JPH05320349A - 新規シリコーン化合物及び該化合物を含有する化粧料 - Google Patents

新規シリコーン化合物及び該化合物を含有する化粧料

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JPH05320349A
JPH05320349A JP4177017A JP17701792A JPH05320349A JP H05320349 A JPH05320349 A JP H05320349A JP 4177017 A JP4177017 A JP 4177017A JP 17701792 A JP17701792 A JP 17701792A JP H05320349 A JPH05320349 A JP H05320349A
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明 儘田
Yoshiaki Ito
嘉昭 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の一般式(1) 【化1】 (式中、Aは第四級アンモニオ結合を示し、Bはハロゲ
ン原子、第二級アミノ基又はポリシロキサン基を示す)
で表わされるシリコーン化合物及びこれを含有する化粧
料。 【効果】 皮膚や毛髪への良好な吸着性を有し、優れた
耐洗浄性及び耐洗髪性を示す。しかも、皮膚及び毛髪に
べとつくことなく、光沢、艶、滑らかさ等を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規シリコーン化合物に
関し、さらに詳しくは毛髪に柔軟性、優れた光沢、艶、
櫛通り性及び滑らかな感触を付与し、皮膚を保護し、優
れた皮膚への展性、使用感を付与し得るシリコーン化合
物及び該化合物を含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
シャンプー、リンス、トリートメント、セット剤、パー
マネントウェーブ液等の水又はエタノール系の毛髪化粧
料には、毛髪に光沢、艶、滑らかさ等を付与するため、
シリコーン化合物が広く使用されている。
【0003】また、メイクアップ化粧料、フェイスケア
クリーム、ハンドケアクリーム、ローション等にも、皮
膚への外的ストレスからの保護、皮膚への展性の改善、
塗布時又は使用時の感触改善を目的として、シリコーン
化合物が使用されている。
【0004】シリコーン化合物が使用されている化粧料
例としては、(1)ポリジメチルシロキサン、ポリメチ
ルフェニルシロキサン等のシリコーンオイル及びエマル
ジョンが添加された毛髪化粧料、(2)ポリジメチルシ
ロキサン・ポリオキシアルキレンブロック共重合体等の
エーテル変性シリコーンが、陽イオン性重合体及び両性
重合体等の整髪用ポリマーに添加された泡状整髪料、
(3)アミノ変性オルガノポリシロキサンエマルジョン
が添加されたシャンプー、リンスなど、(4)アミノ変
性ポリシロキサンエマルジョンが陽イオン高分子化合物
及び両性高分子化合物に添加されたトリートメント剤、
整髪料など、(5)高分子量のポリジメチルシロキサ
ン、ポリメチルフェニルシロキサン等を使用した毛髪化
粧料、ハンドクリームなど、(6)ボラタイルと一般に
呼称されるヘキサメチルシクロトリシロキサン(略称D
3)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(略称
4)、デカメチルシクロペンタシロキサン(略称
5)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(略称
6)等が添加されたフェイス・ケア・クリーム、ハン
ドクリーム、ローションなどが挙げられる。
【0005】しかし、上記シリコーンオイルやエーテル
変性シリコーンは、毛髪、皮膚等に対する吸着基を有し
ないため、また、これらはガラス転移温度が低いため、
皮膚又は毛髪上で容易に移動し、吸着し難く、これらに
よる効果及び性能を有意に発揮させるためには、化粧料
又は毛髪化粧料中に多量に添加する必要があり、そのた
めに毛髪や皮膚がべとついたり、シリコーンの毛髪から
手や衣服への移り等の問題が生じていた。また、これら
をエマルジョンとして使用した場合には、経時安定性が
不十分であること、さらに高分子量シリコーンは添加剤
との十分な相溶性が得られないこと等から広範囲の化粧
料には適用できないという問題もあった。
【0006】そこで、前記問題点を解決し、さらにべと
つくことなく皮膚又は毛髪に優れた光沢、艶、滑らかさ
等を付与し、かつ耐洗浄性、耐洗髪性に優れ、しかも化
粧料への配合が可能な新規シリコーン化合物の開発が望
まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、ポリシロキサン部位と第四
級アンモニオ部位とがブロック状に結合した構造を有す
る下記シリコーン化合物が毛髪への良好な吸着性を有す
ることから耐洗浄性・耐洗髪性に優れ、しかも、べとつ
くことなく、皮膚及び毛髪に光沢、艶、滑らかさ等を付
与し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、下記一般式(1)
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は同一又は異なって炭素数1〜12の置換基を有してい
てもよい炭化水素基、末端酸素原子にアルキル若しくは
アシル基が置換していてもよいポリオキシアルキレン基
又はポリシロキサン基を示し、Aは
【0011】
【化5】
【0012】(ここで、R6 、R7 、R9 、R10
12、R13、R15及びR16は同一又は異なって炭素数1
〜12の置換基を有していてもよい炭化水素基、末端酸
素原子にアルキル若しくはアシル基が置換していてもよ
いポリオキシアルキレン基又はポリシロキサン基を示
し、R8 、R11、R14及びR17は同一又は異なって炭素
数1〜12の置換基を有していてもよい2価の炭化水素
基を示し、Xはハロゲン原子を示す)で示される基を示
し、Bはハロゲン原子、
【0013】
【化6】
【0014】(ここでR18、R19、R20、R21、R23
びR24は同一又は異なって炭素数1〜12の置換基を有
していてもよい炭化水素基、末端酸素原子にアルキル若
しくはアシル基が置換していてもよいポリオキシアルキ
レン基又はポリシロキサン基を示し、Xはハロゲン原子
を示し、pは1〜10の数を示し、qは0〜400の数
を示す)で示される基を示し、lは1〜20の数を示
し、mは1〜10の数を示し、nは0〜400の数を示
す〕で表わされるシリコーン化合物を提供するものであ
る。
【0015】また、本発明は上記一般式(1)で表わさ
れるシリコーン化合物を含有する化粧料を提供するもの
である。
【0016】本発明のシリコーン化合物(1)は、シリ
コーン本来の機能を有するシリコーン部位と皮膚及び/
又は毛髪への吸着性、親水性等を司る第四級アンモニオ
部位とがブロック状に結合してなるものである。従って
シリコーン化合物(1)中のシリコーン部位の分子量、
第四級アンモニオ部位の分子量及びこれらの比を制御す
ることにより、化合物に目的に応じた性能を付与するこ
とができる。
【0017】上記シリコーン部位の数平均分子量は、シ
リコーン本来の機能を発揮させるために300〜30,
000、特に500〜20,000とすることが好まし
く、さらに経済性、製造容易性等も考慮すると1,00
0〜10,000が最も好ましい。
【0018】一方、第四級アンモニオ部位の繰り返し単
位数は1〜20が好ましく、1〜10がさらに好まし
い。20を超えると、該ポリマーが毛髪や皮膚に吸着し
たとき、きしみ感が残存し、感触が改善されない。
【0019】また、上記式中、R1 〜R5 、R6
7 、R9 、R10、R12、R13、R15、R16、R18〜R
24は炭素数1〜12の炭化水素基、特に炭素数1〜6の
アルキル基が好ましい。またR8 、R11、R14及びR17
は炭素数1〜12のアルキレン基が好ましい。さらにB
は−NR1819の構造を有するものが特に好ましい。
【0020】本発明のシリコーン化合物(1)は、例え
ば下記の3種の単量体成分(a)、(b)及び(c)、
(a)ジハライド化合物、(b)第三級ジアミノ化合
物、(c)片末端ジアルキルアミノ変性シリコーン及び
/又は片末端ハロアルキル変性シリコーンの各群から選
ばれるそれぞれ1種又は2種以上を反応させることによ
り合成することができる。また、重合体の反応末端を封
止する場合に限ってモノハライド化合物、第三級モノア
ミノ化合物を使用することもできる。
【0021】成分(a)のハロゲン原子は、種類を問わ
ず使用でき、2個のハロゲン原子がそれぞれ異なるもの
でもよい。2個のハロゲン原子は、その間にアルキル
基、アリル基、アリール基等の通常有機反応に供される
基を介在させることができる。さらに、成分(a)はハ
ロゲン原子及びジアルキルアミノ基に対し不活性なもの
であれば他に種々の官能基を有していてもよい。
【0022】成分(a)の具体例としては、1,2−ジ
クロロエタン、1,2−ジブロモエタン、1,2−ジヨ
ードエタン、1,2−ジクロロプロパン、1,2−ジブ
ロモプロパン、1,2−ジヨードプロパン、1,3−ジ
クロロプロパン、1,3−ジブロモプロパン、1,3−
ジヨードプロパン、1,3−ジクロロブタン、1,3−
ジブロモブタン、1,3−ジヨードブタン、1,4−ジ
クロロブタン、1,4−ジブロモブタン、1,4−ジヨ
ードブタン、2,3−ジクロロブタン、2,3−ジブロ
モブタン、2,3−ジヨードブタン、1,2−ジクロロ
−2−メチルプロパン、1,2−ジブロモ−2−メチル
プロパン、1,2−ジヨード−2−メチルプロパン、
1,4−ジクロロペンタン、1,4−ジブロモペンタ
ン、1,4−ジヨードペンタン、1,5−ジクロロペン
タン、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジヨードペ
ンタン、1,1−ジクロロ−3,3−ジメチルブタン、
1,2−ジブロモ−3,3−ジメチルブタン、1,6−
ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、1,6
−ジヨードヘキサン、1,7−ジクロロヘプタン、1,
7−ジブロモヘプタン、1,7−ジヨードヘプタン、
1,8−ジクロロオクタン、1,8−ジブロモオクタ
ン、1,8−ジヨードオクタン、1,4−ジクロロ−2
−ブテン、1,4−ジブロモ−2−ブテン、1,4−ジ
ヨード−2−ブテン、α,α′−ジクロロ−o−キシレ
ン、α,α′−ジブロモ−o−キシレン、α,α′−ジ
ヨード−o−キシレン、α,α′−ジクロロ−p−キシ
レン、α,α′−ジブロモ−p−キシレン、α,α′−
ジヨード−p−キシレン、α,α′−ジクロロ−m−キ
シレン、α,α′−ジブロモ−m−キシレン、α,α′
−ジヨード−m−キシレン、ビス(クロロメチル)ジメ
チルシラン、1,3−ビス(クロロメチル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ビス(ブ
ロモメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン、1,3−ビス(ヨードメチル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン、1,3−ビス(3−クロ
ロプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン、α,ω−ビス(クロロメチル)ポリジメチルシロ
キサン、α,ω−ビス(3−クロロプロピル)ポリジメ
チルシロキサン等が挙げられる。
【0023】成分(b)のアミノ基には4個のそれぞれ
任意の鎖長のアルキル基を結合させることができる。そ
れぞれのアミノ基の間には、アルキル基、アリル基、ア
リール基等の通常有機反応に供される基を介在させるこ
とができる。さらに、成分(b)にはハロゲン原子及び
ジアルキルアミノ基に対し不活性なものであれば、他に
種々の官能基を有していてもよい。
【0024】成分(b)の具体例としては、N,N,
N′,N′−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,
N′,N′−テトラメチルプロピレンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタンジアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,4−ブタ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、1,4−ジアザビシクロ[2,
2,2]オクタン、N,N,N′,N′−テトラメチル
−2−ブテン−1,4−ジアミン、1,4−ジメチルピ
ペラジン、1,3−ビス(3−N,N−ジメチルアミノ
プロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン、α,ω−ビス(3−N,N−ジメチルアミノプロピ
ル)ポリジメチルシロキサン、1,1,4,4−テトラ
メチル−1,4−ビス(N,N−ジメチルアミノ)ジシ
ルエチレン等が挙げられる。
【0025】成分(c)は、下記一般式(2)又は
(3)
【0026】
【化7】
【0027】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R7 、X、m及びnは前記と同義である)で表わ
される。ここでnは3以上であることが好ましい。3未
満ではシリコーン系化合物が本来有する特長を十分に発
揮できないことがある。
【0028】成分(c)の具体例としては、下記のもの
が挙げられる。
【0029】
【化8】
【0030】成分(c)は、例えばヘキサメチルシクロ
トリシロキサンとアルキルリチウム・ジメチルクロロシ
ランにより片末端Si−H変性シリコーンを合成した
後、白金酸触媒の存在下にジメチルアリルアミン又はア
リルブロマイド、アリルクロライド等とのヒドロシリル
化反応により容易に合成することができる。
【0031】上記成分(a)、(b)及び(c)からそ
れぞれ選択される化合物を反応させることにより本発明
のシリコーン−第四級アンモニオブロックポリマー又は
シリコーン−第四級アンモニオ−シリコーンブロックポ
リマーを合成することができる。
【0032】上記反応において使用される溶媒は特に限
定されない。例えば成分(a)、(b)及び(c)から
それぞれ選択される化合物同士の相溶性が高い場合に
は、無溶媒で反応させることが可能であるが、さらに、
成分(a)と(b)とによる四級化反応を一層促進させ
るため、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルア
セトアミド(DMA)、メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ、ブチルセロソルブ、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エ
チレングリコールジブチルエーテル等の極性溶媒を添加
してもよい。
【0033】一方、これら化合物の相溶性が低く均一に
溶解されない場合には相溶性を確保するために溶媒を添
加することが好ましい。この場合、成分(a)、(b)
及び(c)からそれぞれ選択される化合物を均一に溶解
し得る溶媒なら特に限定はされないが、上記四級化反応
を一層促進させるため、さらにジメチルホルムアミド
(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、メチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、エ
チレングリコーンジメチルエーテル、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエー
テル等の極性溶媒を用いることが好ましい。
【0034】この反応の反応温度及び反応時間は、成分
(a)、(b)及び(c)からそれぞれ選択される化合
物及び相溶性を高めるために添加された溶媒、さらには
四級化反応を促進するために添加された極性溶媒の性状
や沸点により異なるが、好ましくは40〜160℃、2
〜48時間、より好ましくは60〜120℃、4〜24
時間である。
【0035】本発明のシリコーン化合物(1)のシリコ
ーン部位又は第四級アンモニオ部位の分子量及びシリコ
ーン部位と第四級アンモニオ部位との組成比は成分
(a)、(b)及び(c)からそれぞれ選択された化合
物の仕込比、仕込方法、仕込順序により調節することが
可能である。また、使用する原料の反応性が大きく異な
る場合には、使用する原料の一方を過剰に添加し、逐
次、反応を完結させ精製を繰り返す方法が有利である。
【0036】かくして得られたシリコーン化合物(1)
は、種々の化粧料、例えば耐水性が要求される夏用メイ
クアップ化粧料、水仕事等の外部ストレスから手肌等の
皮膚を保護するハンドクリーム、冷房の寒気や冬期の乾
燥等の皮膚刺激から皮膚を保護するフェイスケアクリー
ム、ローション等に使用することができる。
【0037】さらに、上記シリコーン化合物(1)は、
毛髪化粧料、例えば毛髪の形状を保持するためのエアゾ
ールヘアスプレー、ポンプ式ヘアスプレー、フォーム状
ヘアスプレー、ヘアミスト、セットローション、ヘアス
タイリングジェル、ヘアリキッド、ヘアクリーム、ヘア
オイル等のセット剤、毛髪に柔軟性、艶、櫛通り性、損
毛修復、まとまり易さ等のコンディショニング機能を与
えるためのシャンプー、リンス、トリートメント、セッ
ト剤、パーマネントウェーブ液等に使用することが特に
好ましい。
【0038】これら化粧料又は毛髪化粧料は、液体、ク
リーム、エマルジョン、ゲル等、如何なる形状のもので
もよい。
【0039】上記それぞれの化粧料は、本発明のシリコ
ーン化合物(1)と通常該化粧料に使用される成分とを
配合し、常法に従って製造される。
【0040】上記本発明のシリコーン化合物(1)の化
粧料全量に対する配合量は、0.1〜10重量%である
ことが好ましい。
【0041】
【発明の効果】本発明のシリコーン化合物(1)は、皮
膚や毛髪への良好な吸着性を有することから優れた耐洗
浄性及び耐洗髪性を示す。しかも、該化合物は、皮膚及
び毛髪に、べとつくことなく、光沢、艶、滑らかさ等を
付与し得るものである。さらには、第四級アンモニオ結
合は水分が共存しpHが中性からかなりずれたり高塩濃度
下でも変性することなく本来の性質を発揮できることか
ら、シャンプー、リンス、トリートメント、セット剤、
パーマネントウェーブ液、また特に、トリートメント、
セット剤、パーマネントウェーブ液に添加することによ
り、従来のシリコーン系化合物では配合が事実上不可能
であったり、また配合しても本来の性能を示さなかった
様な分野に於いても使用することが可能である。
【0042】従って、本発明のシリコーン化合物(1)
は、特に毛髪化粧料中に配合された場合に以下の効果が
得られる。 (1)パーマネントウェーブ用第1剤組成物、パーマネ
ントウェーブ用第2剤組成物、酸化染毛第1剤組成物、
酸化染毛第2剤組成物、直接染毛剤組成物等に適用され
た場合には、化学処理に伴う損傷感の低下・仕上がり時
の感触の向上にその効果が発揮され、具体的には(イ)
処理中の毛髪の感触・髪操作性の向上(からまない、き
しまない)、(ロ)処理後すすぎ時の感触向上(きしま
ない、柔軟感)、(ハ)処理後乾燥時の髪の感触向上
(滑らかさ、柔軟感、サラサラ感、艶)などが得られ
る。 (2)シャンプー組成物、ヘアリンス組成物、ヘアコン
ディショニング組成物等に配合された場合には、仕上が
り時の感触向上・コンディショニング効果の持続性にそ
の効果が発揮され、具体的には、(イ)ウェット時の毛
髪の感触改良、(ロ)ドライ時の毛髪の柔らかさ、柔軟
感、サラサラ感、艶等の向上などが得られる。 (3)コンディショニングムース組成物、スタイリング
ローション組成物、スタイリングスプレー組成物、スタ
イリングムース組成物等に配合された場合には、自然な
仕上がり・感触の向上にその効果が発揮され、具体的に
は、きしみ・ごわつき感の低下、艶の向上などが得られ
る。
【0043】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0044】参考例1 (片末端をSi−H基で官能化した直鎖シリコーンオリ
ゴマーの製造)乾燥したテトラヒドロフラン200mlに
n−ブチルリチウム23.3ml(1.6mol/l)を添
加した溶液に、ヘキサメチルシクロトリシロキサン(通
称D3)186gを乾燥テトラヒドロフラン500mlに
溶解した溶液を加え、窒素雰囲気下に0℃で6時間重合
した。次いでクロロジメチルシラン8.8gを加えて、
1時間攪拌し、重合を停止させた。生成した塩化リチウ
ムの沈澱を濾別した後、イオン交換水により洗浄し、メ
チルアルコールを加えて生成オリゴマーを沈澱させ、テ
トラヒドロフラン−メチルアルコールにより再沈澱させ
て精製し、ほぼ定量的に片末端にSi−H基を有する直
鎖シリコーンオリゴマーを得た。得られたオリゴマーの
数平均分子量はGPC法(スチレン換算)により、5,
500(計算値5,070)であった。また、GPC法
により多分散度Mw/Mnは1.20であった。この化
合物のIRスペクトルを測定したところ、2130cm-1
にSi−H結合に由来する特性吸収が観測された。
【0045】参考例2 (片末端を3−ジメチルアミノプロピル基で官能化した
直鎖シリコーンオリゴマーの製造方法)上記に於いて合
成した片末端をSi−H基で官能化した直鎖シリコーン
オリゴマー100gに塩化白金酸・6水和物9mgをイソ
プロピルアルコール0.09gに溶解したものを添加
し、さらに、ジメチルアリルアミン12.9gを滴下す
る。滴下終了後、反応温度を60〜65℃とし、約12
時間反応させる。反応終了後、反応温度を室温に下げ、
活性炭を加え、白金酸を吸着処理し、減圧濾過後、溶媒
等の低沸点物をエバポレーターを用い減圧留去した。無
色透明な油状物がほぼ定量的に得られた。油脂分析結果
を以下に示す。 全アミン価(KOHmg/g):10.7(計算値;1
0.2)
【0046】実施例1 片末端3−ジメチルアミノプロピル変性シリコーンと
1,3−ジブロモプロパン及びN,N,N′,N′−テ
トラメチル−1,4−ブタンジアミンとの反応(その
1) 参考例2に於いて合成した片末端3−ジメチルアミノプ
ロピル変性シリコーン10gと、1,3−ジブロモプロ
パン2gを、キシレン4g、メチルセロソルブ1.2g
に溶解したものを、反応温度100℃で約18時間反応
させる。反応終了後、溶媒等の低沸点物をエバポレータ
ーを用い減圧留去した。無色透明な油状物が、ほぼ定量
的に得られた。油脂分析結果を以下に示す。 全アミン価(KOHmg/g):0.3以下(計算値;
0.0) 残アミン価(KOHmg/g):0.35(計算値;0.
0)
【0047】次に、上記の反応によって合成された化合
物10gとN,N,N′,N′−テトラメチル−1,4
−ブタンジアミン1.44gに、ジメチルホルムアミド
2.0gを添加したものを、反応温度80℃にて約20
時間反応させる。反応終了後、ヘキサン約30mlを加
え、イオン交換水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒等の低沸点物をエバポレーターにより減圧留
去すると、淡黄色透明な油状物がほぼ定量的に得られ
た。
【0048】油脂分析、IR、1H−NMR各データを
示す。 全アミン価(KOHmg/g):12.7(計算値;1
0.2) IR(cm-1):2980, 2880, 2830, 2790, 1478, 1420, 12
65, 1100, 1030, 876,810, 710, 695, 6751 H-NMR(ppm):0.00(s,Si-CH3), 0.46(m,Si-CH2), 0.81
(m,SiCH2-CH2 ),1.25(m,SiCH2CH2-CH2 ), 1.40(m,-CH2-),
2.14(s,N-CH3),3.31(s,N+-CH3), 3.60(m,N-CH2,N+-C
H2) これらの結果より、得られた化合物は下記の構造を有す
るシリコーン−第四級アンモニオブロックポリマーであ
ることがわかる。
【0049】
【化9】
【0050】実施例2 片末端3−ジメチルアミノプロピル変性シリコーンと
1,3−ジブロモプロパン及びN,N,N′,N′−テ
トラメチル−1,4−ブタンジアミンとの反応(その
2) 参考例2において合成した片末端3−ジメチルアミノプ
ロピル変性シリコーン10gと、1,3−ジブロモプロ
パン2g、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,4
−ブタンジアミン1.2gをキシレン4g、メチルセロ
ソルブ1.2gに溶解したものを、反応温度100℃で
約18時間反応させる。反応終了後、溶媒等の低沸点物
をエバポレーターを用い減圧留去した。次に、ヘキサン
約30mlを加え、イオン交換水にて洗浄、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒等の低沸点物をエバポレーター
により、減圧留去すると淡黄色透明な油状物が、ほぼ定
量的に得られた。
【0051】油脂分析、IR、1H−NMR各データを
示す。 全アミン価(KOHmg/g):12.9(計算値;1
0.2) IR(cm-1):2970, 2920, 2825, 2795, 1450, 1418, 12
63, 1095, 1030, 868,808, 710, 690, 6751 H-NMR(ppm):0.00(s,Si-CH3), 0.45(m,Si-CH2), 0.81
(m,SiCH2-CH2 ),1.26(m,SiCH2CH2-CH2 ), 1.40(m,-CH2-),
2.13(s,N-CH3),3.32(s,N+-CH3), 3.60(m,N-CH2,N+-C
H2) これらの結果より、得られた化合物は実施例1と同一の
化学式を有するものであることがわかる。
【0052】実施例3 片末端3−ジメチルアミノプロピル変性シリコーンと
1,3−ジブロモプロパン、N,N,N′,N′−テト
ラメチル−1,4−ブタンジアミン、1,3−ジブロモ
プロパン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,6
−ヘキサンジアミンの反応 片末端3−ジメチルアミノプロピル変性シリコーン(数
平均分子量1,500)10gと、1,3−ジブロモプ
ロパン10gを、キシレン4g、メチルセロソルブ1.
2gに溶解したものを、反応温度100℃で約18時間
反応させる。反応終了後、溶媒等低沸点物をエバポレー
ターを用い減圧留去した。無色透明な油状物が、ほぼ定
量的に得られた。 油脂分析結果(KOHmg/g)、全アミン価:計算値
0.0、実測値0.3>残アミン価:計算値0.0、実
測値0.35 引続き、上記の反応によって合成された化合物10gと
N,N,N′,N′−テトラメチル−1,4−ブタンジ
アミン10gに、ジメチルホルムアミド(DMF)2.
0gを添加したものを、反応温度80℃にて約20時間
反応させる。反応終了後、ヘキサン約30mlを加え、イ
オン交換水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶媒等、低沸点物をエバポレーターにより、減圧留去す
ると淡黄色透明な油状物が、ほぼ定量的に得られた。 油脂分析結果(KOHmg/g)、全アミン価:計算値1
0.2、実測値12.7 引続き、上記の反応によって合成された化合物10gと
1,3−ジブロモプロパン10gに、キシレン4g、メ
チルセロソルブ1.2gに溶解したものを、反応温度8
0℃にて約20時間反応させる。反応終了後、ヘキサン
約30mlを加え、イオン交換水にて洗浄、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。溶媒等、低沸点物をエバポレーター
により、減圧留去すると淡黄色透明な油状物が、ほぼ定
量的に得られた。さらに、上記の反応によって合成され
た化合物10gとN,N,N′,N′−テトラメチル−
1,6−ヘキサンジアミン10gに、ジメチルホルムア
ミド(DMF)2.0gを添加したものを、反応温度8
0℃にて約20時間反応させる。反応終了後、ヘキサン
約30mlを加え、メタノールにて洗浄した。溶媒等、低
沸点物をエバポレーターにより、減圧留去すると淡黄色
透明な油状物がほぼ定量的に得られた。
【0053】これのIR、1H−NMRデータを示す。 IR(cm-1):2960, 2910, 2830, 1490, 1460, 1420, 12
70, 1100, 1030,860, 840, 800, 7101 H-NMR(ppm):0.00(m,Si-CH3), 0.44(m,Si-CH2), 0.90
(m,Si-CH2CH2 ),1.07(m,Si-CH2CH2CH2 ), 1.66(m,-CH2-),
1.89(m,-CH2-),2.04(s,N-CH3), 3.03(s,N+-CH3), 3.40
(m,N-CH2,N+-CH2),4.40(s,D2O中のH2O) これらの結果より、得られた化合物は、以下の構造を有
する第四級アンモニオ/シリコーンブロックポリマーで
あることがわかる。
【0054】
【化10】
【0055】実施例4〜8 実施例3と同様な方法で、下記表1の片末端アンモニオ
変性シリコーンを合成した。
【0056】
【化11】
【0057】これらのIR及びNMRデータを以下に示
す。 実施例4 IR(cm-1):2970, 2910, 1460, 1430, 1260, 1095, 10
30, 870, 800, 705,695, 6701 H-NMR(ppm):0.00(m,Si-CH3), 0.45(m,Si-CH2), 0.75
(m,Si-CH2CH2 ),1.14(m,Si-CH2CH2CH2 ), 1.65(m,-CH2-),
2.15(s,N-CH3),3.21(s,N+-CH3), 3.45(m,N-CH2,N+-C
H2) 実施例5 IR(cm-1):2910, 2800, 1460, 1420, 1260, 1090, 10
15, 860, 800, 695,6651 H-NMR(ppm):0.00(s,Si-CH3), 0.46(m,Si-CH2), 0.81
(m,Si-CH2CH2 ),1.24(m,Si-CH2CH2CH2 ), 1.57(m,-CH2-),
3.31(s,N+-CH3), 3.58(m,N+-CH2) 実施例6 IR(cm-1):2970, 2910, 1455, 1410, 1260, 1100, 10
25, 880, 810, 710,690, 6751 H-NMR(ppm):0.00(s,Si-CH3), 0.56(m,Si-CH2), 0.88
(m,Si-CH2CH2 ),1.23(m,Si-CH2CH2CH2 ), 1.52(m,-CH2-),
2.18(s,N-CH3),3.18(m,N+-CH3), 3.52(m,N-CH2,N+-C
H2) 実施例7 IR(cm-1):2970, 2910, 1450, 1410, 1260, 1090, 10
30, 870, 800, 700,690, 6601 H-NMR(ppm):0.00(s,Si-CH3), 0.50(m,Si-CH2), 1.21
(m,Si-CH2CH2CH2 ),1.68(m,-CH2-), 3.30(s,N+-CH3), 3.
68(m,N+-CH2) 実施例8 IR(cm-1):2960, 2910, 2830, 2790, 1450, 1410, 12
70, 1095, 1120,870, 810, 710, 690, 6701 H-NMR(ppm):0.00(s,Si-CH3), 0.48(m,Si-CH2), 0.80
(m,Si-CH2CH2 ),1.22(m,Si-CH2CH2CH2 ), 1.40(m,-CH2-),
2.15(s,N-CH3),3.30(s,N+-CH3), 3.60(m,N+-CH2)
【0058】実施例9 (パーマネントウェーブ第1剤及び同第2剤)ヘアダイ
の履歴のあるやや傷んだ日本人毛(約5g)が平面植毛
されたトレスを作り、直径15mmのロット3本に毛髪を
巻き付けた。一方、下記表1にその組成を示すパーマネ
ントウェーブ第1剤及び同第2剤を常法に従いそれぞれ
調製した(本発明品1〜3及び比較品1〜2)。これら
を上記トレスに施してパーマネントウェーブ処理を行な
った。ロットアウト後のすすぎ時の感触及び乾燥後の感
触について以下に示す基準により、美容師が感触評価を
実施した。評価結果を併せて表1に示す。
【0059】(評価基準) 髪の感触: ○根元から毛先までほとんどきしまず、柔
らかい △全体的に柔らかいが、毛先部分がややきしむ ×全体的に強くきしむ 乾燥後の評価項目及び評価基準 柔軟感: ○根元から毛先まで非常に柔らかい △全体的に柔らかいが、毛先部分にやや硬さが感じられ
る ×全体的に硬い すべり感: ○根元から毛先まで良く滑る △全体的に滑るが、毛先部分がややひっかかる ×全体的にひっかかる
【0060】
【表1】
【0061】表1に示す結果より明らかなように、本発
明品はいずれもすすぎ時に良好な感触を与え、しかも乾
燥後において優れた柔軟感及びすべり感をもたらすもの
であった。
【0062】実施例10 (ヘアトリートメント)下記表2に組成を示すヘアトリ
ートメントを常法に従い調製した。硬毛で傷みのひどい
日本人毛(約5g)を用いて作成した板状トレスに該ヘ
アトリートメントを塗布し1分間放置後、すすぎ時及び
乾燥後の感触について以下に示す基準により、美容師が
感触評価を実施した。評価結果を併せて表2に示す。
【0063】(評価基準) すすぎ時: ○根元から毛先までほとんどきしまず、柔
らかい △全体的に柔らかいが、毛先部分がややきしむ ×全体的に強くきしむ 乾燥後: ○非常にしっとりして柔らかく、損傷を感
じさせない △しっとりして柔らかいが、やや損傷感がある ×損傷感を強く感じる
【0064】
【表2】
【0065】表2より明らかなように、本発明品はすす
ぎ時及び乾燥後において良好な感触をもたらすものであ
った。
【0066】実施例11 以下に組成を示す酸化染毛料第1剤組成物を常法に従い
調製した。
【表3】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 エタノール 15.0 プロピレングリコール 10.0 オレイン酸 10.0 オレイン酸ジエタノールアミド 8.0 オレイルアルコール 2.0 ポリオキシエチレン(23E.O.)ラウリルエーテル 10.0 塩化アンモニウム 3.0 アンモニア水(25%) 7.0 着色剤:p−フェニレンジアミン 1.0 p−アミノフェノール 0.2 o−アミノフェノール 1.0 レゾルシノール 1.8 亜硫酸ナトリウム 0.5 防腐剤 0.3 香料 微量 精製水 バランス 100.0
【0067】実施例12 以下に組成を示す酸化染毛料第2剤組成物を常法に従い
調製した。
【表4】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 過酸化水素 5.0 プロピレングリコール 7.0 セタノール 9.0 ポリオキシエチレン(23E.O.)ラウリルエーテル 5.0 リン酸水(85%)*3 適量 防腐剤 0.1 香料 微量 精製水 バランス 100.0 *3:pHを4.8とする量
【0068】実施例13 以下に組成を示す酸性染毛料組成物を常法に従い調製し
た。
【表5】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 エタノール 20.0 ベンジルアルコール 3.0 褐色201号(C.I. No20170) 0.6 黄色4号 (C.I. No19140) 0.6 黒色401号(C.I. No20470) 0.2 キサンタンガム 2.0 防腐剤 0.1 香料 微量 精製水 バランス 100.0
【0069】実施例14 以下に組成を示すシャンプー組成物を常法に従い調製し
た。
【表6】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 ポリオキシエチレン(3.0)ラウリルエーテル硫酸 トリエタノールアミン塩 8.0 ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム塩 (川研ファインケミカル:アラノンAIE) 8.0 ラウリン酸ジエタノールアミド (川研ファインケミカル:アミゾールCDE) 5.0 カチオン化セルロース(ユニオンカーバイド:ポリ マーJR−400) 0.5 防腐剤 微量 色素、香料、pH調整剤 適量 精製水 バランス 100.0
【0070】実施例15 以下に組成を示すリンス組成物を常法に従い調製した。
【表7】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 塩化N−(2−デシル)テトラデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウム 1.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 セトステアリルアルコール 3.0 防腐剤 0.1 香料 微量 精製水 バランス 100.0
【0071】実施例16 以下に組成を示すコンディショニングムース組成物を常
法に従い調製した。
【表8】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 塩化N−(2−デシル)テトラデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウム 0.5 ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0 ジプロピレングリコール 1.0 グリセリン 2.5 流動パラフィン 0.5 モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.2 ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.1 シルクプロテイン抽出液 0.1 エタノール 5.0 防腐剤 0.1 香料 微量 噴射剤(LPG) 10.0 精製水 バランス 100.0
【0072】実施例17 以下に組成を示すスタイリングスプレー組成物を常法に
従い調製した。
【表9】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 メタクリル酸エステル重合体 2.5 噴射剤(LPG) 50.0 香料 0.1 エタノール バランス 100.0
【0073】実施例18 以下に組成を示すスタイリングローション組成物を常法
に従い調製した。
【表10】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.3 塩化N−(2−デシル)テトラデシル−N,N,N− トリメチルアンモニウム 0.5 アクリル樹脂液 2.0 メタクリル酸エステル重合体 1.0 エタノール 20.0 香料 微量 精製水 バランス 100.0
【0074】実施例19 以下に組成を示すスタイリングムース組成物を常法に従
い調製した。
【表11】 (重量%) 片末端第四級アンモニオ変性シリコーン*2 0.5 両性高分子(三菱油化:ユカフォマーM75) 2.5 ポリオキシエチレン(13E.O.)セチルエーテル 0.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 加水分解エラスチン 0.3 エタノール 5.0 香料 微量 噴射剤(LPG) 10.0 精製水 バランス 100.0 *2:実施例6に記載の本発明品を使用
【0075】上記実施例11〜実施例19で得られた化
粧料組成物はいずれも、すすぎ時及び/又は乾燥後にお
いて快い感触を与えるものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は同一又は異
    なって炭素数1〜12の置換基を有していてもよい炭化
    水素基、末端酸素原子にアルキル若しくはアシル基が置
    換していてもよいポリオキシアルキレン基又はポリシロ
    キサン基を示し、Aは 【化2】 (ここで、R6 、R7 、R9 、R10、R12、R13、R15
    及びR16は同一又は異なって炭素数1〜12の置換基を
    有していてもよい炭化水素基、末端酸素原子にアルキル
    若しくはアシル基が置換していてもよいポリオキシアル
    キレン基又はポリシロキサン基を示し、R8 、R11、R
    14及びR17は同一又は異なって炭素数1〜12の置換基
    を有していてもよい2価の炭化水素基を示し、Xはハロ
    ゲン原子を示す)で示される基を示し、Bはハロゲン原
    子、 【化3】 (ここでR18、R19、R20、R21、R23及びR24は同一
    又は異なって炭素数1〜12の置換基を有していてもよ
    い炭化水素基、末端酸素原子にアルキル若しくはアシル
    基が置換していてもよいポリオキシアルキレン基又はポ
    リシロキサン基を示し、Xはハロゲン原子を示し、pは
    1〜10の数を示し、qは0〜400の数を示す)で示
    される基を示し、lは1〜20の数を示し、mは1〜1
    0の数を示し、nは0〜400の数を示す〕で表わされ
    るシリコーン化合物。
  2. 【請求項2】 R1 〜R5 、R6 、R7 、R9 、R10
    12、R13、R15、R16、R18〜R24が炭素数1〜6の
    アルキル基である請求項1記載のシリコーン化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシリコーン化合物を含有
    することを特徴とする化粧料。
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