求めた分子量は325であって、実施例1の(1)
同様のヒドロキシカルボン酸を製造することができた。
【0088】(2)次いでこのヒドロキシカルボン酸5
0部を用いて、実施例1の(2)と同様の操作を行ない
、エポキシ当量178g/eq、融点40℃以下、分子
量495のエポキシ化合物を得ることができた。
【0089】
【実施例3】(1)触媒として「レバチット1411」
(三井東圧ファイン(株)社製イオン交換樹脂、ゲル型
、官能基−SO3 H)25.3部を用いる以外は実施
例1と同条件にて反応を行ない、ヒドロキシカルボン酸
58.0gを得た。
【0090】得られたヒドロキシカルボン酸の融点は1
13〜122℃であり、ジオキサンを用いた凝固点降下
法で求めた分子量は320であって、実施例1および2
と同様のヒドロキシカルボン酸を製造することができた
【0091】(2)次いで、このヒドロキシカルボン酸
50部を用いて、実施例1の(2)と同様の操作を行な
い、エポキシ当量178g/eq、融点40℃以下、分
子量492のエポキシ化合物を得ることができた。
【0092】
【実施例4】(1)クレゾール142.0部、「レバチ
ット2611」25.3部を仕込み、N2 雰囲気下徐
々に昇温しながら80℃に達したところでトルエン36
.8部に溶解したp−ホルミル安息香酸メチル36.8
部を4時間で滴下し、さらに昇温し5時間30分反応さ
せ、最終的に反応温度を120℃とした。この時反応系
中に存在する水は系外に留出させた。ここで得られた反
応物を反応器より取り出し、濾過によりイオン交換樹脂
を除去した後、10%水酸化ナトリウム水溶液400部
を添加し、85℃で5時間加熱還流下反応させた。
【0093】得られた加水分解反応混合物を70℃まで
冷却後、分液ロートに移してトルエン層と分離した下層
の水層を、20%塩酸水溶液600部中に滴下反応させ
沈殿物を得た。この反応物を300部のメチルイソブチ
ルケトンに溶解し、水100部で5〜6回洗浄した後、
170℃で2mmHgで減圧留去して下記の化学構造を
有するヒドロキシカルボン酸55.0部を得た。
【0094】得られたヒドロキシカルボン酸の融点は1
30〜140℃であり、ジオキサンを用いた凝固点降下
法で求めた分子量は355であった。
【0095】
【化21】 (2)次いで、このヒドロキシカルボン酸50部をエピ
クロロヒドリン800部に加え、N2 雰囲気中70℃
、圧力160mmHgに保ちつつ50%水酸化ナトリウ
ム水溶液46.8部を2時間かけて滴下し、さらに5時
間反応を継続した。反応後の処理および操作は実施例1
の(2)と同じであり、この結果エポキシ当量18.4
g/eq、融点50℃以下、分子量526の下記の化学
構造を有するエポキシ化合物を得ることができた。
【0096】
【化22】
【0097】
【実施例5】フェノール126.3部「レバチットK2
611」25.3部仕込み、N2 雰囲気下、徐々に昇
温しながら80℃に達したところでトルエン36.8部
に溶解したp−ホルミル安息香酸メチル36.8部を4
時間かけて滴下し、さらに徐々に昇温し6時間反応させ
最終的に反応温度を118℃とした。この時反応系中に
存在する水は反応系外に留出させた。ここで得られた反
応物を反応機より取り出し、イオン交換樹脂を濾過によ
り除去した後、減圧下トルエンおよび未反応のフェノー
ルを留去した。この反応混合物に10%水酸化ナトリウ
ム水溶液600部を加え5時間加熱還流下反応させた。
【0098】得られた加水分解反応混合物を170℃ま
で冷却した後、エピクロロヒドリン800部を加え5時
間攪拌下窒素気流中で反応させた。分液ロートでエピク
ロロヒドリン層を分離した後、100部の水、次いで希
リン酸水溶液100部さらに100部の水で5回洗浄し
、過剰の水酸化ナトリウムおよび析出した塩化ナトリウ
ムを除去した。次いでエピハロヒドリンを減圧下留去し
、170℃減圧下にて一部副生したフェニルグリシジル
エーテルを留去し、エポキシ当量183g/eq、融点
40℃以下のエポキシ化合物60部を得た。ジオキサン
を用いた凝固点降下法で求めた分子量は494であった
【化23】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】p−ホルミル安息香酸またはそのアルキル
    エステルと全炭素数20以下の芳香族ヒドロキシ化合物
    とを、酸性のイオン交換樹脂の存在下に、脱水縮合反応
    せしめ、次いで必要により加水分解することにより、下
    記式(1)で表わされる芳香族ヒドロキシカルボン酸ま
    たはそのエステルを製造することを特徴とする方法。 【化1】 [上記式(1)において、Ar1 およびAr2 は、
    互いに同一または相異なる全炭素数20以下の芳香族基
    であって、これらはハロゲン原子または炭素数1〜5の
    アルキル基で置換されていてもよい。R0 は水素原子
    または炭素数1〜10の直鎖状または分岐鎖状アルキル
    基である。mおよびnは1〜3の整数である。]【請求
    項2】上記芳香族ヒドロキシカルボン酸またはそのエス
    テルとエピハロヒドリンおよびβ−メチルハロヒドリン
    から選ばれるハロヒドリンとを、(a)塩基性化合物の
    存在下に1段で反応せしめるか、または(b)先ず第4
    級アンモニウム塩の存在下に反応せしめ、次いで塩基性
    化合物の存在下に反応せしめる、ことにより、下記式(
    2)で表わされるエポキシ化合物を製造することを特徴
    とする方法。 【化2】 [上記式(2)において、Ar1 およびAr2 は上
    記式(1)に同じであり、Gは下記式(3)または下記
    式(4)で表わされる基であり、Rは上記Gまたは炭素
    数1〜10の直鎖状または分岐鎖状アルキル基である。 mおよびnは1〜3の整数である。] 【化3】 【化4】 【請求項3】p−ホルミル安息香酸のアルキルエステル
    と全炭素数20以下の芳香族ヒドロキシ化合物とを、酸
    性のイオン交換触媒の存在下に脱水縮合反応せしめ、得
    られた反応混合物を、塩基性化合物の存在下、加水分解
    反応に付し、得られた加水分解反応混合物に、エピハロ
    ヒドリンおよびβ−メチルハロヒドリンから選ばれるハ
    ロヒドリンを添加して、該混合物中の加水分解生成物と
    ハロヒドリンとを反応せしめることにより、下記式(5
    )で表わされるエポキシ化合物を製造することを特徴と
    する方法。 【化5】 [上記式(5)において、Ar1 ,Ar2 およびG
    は上記式(2)に同じである。mおよびnは1〜3の整
    数である。]
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