JP3092740B2 - アミノ官能性シリコーン樹脂及び髪処理用組成物 - Google Patents

アミノ官能性シリコーン樹脂及び髪処理用組成物

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JP3092740B2 JP03303094A JP30309491A JP3092740B2 JP 3092740 B2 JP3092740 B2 JP 3092740B2 JP 03303094 A JP03303094 A JP 03303094A JP 30309491 A JP30309491 A JP 30309491A JP 3092740 B2 JP3092740 B2 JP 3092740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規髪固定剤組成物、並
びにアミノ官能性シランを非極性シリコーン樹脂と反応
させることによって生成したアミノ官能性樹脂である特
定のオルガノシリコン樹脂を膜形成原料として使用す
る、髪に巻き毛保持性を提供する方法を改良することに
関する。
【0002】
【従来の技術】固定剤は一時的な固定効果または巻き毛
を髪に与えるために設計される。最も普通の固定剤は、
ブロー乾燥後の髪に適用するように設計されたヘアスプ
レーであるが、いくつかの特殊型固定剤は、より量感及
び容積を髪に与えるため且つ髪を珍しい新規外観にスタ
イリング、モデリング、及びスカルプティングすること
を補助するため、髪をタオルで拭いた後かまたは乾燥し
た髪のどちらかに適用することができる。その後、エア
ロゾルまたはポンプスプレー状のヘアスプレーを適用し
て、髪の形及びスタイルを維持し、そしてきちんとした
身なり及び自然な外観に加えて光沢及びつやを髪に与え
る。このような特殊型固定剤は、以下のものを含む種々
の名称で市販される;スタイリングゲル、スタイリング
クリーム、スタイリングムース、スタイリングフォー
ム、スタイリングスプレー、スタイリングスプリッツ、
スタイリングミスト、スタイリンググレーズ、スタイリ
ングフィックス、スカルプティングローション、スカル
プティングゲル、スカルプティンググレーズ、スカルプ
ティングスプレー、グロッシングゲル、グロッシングス
プリッツ、シェーピングゲル、フォーミングムース、モ
デリングスプリッツ、フィニッシングスプリッツ、フィ
クシングゲル、及びセッティングローション。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】固定剤は、より普通に
はヘアスプレーまたは特殊型固定剤であるが、どちらに
せよ典型的には髪保持剤として膜形成添加剤を含有する
であろう。膜形成添加剤は、髪保持特性及び巻き毛保持
性を提供し、櫛ですいたときにはげ落ちたり粉末状にな
ったりせず、髪に付着して迅速に硬化または乾燥し、べ
とつかず、そしてシャンプーにより容易に除去できなけ
ればならない。膜形成添加剤は、通常エタノール、また
はアルコール及び水混合物のようなアルコールである溶
剤により送出される。ヘアスプレー及びムースのような
エアロゾル配合物の場合には、イソブタン、ブタン、プ
ロパン、またはジメチルエーテルのような噴射剤が送出
系の一部に添加される。
【0004】現在使用されている膜形成剤の例には、セ
ラック(shellac)、ポリビニルピロリドン−エチルメタ
クリレート−メタクリル酸ターポリマー、酢酸ビニル−
クロトン酸コポリマー、酢酸ビニル−クロトン酸−ビニ
ルネオデコネート(neodeconate)ターポリマー、ポリ
(ビニルピロリドン)−エチルメタクリレートメタクリ
ル酸コポリマー、ビニルメチルエーテル−無水マレイン
酸コポリマー、オクチルアクリルアミド−アクリレート
−ブチルアミノエチル−メタクリレートコポリマー、及
びポリ(ビニルピロリドン−ジメチルアミノエチル−メ
タクリレート)コポリマー並びに誘導体類が挙げられ
る。これらの特定のポリマーは、ヘアスプレー及びポン
プのようなアルコールを基剤とした配合物に最も適して
おり、そして時には水を基剤とした固定剤製品に使用さ
れる。
【0005】このような樹脂は典型的には、水との相溶
性を付与するためにある程度中和されるべきカルボキシ
ル基を含有して、シャンプーによる除去を促進し且つ膜
の柔軟性を増大する。カルボキシル基の中和は溶液粘度
を比較的高くする可能性がある。さらに、高分子量のよ
り良い保持樹脂は粘度の高い溶液を作り出す。6〜7重
量%レベル以上の配合量では、配合物の高い粘度のため
溶液が液滴に分散することができず、そして噴射ではな
く液流が作り出される。これら樹脂のより高固形分含量
の溶液は小さなオリフィスを備えたバルブを有する容器
から送出できるが、これらのバルブはより目詰まりしや
すくなる。このように、ある固形分レベル以上でこれら
の樹脂を配合することは実用的ではない。さらに、これ
らの有機樹脂は、長期間高湿度に暴露すると保持特性が
低下する。このように、中和することなく水と相溶し、
高い耐湿性を付与し、炭化水素系噴射剤と相溶し、そし
て高固形分含量で配合することが可能である、そのよう
な固定剤樹脂が必要とされる。
【0006】本発明に従い、オルガノシリコン膜形成材
料を含有する新規髪固定剤配合物が提供される。詳細に
は、前記オルガノシリコン膜形成材料はシリコーン樹脂
であり、そしてさらに詳細にはアミノ官能性樹脂であ
る。シリコーン樹脂のコロイド懸濁液が、米国特許第
3,433,780号(1969年3月18日発行);
同第3,493,424号(1970年2月3日発
行);及び同第4,424,297号(1984年1月
3日発行)に開示されている。しかしながらこれらの特
許は、織物に耐汚染性を付与するための処理用及びラテ
ックスの充填剤用;滑り防止性、艶消性、及び耐ほこり
汚染性を材料に付与するための織物またはカーペットの
処理用;並びに剥離剤用、にシリコーン樹脂を使用する
ことに関する。このように、これらの特許には、シリコ
ーン樹脂が髪固定剤配合物において膜形成原料として有
用であるという示唆はない。
【0007】米国特許第4,902,499号(199
0年2月20日発行)は髪処理組成物における特定のシ
リコーン樹脂の使用に関するが、同第4,902,49
9号明細書は、アミノ官能性樹脂である本発明の特定の
シリコーン樹脂を教示していない。同第4,902,4
99号明細書はまた、スタイル保持性及びヘアコンディ
ショニング特性を改良した組成物について詳細に記載し
ている。その目的のためには、ジアルキルシロキサンの
ようなコンディショニング成分が重要である。コンディ
ショニングが固定剤配合物における保持特性に悪影響を
与えうることが知られている。従って本発明において
は、ジアルキルシロキサン成分は除外または低減されて
いる。このように本発明は、髪保持特性が向上した固定
保持用アミノ官能性樹脂を使用する。
【0008】シリコーン類は、髪保持用途に特に有利で
ある二つの固有特性を有している。あるシリコーン材料
は疎水性の膜を形成し、そして低粘度溶液を生じる。本
発明のアミノ官能性樹脂は、より低い添加レベルにおい
て有機膜形成材料よりも高い耐湿性を提供することが認
められた。有機樹脂とは対照的に、アミノ官能性樹脂溶
液の粘度は高含量でさえも低い。この特性のため、現在
の配合物により許容されているよりも高い固形分含量で
配合できる樹脂が提供される。
【0009】低粘度溶液から派生する予期しない利益
は、本発明の材料が工業用標準サイズのオリフィスを通
して送出された場合に示すスプレーパターンの向上であ
る。15重量%程度の高固形分含量でさえも、樹脂溶液
はよく分散されたスプレーパターンを生じる。有機膜形
成剤とは違い、シリコーン樹脂は水との相溶性を付与す
るために中和する必要がない。さらに本発明の材料は、
構造の改変により硬質から軟質まで保持性を変化させる
ことができる。このことはまた、中和を最小限にした場
合には硬質保持性であり、そして中和(今度は高耐湿性
を怪しくする)によってのみ軟質保持性を提供できる有
機ポリマー類とは対照的である。その上シリコーン樹脂
は、エタノール及び炭化水素系噴射剤との相溶性、良好
な光沢、低い蓄積、粘着性の欠如、非被刺激性、及びは
げ落ちの低減、を含む別の利点を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用、及び効果】本発明
、膜形成材料を髪に適用して髪に巻き毛保持性を付与
するための髪処理方法であって、前記膜形成材料とし
て、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−(アミノエチルアミノメチル)フェニルトリ
メトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミ
ノプロピルトリス(2−エチルヘキソキシ)シラン、ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、及び3−(トリメトキシシリル)プロ
ピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロリドから成
る群より選択されたアミノ官能性シランと、後述の化学
式から成る群より選択された化学式で示されるシリコー
ン樹脂との反応生成物であるアミノ官能性シリコーン樹
脂を使用することを特徴とする髪処理方法に関する。
【0011】本発明はまた、膜形成材料と前記膜形成材
料用の溶剤との混合物を含んで成る髪処理用組成物であ
って、前記膜形成材料が、3−アミノプロピルトリメト
キシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(アミノエチルアミノ
メチル)フェニルトリメトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルトリス(2−エチルヘ
キソキシ)シラン、ビス(2−ヒドロキシエチル)−3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、及び3−(トリ
メトキシシリル)プロピルオクタデシルジメチルアンモ
ニウムクロリドから成る群より選択されたアミノ官能性
シランと、後述の化学式から成る群より選択された化学
式で示されるシリコーン樹脂との反応生成物であるアミ
ノ官能性シリコーン樹脂であることを特徴とする髪処理
用組成物にも関する。
【0012】発明に従う改良点は、アミノ官能性シラ
ンとシリコーン樹脂との反応生成物であるアミノ官能性
樹脂を膜形成材料として利用することにある。
【0013】本発明のこれら及び他の特徴、目的、並び
に利点は、以降の詳細な記述を照らして考えるとより明
らかになる。
【0014】上述のように本発明は、アミノ官能性であ
るシリコーン樹脂を膜形成原料として利用する髪固定剤
に関する。このようなシリコーン樹脂が従来の有機系と
比較して改良された巻き毛保持性を示し、そしてエタノ
ール溶解性、水相溶性、非被刺激性、髪に対する優れた
美観、シャンプー除去性、良好な光沢、向上した保持
性、低い蓄積、非粘着性、及び低減されたはげ落ち、と
いう利点を提供する。本発明のシリコーン樹脂はまた、
可塑剤を必要としないという別の利点をも提供するが、
所望であれば可塑剤を本固定剤組成物に含有させること
は可能である。有機固定剤系にはGANTREZ(商
標)樹脂が含まれる。該樹脂はビニルメチルエステル及
び無水マレイン酸から調製されたポリカルボン酸樹脂の
部分エチルエーテルから成るポリマーである。GANTREZ
ES 225はGAF社(Wayne,New Jersey) の製品であり、
そしてGAF社の商標である。該樹脂はWHITE RAIN(商
標)及び FINAL NET(商標)のような製品の膜形成原料
である。このような樹脂は典型的にはエタノール基剤の
ポンプスプレーとして使用されている。
【0015】アミノ官能性シリコーン樹脂はまた、水−
アルコール基剤の髪固定剤系における用途も有する。水
性エタノールは例えば、ある市販のスプレーポンプ及び
エアロゾル型の製品並びにムースに使用されている。こ
のような系におけるアルコールの機能は、水を基剤とし
た系よりも速く配合物を乾燥させることである。さらに
本発明のアミノ官能性樹脂は、系がエアロゾル送出用ま
たはポンプスプレー装置による送出用のどちらに設計さ
れているかにかかわらず、無水アルコール系で使用する
ことが可能である。
【0016】本発明に従う髪処理方法において、膜形成
原料は、アミノ官能性シランをシリコーン樹脂と反応さ
せることによって生成したアミノ官能性シリコーン樹脂
であるオルガノシリコン化合物である。該シリコーン樹
脂は、以下の化学式、
【0017】
【化4】
【0018】並びに、これらのヒドロキシ、アルコキ
シ、アリールオキシ、及びアルケノキシ誘導体(上式
中、R,R′,R″、及びR''' はアルキル、アルケニ
ル、アリール、及びアルキルアリール基(前記基は炭素
原子1〜20個を有する)から成る群より選択され;
w,x,y、及びzは各々、0〜約1000の整数(但
し、w及びyの合計は少なくとも1でなければならな
い)である)、から成る群より選択された化学式で示さ
れる。上で特定したいずれの一般式についてもそれに適
合するシリコーン樹脂材料が、ダウコーニング社(Midl
and, Michigan)より市販されている。
【0019】アミノ官能性シリコーン樹脂は溶剤を含有
する混合物として髪に適用される。本オルガノシリコン
化合物は、混合物の重量を基準として約0.1〜約50
重量%の濃度で混合物中に存在する。本オルガノシリコ
ン化合物が、混合物の重量を基準として約3〜約30重
量%の濃度で混合物中に存在することが好ましい。溶剤
は、炭化水素、アルコール、またはアルコール−水混合
物であることができる。使用可能な他の溶剤には、超臨
界二酸化炭素及び窒素のような超臨界流体類;線状及び
環状シロキサンを含む揮発性シリコーン類;並びに炭化
水素類が含まれ、そしてある場合では水性エマルジョン
系が適当であることもできる。溶剤が炭化水素類である
場合には、ジメチルエーテル、液化石油ガス、プロパ
ン、及びイソブタンのような材料を使用することが好ま
しい。溶剤がアルコールである場合には、メタノール、
エタノール、及びイソプロパノールが適当な材料のいく
つかである。該アミノ官能性樹脂は、噴射剤、コンディ
ショナー、界面活性剤、可塑剤、増粘剤、防腐剤、及び
香料のような添加原料のうち少なくとも一種並びに溶剤
を含む混合物として、髪に適用することができる。
【0020】本発明のアミノ官能性樹脂をエタノールに
溶解し、そして巻き毛保持試験を行った。これらの配合
物は、膜形成樹脂原料としてGANTREZ(商標)を
含有する市販のエアロゾル製品と比較した。本発明の樹
脂材料は、有機系の市販製品で得られた巻き毛保持性と
同等の巻き毛保持性を提供した。複数の髪束を含む実験
では、本発明の材料は対応する市販品よりも確固とした
結果を示した。これらの試験手順及び結果を以下に記載
する。
【0021】
【実施例】以下の例は、本発明によって具体化された概
念をより詳細に例示するために記載される。
【0022】例1 スターラー及び温度計を備えた三口丸底フラスコにトル
エン39.8g 及びイソプロパノール14.4g を入れ
た。これにフェニルトリクロロシラン33.6g 及びプ
ロピルトリクロロシラン12.2g を加えた。そのクロ
ロシランを加水分解して13〜16重量%の塩酸を含有
する水相を生ぜしめる量の水を加えた。この混合物を4
時間還流して連続した加水分解を保証した。加水分解物
を水相から分離し、溶剤を減圧下で除去し、そして固体
生成物を剥ぎ落とした。生成物は化学式RSiO3/2
示される非極性シルセスキオキサンに対応した。
【0023】例2 スターラー及び温度計を備えた三口丸底フラスコにトル
エン42.3g 及びイソプロパノール7.6g を入れ
た。これにフェニルトリクロロシラン22.7g、メチ
ルトリクロロシラン18.2g 、フェニルメチルジクロ
ロシラン2.5g、及びジフェニルジクロロシラン6.
8g を加えた、そのクロロシランを加水分解して13〜
16重量%の塩酸を含有する水相を生ぜしめる量の水を
加えた。この混合物を4時間還流して連続した加水分解
を保証した。加水分解物を水相から分離し、溶剤を減圧
下で除去し、そして固体生成物を剥ぎ落とした。生成物
は化学式(RSiO3/2 w (R′R″SiO)x (S
iO4/2 y で示されるシリコーン樹脂に対応した。
【0024】本発明に従う好ましい樹脂は、表1に示し
たクロロシランまたはアルコキシシランから調製したも
のである。
【0025】
【表1】
【0026】例3 本例のシリコーン樹脂を調製するために用いられた方法
は米国特許第2,676,182号に記載されている。
一般的記載を以下に示す。スターラー及び温度計を備え
た冷却したフラスコに珪酸ナトリウム22g を加えた。
これに塩酸19.3g を加えた。発熱後、イソプロパノ
ール6.9g 及びトリメチルクロロシラン22.0g を
加え、加熱してしばらくの間還流を続けた。ポリジメチ
ルシロキサン1.8g を加え、そして加熱を続けた。生
成物を水相から分離した。この物質は化学式(RSiO
3/2 w (R′R″SiO)x (SiO4/2
y (R3'''SiO)z (46重量%)及びMe3 SiO
SiMe3 (54重量%)で示されるシリコーン樹脂で
あった。
【0027】シリコーン樹脂と反応して本発明のアミノ
官能性樹脂を生成するアミノ官能性シランは、3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
(アミノエチルアミノメチル)フェニルトリメトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル
トリス(2−エチルヘキソキシ)シラン、及びビス(2
−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランのようなシランであることができる。3−(ト
リメトキシシリル)プロピルオクタデシルジメチルアン
モニウムクロリド、2−メタクリルオキシエチルジメチ
ル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニウムク
ロリド、及び2−ヒドロキシエチルジメチル(3−トリ
メトキシシリルプロピル)アンモニウムクロリドのよう
な四級アンモニウム官能性シランもまた使用可能であ
る。
【0028】最も好ましいアミノ官能性シランはN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランである。このアミノアルキル官能性シランは、
25℃で測定した場合約6センチストークスの粘度を有
する低粘度であり、そしてアルキルアミン有機基及びト
リメトキシシリル無機基を含有する反応性流体である。
これらのアミノ官能性シラン類及びその調製方法は該技
術分野においてよく知られている。このようなシラン類
はダウコーニング社(Midland,Michigan) より市販され
ている。本発明に従って使用できるいくつかのアミノ官
能性シランの構造式を以下に記載する。
【0029】
【化5】
【0030】本発明のアミノ官能性樹脂は以下の反応式
に従って生成する。
【0031】
【化6】
【0032】上記反応を説明する例を以下に記載する。例4 窒素導入口、温度計、蒸留ヘッド、コンデンサー、及び
マグネチックスターラー棒を備えた500ml容の三口フ
ラスコに、シリコーン樹脂30g 及びトルエン100g
を加えた。その混合物を樹脂が溶解するまで攪はんし
た。その溶液を70℃〜80℃の間に加熱し、そしてN
−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメト
キシシラン6.53g を加えた。窒素をゆっくりと流し
ながら前記温度範囲での加熱を1時間継続した。メタノ
ール及び水は上部から除去された。その溶液を冷却し、
そしてトルエンを除去した。アミノ官能性樹脂生成物を
取り出した。
【0033】例5 N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン13.3g を加えた以外、例4を繰り返し
た。
【0034】例6 N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン26.1g を加えた以外、例4を繰り返し
た。
【0035】例7 N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン40g を加えた以外、例4を繰り返した。
【0036】例8 例4〜7のアミノ官能性樹脂を、エタノールと混合する
ことによって髪固定剤組成物に配合して、樹脂3重量
%、5重量%、及び10重量%を含有する各種固定剤配
合物を提供した。
【0037】例9 未処理人髪約2g の15.24cm(6インチ)長の髪
束を用いて、髪固定剤配合物の評価を行った。各髪束
は、髪の上部を5.08×5.08cm(2”×2”)
のプラスチックタブにくっ付けることにより作製した。
タブ上で乾燥した後、髪を15.24cm(6インチ)
長に整えた。次いで各髪束を以下の配合を有するアニオ
ン性シャンプーで洗浄した: 蒸留水 61.45% メチルクロルイソチアゾリノン及びメチルイソチアゾリノン 0.05% ラウリル硫酸アンモニウム 35.00% ラウラミドDEA 3.00% 硫酸 q.s. 塩化アンモニウム 0.50% まず髪束を40℃の水道水で15分間すすぎ洗いし、そ
して上記シャンプー0.5ccを適用した。30秒間のシ
ャンプー後、30秒間すすぎ洗いした。次いで髪束を、
直径約1.27cm(1/2インチ)のプラスチックロ
ーラーに固定し、そして一晩乾燥させた。髪固定剤配合
物は、0.5g をしたたらせるかまたは0.3g をスプ
レーするかのどちらかによって髪に適用した。したたら
せる場合には、髪は3回櫛ですいてローラーに再固定し
た。樹脂溶液をポンプから送出した場合には髪の再固定
は行わなかった。溶液は1〜2時間で髪上に硬化させ
た。その乾燥した髪束は相対湿度90%の一定湿度室内
に吊し、そして初期目盛り並びに所定時間での目盛りを
読み取った。髪束を再固定した場合には、湿分暴露に先
立ちローラーを取り除いた。巻き毛保持性は、(伸長し
た長さ−所定期間後の長さ)を(伸長した長さ−初期長
さ)で割ることによって算出した。表2に示した結果は
24時間暴露後の巻き毛保持性を示す。
【0038】ビニルメチルエステル及び無水マレイン酸
から合成したカルボン酸樹脂の部分エステルポリマーで
あるGANTREZ(商標)ES225樹脂を用いて対
照比較用とした。この有機樹脂は、エアロゾル及びポン
プのようなエタノール基剤の髪保持配合物にしばしば用
いられている。
【0039】
【表2】
【0040】表2は、本発明に従って調製されたアミノ
官能性樹脂配合物が有機材料GANTREZ(商標)の
巻き毛保持性と少なくとも同等の巻き毛保持性を提供し
たことを示している。該アミノ官能性樹脂はエタノール
に可溶であり、そして良好な髪保持特性を提供する。該
樹脂はより低い溶液粘度を有するので、スプレーポンプ
用途においてより容易な送出を可能にする。本発明の樹
脂材料により提供されるシャンプー除去性もまた許容で
きるものである。
【0041】本発明の組成物は、アニオン性、両性非イ
オン性、カチオン性、及び双性イオン性の界面活性剤か
ら成る群より選択された乳化剤を含有することができ
る。適当なアニオン性洗剤には、スルホン化及び硫酸化
アルキル、アラルキル、及びアルカリールアニオン性洗
剤;アルキルスクシネート;アルキルスルホスクシネー
ト及びN−アルキルサルコシネートが含まれる。両性洗
剤として一般に分類される界面活性剤には、とりわけコ
コアンフォ(cocoampho)カルボキシグリシネート、ココ
アンフォ(cocoampho)カルボキシプロピオネート、ココ
ベタイン、N−コカミドプロピルジメチルグリシン、及
びN−ラウリル−N−カルボキシメチル−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)エチレンジアミンが含まれる。他の適
当な両性洗剤には、米国特許第3,964,500号明
細書に開示されているスルタイン(sultaines)、四級シ
クロイミデート、及びベタインが含まれる。本発明の組
成物は非イオン性界面活性剤を含有することができる。
本発明の非イオン性界面活性剤は、脂肪酸アルカノール
アミド及びアミンオキシド界面活性剤から成る群より選
択される。本発明に従う適当なカチオン性界面活性剤に
は、一級、二級、及び三級脂肪族アミンの四級アンモニ
ウム塩が含まれる。使用可能な双性界面活性剤は、脂肪
族置換基(その一つはカルボキシ、ホスフェート、ホス
ホネート、スルフェート、またはスルホネート官能価で
ある)を含有する、四級アンモニウム、ホスホニウム、
及びスルホニウム化合物である。
【0042】本発明の組成物には、可塑剤、増粘剤、香
料、着色剤、電解質、pH調節剤、抗微生物剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤、及び薬剤のような他の補助剤を添加
することができる。固定剤がゲルまたはローション状で
ある場合には、組成物を手で髪に適用することを容易に
するために、ときには組成物に増粘剤を加えることが好
ましい。増粘剤は、都合のよい粘度を付与するのに十分
な量で使用されることが好ましい。例えば、ローション
用には400〜6000 cpsの範囲内の粘度が好まし
い。ゲル用にはより高い粘度が好ましく、一方スプレー
用にはより低い粘度が好ましい。
【0043】適当な増粘剤には、とりわけアルギン酸ナ
トリウム、アラビアガム、ポリオキシエチレン、ガーガ
ム(guar gum)、ヒドロキシプロピルガーガム、セルロ
ース誘導体(例;メチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
及びポリプロピルヒドロキシエチルセルロース)、スタ
ーチ及びスターチ誘導体(例;ヒドロキシエチルアミロ
ース及びスターチアミロース)、ハリエンジュマメ(lo
cust bean)ガム、NaClのような電解質、フルクトー
ス及びグルコースのようなサッカライド、並びにPEG
−120メチルグルコースジオレートのようなサッカラ
イド誘導体が含まれる。好ましい増粘剤には、セルロー
ス誘導体及びサッカライド誘導体が含まれる。本発明で
はグルコース誘導体のPEG−120メチルグルコース
ジオレートが特に好ましい。塩化ナトリウム及び塩化ア
ンモニウムを含む電解質類は、特に水性系において増粘
性を提供し、そして本発明に従い使用することもでき
る。
【0044】使用可能な代表的可塑剤には、ポリプロピ
レングリコール、グリセリン、及びポリシロキサンが含
まれる。ポリジメチルシロキサン、環状ポリジメチルシ
ロキサン、フェニルポリジメチルシロキサン、並びにメ
チレン及び/またはプロピレンオキシド側鎖を有するポ
リジメチルシロキサン、のようなシロキサンポリマーが
本発明に関して特に好ましい。
【0045】本組成物に使用可能な香料は化粧品として
許容できる香料でなければならない。着色剤は組成物に
色を付与するために使用され、そして一般に使用可能で
ある。必要ではないが、酸または塩基を用いて本発明の
組成物のpH範囲を5〜9、より好ましくは6〜8以内に
調節することが好ましい。カルボン酸または無機酸のよ
うないずれの水溶性酸でも適当である。例えば適当な酸
には、塩化水素酸、硫酸、及び燐酸のような無機酸、酢
酸、乳酸、またはプロピオン酸のようなモノカルボン
酸、並びにコハク酸、アジピン酸、及びクエン酸のよう
なポリカルボン酸が含まれる。塩基が必要な場合には、
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールのような有
機アミンが適当である。
【0046】コンディショナーが必要とされる特別の目
的がある場合には、それらを添加することができる。例
えば、周知の有機カチオン性ヘアコンディショニング成
分のいずれを使用してもよい。髪にグルーミング(groo
ming)を提供するために本発明において使用可能なカチ
オン性コンディショニング成分のいくつかには、セルロ
ースエーテルの四級窒素誘導体、ジメチルジアリル−ア
ンモニウムクロリドのホモポリマー、アクリルアミド及
びジメチルジアリル−アンモニウムクロリドのコポリマ
ー、エステルまたはアミド結合によりポリマーに結合し
たカチオン性窒素官能基を含有する(アクリル酸または
メタクリル酸由来の)ホモポリマーまたはコポリマー、
N,N′−ビス−(2,3−エポキシプロピル)−ピペ
ラジンのまたはピペラジン−ビス−アクリルアミド及び
ピペラジンの重縮合生成物、ポリ(ジメチルブテニルア
ンモニウムクロリド)−α,ω−ビス−(トリエタノー
ル−アンモニウム)クロリド、並びにビニルピロリドン
及びアクリル酸エステルの四級窒素官能価を有するコポ
リマーが含まれる。上記のカチオン性有機ポリマー及び
その他は、米国特許第4,240,450号にさらに詳
細に記載されている。タンパク質、モノマー性有機四級
化物、及びベタインのような他の種類の有機コンディシ
ョナーもまた使用できる。シクロメチコーン(cyclomet
hicone)、ジメチコーン(dimethicone)、フェニルジメ
チコーン(phenyldimethicone)、ジメチコーンコポリオ
ール(dimethicone copolyol)、アモジメチコーン(amo
dimethicone)、及びトリメチルシリルアモジメチコー
ン(trimethylsilylamodimethicone)のようなシリコーン
コンディショニング剤もまた使用可能である。
【0047】防腐剤を必要とする可能性があり、そして
使用可能な代表的防腐剤には、ホルムアルデヒド、ジメ
チロールジメチルヒダントイン、5−ブロモ−5−ニト
ロ−1,3−ジオキサン、メチル−及びプロピルパラ−
ヒドロキシベンゾエート及びこのようなベンゾエート類
とデヒドロ酢酸ナトリウムとの混合物、ソルビン酸、並
びにイミダゾリジニル尿素、のような化合物約0.1〜
0.2重量%が含まれる。
【0048】本発明の組成物は、例えばパーマネントウ
エーブ系または毛染めとしての用途に必要な、染料、着
色剤、還元剤、中和剤、及び防腐剤を含んで配合される
ことができる。その活性配合物は、例えばローション、
ゲル、ムース、エアロゾル、及びポンプスプレーを含む
いくつかの異なる形態で、そしてコンディショナー及び
シャンプーとして適用されることができる。活性成分は
キャリヤーを含有し、そして髪保護用配合物に適したキ
ャリヤー流体は、水、並びに例えばアルコール類(すな
わちエタノールまたはイソプロパノール)、ミネラルス
ピリット及びトリクロロエタンのような炭化水素類及び
ハロゲン化炭化水素類、超臨界二酸化炭素及び窒素のよ
うな超臨界流体類、環状シロキサン類、並びにエアロゾ
ル噴射剤類、のような流体である。活性成分を乳濁液ま
たは微乳濁液状で含有させることが望まれる場合には、
乳濁液に関する1985年2月26日発行の米国特許第
4,501,619号、または微乳濁液に関する198
6年11月4日発行の米国特許第4,620,878号
のどちらかに従いこのような乳濁液を調製することがで
きる。
【0049】本組成物をエアロゾル用途に用いようとす
る場合には、二酸化炭素、窒素、亜酸化窒素、(ブタ
ン、イソブタン、若しくはプロパンのような)揮発性炭
化水素、ジクロロジフルオロメタン及びジクロロテトラ
フルオロエタンのような塩素化若しくはフッ素化炭化水
素、またはジメチルエーテル、のような噴射剤ガスを含
有させることができる。溶剤系がアルコールを含まない
場合、機械的及び化学的乾燥剤をスプレー及びエアロゾ
ル配合物に使用することもできる。
【0050】本発明に従い使用可能な別のアミノ官能性
シランには、4−アミノブチルジメチルメトキシシラ
ン、4−アミノブチルトリエトキシシラン、N−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、6−(アミノヘキシルアミノプロピル)トリメ
トキシシラン、トリメチルシリルメチルアミン、アミノ
フェニルトリメトキシシラン、3−(1−アミノプロポ
キシ)−3,3−ジメチル−1−プロペニルトリメトキ
シシラン、3−アミノプロピルジエチルメチルシラン、
3−アミノプロピルトリス(メトキシエトキシエトキ
シ)シラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−
アミノプロピルトリエトキシシラン、及び3−アミノプ
ロピルトリス(トリメチルシロキシ)シランが含まれ
る。
【0051】本発明の本質的特徴及び概念から実質的に
逸脱することなく、本明細書中に記述した化合物、組成
物、及び方法において、多くの他の改変及び改質を行え
ることが前述より自明であろう。従って、本明細書にお
いて記述した本発明の態様が、例示のみを目的としてお
り、そして本発明の範囲を限定するものとしては意図さ
れていないことを明確に理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−176205(JP,A) 特開 平1−266137(JP,A) 特開 平4−283237(JP,A) 米国特許2921950(US,A) 米国特許3433780(US,A) 西独国特許出願公告1182832(DE, B) 英国特許出願公開889001(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/11 C08G 77/26 C08L 83/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜形成材料を髪に適用して髪に巻き毛保
    持性を付与するための髪処理方法であって、前記膜形成
    材料として、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
    N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
    トキシシラン、N−(アミノエチルアミノメチル)フェ
    ニルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
    3−アミノプロピルトリス(2−エチルヘキソキシ)シ
    ラン、ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロ
    ピルトリメトキシシラン、及び3−(トリメトキシシリ
    ル)プロピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロリ
    ドから成る群より選択されたアミノ官能性シランと、以
    下の化学式、 【化1】 (上式中、R,R′,R″、及びR''' はアルキル、ア
    ルケニル、アリール、及びアルキルアリール基(前記基
    は炭素原子1〜20個を有する)から成る群より選択さ
    れ;w,x,y及びzは、0〜1000の整数であり;
    但し、w及びyの合計は少なくとも1である)、 から成る群より選択された化学式で示されるシリコーン
    樹脂との反応生成物であるアミノ官能性シリコーン樹脂
    を使用することを特徴とする髪処理方法
  2. 【請求項2】 膜形成材料と前記膜形成材料用の溶剤と
    の混合物を含んで成る髪処理用組成物であって、前記膜
    形成材料が、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
    N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
    トキシシラン、N−(アミノエチルアミノメチル)フェ
    ニルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
    3−アミノプロピルトリス(2−エチルヘキソキシ)シ
    ラン、ビス(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノプロ
    ピルトリメトキシシラン、及び3−(トリメトキシシリ
    ル)プロピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロリ
    ドから成る群より選択されたアミノ官能性シランと、以
    下の化学式、 【化2】 (上式中、R,R′,R″、及びR''' はアルキル、ア
    ルケニル、アリール、及びアルキルアリール基(前記基
    は炭素原子1〜20個を有する)から成る群より選択さ
    れ;w,x,y及びzは、0〜1000の整数であり;
    但し、w及びyの合計は少なくとも1である)、 から成る群より選択された化学式で示されるシリコーン
    樹脂との反応生成物であるアミノ官能性シリコーン樹脂
    であることを特徴とする髪処理用組成物。
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