JP2000191456A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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- JP2000191456A JP2000191456A JP10368028A JP36802898A JP2000191456A JP 2000191456 A JP2000191456 A JP 2000191456A JP 10368028 A JP10368028 A JP 10368028A JP 36802898 A JP36802898 A JP 36802898A JP 2000191456 A JP2000191456 A JP 2000191456A
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Abstract
し、仕上がりの風合いが良く、つややかで、ボリューム
感、バルキー感、しっとり感を与え、セット性が良く、
乳化効果、泡立ち効果をよくし、ビルドアップが少な
く、繰り返し使用してもオイル感が残存せず、ぎしぎし
した感じになることのない毛髪化粧料の提供。 【解決手段】 特定の反応性基を導入したポリシロキサ
ンと特定の反応性基を導入したポリアルキレンオキシド
とからなるポリオルガノシロキサン−ポリオキシアルキ
レン交互ブロック共重合体を含有することを特徴とする
毛髪化粧料、また上記の交互ブロック共重合体と他のシ
リコーン誘導体とを含有することを特徴とする毛髪化粧
料。
Description
に詳しくは、特定のシリコーン系ブロック共重合体、ま
たはそれとそれ以外のシリコーン誘導体を含有する、シ
ャンプー剤、リンス剤、セットローション剤、ヘアスプ
レー剤、パーマネントウエーブ剤、ムース剤、染毛剤等
として使用可能な毛髪化粧料に関する。
ス剤でリンスされた後、整髪剤、ムース剤等で保護さ
れ、ヘアスプレー剤、セットローション剤等でセットさ
れる。また、パーマネント剤、染毛剤を更に使用するこ
ともある。これらの毛髪に使用する組成物は、毛髪化粧
料と呼称されるが、これらの組成物には、毛髪を保護す
る目的で植物油、動物油、鉱油、合成油等が配合されて
いる。近年、シリコーン系高分子技術の進歩により、各
種ポリシロキサン系重合体が合成されようになったが、
これらポリシロキサン系重合体は、その特異な性質が着
目され、毛髪化粧料の主成分として配合されている。中
でも、本出願人による特開平4−211605号公報に
おいては、毛髪に帯電防止効果を与え、櫛通り性を良く
し、仕上がりの風合いが良くつややかで、ボリューム
感、バルキー感、しっとり感を与え、乳化効果、泡立ち
効果をよくする毛髪化粧料として特定の線状ポリシロキ
サン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体を配合し
た毛髪化粧料が提案され、また、同じく特開平9−15
1119号公報においては、上記効果を高め、シャンプ
ーやブロー、ブラッシング等日常の毛髪の手入れに対す
る上記効果の持続性が良好な毛髪化粧料として、アミノ
基、アンモニウム基またはエポキシ基を持つ特定の線状
ポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合
体を配合した毛髪化粧料が提案されている。しかし、こ
れら共重合体を配合した従来の毛髪化粧料では、ビルド
アップ(髪への堆積)がしやすく、繰り返し使用すると
オイル感が残存し、ぎしぎしした感じになるという欠点
があった。
した従来のシリコーン類配合毛髪化粧料のもつ問題点を
解消し、毛髪に帯電防止効果を与え、櫛通り性を良く
し、仕上がりの風合いが良く、つややかで、ボリューム
感、バルキー感、しっとり感を与え、セット性が良く、
乳化効果、泡立ち効果をよくし、ビルドアップが少な
く、繰り返し使用してもオイル感が残存せず、ぎしぎし
した感じになることのない毛髪化粧料を提供することに
ある。
につき鋭意検討した結果、特定のポリシロキサンとポリ
アルキレンオキシドとからなる特定の交互ブロック共重
合体、または該共重合体と他のシリコーン誘導体を併用
したものを毛髪化粧料に配合すると、上記課題が達成で
きることを見出だした。本発明は、これら知見に基づい
て完成に至ったものである。
(1)のポリシロキサンと一般式(2)のポリアルキレ
ンオキシドとからなる交互ブロック共重合体(A)を含
有することを特徴とする毛髪化粧料が提供される。
素基、R2は2価の有機基、XおよびYは2級または3
級のアミンを含む基または開環エポキシを含む2価の有
機基で、Xが開環エポキシを含む基の場合は、Yはアミ
ンを含む基で、Xがアミンを含む基の場合は、Yは開環
エポキシを含む基であり、aは2〜4、bは0〜10
0、dは0〜100、b+dは1〜100、そしてcは
1〜500を表す。)また、本発明によれば、上記の交
互ブロック共重合体(A)と、他のシリコーン誘導体
(B)とを含有することを特徴とする毛髪化粧料が提供
される。
はアミン基を含有するポリシロキサンと末端にアミン基
またはエポキシ基を含有するポリアルキレンオキサイド
の反応生成物である交互ブロック共重合体を含有する毛
髪化粧料であり、該交互ブロック共重合体、その原料、
製造方法、毛髪化粧料等について以下に詳細に説明す
る。
ロキサンブロックは、次の一般式(1)で示される。
炭素数1〜4のアルキル基、特に好ましくはメチル基で
あり、R2は2価の有機基、好ましくは少なくとも1つ
の炭素原子をもつ2価の炭化水素基であり、好ましくは
炭素数10以下の炭化水素基で、場合によっては水酸基
及び/又はエーテル結合を有する置換基を有していても
よい炭化水素基であり、Xは2級または3級のアミンを
含む基または開環エポキシを含む2価の有機基であり、
aは2〜4、好ましくは2〜3であり、bは0〜100
であり、cは1〜500、好ましくは10〜100であ
る。
価の有機基としては、具体的には、以下のものが挙げら
れる。
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)アルキレン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチレン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)−β−メチルエチ
レン、及びβ−(3,4−エポキシ−4−メチルシクロ
ヘキシル)−β−メチルエチレン等のエポキシシクロヘ
キシルアルキレンから誘導することができる。
具体的には、以下の一般式で表されるものが挙げられ
る。
表し、好ましくはメチル基であり、R4はアルキレン、
脂環状アルキレンまたはヘテロ原子を含むアリールアル
キレン基を表し、特に炭素数10以下のアルキレンが好
ましく、gは0または1である。また、上記式(1)及
び(3)において、R1、R2、R3、及びR4はそれ
ぞれ同一でも異なっていても良い。
つの構成単位であるポリアルキレンオキシドブロック
は、次の一般式(2)で示される。
開環エポキシを含む2価の有機基であり、aは2〜4、
好ましくは2〜3であり、dは0〜100であり、b+
dは1〜100、好ましくは10〜50である。(2)
式において、Yが表す開環エポキシまたはアミンは上記
のポリシロキサンにおけるXで示した有機基と同様な基
である。前記したポリシロキサンにおけるXが開環エポ
キシを含む基の場合には、Yはアミンを含む基を表し、
一方、前記したポリシロキサンにおけるXがアミンを含
む基の場合には、Yは開環エポキシを含む基を表す。
または(OCaH2a)で表されるポリオキシアルキレ
ンブロックは、エチレンオキシド(a=2)、プロピレ
ンオキシド(a=3)及びブチレンオキシド(a=4)
から製造され、ランダム状またはブロック状のいずれで
も良い。それらのオキシドの比率は限定されないが、共
重合体に要求される溶解性によって調整される。
上記の一般式(1)で表されるポリシロキサンブロック
と一般式(2)で表されるポリアルキレンオキシドブロ
ックを構成単位とする交互ブロック共重合体である。該
交互ブロック共重合体の各ブロックの単位は、該共重合
体の粘度の取り扱い易さの観点から、2〜1000が好
ましい。該交互ブロック共重合体の分子量は、エポキシ
基含有成分とアミノ基含有成分とのモル比を変えるこ
と、または、オキシアルキレンユニットの分子量とポリ
シロキサンブロックの分子量を変えることにより、用途
に応じて自由に変更できる。また、該交互ブロック共重
合体中の珪素含量を制御することにより、その物性を制
御することができる。例えば、珪素含量を高くすると、
交互ブロック共重合体は疎水性になる。すなわち、前記
一般式におけるc/(b+d)は10:1〜1:10が
好ましく、より好ましくは2:1である。さらに、該交
互ブロック共重合体はの末端基は限定されないが、本明
細書で例示した方法で製造した場合は、エポキシ基また
はアミノ基となる。
次の化合物が挙げられる。
00の整数である。)
シ末端またはアミン末端ポリシロキサンを製造し、さら
に、アミン末端またはエポキシ末端ポリアルキレンオキ
シドを好適な溶媒中で還流下で反応させて製造すること
ができる。例えば、第一段階として、(4)式で示され
るα,ω−ハイドロジェンポリシロキサンと末端にオレ
フィン結合を持つ不飽和エポキシ化合物(例えば、アリ
ルグリシジルエーテル)とをヒドロシリル化触媒(例え
ば、塩化白金酸)の存在下に、加熱下に反応させること
によりエポキシ末端封鎖ポリシロキサンを製造する。
第1213779号に記載されている。末端にオレフィ
ン結合を持つ不飽和エポキシ化合物の好ましい具体例と
しては以下の構造の化合物が挙げられる。
ポリシロキサンは一級または二級アミンにより封鎖され
たポリアルキレンオキシドと反応させられる。そのよう
なアミノポリアルキレンオキシドは、ハントスマン(H
untsman)社よりJEFFAMINE(登録商
標)ED−900またはJEFFAMINE(登録商
標)ED−2001として市販されているものを使用で
きる、それらの構造式は、
たはアルコールと水の混合物)中で還流下で行うことが
できる。エポキシ末端封鎖ポリシロキサンを反応溶媒中
のアミン化合物に加えることが好ましい。同様に、α,
ω−ハイドロジェンシロキサンはアリル開始エポキシ末
端ポリオキシアルキレンオキシドと同様の方法でヒドロ
シリル化反応される。このエポキシ末端化合物はジアミ
ン(例えば、エチレンジアミン、1,6−ジアミノヘキ
サン、ピペラジン)と反応してポリエーテル−シロキサ
ン単位を連結する。その他、公知の方法により製造され
たものも、本発明で使用可能である。
水又はアルコールとの副反応により、対応するジオー
ル、エーテルアルコールを生成し易いため、実用的に
は、この反応はアミン成分が1〜30%、好ましくはは
1〜10%の過剰下におこなうのが好ましい。
または酒石酸等のブレンステッド酸の直接添加により中
和され、更に溶媒は水、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール及びジプロピレングリコールメチルエ
ーテル等の非燃焼性溶媒に置換される。反応生成物は大
気圧または減圧下で溶媒を蒸留除去して分離することが
できる。生成した共重合体は、その分子量及びエチレン
オキサイドの含量により、粘性油状かワックス状にな
る。
有する毛髪化粧料であり、様々な形態で使用できる。例
えば、交互ブロック共重合体をアルコール類、炭化水素
類、グリコール類、低重合度直鎖状ジメチルシリコーン
類、揮発性環状シリコーン類等に溶解または分散させて
用いてもよいし、更には界面活性剤を用いて水に分散さ
せてエマルジョンの形態で用いることもできる。また、
プロパン、ブタン、トリクロルモノフルオロメタン、ジ
クロルジフルオロメタン、ジクロルテトラフルオロエタ
ン、炭酸ガス、窒素ガス等の噴射剤を併用してスプレー
として用いることもできる。それらの形態でシャンプー
剤、リンス剤、セットローション剤、ヘアスプレー剤、
パーマネントウエーブ剤、ムース剤、染毛剤等として使
用できる。また、毛髪化粧料中の上記シリコーン系交互
ブロック共重合体の配合量は限定されないが、好ましく
は0.01〜80重量%であり、特に好ましくは0.1
〜40重量%である。上記シリコーン系ブロック共重合
体の配合量が少なすぎると本発明の効果が少ないし、多
すぎると毛髪に均一に塗布するのが困難になる。また、
上記シリコーン系交互ブロック共重合体は予め揮発性環
状シリコーン類に溶解もしくは分散させてから配合する
と取扱いが容易でかつ毛髪に良くなじむので好ましい。
交互ブロック共重合体と共にそれ以外のシリコーン誘導
体を配合すると更に効果の高いものとなりる。上記シリ
コーン系ブロック共重合体以外のシリコーン誘導体とし
ては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジメチルメチ
ルフェニルポリシロキサン、アミノ変性ジメチルポリシ
ロキサン、エポキシ変性ジメチルポリシロキサン、ポリ
エーテル変性ジメチルポリシロキサン、ポリカプロラク
トン変性ジメチルポリシロキサン、α−オレフィン変性
ジメチルポリシロキサン、特開平8−188519号公
報記載のジメチルポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ンブロック交互共重合体、特開平9−151119号公
報記載の反応性基含有ジメチルポリシロキサン−ポリオ
キシアルキレンブロック交互共重合体等が例示される。
また、これらは、各種形状(例えば、オイル、樹脂、ガ
ム、ゴム、粉末等)のものが使用できる。本発明で用い
る交互ブロック共重合体とそれ以外のシリコーン誘導体
の配合割合は、10:1〜1:10が好ましい。
に配合されている添加剤を本発明の効果が損なわれない
程度に配合することができる。例えば、各種油分(例え
ばツバキ油、ナタネ油、ゴマ油、サフラワー油、綿実
油、ヒマシ油、大豆油、ヤシ油、パーム油、ミツロウ、
モンタンロウ、ラノリン、スクワレン等)、界面活性剤
(例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルキル硫酸エステル、アルキル硫酸エステ
ル、アルカンスルホン酸塩、アルキルエトキシカルボン
酸塩、コハク酸誘導体、アルキルアミンオキサイド、イ
ミダゾリン型化合物、ポリオキシエチレンアルキルまた
はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、高級脂肪酸アルカノールアミドまたは
そのアルキレンオキサイド付加物等)、高分子化合物
{例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、メチルセルロース、カチオン化セルロース、カチオ
ン化高分子、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン
と酢酸ビニルの共重合体、ビニルピロリドン−酢酸ビニ
ル−アルキルアミノアクリレート共重合体、メチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体の低級アルキルハ
ーフエステル、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、アク
リル酸−アクリル酸エステル−N−アルキルアクリルア
ミド共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸(t−ブチル)
−安息香酸ビニル共重合体、ポリ(2−アクリルアミド
−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム)、ビニル
ピロリドン−メタクリル酸−酢酸(t−ブチル)共重合
体、ビニルピロリドン−アクリル酸またはメタクリル酸
共重合体、特開平5−310538号公報に記載された
カチオン性樹脂等}、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿
剤、香料、染料、顔料、色素、防腐剤、ビタミン剤、ホ
ルモン剤、消臭剤、固着剤等を適量配合しても良い。
が、本発明はこれらに限定されるものでなく、本発明の
技術思想を利用する実施態様はすべて本発明の範囲に含
まれるものである。なお、実施例で使用した共重合体の
製造は以下の合成例に示す。
四つ口フラスコ中にα,ω−ハイドロジェンポリシロキ
サン(H{SiO(CH3)2}pSi(CH 3)2H
においてp=20のもの)500gを入れ、80℃に加
熱した塩化白金酸を白金換算で5〜10ppm添加した
後アリルグリシジルエーテル91.7gをゆっくりと添
加した。SiHが検出されなくなるまで温度を80〜9
0℃に維持した。過剰のアリルグリシジルエーテルは5
0mmHg及び120℃の減圧加熱下で除去した。生成
したエポキシ末端ポリシロキサンはエポキシ当量は78
1.3gであった。これをA−20と称する。同様に、
表1に示すα,ω−ハイドロジェンポリシロキサンの重
合度、アリルグリシジルエーテル添加量より各種エポキ
シ末端ポリシロキサンA−50〜A−150を製造し、
エポキシ当量を測定した。結果を表1に示す。
冷却器及び温度計を備えた1リットルの四つ口フラスコ
中に表2に記載した種類及び量のアミノポリアルキレン
オキシド(モル比で5%過剰)[前記式(5)において
a=2.5、b=15.5のもの及び前記式(5)にお
いてa=2.5、b=40.5のものを使用]及び最終
的に生成する共重合体を50%溶液とするのに必要な量
の2−プロパノールを入れた。反応混合物の温度は80
℃に調整し、α,ω−エポキシポリシロキサンを滴下漏
斗から1〜2時間の間隔で3分割して加えた。この反応
は滴定によりエポキシ基が検出されなくなった時点で完
了とし、表2に示すシリコーン系交互ブロック共重合体
を得た(AB−20−18〜AB−150−43)。
用い、さらに他のシリコーン誘導体としてオクタメチル
シクロペンタンシロキサンを用い、表3に示す処方でシ
ャンプー剤を調製したところ、泡立ちが良く、洗髪後の
毛髪の仕上がり、風合い、つや、セット性、感触、櫛通
り性、枝毛の予防および修復効果等が優れ、ボリューム
感、バルキー感、しっとり感があり更に静電気の発生お
よび蓄積等の問題が起きず、ビルドアップが少なく繰り
返し使用してもオイル感が残存せずぎしぎしした感じに
なることのない良好なシャンプー剤が得られた。
−50−18、AB−50−43、AB−75−43、
AB−100−18、AB−100−43及びAB−1
50−43に変更した以外は全く同様のシャンプー剤を
それぞれ調整したところ、実施例1と同様に良好なシャ
ンプー剤が得られた。
用い、表4に示す処方でヘアトリートメント剤を調製し
たところ、処理後の毛髪の仕上がり、風合い、つや、セ
ット性、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修復効果等
が優れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり感があ
り、更に静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、ビ
ルドアップが少なく繰り返し使用してもオイル感が残存
せずぎしぎしした感じになることのない良好なヘアトリ
ートメント剤が得られた。
−50−18、AB−50−43、AB−75−43、
AB−100−18、AB−100−43及びAB−1
50−43に変更した以外は全く同様のヘアトリートメ
ント剤をそれぞれ調製したところ、実施例3と同様に良
好なヘアトリートメント剤が得られた。
用い、さらに他のシリコーン誘導体としてオクタメチル
シクロペンタンシロキサンを用い、表5に示す処方でヘ
アスプレー剤を調製したところ、処理後の毛髪の仕上が
り、風合い、つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の
予防および修復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー
感、しっとり感があり、更に静電気の発生および蓄積等
の問題が起きず、ビルドアップが少なく繰り返し使用し
てもオイル感が残存せずぎしぎしした感じになることの
ない良好なヘアスプレー剤が得られた。
−50−18、AB−50−43、AB−75−43、
AB−100−18、AB−100−43及びAB−1
50−43に変更した以外は全く同様のヘアスプレー剤
をそれぞれ調製したところ、実施例5と同様に良好なヘ
アスプレー剤が得られた。
用い、さらに他のシリコーン誘導体としてオクタメチル
シクロペンタンシロキサンを用い、表6に示す処方でヘ
アリキッド剤を調製したところ、処理後の毛髪の仕上が
り、風合い、つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の
予防および修復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー
感、しっとり感があり、更に静電気の発生および蓄積等
の問題が起きず、ビルドアップが少なく繰り返し使用し
てもオイル感が残存せずぎしぎしした感じになることの
ない良好なヘアリキッド剤が得られた。
−50−18、AB−50−43、AB−75−43、
AB−100−18、AB−100−43及びAB−1
50−43に変更した以外は全く同様のヘアリキッド剤
をそれぞれ調製したところ、実施例7と同様に良好なヘ
アリキッド剤が得られた。
用い、さらに他のシリコーン誘導体としてアミノ酸変性
シリコーンを用い、表7に示す処方でシャンプー剤を調
製したところ、泡立ちが良く、洗髪後の毛髪の仕上が
り、風合い、つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の
予防および修復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー
感、しっとり感があり更に静電気の発生および蓄積等の
問題が起きず、ビルドアップが少なく繰り返し使用して
もオイル感が残存せずぎしぎしした感じになることのな
い良好なシャンプー剤が得られた。
る。
−50−18、AB−50−43、AB−75−43、
AB−100−18、AB−100−43及びAB−1
50−43に変更した以外は全く同様のシャンプー剤を
それぞれ調製したところ、実施例9と同様に良好なシャ
ンプー剤であった。
サンガム(分子量2,000,000)に変更した以外
は全く同様のシャンプー剤を調製したところ、実施例9
と同様に良好なシャンプー剤であった。
B−50−18、AB−50−43、AB−75−4
3、AB−100−18、AB−100−43及びAB
−150−43に変更した以外は全く同様のシャンプー
剤をそれぞれ調製したところ、実施例11と同様に良好
なシャンプー剤であった。
用い、表8に示す処方でエアゾールヘアラッカーを調製
したところ、処理後の毛髪のセット性、仕上がり、つ
や、感触、櫛通り性、枝毛の予防および修復効果等が優
れ、ボリューム感、バルキー感、しっとり感があり、更
に静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、ビルドア
ップが少なく繰り返し使用してもオイル感が残存せずぎ
しぎしした感じになることのない良好なエアゾールヘア
ラッカーが得られた。
B−50−18、AB−50−43、AB−75−4
3、AB−100−18、AB−100−43及びAB
−150−43に変更した以外は全く同様のエアゾール
ヘアラッカーを調製したところ、実施例13と同様な良
好なエアゾールヘアラッカーであった。
用い、表9に示す処方で頭髪用泡沫状エアゾール化粧品
を調製した。その結果、アミン臭が全くせず、処理後の
毛髪の仕上がり、風合い、つや、セット性、感触、櫛通
り性、枝毛の予防および修復効果等が優れ、ボリューム
感、バルキー感、しっとり感があり、手にべとつかず、
静電気の発生および蓄積等の問題が起きず、さらに、ビ
ルドアップが少なく繰り返し使用してもオイル感が残存
せずぎしぎしした感じになることのない良好な頭髪用泡
沫状エアゾール化粧品が得られた。尚、表9中で使用し
たカチオン性樹脂溶液は特開平5−310538号公報
に記載されているものの一つで、以下の方法により調製
したものである。即ち、還流冷却器、滴下ロート、温度
計、窒素置換用ガラス管および撹拌装置を取り付けた五
つ口フラスコに、ジメチルアミノエチルメタクリレート
55重量部、ラウリルアクリレート15重量部、セチル
メタクリレート20重量部、べへニルメタクリレート1
0重量部および無水エタノール100重量部を入れ、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を加え、窒素気
流下、80℃で還流加熱し、更に2時間後にアゾビスイ
ソブチロニトリルを0.6重量部追加して、同温度で6
時間重合を行った。次に、これを硫酸ジエチル53.9
重量部(ジメチルアミノエチルメタクリレートに対し等
モル量)および無水エタノール100重量部を添加し、
更に窒素気流下50℃で10時間変性化反応を行わせ
た。次いで、エタノール含量を調節して、ポリマー含量
が30重量%のカチオン性樹脂溶液を得た。この樹脂の
変性前の重量平均分子量は120,000であった。
B−50−18、AB−50−43、AB−75−4
3、AB−100−18、AB−100−43及びAB
−150−43に変更した以外は全く同様の頭髪用泡沫
状エアゾール化粧品を調製したところ、実施例15と同
様な良好な頭髪用泡沫状エアゾール化粧品であった。
した特定のポリジオルガノシロキサン−ポリオキシアル
キレン交互ブロック共重合体を含有するので、泡立ちや
乳化性が良く、毛髪を処理した場合の毛髪の仕上がり、
風合い、つや、セット性、感触、櫛通り性、枝毛の予防
および修復効果等が優れ、ボリューム感、バルキー感、
しっとり感があり、静電気の発生が起きず、ビルドアッ
プが少なく繰り返し使用してもオイル感が残存せずぎし
ぎしした感じになることのない従来のものより優れたシ
ャンプー剤、リンス剤、セットローション剤、ヘアスプ
レー剤、パーマネントウエーブ剤、ムース剤、染毛剤等
として使用でき、産業上非常に有効である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の一般式(1)のポリシロキサンと
一般式(2)のポリアルキレンオキシドとからなる交互
ブロック共重合体(A)を0.01〜80重量%含有す
ることを特徴とする毛髪化粧料。 【化1】 【化2】 (式中、R1はそれぞれ独立した炭素数1〜4の炭化水
素基、R2は2価の有機基、XおよびYは2級または3
級のアミンを含む基または開環エポキシを含む2価の有
機基で、Xが開環エポキシを含む基の場合は、Yはアミ
ンを含む基で、Xがアミンを含む基の場合は、Yは開環
エポキシを含む基であり、aは2〜4、bは0〜10
0、dは0〜100、b+dは1〜100、そしてcは
1〜500を表す。) - 【請求項2】 請求項1に記載の交互ブロック共重合体
(A)およびその他のシリコーン誘導体(B)を含有
し、(A):(B)の重量比が10:1〜1:10であ
ることを特徴とする毛髪化粧料。
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