JPH04234307A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JPH04234307A
JPH04234307A JP2415431A JP41543190A JPH04234307A JP H04234307 A JPH04234307 A JP H04234307A JP 2415431 A JP2415431 A JP 2415431A JP 41543190 A JP41543190 A JP 41543190A JP H04234307 A JPH04234307 A JP H04234307A
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JP
Japan
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integer
block copolymer
polyoxyalkylene
skin
molecular weight
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Masaru Tsubaki
椿 優
Isao Noda
功 野田
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Nippon Unicar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定のポリシロキサン
−オキシアルキレン共重合体を含有する皮膚化粧料に関
する。更に詳しくは、本発明はクレンジングクリーム、
コールドクリーム、ハンドクリーム、パウダー、化粧水
、ファンデーション、マスカラ、アイシャドー、ローシ
ョン、口紅、マニキュアー等の皮膚化粧料に使用され、
特にべたつきがなく、耐久性がよい効果を付与する線状
ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロックを反復
単位とする非加水分解性ブロック共重合体を含有するこ
とを特徴とする皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚化粧料には、使用目的によってクレ
ンジングクリーム、コールドクリーム、ハンドクリーム
、パウダー、化粧水、ファンデーション、マスカラ、ア
イシャドー、ローション、口紅、マニキュアー、日焼け
防止クリーム等種々の種類があるが、これらは、清潔感
がし、皮膚感触がよく、使用感がよく、汗くずれがなく
、耐久性および持続性があり、しかも不要となったとき
は洗顔料、水等によって容易に皮膚から取りのぞける性
質が要求されるが、これらの性質の中には相反する性質
もあり、これをすべて併せ持った化粧料はなく、開発が
望まれてきた。
【0003】これら化粧料の主成分として、流動パラフ
ィン、パラフィンワックス、脂肪酸、高級アルコール、
動植物油脂、合成エステル、ポリアルキレングリコール
誘導体、シリコーン系化合物等が採用されており、特に
シリコーン系化合物は、その特異な性質(例えば、耐久
性、耐水性、皮膚との親和性、保湿性、光沢付与性、撥
水性、柔軟性、水蒸気透過性、ガス透過性、造膜性、充
填剤の保持性、潤滑性等)により、皮膚化粧料の成分と
してクローズアップされてきており、各種シリコーン化
合物の皮膚化粧料への応用が提案されている。例えば、
ジアルキルポリシロキサン(特開昭54−119036
)、アミノ基含有ポリシロキサン(特開昭57−586
05)、ペンダント型ポリシロキサン−ポリオキシアル
キレン共重合体(特開昭58−131910、特開昭5
9−197432)、シリコーンレジン(特開昭62−
298518)、エステル化ポリシロキサン(特開昭6
3−150288)、環状ジメチルポリシロキサン(特
開昭63−159489)等が提案されている。親水基
を持たないポリシロキサンは、水系溶剤には溶解しがた
く、溶解させるには、多量の乳化剤を使用しなければな
らず、これら乳化剤は乳化液の透明性を損ったり皮膚に
刺激を与えたり、耐水性を悪くしたりする弊害がある。 アミノ基含有ポリシロキサンは、黄変することがあり望
ましくない。また、ポリオキシアルキレン基をジアルキ
ルポリシロキサンにペンダント型に持たせたものは数多
く提案されているが、耐水性、保持性、皮膚接触感、光
沢性等が不十分である。シリコーンレジンも低分子量の
環状シロキサンやイソペンタン等を溶剤として使用しな
ければならなく用途が限定される。又、エステル化ポリ
シロキサンは、性能は改善されるもののかなりコストア
ップとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のシリ
コーン系化合物を有機成分とする皮膚化粧料の欠点を改
良した、耐水性、耐久性、保持性、皮膚接触感、光沢等
のバランスのとれた皮膚化粧料を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、皮膚化粧
料の成分として、有効なシリコーン化合物を見出すため
数多くの化学構造のシリコーン化合物について実験を行
い、これまで皮膚化粧料としては提案されたことのない
特定化学構造のシリコーン系ブロック共重合体が有効で
あることを見出し、本発明を完成させた。
【0006】即ち本発明は、線状ポリシロキサン−ポリ
オキシアルキレンブロックを反復単位とする非加水分解
性ブロック共重合体を含有することを特徴とする皮膚化
粧料である。
【0007】本発明のブロック共重合体は、一般式
【化
5】 (式中、R は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素
基を表わし、n は2〜4の整数であり、b は少なく
とも4の整数であり、c は少なくとも5の整数であり
、a は少なくとも4の整数であり、Y は炭素−珪素
結合によって隣接珪素原子にそして酸素原子によってポ
リオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機
基を表わし、各シロキサンブロックの平均分子量は約5
00〜約10,000であり、各ポリオキシアルキレン
の平均分子量は約300〜約10,000であり、シロ
キサンブロックは共重合体の約10〜約90重量%を構
成し、そしてブロック共重合体は少なくとも約3,00
0の平均分子量を有する)で表わされる。
【0008】特に、一般式(A) :
【化6】 (式中 R”は一価の炭化水素基を表わし、a は少な
くとも4の整数である)で表わされる化合物と一般式(
B) :
【化7】 (式中、 R’は一価の炭化水素基を表わし、n は2
〜4の整数であり、b は少なくとも4の整数である)
で表わされる化合物とを反応させて得られる一般式
【化
8】 (式中、a は少なくとも4の整数であり、b は少な
くとも4の整数であり、c は少なくとも5の整数であ
り、 R’は一価の炭化水素基を表わし、 R”は一価
の炭化水素基を表わす)で表わされる線状ポリシロキサ
ン−ポリオキシアルキレンブロックを反復単位として持
つ高分子量非加水分解性ブロック共重合体を使用するこ
との良好な結果が得られる。
【0009】上式における R、 R’、 R”等の例
としてはアルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル
、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチ
ル、デシル、ドデシル、オクタデシル、エイコシルなど
)、アリール基(例えばフェニル、ナフチルなど)、ア
ラルキル基(例えばベンジル、フェニルエチルなど)、
トリル基、キシリル基、シクロヘキシル基から選択され
た基である。上式において、Yで表わされる2価の有機
基の例は、−R’’’−、−R’’’−CO− 、−R
’’’−NHCO− 、 −R’’’−NHCONH−
R’’’’−NHCO− 、 −R’’’−OOCNH
−R’’’’−NHCO−、(式中、R’’’は2価の
アルキレン基、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン
などであり、R’’’’ は2価のアルキレン基、例え
ばR’’’又は2価のアリレン基、例えば−C6H4−
、 −C6H4−C6H4−、 −C6H4−CH2−
C6H4−、 −C6H4−CH(CH3)2−C6H
4− などであり、好適にはR’’’はフェニレン基で
ある)の如き基である。該2価の有機基の更に好適な例
は、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−、−C
H2CH2CH2CH2−、 −(CH2)2CO− 
、 −(CH2)3NHCO− 、 −(CH2)3N
HCONHC6H4NHCO− 、 −(CH2)3O
OCNC6H4NHCO− などである。最も好ましい
Y は2価のアルキレン基、特に −CH2CH2CH
2−である。
【0010】上述の非加水分解性共重合体は反応性末端
基を有するポリオキシアルキレン化合物と、このポリオ
キシアルキレン化合物の反応性末端基と反応する末端基
を有するジヒドロカルビルシロキサン液体とを反応せし
めることによって製造することができる。
【0011】これらの反応性基の性質は前述の如く上記
Yによって表わされる2価の有機基の構造を決定し、ま
た勿論生成物の末端基の性質は一般に反応物の末端基に
依存する。このような反応は次の反応式(a) 〜(f
) によって示すことができる。
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】 上記において、ポリオキシアルキレン化合物はポリオキ
シエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレ
ン、混合ポリオキシエチレン−オキシプロピレン等を含
む。
【0012】最も望ましい例としては、CH2=C(C
H3)−CH2− 基を両末端に有するポリオキシアル
キレン化合物と HSi(CH3)2O−基を両末端に
有するジメチル−ポリシロキサンとの反応によって得ら
れた
【化15】 で表わされるブロック共重合体である。(上式において
、Meはメチル基を表わし、n は2ないし4の整数で
あり、a は少なくとも4の整数であり、b は少なく
とも4の整数であり、c は少なくとも4の整数である
。)
【0013】本発明において用いるブロック共重合
体は、単独又は水、各種有機溶剤(エタノール、イソプ
ロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン、デ
カン等)に溶解して用いる。
【0014】また、通常皮膚化粧料の成分として使用す
る油分(ツバキ油、ナタネ油、ゴマ油、サフラワー油、
綿実油、ヒマシ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、ミツロ
ウ、モンタンロウ、ラノリン、スクワレン、シリコーン
油、等)、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩
、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル、アルキ
ル硫酸エステル、アルカンスルホン酸塩、アルキルエト
キシカルボン酸塩、コハク酸誘導体、アルキルアミンオ
キサイド、イミダゾリン型化合物、ポリオキシエチレン
アルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールア
ミド又はそのアルキレンオキサイド付加物等)、高分子
化合物(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
、メチルセルロース、カチオン化セルロース、カチオン
化高分子、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンと
酢酸ビニルの共重合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニル
−アルキルアミノアクリレート共重合体、メチルビニル
エーテル−無水マレイン酸共重合体の低級アルキルハー
フエステル、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、アクリ
ル酸−アクリル酸エステル−N−アルキルアクリルアミ
ド共重合体等)、保湿剤(グリセリン、エチレングリコ
ール類、プロピレングリコール類、ソルビトール、マル
チトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメ
チルグルコシド、グルコール)、アミノ酸(グリシン、
セリン、プロリン)、粉体(セリサイト、シリカアルミ
ナ、シリカゲル、カオリン、タルク、ベンガラ、グンジ
ョウ、雲母、雲母チタン、酸化鉄、酸化チタン、酸化マ
グネシウム、酸化クロム、酸化アンチモン、一酸化亜鉛
、二酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、燐
酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水
酸化クロム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ
酸アルミン酸マグネシウム、ポリエチレン粉体等)、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、香料、染料、顔料、色素、防
腐剤、ビタミン剤、ホルモン剤、消臭剤、固着剤、消炎
剤等の通常の皮膚化粧料に配合される成分と配合し、皮
膚化粧料となる。
【0015】エアゾールタイプのスプレー用として用い
るときはプロパン、ブタン、トリクロルモノフルオロメ
タン、ジクロルジフルオロメタン、ジクロルテトラフル
オロエタン、炭酸ガス、窒素ガス等の噴射剤を併用する
【0016】
【実施例】〔線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ンブロックを反復単位とする非加水分解性ブロック共重
合体(以下交互ブロック共重合体と略称する)の合成例
〕合成例1 機械的撹拌機、凝縮器、温度計及び窒素送入口を備えた
500mlの3つ口フラスコ中に、ジメタアリルポリエ
ーテル(CH2=C(CH3)CH2O(C2H4O)
18(C3H6O)33CH2C(CH3)=CH2)
100g、トルエン350g、クロル白金酸として P
t 20ppm を入れた。この混合物に温度を80〜
100℃に維持するような速度でジヒドロポリジメチル
シロキサン(HMe2SiO(MeSiO)40SiM
e2H)109gを徐々に添加した。この反応の終了は
 SiHに対する AgNO3試験が負になることで判
定した。次いで反応混合物を NaHCO3 で中和し
、濾過し、回転式蒸発装置により50℃/1 mmHg
 で溶媒を除去した後、203gの下記の反復単位を持
つ分子量52,000の交互ブロック共重合体を得た。
【化16】
【0017】合成例2 ジメタアリルポリエーテル(CH2=C(CH3)CH
2O(C2H4O)20(C3H6O)29CH2C(
CH3)=CH2) 70gとジヒドロポリジメチルシ
ロキサン HMe2SiO(MeSiO)30SiMe
2H 61gとトルエン350g、プラチナ系付加触媒
を白金として20ppm を用い、合成例1と同様な実
験を行った。126gの下記の反復単位を持つ分子量3
6,000の製品を得た。
【化17】
【0018】合成例3 ジメタアリルポリエーテル CH2=C(CH3)CH
2O(C2H4O)20(C3H6O)29CH2C(
CH3)=CH2150gとジヒドロポリジメチルシロ
キサン HMe2SiO(MeSiO)3−SiMe2
H 43gと、トルエン340g、プラチナ系付加触媒
として白金20ppm を用い、合成例1と同様な実験
を行なった。186gの下記の反復単位を持つ分子量4
8,000の製品を得た。
【化18】
【0019】合成例4 ジメタアリルポリエーテル CH2=C(CH3)CH
2O(C2H4O)18(C3H6O)20CH2C(
CH3)=CH2120gとジヒドロポリジメチルシロ
キサン HMe2Si(MeSiO)15SiMe2H
  72gと、トルエン330g、プラチナ系付加触媒
として白金20ppm を用い、合成例1と同様の実験
を行い、184gの下記の反復単位を持つ分子量38,
000の製品を得た。
【化19】
【0020】合成例5 ジメタアリルポリエーテル CH2=C(CH3)CH
2O(C2H4O)5CH2C(CH3)=CH2  
180gとジヒドロポリジメチルシロキサン HMe2
SiO(MeSiO)8SiMe2H  95gと、ト
ルエン350g、プラチナ系付加触媒を白金として20
ppm を用い、合成例1と同様な実験を行なった。2
61gの下記の反復単位を持つ分子量5,000の製品
を得た。
【化20】
【0021】比較例用合成例6 ハイドロシリル基含有ジメチルポリシロキサンMe3S
iO[SiMe2O]100[SiMe2HO]13S
iMe3 27gとアリルポリエーテル CH2=CH
CH2O(C2H4O)18(C3H6O)20CH3
  94gとトルエン330g、プラチナ系付加触媒と
して白金20ppm を用い、合成例1と同様な実験を
行い、120gの下記の化学構造式を持つ分子量35,
000の製品を得た。
【化21】
【0022】比較例用合成例7 ジヒドロポリジメチルシロキサン HMe2SiO[M
e2SiO]200SiMe2H 97g、アリルポリ
エーテル CH2=CHCH2O(C2H4O)27(
C3H6O)30CH3  43g、トルエン320g
及びプラチナ系付加触媒として白金20ppm を用い
、合成例1と同様な実験を行い、133gの下記の化学
構造式を持つ分子量21,000の製品を得た。
【化22】
【0023】実施例1:ハンドクリーム下記組成物を常
法により混合し、ハンドクリームを製造した。   ・合成例1による交互ブロック共重合体     
             10    重量部  ・
環状シロキサン                  
                    24   
   〃    ・スクワラン           
                         
        5      〃    ・ラノリン
                         
                     3   
   〃    ・マイクロクリスタリンワックス  
                        3
      〃    ・プロピレングリコール   
                         
      5      〃    ・クエン酸  
                         
                   0.8  〃
    ・防腐剤                 
                         
      0.2  〃    ・精製水     
                         
                48      〃
    ・香料                  
                         
       1      〃    ・ポリオキシ
エチレンステアリン酸エステル           
     3      〃  評価:手に塗布すると
、べとつき感はしなく、しかも食器洗いを30分行った
が、肌荒れは生じなかった。
【0024】比較例1 実施例1の合成例1による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例6でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様なハンド
クリームをつくった。評価:実施例1のハンドクリーム
と比較し、手に塗布したとき、べとつき感があり、食器
洗いを30分行ったが、ハンドクリームはすっかりとれ
、手の脂肪がとれ、がさがさした感じとなった。
【0025】実施例2:日焼け防止クリーム下記組成物
を常法により混合し、日焼け防止クリームを製造した。   ・合成例2による交互ブロック共重合体     
             10    重量部  ・
環状シロキサン                  
                    40   
   〃    ・スクワラン           
                         
        3      〃    ・マイクロ
クリスタリンワックス               
           1      〃    ・シ
リカ                       
                         
5      〃    ・紫外線防止剤      
                         
           0.5  〃    ・クエン
酸                        
                      0.8
  〃    ・ウロガニン酸           
                         
      1.0  〃    ・防腐剤     
                         
                  0.4  〃 
   ・精製水                  
                         
   30.3  〃    ・ポリオキシエチレンス
テアリン酸エステル                
3      〃    ・グリセリン       
                         
            5      〃  評価:
背中に塗布するときのびがよく、べとつき感がしなかっ
た。海水中で10分、水泳後も当初の塗布量の50%が
残存していた。
【0026】比較例2 実施例2の合成例2による交互ブロック共重合体に替え
て比較例合成例7でつくったポリエーテルペンダント型
ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様な日焼け防
止クリームをつくった。評価:実施例2の日焼け防止ク
リームと比較し、背中に塗布したが、のびが悪く、しか
もべとつき感があり、海水中で10分水泳後、当初の塗
布量の20%しか残存していなかった。
【0027】実施例3:リップスティック下記組成物を
常法により混合し、リップスティックを製造した。   ・合成例3による交互ブロック共重合体     
             37    重量部  ・
マイクロクリスタリンワックス           
             20      〃   
 ・クエン酸                   
                         
  0.5  〃    ・酸化チタン微粉末    
                         
         8      〃    ・シコニ
ン                        
                      0.0
1〃    ・防腐剤               
                         
        0.2  〃    ・精製水   
                         
                  34.29〃 
 評価:肌に塗布したが、光沢がよかった。又水のシャ
ワーを塗布した肌に3分あびせたが、シコニンの紫色は
そのまま残存していた。
【0028】比較例3 実施例2の合成例2による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例6でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様なリップ
スティックを製造した。評価:肌に塗布したが、光沢が
実施例3のものより劣っていた。肌に3分あびせたが、
シコニンの紫色は、ほぼ流出していた。
【0029】実施例4:ローション 下記組成物を常法により混合し、ローションを製造した
。   ・合成例4による交互ブロック共重合体     
               3    重量部  
・ステアリン酸                  
                        0
.2  〃    ・セタノール          
                         
         1.5  〃    ・ワセリン 
                         
                    3.0  
〃    ・ラノリンアルコール          
                         
 2.0  〃    ・流動パラフィン      
                         
         7.0  〃    ・ポリオキシ
エチレンモノオレイン酸エステル(10 E.O.) 
    2.0  〃    ・香料        
                         
                 0.5  〃  
  ・防腐剤                   
                         
    0.3  〃    ・グリセリン     
                         
              3.0  〃    ・
プロピレングリコール               
                   5.0  〃
    ・トリエタノールアミン          
                        1
.0  〃    ・精製水            
                         
         72.0  〃  評価:肌に塗布
するとき非常に滑らかに塗布でき、発汗によって、化粧
くずれが生じなかった。又、ローション乳液の相分離が
起らず安定であった。
【0030】比較例4 実施例4の合成例4による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例7でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様なローシ
ョン液をつくった。評価:肌に塗布するとき実施例4の
ローション液よりやや滑らかさに欠けた。発汗により、
化粧くずれが生じた。
【0031】実施例5:化粧水   ・合成例5による交互ブロック共重合体     
               3.0重量部  ・グ
リセリン                     
                       2.
0  〃    ・プロピレングリコール      
                         
   6.0  〃    ・ジプロピレングリコール
                         
       1.0  〃    ・エタノール  
                         
               20.0  〃   
 ・精製水                    
                         
 68.0  〃  評価:肌に塗布するとき非常にの
びがよく気持ちがよく、肌に光沢を与え肌にひきしめ感
を与えた。
【0032】比較例5 実施例5の合成例5による交互ブロック共重合体に替え
て比較例用合成例6でつくったポリエーテルペンダント
型ジメチルポリシロキサンを用いた以外は同様な化粧水
をつくった。評価:肌に塗布するときのびに欠け、光沢
もやや少く、肌に対するひきしめ感も少なかった。
【0033】
【発明の作用及び効果】従来、化粧料の主要成分として
、ポリエーテルペンダント型ジメチルポリシロキサン又
は直鎖型ポリエーテル−ポリシロキサン−ポリエーテル
ブロック共重合体は、数多く提案され、使用されてきた
が、本発明においては、皮膚化粧料の主要成分として初
めて線状ポリシロキサン−ポリオールアルキレンブロッ
クを反復単位として持つ非加水分解性ブロック共重合体
を使用しているので、クレンジングクリーム、コールド
クリーム、ハンドクリーム、パウダー、化粧水、ファン
デーション、マスカラ、アイシャドー、ローション、口
紅、マニキュアー、日焼け防止クリーム、リップステッ
ク等の皮膚化粧料に用いた場合、皮膚への塗布感触がな
めらかで、べとつき感がなく、しっとり感、光沢感があ
り、皮膚への保持効果、成分の保持効果等において従来
品よりすぐれている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  線状ポリシロキサン−ポリオキシアル
    キレンブロックを反復単位とする非加水分解性ブロック
    共重合体を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】  一般式 【化1】 (式中、R は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素
    基を表わし、n は2〜4の整数であり、b は少なく
    とも4の整数であり、c は少なくとも4の整数であり
    、a は少なくとも6の整数であり、Y は炭素−珪素
    結合によって隣接珪素原子にそして酸素原子によってポ
    リオキシアルキレンブロックに結合している2価の有機
    基を表わし、各シロキサンブロックの平均分子量は約4
    00〜約10,000であり、各ポリオキシアルキレン
    の平均分子量は約300〜約10,000であり、シロ
    キサンブロックは共重合体の約10〜約90重量%を構
    成し、そしてブロック共重合体は少なくとも約3,00
    0の平均分子量を有する)で表わされる線状ポリシロキ
    サン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体を使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】  一般式(A) : 【化2】 (式中 R”は一価の炭化水素基を表わし、a は少な
    くとも4の整数である)で表わされる化合物と一般式(
    B) :【化3】 (式中、R’は一価の炭化水素基を表わし、n は2〜
    4の整数であり、b は少なくとも4の整数である)で
    表わされる化合物とを反応させて得られる一般式【化4
    】 (式中、a は少なくとも4の整数であり、b は少な
    くとも4の整数であり、c は少なくとも5の整数であ
    り、 R’は一価の炭化水素基を表わし、 R”は一価
    の炭化水素基を表わす)で表わされる線状ポリシロキサ
    ン−ポリオキシアルキレンブロックを反復単位として持
    つ高分子量非加水分解性ブロック共重合体を使用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の皮膚化粧料。
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