JPH09151119A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

Info

Publication number
JPH09151119A
JPH09151119A JP15632696A JP15632696A JPH09151119A JP H09151119 A JPH09151119 A JP H09151119A JP 15632696 A JP15632696 A JP 15632696A JP 15632696 A JP15632696 A JP 15632696A JP H09151119 A JPH09151119 A JP H09151119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
group
integer
agent
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15632696A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ando
英治 安藤
Kenichi Suzuki
賢一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NUC Corp
Original Assignee
Nippon Unicar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Unicar Co Ltd filed Critical Nippon Unicar Co Ltd
Priority to JP15632696A priority Critical patent/JPH09151119A/ja
Publication of JPH09151119A publication Critical patent/JPH09151119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicon Polymers (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 次式: [式中、R1 は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素
基、Xは式−R3−Z(R3 は直接結合または炭素原子
数1〜20の二価炭化水素基、Zはアミノ基含有基、ア
ンモニウム基含有基またはエポキシ基含有基を表す)で
表される反応性官能基、R2 はR1 またはXのいずれか
を表し、nは2〜4の整数、aは少なくとも2の整数、
bは少なくとも1の整数、cは少なくとも4の整数、d
は少なくとも2の整数、Yは炭素−珪素によって隣接珪
素原子にそして酸素原子によってポリオキシアルキレン
ブロックに結合している2価の有機基を表す]で表され
る反応性シリコーン系ブロック共重合体を含有する毛髪
化粧料。 【効果】 泡立ちや乳化性が良く、毛髪を処理した場合
の毛髪の仕上がり、風合い、つや、セット性、感触、櫛
通り性、枝毛の予防および修復効果等が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のシリコーン
系ブロック共重合体を含有し、シャンプー剤、リンス
剤、セットローション剤、ヘアスプレー剤、パーマネン
トウエーブ剤、ムース剤、染毛剤等として使用できる毛
髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪はシャンプー等で洗浄され、リンス
剤でリンスされた後、整髪剤、ムース剤等で保護され、
ヘアスプレー剤、セットローション剤等でセットされ
る。また、パーマネント剤、染毛剤を更に使用すること
もある。これらの毛髪に使用する組成物は毛髪化粧料と
呼称されるが、毛髪を保護する目的で植物油、動物油、
鉱油、合成油等が配合されている。
【0003】特に、最近のシリコーン系高分子技術の進
歩により、各種ポリシロキサン系重合体が合成され、そ
の特異な性質が着目され、毛髪化粧料の主成分として配
合されるようになってきた。中でも本出願人は特開平4
−211605号において、毛髪に帯電防止効果を与
え、櫛通り性を良くし、仕上がりの風合いが良くつやや
かで、ボリューム感、バルキー感、しっとり感を与え、
乳化効果、泡立ち効果をよくする毛髪化粧料として特定
の線状ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック
共重合体を配合した毛髪化粧料を提案した。
【0004】しかし、上記毛髪化粧料により毛髪に形成
された被膜は一時的なもので、シャンプーやブロー、ブ
ラッシング等日常の毛髪の手入れによりその効果は容易
に衰えてしまうという欠点があった。また、近年、シリ
コーン類が配合された毛髪化粧料が広く使用されるよう
になり、従来のシリコーン類配合毛髪化粧料よりも更に
良い風合いを与えることができる毛髪化粧料が強く望ま
れるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、毛髪に帯電
防止効果を与え、櫛通り性を良くし、仕上がりの風合い
が従来のシリコーン類配合毛髪化粧料より良く、つやや
かで、ボリューム感、バルキー感、しっとり感を与え、
セット性が良く、乳化効果、泡立ち効果をよくし、シャ
ンプーやブロー、ブラッシング等日常の毛髪の手入れに
対するそれらの効果の持続性が良い毛髪化粧料を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
につき鋭意検討した結果、反応性基を導入した特定のシ
リコーン系ブロック共重合体により上記課題が解決され
ることを見出だし、本発明を完成させた。
【0007】
【発明の概要】従って、本発明は、次式:
【化2】 [式中、R1 は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素
基を表し、Xは次式: −R3 −Z (式中、R3 は直接結合または炭素原子数1〜20の二
価炭化水素基を表し、Zはアミノ基含有基、アンモニウ
ム基含有基またはエポキシ基含有基を表す)で表される
反応性官能基を表し、R2 はR1 またはXのいずれかを
表し、nは2〜4の整数であり、aは少なくとも2の整
数であり、bは少なくとも1の整数であり、cは少なく
とも4の整数であり、dは少なくとも2の整数であり、
Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子にそして酸素原子
によってポリオキシアルキレンブロックに結合している
2価の有機基を表し、各シロキサンブロックの平均分子
量は約250〜約10,000であり、各ポリオキシア
ルキレンブロックの平均分子量は約200〜約10,0
00であり、シロキサンブロックは共重合体の約25〜
約95重量%を構成し、そしてブロック共重合体は少な
くとも約1,000の平均分子量を有する]で表される
反応性シリコーン系ブロック共重合体を含有することを
特徴とする毛髪化粧料に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】上記式中、R1 は互いに独立して
脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素基、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル
基、ドデシル基、フェニル基、フェネチル基等である
が、メチル基、エチル基およびフェニル基が好ましく、
特にメチル基が好ましい。
【0009】上記X基のR3 は直接結合または炭素原子
数1〜20の二価炭化水素基、例えば、−CH2 −,−
CH2 CH2 −,−CH2 CH2 CH2 −,−CH(C
3 )CH2 −,−(CH24 −,−(CH26
−,−(CH28 −,−CH2 CH264 −,−
(CH212−,−(CH216−であり、好ましくは
プロピレン基である。また、X基のZはアミノ基含有
基、アンモニウム基含有基またはエポキシ基含有基を表
す。X基の具体例としては、例えば、
【化3】 等を挙げることができるが、特にこれに限定されるもの
ではない。X基が−(CH23 NH2 、−(CH2
3 NH(CH22 NH2 、−(CH23 N(CH
32 、−(CH23 N(CH3 )(CH22
(CH32 等のアミノ基含有基や−(CH23+
(CH33 Cl- 等のアンモニウム基含有基である反
応性シリコーン系ブロック共重合体を含有する毛髪化粧
料は、毛髪の風合いを特に向上させるので好ましい。更
に、これらの中で、−(CH23 N(CH32 、−
(CH23 N(CH3 )(CH22 N(CH3
2 、−(CH23+ (CH33 Cl- 等のアミノ
基またはアンモニウム基の活性水素原子がアルキル基で
置換されたものは、臭いが少ないので毛髪化粧料用途に
特に適している。
【0010】上記式において、Yで表される2価の有機
基の例は、−R4 −,−R4 −CO−,−R4 −NHC
O−,−R4 −NHCONHR5 −NHCO−または−
4 −OOCNH−R5 −NHCO−(式中、R4 は2
価のアルキレン基、例えばエチレン基、プロピレン基、
ブチレン基等であり、R5 は2価のアルキレン基、例え
ばR4 として例示した基または2価のアリレン基、例え
ば、−C64 −,−C64 −C64 −,−C6
4 −CH2 −C64 −,−C64 −CH(CH3
−C64 −などである。)である。基Yの好適な例は
以下のものである。−CH2 CH2 −,−CH2 CH2
CH2 −,−CH2 CH(CH3 )CH2 −,−CH2
CH2 CH2 CH2 −,−(CH22 CO−,−(C
23 NHCO−,−(CH23 NHCONHC6
4 NHCO−または−(CH23OOCNHC64
NHCO−。特に好ましい基Yは2価のアルキレン
基、−CH2 CH2 −,−CH2 CH2CH2 −,−C
2 CH(CH3 )CH2 −等であるが、−CH2 CH
(CH3)CH2 −が最も好ましい。
【0011】本発明の反応性シリコーン系ブロック共重
合体の具体例としては、例えば次のものを挙げることが
できるが、もちろんこれらに限定されるものではない。
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【0012】本発明で使用される反応性シリコーン系ブ
ロック共重合体は、公知である従来の合成方法の組合わ
せにより製造することができる。例えば、上記式(1)
で表される化合物の場合、次式:
【化8】 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサンに次
式:
【化9】 で示される両末端メタリル変性ポリグリコールを白金系
触媒の存在下で付加反応させることによって次式:
【化10】 を得、引き続き、アルカリ触媒存在下に次式:
【化11】 で示されるエポキシ変性ポリシロキサンを再平衡反応さ
せることによって得られる。
【0013】同様に、上記式(2)で表される化合物の
場合、次式:
【化12】 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサンに次
式:
【化13】 で示される両末端アリル変性ポリグリコールを白金系触
媒の存在下で付加反応させることによって次式:
【化14】 を得、引き続き、アルカリ触媒存在下に次式:
【化15】 で示されるアミノ変性ポリシロキサンを再平衡反応させ
ることによって得られる。
【0014】また別の合成方法としては、例えば、上記
式(1)で表される化合物の場合、次式:
【化16】 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサンに次
式:
【化17】 で示される両末端メタリル変性ポリグリコールを白金系
触媒の存在下で付加反応させることによって次式:
【化18】 を得、引き続き、酸触媒存在下に次式:
【化19】 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサンを再平
衡反応させることによって次式:
【化20】 で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン−ポリ
グリコールブロック共重合体が得られ、さらに次式:
【化21】 を白金系触媒の存在下で付加反応させることによって得
られる。
【0015】また、上記式(2)で表される化合物の場
合、対応するメチルハイドロジェンポリシロキサン−ポ
リグリコールブロック共重合体にCH2 =CHCH2
lを白金系触媒の存在下で付加反応させ、次に得られた
生成物をエチレンジアミンと反応させることによって得
られる。
【0016】もちろん、製造方法に関しては、特に上述
に限定されることはない。
【0017】本発明は、上記反応性シリコーン系ブロッ
ク共重合体を含有する毛髪化粧料であり、様々な形態で
使用できる。例えば、それらをアルコール類、炭化水素
類、揮発性環状シリコーン類等に溶解または分散させて
用いてもよいし、更には界面活性剤を用いて水に分散さ
せてエマルジョンの形態で用いることもできる。また、
プロパン、ブタン、トリクロルモノフルオロメタン、ジ
クロルジフルオロメタン、ジクロルテトラフルオロエタ
ン、炭酸ガス、窒素ガス等の噴射剤を併用してスプレー
として用いることもできる。それらの形態でシャンプー
剤、リンス剤、セットローション剤、ヘアスプレー剤、
パーマネントウエーブ剤、ムース剤、染毛剤等として使
用できる。
【0018】また、毛髪化粧料中の上記反応性シリコー
ン系ブロック共重合体の配合量は限定されないが、好ま
しくは0.01重量%〜80重量%であり、特に好まし
くは0.1〜40重量%である。上記反応性シリコーン
系ブロック共重合体の配合量が少なすぎると本発明の効
果が少ないし、多すぎると毛髪に均一に塗布するのが困
難になるからである。また、上記反応性シリコーン系ブ
ロック共重合体は予め揮発性環状シリコーン類に溶解も
しくは分散させてから配合すると取扱いが容易でかつ毛
髪に良くなじむので好ましい。
【0019】本発明の毛髪化粧料には、通常毛髪化粧料
に配合されている添加剤を本発明の効果が損なわれない
程度に配合することができる。例えば、各種形状(例え
ば、オイル、樹脂、ガム、ゴム、粉末等)のシリコーン
化合物(例えば、ジメチルポリシロキサン、ジメチルメ
チルフェニルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリ
シロキサン、エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、ポ
リエーテル変性ジメチルポリシロキサン、ポリカプロラ
クトン変性ジメチルポリシロキサン、α−オレフィン変
性ジメチルポリシロキサン等)、各種油分(例えばツバ
キ油、ナタネ油、ゴマ油、サフラワー油、綿実油、ヒマ
シ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、ミツロウ、モンタン
ロウ、ラノリン、スクワレン等)、界面活性剤(例え
ば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキ
レンアルキル硫酸エステル、アルキル硫酸エステル、ア
ルカンスルホン酸塩、アルキルエトキシカルボン酸塩、
コハク酸誘導体、アルキルアミンオキサイド、イミダゾ
リン型化合物、ポリオキシエチレンアルキルまたはアル
ケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、高級脂肪酸アルカノールアミドまたはそのア
ルキレンオキサイド付加物等)、高分子化合物{例え
ば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メ
チルセルロース、カチオン化セルロース、カチオン化高
分子、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドンと酢酸
ビニルの共重合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニル−ア
ルキルアミノアクリレート共重合体、メチルビニルエー
テル−無水マレイン酸共重合体の低級アルキルハーフエ
ステル、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、アクリル酸
−アクリル酸エステル−N−アルキルアクリルアミド共
重合体、酢酸ビニル−クロトン酸(t−ブチル)−安息
香酸ビニル共重合体、ポリ(2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸ナトリウム)、ビニルピロリ
ドン−メタクリル酸−酢酸(t−ブチル)共重合体、ビ
ニルピロリドン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合
体、特開平5−310538号公報に記載されたカチオ
ン性樹脂等}、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、香
料、染料、顔料、色素、防腐剤、ビタミン剤、ホルモン
剤、消臭剤、固着剤等を適量配合しても良い。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものでなく、本発明の
技術思想を利用する実施態様はすべて本発明の範囲に含
まれるものである。
【0021】実施例1〜9、比較例1〜6:毛髪化粧料
(一般例) 下記の表1および2に示した組成に従って、本発明品1
〜9および比較品1〜6を常法により調製し、外観を観
察した。それらの組成物で毛髪を下記方法で評価をし、
その結果を表1および表2に示した。 (評価方法)日本人女性枝毛毛髪30cm/5gを束に
し、組成物を毛髪に5g直接塗布した後、自然乾燥さ
せ、以下の基準で評価した。その後、下記洗髪方法によ
り5回洗髪してから同様の評価を行った。また、洗髪工
程の替わりにブラシを20回通した後、同様の評価を行
った。これらの評価結果を表1及び2に示した。 (評価基準) 接着効果: ◎:接着していてはがれない。 ○:接着しているが、わずかにはがれる。 △:接着しているが、ほとんどはがれる。 ×:接着していない。 感触: 手で触った感触を以下の基準で評価した。 ◎:総合的に非常に良い感触である。 ○:総合的に良い感触である。 △:総合的にあまり良くない感触である。 ×:総合的に非常に悪い感触である。 帯電防止性: ○:ほこりは付着していなく、毛髪のもつれもない。 △:少量のほこりの付着が認められ、毛髪もややもつれ
ている。 ×:ほこりが付着し、毛髪ももつれている。 (洗髪方法)2%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液0.3
gを塗布して洗浄し、温油で十分すすいだ後、自然乾燥
する。
【0022】
【表1】
【表2】
【0023】本発明品1〜9及び比較品1〜6を調製す
るのに使用した化合物1〜8は次式を有するものであ
る。
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【0024】表1および表2に示されるように、本発明
品1〜9は外観、枝毛の接着効果、感触、帯電防止性が
全て優れ、洗髪やブラッシングによっても効果の低下は
少なく毛髪化粧料として好適なものであった。それに対
し、本発明の範囲から外れる比較品1〜6は、それらの
性能を全て満足させなかったり、洗髪やブラッシングに
よって効果の低下が大きかった。
【0025】実施例10:シャンプー剤 以下の表3に示す処方でシャンプー剤を調製したとこ
ろ、泡立ちが良く、洗髪後の毛髪の仕上がり、風合い、
つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修
復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり
感があり更に静電気の発生および蓄積等の問題が起き
ず、洗髪やブラッシングによっても前記効果が持続する
良好なシャンプー剤が得られた。
【表3】
【0026】実施例11:シャンプー剤 実施例10中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例10と
同様に良好なシャンプー剤が得られた。
【0027】実施例12:シャンプー剤 実施例10中の化合物1を化合物3に変更した以外は全
く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例10と
同様に良好なシャンプー剤が得られた。
【0028】実施例13:ヘアトリートメント剤 以下の表4に示す処方でヘアトリートメント剤を調製し
たところ、処理後の毛髪の仕上がり、風合い、つや、セ
ット性、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修復効果等
が優れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり感があ
り、更に静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、洗
髪やブラッシングによっても効果が持続する良好なヘア
トリートメント剤が得られた。
【表4】
【0029】実施例14:ヘアトリートメント剤 実施例13中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のヘアトリートメント剤を調製したところ、実施
例13と同様に良好なヘアトリートメント剤が得られ
た。
【0030】実施例15:ヘアトリートメント剤 実施例13中の化合物1を化合物3に変更した以外は全
く同様のヘアトリートメント剤を調製したところ、実施
例13と同様に良好なヘアトリートメント剤が得られ
た。
【0031】実施例16:ヘアスプレー剤 以下の表5に示す処方でヘアスプレー剤を調製したとこ
ろ、処理後の毛髪の仕上がり、風合い、つや、セット
性、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修復効果等が優
れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり感があり、更
に静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、洗髪やブ
ラッシングによっても効果が持続する良好なヘアスプレ
ー剤が得られた。
【表5】
【0032】実施例17:ヘアスプレー剤 実施例16中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のヘアスプレー剤を調製したところ、実施例16
と同様に良好なヘアスプレー剤が得られた。
【0033】実施例18:ヘアスプレー剤 実施例16中の化合物1を化合物3に変更した以外は全
く同様のヘアスプレー剤を調製したところ、実施例16
と同様に良好なヘアスプレー剤が得られた。
【0034】実施例19:ヘアリキッド剤 以下の表6に示す処方でヘアリキッド剤を調製したとこ
ろ、処理後の毛髪の仕上がり、風合い、つや、セット
性、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修復効果等が優
れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり感があり、更
に静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、洗髪やブ
ラッシングによっても効果が持続する良好なヘアリキッ
ド剤が得られた。
【表6】
【0035】実施例20:ヘアリキッド剤 実施例19中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のヘアリキッド剤を調製したところ、実施例19
と同様に良好なヘアリキッド剤が得られた。
【0036】実施例21:ヘアリキッド剤 実施例19中の化合物1を化合物3に変更した以外は全
く同様のヘアリキッド剤を調製したところ、実施例19
と同様に良好なヘアリキッド剤が得られた。
【0037】実施例22:シャンプー剤 以下の表7に示す処方でシャンプー剤を調製したとこ
ろ、泡立ちが良く、洗髪後の毛髪の仕上がり、風合い、
つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修
復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり
感があり更に静電気の発生および蓄積等の問題が起き
ず、洗髪やブラッシングによっても前記効果が持続する
良好なシャンプー剤が得られた。
【表7】
【0038】実施例23:シャンプー剤 実施例22中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例22と
同様に良好なシャンプー剤であった。
【0039】実施例24:シャンプー剤 実施例22中の化合物1を化合物3に変更した以外は全
く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例22と
同様に良好なシャンプー剤であった。
【0040】実施例25:シャンプー剤 実施例22中の化合物5をポリジメチルシロキサンガム
(分子量2,000,000)に変更した以外は全く同
様のシャンプー剤を調製したところ、実施例22と同様
に良好なシャンプー剤であった。
【0041】実施例26:シャンプー剤 実施例25中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例25と
同様に良好なシャンプー剤であった。
【0042】実施例27:シャンプー剤 実施例25中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例25と
同様に良好なシャンプー剤であった。
【0043】実施例28:エアゾールヘアラッカー 下記の表8に示す処方でエアゾールヘアラッカーを調製
したところ、処理後の毛髪のセット性、仕上がり、つ
や、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修復効果等が優
れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり感があり、更
に静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、洗髪やブ
ラッシングによっても効果が持続する良好なエアゾール
ヘアラッカーが得られた。
【表8】
【0044】実施例29:エアゾールヘアラッカー 実施例27中の化合物1を化合物2に変更した以外は全
く同様のエアゾールヘアラッカーを調製したところ、実
施例27と同様な良好なエアゾールヘアラッカーであっ
た。
【0045】実施例30:エアゾールヘアラッカー 実施例27中の化合物1を化合物3に変更した以外は全
く同様のエアゾールヘアラッカーを調製したところ、実
施例27と同様な良好なエアゾールヘアラッカーであっ
た。
【0046】実施例31:シャンプー剤 実施例10中の化合物1を化合物3−2に変更した以外
は全く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例1
0と同様に良好で、更にアミン臭が全くしないシャンプ
ー剤が得られた。
【0047】実施例32:頭髪用泡沫状エアゾール化粧
品 以下の表9に示す処方で頭髪用泡沫状エアゾール化粧品
を調製した。その結果、アミン臭が全くせず、処理後の
毛髪の仕上がり、風合い、つや、セット性、感触、櫛通
り性、枝毛の予防および修復効果等が優れ、ボリューム
感、バルキー感、しっとり感があり、手にべとつかず、
静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、さらに、洗
髪やブラッシングによっても前記効果が持続する良好な
頭髪用泡沫状エアゾール化粧品が得られた。
【表9】
【0048】尚、表9中で使用したカチオン性樹脂溶液
は特開平5−310538号公報に記載されているもの
の一つで、以下の方法により調製したものである。即
ち、還流冷却器、滴下ロート、温度計、窒素置換用ガラ
ス管および撹拌装置を取り付けた五つ口フラスコに、ジ
メチルアミノエチルメタクリレート55重量部、ラウリ
ルアクリレート15重量部、セチルメタクリレート20
重量部、べへニルメタクリレート10重量部および無水
エタノール100重量部を入れ、アゾビスイソブチロニ
トリル0.3重量部を加え、窒素気流下、80℃で還流
加熱し、更に2時間後にアゾビスイソブチロニトリルを
0.6重量部追加して、同温度で6時間重合を行った。
次に、これを硫酸ジエチル53.9重量部(ジメチルア
ミノエチルメタクリレートに対し等モル量)および無水
エタノール100重量部を添加し、更に窒素気流下50
℃で10時間変性化反応を行わせた。次いで、エタノー
ル含量を調節して、ポリマー含量が30重量%のカチオ
ン性樹脂溶液を得た。この樹脂の変性前の重量平均分子
量は120,000であった。
【0049】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、反応性基を導入
した特定のポリジオルガノシロキサン−ポリオキシアル
キレン交互ブロック共重合体を含有するので、泡立ちや
乳化性が良く、毛髪を処理した場合の毛髪の仕上がり、
風合い、つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の予防
および修復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー感、
しっとり感があり、静電気の発生および蓄積等の問題が
起きず、更にシャンプーやブラッシング等日常の手入れ
に対する上記の効果の持続性が良い、従来のものより優
れたシャンプー剤、リンス剤、セットローション剤、ヘ
アスプレー剤、パーマネントウエーブ剤、ムース剤、染
毛剤等として使用でき、産業上非常に有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 【化1】 [式中、R1 は脂肪族不飽和を含まない1価の炭化水素
    基を表し、 Xは次式: −R3 −Z (式中、R3 は直接結合または炭素原子数1〜20の二
    価炭化水素基を表し、Zはアミノ基含有基、アンモニウ
    ム基含有基またはエポキシ基含有基を表す)で表される
    反応性官能基を表し、 R2 はR1 またはXのいずれかを表し、 nは2〜4の整数であり、aは少なくとも2の整数であ
    り、bは少なくとも1の整数であり、cは少なくとも4
    の整数であり、dは少なくとも2の整数であり、 Yは炭素−珪素によって隣接珪素原子にそして酸素原子
    によってポリオキシアルキレンブロックに結合している
    2価の有機基を表し、各シロキサンブロックの平均分子
    量は約250〜約10,000であり、各ポリオキシア
    ルキレンブロックの平均分子量は約200〜約10,0
    00であり、シロキサンブロックは共重合体の約25〜
    約95重量%を構成し、そしてブロック共重合体は少な
    くとも約1,000の平均分子量を有する]で表される
    反応性シリコーン系ブロック共重合体を含有することを
    特徴とする毛髪化粧料。
JP15632696A 1995-09-29 1996-05-29 毛髪化粧料 Pending JPH09151119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15632696A JPH09151119A (ja) 1995-09-29 1996-05-29 毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-275035 1995-09-29
JP27503595 1995-09-29
JP15632696A JPH09151119A (ja) 1995-09-29 1996-05-29 毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09151119A true JPH09151119A (ja) 1997-06-10

Family

ID=26484121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15632696A Pending JPH09151119A (ja) 1995-09-29 1996-05-29 毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09151119A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193766A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Nippon Unicar Co Ltd 毛髪セット剤組成物
JP2002326914A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Nippon Unicar Co Ltd 毛髪用組成物
WO2003105792A1 (ja) * 2000-12-18 2003-12-24 花王株式会社 毛髪化粧料
JP2004505145A (ja) * 2000-07-27 2004-02-19 ジーイー・バイエル・シリコーンズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツトゲゼルシヤフト ポリアンモニウム−ポリシロキサン化合物、それらの製造法及び使用法
JP2004331977A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Wacker Chemie Gmbh ポリアルコキシ基を有する有機ケイ素化合物およびその製法
JP2007161597A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Shiseido Co Ltd 毛髪洗浄料
JP2007223931A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Kao Corp 毛髪化粧料
WO2013089043A1 (en) 2011-12-16 2013-06-20 Dow Corning Toray Co., Ltd. Manufacturing method for organopolysiloxane-polyoxyalkylene block copolymer
JP2013237731A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ブロック型変性オルガノポリシロキサン、該オルガノポリシロキサンの使用方法、化粧料、及び前記オルガノポリシロキサンの製造方法
JP5900326B2 (ja) * 2010-04-06 2016-04-06 ライオン株式会社 毛髪化粧料
WO2019240089A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤
WO2019240086A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤
WO2019240088A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤
WO2019240090A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004505145A (ja) * 2000-07-27 2004-02-19 ジーイー・バイエル・シリコーンズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツトゲゼルシヤフト ポリアンモニウム−ポリシロキサン化合物、それらの製造法及び使用法
JP4936631B2 (ja) * 2000-07-27 2012-05-23 モーメンテイブ・パーフオーマンス・マテリアルズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ポリアンモニウム−ポリシロキサン化合物、それらの製造法及び使用法
WO2003105792A1 (ja) * 2000-12-18 2003-12-24 花王株式会社 毛髪化粧料
JP2002193766A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Nippon Unicar Co Ltd 毛髪セット剤組成物
JP2002326914A (ja) * 2001-05-01 2002-11-15 Nippon Unicar Co Ltd 毛髪用組成物
US7964179B2 (en) 2002-06-13 2011-06-21 Kao Corporation Cosmetic hair preparation
JP2004331977A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Wacker Chemie Gmbh ポリアルコキシ基を有する有機ケイ素化合物およびその製法
JP2007161597A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Shiseido Co Ltd 毛髪洗浄料
JP2007223931A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Kao Corp 毛髪化粧料
JP5900326B2 (ja) * 2010-04-06 2016-04-06 ライオン株式会社 毛髪化粧料
WO2013089043A1 (en) 2011-12-16 2013-06-20 Dow Corning Toray Co., Ltd. Manufacturing method for organopolysiloxane-polyoxyalkylene block copolymer
US9441077B2 (en) 2011-12-16 2016-09-13 Dow Corning Toray Co., Ltd. Manufacturing method for organopolysiloxane-polyoxyalkylene block copolymer
JP2013237731A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ブロック型変性オルガノポリシロキサン、該オルガノポリシロキサンの使用方法、化粧料、及び前記オルガノポリシロキサンの製造方法
WO2019240089A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤
WO2019240086A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤
WO2019240088A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤
WO2019240090A1 (ja) 2018-06-12 2019-12-19 花王株式会社 洗浄剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5472686A (en) Cosmetic formulations
JP3061434B2 (ja) 毛髪化粧料
ES2162094T5 (es) Composicion topica que contiene un polimero de silicona injertado y una silicona aminada y/o una goma o una resina de silicona.
ES2199890T3 (es) Polimeros de siloxano zwittetionicos y polimeros reticulados ionicamente formados a partir de los mismos.
CN100581530C (zh) 基于阳离子表面活性剂,氨基硅氧烷或乙烯基硅氧烷,脂肪醇和推进剂的化妆组合物
JP5490977B2 (ja) 窒素原子を有するエラストマー系シランおよびシロキサンを含有するエマルジョンのパーソナルケア用途
AU676062B2 (en) Conditioning hair with silicones
JPH10512233A (ja) 化粧品及びボディケア製品中の重合体
JP2006503934A (ja) アニオン性重合体レオロジー改質剤およびカチオン性物質の組成物
JP2004503626A (ja) ケラチン基質の処理のための分岐状/ブロック共重合体
JPH09151119A (ja) 毛髪化粧料
ES2191932T5 (es) Composiciones cosmeticas que contienen un polimero cationico de baja masa molecular y una silicona y sus utilizaciones.
KR100190934B1 (ko) 구아고무 및 실리콘 기재의 화장품 조성물
US5194251A (en) Hair treatment with zwitterionomeric siloxanes
JP3071222B2 (ja) 皮膚化粧料
JP2002226332A (ja) ジ4級シリコーンポリマーを含有するヘアトリートメント剤
JP6710779B2 (ja) アミノ官能性エンドブロッキング基を有するシリコーンブロックコポリマー、並びにその調製方法及び使用方法
CN106132394A (zh) 包含两种丙烯酸酯有机硅共聚物的水性头发定型组合物
JP2004307518A (ja) 少なくとも1つのシリコーン/アクリル酸コポリマーと少なくとも1つのコンディショニング剤を含む化粧品組成物
JP2010248168A (ja) 毛髪化粧料
JP2000191456A (ja) 毛髪化粧料
WO2003045341A1 (fr) Produits de soins capillaires
JPH0680559A (ja) 洗浄剤組成物
JP2002179535A (ja) 毛髪用組成物
JP2000191456A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041005

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02