JP2891589B2 - Isdn通信切換方式 - Google Patents

Isdn通信切換方式

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JP2891589B2
JP2891589B2 JP4065831A JP6583192A JP2891589B2 JP 2891589 B2 JP2891589 B2 JP 2891589B2 JP 4065831 A JP4065831 A JP 4065831A JP 6583192 A JP6583192 A JP 6583192A JP 2891589 B2 JP2891589 B2 JP 2891589B2
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正樹 西田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN通信端末で、
データ伝送速度64kbpsのBチャネルをデータ伝送速度
32kbpsの2つのサブチャネルに分割して使用する場
合、サブチャネルに対して個別に呼制御を行なう通信切
換方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ISDN通信における基本インタフェー
スは、図4に示されるように、網終端装置10とそれに
接続される通信端末装置11の間に、2つのデータ伝送
速度64kbpsのB1 とB2 チャネルおよび1つのデータ
伝送速度16kbpsのDチャネルを有する。すなわち、基
本インタフェースのチャネル構成は、2B+Dである。
【0003】また、図5に示されるように、このデータ
伝送速度64kbpsの2つのBチャネルを、それぞれデー
タ伝送速度32kbpsの2つのサブチャネルに分割して使
用することが可能である。すなわち、データ伝送速度6
4kbpsのB1 チャネルは、データ伝送速度32kbpsのサ
ブチャネルB11およびB12に分割して使用することが可
能である。同様にデータ伝送速度64kbpsのB2 チャネ
ルは、データ伝送速度32kbpsのB21とB22のサブチャ
ネルに分割して使用することが可能である。
【0004】以下サブチャネルを代表して、B11および
12と表わす。最初にまず、ISDN通信における基本
インタフェースの、データ伝送速度64kbpsのBチャネ
ルの接続および切断を行なう手順について述べる。
【0005】図6は、ISDN通信における基本インタ
フェースの、データ伝送速度64kbpsのBチャネルの接
続および切断を行なう手順を示した状態遷移図である。
【0006】ここで、図中の値1はBチャネルが通信中
の状態、すなわち、接続の状態を表わし、図中の値0は
Bチャネルが通信を行なっていない状態、すなわち、切
断の状態を表わしている。すなわち、図中の状態IがB
チャネルの切断の状態を示し、図中の状態IIがBチャネ
ルの接続の状態を示している。
【0007】さらに、図中にDで示されているのは、デ
ータ伝送速度16kbpsのDチャネルによる通常の呼制御
手段に従って、データ伝送速度64kbpsのBチャネルの
呼制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間で行
ない、接続および切断の制御を行なっていることを表わ
している。
【0008】まず、接続を行なう場合の手順は、図6の
中で状態Iから状態IIへの状態遷移によって表わされ
る。図から明らかなように、Dチャネルによる通常の呼
制御手順に従って、Bチャネルの呼制御情報のやりとり
を相手側ISDN端末との間で行なうことにより、Bチ
ャネルの接続が完了する。
【0009】次に、Bチャネルの切断の手順は、図中の
状態IIから状態Iへの状態遷移によって示される。この
場合も同様に、Dチャネルによる通常の呼制御手順に従
って、呼制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との
間で行なうことにより、Bチャネルの切断が行なわれ
る。
【0010】すなわち、ISDN通信における基本イン
タフェースのBチャネルの接続および切断は、すべて通
常のDチャネルの呼制御手順によってその制御が行なわ
れる。
【0011】ISDN網における通信において、このデ
ータ伝送速度64kbpsのBチャネルを、前述のようにデ
ータ伝送速度32kbpsの2つのサブチャネルに分割して
使用することが可能である。
【0012】このBチャネルを2つのサブチャネルに分
割して使用する通信方式を用いれば、Bチャネルのうち
少なくとも一方のB1 チャネルに関しては、B11および
12の2つのサブチャネルに分割することができる。I
SDN端末間の通信において、Bチャネルを2つのサブ
チャネルに分割して使用する通信方式を採用した場合に
は、B1 チャネル内のサブチャネルの接続状態に関して
は、次の4通りの状態が考えられる。
【0013】図7はこの状態遷移を表わしたものであ
る。ここでは、それぞれの状態を図中の状態〜で表
わしている。また、図中の値1はサブチャネルを接続の
状態を表わし、図中の値0はサブチャネルが切断の状態
を表わしている。ここで括弧を用いて、サブチャネルB
11およびB12の状態を、(B1112)の形で表わす。
たとえば、サブチャネルB11が接続の状態で、サブチャ
ネルB12が切断の状態である場合には、それを(1
0)の形で表わす。
【0014】さらに、図中にDで示されているのは、D
チャネルによる通常の呼制御手順によって、サブチャネ
ルの呼制御に関する情報のやりとりを相手側ISDN端
末との間で行ない、その制御を行なっていることを表わ
している。
【0015】また、図中に破線の矢印で示されているも
のについては、Dチャネルを用いた通常の呼制御手順で
は、制御が不可能であることを表わしている。
【0016】以下に、4通りのサブチャネルB11とB12
の状態の組合せを示す。 B1 チャネルが接続されていない状態 すなわち、サブチャネルB11,B12ともに接続されてい
ない状態(0 0) サブチャネルB11のみが接続されている状態(1
0) サブチャネルB11,B12ともに接続されている状態
(1 1) サブチャネルB12のみが接続されている状態(0
1) ここで、これらそれぞれの状態に対して、その接続と切
断を考える。
【0017】まず、状態→状態の状態遷移、すなわ
ち、B1 チャネルが接続されていない状態から、サブチ
ャネルB11のみが接続されている状態への遷移では、通
常のDチャネルの呼制御手順により、サブチャネルB11
を接続することが可能である。
【0018】次に、状態→状態の状態遷移では、既
にサブチャネルB11が接続されているので、サブチャネ
ルB12の接続の要求に対しては、通常のDチャネルによ
る呼制御手順では、サブチャネルB12を接続することは
不可能である。
【0019】続いて、状態→状態の状態遷移、すな
わちサブチャネルB11およびB12の両方ともが接続され
ている状態から、サブチャネルB11が切断状態でかつサ
ブチャネルB12が接続されている状態への遷移では、サ
ブチャネルのうち片方のみの切断の要求なので、この場
合においても通常のDチャネルの呼制御手順によるサブ
チャネルB11の切断は不可能である。
【0020】さらに、状態→状態の状態遷移、すな
わちサブチャネルB12のみが接続されている状態から、
1 チャネルが切断の状態すなわちサブチャネルの両方
ともが切断されている状態への遷移では、通常のDチャ
ネルの呼制御手段により、サブチャネルB12の切断が可
能である。
【0021】次は、時計回りで、状態→状態の状態
遷移、すなわちチャネルB1 が接続されていない状態か
ら、サブチャネルB12のみが接続されている状態への遷
移では、通常のDチャネルの呼制御手順により、サブチ
ャネルB12を接続することが可能である。
【0022】また、状態→状態の状態遷移、すなわ
ちサブチャネルB12のみが接続の状態から、サブチャネ
ルB11およびB12の両方ともが接続されている状態への
遷移では、通常のDチャネルの呼制御手順により、サブ
チャネルB11のみを切断の状態から接続の状態にするこ
とは不可能である。
【0023】続いて、状態→状態の状態遷移では、
サブチャネルが両方とも接続している状態から、片方の
サブチャネルのみを切断する状態への遷移なので、状態
→状態の状態遷移と同様、通常のDチャネルの呼制
御手順による制御は不可能である。
【0024】そして、状態→状態の状態遷移では、
通常のDチャネルの呼制御手順によって、サブチャネル
11のみが接続されている状態から、サブチャネルB11
のみを切断することが可能である。
【0025】すなわち、通常のDチャネルの呼制御手順
により、サブチャネルの一方が接続かつ他方が切断の状
態から、切断の状態にあるサブチャネルのみを接続する
ことは不可能である。この場合が、状態→状態と状
態→状態の状態遷移である。
【0026】また、通常のDチャネルの呼制御手順によ
り、サブチャネルの両方ともが接続の状態から、一方の
サブチャネルのみを切断することは不可能である。この
場合が、状態→状態と状態→状態の状態遷移で
ある。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにBチャネ
ルを2つのサブチャネルに分割して通信する際、通常の
Dチャネルの呼制御手順によって、サブチャネルの接続
および切断に関する呼制御を行なうとき、制御が不可能
となるような状態遷移が存在する。本発明の目的はこの
ようなときに各サブチャネルを個別に呼制御する通信切
換方式を得ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明のISDN通信切
換方式においては、データ伝送速度64kbpsのBチャネ
ルをデータ伝送速度32kbpsのサブチャネル2つに分割
して使用し、Bチャネルが接続されていないときに通信
の要求が発生した場合には、データ伝送速度16kbpsの
Dチャネルによる通常の呼制御手順によってBチャネル
を接続した後、接続の要求が発生したサブチャネル自身
を用いて相手側ISDN端末との間で呼制御情報のやり
とりを行なうことによりサブチャネルの接続の制御を行
ない、Bチャネルが接続している状態でサブチャネルに
対して接続または切断の要求が発生した場合には、接続
もしくは切断の要求が発生したサブチャネル自身を用い
て相手側ISDN端末との間で呼制御情報のやりとりを
行ない、接続および切断の要求のあったサブチャネルを
個別に呼制御し、サブチャネルを切断することによって
Bチャネル内の2つのサブチャネルが両方とも切断され
た場合には、Dチャネルによる通常の呼制御手順によ
り、あらた1てBチャネルを切断するようにした。
【0029】
【作用】本発明によれば、サブチャネルの接続および切
断に関する呼制御情報のやりとりを行なうために、接続
もしくは切断の要求が発生したサブチャネル自身が使用
される。
【0030】そのため、ISDN通信においてデータ伝
送速度64kbpsのBチャネルを、データ伝送速度32kb
psの2つのサブチャネルに分割して使用する通信方式を
採用する場合、サブチャネルの呼制御を個別に行なうこ
とが可能となる。
【0031】
【実施例】図1は本発明のフローチャートの一例であ
り、図3はこれに使用される通信端末装置のブロック図
である。
【0032】図3において、通信端末装置11は、第1
および第2のPB信号発生回路1および2、音声回路3
および呼制御処理部4によって構成されている。PB信
号発生回路1と音声回路3は、スイッチS1によりサブ
チャネルB11に切換えて接続され、また、スイッチS2
によりサブチャネルB12に切換えて接続される。
【0033】PB信号発生回路2と音声回路3は、スイ
ッチS3によりサブチャネルB21に切換えて接続され、
またスイッチS4によりサブチャネルB22に切換えて接
続される。
【0034】呼制御処理部4はDチャネルに接続されて
これを制御し、また、PB信号発生回路1および2も制
御する。
【0035】この実施例ではPB信号発生回路1及び2
によりサブチャネルの制御データを発生している。IS
DN端末間で、このPB信号発生回路1及び2から発生
されるPB信号を呼制御情報として、接続もしくは切断
しようとするサブチャネルを用いてそのやりとりを行な
うことにより、接続もしくは切断の要求のあったサブチ
ャネルを個別に呼制御することができる。
【0036】ここで、2つのBチャネルのうち、その一
方のチャネルB1 について考える。B1 チャネルには、
図2に示されるように状態(1)〜状態(5)の5通り
の状態がある。これら5通りのそれぞれの状態について
述べその状態遷移を説明する。
【0037】なお、図2においてIBとは、接続もしく
は切断の要求が発生したサブチャネル自身を用いて、サ
ブチャネルB11もしくはサブチャネルB12に関する呼制
御情報のやりとりを、相手側ISDN端末との間で行な
うことにより、接続もしくは切断の制御を行なっている
ことを表わしている。
【0038】また、図中の値1および値0はそれぞれサ
ブチャネルの接続および切断の状態を表わし、サブチャ
ネルB11およびB12の状態を(B1112)の形で表わ
している。
【0039】ただし、サブチャネルB11およびB12の両
方とも接続されていない状態には、次の2つの状態が存
在する。1つは、データ伝送速度64kbpsのB1 チャネ
ルが接続されていない状態(0 0)、他方はB1 チャ
ネルは接続されているがサブチャネルのB11およびB12
の両方ともが接続されていない状態(0 0)′であ
る。
【0040】5つの状態は以下のようになる。 (1) B1 チャネルが接続されていない状態 (0
0) (2) B1 チャネルは接続されているが、サブチャネ
ルB11およびB12はともに接続されていない状態
(0 0)′ (3) サブチャネルB11のみが接続されている状態
(1 0) (4) サブチャネルB11,B12ともに接続されている
状態 (1 1) (5) サブチャネルB12のみが接続されている状態
(0 1) 最初に反時計方向の状態遷移について説明する。
【0041】まず、状態(1)すなわちB1 チャネルが
接続されていない状態において、サブチャネルB11の接
続の要求が発生した場合には、最初に呼制御処理部4に
より、通常のDチャネルの呼制御手順によって、B1
ャネルが接続される(状態遷移の状態(1)→状態
(2))。
【0042】次に状態(2)すなわちB1 チャネルが接
続されていてサブチャネルがともに切断の状態では、通
常のDチャネルの呼制御手順によるサブチャネルB11
接続は不可能であるので、サブチャネルB11自身を用い
て、呼制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間
で行なう。
【0043】まず、サブチャネルB11はスイッチS1に
よりPB信号発生回路1に切換えられ、これより発生さ
れるPB信号をサブチャネルB11の接続のための呼制御
情報として、そのやりとりを相手側ISDN端末との間
で行なう。そして、サブチャネルB11の接続が完了する
と、サブチャネルB11はPB信号発生回路1から音声回
路3に切換えられ、サブチャネルB11で通信が開始され
る(状態遷移の状態(2)→状態(3))。
【0044】次に、状態(3)すなわちサブチャネルB
11のみが接続されている状態において、サブチャネルB
12の接続の要求が発生した場合には、通常のDチャネル
の呼制御手順によるサブチャネルB12の接続が不可能で
あるので、この場合にはサブチャネルB12自身を用い
て、呼制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間
で行なう。
【0045】まず、サブチャネルB12はスイッチS2に
よりPB信号発生回路1に切換えられ、これより発生さ
れるPB信号をサブチャネルB12の接続のための呼制御
情報として、それのやりとりを相手側ISDN端末との
間で行なう。そして、サブチャネルB12の接続が完了す
ると、サブチャネルB12はPB信号発生回路1から音声
回路3に切換えられ、サブチャネルB12で通信が開始さ
れる(状態遷移の状態(3)→状態(4))。
【0046】続いて、状態(4)すなわちサブチャネル
11およびB12の両方ともが接続されている状態におい
て、サブチャネルB11に対して切断の要求が発生した場
合には、通常のDチャネルの呼制御手順によるサブチャ
ネルB11の切断は不可能であるので、この場合にはサブ
チャネルB11自身を用いて、呼制御情報のやりとりを相
手側ISDN端末との間で行なう。
【0047】まず、サブチャネルB11は、音声回路3か
らPB信号発生回路1に切換えられ、これにより発生さ
れるPB信号をサブチャネルB11の切断のための呼制御
情報として、そのやりとりを相手側ISDN端末との間
で行ない、サブチャネルB11の切断が完了する(状態遷
移の状態(4)→状態(5))。
【0048】状態(5)すなわちサブチャネルB12のみ
が接続されている状態において、サブチャネルB12に対
して切断の要求が発生した場合には、サブチャネルB12
自身を用いて切断の要求に対する制御情報のやりとりを
相手側ISDN端末との間で行なう。
【0049】まず、サブチャネルB12は、音声回路3か
らPB信号発生回路1に切換えられ、これにより発生さ
れるPB信号をサブチャネルB12の切断のための呼制御
情報として、そのやりとりを相手側ISDN端末との間
で行ない、サブチャネルB12の切断が完了する(状態遷
移の状態(5)→状態(2))。
【0050】さらに、呼制御処理部4により通常のDチ
ャネルを用いた呼制御手順によりB 1 チャネルの切断を
行なう(状態遷移の状態(2)→状態(1))。
【0051】続いて、時計回りについて述べる。まず、
状態(1)すなわちB1 チャネルが接続されていない状
態において、サブチャネルB12の接続の要求が発生した
場合には、最初に呼制御処理部4により通常のDチャネ
ルの呼制御手順によって、B 1 チャネルが接続される
(状態遷移の状態(1)→状態(2))。
【0052】次に、状態(2)すなわちB1 チャネルが
接続されていてサブチャネルがともに切断の状態におい
て、通常のDチャネルの呼制御手順によるサブチャネル
12の接続は不可能であるので、サブチャネルB12自身
を用いて接続に関する制御情報のやりとりを相手側IS
DN端末との間で行なう。
【0053】まず、サブチャネルB12はスイッチS2に
より、PB信号発生回路1に切換えられ、これより発生
されるPB信号をサブチャネルB12の接続のための呼制
御情報として、そのやりとりを相手側ISDN端末との
間で行なう。そして、サブチャネルB12の接続が完了す
ると、今度はPB信号発生回路1から音声回路3に切換
えられ、サブチャネルB12で通信が開始される(状態遷
移の状態(2)→状態(5))。
【0054】次に、状態(5)すなわちサブチャネルB
12のみが接続されている状態において、サブチャネルB
11に対して接続の要求が発生した場合には、通常のDチ
ャネルの呼制御手順によるサブチャネルB11の接続は不
可能であるので、サブチャネルB11自身を用いて接続に
関する制御情報のやりとりを相手側ISDN端末との間
で行なう。まず、サブチャネルB11はスイッチS1によ
りPB信号発生回路1に切換えられ、これより発生され
るPB信号をサブチャネルB11の接続のための呼制御情
報として、そのやりとりを相手側ISDN端末との間で
行なう。そして、サブチャネルB11の接続が完了する
と、今度はPB信号発生回路1から音声回路3に切換え
られ、サブチャネルB11で通信が開始される(状態遷移
の状態(5)→状態(4))。
【0055】続いて、状態(4)すなわちサブチャネル
11およびB12の両方ともが接続されている状態におい
て、サブチャネルB12に対して切断の要求が発生した場
合には、通常のDチャネルの呼制御手順によるサブチャ
ネルB12の切断は不可能であるので、この場合にはサブ
チャネルB12自身を用いて、呼制御情報のやりとりを相
手側ISDN端末との間で行なう。
【0056】まず、サブチャネルB12は、スイッチS2
により音声回路3からPB信号発生回路1に切換えら
れ、これにより発生されるPB信号をサブチャネルB12
の切断のための呼制御情報として、そのやりとりを相手
側ISDN端末との間で行なう。そして、サブチャネル
12の切断が完了する(状態遷移の状態(4)→状態
(3))。
【0057】状態(3)すなわちサブチャネルB11のみ
が接続されている状態において、サブチャネルB11に対
して切断の要求が発生した場合には、サブチャネルB11
自身を用いて切断に関する制御情報のやりとりを相手側
ISDN端末との間で行なう。
【0058】まず、サブチャネルB11は、スイッチS1
により音声回路3からPB信号発生回路1に切換えら
れ、これにより発生されるPB信号をサブチャネルB11
の切断のための呼制御情報として、そのやりとりを相手
側ISDN端末との間で行ない、サブチャネルB11の切
断が完了する(状態遷移の状態(3)→状態(2))。
【0059】さらに、呼制御処理部4により通常のDチ
ャネルを用いた呼制御手順によりB 1 チャネルの切断を
行なう(状態遷移の状態(2)→状態(1))。
【0060】サブチャネルB21およびB22についても同
様である。これらのことをまとめると、Bチャネルが接
続されていない状態において、サブチャネルの接続要求
が発生した場合には、まず通常のDチャネルによる呼制
御手順により、Bチャネルの接続を行なった後に、接続
の要求が発生したサブチャネル自身を用いて、PB信号
発生回路から発生されるPB信号を呼制御情報として、
そのやりとりを相手側ISDN端末との間で行ない、サ
ブチャネルの接続を行なう。
【0061】また、サブチャネルの一方のみが接続され
ている状態から、Bチャネルが接続の状態でかつBチャ
ネル中のサブチャネルが両方とも接続されていない状態
に遷移した場合には、改めてDチャネルを用いた通常の
呼制御手順により、Bチャネルの切断を行なう。
【0062】さらに、サブチャネルの一方のみが接続さ
れている状態において、切断状態にあるサブチャネルに
対して接続の要求が発生した場合、およびサブチャネル
の両方ともが接続されている状態において、どちらかの
サブチャネルに対して切断の要求が発生した場合には、
接続もしくは切断の要求が発生したサブチャネル自身を
用いて、PB信号発生回路から発生されるPB信号を呼
制御情報として、そのやりとりを相手側ISDN端末と
の間で行ない、サブチャネルの接続および切断の制御を
行なう。
【0063】以下、図1のフローチャートに従って上記
のチャネル制御方式の動作の一例を説明する。
【0064】チャネルB1 が接続されていない状態(ス
テップS1)で、サブチャネルを接続する要求が発生す
ると(ステップS2)、まず最初にDチャネルでの呼制
御によりチャネルB1 を接続し(ステップS3)、状態
(0 0)′となる(ステップS4)。さらに、サブチ
ャネルB11およびB12のいずれが接続されるかが判定さ
れ(ステップS5)、サブチャネルB11を接続する場合
には、サブチャネルB 11自身での呼制御によりサブチャ
ネルB11を接続し(ステップS6)、状態(10)とな
る(ステップS7)。
【0065】この状態からサブチャネルB12を接続する
要求が発生すると(ステップS8)、サブチャネルB12
自身での呼制御によりサブチャネルB12を接続し(ステ
ップS9)、状態(1 1)となる(ステップS1
0)。
【0066】また、ステップS5でサブチャネルB12
接続が要求されていると判定されると、サブチャネルB
12自身での呼制御によりサブチャネルB12が接続され
(ステップS11)、状態(0 1)となる(ステップ
S12)。
【0067】この状態からサブチャネルB11を接続する
要求が発生すると(ステップS13)、サブチャネルB
11自身での呼制御によりサブチャネルB11を接続し(ス
テップS14)、状態(1 1)となる(ステップS1
0)。
【0068】ステップS10でサブチャネルを切断する
要求が発生すると(ステップS15)、サブチャネルB
11およびB12のいずれが切断されるかが判定され(ステ
ップS16)、サブチャネルB11を切断する場合はサブ
チャネルB11自身での呼制御によりサブチャネルB11
切断し(ステップS17)、ステップS12すなわち状
態(0 1)に戻る。
【0069】ステップS16でサブチャネルB12の切断
が要求されていると判定された場合には、サブチャネル
12自身での呼制御によりサブチャネルB12を切断し
(ステップS18)、ステップS7すなわち状態(1
0)に戻る。
【0070】ステップS7でサブチャネルB11を切断す
る要求が発生すると(ステップS19)、まず最初のサ
ブチャネルB11自身での呼制御によりサブチャネルB11
を切断し(ステップS20)、B1 チャネルは接続され
ているがサブチャネルB11およびB12がともに接続され
ていない状態(0 0)′となり(ステップS4)、さ
らにDチャネルでの呼制御制御によりチャネルB1 を切
断し(ステップS21)、ステップS1すなわちチャネ
ルB1 が接続されていない状態(0 0)に戻る。
【0071】同様に、ステップS12でサブチャネルB
12を切断する要求が発生すると(ステップS22)、サ
ブチャネルB12自身での呼制御によりサブチャネルB12
を切断し(ステップS23)、B1チャネルは接続され
ているがサブチャネルB11およびB12がともに接続され
ていない状態(0 0)′となり(ステップS4)、さ
らにDチャネルでの呼制御によりチャネルB1 を切断し
(ステップS21)、ステップS1すなわちチャネルB
1 が接続されていない状態(0 0)に戻る。
【0072】以上詳述したように本発明のチャネル制御
方式は、Bチャネルが既に接続の状態においてサブチャ
ネルに対して接続あるいは切断の要求が発生した場合に
は、接続または切断の要求されているサブチャネル自身
を使用してPB信号のやりとりを行ない、そのサブチャ
ネルの接続または切断を実行する。また、Bチャネルが
切断の状態においてサブチャネルに対して接続の要求が
発生した場合には、Dチャネルでの呼制御によりBチャ
ネルを接続した後に、接続が要求されているサブチャネ
ル自身を使用してPB信号のやりとりを行ない、そのサ
ブチャネルの接続を実行する。
【0073】さらに、一方のサブチャネルのみが接続の
状態において、接続されているサブチャネルに対して切
断の要求が発生した場合には、要求が発生したサブチャ
ネル自身を使用してPB信号のやりとりを行ない、サブ
チャネルの切断を行なった後に、Dチャネルでの呼制御
によりBチャネルの切断を実行する。
【0074】なお、前述の実施例においては、呼制御情
報の発生回路としてPB信号発生回路を、また制御情報
としてPB信号を使用した例について取上げているが、
PB信号の代わりに他の制御データを呼制御情報として
使用することも可能である。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ISD
N通信におけるデータ伝送速度64kbpsのBチャネルを
データ伝送速度32kbpsの2つのサブチャネルに分割し
て使用する通信方式において、2つに分割したサブチャ
ネルの呼制御を個別に行なうことが可能となる。
【0076】また、サブチャネルのうち一方のみが接続
されている状態(図2の状態(3)および状態(5))
において、接続状態のサブチャネルに対して切断の要求
が発生した場合には、切断の要求が発生したサブチャネ
ルを用いて、その呼制御情報のやりとりを相手側ISD
N端末との間で行ない、Bチャネルが接続状態でかつサ
ブチャネルが両方とも接続されていない状態へと遷移す
る。
【0077】これにより、図2における状態(3)およ
び状態(5)において、切断状態にあるサブチャネルに
対する接続の要求と、接続中のサブチャネルに対する切
断の要求との衝突が生じたとしても、サブチャネルを接
続する途中で、Bチャネルが切断されてしまうような事
態を避けることができる。
【0078】さらに、Bチャネルが接続されていない状
態(図2の状態(1))において、サブチャネルの接続
要求が発生した場合には、まず最初にDチャネルによる
呼制御によってBチャネルの接続を行なった後、接続の
要求が発生したサブチャネル自身を用いて、呼制御情報
のやりとりを相手側ISDN端末との間で行ない、要求
が発生したサブチャネルの接続を行なう。
【0079】これにより、2つのうちどちらのサブチャ
ネルに対して、接続の要求が発生したかという情報のや
りとりを、接続の際に行なう必要がない。
【0080】また、接続もしくは切断を行なおうとする
サブチャネルを用いて呼制御を行なっているので、接続
および切断のタイミングのずれが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフローチャートの一例である。
【図2】本発明の状態遷移図である。
【図3】本発明の通信端末装置の一例のブロック図であ
る。
【図4】一般的なISDN通信の説明図である。
【図5】Bチャネルを2つのサブチャネルに分割したI
SDN通信の説明図である。
【図6】ISDN通信のBチャネルの接続および切断の
状態遷移図である。
【図7】Bチャネルを2つのサブチャネルに分割した通
信方式の状態遷移図である。
【符号の説明】
1,2 PB信号発生回路 3 音声回路 4 呼制御処理部 11 通信端末装置 S1,S2,S3,S4 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ伝送速度64kbpsのBチャネルを
    データ伝送速度32kbpsのサブチャネル2つに分割して
    使用し、 Bチャネルが接続されていないときに通信の要求が発生
    した場合には、データ伝送速度16kbpsのDチャネルに
    よる通常の呼制御手順によってBチャネルを接続した
    後、接続の要求が発生したサブチャネル自身を用いて相
    手側ISDN端末との間で呼制御情報のやりとりを行な
    うことによりサブチャネルの接続の制御を行ない、 Bチャネルが接続している状態でサブチャネルに対して
    接続または切断の要求が発生した場合には、接続もしく
    は切断の要求が発生したサブチャネル自身を用いて相手
    側ISDN端末との間で呼制御情報のやりとりを行な
    い、接続および切断の要求のあったサブチャネルを個別
    に呼制御し、 サブチャネルを切断することによってBチャネル内の2
    つのサブチャネルが両方とも切断された場合には、Dチ
    ャネルによる通常の呼制御手段により、あらためてBチ
    ャネルを切断することを特徴とするISDN通信切換方
    式。
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