JPH0622775Y2 - 膜材とケ−ブルとのジョイント構造 - Google Patents

膜材とケ−ブルとのジョイント構造

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JPH0622775Y2
JPH0622775Y2 JP9211687U JP9211687U JPH0622775Y2 JP H0622775 Y2 JPH0622775 Y2 JP H0622775Y2 JP 9211687 U JP9211687 U JP 9211687U JP 9211687 U JP9211687 U JP 9211687U JP H0622775 Y2 JPH0622775 Y2 JP H0622775Y2
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JP
Japan
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cable
clamper
membrane material
membrane
joint structure
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JP9211687U
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義浩 溝口
潤一 村田
修 小島
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日本鋼管株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、膜構造における膜材とケーブルとのジヨイン
ト構造に関するものである。
[従来の技術] 最近新しい構造形式として恒久膜構造が注目を集めつつ
ある。この膜構造は従来のいわゆるテントに対して半永
久的な固定構造を指向したもので、米国などにおいては
屋根付競技場等について既に多くの施工実績がある。こ
の種の膜構造は、例えば第4図に示すようにガラス繊維
層に四フッ化エチレン樹脂等でコーティングした高強度
の膜材1を主要構造体の一部とし、これと建物周辺に設
けたコンプレッションリング15間にかけわたしたケーブ
ル3等との組合せからなるものであり、広い内部空間を
得ることができ、また工事期間や工事費等が従来の建築
構造に較べ有利である等の利点を有している。この膜構
造の基本形態は空気膜構造とテンシヨン膜構造に大別さ
れる。前者は膜材により閉ざされた構造物内に圧力(通
常大気圧の0.25%増程度)をかけることにより所定の形
状とする形式のものであり、また後者は骨組や構造用ケ
ーブルに膜材を張設する形式のものである。
本考案は、このような膜構造における膜とケーブルとの
ジヨイント構造に関するもので、その従来例として特公
昭59-52043号公報に開示された発明あるいは実開昭59-1
67205号公報に開示された考案等がある。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来例は、いずれも膜材の端部間をケーブル上でジ
ョイントする構造のものであるが、これらは大形かつ複
雑な構造のため膜構造に加わる負荷が大きくなるばかり
でなく、ジョイント作業が面倒なこともあってコストア
ップになる等、多くの問題があった。
本考案は、上記の問題点を解決すべくなされたもので、
軽量かつコストを大幅に低減できる膜とケーブルとのジ
ヨイント構造を得ることを目的としたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記の目的を達成するため、上部に挾持部を
備え、側壁の長さ方向に適宜間隔でボルト穴を設けた断
面ほゞL字状のクランプ部材を対向配置し、下部を開閉
可能に連結してなるクランパーを有し、ケーブルを膜材
で巻回して前記クランパーで挾み、前記ケーブルの上方
に形成した膜材の合せ目を前記クランパーの挾持部で挾
持し、前記対向するクランプ部材のボルト穴にボルトを
挿通してナットで緊締してなる膜材とケーブルとのジョ
イント構造を提供するものである。
[作用] ケーブルを膜材で巻いてクランパーで挾み、ケーブルの
上方に膜材の合せ目を形成してクランパーの挾持部で挾
持し、クランパーに設けたボルト穴にボルトを挿通して
ナットを螺入し、クランパーを固定する。
[実施例] 第1図は本考案実施例の正面図、第2図はそのA−A断
面図、第3図はクランパーの実施例の斜視図である。図
において、1は例えばガラス繊維層に四フッ化エチレン
樹脂等をコーティングしてなる高強度の膜材、3は膜材
1にジョイントするケーブル、4はクランパー、13,13
aはボルト、14,14aはナットである。
クランパー4において、5,5aは綱、アルミニウム合
金、合成樹脂等からなり、膜材1とほぼ同じ長さを有し
対向配置されたクランプ部材で、ほゞL字状に形成され
て上部内側にはケーブル3の半径rよりやゝ大きい半径
の円弧部6,6aが設けられ、上部の対向面には挾
持部7,7aが形成されている。また一方のクランプ部
材(例えば5)の底板の両端部には切欠部8が、他方の
クランプ部材(例えば5a)の底板の両端部には腕部9
が形成されていて、腕部9を切欠部8に嵌合してピン11
で結合し、開閉自在のヒンジ10が形成されている。12,
12aは対向するクランプ部材5,5aの側壁の同一線上
に、長さ方向に適宜間隔で貫設されたボルト穴である。
上記のような部材を使用して膜材1にケーブル3をジョ
イントするには、膜材1の表面にケーブル3を配設して
膜材1でケーブル3を巻回し、ケーブル3の上部に膜材
1の合せ目2を形成する。次にクランパー4のクランプ
部材5,5aをヒンジ10を軸に回動させて両側に開き、
膜材1の上からケーブル3に挿入してクランプ部材5,
5aを閉じ、円弧部6,6aをケーブル3に巻いた膜材
1に当接させると共に、挾持部7,7aで膜材1の合せ
目2をクランプする。ついで、クランプ部材5,5aの
各ボルト穴12,12aにボルト13,13aを挿通し、ナット1
4,14aを締めて合せ目2を強固にクランプすれば、ケー
ブル3を膜材1に確実にジョイントすることができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によればきわめ
て簡単な構造で膜材とケーブルとを容易にジョイントす
ることができるので、コストを大幅に低減することがで
きる。また軽量なので膜構造に加わる負荷を軽減できる
等、実施による効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面図、第2図は第1図のA−
A断面図、第3図はクランパーの実施例の斜視図、第4
図は膜構造の一例を示す模式図である。 1:膜材、2:合せ目、3:ケーブル、4:クランパ
ー、5,5a:クランプ部材、7,7a:挾持部、10:
ヒンジ、12,12a:ボルト穴、13,13a:ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に挾持部を備え、側壁の長さ方向に適
    宜間隔でボルト穴を設けた断面ほゞL字状のクランプ部
    材を対向配置し、下部を開閉可能に連結してなるクラン
    パーを有し、 ケーブルを膜材で巻回して前記クランパーで挾み、前記
    ケーブルの上方に形成した膜材の合せ目を前記クランパ
    ーの挾持部で挾持し、前記対向するクランプ部材のボル
    ト穴にボルトを挿通してナットで緊締してなる膜材とケ
    ーブルとのジョイント構造。
JP9211687U 1987-06-17 1987-06-17 膜材とケ−ブルとのジョイント構造 Expired - Lifetime JPH0622775Y2 (ja)

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JPS63201166U JPS63201166U (ja) 1988-12-26
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