JPH0423462Y2 - - Google Patents
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- JPH0423462Y2 JPH0423462Y2 JP13968988U JP13968988U JPH0423462Y2 JP H0423462 Y2 JPH0423462 Y2 JP H0423462Y2 JP 13968988 U JP13968988 U JP 13968988U JP 13968988 U JP13968988 U JP 13968988U JP H0423462 Y2 JPH0423462 Y2 JP H0423462Y2
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- Japan
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- heat
- container
- ceramic
- rice
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- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、鍋、釜等の煮炊容器に関し、特に炊
飯用に最適な煮炊容器に関する。
飯用に最適な煮炊容器に関する。
<従来の技術>
例えば、大量の御飯を連続式炊飯装置により炊
飯する場合、炊飯釜としてステンレス製、アルミ
ニウム製、或いはスチール製の比較的薄手の容器
が使用される。
飯する場合、炊飯釜としてステンレス製、アルミ
ニウム製、或いはスチール製の比較的薄手の容器
が使用される。
一般に、炊飯を行う場合の火加減は、弱火から
開始して強火とし、沸騰したら弱火に変えて蒸ら
すようにして炊き上げることが良いとされてい
る。この点は、連続式炊飯装置においても同様で
あるが、連続炊飯装置では、釜の重量が制限され
るため、比較的薄手の炊飯釜が使用され、また、
強火から弱火に移行する際のタイミングを適正に
とることが難しいため、釜底の御飯が焦付きやす
い課題があつた。
開始して強火とし、沸騰したら弱火に変えて蒸ら
すようにして炊き上げることが良いとされてい
る。この点は、連続式炊飯装置においても同様で
あるが、連続炊飯装置では、釜の重量が制限され
るため、比較的薄手の炊飯釜が使用され、また、
強火から弱火に移行する際のタイミングを適正に
とることが難しいため、釜底の御飯が焦付きやす
い課題があつた。
<考案が解決しようとする課題>
そこで、直火の影響を直接受けにくくするため
に、炊飯釜を鋳造製の厚手の釜とすることが検討
されたが、釜の重量が大きく増大し、装置におけ
る釜の搬送手段に負荷がかりすぎ、搬送機構やそ
の駆動機構を大型化せざるをえない等の課題があ
つた。
に、炊飯釜を鋳造製の厚手の釜とすることが検討
されたが、釜の重量が大きく増大し、装置におけ
る釜の搬送手段に負荷がかりすぎ、搬送機構やそ
の駆動機構を大型化せざるをえない等の課題があ
つた。
<課題を解決するための手段>
本考案は、上記の課題を解決するためになされ
たもので、良好な蓄熱作用を有し、直火の影響を
直接受けにくくして、焦付きのない煮炊を行うこ
とができ、重量も比較的軽く作ることができる煮
炊容器を提供することを目的とする。
たもので、良好な蓄熱作用を有し、直火の影響を
直接受けにくくして、焦付きのない煮炊を行うこ
とができ、重量も比較的軽く作ることができる煮
炊容器を提供することを目的とする。
このために、本考案の煮炊容器は、容器本体の
底部を二重底とし、その二重底内に多数のセラミ
ツク片を敷詰め、その隙間に熱伝導性の良い耐熱
性のセメントを充填して構成される。また、他の
煮炊容器は、容器本体を二重底とし、その二重底
内に常温硬化性のキヤスタブルセラミツクを充填
して構成したものである。
底部を二重底とし、その二重底内に多数のセラミ
ツク片を敷詰め、その隙間に熱伝導性の良い耐熱
性のセメントを充填して構成される。また、他の
煮炊容器は、容器本体を二重底とし、その二重底
内に常温硬化性のキヤスタブルセラミツクを充填
して構成したものである。
<作用>
このように構成された煮炊容器は、火にかけら
れた際、底部に入れたセラミツクにより良好な蓄
熱作用を行い、内部の被煮炊物は徐々に加熱さ
れ、また、一旦加熱された後は、良好な保温性を
保持する。このため、この煮炊容器で御飯を炊く
場合、最初から強火で加熱しても、内部は徐々に
温度が上昇し、沸騰した状態で、火を止めても、
内部の温度は、暫くの間蒸らしに必要な温度に保
持されるため、炊飯途中に火の状態を弱火から強
火に或は強火から弱火に調節する必要がなく、連
続式炊飯装置においても、簡単な操作で焦付きな
い良好な炊飯を行うことができる。また、底部の
み二重底としているため、鋳造製の厚手の釜など
に比べ軽量化することができる。
れた際、底部に入れたセラミツクにより良好な蓄
熱作用を行い、内部の被煮炊物は徐々に加熱さ
れ、また、一旦加熱された後は、良好な保温性を
保持する。このため、この煮炊容器で御飯を炊く
場合、最初から強火で加熱しても、内部は徐々に
温度が上昇し、沸騰した状態で、火を止めても、
内部の温度は、暫くの間蒸らしに必要な温度に保
持されるため、炊飯途中に火の状態を弱火から強
火に或は強火から弱火に調節する必要がなく、連
続式炊飯装置においても、簡単な操作で焦付きな
い良好な炊飯を行うことができる。また、底部の
み二重底としているため、鋳造製の厚手の釜など
に比べ軽量化することができる。
<実施例>
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は煮炊容器の縦断面を、第2図はその底
部の水平断面を示し、この煮炊容器は、容器本体
1の底部に第二底部2が下から被せるように取着
され、二重底を形成している。
部の水平断面を示し、この煮炊容器は、容器本体
1の底部に第二底部2が下から被せるように取着
され、二重底を形成している。
容器本体1は、例えば、厚さ0.5mm〜1mmの18
−8ステンレス鋼を深絞りして成形され、第二底
部2は、容器本体1の底部の外径と略同じ内径持
つた浅い容器状に、同様なステンレス鋼により成
形されている。
−8ステンレス鋼を深絞りして成形され、第二底
部2は、容器本体1の底部の外径と略同じ内径持
つた浅い容器状に、同様なステンレス鋼により成
形されている。
容器本体1の底部に第二底部2を取着すること
により内部に形成された二重底内には、多数のセ
ラミツク片3がモザイク状に敷き詰められ、それ
らの隙間に熱伝導性の良い耐熱性のセメントが充
填される。セラミツク片3としては、一般的な磁
器、または陶器の小片が素焼の状態で使用され、
例えば、モザイクタイル状の小片とすることによ
り、大きさの異なる容器の第二底部においても、
セラミツクを隙間なく敷き詰めることができる 二重底内へのセラミツク片3の封入は次のよう
に行う。
により内部に形成された二重底内には、多数のセ
ラミツク片3がモザイク状に敷き詰められ、それ
らの隙間に熱伝導性の良い耐熱性のセメントが充
填される。セラミツク片3としては、一般的な磁
器、または陶器の小片が素焼の状態で使用され、
例えば、モザイクタイル状の小片とすることによ
り、大きさの異なる容器の第二底部においても、
セラミツクを隙間なく敷き詰めることができる 二重底内へのセラミツク片3の封入は次のよう
に行う。
即ち、先ず第二底部2内に多数のセラミツク片
3を敷き詰め、そこに、セメントを隙間を埋める
ように流しこむ。そして、その上に容器本体1の
底部を被せるように嵌込み、適当な圧力で押圧し
た状態で、容器本体1と第二底部2の接触部を溶
接する。溶接には、ガス溶接や各種の電気溶接が
使用できるが、接触部を効率良く溶接するために
は、抵抗溶接、或は高周波誘導溶接が良好であ
る。また、耐熱性の接着剤により容器本体1と第
二底部2の接触部を接着してもよい。
3を敷き詰め、そこに、セメントを隙間を埋める
ように流しこむ。そして、その上に容器本体1の
底部を被せるように嵌込み、適当な圧力で押圧し
た状態で、容器本体1と第二底部2の接触部を溶
接する。溶接には、ガス溶接や各種の電気溶接が
使用できるが、接触部を効率良く溶接するために
は、抵抗溶接、或は高周波誘導溶接が良好であ
る。また、耐熱性の接着剤により容器本体1と第
二底部2の接触部を接着してもよい。
このように構成された煮炊容器は、底部のみが
二重構造であるため、鋳造製の厚手の釜などに比
べ軽量にすることができる。また、二重底内に蓄
熱作用の高いセラミツク片3が封入されているた
め、この煮炊容器で炊飯を行つた場合、最初から
強火で加熱しても、内部の温度は徐々に上昇し、
沸騰状態となるため、火加減を弱火から強火に切
り替えた場合と同様となる。また、沸騰した状態
で火を止めても、容器底部の蓄熱効果により、内
部の温度が暫く高く維持されるため、火加減を適
当な時期に強火から弱火に切り替えた場合と同様
となり、火加減の調整を行わなくても、沸騰時に
火を止めるようにするだけで、炊飯における蒸ら
しが良好に行われ、焦付きのない美味しい御飯を
炊きあげることができる。
二重構造であるため、鋳造製の厚手の釜などに比
べ軽量にすることができる。また、二重底内に蓄
熱作用の高いセラミツク片3が封入されているた
め、この煮炊容器で炊飯を行つた場合、最初から
強火で加熱しても、内部の温度は徐々に上昇し、
沸騰状態となるため、火加減を弱火から強火に切
り替えた場合と同様となる。また、沸騰した状態
で火を止めても、容器底部の蓄熱効果により、内
部の温度が暫く高く維持されるため、火加減を適
当な時期に強火から弱火に切り替えた場合と同様
となり、火加減の調整を行わなくても、沸騰時に
火を止めるようにするだけで、炊飯における蒸ら
しが良好に行われ、焦付きのない美味しい御飯を
炊きあげることができる。
第3図は他の実施例を示すもので、ここでは、
セラミツク片に代えて第二底部2内に常温硬化性
のキヤスタブルセラミツク4が充填される。キヤ
スタブルセラミツク4としては、50%程度のガラ
ス質(シリカ、アルミナ等の酸性酸化物)にセメ
ント質を50%程度加えた耐熱性のある一般的なも
のが使用できる。
セラミツク片に代えて第二底部2内に常温硬化性
のキヤスタブルセラミツク4が充填される。キヤ
スタブルセラミツク4としては、50%程度のガラ
ス質(シリカ、アルミナ等の酸性酸化物)にセメ
ント質を50%程度加えた耐熱性のある一般的なも
のが使用できる。
製造する場合、第二底部2内にキヤスタブルセ
ラミツク4を入れ、その上に容器本体1の底部を
嵌込み、適当な圧力を加えた状態で第二底部2と
容器本体1の接触部を上記と同様に溶接すればよ
い。なお、セラミツク中に含まれる水分やガスを
放出するために、予め、第二底部2内のセラミツ
クを300℃程度の温度で焼成しておいてもよい。
ラミツク4を入れ、その上に容器本体1の底部を
嵌込み、適当な圧力を加えた状態で第二底部2と
容器本体1の接触部を上記と同様に溶接すればよ
い。なお、セラミツク中に含まれる水分やガスを
放出するために、予め、第二底部2内のセラミツ
クを300℃程度の温度で焼成しておいてもよい。
このような二重底内に充填されたキヤスタブル
セラミツク4も、良好な蓄熱作用を有し、上記と
同様に、加熱時には徐々に内部が昇温し、火を止
めても、容器内部の温度を暫くは高く維持するこ
とができるため、炊飯に使用した場合、蒸らしが
良好に行われ、焦付きのない美味しい御飯を炊き
あげることができる。
セラミツク4も、良好な蓄熱作用を有し、上記と
同様に、加熱時には徐々に内部が昇温し、火を止
めても、容器内部の温度を暫くは高く維持するこ
とができるため、炊飯に使用した場合、蒸らしが
良好に行われ、焦付きのない美味しい御飯を炊き
あげることができる。
<考案の効果>
以上説明したように、本考案の煮炊容器によれ
ば、容器本体の底部を二重底とし、その二重底内
に多数のセラミツク片を敷詰め、その隙間に熱伝
導性の良い耐熱性のセメントを充填して構成し、
或は、その二重底内に常温硬化性のキヤスタブル
セラミツクを充填して構成したから、火にかけら
れた際、底部に入れたセラミツクにより良好な蓄
熱作用を行い、内部の被煮炊物は徐々に加熱さ
れ、また、一旦加熱された後は、良好な保温性を
保持する。ことため、この煮炊容器で例えば御飯
を炊く場合、最初から強火で加熱しても、内部は
徐々に温度が上昇し、沸騰した状態で、火を止め
ても、内部の温度は、暫くの間蒸らしに必要な温
度に保持されるため、炊飯途中に火の状態を弱火
から強火に或は強火から弱火に調節する必要がな
い。従つて、連続式炊飯装置においても、簡単な
操作で焦付きない良好な炊飯を行つたり粥を炊く
ことができ、また、底部のみ二重底としているた
め、鋳造製の厚手の釜などに比べ軽量化すること
ができる。
ば、容器本体の底部を二重底とし、その二重底内
に多数のセラミツク片を敷詰め、その隙間に熱伝
導性の良い耐熱性のセメントを充填して構成し、
或は、その二重底内に常温硬化性のキヤスタブル
セラミツクを充填して構成したから、火にかけら
れた際、底部に入れたセラミツクにより良好な蓄
熱作用を行い、内部の被煮炊物は徐々に加熱さ
れ、また、一旦加熱された後は、良好な保温性を
保持する。ことため、この煮炊容器で例えば御飯
を炊く場合、最初から強火で加熱しても、内部は
徐々に温度が上昇し、沸騰した状態で、火を止め
ても、内部の温度は、暫くの間蒸らしに必要な温
度に保持されるため、炊飯途中に火の状態を弱火
から強火に或は強火から弱火に調節する必要がな
い。従つて、連続式炊飯装置においても、簡単な
操作で焦付きない良好な炊飯を行つたり粥を炊く
ことができ、また、底部のみ二重底としているた
め、鋳造製の厚手の釜などに比べ軽量化すること
ができる。
また、二重底内に多数のセラミツク片やキヤス
タブルセラミツクを充填するため、各種の大きさ
の煮炊容器を比較的簡単に効率良く製造すること
ができる。
タブルセラミツクを充填するため、各種の大きさ
の煮炊容器を比較的簡単に効率良く製造すること
ができる。
図は本考案の実施例を示し、第1図は煮炊容器
の縦断面図、第2図は第1図の−断面図、第
3図は他の実施例の断面図である。 1……容器本体、2……第二底部、3……セラ
ミツク片、4……キヤスタブルセラミツク。
の縦断面図、第2図は第1図の−断面図、第
3図は他の実施例の断面図である。 1……容器本体、2……第二底部、3……セラ
ミツク片、4……キヤスタブルセラミツク。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器本体の底部を二重底とし、該二重底内に
多数のセラミツク片を敷詰め、その二重底内の
隙間に熱伝導性の良い耐熱性のセメントが充填
されていることを特徴とする煮炊容器。 2 容器本体を二重底とし、該二重底内に常温硬
化性のキヤスタブルセラミツクが充填されてい
ることを特徴とする煮炊容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13968988U JPH0423462Y2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13968988U JPH0423462Y2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0259724U JPH0259724U (ja) | 1990-05-01 |
JPH0423462Y2 true JPH0423462Y2 (ja) | 1992-06-01 |
Family
ID=31403181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13968988U Expired JPH0423462Y2 (ja) | 1988-10-26 | 1988-10-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0423462Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997028726A1 (fr) * | 1996-02-09 | 1997-08-14 | Nippon Sanso Corporation | Casserole accumulant la chaleur et recipient de cuisson a isolation thermique |
-
1988
- 1988-10-26 JP JP13968988U patent/JPH0423462Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0259724U (ja) | 1990-05-01 |
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