JPH04233366A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH04233366A
JPH04233366A JP2408742A JP40874290A JPH04233366A JP H04233366 A JPH04233366 A JP H04233366A JP 2408742 A JP2408742 A JP 2408742A JP 40874290 A JP40874290 A JP 40874290A JP H04233366 A JPH04233366 A JP H04233366A
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JP
Japan
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channel
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JP2408742A
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Masaki Nishida
正樹 西田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN通信システム
用の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4にISDN通信システムにおける基
本インターフェースの構成を示す。この図4に示すよう
に、ISDN通信システムの基本インターフェースは、
データ伝送速度64kbpsの二つのBチャネル、すな
わちB1チャネル 及びB2チャネルと、データ伝送速
度16kbpsの一つのDチャネルとを有している。す
なわち、基本インターフェースのチャネル構成は、2B
+Dで構成されている。
【0003】また、図5に示すように、このデータ伝送
速度64kbpsの二つのBチャネルを、それぞれデー
タ伝送速度32kbpsのサブチャネル二つずつに分割
して使用することが可能である。すなわち、データ伝送
速度64kbpsのB1 チャネルは、データ伝送速度
32kbpsのサブチャネルB11及びB12に分割し
、同様にデータ伝送速度64kbpsのB2 チャネル
は、データ伝送速度32kbpsのB21とB22のサ
ブチャネルに分割して使用することが可能である。図6
は、上記ISDN通信システムの基本インターフェース
におけるデータ伝送速度64kbpsのB1及びB2チ
ャネルの接続および切断を行う手順を示した状態遷移図
である。ここで、図中の”1”はBチャネルが通信中の
状態すなわち接続の状態を表し、図中の”0”はBチャ
ネルが通信を行っていない状態すなわち切断の状態を表
している。 つまり、状態Iにおいては、Bチャネルが切断されてお
り、状態IIにおいては、Bチャネルが接続されている
【0004】さらに、図中のDは、データ伝送速度16
kbpsのDチャネルによる通常の呼制御手順に従って
、データ伝送速度64kbpsのBチャネルの呼制御情
報のやりとりを相手側ISDN端末との間で行い、接続
および切断の制御を行っていることを表している。
【0005】上記ISDN通信システムの基本インター
フェースにおいて、Bチャネルを切断状態から接続状態
に切り換える場合には、図6に示されるように、Dチャ
ネルを使用して制御情報を伝達し、状態Iから状態II
に遷移させる。これとは反対に、Bチャネルを接続状態
から切断状態に切り換える場合には、Dチャネルを使用
して制御情報を伝達し、状態IIから状態Iに遷移させ
る。
【0006】すなわち、ISDN通信における基本イン
ターフェースのBチャネルの接続および切断は、すべて
通常のDチャネルの呼制御手順によって、その制御が行
われる。
【0007】ISDN網の通信においては、上述したよ
うに、データ伝送速度64kbpsのBチャネルを、デ
ータ伝送速度32kbpsの二つのサブチャネルに分割
して使用することが可能である。
【0008】このBチャネルを二つのサブチャネルに分
割して使用する通信方式を用いれば、Bチャネルのうち
一方のB1 チャネルに関しては、B11及びB12の
二つのサブチャネルに分割することができ、また、他方
のB2チャネルに関しては、B21及びB22の二つの
サブチャネル分割することができる。
【0009】ISDN端末間の通信において、Bチャネ
ルを二つのサブチャネルに分割して使用する通信方式を
採用した場合には、B1 チャネル内のサブチャネルの
接続状態に関しては、次の四通りの状態が考えられる。
【0010】この状態の遷移を図に表したものが、図7
である。ここでは、それぞれの状態を図中の■〜■  
で表している。また、図中の”1”はサブチャネルが接
続の状態を表し、図中の”0”はサブチャネルが切断の
状態を表している。ここで括弧を用いて、サブチャネル
B11およびB12の状態を、(B11  B12)の
形で表す。例えば、サブチャネルB11が接続の状態で
、サブチャネルB12が切断の状態である場合には、そ
れを(1  0)の形で表す。
【0011】さらに、図中にDで示されているのは、D
チャネルによる通常の呼制御手順によって、サブチャネ
ルの呼制御に関する情報のやりとりを相手側ISDN端
末との間で行い、その制御を行っていることを表してい
る。
【0012】また、図中に破線の矢印で示されているも
のについては、Dチャネルを用いた通常の呼制御手順で
は、制御が不可能であることを表している。
【0013】以下に、四通りのサブチャネルB11とB
12の状態の組み合わせを示す。
【0014】<B1 チャネルが接続されていない状態
>すなわち,サブチャネルB11,B12ともに接続さ
れていない状態(0  0)<サブチャネルB11のみ
が接続されている状態>(1  0)<サブチャネルB
11,B12ともに接続されている状態>(1  1)
<サブチャネルB12のみが接続されている状態>(0
  1)ここで、これらそれぞれの状態に対して、その
接続と切断を考える。
【0015】まず、■→■への状態の遷移、すなわちB
1 チャネルが接続されていない状態から、サブチャネ
ルB11のみが接続されている状態への遷移では、通常
のDチャネルの呼制御手順により、サブチャネルB11
を接続することが可能である。
【0016】次に、■→■の状態の遷移では、すでにサ
ブチャネルB11が接続されているので、サブチャネル
B12の接続の要求に対しては、通常のDチャネルによ
る呼制御手順では、サブチャネルB12を接続すること
は不可能である。
【0017】続いて、■→■の状態の遷移、すなわちサ
ブチャネルB11およびB12の両方ともが接続されて
いる状態から、サブチャネルB11が切断状態でかつサ
ブチャネルB12が接続されている状態への遷移では、
サブチャネルのうち片方のみの切断の要求なので、この
場合においても通常のDチャネルの呼制御手順によるサ
ブチャネルB11の切断は不可能である。
【0018】さらに、■→■の状態の遷移、すなわちサ
ブチャネルB12のみが接続されている状態から、B1
チャネルが切断の状態すなわちサブチャネルの両方とも
が切断されている状態への遷移では、通常のDチャネル
の呼制御手順により、サブチャネルB12の切断が可能
である。
【0019】次は、時計回りで、■→■への状態の遷移
、すなわちチャネルB1 が接続されていない状態から
、サブチャネルB12のみが接続されている状態への遷
移では、通常のDチャネルの呼制御手順により、サブチ
ャネルB12を接続することが可能である。
【0020】また、■→■の状態の遷移、すなわちサブ
チャネルB12のみが接続の状態から、サブチャネルB
11およびB12の両方ともが接続されている状態への
遷移では、通常のDチャネルの呼制御手順により、サブ
チャネルB11のみを切断の状態から接続の状態にする
ことは不可能である。
【0021】続いて、■→■の状態の遷移では、サブチ
ャネルが両方ともが接続している状態から、片方のサブ
チャネルのみを切断する状態への遷移なので、■→■の
状態遷移と同様、通常のDチャネルの呼制御手順による
制御は不可能である。
【0022】そして、■→■の状態の遷移では、通常の
Dチャネルの呼制御手順によって、サブチャネルB11
のみが接続されている状態から、サブチャネルB11の
みを切断することが可能である。
【0023】すなわち、通常のDチャネルの呼制御手順
により、サブチャネルの一方が接続かつもう一方が切断
の状態から、切断の状態にあるサブチャネルのみを接続
することは不可能である。この場合が、■→■と■→■
の状態の遷移である。
【0024】また、通常のDチャネルの呼制御手順によ
り、サブチャネルの両方ともが接続の状態から、一方の
サブチャネルのみを切断することは不可能である。この
場合が、■→■と■→■の状態の遷移である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のISDN通信端
末においては、Bチャネルを二つのサブチャネルに分割
して通信する際、上述したように、状態遷移の不可能な
場合が多数あり、通信効率を高めることができないとい
う問題があった。
【0026】本発明の目的は、ISDN通信において、
データ伝送速度64kbpsのBチャネルをデータ伝送
速度32kbpsの二つのサブチャネルに分割して通信
する際、各サブチャネルの接続及び切断に関する状態遷
移の不可能な場合をなくし得る通信端末装置を提供する
ことにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、伝
送速度64kbpsのBチャネルを伝送速度32kbp
sの二つのサブチャネルに分割し、該二つのサブチャネ
ルと伝送速度16kbpsのDチャネルとを用いて通信
を行うように構成されているISDN通信システム用の
通信端末装置であって、前記サブチャネルを使用して相
手端末との間で音声信号を送信及び受信するための音声
回路と、前記Dチャネル及び前記サブチャネルを使用し
て相手端末にチャネルの接続及び切断に関する呼制御情
報発生回路とを有しており、前記Bチャネルが接続され
ていないときに通信の要求が発生した場合には、伝送速
度16kbpsのDチャネルによる通常の呼制御手順に
よって、相手側ISDN端末との間で呼制御情報のやり
とりを行うことにより、サブチャネルの接続の制御を行
い、Bチャネルが接続されている状態でサブチャネルに
対して通信または切断の要求が発生した場合には、接続
もしくは切断の要求が発生したサブチャネル自身を用い
て相手側ISDN端末との間で呼制御情報のやりとりを
行い、接続および切断の要求のあったサブチャネルを個
別に呼制御することを特徴とする通信端末装置によって
達成される。
【0028】
【作用】上記の通信端末装置においては、通信開始の要
求が発生すると、必要な呼制御情報をDチャネルを介し
て相手側ISDN端末に送信する。
【0029】Dチャネルを介しての呼制御によって各サ
ブチャネルの接続または切断を実行することが不可能な
場合には、接続または切断すべきサブチャネル自身を使
用して呼制御情報を相手端末装置に送信してこれを実行
する。
【0030】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の通信端末装置の構成を示す
ブロック図、図2はISDN通信システムにおいてBチ
ャネルを二つのサブチャネルに分割して通信する場合の
サブチャネルの状態を表す状態遷移図、図3は本発明の
通信端末装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【0032】図1において、10は本発明に係る通信端
末装置であり、伝送速度64kbpsのBチャネルを伝
送速度32kbpsの二つのサブチャネルに分割し、該
二つのサブチャネルと伝送速度16kbpsのDチャネ
ルとを用いて通信を行うよう構成されている。該通信端
末装置10は、相手側ISDN端末との間でやりとりす
べき音声信号を送信及び受信するための音声回路11、
サブチャネルに関する呼制御情報としてのPB(プッシ
ュボタン)信号を発生するPB信号発生回路12及び1
3、PB信号と音声信号と を切り換えて各サブチャネ
ルに送り出すための切り換えスイッチ14〜17、及び
Dチャネルを介して相手側ISDN端末との間で呼制御
情報をやりとりする呼制御回路18を有している。
【0033】ここで、上記Bチャネルのうち、その一方
のチャネルB1 について考えると、B1 チャネルの
サブチャネルB11及びB12には、第2図に示すよう
に■〜■の五通りの遷移状態がある。次に、これら五通
りのそれぞれの状態と、その状態の遷移について説明す
る。
【0034】なお、図2中のIBとは、接続もしくは切
断の要求が発生したサブチャネル自身を用いて、サブチ
ャネルB11もしくはサブチャネルB12に関する呼制
御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間で行うこ
とにより、接続もしくは切断の制御を行っていることを
表している。
【0035】また、図2中の”1”および”0”はそれ
ぞれサブチャネルの接続および切断の状態を表し,括弧
を用いてサブチャネルB11およびB12の状態を(B
11  B12)の形で表している。
【0036】ただし、サブチャネルB11およびB12
の両方とも接続されていない状態には、次の二つの状態
が存在する。一つは、データ伝送速度64kbpsのB
1 チャネルが接続されていない状態(0  0)、も
う一つはB1 チャネルは接続されているがサブチャネ
ルのB11およびB12の両方ともが接続されていない
状態(0  0)’である。
【0037】<B1 チャネルが接続されていない状態
>(0  0)<B1 チャネルは接続されているが、
サブチャネルB11およびB12はともに接続されてい
ない状態>      (0  0)<サブチャネルB
11のみが接続されている状態>(1  0)<サブチ
ャネルB11,B12ともに接続されている状態>(1
  1)<サブチャネルB12のみが接続されている状
態>(0  1)まず、■の状態すなわちB1 チャネ
ルが接続されていない状態において、サブチャネルの接
続の要求が発生した場合には、通常のDチャネルの呼制
御手順によって、サブチャネルが接続される(状態遷移
の■→■及び■→■)。
【0038】次に、■の状態すなわちサブチャネルB1
1のみが接続されている状態において、サブチャネルB
12の接続の要求が発生した場合には、通常のDチャネ
ルの呼制御手順によるサブチャネルB12の接続が不可
能であるので、この場合にはサブチャネルB12自身を
用いて、呼制御情報のやりとりを相手側ISDN端末と
の間で行う。
【0039】まず、サブチャネルB12ではPB信号発
生回路12に切り替えられ、これより発生されるPB信
号をサブチャネルB12の接続のための呼制御情報とし
て、そのやりとりを相手側ISDN端末との間で行う。 そして、サブチャネルB12の接続が完了すると、今度
はPB信号発生回路12から音声回路11に切り替えら
れ、サブチャネルB12で通信が開始される(状態遷移
の■→■)。
【0040】続いて、■の状態すなわちサブチャネルB
11およびB12の両方ともが接続されている状態にお
いて、サブチャネルB11に対して切断の要求が発生し
た場合には、通常のDチャネルの呼制御手順によるサブ
チャネルB11の切断は不可能であるので、この場合に
はサブチャネルB11自身を用いて、呼制御情報のやり
とりを相手側ISDN端末との間で行う。
【0041】まず、サブチャネルB11では、音声回路
11からPB信号発生回路12に切り替えられ、これに
より発生されるPB信号をサブチャネルB11の切断の
ための呼制御情報として、そのやりとりを相手側ISD
N端末との間で行う。そして、サブチャネルB11の切
断が完了する(状態遷移の■→■)。
【0042】■の状態すなわちサブチャネルB12のみ
が接続されている状態において、サブチャネルB12に
対して切断の要求が発生した場合には、サブチャネルB
12自身を用いて切断の要求に対する制御情報のやりと
りを相手側ISDN端末との間で行う。
【0043】まず、サブチャネルB12では、音声回路
11からPB信号発生回路12に切り替えられ、これに
より発生されるPB信号をサブチャネルB12の切断の
ための呼制御情報として、そのやりとりを相手側ISD
N端末との間で行う。そして、サブチャネルB12の切
断が完了する(状態遷移の■→■)。さらに、通常のD
チャネルを用いた呼制御手順によりB1 チャネルの切
断を行う(状態遷移の■→■)。
【0044】次に、時計回りについて述べる。■の状態
すなわちサブチャネルB12のみが接続されてる状態に
おいて、サブチャネルB11に対して接続の要求が発生
した場合には、サブチャネルB11自身を用いて接続に
関する制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間
で行う。
【0045】まず、サブチャネルB11ではPB信号発
生回路12に切り替えられ、これより発生されるPB信
号をサブチャネルB11の接続のための呼制御情報とし
て、そのやりとりを相手側ISDN端末との間で行う。 そして。サブチャネルB11の接続が完了すると、今度
はPB信号発生回路12から音声回路11に切り替えら
れ、サブチャネルB12で通信が開始される(状態遷移
の■→■)。
【0046】続いて、■の状態すなわちサブチャネルB
11およびB12の両方ともが接続されている状態にお
いて、サブチャネルB12に対して切断の要求が発生し
た場合には、通常のDチャネルの呼制御手順によるサブ
チャネルB12の切断は不可能であるので、この場合に
はサブチャネルB12自身を用いて、呼制御情報のやり
とりを相手側ISDN端末との間で行う。
【0047】まず、サブチャネルB12では、音声回路
11からPB信号発生回路12に切り替えられ、これに
より発生されるPB信号をサブチャネルB12の切断の
ための呼制御情報として、そのやりとりを相手側ISD
N端末との間で行う。そして、サブチャネルB12の切
断が完了する(状態遷移の■→■)。
【0048】■の状態すなわちサブチャネルB11のみ
が接続されている状態において、サブチャネルB11に
対して切断の要求が発生した場合には、サブチャネルB
11自身を用いて切断に関する制御情報のやりとりを相
手側ISDN端末との間で行う。
【0049】まず、サブチャネルB11では、音声回路
11からPB信号発生回路12に切り替えられ、これに
より発生されるPB信号をサブチャネルB11の切断の
ための呼制御情報として、そのやりとりを相手側ISD
N端末との間で行う。そして、サブチャネルB11の切
断が完了する(状態遷移の■→■)。さらに、通常のD
チャネルを用いた呼制御手順によりB1 チャネルの切
断を行う(状態遷移の■→■)。
【0050】なお、■の状態すなわちB1 チャネルは
接続されているがサブチャネルは両方とも接続されてい
ない状態において、サブチャネルの接続の要求が発生し
た場合には、接続の要求のあったサブチャネル自身を用
いて、自らの接続に関する制御情報のやりとりを相手側
ISDN端末との間で行う。
【0051】まず、接続要求のあったサブチャネルでは
PB信号発生回路12に切り替えられ、これより発生さ
れるPB信号をサブチャネルの接続のための呼制御情報
として、そのやりとりを相手側ISDN端末との間で行
う。そして、サブチャネルの接続が完了すると、今度は
PB信号発生回路12から音声回路11に切り替えられ
、サブチャネルで通信が開始される(状態遷移の■→■
及び■→■)。
【0052】これらのことをまとめると、Bチャネルが
接続されていない状態において、サブチャネルの接続要
求が発生した場合には、通常のDチャネルによる呼制御
手順により、サブチャネルの接続を行う。
【0053】また、Bチャネルがすでに接続されている
状態において、サブチャネルの接続もしくは切断の要求
が発生した場合には、接続もしくは切断の要求が発生し
たサブチャネル自身を用いて、PB信号発生回路から発
生されるPB信号を呼制御情報として、そのやりとりを
相手側ISDN端末との間で行い、サブチャネルの接続
および切断の制御を行う。
【0054】さらに、サブチャネルの一方のみが接続さ
れている状態から、Bチャネルが接続の状態でかつBチ
ャネル中のサブチャネルが両方とも接続されていない状
態に遷移した場合には、あらためてDチャネルを用いた
通常の呼制御手順により、Bチャネルの切断を行う。
【0055】以下に、図3のフローチャートを参照しつ
つ、上記の通信端末装置の動作の一例を説明する。
【0056】チャネルB1 が接続されていない状態(
ステップS1)で、サブチャネルを接続する要求が発生
すると(ステップS2)、サブチャネルB11およびB
12のいずれが接続されるかが判定され(ステップS3
)、サブチャネルB11を接続する場合はDチャネルで
の呼制御によりサブチャネルB11を接続し(ステップ
S4)、状態(1  0)となる(ステップS5)。
【0057】この状態からサブチャネルB12を接続す
る要求が発生すると(ステップS6)、サブチャネルB
12自身での呼制御によりサブチャネルB12を接続し
(ステップS7)、状態(1  1)となる(ステップ
S8)。
【0058】ステップS5でサブチャネルB11を切断
する要求が発生すると(ステップS9)、サブチャネル
B11自身での呼制御によりサブチャネルB11を切断
し(ステップS10)、B1 チャネルは接続されてい
るがサブチャネルB11およびB12がともに接続され
ていない状態(0  0)’となる(ステップS11)
【0059】また、ステップS3でサブチャネルB12
の接続が要求されていると判定されると、Dチャネルで
の呼制御によりサブチャネルB12が接続され(ステッ
プS12)、状態(0  1)となる(ステップS13
)。
【0060】この状態からサブチャネルB11を接続す
る要求が発生すると(ステップS14)、サブチャネル
B11自身での呼制御によりサブチャネルB11を接続
し(ステップS15)、状態(1  1)となる(ステ
ップS8)。
【0061】ステップS13でサブチャネルB12を切
断する要求が発生すると(ステップS16)、サブチャ
ネルB12自身での呼制御によりサブチャネルB12を
切断し(ステップS17)、B1 チャネルは接続され
ているがサブチャネルB11およびB12がともに接続
されていない状態(0  0)’となる(ステップS1
1)。
【0062】ステップS8でサブチャネルを切断する要
求が発生すると(ステップS18)、サブチャネルB1
1およびB12のいずれが切断されるかが判定され(ス
テップS19)、サブチャネルB11を切断する場合は
サブチャネルB11自身での呼制御によりサブチャネル
B11を切断し(ステップS20)、ステップS13す
なわち状態(0  1)に戻る。
【0063】ステップS19でサブチャネルB12の切
断が要求されていると判定された場合にはサブチャネル
B12自身での呼制御によりサブチャネルB12を切断
し(ステップS21)、ステップS5すなわち状態(1
  0)に戻る。
【0064】また、ステップS11でサブチャネルの接
続の要求が発生すると(ステップS22)、サブチャネ
ルB11およびB12のいずれが接続されるかが判定さ
れ(ステップS23)、サブチャネルB11を接続する
場合はサブチャネルB11自身での呼制御によりサブチ
ャネルB11を接続し(ステップS24)、ステップS
5すなわち状態(1  0)となる。
【0065】ステップS23でサブチャネルB12の接
続が要求されていると判定された場合にはサブチャネル
B12自身での呼制御によりサブチャネルB12を接続
し(ステップS25)、ステップS13すなわち状態(
0  1)となる。
【0066】ステップS11でチャネルB1 の切断の
要求が発生すると(ステップS26)、Dチャネルでの
呼制御によりチャネルB1 を切断し(ステップS27
)、ステップS1すなわちチャネルB1 が接続されて
いない状態(0  0)に戻る。
【0067】以上詳説したように上記通信端末装置では
、Bチャネルが接続されていないときに接続の要求が発
生した場合にはDチャネルでの呼制御情報のやりとりに
よりサブチャネルの接続を行う。また、Bチャネルがす
でに接続の状態においてサブチャネルに対して接続ある
いは切断の要求が発生した場合には、接続または切断の
要求されているサブチャネル自身を使用してPB信号の
やりとりを行い、そのサブチャネルの接続または切断を
実行する。
【0068】なお、実施例においては、呼制御情報の発
生回路としてPB信号発生回路を、また呼制御情報とし
てPB信号を使用した例についてとりあげているが、こ
れはPB信号の代わりに、他の制御データを呼制御情報
として使用することも可能である。
【0069】また、Bチャネルが接続されていない状態
■から、サブチャネルを接続する場合に、サブチャネル
B11を接続するのかあるいはサブチャネルB12を接
続するのかという情報に関しては、通常のDチャネルに
よる呼制御手順において、その情報を例えばユーザ・ユ
ーザ・インフォなどを用いて、相手側ISDN端末との
間でやりとりを行えばよい。
【0070】上記実施例の通信端末装置によれば,IS
DN通信におけるデータ伝送速度64kbpsのBチャ
ネルをデータ伝送速度32kbpsの二つのサブチャネ
ルに分割して使用する場合において、二つに分割したサ
ブチャネルの呼制御を個別に行うことが可能となる。
【0071】また、サブチャネルの内一方のみが接続状
態にある状態(図2中の■及び■)において、接続状態
のサブチャネルに対して切断の要求が発生した場合には
、切断の要求が発生したサブチャネルを用いて、その呼
制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間で行い
、Bチャネルが接続状態でかつサブチャネルが両方とも
接続されていない状態へと遷移する。
【0072】これにより,図2における■及び■の状態
において、接続されていないサブチャネルに対する接続
の要求と、接続中のサブチャネルに対する切断の要求と
の衝突が生じたとしても、サブチャネルを接続する途中
で、Bチャネルが切断されてしまうような事態を避ける
ことができる。
【0073】また、接続もしくは切断を行おうとするサ
ブチャネルを用いて呼制御を行っているので、接続およ
び切断のタイミングのずれが生じないという利点がある
【0074】
【発明の効果】本発明の通信端末装置は、上述したよう
に、伝送速度64のbpsのBチャネルを32kbps
の二つのサブチャネルに分割し、該二つのサブチャネル
と伝送速度16kbpsのDチャネルとを用いて通信す
る際に、呼制御情報をDチャネルのみならずサブチャネ
ルをも使用して相手端末に送信するので、サブチャネル
の接続または切断が不可能となることがない。また、接
続もしくは切断を行おうとするサブチャネル自身を用い
て呼制御情報のやりとりを行うので、接続されていない
サブチャネルに対する接続の要求と接続中のサブチャネ
ルに対する切断の要求との衝突が生じたとしても、サブ
チャネルを接続する途中で、Bチャネルが切断されてし
まうような事態を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置の構成を示すブロック図
である。
【図2】ISDN通信システムにおいてBチャネルを二
つのサブチャネルに分割して通信する場合のサブチャネ
ルの状態を表す状態遷移図である。
【図3】本発明の通信端末装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】一般的なISDN通信システムの構成を示すチ
ャネル構成図である。
【図5】サブレート方式を採用したISDN通信システ
ムのチャネル構成図である。
【図6】ISDN通信システムの基本インターフェース
間のBチャネルの接続および切断の状態とその手順を示
す状態遷移図である。
【図7】サブレート方式を採用したISDN通信システ
ムにおける基本インタフェース間のBチャネルのサブチ
ャネルの接続および切断の状態とその遷移を示す状態遷
移図である。
【符号の説明】
10  通信端末 11  音声回路 12、13  PB信号発生回路 14、15  切り換えスイッチ 16、17  切り換えスイッチ 18  呼制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送速度64kbpsのBチャネルを伝送
    速度32kbpsの二つのサブチャネルに分割し、該二
    つのサブチャネルと伝送速度16kbsのDチャネルと
    を用いて通信を行うように構成されているISDN通信
    システム用の通信端末装置であって、前記サブチャネル
    を使用して相手端末との間で音声信号を送信及び受信す
    るための音声回路と、前記Dチャネル及び前記サブチャ
    ネルを使用して相手端末にチャネルの接続及び切断に関
    する呼制御情報発生回路とを有しており、前記Bチャネ
    ルが接続されていないときに通信の要求が発生した場合
    には、伝送速度16kbpsのDチャネルによる通常の
    呼制御手順によって、相手側ISDN端末との間で呼制
    御情報のやりとりを行うことにより、サブチャネルの接
    続の制御を行い、Bチャネルが接続されている状態でサ
    ブチャネルに対して通信または切断の要求が発生した場
    合には、接続もしくは切断の要求が発生したサブチャネ
    ル自身を用いて相手側ISDN端末との間で呼制御情報
    のやりとりを行い、接続および切断の要求のあったサブ
    チャネルを個別に呼制御することを特徴とする通信端末
    装置。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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