JPS5844368B2 - 料理器具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気料理器具に係わるものである。

過去２０年間、フライ、ベークなどの機能をはたす電気
料理器具の市場にはかなりの成長があった。

これらの器具は一般に、金属の容器と良好な熱伝導関係
に装架された温度調節付加熱要素のあるものを持ってい
ることを特徴としている。

適当な温度調節制御装置は、料理容器内を望ましい温度
にするため電気加熱要素を周期変化するように設けられ
ている。

ごく最近になって、比較的庇い温度で、かなりの時間を
かけて食品を料理する能力を持つ電気料理器の必要の認
識が持たれるようになった。

この料理様式は、時にはとろ火法又は緩速料理法と呼ば
へそして料理容器即ち受器を沸点以上の温度に維持し、
それで料理される食品からほぼすべての水分を逃がすこ
となしに、食品を８乃至１０時間かけて料理することが
出来ることを意味している。

電気加熱要素を周期的に開閉することによって温度制御
を行なう多くの先行技術の器具は、この緩速料理機能を
威しとげるのに困難がある。

周期的な開閉は、料理容器内の温度をしばしば１４〜２
８℃（２５〜５０下）の範囲で変動させる。

このため、食品を間欠的に沸騰範囲に循環させないで沸
点以下の望ましい温度に維持することは不可能である。

この問題に打ち勝つため、陶器容器のまわりに直接２個
の加熱要素を巻かれた陶器容器を利用した緩速料理器具
が市販されている。

温度制御は、スイッチを、低電力低温度を得るために回
路内の１要素に入れたり、又は高電力高温度を得るため
回路内で並列に両要素に入れたりして行なわれる。

加熱要素を分配配置したこと及びそれが比較的低電力の
要素であることのため、緩速料理法に比較的有効な温度
制御を得ることが可能である。

温度制御は２個の設定しか利用出来ないため限定される
。

このような器具は機能が限定さへそして機能の限定を考
えると比較的高価である。

アメリカ特許第６４３８９８号は、料理容器上の加熱要
素の配置を考える限り、今日の緩速料理器具のいくつか
に例を見る試みに非常に似た加熱要素の分配された陶器
の容器を記載している。

緩速料理器具に関して興味ある他の技術の中に、電気レ
ンジ又はストーブのあるものを利用した、深筒型料理器
具が含まれている。

アメリカ特許第２２１７８０４号はストーブ上の深部内
に受けられて挿入された容器を持つ、ストーブと連絡す
る深筒型の料理容器を記載している。

容器用の加熱要素は筒の底に置かれる。

同様な型の深筒型料理器具はアメリカ特許第２７３５３
５６号にも記載されていて、ここで第５図には取外しの
出来る内側容器が受けられている深部が示されている。

取外し出来る容器を持つ料理器具及び深筒型フライ器具
の記載は、アメリカ特許第２７４９４２６号及び第３５
０８４８５号にもある。

上述の装置はどれも、この型の器具が普通便われるよう
な通常の料理及び深筒型フライと同じように満足な緩速
料理は得られない。

アメリカ特許第２１６４８１５号は考えて見ると緩速料
理を満足に行うのに適しているが、緩速料理を行なう最
も満足な実施例は、深筒型フライやその他普通の料理作
業には適していない。

他のあまり関心のない先行技術には、アメリカ特許第３
６４４７０９号、第２２３６８３７号及び第１０９８８
０６号がある。

それゆえ本発明の目的は、通常の料理法及び深部フライ
機能を行なうようにされていて、且又かなりの時間にわ
たって正しく制御された温度で緩速料理を行なうように
された電気料理器具を得ることである。

本発明は次に添付図面を参照して述べられる。

図面を参照すると、第１図には多目的電気料理器具が全
体として符号１１で示されている。

器具１１は電気料理器１２と、電気料理器１２内に挿入
又は受は入れられた陶器容器１３とを有している。

料理器１２は内側の即ち第１料理容器１５と一緒に形成
され、該容器１５は円形側壁１５ａ、底壁１５ｂ及び側
壁１５ａの上縁で外方に延びるフラツグ１５ｃを持って
いる。

フラ゛／ヂ１５ｃの僅か内方には、蓋１７を受けるよう
にされた内向きの環状肩部１５ｄがある。

容器１５の内容物を加熱するために、容器の底壁１５ｂ
に取付けられた加熱要素１８が設けられている。

容器１５は鋳造アルミ合金で形成されるか、又はアルミ
板から絞り出されるのが良い。

前者の場合加熱要素１８は底壁１５ｂ内に簡単に鋳込ま
れるのが良い。

別法として、加熱要素を大体円形の別の要素とし、これ
が絞り出し容器１５の底壁に蝋付又は溶接されても良い
。

加熱要素１８に電力を供給するため、温度調節装置２０
を通して要素１８に結合される電力コード１９が設けら
れている。

温度調節装置２０には制御つまみ２１が設けらへ この
つまみは、通常の方法で温度調節装置が要素１８への電
力の供給を周期的に開閉して制御している時、容器１５
内に望ましい温度範囲を生ずるよう、手動で温度調節装
置を調節させている。

温度調節装置２０は支持ブラケット２２で、容器１５の
底壁１５ｃに良好な熱伝導関係で装架されている。

こＳには料理容器１５が制御される望ましい温度を選択
させるため、第１図に示すように温度目盛２３がつまみ
２１と共同する関係で通常のように装架されている。

しかし設けられている温度調節装置の型を用いて、容器
の温度は以下に詳細に述べられるとうに、望ましい即ち
選択された温度の上下に周期変化するであろうことは理
解されることである。

温度調節装置２０は、加熱要素１８がこれを熱した時開
き、次にそれが冷えた時に閉じる接点を持つ通常のバイ
メタル型である。

これが時として、１４〜４２℃（２５〜７５下）の範囲
で温度を調期変化させ、この範囲は目盛２３上に選ばれ
た温度上にその中心があるのが理想である。

この温度変動の結果は、料理がなされるのに最適な温度
より成る時は早すぎ、そして成る時はおそすぎる割合で
食品が料理されること＼なる。

変動の量は料理される食品の大きさ、形を含む多くの要
因による。

しかし乍ら通常の料理仕事のためにこの変動温度を利用
する事の欠点は、この型式で料理容器の制御をする事の
経済性よりも重要である。

数時間又はそれ以下の時間食品を料理する時、この温度
は、変動が問題になるようなことは少ししかない。

もし８８〜９３℃（１９０〜２００°Ｆ）程度の温度で
５〜８時間食品を料理しようとする時は温度調節装置２
０の周期的作動は、食品が間欠的に沸騰するようになる
から、望ましくない状態を提出する。

この間欠的沸騰は、緩速料理される食品中の液を沸騰蒸
発させ、そして結局燃焼させてしまう。

別の場合、もし温度調節装置２０が、温度変動の頂点が
沸騰温度以下になる程十分低く設定されている時は、温
度が長時間最適料理温度以下にあるから、食品はたぶん
非常にゆっくり料理される筈である。

これは食品をだめにする望ましくないバクテリアの成長
となる。

それゆえ、料理容器１５と温度調節装置２０とを持つ電
気料理器１２は、もともと温度調節の問題のため低温で
の緩速料理には不適当であることは明らかである。

しかし一体に装架された加熱要素１８と温度調節装置２
０とを持つ金属製料理容器１５は、最も普通の料理仕事
に対して非常に満足な電気料理器具を作るのに安価な方
法を提供している事実は残っている。

容器は、多くの型のローストに望ましいように料理され
る前に、肉をかたくするのに十分な温度に加熱されるか
も知れない。

それは又深部型料理器又はフライ器としても適切に役目
を果たし、そしてケーキなどを焼くのにも使うことが出
来る。

電気料理器１２を緩速料理に適合させるために、陶器即
ち瀬戸物で且第１料理容器と大体同様な寸法及び形状で
、そして円筒形側壁１３ａ、底壁１３ｂ及び側壁１３ａ
の上縁から延びる外向きフラツグ１３ｃで形成された第
２容器１３が用意されている。

別の構成として、容器１３は陶器材料よりむしろガラス
で作られても良い。

側壁１３ａは、容器１３の口から数センチ乃至２０数セ
ンチ（数インチ）の面に１填料部１３ｄを形成されてい
る。

この容器１３の外部の傾斜部１３ｄは、瀬戸物の容器１
３が第１料理容器１５内で中心になり易くなるいくらか
環状の傾斜部を形成している。

この傾斜部１３ｄに隣接する瀬戸物容器１３の外壁上に
環状肩部１３ｅが設けられ、この肩部は第１料理容器１
５上のフラツグ１５ｃに向けて接触する。

この肩部１３ｅは肩部１３ｅがフラツグ１５ｃと係合し
て容器１３に対する支持を形成する。

容器１３は第１料理容器１５内で、２個の容器の側壁及
び底壁が空気空間２５を設けて瀬戸物容器を第１料理容
器１５から有効に熱絶縁するように置かれる。

傾斜部１３ｄの上に述びる側壁１３ａの部分は、瀬戸物
容器１３に追加の容積能力を設け、これはある意味で容
器１５内に横たわるより小さい容器１３の部分に対して
補充している。

結果として瀬戸物容器１３は、シチュー スープなどの
料理に対し、料理器１２の容器１５が行なうのと実質的
に同じ容積能力を持っている。

瀬戸物容器１３の側壁１３ａの部分は環状たな部１３ｆ
で終り、この部は蓋１７を支持するように働らいている
ことがわかる。

それで外方に傾斜した部分１３ｄの結果として、容器１
３及び１５の口は実質的に同寸法であり、それで１個の
蓋１７は容器のどちらとも関連して使うことが出来る。

重い瀬戸物容器１３の熱絶縁特性同様空気空間２５は、
共同する容器１５を持つ加熱要素１８と、瀬戸物容器１
３の内容物との間の熱絶縁防壁を提供している。

この熱絶縁防壁の結果として、温度調節装置２２のどん
な特定設定の時でも変動熱は一様にさへ それで熱が瀬
戸物容器１３の内容物に実際に伝えられる時、はぼ一定
の温度条件が得られる。

これは非常に有効な緩速料理を実行出来る装置を提供し
ている。

温度調節装置は、瀬戸物容器１３の温度が沸騰点より僅
か低いように調節され、それによって、温度調節装置の
周期変化が加熱要素１８及び料理容器１５の面の温度を
変動させた時でも、食品にはどんな沸騰も生じないで食
品を緩速料理することが出来る。

温度調節器が可変なので、瀬戸物容器１３の温度を、そ
の中に入れられた食品によって変えることが出来る。

料理器を緩速料理に適合させている瀬戸物容器１３は、
それをより通常の高温料理仕事に使うように望まれる時
は、電気料理器１２に容易に挿入又は除去することが出
来る。

その上瀬戸物容器１３が電気料理器１２から取外された
時、作動中これと共同する加熱要素又は温度調節器にど
んな配慮もしないで、清掃のため水中に沈めたり又は皿
洗いすることが出来る。

さらに瀬戸物容器１３は通常のオーブン内で食品を調理
するのにも使うことが出来る。

フラツグ１５ｃの上に置かれる瀬戸物容器１３の部分は
、容器１３の他の部分のようには、第１料理容器１５で
包まれないけれども、なお容器１３の内容物に十分な熱
が伝えらへそれで均−一様な料理が得られる。

容器１３が傾斜部１３ｄの上に占めている比較的生煮え
の場所では、特にフランチ１５ｃ上の部分の瀬戸物容器
１３の厚くなった壁の熱絶縁効果から見て、食品を通る
通常の対流及び伝導は、食品の比較的薄い上層を、その
下の部分とはゾ同じ温度に維持するように働らいている
。

図に示すような瀬戸物容器１３の特殊な形状は、瀬戸物
容器１３を第１料理容器１５と同じ容積能力にしており
、モして又その口を閉ぢるのに同じ蓋１７を使えるよう
にしている。

電気料理器１２は通常外箱２６を設けられ、この外箱は
第１料理容器１５のまわりに包囲を形成するため円筒形
側壁２７とカップ型底部材２８とを持っている。

コード１９は通常の引張り軽減装置２９を通して外箱２
６内に入り、温度調節装置２０及び加熱要素１８に結合
されている。

外箱２６は、第１料理容器１５の底壁１５ｂに蝋付その
他で取付けられた下向きに延びる柱３０で支持されてい
る。

容器のフラツグ１５ｃは外箱の側壁２７の上線に重なっ
ている。

外箱２６の外面上には、器具１１を運搬するのに使われ
るハンドル３２が設けられている。

その上外箱２６の底部には支持脚３３が装架され、器具
１１を支持面から離された関係で支持している。

１３のような瀬戸物、陶器又はガラスの容器を底型し焼
成するのに、正確な公差を保持することは、不可能でな
くとも困難である。

その結果として、部分を互に適合する問題なしにはこの
ような容器を金属支持物即ち外箱に共同させることは困
難である。

本設計においては、第２容器１３と第１容器１５との間
には、フラツグ１５Ｃと係合する肩部１３ｅに沿ってだ
けに係合面がある。

第２容器１３の壁及び底と、対向する第１容器１５の壁
部との間の空間は、第２容器１３に期待される公差に容
易に適合される程度である。

第２容器と第１容器との間隔に関連する別の利点は、第
２容器によってかき傷又は破損されることを考えずに第
１容器の内面に関連して困らない塗装が使えると言う事
である。

側壁１３ａ及び底壁１３ｂに対して６．４ｍ＋＋＋ （
ｉ、、’４インチ）を越える壁厚の瀬戸物容器が、上述
の機能をはたすための構造的に丈夫な適当な熱絶縁を提
供することが見出されている。

反対に厚さ１胴（０，０４０インチ）程度の厚さの第１
容器１５が、空気空間２５に隣接する壁に適当な一様な
温度を与えるのに十分な熱伝導を提供している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した多目的料理器具の前方斜視図
、第２図は第１図に示す器具の一部を形成する陶器製挿
入体の斜視図であるが器具から取出されたものを示して
おり、第３図は第１図の線３−３における拡大断面図で
ある。 １１・・・・・・料理器具、１２・・・・・・電気料理
器、１３・・・・・・容器、１３ａ・・・・・・側壁、
１３ｂ・・・・・・底壁、１３ｃ・・・・・・フラツグ
゛、１３ｄ・・・・・・傾斜台ｌ５１３ｅ・・・・・・
肩部、１３ｆ・・・・・・たな、１５・・・・・・第１
容器、１５ａ・・・・・・側壁、１５ｂ・・・・・・底
壁、１５ｃ・・・・・・フラツグ、１５ｄ・・・・・・
肩部、１７・・・・・・蓋、１８・・・・・・加熱要素
、１９・・・・・・コード、２０・・・・・・温度調節
装置、２１・・・・・つまみ、２２・・・・・・ブラケ
ット、２３・・・・・山盛、２５・・・・・・空間、２
６・・・・・・外箱、２７・・・・・・側壁、２８・・
・・・・底部材、２９・・・・・・引張り軽減装置、３
０・・・・・・柱、３２・・・・・・ハンドル、３３・
・・・・・脚。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 多目的料理器具において、熱電導度の高い材料で形
   成され且底壁と口を劃定する側壁とを有する第１料理容
   器と、前記容器と良好な伝熱関係に装架された電気加熱
   要素と、前記加熱要素の回路内に結合され、前記容器内
   に変動する温度を発生する前記加熱要素を周期的に付勢
   するため前記容器内の温度に感応するよう装架された温
   度調節制御装置と、前記温度調節装置が変動する温度を
   樹立するため前記温度調節装置を選択的に制御する装置
   と、底と、口を劃定する側壁とを有する陶器又はガラス
   の取り外し可能な容器とを有し、前記の陶器又はガラス
   の容器はその前記の口に隣接した前記側壁上に周縁肩部
   を有し、前記肩部は前記陶器又はガラスの容器を前記第
   １料理容器に関して中心になるよう前記口部で前記第１
   料理容器と係合するよう形成さへ且前記加熱要素と前記
   陶器又はガラスの容器の内容物との間に熱遅れを作るた
   めそれらの間に空気空間を形成する離隔した関係で前記
   容器をその側壁及び底壁と共に支持するように形成され
   ている料理器具。