JPH0423167Y2 - - Google Patents

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JPH0423167Y2
JPH0423167Y2 JP1990058322U JP5832290U JPH0423167Y2 JP H0423167 Y2 JPH0423167 Y2 JP H0423167Y2 JP 1990058322 U JP1990058322 U JP 1990058322U JP 5832290 U JP5832290 U JP 5832290U JP H0423167 Y2 JPH0423167 Y2 JP H0423167Y2
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membrane
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membrane material
bolts
hardware
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、空気膜構造、テンシヨン膜構造等
の膜材を張設する膜構造に於ける互いに突き合う
膜端同志の止め構造に関する。
「従来の技術」 空気膜構造、テンシヨン膜構造等の膜材に張力
を導入する膜構造にあつては、膜端は取付基盤に
止着されて当該張力に耐えねばならない。これを
空気膜構造の場合で説明すると以下の如くであ
る。
空気膜構造とは、第2図の平面図に示される如
く、建物周辺に設けたコンプレツシヨンリング1
から建物規模に合わせてワイヤ2…をかけわた
し、そのワイヤ2…間に膜材3…を張り、屋根面
を構成し、屋根面の単位面積当たりの重量よりも
大きい圧力を建物室内にかけ、屋根面を空気圧で
支える構造であるが、これに於いて、膜材3の張
設は、通常ワイヤ2で囲成される面積に裁断の膜
材3の端部間をワイヤ2線上で互いに突き合わせ
た状態でもつてジヨイント処理することでなされ
る。その手段は第3図に示す如くのものである。
即ち、ワイヤ2に所定間隔をもつてUボルト4
を取り付け、当該Uボルト4にワイヤ2を押え付
ける押え金具5、先端にはアルミチヤンネル12
を固定し、当該アルミチヤンネル12は所定隙間
を設けて配設の大型アルミチヤンネル6を差込み
固定して、ワイヤ2に膜材ジヨイント用のプレー
ト部(大型アルミチヤンネル6)を構成し、当該
プレート部には全体を押し出し成型の合成ゴム1
1が被覆して組付いている。
この上にて、第4図に示す如く膜材3の端部を
折り返しのうえ熱溶着19して加工した袋状部2
0にロープ7を挿入した縁太部を該熱溶着19部
に穿孔の透孔21を介して凵型の金物8で押えて
(ボルト9にて)膜材3をワイヤ2に対して止着
関係にするとしてなる。
凵型の金物8に対するカバーは、これに軟質ゴ
ム製カバー10に覆着することでなされるもので
あつて、これは、一側端に肉厚部14を付形し、
当該肉厚部14に付設の嵌合溝15を凵型の金物
8に付形の係止用突起部16に嵌着し、当該肉厚
部14間の隙間に対してのシールは、ロール状の
ガスケツト17を肉厚部14に付設の差し込み溝
18に現場ジヨイントにて差し込み密着させるこ
とでなす。
尚、図中28はガスケツト17固定用のジツパ
ーである。
以上の如く従来の膜構造に於ける取付基盤に止
着可能な互いに突き合う膜端同志の止め構造は、
膜端に係止用の縁太部を形成し、その内側に係止
用金具取付用の透孔を穿孔し、当該透孔を介して
取付基盤と一体化される該係止用金具を組付ける
としてなつているのが普通であり、図示例の場合
にあつては、上、下対で構成の係止用金具の下側
の金具(大型アルミチヤンネル6)自体が取付基
盤となつている。しかして、互いに突き合う膜端
同志は夫々取付基盤に対して引き寄せたうえでも
つて係止用金具の組付けがなされるものとなる。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、叙上の如き互いに突き合う膜端同志の
止め構造によるならば、以下列記の諸難点を有す
る。
(1) 金物で挟み込んでボルトで縫合わすと共に膜
材端部の縁太部で引張力に対し抜けを防ぐ構成
になつているので、ボルト芯と膜材端部との距
離にバラツキが生じ、ボルトを通すためにあけ
た孔まわりに応力集中が起き、膜材の耐力以下
で破断することが多く膜材の耐力をフルに利用
できない。
(2) 別部材である膜材と係止用金具とに同一のボ
ルトのための透孔を穿設しなければならないこ
ととなるが、このように異なる部材に同一ピツ
チの多数の孔を穿孔するのは極めて困難である
と共に材質の異なる部材間を通しての多数のボ
ルトの位置合わせ作業も大変である。
(3) 互いに突き合う膜端同志の引き寄せは、係止
用金具の組付けに先行し、かつ、引き寄せ保持
下にて係止用金具組付けがなされねばならない
ので、極めて困難な作業が強いられることとな
る。
本考案は、従来の技術の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、叙上の如き膜端での断面欠損を
解消すると共に係止、止着上必要となる締結ボル
トの配設を位置合わせが困難な材質の異なる部材
間においてはなきものとして位置合わせの困難を
解消した互いに突き合う膜端同志の止め構造を提
供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案における膜
構造に於ける膜端止め構造は、膜材を両側より引
き寄せ合つて連結する膜端止め構造において、
夫々の膜材端部は、先端に付形した半円形くぼみ
の開口を互いに突き合わせる態様に重さね合わせ
て円形の挾持部を形成する所定長の上、下対金物
の基部をボルトを介して圧着し当該挾持部に膜材
端部の縁太部が挾持されるものとし、該ボルト間
に対峙金物間架橋用のプレートを架配するとした
ものである。
「作用」 ボルトを介して圧着される上、下対金物の当該
ボルトと反対側で、夫々の半円形くぼみが接し合
つて膜材端部の縁太部を挾持する。これによつ
て、膜端は取付基盤に一体的に組付くところの金
物に強固に握持される。
しかして、ここに圧着のボルト締結は同一材質
の金物間のみで済み、かつ、断面欠損を生じる手
段を介することなく膜端を止着し得る互いに突き
合う膜端同志の止め構造が提供される。
「実施例」 実施例について図面を参照して説明する。
第1図において、所定長の上、下対の金物2
2,23の先端には相対峙して半円形のくぼみ2
2a,23aが付形されていると共に基端にはボ
ルトBが貫通のうえ締結されるものとなつてい
る。叙上のくぼみ22a,23aは互いに突き合
つて円形の挾持部を形成し、膜材3の端部縁太部
を挟さみ付ける。尚、叙上の挟さみ付けを有効な
ものとするべくボルトB締結前の金物22,23
の突き合わせ態様にあつては、くぼみ22a,2
3a先端同志が突き合つていても基端側は密接せ
ず離反しているように成形するべきである。
しかして、膜材3の端縁は、強固に係止して一
体的に覆着した上、下対金物22,23で握持さ
れる。
当該圧着下の上、下対金物22,23は取付基
盤に対する取付部となる。図示例には、互いに突
き合う膜端同志の止め構造に付加部として付属す
る雨仕舞いをも施こしてあり、以下これを説明す
る。すなわち、該金物22,22に対する被膜用
軟質ゴム製カバ−26,26の覆着は既述の従来
構成と同じく、一側端に肉厚部26aを付形し、
当該肉厚部26aに付形の嵌合溝26bを金物2
2の内側端に付形の起立壁22c上端に付形の係
止爪22bに嵌合し、当該肉厚部26a間の隙間
に対してのシールはロール状のカスケツト27を
肉厚部26aに付設の差し込み溝26cに現場ジ
ヨイントにて差し込み密着させることでなす。
この際、カスケツト固定用としてジツパー28
を設けるを良しとする。
軟質ゴム製カバー26の他側端は該半円形くぼ
み22a,23aに沿配のうえ金物23の側端に
付設のアンカー溝23bに金物側端を被膜カバー
する態様にアンカー止めする。
即ち、膜材3の縁体部はカバー26で包まれて
半円形くぼみ22a,23aに挟着される。
図中のプレート25,24は隣接金物間、対峙
金物間架橋用のものである。
当該対峙金物間架橋用のプレート24が本案に
於ける取付基盤であるが、これに対する互いに突
き合う膜端同志の取付きは、既述の上、下対峠金
物22,23の挾持後になされるので好適であ
る。すなわち、互いに突き合う膜端の挾持を同時
に、かつ、引き寄せ引勢下でしなければならない
という極めて困難の伴なう作業に由ることなく、
夫々の膜端についてはとりあえず別個に最も困難
な挾持作業をとり行ない、膜端同志の引き寄せは
その後の対峙金物間架橋用のプレート架配時にと
り行なえばよいために作業が容易化する。
「考案の効果」 本考案は、上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
(1) 取付基盤に対して膜端を止着させるのに所謂
ハト目止めを介さず、全周縁に密着する金物を
介するとしたので、膜端に於ける断面欠損が完
全に解消する。
(2) 叙上金物の圧着のためのボルト締結部には膜
材貫通が伴なわないので、ボルト位置合わせが
大幅に容易化する。
(3) 膜端同志の引き寄せを膜端挾持後にとり行な
えばよいので、作業が迅速簡易になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案構造の縦断説明図、第2図は空気
膜構造説明図、第3図a,bは従来の膜材ジヨイ
ント部の説明用正、側面図、第4図は膜材端部の
加工説明図である。 符号の説明、1……コンプレツシヨンリング、
2……ワイヤ、3……膜材、4……Uボルト、5
……押え金具、6……大型アルミチヤンネル、7
……ロープ、8……金物、9……ボルト、10…
…軟質ゴム製カバー、11……合成ゴム、12…
…アルミチヤンネル、14……肉厚部、15……
嵌合部、16……係止用突起部、17……ガスケ
ツト、18……差し込み溝、19……熱溶着、2
0……袋状部、21……透孔、22……上金物、
23……金物、22a,23a……半円形くぼ
み、24……プレート、25……プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 膜材を両側より引き寄せ合つて連結する膜端止
    め構造において、夫々の膜材端部は、先端に付形
    した半円形くぼみの開口を互いに突き合わせる態
    様に重さね合わせて円形の挾持部を形成する所定
    長の上、下対金物の基部をボルトを介して圧着し
    当該挾持部に膜材端部の縁太部が挾持されるもの
    とし、該ボルト間に対峙金物間架橋用のプレート
    を架配するとしたことを特徴とする膜構造に於け
    る互いに突き合う膜端同志の止め構造。
JP1990058322U 1990-06-01 1990-06-01 Expired JPH0423167Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4411871Y1 (ja) * 1965-06-07 1969-05-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59117703U (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 日本鋼管株式会社 膜構造における膜体の連結構造

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JPS4411871Y1 (ja) * 1965-06-07 1969-05-17

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