JP3761588B2 - ポリアルキルシロキサンコポリマーを含有するパーソナルケア用組成物 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はポリアルキルシロキサンコポリマーに関する。特に本発明は、毛髪または皮膚の処置剤或いはトリートメント剤としてポリアルキルシロキサンコポリマー流体またはソフトワックスを含有するパーソナルケア用(個人用途向けの)組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルキルポリシロキサンは業界で公知である。たとえば、チエチェン(Teitjen) らの米国特許第4,574,082号およびブラウン(Brown) の米国特許第3,418,353号を参照されたい。
チエチェン(Tietjen) らの特許では、内部ケイ素原子の各々に、1〜30個の炭素原子を有する第一のアルキル基と2〜30個の炭素原子を有する第二のアルキル基とが結合している。このアルキル基は直鎖でも分枝でもよい。チエチェン(Tietjen) らのアルキルポリシロキサンは化粧品に使われる。
【0003】
ブラウン(Brown) の特許では、シロキサン骨格の内部ケイ素原子の各々に、メチルかフェニルである第一の有機基(「R」と表示)と、少なくとも2個の炭素原子を有し脂肪族不飽和を含まない一価の炭化水素基である第二の有機基(「R1 」と表示)とが結合している。この第二の有機基中の炭化水素基の少なくとも50%は少なくとも12個の炭素原子を含有するアルキル基である。ブラウン(Brown) で特に有用であるといわれているのは、第二の有機基R1 が2種の異なる有機基、すなわちR11とR111 とからなっており、このR11が少なくとも12個の炭素原子を含有するアルキル基であり、R111 がR11とは異なっていて、脂肪族不飽和を含んでおらず少なくとも2個の炭素原子を含有する一価の炭化水素基を示すものである。ブラウン(Brown) のアルキルポリシロキサンは成形用途で剥離剤として使われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特定の長さをもつ直鎖状アルキル側鎖を含有するか、またはすべてが高級アルキルもしくは低級アルキルのいずれかである直鎖状アルキル側鎖を含有する従来のアルキルポリシロキサンは、アルキル側鎖が長くなるにつれて固くかつ脆くなる。これらの固くて脆いという性質のため、これら従来のアルキルポリシロキサンはヘアケア用およびスキンケア用の組成物に使用するには不適切である。すなわち、そのような組成物は、毛髪や皮膚の表面に有効に塗布して延ばすことができるようにするために、流体またはゲル様のポリシロキサンを多量に必要とするからである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明は、直鎖状の低級アルキル側鎖と直鎖状の高級アルキル側鎖との組合せか、または、直鎖状アルキル側鎖と分枝状アルキル側鎖との組合せを含有するポリアルキルシロキサンコポリマーが、示差走査型熱量計で測定した融解遷移範囲(melting transition)が広く、低めの立上り点と低めのピークとを示す(これは、構造上の変化に基づく融点降下を意味している)という発見に基づいている。すなわち、本発明で使用するポリアルキルシロキサンコポリマーは体温で流体またはソフトワックス(軟臘)であり、毛髪や皮膚に対する塗布性と展延性(すなわち、塗り拡げられる性質)が改良されている。驚くべきことに、本発明で使用するポリアルキルシロキサンコポリマーは、上述した従来のアルキルポリシロキサンより、直接性(substantivity) とヘアコンディショニング特性が良好であるということも判明した。
【0006】
本発明は、ひとつの見地からは、
(A)以下の(1)〜(8)の中から選択され、約−40℃〜約+40℃の融点を有する有効量のポリアルキルシロキサンコポリマーと、
(B)化粧品として許容できる担体媒質
からなるパーソナルケア用組成物を提供する:
(1)(a)一般式Ra R1 b SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式RR1 SiO2/2 を有する二官能性単位、および
(c)一般式RR2 SiO2/2 を有する二官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体;
ただし、RR1 SiO2/2 単位とRR2 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、RR1 SiO2/2 単位対RR2 SiO2/2 単位のモル比は約19:1から約3:7までであり;
(2)(a)一般式Ra R1 b SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式RR1 SiO2/2 を有する二官能性単位、および
(c)一般式RR3 SiO2/2 を有する二官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体;
ただし、RR1 SiO2/2 単位とRR3 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、RR1 SiO2/2 単位対RR3 SiO2/2 単位のモル比は約9:1から約1:19までであり;
(3)(a)一般式Ra R1 b SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式RR2 SiO2/2 を有する二官能性単位、および
(c)一般式RR3 SiO2/2 を有する二官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体;
ただし、RR2 SiO2/2 単位とRR3 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、RR2 SiO2/2 単位対RR3 SiO2/2 単位のモル比は約9:1から約1:19までであり;
(4)(a)一般式Ra R1 b SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式RR1 SiO2/2 を有する二官能性単位、
(c)一般式RR2 SiO2/2 を有する二官能性単位、および
(d)一般式RR3 SiO2/2 を有する二官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体;
ただし、RR1 SiO2/2 単位、RR2 SiO2/2 単位およびRR3 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、RR1 SiO2/2 単位対RR2 SiO2/2 単位のモル比は約19:1から約3:7までであり、RR1 SiO2/2 単位とRR2 SiO2/2 単位の合計に対するRR3 SiO2/2 単位のモル比は約1:9から約19:1までであり;
(5)(a)一般式Rc R1 d SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式Rc R2 d SiO1/2 を有する単官能性単位、および
(c)式SiO4/2 を有する四官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂;
ただし、Rc R1 d SiO1/2 単位とRc R2 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比は約4:1から約3:2までであり;
(6)(a)一般式Rc R1 d SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式Rc R3 d SiO1/2 を有する単官能性単位、および(c)式SiO4/2 を有する四官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂;
ただし、Rc R1 d SiO1/2 単位とRc R3 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比は約4:1から約3:2までであり;
(7)(a)一般式Rc R2 d SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式Rc R3 d SiO1/2 を有する単官能性単位、および
(c)式SiO4/2 を有する四官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂;
ただし、Rc R2 d SiO1/2 単位とRc R3 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比は約4:1から約3:2までであり;
(8)(a)一般式Rc R1 d SiO1/2 を有する単官能性単位、
(b)一般式Rc R2 d SiO1/2 を有する単官能性単位、
(c)一般式Rc R3 d SiO1/2 を有する単官能性単位、および
(d)式SiO4/2 を有する四官能性単位
からなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂;
ただし、Rc R1 d SiO1/2 単位、Rc R2 d SiO1/2 単位およびRc R3 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比は約4:1から約3:2までであり;
なお、上記式中で、「a」は0から3までの数、「b」は0から3までの数で、「a」+「b」は3に等しく、「c」は0から2までの数、「d」は1から3までの数で、「c」+「d」は3に等しく、各Rは各々独立して1〜約4個の炭素原子を有するアルキル基、フェニル基またはフェネチル基であり、各R1 は各々独立して約15〜約36個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R2 は各々独立して約6〜約14個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R3 は各々独立して約5〜約36個の炭素原子を有する分枝状アルキル基であり、また、コポリマー中のR1 、R2 およびR3 の加重平均はR1 +R2 +R3 全体の炭素原子が平均して約14〜約30個となるのに充分であるものとする。
【0007】
本発明は、別の見地からは、上記組成物中のコポリマー(A)自身、上記ポリアルキルシロキサンコポリマーを使用して毛髪および皮膚をトリートメントする方法、ならびに、上記ポリアルキルシロキサンコポリマーをヘアケア用組成物に添加することによってそのようなヘアケア用組成物のコンディショニング能を改善する方法に関する。
【0008】
【実施例】
本発明は、少なくとも2種類のアルキル側鎖(すなわち、一方は直鎖状のアルキル鎖で、もう一方は別の長さの直鎖状アルキル鎖または分枝状の鎖のいずれかである)を含有するアルキルポリシロキサンコポリマーに関する。シロキサン骨格鎖は、コポリマー(A)(1)〜(A)(4)の場合のように直鎖状でも、コポリマー(A)(5)〜(A)(8)の場合のように分枝状でもよい。
【0009】
本発明のアルキルポリシロキサンコポリマーは体温において流体かまたはソフトワックスである。コポリマーの融点は、通常約−40℃〜約+40℃であり、約−30℃〜約+35℃であると好ましく、約−20℃〜約+30℃が最も好ましい。スキンケア用では、融点が約20℃〜約35℃の範囲が好ましい。ヘアケア用では融点が約−30℃〜約+25℃の範囲であるのが好ましい。
【0010】
コポリマー中に存在する単位を表わす式中で、Rは各々独立して、1〜約4個の炭素原子を有するアルキル基、フェニル基、またはフェネチル基である。Rは各々メチルかエチルが好ましく、メチルが最も好ましい。R1 は各々独立して、約15〜約36個の炭素原子、好ましくは約16〜約24個の炭素原子、最も好ましくは約16〜約22個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基である。R2 は各々独立して、約6〜約14個の炭素原子、好ましくは約8〜約14個の炭素原子、最も好ましくは約10〜約14個の炭素原子を有する直鎖状のアルキル基である。R3 は各々独立して、約5〜約36個の炭素原子、好ましくは約12〜約30個の炭素原子、最も好ましくは約16〜約28個の炭素原子を有する分枝状アルキル基である。
【0011】
本発明の組成物に使用するコポリマーにおいて、R1 、R2 、R3 の加重平均は、R1 +R2 +R3 全体中の炭素原子が平均して約14〜約30個、好ましくは約14〜約26個、最も好ましくは約14〜約24個になるのに充分なものでなければならない。
本発明において、R1 、R2 、R3 の加重平均は、R1 +R2 +R3 全体中の炭素原子の平均数が上記の値になるのに充分なものでなければならないということは重要である。もし、いずれのコポリマーの場合も、R1 +R2 +R3 全体中の炭素原子の平均数が14未満であると、そのコポリマーは薄過ぎて、直接性と滑らかさ(すなわち、馴染み・適合性、延び・拡がり、フィーリング)が低下し、べとつき防止特性も低下する。もしR1 +R2 +R3 全体中の炭素原子の平均数が30を越えると、そのコポリマーはヘアケア用またはスキンケア用の組成物中に使用するのに適さない固くて脆いワックスになってしまう。
【0012】
成分(A)(1)において、RR1 SiO2/2 単位とRR2 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、約0.2:1から約0.01:1までが好ましく、約0.1:1から約0.02:1までが最も好ましい。また、RR1 SiO2/2 単位対RR2 SiO2/2 単位のモル比は約19:1から約3:7までであり、約9:1から約1:1までが好ましく、約4:1から約1.5:1までが最も好ましい。
【0013】
成分(A)(2)において、RR1 SiO2/2 単位とRR3 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、約0.2:1から約0.01:1までが好ましく、約0.1:1から約0.02:1までが最も好ましい。RR1 SiO2/2 単位対RR3 SiO2/2 単位のモル比は約9:1から約1:19までであり、約85:15から約15:85までが好ましく、約4:1から約1:4までが最も好ましい。
【0014】
成分(A)(3)において、RR2 SiO2/2 単位とRR3 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比は約0.004:1から約0.5:1までであり、約0.2:1から約0.01:1までが好ましく、約0.1:1から約0.02:1までが最も好ましい。RR2 SiO2/2 単位対RR3 SiO2/2 単位のモル比は約9:1から約1:19までであり、約15:85から約85:15までが好ましく、約1:4から約4:1までが最も好ましい。
【0015】
成分(A)(4)においては、RR1 SiO2/2 単位、RR2 SiO2/2 単位、RR3 SiO2/2 単位の合計に対するRa R1 b SiO1/2 単位のモル比が約0.004:1から約0.5:1までであり、約0.2:1から約0.01:1までが好ましく、約0.1:1から約0.02:1までが最も好ましい。RR1 SiO2/2 単位対RR2 SiO2/2 単位のモル比は約19:1から約3:7までであり、約9:1から約1:1までが好ましく、約4:1から約1.5:1までが最も好ましい。RR1 SiO2/2 単位とRR2 SiO2/2 単位の合計に対するRR3 SiO2/2 単位のモル比は約1:9から約19:1までであり、約15:85から約85:15までが好ましく、約1:4から約4:1までが最も好ましい。
【0016】
成分(A)(5)においては、Rc R1 d SiO1/2 単位とRc R2 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比が約4:1から約3:2までであり、約77:23から約62:38までが好ましく、約75:25から約65:35までが最も好ましい。
成分(A)(6)においては、Rc R1 d SiO1/2 単位とRc R3 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比が約4:1から約3:2までであり、約77:23から約62:38までが好ましく、約75:25から約65:35までが最も好ましい。
【0017】
成分(A)(7)においては、Rc R2 d SiO1/2 単位とRc R3 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比が約4:1から約3:2までであり、約77:23から約62:38までが好ましく、約75:25から約65:35までが最も好ましい。
成分(A)(8)においては、Rc R1 d SiO1/2 単位、Rc R2 d SiO1/2 単位、Rc R3 d SiO1/2 単位の合計対SiO4/2 単位のモル比が約4:1から約3:2までであり、約77:23から約62:38までが好ましく、約75:25から約65:35までが最も好ましい。
【0018】
なお、コポリマー(A)中の単位を表わしている式中の好ましい態様では、「a」が3、「b」が0、「c」が2、「d」が1である。
コポリマー(A)は、さらに、(i)RSiO3/2 単位、(ii)R1 SiO3/2 単位、(iii)R2 SiO3/2 単位、(iv)R3 SiO3/2 単位、または(v)これらの2種以上の組合せの中から選択された三官能性単位を約0.5〜約50モル%含んでいてもよい。
【0019】
本発明で使用するアルキルポリシロキサンは業界で公知の方法に従って作成することができる。たとえば、通常のSiH‐オレフィン付加触媒の存在下で、オルガノ水素ポリシロキサンと式CH2 =CHYのオレフィン系炭化水素(Yは不飽和をもたない直鎖状または分枝状で一価の炭化水素基)とを反応させることによって作成することができる。この方法は、たとえば、米国特許第3,885,984号および第3,418,353号(いずれも援用する)に記載されている。
【0020】
本発明で使用するアルキルポリシロキサンの製造に有用なオルガノ水素ポリシロキサンは、連鎖の骨格上に、または骨格鎖の一方もしくはそれ以上の末端に、ケイ素に結合している水素基を含有する線状の流体であることができる。この線状のオルガノ水素ポリシロキサンはアルキルポリシロキサンコポリマー(A)(1)〜(A)(4)を製造するのに使用される。アルキルポリシロキサンコポリマー(A)(5)〜(A)(8)の製造に有用なオルガノ水素ポリシロキサンは水素を含有する樹脂状シロキサンである。これらのオルガノ水素ポリシロキサンはR2 HSiO1/2 単位とSiO4/2 単位を含有しており、さらにR3 SiO1/2 単位も含有していてもよい。
【0021】
アルキルポリシロキサンを作成するのに使用するα‐オレフィンは、(R1 とR2 アルキル鎖を形成するように)直鎖状であることもできるし、または(R3 アルキル鎖を形成するように)分枝状であることもできる。
オルガノ水素ポリシロキサンとα‐オレフィンとの反応は、一般に通常のSiH‐オレフィン付加触媒の存在下で行なわれる。これらの触媒は業界で広く知られている。そのような触媒としては、たとえば、ベイリー(Bailey)の米国特許第2,970,150号に記載の元素状白金触媒、またはスパイヤ(Speier)らの米国特許第2,823,218号に記載されているクロロ白金酸触媒がある。その他適した触媒の中には、ラモロー(Lamoreaux) の米国特許第3,220,972号に記載されている白金‐アルコラート、アシュビー(Ashby) の米国特許第3,159,662号に記載されている白金シクロプロパン錯体、ならびにアシュビー(Ashby) の米国特許第3,159,601号に記載されているような白金‐エチレン錯体がある。以上の白金触媒のほかに、本発明で使用できる他の適切な付加反応触媒は、パラジウム、ルテニウム、ロジウムなどのような他のVIII族金属である。以上引用した特許すべてを援用する。
【0022】
本発明の組成物の成分(B)は化粧品として許容される担体媒質である。「化粧品として許容できる」という用語は、人間の身体、特に人間の毛髪に接触するのに適していることを意味する。水性の担体媒質が使用されることが多い。特定の担体媒質は、本発明の組成物を使用するパーソナルケア製品の種類に応じて変更される。
【0023】
本発明の組成物を含有させることができるパーソナルケア用製品の例としては、口紅、アイシャドー、ブロンズ(bronzes )、ブラッシュ(blushes )、ローション、ハンドクリーム、発汗抑制剤、シャンプー、ヘアコンディショナー、柔軟化剤、消毒薬、日焼け止め剤、洗浄剤、整髪剤、ヘアスプレー、スプリッツ(spritzes)、その他のスキンケア製品とヘアケア製品がある。
【0024】
シャンプーの場合、本発明で使用するポリアルキルシリコーンは組成物中に存在する唯一のヘアコンディショニング剤とすることができる。有機カチオン性ヘアコンディショニング剤のような他の常用ヘアコンディショニング剤を使用することもできる。しかしながら、処置した後そのまま放置する処置剤(leave-on treatment)として使用することができるしまたは毛髪から濯いで流すことができるヘアコンディショナーが担体媒質であるような組成物中にカチオン性ヘアコンディショニング剤を存在させるほうが普通である。たとえば、本発明で使用するアルキルシリコーンは、バートン(Burton)の米国特許第4,421,740号(援用する)で使用しているようなクリームリンスコンディショナーに添加することができる。このバートン(Burton)のコンディショナーは、クリームリンス製品として脂肪族アルキル第四級アンモニウム化合物とセチルアルコールの水性エマルションを含有している。バートン(Burton)の特許でも使用されており、本発明で使用することができるコンディショニング用化合物の例としては、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライドおよびセチルジメチルアミンオキサイドがある。
【0025】
本発明で使用することができる他のタイプの担体媒質は、「ムース」といわれるつぶれやすい泡状のエーロゾルヘア用品の形態でエーロゾル容器から供給される組成物である。そのような「ムース」製品は、たとえばパデン(Padden)の米国特許第4,536,390号(援用する)に記載されている。
本発明で使用することができる別のタイプの担体媒質は、エタノール、イソプロパノール、揮発性ポリジメチルシロキサンおよびポリジメチルシクロシロキサン流体のような、化粧品として許容される溶媒である。
【0026】
自己加圧式エーロゾルスプレーが望まれる場合、窒素や二酸化炭素のような圧縮ガスと共に揮発性炭化水素(たとえば、n‐プロパン、イソプロパン、n‐ブタン、イソブタン)のような通常の噴射剤を使用することができる。
他の担体媒質は当業者には明らかである。
本発明の組成物中に使用するポリアルキルシロキサン(A)の種類と量は、組成物が安定であるようにしなければならないものと理解されたい。
【0027】
本発明のパーソナルケア用組成物中でコポリマー(A)は、担体媒質(B)の100部に対して約0.25〜約15重量部の範囲内の量で存在する。一般に、コポリマーの所望の量は個々のパーソナルケア用途に応じて変化する。ヘアケア用組成物の場合、コポリマー(A)は担体媒質(B)の100部に対して、通常約0.25〜約5重量部、好ましくは約0.5〜約3重量部、最も好ましくは約1〜約2.5重量部の範囲内の量で存在する。スキンケア用組成物の場合、コポリマー(A)は担体媒質(B)の100部に対して、通常約0.25〜約15重量部、好ましくは約1〜約10重量部、最も好ましくは約3〜約7.5重量部の範囲内で存在する。
【0028】
本発明のもうひとつ別の態様は、本発明の組成物を使用して毛髪または皮膚を処置する方法である。本発明のアルキルシリコーン組成物で皮膚を処置するには、単に、アルキルシリコーン組成物を皮膚の表面に塗布すればよい。毛髪を処置する場合、毛髪全体に組成物を手で塗布してマッサージしたり、毛髪を組成物中に漬けたり、アルキルシリコーンまたはアルキルシリコーン組成物を毛髪全体にブラッシングしたり櫛で塗布したりもしくはスプレーしたりといったようになんらかの適したやり方で、毛髪の表面にアルキルシリコーンまたはアルキルシリコーン組成物を塗布する。
【0029】
当業者が本発明を容易に実施するために、限定ではなく例示の意味で以下の実施例を挙げる。特に断わらない限り、部およびパーセントはすべて重量による。
実 験
実施例1
本実施例では、本発明の範囲内のポリアルキルシロキサンコポリマーの製造を例示する。
【0030】
25℃の粘度が15〜25センチストークスで水素含量が約1.6重量%のトリメチルシリルで連鎖停止したメチル水素ポリシロキサン314g、溶媒としてのトルエン500g、希釈剤としてのデカメチルペンタシクロシロキサン(D5 )200gを、凝縮器、温度計、加熱マントル、攪拌機、熱コントローラ、添加漏斗およびウォータートラップを備えた3リットルの丸底三ツ首フラスコに入れた。次にポットを120℃に加熱し、トルエンと共に還流して容器を乾燥させた(自由水はトラップで除いた)。容器が乾燥したら、反応混合物にヘキサデセン‐1を約50g加えた後、ラモロー(Lamoreaux) 触媒を一滴加えて付加反応を開始した。ヘキサデセン‐1は1200gを少しずつ添加漏斗に加えた.残りのオレフィンは発熱を維持するような速度で添加した。オレフィンの添加中、ポットは115〜130℃の温度に保ち、合計で3滴のラモロー(Lamoreaux) 触媒、すなわちオクチルアルコールに溶かしたクロロ白金酸を反応混合物に添加した。オレフィンの添加が完了した後、赤外分析(I.R.)走査により、少量のSiHが残存していることが示された。次にデセン‐1を80g追加して容器に加えた。I.R.走査によってSiH基が全部消費されたことが示されたときをもって付加反応の終了とした。
【0031】
この反応混合物を5mmの圧力、200℃でストリッピングし、窒素でスパージしてトルエンとD5 希釈剤を除いた。次に、ストリッピングしたワックスを濾過してジャーに入れ、放置して凝固させた。無色の物質の製造を容易にするために、ワックスの濾過中、カーボンブラック、フラー土およびセライトを1:2:4の比で使用した。得られたワックスは柔らかい組織をもっており、ほとんど無色で(融解)、(ストリッピングと濾過の間に芳香族溶媒が除去されたため)ほとんど無臭であり、融点は約34℃であった。この生成物は皮膚に塗布したとき容易に拡がり、良好なフィーリングとシルク様の組織をもっていた。
【0032】
実施例2
本実施例では、実施例1で製造したアルキルポリシロキサンコポリマーを使用したヘアコンディショナーの製造を例示する。
成分をブレンドすることによって下記表1に示す組成を有する組成物を製造した。
【0033】
【表1】
【0034】
実施例2で製造した組成物は、湿った状態と乾いた状態のときの櫛通り、柔らかさ、輝きといったような優れたコンディショニング特性を示した。
【0035】
実施例3
本実施例では、実施例1で製造したアルキルポリシロキサンコポリマーを使用したヘアコンディショナーの製造を例示する。
成分をブレンドすることによって下記表2に示す組成を有する組成物を製造した。
【0036】
【表2】
実施例3で製造した組成物は、湿った状態と乾いた状態のときの櫛通り、柔らかさ、輝きといったような優れたコンディショニング特性を示した。
【0037】
実施例4〜6
本実施例では、分枝アルキルシロキサンと直鎖アルキルシロキサンの物理的ブレンドの製造を例示する。
これらの実施例は、分枝アルキル含量が6重量%でアルキル鎖長が炭素原子16個のアルキルポリシロキサンを柔らかくするかまたはゲル様にする目的で実施した。
【0038】
物理的ブレンドを3種用意した。
実施例4のブレンドは、分枝アルキル含量が6重量%でアルキル鎖長が炭素原子16個のアルキルポリシロキサンを50重量%、分枝アルキル含量が57重量%でアルキル鎖長が炭素原子約20〜28個のアルキルポリシロキサンを50重量%含有していた。
【0039】
実施例5のブレンドは、分枝アルキル含量が6重量%でアルキル鎖長が炭素原子16個のアルキルポリシロキサンを25重量%、分枝アルキル含量が57重量%でアルキル鎖長が炭素原子約20〜28個のアルキルポリシロキサンを75重量%含有していた。
実施例6のブレンドは、分枝アルキル含量が6重量%でアルキル鎖長が炭素原子16個のアルキルポリシロキサンを75重量%、分枝アルキル含量が57重量%でアルキル鎖長が炭素原子約20〜28個のアルキルポリシロキサンを25重量%含有していた。
【0040】
各実施例で、2種のポリマーを加熱して液体にし、スパチュラで混合した後、室温に冷却した。予想に反してこの材料は混和しなかった。各実施例で、液体の材料から白色の固体が分離した。固体の量は、炭素16個のアルキル鎖を含有するアルキルシロキサンの量に相当していた。
実施例7〜9
本実施例では、ほとんど直鎖状の2種のアルキルシロキサンの物理的ブレンドで得られた結果を例示する。
【0041】
使用した2種のポリマーは、分枝アルキル含量が6重量%でアルキル鎖長が炭素原子16個のアルキルポリシロキサンワックス(「C16アルキルシロキサン」)と、分枝アルキル含量が6重量%でアルキル鎖長が炭素原子14個のアルキルポリシロキサンワックス(「C14アルキルシロキサン」)であった。
上記2種のポリマーのブレンドを含有するサンプルを3種調製した。
【0042】
実施例7のブレンドは、C14アルキルシロキサンを50重量%、C16アルキルシロキサンを50重量%含有していた。実施例8のブレンドは、C14アルキルシロキサンを25重量%、C16アルキルシロキサンを75重量%含有していた。実施例9のブレンドは、C14アルキルシロキサンを75重量%、C16アルキルシロキサンを25重量%含有していた。
【0043】
各実施例で、ポリマーのブレンドを秤量してアルミニウム製の鍋に入れ、加熱して液体にした後、室温に冷却した。得られたブレンドは柔らかい固体であった。この物理的ブレンドのDSCでは2つの異なるピークが得られた。一方は0℃から始まって20℃にピークがあり、もうひとつのピークは34℃で始まって38℃にピークを示した。これらのDSCの結果は、C16アルキルシロキサンとC14アルキルシロキサン自身のそれぞれのピークに対応していた。
【0044】
実施例10
実施例7〜9で使用した「C16アルキルシロキサン」と「C14アルキルシロキサン」の化学的ブレンドを実施例1で記載した手順に従って製造した。柔らかい固体であった実施例7〜9で製造した物理的ブレンドとは異なり、この化学的ブレンドは粘稠な液体であった。この化学的ブレンドに対するDSCの結果も、実施例7〜9の物理的ブレンドに対して得られたDSCの結果とは異なっていた。化学的ブレンドのDSCでは、20℃で始まって25℃にピークがあり、33℃まで拡がっている広範囲なピーク(肩付き)が得られた。
【0045】
すなわち、本実施例は物理的ブレンドの特性が化学的ブレンドの特性と異なることを示している。
比較例A
以下の成分を以下の量でブレンドすることによってベースコンディショナーを製造した。
バリソフト(Varisoft)(登録商標)CRC 4.00重量部
セタース(Ceteareth) ‐20 0.30重量部
クエン酸 0.05重量部
ケイトン(Kathon)CG 0.05重量部
水 95.60重量部
ブレンドのpHはクエン酸を追加して4.5に調節した。このブレンドは以下の実施例で比較のための対照として使用した。
【0046】
比較例Bおよび11ならびに実施例12〜14
比較例Aで製造したベースコンディショナーと下記表3に示すいろいろなアルキルポリシロキサンとを含有する5種の組成物を製造した。各組成物で、ベースコンディショナーに1.25重量%のアルキルポリシロキサンを配合し、水の含量をその分だけ減らして100部とした。
【0047】
【表3】
表 3
例11〜14:アルキルポリシロキサン
例番号 アルキルポリシロキサンの説明
比較例B C14液体(分枝5.6%)
比較例11 C16ソフトワックス(分枝6.0%)
実施例12 C14が50%、C16が50%の濃厚な液体
実施例13 C16〜C18の粘稠な液体(分枝32%)50%
実施例14 C16〜C18が50%、C16が50%のゲル(分枝19%)
各組成物を複数の毛髪見本で試験した。いくつかの特性を観察し、比較例Aで製造した対照組成物(アルキルシリコーンを含まない)に対して評価した。評価基準は次の通り。
(−)(−) 対照よりずっと悪い
(−) 対照より悪い
(0) 対照と同じ
(+) 対照より良い
(+)(+) 対照よりずっと良い
測定した組成物の特性と対応する対照に対する採点を下記表4に示す。
【0048】
【表4】
表 4
比較例Bおよび11ならびに実施例12〜14:特性
評 価
特 性 比較例B 比較例11 実施例12 実施例13 実施例14
濡れている状態 (+) (−) (+) (+)(+) (-)(-)
での櫛通り
乾いている状態 (+) (−) (0) (+) (−)
での櫛通り
輝き (+) (0) (+) (0) (0)
柔らかさ (+) (+) (+) (0) (0)
静電コントロール (0) (+) (+) (+) (+)
全体の外観 (+)(+) (0) (+)(+) (+) (0)
比較例Bおよび実施例12と13で製造した組成物は室温で液体であり、比較例Aで製造した組成物より全体としての結果が良好であった。
【0049】
次に、比較例Bおよび11ならびに実施例12〜14で製造した組成物の直接性を皮膚に塗布して水で取り除くことによって試験した。髭を剃った皮膚の約5cmの部分に各組成物を約1/4cc塗布した。処置した部分を常に動かしながら40分暖かいお湯に漬けた。各々の部分を風乾した。フローペンを用いて各部分に印を付けた。しかし、比較例11と実施例14で製造した組成物では明らかに大量の膜が皮膚に残っていたので、この方法でさらに試験する必要がなかった。その後、各部分を柔らかい吸収性のケムワイプ(chem-wipe) で拭いて印を取ろうとした。皮膚の上にシリコーンがあると、インクが皮膚に接触するのが防がれ、印は簡単に拭き取れる。
【0050】
直接性は次の系を使用して測定した。
1 インクの染みの印は拭き取れない。
2 対照より少ないがまだかなりインクの染みがある。
3 インクの染みは少ない。
【0051】
4 インクの染みなし。
組成物の評価を表5に示す。
【0052】
【表5】
表 5
比較例Aおよび11ならびに実施例12〜14:直接性
実施例番号 評 価
比較例A 1
比較例B 3
比較例11 4*
12 3
13 3
14 4*
* 試験はしなかったが、膜が残っていた点を評価した。
次に、実施例14で製造した組成物を水中油組成物(アルキルポリシロキサン濃度は7重量%)および油中水組成物(アルキルポリシロキサン濃度は5重量%)に調合し、同じ方法を用いて直接性を試験した。比較例は、実施例14で使用したアルキルポリシロキサンを含有しない水中油および油中水組成物を使用して実施した。
【0053】
アルキルポリシロキサンを含有する水中油組成物と油中水組成物は各々、アルキルポリシロキサンを含有しない対応の対照組成物より良好な直接性をもっていた。
Claims (10)
- 下記成分(A)及び(B)からなるパーソナルケア用組成物。
(A)以下の(1)〜(8)からなる群から選択される、−40℃〜+40℃の融点を有する有効量のポリアルキルシロキサンコポリマー
(1)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR1SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR2SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR1SiO2/2単位とRR2SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR1SiO2/2単位対RR2SiO2/2単位のモル比は19:1〜3:7である。]、
(2)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR1SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR3SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR1SiO2/2単位とRR3SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR1SiO2/2単位対RR3SiO2/2単位のモル比は9:1〜1:19である。]、
(3)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR2SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR3SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR2SiO2/2単位とRR3SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR2SiO2/2単位対RR3SiO2/2単位のモル比は9:1〜1:19である。]、
(4)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR1SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR2SiO2/2を有する二官能性単位と(d)一般式RR3SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR1SiO2/2単位とRR2SiO2/2単位とRR3SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR1SiO2/2単位対RR2SiO2/2単位のモル比は19:1〜3:7であり、RR1SiO2/2単位とRR2SiO2/2単位の合計に対するRR3SiO2/2単位のモル比は1:9〜19:1である。]、
(5)(a)一般式RcR1 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR2 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR1 dSiO1/2単位とRcR2 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]、
(6)(a)一般式RcR1 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR3 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR1 dSiO1/2単位とRcR3 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]、
(7)(a)一般式RcR2 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR3 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR2 dSiO1/2単位とRcR3 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]、または
(8)(a)一般式RcR1 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR2 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)一般式RcR3 dSiO1/2を有する単官能性単位と(d)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR1 dSiO1/2単位とRcR2 dSiO1/2単位とRcR3 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]
[ただし、上記各式中、「a」は0〜3の数であり、「b」は0〜3の数であり、「a」+「b」は3に等しく、「c」は0〜2の数であり、「d」は1〜3の数であり、「c」+「d」は3に等しく、各Rは各々独立して1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、フェニル基またはフェネチル基であり、各R1は各々独立して15〜36個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R2は各々独立して6〜14個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R3は各々独立して5〜36個の炭素原子を有する分枝状アルキル基であり、コポリマー中のR1、R2及びR3の加重平均はR1+R2+R3全体の炭素原子が平均して14〜30個となるのに充分である。]、及び
(B)化粧品として許容できる担体媒質。 - 各Rがメチルであり、各R1が各々独立して16〜24個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R2が各々独立して8〜14個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R3が各々独立して12〜30個の炭素原子を有する分枝状アルキル基である、請求項1記載の組成物。
- 各R1が各々独立して16〜22個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R2が各々独立して10〜14個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R3が各々独立して16〜28個の炭素原子を有する分枝状アルキル基である、請求項2記載の組成物。
- R1、R2及びR3の加重平均がR1+R2+R3全体の炭素原子が平均して14〜26個となるのに充分である、請求項1記載の組成物。
- R1、R2及びR3の加重平均がR1+R2+R3全体の炭素原子が平均して14〜24個となるのに充分である、請求項4記載の組成物。
- 「a」が3であり、「b」が0であり、「c」が2であり、「d」が1である、請求項1記載の組成物。
- コポリマー(A)がさらに、(i)RSiO3/2単位、(ii)R1SiO3/2単位、(iii)R2SiO3/2単位、(iv)R3SiO3/2単位、または(v)これらの2種以上の混合物の中から選択された三官能性単位も0.5〜50モル%含んでいる、請求項1記載の組成物。
- コポリマー(A)が組成物中に、(B)の100重量部当たり0.25〜15重量部の範囲内の量で存在する、請求項1記載の組成物。
- 以下の(1)〜(8)からなる群から選択される、−40℃〜+40℃の融点を有するポリアルキルシロキサンコポリマー。
(1)(a)一般式RaR1 bSiO1/2の単官能性単位と(b)一般式RR1SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR2SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR1SiO2/2単位とRR2SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR1SiO2/2単位対RR2SiO2/2単位のモル比は19:1〜3:7である。]、
(2)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR1SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR3SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR1SiO2/2単位とRR3SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR1SiO2/2単位対RR3SiO2/2単位のモル比は9:1〜1:19である。]、
(3)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR2SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR3SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR2SiO2/2単位とRR3SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR2SiO2/2単位対RR3SiO2/2単位のモル比は9:1〜1:19である。]、
(4)(a)一般式RaR1 bSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RR1SiO2/2を有する二官能性単位と(c)一般式RR2SiO2/2を有する二官能性単位と(d)一般式RR3SiO2/2を有する二官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー流体[ただし、RR1SiO2/2単位とRR2SiO2/2単位とRR3SiO2/2単位の合計に対するRaR1 bSiO1/2単位のモル比は0.004:1〜0.5:1であり、RR1SiO2/2単位対RR2SiO2/2単位のモル比は19:1〜3:7であり、RR1SiO2/2単位とRR2SiO2/2単位の合計に対するRR3SiO2/2単位のモル比は1:9〜19:1である。]、
(5)(a)一般式RcR1 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR2 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR1 dSiO1/2単位とRcR2 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]、
(6)(a)一般式RcR1 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR3 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR1 dSiO1/2単位とRcR3 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]、
(7)(a)一般式RcR2 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR3 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR2 dSiO1/2単位とRcR3 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]、または
(8)(a)一般式RcR1 dSiO1/2を有する単官能性単位と(b)一般式RcR2 dSiO1/2を有する単官能性単位と(c)一般式RcR3 dSiO1/2を有する単官能性単位と(d)式SiO4/2を有する四官能性単位とからなるポリアルキルシロキサンコポリマー樹脂[ただし、RcR1 dSiO1/2単位とRcR2 dSiO1/2単位とRcR3 dSiO1/2単位の合計対SiO4/2単位のモル比は4:1〜3:2である。]
[ただし、上記各式中、「a」は0〜3の数であり、「b」は0〜3の数であり、「a」+「b」は3に等しく、「c」は0〜2の数であり、「d」は1〜3の数であり、「c」+「d」は3に等しく、各Rは各々独立して1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、フェニル基またはフェネチル基であり、各R1は各々独立して15〜36個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R2は各々独立して6〜14個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基であり、各R3は各々独立して5〜36個の炭素原子を有する分枝状アルキル基であり、コポリマー中のR1、R2及びR3の加重平均はR1+R2+R3全体の炭素原子が平均して14〜30個となるのに充分である。]。 - 担体媒質中に分散した少なくとも1種のヘアコンディショニング剤からなる化粧品として許容できる毛髪処理用組成物のヘアコンディショニング能を改善するための方法であって、前記毛髪処理用組成物に請求項9記載のポリアルキルシロキサンコポリマーの有効量を添加することを特徴とする方法。
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