JPH0436234B2 - - Google Patents

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JPH0436234B2
JPH0436234B2 JP20782486A JP20782486A JPH0436234B2 JP H0436234 B2 JPH0436234 B2 JP H0436234B2 JP 20782486 A JP20782486 A JP 20782486A JP 20782486 A JP20782486 A JP 20782486A JP H0436234 B2 JPH0436234 B2 JP H0436234B2
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JP
Japan
Prior art keywords
membrane
cable
tension
plate
axial direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP20782486A
Other languages
English (en)
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JPS6363873A (ja
Inventor
Kaoru Nishikawa
Akira Matsumura
Osamu Tsujita
Yasuhiko Nunokawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPS6363873A publication Critical patent/JPS6363873A/ja
Publication of JPH0436234B2 publication Critical patent/JPH0436234B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は補強用ケーブルが配設された膜構造物
の膜面接合装置に係るものである。
(従来の技術) 膜構造物においては、規模が大きくなると膜面
のみによつては所要の強度が保持できなくなり、
ケーブル等による補強が必要となる。また膜面の
製作、及び現地における施工の容易性から膜面を
小さなパネルより構成するのが一般的である。
この場合、ケーブルと膜面との接合部が生じ、
同接合部に強度、水密性、施工の容易性が要求さ
れることは勿論であるが、更にこの構造方式で
は、膜材の動的疲労を防止するため、膜材のリラ
リゼージヨン等によつて膜面の張力が低下した場
合、張力の再導入が必要となる。
第16図及び第17図は従来の膜面パネルの接
合装置を示し、ケーブルaを抱着するUボルトb
の両脚片に嵌装された上下の押えプレートc,d
によつて、相隣る膜面パネルe,eをゴムシート
fとともに挾着している。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の接合装置においては、膜面とケーブ
ル取付位置が離隔しているため、膜面の変形追従
性が悪く、局部的な風、雪等の荷重によつて膜パ
ネルジヨイントは第18図の実線′に示す状態
から点線Y′示す状態に変形し、変形時に膜面に
無理な歪が生じる。
また第22図に示すように、膜とケーブルとが
一体となつているため、膜端接合部の全長L1
一定であり、従つて第22図の下部に示すように
ケーブルに張力を導入した場合、端部に全体接合
部の長さの差1/2{L1+(L2×2)−L1+(L3× 2)}=L2−L3が集中し、膜にたるみが生起する。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこのような問題点を解決するために提
案された膜構造物の膜面接合装置に係り、下部構
造物に支持されたケーブルを挟んで対向する一双
の膜パネルの端縁に沿つて設けた袋状部に、前記
ケーブルの軸方向に亘つて分割された複数の膜端
プレートを挿入し、前記ケーブルに、同ケーブル
の軸方向に平行移動可能で且つ同ケーブルを中心
に回転可能に抱着されたジヨイントプレートと前
記膜端プレートとを前記ケーブルに接合したこと
によつて、前記の問題点を解決するものである。
(作用) 本発明においては前記したように、下部構造物
に支持されたケーブルを挟んで対向する一双の膜
パネルの端縁に沿つて設けた袋状部に、前記ケー
ブルの軸方向に亘つて分割された複数の膜端プレ
ートが挿入され、同膜端プレートが前記ケーブル
にその軸方向に平行移動可能で、且つ同ケーブル
を中心に回転可能に抱着されたジヨイントプレー
トを介して接合されているので、膜面とケーブル
取付位置の差が少なく、従来のように離隔するこ
とがなく、前記ジヨイントプレートがケーブルを
軸にして平行移動するとともに、同ケーブルを中
心として回転しうるので、膜構造の局部的な変形
に対する変形追随性が良好で、膜面に無理な力が
生じない。
また膜面の初期張力導入時、及び張力再導入時
において、前記ジヨイントプレートがケーブルを
軸に平行移動できるため、張力の導入が円滑に行
なわれる。
なお前記膜面パネルの端縁に沿つて設けた袋状
部には、ケーブルの軸方向に亘つて分割された複
数の膜端プレートが挿入されているので、膜面の
張力導入及び張力調整時におけるケーブルの変形
に追従するものである。
(実施例) 以下本発明の図示の実施例について説明する。
1は膜面パネル、2はケーブルで膜面パネル1
の端部を180°折返し、同折返し端部をパネル本体
に溶着wすることによつて前記パネル1の端縁に
袋状部3が形成され、同袋状部3は一定の長さ毎
に切れ目4が附され、膜端プレート5が挿入され
るようになつている。
同膜端プレート5は張力導入、及び張力調整時
におけるケーブル2の変形に追従しうる目的で、
ケーブルの軸方向に亘つて適当な長さに分割さ
れ、後述のジヨイントプレート8のボルトピツチ
に合わせてボルト孔5aが穿設されている。また
同ボルト孔5aのピツチに合わせて前記袋状部3
に透孔3aが穿設されている(第4図乃至第6図
参照) 前記膜面パネル1の端部には、水密保持用の補
助膜6が溶着w′され、同補助膜6の先端には後
述のガスケツト12に挿入されたとき抜けないよ
うにするための抜止め材として弗素樹脂プレート
7または膜材の共切れが溶着されている。(第5
図参照) 8は膜パネル端部とケーブル2とを一体とする
ジヨイントプレートで、初期張力導入、及び張力
再導入時のジヨイント長さの相違に対応できるよ
うに、ケーブル2に沿つてその軸方向に平行移動
でき、且つ膜形状に合わせてケーブル2を回転軸
としてその廻りに回転できるようにケーブル2に
抱着された欠円断面部8aと、同部より突設され
た叉状部8bとより構成されている。また前記膜
端プレート5とジヨイントプレート8との間には
膜材を保護するゴムシート9が挾着されている。
(第1図及び第2図参照) 前記ケーブル2には所定間隔毎にガスケツト受
金物10が抱着され、同受金物10にはガスケツ
ト取付金物11が締結され、同金物11にガスケ
ツト12が装着され、同ガスケツト12の係合部
に補助膜6の先端部の弗素樹脂プレート7が係着
している。(第8図及び第9図参照) 図中13はガスケツト12のジツパである。
而して前記ケーブル2に沿つて所定間隔毎にジ
ヨイントプレート8を夫々の叉状部8bが互いに
反対方向に突出するように取付け、(第3図参照)
膜端プレート取付用ボルト14で仮止めしてお
き、一方膜端プレート5を膜面パネル1の袋状部
3に切れ目4を利用して挿入し、膜材保護ゴムシ
ート9の端部U字状部で挾着し、ジヨイントプレ
ート8の叉状部8a内まで引込みロープ15を介
して引込んだのち、(第7図参照)取付ボルト1
4で緊締し、膜面パネル1をジヨイントプレート
8を介してケーブルに取付ける。図中16は締付
ナツトである。なお図中3bは引込みロープ挿通
孔で、第6図に示す膜端プレート5の挿通孔5b
との間に且つて引込みロープ15が挿通される。
次いでガスケツト受金物10にガスケツト取付
金物11を取付け、同金物11にガスケツト12
を取付け、同ガスケツト12の係止部に補助膜6
の先端の弗素樹脂プレート7を係着してジツパ1
3で一体化し、かくして膜面パネルの接合を完了
するものである。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、ケーブル2を挾む両側の膜面パネルに働く
力Pはジヨイントプレート8に伝わり、この鉛直
成分Qはケーブル2に伝達され、水平方向成分は
相殺される。
更に膜面パネル1とケーブル2取付位置との差
が少なく、また膜面パネル1を取付けるジヨイン
トプレート8が、ケーブル2に対してその軸方向
に平行移動が可能で、且つケーブル2を中心に回
転可能なため、局部的な変形に対する変形追従性
が良好で、膜面に無理な変形が生じない。
また膜面の初期張力導入、及び張力再導入時
に、膜端プレート5とジヨイントプレート8とが
ケーブル2にその軸方向に平行移動できるため、
張力の導入が円滑に行なわれる。
第10図において実線は初期張力導入時のジ
ヨイント部を、点線Yは張力再導入時のジヨイン
ト部を示し、第11図は乃至第13図はその部分
詳細図を示し、張力再導入時、ジヨイントプレー
ト8及び膜端プレート5がケーブル2に沿つて平
行移動し、膜端プレート間隔がL2よりL3と減少
し、張力再導入が円滑に行なわれる。
更に前記膜面パネル1の端部がジヨイントプレ
ート8を介して、初期張力導入、及び張力再導入
時の膜形状に合致するように回転するために、膜
端プレート5に働く面外力を緩和することがで
き、これによつて膜端プレートの軽量化が図られ
る。
第14図及び第15図は本発明の他の実施例を
示し、ジヨイントプレート8がケーブル2をその
軸方向に平行移動可能で、且つケーブル2を中心
として回転可能なように抱着する上下一双の金具
より構成され、ケーブル2の両側に突出する部分
で膜端プレート5を固着するものである。
図中前記実施例と均等部分には同一符号が附さ
れている。
(発明の効果) 本発明においては前記したように、ケーブルを
挾んで対向する一双の膜面パネルの端部に設けた
袋状部にケーブルの軸方向に亘つて分割された複
数の膜端プレートを挿入し、前記ケーブルに、ケ
ーブルの軸方向に平行移動可能で、且つケーブル
を中心に回転可能に抱着されたジヨイントプレー
トと前記膜端プレートとを接合することによつ
て、膜構造物の膜面の局部的な変形に対する変形
追従性を向上し、膜面に無理な変形が生起するこ
とのないようにし、また前記ジヨイントプレート
が膜面プレートとともにケーブルの軸方向に平行
移動できることによつて膜面の初期張力及び張力
再導入が支障なく行なわれるものである。
更に本発明によれば前記膜端プレートが単一の
長尺プレートではなく、ケーブル軸方向に亘つて
分割された複数の部片より構成されているので、
膜面の張力導入時、及び張力調整時におけるケー
ブルの変形によく追従し、前記調整作業が円滑に
行なわれるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る膜構造物の膜面接合装置
の一実施例を示す縦断面図、第2図はその側面
図、第3図はその平面図、第4図は膜面パネルの
端部を示す平面図、第5図は第4図の−線に
沿つて截断した拡大縦断側面図、第6図は膜端プ
レートの平面図、第7図は膜面パネル端部の引込
み状況を示す斜面図、第8図はガスケツト受金物
取付部における膜面接合装置の縦断面図、第9図
はその側面図、第10図は本発明の接合装置の作
用を説明する縦断側面図、第11図は第10図の
部分XIの拡大図、第12図及び第13図は夫々第
11図の矢視XII−XII図並に矢視−図、第
14図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、第
15図はその平面図、第16図は従来の膜構造の
膜面接合装置の縦断面図、第17図はその側面
図、第18図はその局部変形状態を示す縦断側面
図、第19図はその変形前の状態を示す部分側面
図、第20図及び第21図は夫々第18図の
−線並に−線に沿つて截断した
拡大縦断側面図、第22図は初期応力導入時及び
張力再導入時の状態を示す縦断側面図である。 1……膜面パネル、2……ケーブル、3……袋
状部、5……膜端プレート、8……ジヨイントプ
レート、14……膜端プレート取付用ボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下部構造物に支持されたケーブルを挟んで対
    向する一双の膜面パネルの端縁に沿つて設けた袋
    状部に、前記ケーブルの軸方向に亘つて分割され
    た複数の膜端プレートを挿入し、前記ケーブル
    に、同ケーブルの軸方向に平行移動可能で且つ同
    ケーブルを中心に回転可能に抱着されたジヨイン
    トプレートと、前記膜端プレートとを接合してな
    ることを特徴とする膜構造物の膜面接合装置。
JP20782486A 1986-09-05 1986-09-05 膜構造物の膜面接合装置 Granted JPS6363873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20782486A JPS6363873A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 膜構造物の膜面接合装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP20782486A JPS6363873A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 膜構造物の膜面接合装置

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Publication Number Publication Date
JPS6363873A JPS6363873A (ja) 1988-03-22
JPH0436234B2 true JPH0436234B2 (ja) 1992-06-15

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ID=16546116

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JP20782486A Granted JPS6363873A (ja) 1986-09-05 1986-09-05 膜構造物の膜面接合装置

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01260180A (ja) * 1988-04-12 1989-10-17 Taisei Corp 膜構造物における膜面の接合構造
KR101030702B1 (ko) * 2008-09-19 2011-04-26 (주)Gy텐트 천막의 고정구조

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JPS6363873A (ja) 1988-03-22

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