JPH04232469A - 走行車車輪の車輪センサによって求められた回転速度を補正する方法 - Google Patents

走行車車輪の車輪センサによって求められた回転速度を補正する方法

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JPH04232469A
JPH04232469A JP3162287A JP16228791A JPH04232469A JP H04232469 A JPH04232469 A JP H04232469A JP 3162287 A JP3162287 A JP 3162287A JP 16228791 A JP16228791 A JP 16228791A JP H04232469 A JPH04232469 A JP H04232469A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車の車輪の車輪回
転数の測定が行われ、走行車が加速も減速もされておら
ず横加速度を有していないという所定の走行条件のもと
で各車輪の平衡係数が決定されるような走行車車輪の車
輪センサによって求められた回転速度を補正する方法(
特許請求の範囲の請求項1の上位概念部分に記載の方法
)に関する。
【0002】
【従来の技術】冒頭に述べた形式の方法は既に公知であ
る(ドイツ連邦共和国特許第3738914A1号公報
参照)。その場合、滑り無しに走行する際に車輪速度が
僅かに異なっている対を成す車輪が検出される。それら
の車輪速度から平均値が形成され、この平均値が他の車
輪の車輪速度に関連して補正値を生じ、この補正値によ
って他の車輪速度が補正される。この方法は、車輪にお
いて滑りが生じないときおよびカーブを走行しないとき
にしか実施されない。滑りの発生はブレーキアンチロッ
ク装置(ABS装置)および又は駆動滑り調整装置(A
SR装置)の信号の発生により認識される。カーブの走
行を検出するために、舵取り角度信号が評価される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、走行
車車輪の車輪センサによって求められた回転速度を補正
する方法を、走行車車輪の車輪センサによって求められ
た回転速度の補正が信号検出に関係して単純化されるよ
うに形成することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、走行車車輪
の車輪センサによって求められた回転速度を補正する冒
頭に述べた形式の方法において、特許請求の範囲請求項
1の特徴部分に記載した手段によって達成される。本発
明の有利な実施態様は特許請求の範囲の他の請求項に記
載されている。
【0005】
【発明の効果】従来技術に比べての本発明の利点は特に
、舵取り角度センサが省略できることである。車輪回転
数の他に実施形態に関係して、例えばABS装置あるい
はASR装置の信号の発生のような簡単に且つ正確に検
出できる信号だけしか利用されない。
【0006】本発明に基づく方法において、まず未補正
の車輪回転数Ωuの大きさおよび関係から、全般的な走
行状態が走行車速度vFzgおよび横加速度aqに関し
て評価される。更に駆動滑りあるいはブレーキ滑りσの
評価が行われる。小さな横加速度aqの範囲において、
走行車の各サイドの走行車車輪はそれぞれほぼ同じ軌道
カーブ上を走行するので、走行車の各サイドの前輪の回
転数Ωvl,Ωvrおよび後輪の回転数Ωhl,Ωhr
は、動的な車輪半径Rdynが同じ大きさであるとき、
良好に近似して一致している。その場合の別の条件は、
無視できる程度の駆動滑りないしブレーキ滑りσが生ず
ることである。複数の車輪の動的半径のずれが走行速度
vFzgの増大と共に回転数差σΩを増大するので、小
さな走行速度の範囲においては、一車軸の車輪の回転数
差から横加速度を容易に推論できる。何故ならばこの速
度範囲において、異なった動的半径に基づいた回転数差
は小さいからである。小さな走行速度の範囲において僅
かな横加速度が認識されたとき、走行車の各サイドにお
ける走行車車輪の回転数がそれぞれ前および後ろで整合
される。この整合は、後右側車輪の回転数が前右側車輪
の回転数と一致し、後左側車輪の回転数が前左側車輪の
回転数と一致するように、後車軸の車輪の回転数が整合
係数を与えられるように行われる。
【0007】高い走行速度の範囲において、走行車が少
なくともほとんど横加速度無しに走行する場合、すべて
の走行車車輪の回転数が基準車輪に対して決定されるこ
とによって、車輪回転数の平衡が行われる。横加速度の
無い走行は、両車軸において求められた車輪回転数の差
が零であるときに認識される。
【0008】以下図に示した実施例を参照して本発明を
詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1から分かるように、各車軸にそれぞれ2
個の車輪が付いている二軸形走行車の場合、本発明に基
づく方法においてこの方法の実施が信号1.1によって
開始されたとき、4個すべての車輪の回転数が検出され
る。ステップ1.2において車輪回転数Ωvl,Ωvr
,Ωhl,Ωhrが測定される。
【0010】ステップ1.3において車輪回転数Ωvl
,Ωvr,Ωhl,Ωhrから走行車の走行状態が導き
出される。その場合ステップ1.3.1においてまず、
走行車が加速されているか減速されているかが確認され
る。これはステップ1.3.1.1において、測定され
た車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωhrが時間的
に微分されることによって行われる。そのようにして求
められた車輪加速度dΩvl/dt,dΩvr/dt,
dΩhl/dt,dΩhr/dtの値が所定の敷居値d
Ω/dt,Schwelle1以下であるとき、走行車
が加速も減速もされていないことが推論(結論)される
。これはステップ1.3.1.2において、前車軸の車
輪回転数の平均値MWVAおよび後車軸の車輪回転数の
平均値MWHAがそれぞれ次式で求められることによっ
てもチェックできる。 MWVA=(Ωvl+Ωvr)/2 MWHA=(Ωhl+Ωhr)/2 これらの平均値MWVA,MWHAの差が敷居値δMW
  Schwelle1以下であるとき、それにより同
様に、走行車が加速も減速もされていないことが導き出
される。ステップ1.3.1において走行車が加速され
ているか減速されていることが認識されると、ステップ
1.2への戻りが行われることにより、本発明に基づく
方法は中断される。
【0011】測定された車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ω
hl,Ωhrの少なくとも1つからステップ1.3.2
において走行速度vFzgが導き出される。これは有利
には、これらの複数の車輪回転数が平均化されることに
よって行われる。その場合特に、走行車の非駆動車軸の
車輪の回転数が利用されると有利である。
【0012】ステップ1.3.3において、走行速度v
Fzgが第1の敷居値vFzg,Schwelle1以
下であるか否かがチェックされる。この敷居値vFzg
,Schwelle1の大きさはこの場合約20〜40
km/hである。走行速度vFzgが第1の敷居値vF
zg,Schwelle1以上であると、ステップ1.
2への戻りが行われることによって、本発明に基づく方
法は中断される。そうでない場合にはステップ1.3.
4への移行が行われる。
【0013】ステップ1.3.4において、横加速度a
qが所定の敷居値aq,Schwelle1以下である
か否かのチェックが行われる。その場合このチェックは
ステップ1.3.4.1において例えば、一車軸の走行
車両側における車輪の回転数が比較されることによって
行われる。その回転数差が所定の敷居値δΩ,Schw
elle1を超えると、本発明に基づく方法は中断され
、ステップ1.2への戻りが行われる。そうでない場合
には本発明に基づく方法はステップ1.4の実施によっ
て継続される。横加速度をチェックする別の方式は、両
車軸の車輪の回転数の平均値MWHA,MWVAの差を
所定の敷居値δMWSchwelle2とステップ1.
3.4.2において比較することである。横加速度aq
が増加する場合、アンダーステヤないしオーバーステヤ
の走行挙動に基づいて、前車軸および後車軸における同
一走行車側の車輪が異なった軌道カーブ上を走行し、従
って異なった車輪回転数を有することになる。即ち両車
軸の車輪の回転数の平均値MWHA,MWVAの差が所
定の敷居値δMWSchwelle2を超過したとき、
本発明に基づく方法は中断される。そうでない場合には
本発明に基づく方法はステップ1.4の実施により継続
される。なおステップ1.3.4.2をステップ1.3
.1.2と一緒にすることも勿論できる。これは同じこ
とをチェックするからである。しかしチェックすべき敷
居値δMW,Schwelle1と敷居値δMW,Sc
hwelle2は互いに異なっている。
【0014】ステップ1.4において、後右側車輪の回
転数が前右側車輪の回転数と一致し、後左側車輪の回転
数が前左側車輪の回転数と一致するように、後車軸の車
輪の回転数がその都度整合係数を与えられることによっ
て、車輪車輪回転数の整合が行われる。前車軸の車輪に
その都度整合係数を与え、これによって前右側車輪の回
転数を後右側車輪の回転数と一致させ、前左側車輪の回
転数を後左側車輪の回転数と一致させることも勿論でき
る。従って整合係数に基づいて測定された車輪回転数Ω
vl,Ωvr,Ωhl,Ωhrから整合された車輪回転
数Ωvlan,Ωvran,Ωhlan,Ωhranが
生ずる。
【0015】本発明に基づく方法の第2のプロセス部分
において、図1の実施例に相応してステップ1.5にお
いて車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωhrが新た
に測定される。ステップ1.6において、この測定され
たΩvl,Ωvr,Ωhl,Ωhrからステップ1.4
において決定された整合係数に相応して整合された車輪
回転数Ωvlan,Ωvran,Ωhlan,Ωhra
nが導き出される。
【0016】ステップ1.7において導き出され整合さ
れた車輪回転数Ωvlan,Ωvran,Ωhlan,
Ωhranから走行車の走行状態が導き出される。その
場合ステップ1.7.1においてまず、走行車が加速さ
れているか減速されているか否かが確認される。これは
ステップ1.7.1.1において、整合された車輪回転
数Ωvlan,Ωvran,Ωhlan,Ωhranが
時間的に微分されることにより行われる。そのようにし
て求められた車輪加速度dΩvlan/dt,dΩvr
an/dt,dΩhlan/dt,dΩhran/dt
の値が所定の敷居値dΩ/dtSchwellean以
下であるとき、走行車が加速も減速もされないことが推
論できる。ここでは図示の理由からだけ記号「an」が
上に記されている。ステップ1.7.1.2において、
前車軸の車輪回転数の平均値MWVAanおよび後車軸
の車輪回転数の平均値MWHAanがそれぞれ次式で求
められることによってもチェックできる。 MWVAan=(Ωvlan+Ωvran)/2MWH
Aan=(Ωhlan+Ωhran)/2これらの平均
値MWVAan,MWHAanの差が敷居値δMWan
,Schwelle1an以下であるとき、それにより
同様に、走行車が加速も減速もされていないことが導き
出される。ステップ1.7.1において走行車が加速さ
れているか減速されていることが認識されると、ステッ
プ1.5への戻りが行われることにより、本発明に基づ
く方法の第2のプロセス部分は中断される。そうでない
場合にはステップ1.7.2への移行が行われる。
【0017】導き出され整合された車輪回転数Ωvla
n,Ωvran,Ωhlan,Ωhranの少なくとも
1つからステップ1.7.2において走行速度vFzg
が導き出される。これは有利には、これらの複数の導き
出され整合された車輪回転数が平均化されることによっ
て行われる。その場合特に、走行車の非駆動車軸の車輪
の回転数が利用されると有利である。
【0018】ステップ1.7.3において、走行速度v
Fzgが敷居値vFzg,Schwelle2以上であ
るか否かがチェックされる。この敷居値vFzg,Sc
hwelle2の大きさはこの場合約60〜80km/
hである。走行速度vFzgがこの敷居値vFzg,S
chwelle2以下であると、ステップ1.5への戻
りが行われることによって、本発明に基づく方法の第2
のプロセス部分は中断される。そうでない場合にはステ
ップ1.7.4への移行が行われる。
【0019】ステップ1.7.4において、横加速度a
qが所定の敷居値aq,Schwelle1an以下で
あるか否かのチェックが行われる。その場合このチェッ
クはステップ1.7.4.1において例えば、一車軸の
走行車両側における車輪の回転数が比較されることによ
って行われる。その回転数差が所定の敷居値δΩ,Sc
hwelle1anを超えると、本発明に基づく方法の
第2のプロセス部分は中断され、ステップ1.5への戻
りが行われる。そうでない場合には本発明に基づく方法
はステップ1.8の実施によって継続される。横加速度
をチェックする別の方式は、両車軸の車輪の回転数の平
均値MWHAan,MWVAanの差を所定の敷居値δ
MWSchwelle2anとステップ1.7.4.2
において比較することである。横加速度aqが増加する
場合、アンダーステヤないしオーバーステヤの走行挙動
に基づいて、前車軸および後車軸における同一走行車側
の車輪が異なった軌道カーブ上を走行し、従って異なっ
た車輪回転数を有することになる。即ち両車軸の車輪の
回転数の平均値MWHAan,MWVAanの差が所定
の敷居値δMW,Schwelle2an以上であると
き、本発明に基づく方法の第2のプロセス部分は中断さ
れる。そうでない場合には本発明に基づく方法はステッ
プ1.8の実施により継続される。なおステップ1.7
.4.2をステップ1.7.1.2と一緒にすることも
勿論できる。これは同じことをチェックするからである
。しかしチェックすべき敷居値δMW,Schwell
e1anと敷居値δMW,Schwelle2anは互
いに異なっている。
【0020】その場合、その都度対応した平衡係数fv
l,fvr,fhl,fhrの決定によってすべての走
行車輪の回転数が基準車輪と平衡されるように、ステッ
プ1.5において測定された車輪回転数の平衡がステッ
プ1.8において行われる。図1の実施例には、前右側
車輪、後左側車輪および後右側車輪が基準車輪としての
前左側車輪と平衡されることが示されている。即ち、平
衡された車輪回転数Ωvlab,Ωvrab,Ωhla
b,Ωhrabは基準車輪の測定された車輪回転数Ωv
lと一致している。別の車輪を基準車輪として選択し、
他の車輪をこの基準車輪に平衡させることも勿論できる
。従って測定された車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ωhl
,Ωhrから平衡された車輪回転数Ωvlab,Ωvr
ab,Ωhlab,Ωhrabが生ずる。
【0021】本発明に基づく方法を実施するためのセン
サ2.1,2.2,2.3,2.4およびその測定値処
理装置2.5の配置が、図2から理解できる。図2は、
各車輪2.6,2.7,2.8,2.9に車輪回転数を
測定するためのセンサ2.1,2.2,2.3,2.4
が付属されているようなセンサの配置構造を示している
。また例えば後車軸2.10の両方の車輪2.8,2.
9のセンサ2.3,2.4が例えば後車軸駆動軸の回転
数を測定する1つのセンサにまとめられているとき、測
定された車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωhrの
相応した平衡を実施することも勿論できる。その場合、
信号1.1が生じているとき、測定値処理装置において
本発明に基づく方法が実施される。タイヤに欠陥がある
場合の他にタイヤにおける空気圧損失およびタイヤの摩
耗によって種々の動的な車輪半径が生ずる。その信号1
.1は走行車が走行した所定の走行距離に応じて又は所
定の時間間隔で発生され、その時間間隔および走行距離
は目的に適って、一般的な関係に基づいて動的な車輪半
径の変化を抑えられる空気圧損失を計算できるように選
択される。測定値処理装置2.5から出る出力信号2.
11,2.12,2.13,2.14は、図1のプロセ
ス経過の場合にステップ1.8で決定された整合係数f
vl,fvr,fhl,fhrを表し、その場合、測定
された車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωhrが所
定の平衡係数fvl,fvr,fhl,fhrと乗算さ
れて、平衡された車輪回転数Ωvlab,Ωvrab,
Ωhlab,Ωhrabが生ずることによって、連続し
て測定された車輪回転数Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωh
rを平衡するために利用される。従って各車輪の種々の
動的な車輪半径Rdynが補正される。このように整合
された車輪回転数Ωvlab,Ωvrab,Ωhlab
,Ωhrabは、その場合有利に、例えばブレーキアン
チロック装置(ABS装置)、駆動滑り調整装置(AS
R装置)あるいは別の装置のような走行装置の制御ない
し調整に対する入力信号として利用される。 図1の実施例の場合、ステップ1.8においてすべての
走行車車輪が基準車輪としての左側前輪に平衡される。 従ってこの場合、平衡係数fvl,fvr,fhl,f
hrはそれぞれ、fvl=Ωvl/Ωvl、fvr=Ω
vr/Ωvl、fhl=Ωhl/Ωvl、fhr=Ωh
r/Ωvlの式で得られる。即ち、特に図1の実施例の
場合、整合係数fvlは1である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく方法のプロセス流れ線図。
【図2】本発明に基づく方法を実施するために必要な車
輪センサおよび測定値処理装置の配置構造の概略構成図
【符号の説明】
1.1          信号 2.1〜2.4  センサ 2.5          測定値処理装置2.6〜2
.9  車輪 2.10        後車軸 2.11〜2.14  出力信号

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  走行車の車輪の車輪回転数(Ωvl,
    Ωvr,Ωhl,Ωhr)の測定が行われ、走行車が加
    速も減速もされておらず横加速度を有していないという
    所定の走行条件のもとで各車輪の平衡係数が決定される
    ような走行車車輪の車輪センサによって求められた回転
    速度を補正する方法において、第1のプロセス部分にお
    いて、(ステップ1.2において)測定された車輪回転
    数(Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωhr)から走行速度(
    vFzg)および所定の走行条件が求められ、走行速度
    (vFzg)が第1の敷居値(vFzg,Schwel
    le1)以下であるという所定の走行条件が満足されて
    いる(ステップ1.3.3)とき、この条件のもとで(
    ステップ1.2において)測定された車輪回転数(Ωv
    l,Ωvr,Ωhl,Ωhr)の整合が行われ、その場
    合(ステップ1.2において)測定された車輪回転数(
    Ωvl,Ωvr,Ωhl,Ωhr)の整合が(ステップ
    1.4において)、走行車両側のそれぞれに対して整合
    係数が決定されて、測定された車輪回転数(Ωvl,Ω
    vr,Ωhl,Ωhr)から整合された車輪回転数(Ω
    vlan,Ωvran,Ωhlan,Ωhran)が生
    ずるように行われ、その場合走行車左側の整合された車
    輪回転数(Ωvlan,Ωhlan)の一方がその測定
    された車輪回転数(Ωvl,Ωhl)と同じであり、他
    方がその測定された車輪回転数(Ωvl,Ωhl)から
    走行車左側の整合係数との乗算によって、走行車左側の
    両方の整合された車輪回転数(Ωvlan,Ωhlan
    )が同じ値をとるように生じ、走行車右側の整合された
    車輪回転数(Ωvran,Ωhran)の一方がその測
    定された車輪回転数(Ωrl,Ωhr)と同じであり、
    他方がその測定された車輪回転数(Ωrl,Ωhr)か
    ら走行車右側の整合係数との乗算によって、走行車右側
    の両方の整合された車輪回転数(Ωvran,Ωhra
    n)が同じ値をとるように生じ、第2のプロセス部分に
    おいて、走行車速度および所定の走行条件が新たに(ス
    テップ1.5において)測定された車輪回転数(Ωvl
    ,Ωvr,Ωhl,Ωhr)から整合係数を考慮して(
    ステップ1.4において)求められ、走行車速度(vF
    zg)が敷居値(vFzg,Schwelle2)以上
    であるという所定の走行条件が満足されている(ステッ
    プ1.7.3)とき、この条件のもとで(ステップ1.
    5において)新たに測定された車輪回転数(Ωvl,Ω
    vr,Ωhl,Ωhr)の平衡が行われ、その平衡が(
    ステップ1.8において)、車輪の1つが基準車輪とし
    て決定され、各車輪に対して平衡係数(fvl,fvr
    ,fhl,fhr)がその基準車輪に、平衡された車輪
    回転数が基準車輪の回転数と一致するように決定される
    ように行われ、連続して測定される車輪回転数(Ωvl
    ,Ωvr,Ωhl,Ωhr)が第2のプロセス部分にお
    いて決定された平衡係数(fvl,fvr,fhl,f
    hr)(出力信号2.11〜2.14)と乗算されるこ
    とによって補正されることを特徴とする走行車車輪の車
    輪センサによって求められた回転速度を補正する方法。
  2. 【請求項2】  平衡係数(fvl,fvr,fhl,
    fhr)(出力信号2.11〜2.14)が所定の時間
    間隔で更新されることを特徴とする請求項1記載の方法
  3. 【請求項3】  平衡係数(fvl,fvr,fhl,
    fhr)(出力信号2.11〜2.14)が、走行車が
    走行した所定の走行距離に応じて更新されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  平衡係数(fvl,fvr,fhl,
    fhr)(出力信号2.11〜2.14)の最後の更新
    からの時間間隔の計量およびこの最後の更新後に走行車
    が走行した走行距離の計量が行われることによって、平
    衡係数(fvl,fvr,fhl,fhr)(出力信号
    2.11〜2.14)の更新に対する基準が決定される
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】  走行車が加速も減速もされていないと
    いう第1の走行条件部分(1.3.1)が、第1のプロ
    セス部分において、測定された車輪回転数(Ωvl,Ω
    vr,Ωhl,Ωhr)から形成された車輪加速度(d
    Ωvl/dt,dΩvr/dt,dΩhl/dt,dΩ
    hr/dt)が敷居値(dΩ/dt,Schwelle
    )以下であるときに(ステップ1.3.1.1において
    )推論されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  走行車が加速も減速もされていないと
    いう第1の走行条件部分(1.3.1)が、第1のプロ
    セス部分において、前車軸の両車輪の回転数の平均値(
    MWVA)と後車軸の両車輪の回転数の平均値(MWH
    A)との差が敷居値(δMS,Schwelle1)以
    下であるときに推論されることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  7. 【請求項7】  走行車が横加速度を有していないとい
    う第2の走行条件部分(1.3.4)が、第1のプロセ
    ス部分において、前車軸の両車輪の回転数の平均値(M
    WVA)と後車軸の両車輪の回転数の平均値(MWHA
    )との差が敷居値(δMS,Schwelle2)以下
    であるときに(ステップ1.3.4.2において)推論
    されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  走行車が横加速度を有していないとい
    う第2の走行条件部分(1.3.4)が、第1のプロセ
    ス部分において、一車軸の走行車両側の車輪の回転数の
    差が敷居値(δΩ,Schwelle1)を下回ってい
    るときに(ステップ1.3.4.1において)推論され
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  走行車が加速も減速もされていないと
    いう第1の走行条件部分(1.7.1)が、第2のプロ
    セス部分において、整合された車輪回転数(Ωvlan
    ,Ωvran,Ωhlan,Ωhran)から形成され
    た車輪加速度(dΩvlan/dt,dΩvran/d
    t,dΩhlan/dt,dΩhran/dt)が敷居
    値(dΩ/dtSchwellean)以下であるとき
    に(ステップ1.7.1.1において)推論されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】  走行車が加速も減速もされていない
    という第1の走行条件部分(1.7.1)が、第2のプ
    ロセス部分において、前車軸の両車輪の回転数の平均値
    (MWVAan)と後車軸の両車輪の回転数の平均値(
    MWHAan)との差が敷居値(δMS,Schwel
    le1an)以下であるときに(ステップ1.7.1.
    2において)推論されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  11. 【請求項11】  走行車が横加速度を有していないと
    いう第2の走行条件部分(1.7.4)が、第2のプロ
    セス部分において、前車軸の両車輪の回転数の平均値(
    MWVAan)と後車軸の両車輪の回転数の平均値(M
    WHAan)との差が敷居値(δMS,Schwell
    e2an)以下であるときに(ステップ1.7.4.2
    において)推論されることを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  12. 【請求項12】  走行車が横加速度を有していないと
    いう第2の走行条件部分(1.7.4)が、第2のプロ
    セス部分において、一車軸の走行車両側の車輪の回転数
    の差が敷居値(δΩ,Schwelle1an)を下回
    っているときに(ステップ1.7.4.1において)推
    論されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】  走行車が加速も減速もされていない
    という第1の走行条件部分(1.3.1,1.7.1)
    が、ブレーキアンチロック装置(ABS装置)および又
    は駆動滑り調整装置(ASR装置)の制御信号から導き
    出されることを特徴とする請求項1記載の方法。
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