JPH1023002A - ディジタル回線接続制御方法及び装置 - Google Patents

ディジタル回線接続制御方法及び装置

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JPH1023002A
JPH1023002A JP8173483A JP17348396A JPH1023002A JP H1023002 A JPH1023002 A JP H1023002A JP 8173483 A JP8173483 A JP 8173483A JP 17348396 A JP17348396 A JP 17348396A JP H1023002 A JPH1023002 A JP H1023002A
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Keizo Miki
恵造 三木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルク通信を行うに際し、1つの情報チャネ
ルの接続が不可能であった場合においても、とり合えず
1つの情報チャネルを使用して通信を行うことができる
ディジタル回線接続制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 Dチャネル制御部31は、Dチャネル上
の手順によりBチャネルの接続又は切断を行う。選択部
32は、1つのBチャネルが接続された場合には通信準
備部33へ、2つのBチャネルが接続された場合にはバ
ルク通信準備部34へ処理をそれぞれ要求する。通信準
備部33は、通信可能状態設定部35で使用されるビッ
トパターンの送受信可能な状態にする処理を実行する。
通信処理部36は、接続された相手とBチャネル上の手
順に従ってデータ通信を行う。一方、バルク通信準備部
34は、2つのBチャネルの位相差を吸収してまとめた
形態で使用する処理を実行する。このため、2つ目の情
報チャネルに接続を試み、2つ目の情報チャネルが接続
されなかった場合でも、1つ目の情報チャネルを通信可
能状態にすることができ、1つの情報チャネルを使用し
た通信が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ISDN(Inte
grated Services Digital Network)等のディジタル回
線網におけるディジタル回線接続制御方法及装置に関
し、特に2つの情報(B)チャネルを同時に使用してバ
ルク通信を行う際のディジタル回線接続制御方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN通信装置では、いわゆる2B+
Dのうちの2つのBチャネルを同時に使用してデータを
高速に転送するバルク通信機能を有するものが知られて
いる(特開平7−79301号)。この種のバルク通信
機能を有する従来のISDN通信装置では、信号(D)
チャネル上の手順に基づき、発信側通信制御装置がバル
ク通信要求の伴う発呼処理を実行すると、着信側通信制
御装置がバルク通信可能か否かを調べ、バルク通信が可
能である場合に限り、接続可能コマンドを発信側に送信
する。従って、着信側でたまたま1つのBチャネルを使
用していた場合には、着信側はバルク通信要求に対して
回線切断コマンドを発信側に送出し、バルク通信は行わ
れないようになっている。
【0003】また、他のISDN通信装置では、端末装
置からバルク通信要求があると、バルク通信を実行する
旨の通知と共に、Dチャネル上の手順に基づいて、1つ
目のBチャネルへの接続を試み、接続に成功すると、2
つ目のBチャネルへの接続を試みる。2つ目のBチャネ
ルへの接続に成功すると、2つのBチャネルを統合した
状態での通信を可能にするための同期制御、伝送遅延差
の補正等を行い、2つのBチャネルを使用したバルク通
信が実行される。もし、2つ目のBチャネルへの接続に
失敗した場合、この段階ではまだBチャネル上での通信
確立のための手順を踏んでいないため、既に接続されて
いる1つ目のBチャネルについても通信可能な準備状態
とはなっておらず、Dチャネル上の手順に従ってこれを
切断処理する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のディジタル回線接続制御方法では、バルク通信を
行うためにディジタル回線網の2つのBチャネルの接続
を試みた結果、2つ目のBチャネルが接続されなかった
場合には、ディジタル回線網のDチャネル上の手順によ
る切断要求を示すコマンドに基づいて接続している1つ
目のBチャネルも切断されてしまうため、1つのBチャ
ネルが空いていても全く通信ができないという不具合が
ある。特に、緊急時の通信の場合、接続可能な1つ目の
Bチャネルだけでも使用してとりあえずデータ通信を行
いたいという要求も多い。また、このような問題とは別
に、着信側端末がバルク通信対応機能を持たない場合に
は、従来方法によれば、発信側がバルク通信を要求する
と、通信を行うことができないという問題がある。
【0005】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、バルク通信を行うに際し、1つの情報チャ
ネルの接続が不可能であった場合においても、とり合え
ず1つの情報チャネルを使用して通信を行うことができ
るディジタル回線接続制御方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル回線接続制御方法は、少なくとも2つの情報チャネル
と1つの信号チャネルとを有するディジタル回線網の前
記2つの情報チャネルをまとめた形態で使用して情報を
送信するに際し、前記信号チャネル上の手順に従って、
発信側端末の1つ目の情報チャネルと着信側端末の1つ
目の情報チャネルとを接続するための第1のステップ
と、このステップで1つ目の情報チャネルが接続された
ときに当該1つ目の情報チャネルを当該情報チャネル上
の手順による要求に対応可能な準備状態にする第2のス
テップと、前記信号チャネル上の手順に従って、前記発
信側端末の2つ目の情報チャネルと前記着信側端末の2
つ目の情報チャネルとを接続するための第3のステップ
と、このステップで2つ目の情報チャネルが接続された
ときに前記2つの情報チャネルをそれらをまとめた形態
で前記2つの情報チャネル上の手順による要求に対応可
能な準備状態にする第4のステップと、このステップを
経たのちに準備状態となっている1つ又は2つの情報チ
ャネルを前記情報チャネル上の手順に従ってデータ通信
可能な状態にする第5のステップとを備えたことを特徴
とする。
【0007】この発明に係るディジタル回線接続制御装
置は、少なくとも2つの情報チャネルと1つの信号チャ
ネルとを有するディジタル回線網の前記信号チャネル上
の手順に従いながら前記情報チャネルの接続及び切断を
行う信号チャネル制御手段と、前記ディジタル回線網の
1つの情報チャネルをデータ通信のための準備状態にす
る通信準備手段と、前記ディジタル回線網の2つの情報
チャネルをまとめた形態でデータ通信するための準備状
態にするバルク通信準備手段と、前記信号チャネル制御
手段で1つ目の情報チャネルが接続された場合には前記
通信準備手段へ処理の実行を要求し2つ目の情報チャネ
ルが接続された場合にはバルク通信準備手段へ処理の実
行を要求する選択手段と、この選択手段の選択によって
準備状態となった1つ又は2つの情報チャネルをデータ
通信可能な状態にする通信可能状態設定手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、ディジタル回線網の2
つの情報チャネルを使用してバルク通信を行うに際し、
信号チャネル上の手順に従って1つ目の情報チャネルに
接続するための処理を実行すると、2つの情報チャネル
に接続可能であるかどうかに拘らず、まず1つ目の情報
チャネルに接続を試み、接続された場合には当該情報チ
ャネルを準備状態にする。次に2つ目の情報チャネルに
接続を試み、接続された場合には1つ目の情報チャネル
と2つ目の情報チャネルとをまとめた形態で準備状態に
する。
【0009】ここで、“準備状態”とは、接続された情
報チャネルの状態が、情報チャネル上の手順に基づき、
接続された相手からの「データ通信可能な状態にするた
めの要求」に対して対応できる状態をいい、例えば1つ
の情報チャネルを準備状態にするとは、供給される64
kHzのクロックに従い、64kbit/sのデータ
(HDLCのフラグ等の特定のビットパターン)の送受
信に対応できる状態にしておくことであり、2つの情報
チャネルをまとめた形態で準備状態にするとは、2つの
情報チャネルの位相差を吸収して2つの情報チャネルを
統合した上で、供給される128kHzのクロックに従
い、128kbit/sのデータ(HDLCのフラグ等
の特定のビットパターン)の送受信に対応できる状態に
しておくことである。
【0010】従来は、1つ目の情報チャネルが接続され
たら、直ちに2つ目の情報チャネルの接続を試みたた
め、2つ目の情報チャネルへの接続に失敗すると、1つ
目の情報チャネルも切断しなければならなかったが、こ
の発明によれば、1つ目の情報チャネルが接続された
ら、2つ目の情報チャネルへの接続に先立って、まず1
つ目の情報チャネルを準備状態にするので、2つ目の情
報チャネルが接続されなかった場合でも、1つ目の情報
チャネルを通信可能状態にすることができ、1つの情報
チャネルを使用した通信が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明が適
用されるISDNシステムの概略構成を示す図である。
この発明が適用される電話、FAX、コンピュータ等の
端末装置1は、各ユーザ側に設置され、加入者終端装置
であるDSU(Digital Service Unit)2のS/T点に
接続される。各端末装置1は、DSU2を介してISD
N交換機3に接続され、更に回線交換機、パケット交換
機を含むネットワーク4を介して他の端末装置1との間
で通信ができるようになっている。
【0012】端末装置1は、図2に示すように、電話、
FAX、コンピュータ等、その主な機能を実現する主回
路11と、この主回路11からの通信命令を受けて他の
端末装置1に必要な情報を通信する通信制御回路12と
を備えている。各端末装置1間の通信はISDNの基本
インタフェースである2B+Dを用いたユーザ・網イン
タフェースによって行われる。これを模式的に示したの
が図2であり、各通信制御回路12を介して接続される
ネットワークには、情報チャネルである2つのBチャネ
ルと信号チャネルである1つのDチャネルが備えられて
いる。これらのチャネルは、実際には2線のケーブル上
に時分割で割り当てられている。
【0013】図3は、通信制御回路12の具体的な構成
を示すブロック図である。この通信制御装置12は、I
SDN−S/Tインタフェースコントローラ(以下、S
/T I/FCと呼ぶ)21と、Bチャネル制御回路2
2と、HDLC(High-level Data Link Control proce
dure)プロトコルコントローラ(以下、HDLC PC
と呼ぶ)23と、RAM(Random Access Memory)24
と、ROM(Read Only Memory)25とをバス26を介
して相互に接続して構成されている。
【0014】ISDN−S/T I/FC21は、主と
してITU−T(Telecommunication Standardization
Sector of ITU)勧告に準拠した下位レイヤプロトコル
の制御を実行するもので、Dチャネルを介した呼の設定
や、送信すべきBチャネル及びDチャネルの情報を各チ
ャネルのタイムスロットに分割したり、受信された各チ
ャネルの情報を統合したりする。ISDN−S/T I
/FC21とBチャネル制御回路22との間は128k
bpsの転送レートで2B混合の送受信データがやりと
りされる。Bチャネル制御回路22は、2つのBチャネ
ルを個別に使用する通常のデータ通信及び2つのBチャ
ネルをまとめた形態で使用するバルク通信の選択を行
い、後者の場合には、2つのBチャネルの分割/統合、
同期制御及び伝送遅延差の補正も行う。Bチャネル制御
回路22とHDLC PC23との間は64kbps/
128kbpsの転送レートでHDLCフラグ及びHD
LCフレームがやりとりされる。HDLC PC23
は、HDLCプロトコルの制御を行う。なお、これら各
部は、ROM25に記憶されたプログラムに基づいて制
御され、RAM24には、各部の処理に必要なワークエ
リアが形成される。
【0015】図4は、同通信制御回路12の機能ブロッ
ク図である。Dチャネル制御部31は、Dチャネル上の
手順(LAP−D:Link Access Procedure on the D-c
hannel)によりBチャネルの接続又は切断(呼設定)を
行う。Dチャネル上の手順としては、ITU−T勧告に
準拠するプロトコルとして、レイヤ1については、I.
431,I.431−a、レイヤ2については、Q.9
21、レイヤ3については、Q.931を用いることが
できる。選択部32は、1つのBチャネルが接続された
場合には通信準備部33へ、2つのBチャネルが接続さ
れた場合にはバルク通信準備部34へ後述する処理の実
行をそれぞれ要求する。通信準備部33は、接続された
1つ目のBチャネルをHDLCのフラグがいつでも検出
できるようにしておく準備状態に設定するもので、通信
可能状態設定部35で使用されるビットパターンの送受
信可能な状態にするための処理を実行する。通信可能状
態設定部35は、接続された相手と特定のビットパター
ンを送受信するデータ通信が可能であるか否かを判定す
る。通信処理部36は、接続された相手とBチャネル上
の手順に従ってデータ通信を行う。また、バルク通信準
備部34は、2つのBチャネルの位相差を吸収して2つ
のBチャネルをまとめた形態で前述した準備状態にして
おくための処理を実行する。なお、監視部37は、Bチ
ャネルの状態を監視しBチャネル上で同期がうまくとれ
ない状態等を検出してDチャネル制御部31へ通知す
る。
【0016】次に、このように構成された通信装置の動
作について説明する。図5は、同実施例におけるバルク
通信時のISDNのチャネル接続処理のフローチャート
であり、図6は、同じくコマンドシーケンスを示す図で
ある。
【0017】まず、発信側端末及び着信側端末のDチャ
ネル制御部31が、Dチャネル上の手順に従って1つ目
のBチャネルの接続を試み(S1)、1つ目のBチャネ
ルが接続されたか否かを検出する(S2)。これは、具
体的には、発信側端末のDチャネル制御部31が、SA
BME(Set Asynchronous Blanced Mode Extend)発
信、応答UA受信、SETUPコマンド発信、RR(Re
ceive Ready)受信、CALLPROC受信、RR発
信、CONNコマンド受信、RR発信を順次実行するこ
とにより行われる。これに対して、着信側端末のDチャ
ネル制御部31は、SETUPコマンドが検出される
と、Dチャネル上の手順に従ってSABME発信、応答
UA受信、CONNコマンド発信、RR受信、CONN
ACKコマンド受信、RR発信を順次実行する。1つ目
のBチャネルが接続されたならば、即ち、発信側端末及
び着信側端末の呼受付状態を示すCONNコマンド及び
CONNACKコマンドが検出されたならば(S2)、
選択部32の要求に基づいて通信準備部33が1つ目の
Bチャネルを送受信可能な準備状態にする(S3)。具
体的には、64kHzのクロックレート動作を可能と
し、以後64kbit/sで送られてくるHDLCフラ
グの到来があればこれを検出し、その後は単一のBチャ
ネルによるデータ通信の手順を開始できるように待機さ
せておく。
【0018】次に、発信側端末及び着信側端末のDチャ
ネル制御部31が、上記と同様のDチャネル上の手順に
従って2つ目のBチャネルの接続を試み(S4)、2つ
目のBチャネルが接続されたか否かを検出する(S
5)。
【0019】2つ目のBチャネルが接続されたならば
(S5)、選択部32の要求に基づいてバルク通信準備
部34が2つのBチャネルをまとめた形態で使用するた
めの処理、例えば2つのBチャネルの同期の確立及び伝
送遅延差の検出等を実行した後、通信準備部33がBチ
ャネルを送受信可能な準備状態にする(S6)。具体的
には、128kHzのクロックレート動作を可能とし、
その後に到来する128kbit/sのHDLCフラグ
を待ち受けるようにしておく。
【0020】続いて、通信可能状態設定部35がBチャ
ネル上の手順に従ってBチャネルをデータ通信可能な状
態にすると共に(S7)、SABM(Set Asynchronous
Blanced Mode)コマンドを出力して、Bチャネルがデ
ータ通信可能な状態になったか否かを監視部37で検出
する(S8)。同期確立等により、データ通信可能な状
態になったならば、通信処理部36がまとめられた形態
の2つのBチャネルを使用してデータ通信を行う(S
9)。データ通信が終了したことが監視部37で検出さ
れたならば、Dチャネル制御部31がDチャネル上の手
順に従って接続されている全てのチャネルの切断を行う
(S10)。
【0021】一方、2つ目のBチャネルが接続されない
ケースもある。これは、一つ目のケースとしては、着信
側端末のBチャネルの1つが既に使用されている場合で
あり、二つ目のケースとしては、着信側端末がもともと
バルク通信機能を持たないものである場合である。この
ような場合、図7に示すように、獲得しているBチャネ
ルの切断要求を示すDISCコマンドが検出されたなら
ば(S5)、獲得しているBチャネルの切断を行わず
に、発信側端末及び着信側端末の通信可能状態設定部3
5がBチャネル上の手順に従ってそのままBチャネルを
データ通信可能な状態にする(S7)。
【0022】続いて、発信側端末のDチャネル制御部3
1が、Dチャネル上の手順に従ってBチャネルがデータ
通信可能な状態になったか否かを監視部37で検出する
(S8)。これは、具体的には、発信側端末のDチャネ
ル制御部31が、REL発信、RR受信、RELCOM
P受信、RR発信、SABMコマンド発信、応答UA受
信を順次実行することにより行われる。データ通信可能
な状態になったならば(S8)、発信側端末及び着信側
端末の通信処理部36がまとめられた形態の2つのBチ
ャネルを使用してデータ通信を行う(S9)。
【0023】このように、端末装置1を発信側に適用す
れば、バルク通信を試みた結果、ISDN21の1つ目
の情報チャネルにだけ接続可能であった場合において
も、この1つ目の情報チャネルが切断されず、しかもデ
ータ通信可能な状態にしたままであるため、着信側の端
末装置1が1つの情報チャネルを使用する通常のデータ
通信にしか対応しない古い機種であった場合でも、準備
状態にある1つ目の情報チャネルを使用してそのまま通
信を行うことができ、緊急時の通信にも有効となる。
【0024】なお、従来の装置では、例えばINSネッ
ト64で定義されている着サブアドレス情報においてユ
ーザ特有の使い方としてバルク通信要求パラメータが設
定され、着信側にバルク通信を行おうとしていることを
通知する必要があった。これに対し、上述した実施例に
よれば、発信側からの呼設定要求を示すSETUPコマ
ンドに基づいてBチャネルに順次接続することによりバ
ルク通信を可能な状態にしているので、着信側にはバル
ク通信を行う旨の通知をしなくてもよいという利点があ
る。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ディジタル回線網の2つの情報チャネルを使用してバル
ク通信を行うに際し、信号チャネル上の手順に従って1
つ目の情報チャネルに接続するための処理を実行する
と、2つの情報チャネルに接続可能であるかどうかに拘
らず、まず1つ目の情報チャネルに接続を試み、接続さ
れた場合には当該情報チャネルを準備状態にする。この
ため、2つ目の情報チャネルに接続を試み、2つ目の情
報チャネルが接続されなかった場合でも、1つ目の情報
チャネルを通信可能状態にすることができ、1つの情報
チャネルを使用した通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明が適用されるISDNシステムの概
略構成を示す図である。
【図2】 端末装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 通信制御回路の具体的な構成を示すブロック
図である。
【図4】 同通信制御回路の機能ブロック図である。
【図5】 同実施例におけるISDNのチャネル接続処
理を示すフローチャートである。
【図6】 同装置が発信側端末である場合のシーケンス
を示す図である。
【図7】 同装置が発信側端末である場合のシーケンス
を示す図である。
【符号の説明】
21…ISDN−S/Tインタフェースコントローラ、
22…Bチャネル制御回路、23…HDLCプロトコル
コントローラ、31…Dチャネル制御部、32…選択
部、33…通信準備部、34…バルク通信準備部、35
…通信可能状態設定部、36…通信処理部、37…監視
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの情報チャネルと1つの
    信号チャネルとを有するディジタル回線網の前記2つの
    情報チャネルをまとめた形態で使用して情報を送信する
    に際し、 前記信号チャネル上の手順に従って、発信側端末の1つ
    目の情報チャネルと着信側端末の1つ目の情報チャネル
    とを接続するための第1のステップと、 このステップで1つ目の情報チャネルが接続されたとき
    に当該1つ目の情報チャネルを当該情報チャネル上の手
    順による要求に対応可能な準備状態にする第2のステッ
    プと、 前記信号チャネル上の手順に従って、前記発信側端末の
    2つ目の情報チャネルと前記着信側端末の2つ目の情報
    チャネルとを接続するための第3のステップと、 このステップで2つ目の情報チャネルが接続されたとき
    に前記2つの情報チャネルをそれらをまとめた形態で前
    記2つの情報チャネル上の手順による要求に対応可能な
    準備状態にする第4のステップと、 このステップを経たのちに準備状態となっている1つ又
    は2つの情報チャネルを前記情報チャネル上の手順に従
    ってデータ通信可能な状態にする第5のステップとを備
    えたことを特徴とするディジタル回線接続制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの情報チャネルと1つの
    信号チャネルとを有するディジタル回線網の前記信号チ
    ャネル上の手順に従いながら前記情報チャネルの接続及
    び切断を行う信号チャネル制御手段と、 前記ディジタル回線網の1つの情報チャネルをデータ通
    信のための準備状態にする通信準備手段と、 前記ディジタル回線網の2つの情報チャネルをまとめた
    形態でデータ通信するための準備状態にするバルク通信
    準備手段と、 前記信号チャネル制御手段で1つ目の情報チャネルが接
    続された場合には前記通信準備手段へ処理の実行を要求
    し2つ目の情報チャネルが接続された場合にはバルク通
    信準備手段へ処理の実行を要求する選択手段と、 この選択手段の選択によって準備状態となった1つ又は
    2つの情報チャネルをデータ通信可能な状態にする通信
    可能状態設定手段とを備えたことを特徴とするディジタ
    ル回線接続制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336139A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nec Access Technica Ltd バルク伝送装置、誤同期検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336139A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Nec Access Technica Ltd バルク伝送装置、誤同期検出方法

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