JP2003055906A - 仮設架橋 - Google Patents
仮設架橋Info
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人間が搬送できる程度に軽量であり、且つ、
保管場所が小さく、さらに架設、撤去、再利用が極めて
容易な仮設架橋を提供する。 【解決手段】 複数個の概略六面体のブロック5を直列
的に配置した部分を有する仮設架橋であって、ブロック
5は、仮設架橋を架設した状態で下面となる面の隣接ブ
ロックに近い部分に、隣接ブロックと回動可能に連結す
る連結手段(7,9)を有し、ブロック5は連結手段を
中心に展開した状態で隣接ブロックと隣接する側面の上
部で隣接ブロックと当接して橋を形成するようにした。
保管場所が小さく、さらに架設、撤去、再利用が極めて
容易な仮設架橋を提供する。 【解決手段】 複数個の概略六面体のブロック5を直列
的に配置した部分を有する仮設架橋であって、ブロック
5は、仮設架橋を架設した状態で下面となる面の隣接ブ
ロックに近い部分に、隣接ブロックと回動可能に連結す
る連結手段(7,9)を有し、ブロック5は連結手段を
中心に展開した状態で隣接ブロックと隣接する側面の上
部で隣接ブロックと当接して橋を形成するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土木工事、建設現場
において、たとえば地中梁を施工するために掘削された
溝、あるいは未だ床面が連結していない構造物の間など
の地面の開口部を乗り越えるための仮設の架橋(ブリッ
ジ)に係り、特に、軽量で運搬が容易であり且つ架設、
撤去、再利用が容易な仮設架橋に関する。
において、たとえば地中梁を施工するために掘削された
溝、あるいは未だ床面が連結していない構造物の間など
の地面の開口部を乗り越えるための仮設の架橋(ブリッ
ジ)に係り、特に、軽量で運搬が容易であり且つ架設、
撤去、再利用が容易な仮設架橋に関する。
【0002】
【従来の技術】土木工事や建設現場では、工事中、特に
工事の初期段階で地面を掘削することがよくある。たと
えば、基礎や地中梁を施工するために地面を掘削した
り、埋設配管やケーブルを敷設するために地面を掘削し
たりすることなどである。しかし、これらの工事は通常
他の工事と平行して行われるので、掘削した地面の開口
部を作業員や工事用車両や建機が越えなければならない
ことがある。
工事の初期段階で地面を掘削することがよくある。たと
えば、基礎や地中梁を施工するために地面を掘削した
り、埋設配管やケーブルを敷設するために地面を掘削し
たりすることなどである。しかし、これらの工事は通常
他の工事と平行して行われるので、掘削した地面の開口
部を作業員や工事用車両や建機が越えなければならない
ことがある。
【0003】このような場合、作業員や工事車両等が通
行するために、溝や地面の開口部上に仮設の足場、ブリ
ッジ(これらをまとめて本明細書では「仮設架橋」とい
うことにする)を設けなければならない。
行するために、溝や地面の開口部上に仮設の足場、ブリ
ッジ(これらをまとめて本明細書では「仮設架橋」とい
うことにする)を設けなければならない。
【0004】幅狭い溝や開口部の上を作業員等の軽量物
が通行できるようにする仮設架橋は施工が簡単である
が、幅の広い溝や開口部の上を工事車両等の重量物が通
行できるようにする仮設架橋は施工が大がかりなものと
なる。
が通行できるようにする仮設架橋は施工が簡単である
が、幅の広い溝や開口部の上を工事車両等の重量物が通
行できるようにする仮設架橋は施工が大がかりなものと
なる。
【0005】幅が広い溝や開口部の上を重量物が通行で
きるようにするためには、従来は溝や開口部の両側で土
台を作り、それらの土台に平行に配列した複数の形鋼を
渡し、さらに特定の形鋼に重量が集中しないように形鋼
の上に厚い鉄板や直交方向の形鋼を配列するようにして
いた。
きるようにするためには、従来は溝や開口部の両側で土
台を作り、それらの土台に平行に配列した複数の形鋼を
渡し、さらに特定の形鋼に重量が集中しないように形鋼
の上に厚い鉄板や直交方向の形鋼を配列するようにして
いた。
【0006】上述したような従来の仮設架橋は、形鋼や
鉄板を運搬、敷設するために起重機を必要とし、仮設架
橋の架設自体が一つの土木工事のようになっていた。ま
た、形鋼や鉄板は、収納保管のために大きなスペースを
必要とし、且つ、仮設架橋の部材として使用された後
は、湾曲等のダメージを受けていることが多いため、ほ
とんど再利用されない状態であった。
鉄板を運搬、敷設するために起重機を必要とし、仮設架
橋の架設自体が一つの土木工事のようになっていた。ま
た、形鋼や鉄板は、収納保管のために大きなスペースを
必要とし、且つ、仮設架橋の部材として使用された後
は、湾曲等のダメージを受けていることが多いため、ほ
とんど再利用されない状態であった。
【0007】一方、現場で容易に組み立てられ、使用後
は簡単に撤去して再利用するようにした仮設架橋が幾つ
か提案されている。
は簡単に撤去して再利用するようにした仮設架橋が幾つ
か提案されている。
【0008】たとえば、特開平10−8709号公報に
は、床と巾木を備えた通路部材を複数個用意し、それら
の通路部材を連結部材によって連結して長い仮設の通路
を形成するようにした「建設現場用仮設通路」が開示さ
れている。この発明によれば、現場において容易に組み
立てることができ、且つ、撤去も再利用も容易である。
は、床と巾木を備えた通路部材を複数個用意し、それら
の通路部材を連結部材によって連結して長い仮設の通路
を形成するようにした「建設現場用仮設通路」が開示さ
れている。この発明によれば、現場において容易に組み
立てることができ、且つ、撤去も再利用も容易である。
【0009】しかし、この「建設現場用仮設通路」で
は、人間等の軽量物が通行することができるが、工事用
車両等の重量物が通過することはできない。
は、人間等の軽量物が通行することができるが、工事用
車両等の重量物が通過することはできない。
【0010】また、実開平5−47207号公報にも、
同様に人間等の軽量物が通行できる「簡易安全通路」が
開示されているが、重量物の通行には適していない。
同様に人間等の軽量物が通行できる「簡易安全通路」が
開示されているが、重量物の通行には適していない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、重量物の
通行を許容できる従来の仮設架橋は、形鋼や覆工用の
鉄板の保管、移動には大きな保管所と設備が必要であっ
た、仮設架橋の架設工事はクレーン等の建機を使用し
なければならなかった、形鋼や覆工用の鉄板の再利用
が困難であった。
通行を許容できる従来の仮設架橋は、形鋼や覆工用の
鉄板の保管、移動には大きな保管所と設備が必要であっ
た、仮設架橋の架設工事はクレーン等の建機を使用し
なければならなかった、形鋼や覆工用の鉄板の再利用
が困難であった。
【0012】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、人間が搬送できる程度に軽量であり、且つ、保管場
所が小さく、さらに架設、撤去、再利用が極めて容易な
仮設架橋を提供することにある。
は、人間が搬送できる程度に軽量であり、且つ、保管場
所が小さく、さらに架設、撤去、再利用が極めて容易な
仮設架橋を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る仮設
架橋は、本仮設架橋においては、ブロックは連結手段を
中心に回動でき、連結手段を中心に展開した状態で隣り
のブロックと接する側面の上部で隣接ブロックと当接
し、同側面下部では連結手段が引っ張り合い、これによ
って橋を形成することができる。
架橋は、本仮設架橋においては、ブロックは連結手段を
中心に回動でき、連結手段を中心に展開した状態で隣り
のブロックと接する側面の上部で隣接ブロックと当接
し、同側面下部では連結手段が引っ張り合い、これによ
って橋を形成することができる。
【0014】本願請求項2に係る仮設架橋は、請求項1
の仮設架橋において、前記連結手段は、仮設架橋を架設
した状態において各ブロックの下面の隣接ブロックに近
い部分に埋設された複数のインサートと、少なくとも隣
接する2つのブロックの前記インサートに掛け渡される
ナイロンベルトと、前記ナイロンベルトを前記インサー
トに固定する固定金具とからなることを特徴とするもの
である。
の仮設架橋において、前記連結手段は、仮設架橋を架設
した状態において各ブロックの下面の隣接ブロックに近
い部分に埋設された複数のインサートと、少なくとも隣
接する2つのブロックの前記インサートに掛け渡される
ナイロンベルトと、前記ナイロンベルトを前記インサー
トに固定する固定金具とからなることを特徴とするもの
である。
【0015】本発明によれば、ナイロンベルトの可撓性
によってブロックを展開、収納することができる一方、
架橋として使用する時はナイロンベルトが橋にかかる重
量を引張力に変えて支持することができる。
によってブロックを展開、収納することができる一方、
架橋として使用する時はナイロンベルトが橋にかかる重
量を引張力に変えて支持することができる。
【0016】本願請求項3に係る仮設架橋は、請求項1
の仮設架橋において、前記連結手段は、仮設架橋を架設
した状態において各ブロックの下面の隣接ブロックに近
い部分に設けられた蝶番からなることを特徴とするもの
である。
の仮設架橋において、前記連結手段は、仮設架橋を架設
した状態において各ブロックの下面の隣接ブロックに近
い部分に設けられた蝶番からなることを特徴とするもの
である。
【0017】本発明によれば、蝶番によってブロックが
回動できるとともに、橋にかかる重量を引張力に変えて
支持することができる。
回動できるとともに、橋にかかる重量を引張力に変えて
支持することができる。
【0018】本願請求項4に係る仮設架橋は、請求項1
〜3のいずれかの仮設架橋において、前記連結手段は、
架橋の長さを調整できるように少なくとも一部のブロッ
クについて連結/解除可能であることを特徴とするもの
である。
〜3のいずれかの仮設架橋において、前記連結手段は、
架橋の長さを調整できるように少なくとも一部のブロッ
クについて連結/解除可能であることを特徴とするもの
である。
【0019】本発明によれば、連結手段がブロックの着
脱を許容でき、開口部の幅に合わせて必要な個数のブロ
ックを連結し、適当な長さの仮設架橋を形成することが
できる。
脱を許容でき、開口部の幅に合わせて必要な個数のブロ
ックを連結し、適当な長さの仮設架橋を形成することが
できる。
【0020】本願請求項5に係る仮設架橋は、請求項1
〜4のいずれかの仮設架橋において、前記ブロックは木
材または樹脂または複合材または軽量金属またはそれら
を組み合わせた複合構造体からなることを特徴とするも
のである。
〜4のいずれかの仮設架橋において、前記ブロックは木
材または樹脂または複合材または軽量金属またはそれら
を組み合わせた複合構造体からなることを特徴とするも
のである。
【0021】本発明によれば、ブロック本体が木材、樹
脂、軽金属、複合構造体からなり、軽量にすることがで
き、運搬、架設、撤去が容易な仮設架橋を提供すること
ができる。
脂、軽金属、複合構造体からなり、軽量にすることがで
き、運搬、架設、撤去が容易な仮設架橋を提供すること
ができる。
【0022】本願請求項6に係る仮設架橋は、請求項1
〜5のいずれかの仮設架橋において、前記ブロックは、
仮設架橋を架設した状態で上面のとなる面の仮設架橋の
長さ方向の長さが下面となる面のその長さに比してわず
かに長いことを特徴とするものである。
〜5のいずれかの仮設架橋において、前記ブロックは、
仮設架橋を架設した状態で上面のとなる面の仮設架橋の
長さ方向の長さが下面となる面のその長さに比してわず
かに長いことを特徴とするものである。
【0023】本発明によれば、ブロックの上面が下面に
比して架橋の長さ方向に長いため、アーチ状の仮設架橋
を形成することができる。これにより、より堅牢な仮設
架橋を提供することができる。
比して架橋の長さ方向に長いため、アーチ状の仮設架橋
を形成することができる。これにより、より堅牢な仮設
架橋を提供することができる。
【0024】本願請求項7に係る仮設架橋は、請求項1
〜6のいずれかの仮設架橋において、前記複数個のブロ
ックを直列的に配置した部分の端部を支承する脚部ブロ
ックを有し、前記脚部ブロックは一体に積み重ね可能な
高さ調整部材を有していることを特徴とするものであ
る。
〜6のいずれかの仮設架橋において、前記複数個のブロ
ックを直列的に配置した部分の端部を支承する脚部ブロ
ックを有し、前記脚部ブロックは一体に積み重ね可能な
高さ調整部材を有していることを特徴とするものであ
る。
【0025】本発明によれば、高さ調整部材の数を調整
することによって脚部ブロックの高さを調整することが
できる。これにより、仮設架橋を支持する地面の高さの
相違を調整することができる。
することによって脚部ブロックの高さを調整することが
できる。これにより、仮設架橋を支持する地面の高さの
相違を調整することができる。
【0026】本願請求項8に係る仮設架橋は、請求項1
〜7のいずれかの仮設架橋において、仮設架橋を架設し
た状態で隣接する2つのブロックは、互いに隣接する側
面の上部で一方のブロックは突出部を有し、他方のブロ
ックは前記突出部を受ける凹部を有していることを特徴
とするものである。
〜7のいずれかの仮設架橋において、仮設架橋を架設し
た状態で隣接する2つのブロックは、互いに隣接する側
面の上部で一方のブロックは突出部を有し、他方のブロ
ックは前記突出部を受ける凹部を有していることを特徴
とするものである。
【0027】本発明によれば、展開した状態で突出部が
隣のブロックの凹部に嵌合し、架橋にかかった力を分散
でき、信頼性の高い仮設架橋を得ることができる。
隣のブロックの凹部に嵌合し、架橋にかかった力を分散
でき、信頼性の高い仮設架橋を得ることができる。
【0028】本願請求項9に係る仮設架橋は、請求項1
〜8のいずれかの仮設架橋において、仮設架橋を架設し
た状態で隣接する2つのブロックは、互いに隣接する側
面の一部で一方のブロックが仮設架橋の幅方向にわたっ
て突出部を有し、他方のブロックは前記突出部に嵌合す
る溝を有していることを特徴とするものである。
〜8のいずれかの仮設架橋において、仮設架橋を架設し
た状態で隣接する2つのブロックは、互いに隣接する側
面の一部で一方のブロックが仮設架橋の幅方向にわたっ
て突出部を有し、他方のブロックは前記突出部に嵌合す
る溝を有していることを特徴とするものである。
【0029】本発明によれば、仮設架橋がねじれを受け
た場合に、突出部が溝に嵌合しているために、ブロック
がずれることなく、一体性の高い仮設架橋を得ることが
できる。
た場合に、突出部が溝に嵌合しているために、ブロック
がずれることなく、一体性の高い仮設架橋を得ることが
できる。
【0030】本願請求項10に係る仮設架橋は、請求項
1〜9のいずれかの仮設架橋において、前記ブロック
は、仮設架橋を架設した状態で複数のブロックを仮設架
橋の長さ方向に貫通する縦孔を有し、前記縦孔に挿通し
て前記複数のブロックを一体に締結する緊結ワイヤーを
有していることを特徴とするものである。
1〜9のいずれかの仮設架橋において、前記ブロック
は、仮設架橋を架設した状態で複数のブロックを仮設架
橋の長さ方向に貫通する縦孔を有し、前記縦孔に挿通し
て前記複数のブロックを一体に締結する緊結ワイヤーを
有していることを特徴とするものである。
【0031】本発明によれば、緊結ワイヤーを引き締め
ることにってブロックが互いに密着し、剛性を高め、且
つ、架橋に係る力を緊結ワイヤーが引張力として支持す
るので、より信頼性の高い仮設架橋を得ることができ
る。
ることにってブロックが互いに密着し、剛性を高め、且
つ、架橋に係る力を緊結ワイヤーが引張力として支持す
るので、より信頼性の高い仮設架橋を得ることができ
る。
【0032】本願請求項11に係る仮設架橋は、請求項
1〜10のいずれかの仮設架橋において、複数個のブロ
ックを直列的に配置した仮設架橋を複数個平行に配置
し、仮設架橋の幅方向に各仮設架橋を貫通する横孔を有
し、前記横穴に挿通して前記複数の仮設架橋を一体に締
結する緊結ワイヤーを有していることを特徴とするもの
である。
1〜10のいずれかの仮設架橋において、複数個のブロ
ックを直列的に配置した仮設架橋を複数個平行に配置
し、仮設架橋の幅方向に各仮設架橋を貫通する横孔を有
し、前記横穴に挿通して前記複数の仮設架橋を一体に締
結する緊結ワイヤーを有していることを特徴とするもの
である。
【0033】本発明によれば、ブロックを直列的に配置
した仮設架橋を複数個平行に配置し、これらを緊結ワイ
ヤーによって一体に締結することができる。これによ
り、必要な数の仮設架橋を組み合わせて必要な幅の仮設
架橋を得ることができる。
した仮設架橋を複数個平行に配置し、これらを緊結ワイ
ヤーによって一体に締結することができる。これによ
り、必要な数の仮設架橋を組み合わせて必要な幅の仮設
架橋を得ることができる。
【0034】本願請求項12に係るワイヤーロックホル
ダーは、緊結ワイヤーの長さ方向に沿って複数個に分割
され、緊結ワイヤーの外面に係合する横断方向円弧状の
内面と、緊結ワイヤーの長さ方向に沿って厚さが変化す
る傾斜した外面とを有する楔部材と、前記楔部材の傾斜
した外面と整合する傾斜した内面部分を有し、緊結ワイ
ヤーに沿って前後に移動することによって、前記傾斜し
た内面部分と前記楔部材の傾斜した外面の摺動によって
楔部材を緊結ワイヤーに固定あるいは解放する第一部材
と、前記楔部材の緊結ワイヤーの長さ方向の移動を係止
し、前記第一部材と螺合し前記楔部材の拡開する力に抗
して前記第一部材を前記楔部材に対して摺動させる第二
部材と、前記第二部材と螺合して、前記第二部材と締結
対象部材との距離を強制的に拡開させる第三部材と、を
有することを特徴とするものである。
ダーは、緊結ワイヤーの長さ方向に沿って複数個に分割
され、緊結ワイヤーの外面に係合する横断方向円弧状の
内面と、緊結ワイヤーの長さ方向に沿って厚さが変化す
る傾斜した外面とを有する楔部材と、前記楔部材の傾斜
した外面と整合する傾斜した内面部分を有し、緊結ワイ
ヤーに沿って前後に移動することによって、前記傾斜し
た内面部分と前記楔部材の傾斜した外面の摺動によって
楔部材を緊結ワイヤーに固定あるいは解放する第一部材
と、前記楔部材の緊結ワイヤーの長さ方向の移動を係止
し、前記第一部材と螺合し前記楔部材の拡開する力に抗
して前記第一部材を前記楔部材に対して摺動させる第二
部材と、前記第二部材と螺合して、前記第二部材と締結
対象部材との距離を強制的に拡開させる第三部材と、を
有することを特徴とするものである。
【0035】本発明によれば、第一部材と第二部材の間
の距離を強制的に縮めることによって楔部材が緊結ワイ
ヤーに圧着されて緊結ワイヤーを把持することができ
る。この状態で、第二部材と第三部材の間の距離を強制
的に拡開させることによって、締結対象部材との接点を
起点として緊結ワイヤーが引き抜かれることにより、緊
結ワイヤーを緊張させることができる。
の距離を強制的に縮めることによって楔部材が緊結ワイ
ヤーに圧着されて緊結ワイヤーを把持することができ
る。この状態で、第二部材と第三部材の間の距離を強制
的に拡開させることによって、締結対象部材との接点を
起点として緊結ワイヤーが引き抜かれることにより、緊
結ワイヤーを緊張させることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明による「仮設架橋」
の実施形態について図面を用いて以下に説明する。
の実施形態について図面を用いて以下に説明する。
【0037】図1〜図4は本発明の第一実施形態による
仮設架橋示している。
仮設架橋示している。
【0038】最初に、図1と図2を用いて本実施形態の
仮設架橋の全体的な構成を説明する。図1は架設した状
態の本実施形態による仮設架橋の側面図、図2は部分的
に除いた同仮設架橋の斜視図を示している。
仮設架橋の全体的な構成を説明する。図1は架設した状
態の本実施形態による仮設架橋の側面図、図2は部分的
に除いた同仮設架橋の斜視図を示している。
【0039】図1に示すように、本実施形態の仮設架橋
1は、地面の開口部2に架け渡されている。符号3は、
開口部2の土砂崩れ防止部材、符号4は、突っ張り梁を
示している。
1は、地面の開口部2に架け渡されている。符号3は、
開口部2の土砂崩れ防止部材、符号4は、突っ張り梁を
示している。
【0040】本実施形態の仮設架橋1は、それぞれが概
略六面体の形状を有し直列的に配置された複数のブロッ
ク5と、連接したブロック5の両端部に配設された上面
が傾斜面をなす脚部ブロック6とを有している。「概略
六面体」とは、本実施形態のように仮設架橋1がアーチ
状になるように各ブロック5の上面の仮設架橋の長さ方
向の長さが、下面のそれに比してわずかに長い場合や、
本実施形態のように、各ブロック5の上面や下面がわず
かな円弧面になっている場合等を含む意である。従っ
て、後述するように各ブロックが長方体の場合(この場
合には仮設架橋は平面的になる)も含まれる。
略六面体の形状を有し直列的に配置された複数のブロッ
ク5と、連接したブロック5の両端部に配設された上面
が傾斜面をなす脚部ブロック6とを有している。「概略
六面体」とは、本実施形態のように仮設架橋1がアーチ
状になるように各ブロック5の上面の仮設架橋の長さ方
向の長さが、下面のそれに比してわずかに長い場合や、
本実施形態のように、各ブロック5の上面や下面がわず
かな円弧面になっている場合等を含む意である。従っ
て、後述するように各ブロックが長方体の場合(この場
合には仮設架橋は平面的になる)も含まれる。
【0041】ブロック5は、木材、または樹脂、または
繊維強化した複合材、または軽量金属、あるいは後述す
るような複合構造体である。
繊維強化した複合材、または軽量金属、あるいは後述す
るような複合構造体である。
【0042】ブロック5と脚部ブロック6の下方には連
結手段としてのナイロンベルト7が渡されている。ナイ
ロンベルト7は、仮設架橋1を通行する車両の重量に十
分耐えられる引張強さを有するように素材、断面積を決
定する。
結手段としてのナイロンベルト7が渡されている。ナイ
ロンベルト7は、仮設架橋1を通行する車両の重量に十
分耐えられる引張強さを有するように素材、断面積を決
定する。
【0043】ブロック5は、埋設インサートとボルト等
の固定金具とによってナイロンベルト7に固定されてい
る。
の固定金具とによってナイロンベルト7に固定されてい
る。
【0044】ここで、埋設インサートとボルト等の固定
金具について説明する。図3は、本実施形態の仮設架橋
1を下面から見たところを示している。図3に示すよう
に、本実施形態では、ブロック5の下面全体にナイロン
ベルト7が掛け渡されている(図3では一部除いて示し
ている)。各ブロック5の下面の隣接ブロックに近い部
分に複数のインサート8が埋設されている。インサート
8はアンカーボルトの雌ねじ部材等を使用することがで
きる。ナイロンベルト7は、ボルトナット9と座金10
とインサート8によってブロック5に固定されている。
金具について説明する。図3は、本実施形態の仮設架橋
1を下面から見たところを示している。図3に示すよう
に、本実施形態では、ブロック5の下面全体にナイロン
ベルト7が掛け渡されている(図3では一部除いて示し
ている)。各ブロック5の下面の隣接ブロックに近い部
分に複数のインサート8が埋設されている。インサート
8はアンカーボルトの雌ねじ部材等を使用することがで
きる。ナイロンベルト7は、ボルトナット9と座金10
とインサート8によってブロック5に固定されている。
【0045】なお、ナイロンベルト7は、本実施形態の
ように一枚のナイロンベルトを全部のブロック5に掛け
渡していなくてもよい。すなわち、隣接する両ブロック
5の間の部分にのみかかるように巾の狭いナイロンベル
トを渡すようにしてもよい。その場合のナイロンベルト
はブロック5の個数に応じて複数になる。
ように一枚のナイロンベルトを全部のブロック5に掛け
渡していなくてもよい。すなわち、隣接する両ブロック
5の間の部分にのみかかるように巾の狭いナイロンベル
トを渡すようにしてもよい。その場合のナイロンベルト
はブロック5の個数に応じて複数になる。
【0046】図4は本実施形態の仮設架橋1を巻き取っ
た状態を示している。ナイロンベルト7の可撓性によ
り、本実施形態の仮設架橋1は図4に示すように巻き取
ることができ、保管、移動に極めて便利である。ブロッ
ク5をナイロンベルト7から取り外せば、長期保管のた
めにさらに便利である。
た状態を示している。ナイロンベルト7の可撓性によ
り、本実施形態の仮設架橋1は図4に示すように巻き取
ることができ、保管、移動に極めて便利である。ブロッ
ク5をナイロンベルト7から取り外せば、長期保管のた
めにさらに便利である。
【0047】本実施形態の仮設架橋1によれば、連結部
分のナイロンベルト7を中心にブロック5を展開すれ
ば、図1,2に示すように、隣りのブロックに隣接する
側面の上部で隣接ブロック同士が当接し、ナイロンベル
ト7が引張力に耐えて橋を形成する。一方、仮設架橋1
を巻き取るようにすれば、図4に示した巻取状態とな
る。前述したように、ブロック5は木材、または樹脂、
または繊維強化した複合材等の軽量部材からなることと
相まって、本発明の仮設架橋は保管、移動、架設、撤去
等に大型の起重機を必要とせず、作業が極めて容易であ
る。
分のナイロンベルト7を中心にブロック5を展開すれ
ば、図1,2に示すように、隣りのブロックに隣接する
側面の上部で隣接ブロック同士が当接し、ナイロンベル
ト7が引張力に耐えて橋を形成する。一方、仮設架橋1
を巻き取るようにすれば、図4に示した巻取状態とな
る。前述したように、ブロック5は木材、または樹脂、
または繊維強化した複合材等の軽量部材からなることと
相まって、本発明の仮設架橋は保管、移動、架設、撤去
等に大型の起重機を必要とせず、作業が極めて容易であ
る。
【0048】なお、ボルトナット9は着脱自在であるの
で、必要に応じてブロック5の個数を増減することがで
きる。これにより、溝や開口部2の巾に合った仮設架橋
1を使用することができる。ナイロンベルト7は、強度
上問題のない長さのものを使用し(仮設架橋が長くなれ
ばナイロンベルトにかかる引張力が急激に増大する)、
ブロック5を取り外した場合には、仮設架橋1の下面に
ナイロンベルトを巻き取って固定しておくことができ
る。
で、必要に応じてブロック5の個数を増減することがで
きる。これにより、溝や開口部2の巾に合った仮設架橋
1を使用することができる。ナイロンベルト7は、強度
上問題のない長さのものを使用し(仮設架橋が長くなれ
ばナイロンベルトにかかる引張力が急激に増大する)、
ブロック5を取り外した場合には、仮設架橋1の下面に
ナイロンベルトを巻き取って固定しておくことができ
る。
【0049】図5は、本発明の第二実施形態のブロック
を示している。
を示している。
【0050】本実施形態のブロック11は、連結手段と
して蝶番12を有している。蝶番12は、仮設架橋を架
設した状態で各ブロック11の下面の隣接ブロックに近
い部分に設けられている。なお、一つのブロック11に
対して必要に応じて4個、6個、8個、・・・・というよう
に蝶番12の数を増減することができる。蝶番12は、
隣り合うブロック11を連結する心棒(ボルト等)を抜
くことによって連結を解除することができる。本実施形
態においても、必要によりブロック11の個数を増減さ
せて仮設架橋の長さを調節することができる。
して蝶番12を有している。蝶番12は、仮設架橋を架
設した状態で各ブロック11の下面の隣接ブロックに近
い部分に設けられている。なお、一つのブロック11に
対して必要に応じて4個、6個、8個、・・・・というよう
に蝶番12の数を増減することができる。蝶番12は、
隣り合うブロック11を連結する心棒(ボルト等)を抜
くことによって連結を解除することができる。本実施形
態においても、必要によりブロック11の個数を増減さ
せて仮設架橋の長さを調節することができる。
【0051】なお、本実施形態の仮設架橋によっても、
保管、移動、敷設、撤去が容易であるなどの利点は第一
実施形態の仮設架橋1と全く同様である。
保管、移動、敷設、撤去が容易であるなどの利点は第一
実施形態の仮設架橋1と全く同様である。
【0052】図6は、ブロックが複合構造体からなる本
発明の第三実施形態のブロックを示している。連結手段
はナイロンベルトを用いてもよいが図6においては蝶番
を用いている場合を示している。
発明の第三実施形態のブロックを示している。連結手段
はナイロンベルトを用いてもよいが図6においては蝶番
を用いている場合を示している。
【0053】本実施形態のブロック13は、概略長方体
の形状を有し、下部の四隅部に蝶番14を備えている。
の形状を有し、下部の四隅部に蝶番14を備えている。
【0054】ブロック13は、本体が木材、または樹
脂、または繊維強化複合材等からなり、軽量になってい
る。各ブロック13の隣接ブロックと当接する両側面の
上部には金属片15が埋設されている。両金属片15の
間には、圧縮に耐えるための補強リブ16が設けられて
いる。また、ブロック13の下部には引張りに耐えるた
めの引張部材17が設けられている。引張部材17の両
端にはブロック13の下部と係止する係止部材18が設
けられている。耐圧縮用の上部構造(15,16)と耐
引張用の下部構造(17,18)を連結してもよい。
脂、または繊維強化複合材等からなり、軽量になってい
る。各ブロック13の隣接ブロックと当接する両側面の
上部には金属片15が埋設されている。両金属片15の
間には、圧縮に耐えるための補強リブ16が設けられて
いる。また、ブロック13の下部には引張りに耐えるた
めの引張部材17が設けられている。引張部材17の両
端にはブロック13の下部と係止する係止部材18が設
けられている。耐圧縮用の上部構造(15,16)と耐
引張用の下部構造(17,18)を連結してもよい。
【0055】本実施形態のブロック13によれば、もっ
とも圧縮を受けるブロックの側面上部が金属片15と補
強リブ16とによって補強されているので、本体が木材
や樹脂等の軽量部材を使用しても、ブロック13の上部
が圧縮によって潰れることがない。
とも圧縮を受けるブロックの側面上部が金属片15と補
強リブ16とによって補強されているので、本体が木材
や樹脂等の軽量部材を使用しても、ブロック13の上部
が圧縮によって潰れることがない。
【0056】また、もっとも引張力を受けるブロックの
下部が引張部材17と係止部材18によって補強されて
いるので、本体が木材や樹脂等の軽量部材を使用して
も、ブロック13の下部が引張りによって亀裂を生じる
ことがない。
下部が引張部材17と係止部材18によって補強されて
いるので、本体が木材や樹脂等の軽量部材を使用して
も、ブロック13の下部が引張りによって亀裂を生じる
ことがない。
【0057】図7は脚部ブロックが高さ調整可能な本発
明の第四実施形態による仮設架橋を示している。
明の第四実施形態による仮設架橋を示している。
【0058】図7の仮設架橋19は、ブロック20が長
方体からなり、ナイロンベルト21に固定されている。
ブロック20が長方体であるために、橋の部分は平面状
になっている。ブロック20が直列的に配置された部分
の両側は脚部ブロック22,23によって支承されてい
る。開口部24の両側の地面には段差があり、脚部ブロ
ック22,23の高さがならば、仮設架橋19を水平に
支持することができない。
方体からなり、ナイロンベルト21に固定されている。
ブロック20が長方体であるために、橋の部分は平面状
になっている。ブロック20が直列的に配置された部分
の両側は脚部ブロック22,23によって支承されてい
る。開口部24の両側の地面には段差があり、脚部ブロ
ック22,23の高さがならば、仮設架橋19を水平に
支持することができない。
【0059】本実施形態の脚部ブロック22,23は、
高さ調整用のブロックを取り付け可能になっている。図
7において脚部ブロック23は、基台23aに対して一
体に積み重ね可能の調整部材23b,23cを取り付け
た状態になっている。基台23aと調整部材23b,2
3cは、好ましくは上下に貫通するボルト(図示せず)
によって一体に固定されている。一方、脚部ブロック2
2は調整部材を取り付けていない状態であるため、脚部
ブロック23に比して高さが低くなっている。
高さ調整用のブロックを取り付け可能になっている。図
7において脚部ブロック23は、基台23aに対して一
体に積み重ね可能の調整部材23b,23cを取り付け
た状態になっている。基台23aと調整部材23b,2
3cは、好ましくは上下に貫通するボルト(図示せず)
によって一体に固定されている。一方、脚部ブロック2
2は調整部材を取り付けていない状態であるため、脚部
ブロック23に比して高さが低くなっている。
【0060】この実施形態によれば、開口部の両側の地
面の高さに合わせて、脚部ブロックの高さを調節でき、
ブロックとの組み合わせにより水平な仮設架橋を得るこ
とができる。特に、複数の仮設架橋を並列させて巾の広
い仮設架橋を架設する場合には、各仮設架橋を同一高さ
で支持でき、仮設架橋の上面の歪みによる通行車両の不
安定さを回避することができる。
面の高さに合わせて、脚部ブロックの高さを調節でき、
ブロックとの組み合わせにより水平な仮設架橋を得るこ
とができる。特に、複数の仮設架橋を並列させて巾の広
い仮設架橋を架設する場合には、各仮設架橋を同一高さ
で支持でき、仮設架橋の上面の歪みによる通行車両の不
安定さを回避することができる。
【0061】なお、図7では平面状の仮設架橋を示して
いるが、図1,2等のアーチ状の仮設架橋に高さ調整可
能な脚部ブロックを使用してもよい。また、図7では連
結手段としてナイロンベルト21を使用しているが、蝶
番を使用してもよい。
いるが、図1,2等のアーチ状の仮設架橋に高さ調整可
能な脚部ブロックを使用してもよい。また、図7では連
結手段としてナイロンベルト21を使用しているが、蝶
番を使用してもよい。
【0062】図8は、「合口構造」を有する本発明の第
五実施形態によるブロックを示している。
五実施形態によるブロックを示している。
【0063】本実施形態の「合口構造」は、図8に示す
ように、架設した状態で隣り合う2つのブロック25
が、互いに隣接する側面の上部で一方のブロックは突出
部25aを有し、他方のブロックは突出部25aを受け
る凹部25bを有するものである。
ように、架設した状態で隣り合う2つのブロック25
が、互いに隣接する側面の上部で一方のブロックは突出
部25aを有し、他方のブロックは突出部25aを受け
る凹部25bを有するものである。
【0064】突出部25aと凹部25bは、互いに嵌合
し、仮設架橋を架設した状態で仮設架橋の表面を平らに
する。突出部25aと凹部25bの横断面形状は図8の
ような長方形に限られず、互いに嵌合する任意の形状と
することができる。
し、仮設架橋を架設した状態で仮設架橋の表面を平らに
する。突出部25aと凹部25bの横断面形状は図8の
ような長方形に限られず、互いに嵌合する任意の形状と
することができる。
【0065】図9は合口構造による作用を示している。
合口構造を有する場合は、ブロックの連結部に作用する
力を大幅に軽減することができる。
合口構造を有する場合は、ブロックの連結部に作用する
力を大幅に軽減することができる。
【0066】図9(a)は合口構造を有しているブロッ
ク、図9(b)は合口構造を有しないブロックを示して
いる。両ブロックに同じ大きさの力がかかっているもの
とする。たとえば点Aまわりのモーメントを考えると、
合口構造を有しているブロックでは、突出部25aの下
面も力を受け、この力の作用によって点Bでブロック2
5を支承する力が大幅に軽減される。これに比して合口
構造がないブロックではこのような力がなく、大きな力
によって点Bを支承しなければならない。つまり、合口
構造は、一つのブロックにかかった力を他のブロックに
伝達し、ブリッジ全体で重量を支える効果を有する。こ
れにより各ブロックの連結手段に要求される強度が低減
され、同一の連結手段を使用する場合は信頼性が高くな
る。
ク、図9(b)は合口構造を有しないブロックを示して
いる。両ブロックに同じ大きさの力がかかっているもの
とする。たとえば点Aまわりのモーメントを考えると、
合口構造を有しているブロックでは、突出部25aの下
面も力を受け、この力の作用によって点Bでブロック2
5を支承する力が大幅に軽減される。これに比して合口
構造がないブロックではこのような力がなく、大きな力
によって点Bを支承しなければならない。つまり、合口
構造は、一つのブロックにかかった力を他のブロックに
伝達し、ブリッジ全体で重量を支える効果を有する。こ
れにより各ブロックの連結手段に要求される強度が低減
され、同一の連結手段を使用する場合は信頼性が高くな
る。
【0067】図10,11は、「ねじれ防止手段」を有
する本発明の第六実施形態のブロックを示している。
する本発明の第六実施形態のブロックを示している。
【0068】本実施形態の「ねじれ防止手段」は、架設
した状態で隣り合う2つのブロック26が、互いに隣接
する側面の一部で一方のブロックは仮設架橋の幅方向に
わたって突出部26aを有し、他方のブロックは突出部
26aに嵌合するを有しているものである。
した状態で隣り合う2つのブロック26が、互いに隣接
する側面の一部で一方のブロックは仮設架橋の幅方向に
わたって突出部26aを有し、他方のブロックは突出部
26aに嵌合するを有しているものである。
【0069】突出部26aは、隣接するブロックの溝2
6bに嵌合することにより、仮設架橋をねじる力に対し
て各ブロック26の一体性を向上させることができる。
これにより、仮設架橋はねじれに対して一体的な構造体
なり、車両等の通行の安全性を向上させることができ
る。
6bに嵌合することにより、仮設架橋をねじる力に対し
て各ブロック26の一体性を向上させることができる。
これにより、仮設架橋はねじれに対して一体的な構造体
なり、車両等の通行の安全性を向上させることができ
る。
【0070】なお、突出部26aと溝26bは互いに嵌
合することが重要であり、その横断方向の断面形状によ
らない。また、図9,10では仮設架橋の巾方向全長に
わたって突出部26aと溝26bを設けているが、部分
的に設けている場合も同様の作用効果を奏する。
合することが重要であり、その横断方向の断面形状によ
らない。また、図9,10では仮設架橋の巾方向全長に
わたって突出部26aと溝26bを設けているが、部分
的に設けている場合も同様の作用効果を奏する。
【0071】また、本実施形態による「ねじれ防止手
段」は第五実施形態の「合口構造」と適宜組み合わせる
ことができ、たとえば隣りのブロックに接する側面の上
部に「合口構造」を設け、同側面の中央部分に「ねじれ
防止手段」を設けることができる。この場合には、合口
構造による効果とねじれ防止手段による効果の双方を享
受することができる。
段」は第五実施形態の「合口構造」と適宜組み合わせる
ことができ、たとえば隣りのブロックに接する側面の上
部に「合口構造」を設け、同側面の中央部分に「ねじれ
防止手段」を設けることができる。この場合には、合口
構造による効果とねじれ防止手段による効果の双方を享
受することができる。
【0072】図12は仮設架橋の長さ方向に緊結ワイヤ
ーを有している本発明の第七実施形態による仮設架橋を
示している。
ーを有している本発明の第七実施形態による仮設架橋を
示している。
【0073】図12に示すように、本実施形態による仮
設架橋27は、図1,2の仮設架橋(第一実施形態)と
同様の構造を有しているが、異なる点として架橋を架設
した状態で複数ブロック28を仮設架橋の長さ方向に貫
通する縦孔を有し、この縦孔に緊結ワイヤー29が挿通
され、ブロック28を一体的に締結していることが挙げ
られる。
設架橋27は、図1,2の仮設架橋(第一実施形態)と
同様の構造を有しているが、異なる点として架橋を架設
した状態で複数ブロック28を仮設架橋の長さ方向に貫
通する縦孔を有し、この縦孔に緊結ワイヤー29が挿通
され、ブロック28を一体的に締結していることが挙げ
られる。
【0074】緊結ワイヤー29は必要に応じてその本数
を増減させることができる。緊結ワイヤー29は、一方
の端部にストッパー30を有し、このストッパー30は
脚部ブロック31と係合している。緊結ワイヤー29の
他方の端部には、ワイヤーロックホルダー32が取り付
けられている。ワイヤーロックホルダー32は、緊結ワ
イヤー29の任意の場所に取り付けられ、脚部ブロック
33を押しつけて緊結ワイヤー29を緊張させることが
できる。緊結ワイヤー29の緊張により、脚部ブロック
31,33がその間のブロック28を挟持して一体化さ
せることができる。
を増減させることができる。緊結ワイヤー29は、一方
の端部にストッパー30を有し、このストッパー30は
脚部ブロック31と係合している。緊結ワイヤー29の
他方の端部には、ワイヤーロックホルダー32が取り付
けられている。ワイヤーロックホルダー32は、緊結ワ
イヤー29の任意の場所に取り付けられ、脚部ブロック
33を押しつけて緊結ワイヤー29を緊張させることが
できる。緊結ワイヤー29の緊張により、脚部ブロック
31,33がその間のブロック28を挟持して一体化さ
せることができる。
【0075】脚部ブロック33のワイヤーロックホルダ
ー32の部分には、ワイヤーロックホルダー32を収納
し、操作するための空間、及び、余った緊結ワイヤー2
9を外部に導出するための溝のような空間が設けられて
おり、それらの空間の開口部に蓋をする蓋部材34が備
えられている。
ー32の部分には、ワイヤーロックホルダー32を収納
し、操作するための空間、及び、余った緊結ワイヤー2
9を外部に導出するための溝のような空間が設けられて
おり、それらの空間の開口部に蓋をする蓋部材34が備
えられている。
【0076】図13と図14は、ワイヤーロックホルダ
ー32を示している。図13はワイヤーロックホルダー
32の斜視図、図14はワイヤーロックホルダー32の
縦断面図を示している。
ー32を示している。図13はワイヤーロックホルダー
32の斜視図、図14はワイヤーロックホルダー32の
縦断面図を示している。
【0077】図14から明らかなように、ワイヤーロッ
クホルダー32は、楔部材35と、第一部材36と、第
二部材37と、第三部材38とを有している。楔部材3
5はもっとも内側に位置し、緊結ワイヤー29の長さ方
向に沿って複数個に分割されている。楔部材35は、緊
結ワイヤー29の外面に係合する横断方向円弧状の内面
35aと、緊結ワイヤー29の長さ方向に沿って厚さが
変化する傾斜した外面35bとを有している。
クホルダー32は、楔部材35と、第一部材36と、第
二部材37と、第三部材38とを有している。楔部材3
5はもっとも内側に位置し、緊結ワイヤー29の長さ方
向に沿って複数個に分割されている。楔部材35は、緊
結ワイヤー29の外面に係合する横断方向円弧状の内面
35aと、緊結ワイヤー29の長さ方向に沿って厚さが
変化する傾斜した外面35bとを有している。
【0078】第一部材36は、一部楔部材35を一部外
挿し、楔部材の傾斜した外面35bと整合する傾斜した
内面部分36aを有し、外面にねじ山を有している。ま
た、好ましくは一部に回転させるためのナット状の部分
を有している。第一部材36は、緊結ワイヤー29に沿
って前後に移動することによって、その内面部分36a
が楔部材の傾斜した外面35bに対して摺動して楔部材
35を緊結ワイヤー29に固定あるいは解放する。
挿し、楔部材の傾斜した外面35bと整合する傾斜した
内面部分36aを有し、外面にねじ山を有している。ま
た、好ましくは一部に回転させるためのナット状の部分
を有している。第一部材36は、緊結ワイヤー29に沿
って前後に移動することによって、その内面部分36a
が楔部材の傾斜した外面35bに対して摺動して楔部材
35を緊結ワイヤー29に固定あるいは解放する。
【0079】第二部材37は、楔部材35を内包し、そ
の緊結ワイヤー29の長さ方向の移動を係止している。
第二部材37は一部が第一部材36の外面と螺合し、楔
部材35の拡開する力に抗して第一部材36を強制的に
移動させる。第一部材36と螺合する部分の反対側の第
二部材37の一部は筒状に突出している。この筒状部分
の外面にはねじが切られている。
の緊結ワイヤー29の長さ方向の移動を係止している。
第二部材37は一部が第一部材36の外面と螺合し、楔
部材35の拡開する力に抗して第一部材36を強制的に
移動させる。第一部材36と螺合する部分の反対側の第
二部材37の一部は筒状に突出している。この筒状部分
の外面にはねじが切られている。
【0080】第三部材38は、上記第二部材37の筒状
部分と螺合している。第三部材38は好ましくは回転さ
せるためのナット状の部分を有している。前記ナット状
の部分を回転させることにより、第三部材38は第二部
材37と締結対象部材(図14の場合は脚部ブロック3
3)との距離を強制的に拡開させることができる。
部分と螺合している。第三部材38は好ましくは回転さ
せるためのナット状の部分を有している。前記ナット状
の部分を回転させることにより、第三部材38は第二部
材37と締結対象部材(図14の場合は脚部ブロック3
3)との距離を強制的に拡開させることができる。
【0081】第三部材38を回転させ、第二部材37と
脚部ブロック33との距離を拡開させると、緊結ワイヤ
ー29は楔部材35によって把持されて引っ張られ、一
方の端部はストッパー30によって係止されているため
に、緊結ワイヤー29が緊張し、脚部ブロック31,3
3とその間のブロック28が一体に緊結される。これに
より、仮設架橋27の一体性が高まり、車両等の通過に
対しても十分な信頼性を発揮することができる。
脚部ブロック33との距離を拡開させると、緊結ワイヤ
ー29は楔部材35によって把持されて引っ張られ、一
方の端部はストッパー30によって係止されているため
に、緊結ワイヤー29が緊張し、脚部ブロック31,3
3とその間のブロック28が一体に緊結される。これに
より、仮設架橋27の一体性が高まり、車両等の通過に
対しても十分な信頼性を発揮することができる。
【0082】緊結ワイヤー29は、本発明の他の実施形
態と組み合わせることができる。たとえば、合口構造を
有する本発明の第五実施形態のブロック(図8参照)
や、ねじれ防止手段を有する本発明の第六実施形態のブ
ロック(図10参照)等とともに使用することができ
る。これにより、仮設架橋27の一体性がさらに高ま
り、ねじれに強い仮設架橋を得ることができる。また、
連結手段として第二実施形態の「蝶番」を使用すること
もできる。
態と組み合わせることができる。たとえば、合口構造を
有する本発明の第五実施形態のブロック(図8参照)
や、ねじれ防止手段を有する本発明の第六実施形態のブ
ロック(図10参照)等とともに使用することができ
る。これにより、仮設架橋27の一体性がさらに高ま
り、ねじれに強い仮設架橋を得ることができる。また、
連結手段として第二実施形態の「蝶番」を使用すること
もできる。
【0083】図15は巾が調節可能な本発明の第八実施
形態による仮設架橋を示している。この第八実施形態の
仮設架橋39は、必要な巾に応じて第七実施形態の仮設
架橋27(各仮設架橋27については図12参照)を複
数個平行に配置し、仮設架橋39の幅方向に各仮設架橋
27を貫通する横穴を設け、これらの横穴に緊結ワイヤ
ー40を挿通させて、仮設架橋27を一体に緊結したも
のである。
形態による仮設架橋を示している。この第八実施形態の
仮設架橋39は、必要な巾に応じて第七実施形態の仮設
架橋27(各仮設架橋27については図12参照)を複
数個平行に配置し、仮設架橋39の幅方向に各仮設架橋
27を貫通する横穴を設け、これらの横穴に緊結ワイヤ
ー40を挿通させて、仮設架橋27を一体に緊結したも
のである。
【0084】緊結ワイヤー40の構造は好ましくは緊結
ワイヤー29と同一のものである。各緊結ワイヤー40
はワイヤーロックホルダー32を有し、ワイヤーロック
ホルダー32を締め付けることによって仮設架橋27を
一体に緊結することができる。
ワイヤー29と同一のものである。各緊結ワイヤー40
はワイヤーロックホルダー32を有し、ワイヤーロック
ホルダー32を締め付けることによって仮設架橋27を
一体に緊結することができる。
【0085】本実施形態によれば、仮設架橋27を収
納、運搬等に適当な幅のものとし、現場で必要な仮設架
橋の幅に応じて、仮設架橋27を複数個組み合わせて適
当な幅の仮設架橋39を組み立てることができる。
納、運搬等に適当な幅のものとし、現場で必要な仮設架
橋の幅に応じて、仮設架橋27を複数個組み合わせて適
当な幅の仮設架橋39を組み立てることができる。
【0086】仮設架橋39はある程度の幅があるので、
開口部周辺の地面の高さが不均一であることが多く、ね
じれを防止するために高さ調整可能な第四実施形態の脚
部ブロックと組み合わせることが好ましい。これによ
り、剛性が高く且つ安定的な仮設架橋を得ることができ
る。
開口部周辺の地面の高さが不均一であることが多く、ね
じれを防止するために高さ調整可能な第四実施形態の脚
部ブロックと組み合わせることが好ましい。これによ
り、剛性が高く且つ安定的な仮設架橋を得ることができ
る。
【0087】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の「仮設架橋」によれば、従来の重量物が通過する仮設
架橋は起重機を動員して大がかりな工事を行わなければ
ならなかったのに比べ、巻き取った状態のブロックを展
開すれば橋を架けることができるので、人力あるいは小
型の起重機を使用でき、架設・撤去が極めて容易な仮設
架橋を得ることができる。
の「仮設架橋」によれば、従来の重量物が通過する仮設
架橋は起重機を動員して大がかりな工事を行わなければ
ならなかったのに比べ、巻き取った状態のブロックを展
開すれば橋を架けることができるので、人力あるいは小
型の起重機を使用でき、架設・撤去が極めて容易な仮設
架橋を得ることができる。
【0088】また、本発明の「仮設架橋」は、コンパク
トに巻き取ることができるので、収納、保管、運搬に極
めて好都合である。
トに巻き取ることができるので、収納、保管、運搬に極
めて好都合である。
【0089】さらに、本発明の「仮設架橋」は、ブロッ
クの着脱によって長さを調整でき、複数の仮設架橋を平
行に配列して幅を調整できるので、種々の状況の下で使
用でき、且つ、再利用にも極めて好都合である。
クの着脱によって長さを調整でき、複数の仮設架橋を平
行に配列して幅を調整できるので、種々の状況の下で使
用でき、且つ、再利用にも極めて好都合である。
【図1】本発明の第一実施態様による仮設架橋の側面
図。
図。
【図2】本発明の第一実施態様による仮設架橋の一部を
拡大した斜視図。
拡大した斜視図。
【図3】本発明の第一実施態様による仮設架橋を下方か
ら見たナイロンベルトを一部取り除いた平面図。
ら見たナイロンベルトを一部取り除いた平面図。
【図4】本発明の第一実施態様による仮設架橋を巻き取
った状態の側面図。
った状態の側面図。
【図5】連結手段として蝶番を使用した本発明の第二実
施態様によるブロックの側面図。
施態様によるブロックの側面図。
【図6】連結手段として蝶番を使用した本発明の第二実
施態様によるブロックの斜視図。
施態様によるブロックの斜視図。
【図7】脚部ブロックが高さ調整可能な本発明の第四実
施形態による仮設架橋の側面図。
施形態による仮設架橋の側面図。
【図8】「合口構造」を有する本発明の第五実施形態に
よるブロックの側面図。
よるブロックの側面図。
【図9】本発明の第五実施形態によるブロックの作用を
説明する図。
説明する図。
【図10】「ねじれ防止手段」を有する本発明の第六実
施形態のブロックの側面図。
施形態のブロックの側面図。
【図11】「ねじれ防止手段」を有する本発明の第六実
施形態のブロックの斜視図。
施形態のブロックの斜視図。
【図12】仮設架橋の長さ方向に緊結ワイヤーを有して
いる本発明の第七実施形態による仮設架橋の斜視図。
いる本発明の第七実施形態による仮設架橋の斜視図。
【図13】本発明によるワイヤーロックホルダーの一実
施形態の斜視図。
施形態の斜視図。
【図14】本発明によるワイヤーロックホルダーの一実
施形態の縦断面図。
施形態の縦断面図。
【図15】巾が調節可能な本発明の第八実施形態による
仮設架橋の斜視図。
仮設架橋の斜視図。
1 仮設架橋
2 開口部
3 土砂崩れ防止部材
4 突っ張り梁
5 ブロック
6 脚部ブロック
7 ナイロンベルト
8 インサート
9 ボルトナット
10 座金
11 ブロック
12 蝶番
13 ブロック
14 蝶番
15 金属片
16 補強リブ
17 引張部材
18 係止部材
19 仮設架橋
20 ブロック
21 ナイロンベルト
22 脚部ブロック
23 脚部ブロック
23a 基台
23b 調整部材
23c 調整部材
24 開口部
25 ブロック
25a 突出部
25b 凹部
26 ブロック
26a 突出部
26b 溝
27 仮設架橋
28 ブロック
29 緊結ワイヤー
30 ストッパー
31 脚部ブロック
32 ワイヤーロックホルダー
33 脚部ブロック
34 蓋部材
35 楔部材
35a 楔部材の内面
35b 楔部材の外面
36 第一部材
36a 第一部材の内面部分
37 第二部材
38 第三部材
39 仮設架橋
40 緊結ワイヤー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 大 石 英 輝
東京都港区芝浦三丁目12番8号 安藤建設
株式会社内
(72)発明者 澤 田 全 弘
東京都港区芝浦三丁目12番8号 安藤建設
株式会社内
(72)発明者 千 種 省 行
東京都港区芝浦三丁目12番8号 安藤建設
株式会社内
(72)発明者 井 上 裕 嗣
東京都港区芝浦三丁目12番8号 安藤建設
株式会社内
Fターム(参考) 2D051 AF11 AG06 AG11 AG19 AH02
DA04 DA07 DA16 DA18 DB01
DB06 DB09 DB11 DB16 DC09
2D059 BB19 GG55
Claims (12)
- 【請求項1】複数個の概略六面体のブロックを直列的に
配置した部分を有する仮設架橋であって、 前記ブロックは、仮設架橋を架設した状態で下面となる
面の隣接ブロックに近い部分に、隣接ブロックと回動可
能に連結する連結手段を有し、 前記ブロックは前記連結手段を中心に展開した状態で隣
接ブロックと隣接する側面の上部で隣接ブロックと当接
して橋を形成することを特徴とする仮設架橋。 - 【請求項2】前記連結手段は、仮設架橋を架設した状態
において各ブロックの下面の隣接ブロックに近い部分に
埋設された複数のインサートと、少なくとも隣接する2
つのブロックの前記インサートに掛け渡されるナイロン
ベルトと、前記ナイロンベルトを前記インサートに固定
する固定金具とからなることを特徴とする請求項1に記
載の仮設架橋。 - 【請求項3】前記連結手段は、仮設架橋を架設した状態
において各ブロックの下面の隣接ブロックに近い部分に
設けられた蝶番からなることを特徴とする請求項1に記
載の仮設架橋。 - 【請求項4】前記連結手段は、架橋の長さを調整できる
ように少なくとも一部のブロックについて連結/解除可
能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載の仮設架橋。 - 【請求項5】前記ブロックは木材または樹脂または複合
材または軽量金属またはそれらを組み合わせた複合構造
体からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載の仮設架橋。 - 【請求項6】前記ブロックは、仮設架橋を架設した状態
で上面のとなる面の仮設架橋の長さ方向の長さが下面と
なる面のその長さに比してわずかに長いことを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載の仮設架橋。 - 【請求項7】前記複数個のブロックを直列的に配置した
部分の端部を支承する脚部ブロックを有し、前記脚部ブ
ロックは一体に積み重ね可能な高さ調整部材を有してい
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の仮
設架橋。 - 【請求項8】仮設架橋を架設した状態で隣接する2つの
ブロックは、互いに隣接する側面の上部で一方のブロッ
クは突出部を有し、他方のブロックは前記突出部を受け
る凹部を有していることを特徴とする請求項1〜7のい
ずれかに記載の仮設架橋。 - 【請求項9】仮設架橋を架設した状態で隣接する2つの
ブロックは、互いに隣接する側面の一部で一方のブロッ
クが仮設架橋の幅方向にわたって突出部を有し、他方の
ブロックは前記突出部に嵌合する溝を有していることを
特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の仮設架橋。 - 【請求項10】前記ブロックは、仮設架橋を架設した状
態で複数のブロックを仮設架橋の長さ方向に貫通する縦
孔を有し、前記縦孔に挿通して前記複数のブロックを一
体に締結する緊結ワイヤーを有していることを特徴とす
る請求項1〜9のいずれかに記載の仮設架橋。 - 【請求項11】複数個のブロックを直列的に配置した仮
設架橋を複数個平行に配置し、仮設架橋の幅方向に各仮
設架橋を貫通する横孔を有し、前記横穴に挿通して前記
複数の仮設架橋を一体に締結する緊結ワイヤーを有して
いることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載
の仮設架橋。 - 【請求項12】緊結ワイヤーの長さ方向に沿って複数個
に分割され、緊結ワイヤーの外面に係合する横断方向円
弧状の内面と、緊結ワイヤーの長さ方向に沿って厚さが
変化する傾斜した外面とを有する楔部材と、 前記楔部材の傾斜した外面と整合する傾斜した内面部分
を有し、緊結ワイヤーに沿って前後に移動することによ
って、前記傾斜した内面部分と前記楔部材の傾斜した外
面の摺動によって楔部材を緊結ワイヤーに固定あるいは
解放する第一部材と、 前記楔部材の緊結ワイヤーの長さ方向の移動を係止し、
前記第一部材と螺合し前記楔部材の拡開する力に抗して
前記第一部材を前記楔部材に対して摺動させる第二部材
と、 前記第二部材と螺合して、前記第二部材と締結対象部材
との距離を強制的に拡開させる第三部材と、を有するこ
とを特徴とするワイヤーロックホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240481A JP2003055906A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 仮設架橋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240481A JP2003055906A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 仮設架橋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003055906A true JP2003055906A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19071085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001240481A Withdrawn JP2003055906A (ja) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | 仮設架橋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003055906A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107369A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-04-26 | Hiroshima Univ | 構造体及びその主フレームの伸張・縮収装置 |
KR200453048Y1 (ko) | 2009-04-01 | 2011-04-12 | 서울특별시 금천구 | 안전발판 |
CN102720123A (zh) * | 2012-06-13 | 2012-10-10 | 田平绪 | 可组合拆卸的路桥 |
CN110056368A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-26 | 中铁三局集团有限公司 | 一种用于单线隧道的双向通车装置及施工方法 |
CN112726381A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-30 | 上海壹墨图文设计制作有限公司 | 一种翻滚桥 |
JP7545916B2 (ja) | 2021-03-13 | 2024-09-05 | 太陽工業株式会社 | 緊急仮設橋の架設方法 |
-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001240481A patent/JP2003055906A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007107369A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-04-26 | Hiroshima Univ | 構造体及びその主フレームの伸張・縮収装置 |
KR200453048Y1 (ko) | 2009-04-01 | 2011-04-12 | 서울특별시 금천구 | 안전발판 |
CN102720123A (zh) * | 2012-06-13 | 2012-10-10 | 田平绪 | 可组合拆卸的路桥 |
CN102720123B (zh) * | 2012-06-13 | 2016-01-13 | 田平绪 | 可组合拆卸的路桥 |
CN110056368A (zh) * | 2019-04-11 | 2019-07-26 | 中铁三局集团有限公司 | 一种用于单线隧道的双向通车装置及施工方法 |
CN112726381A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-04-30 | 上海壹墨图文设计制作有限公司 | 一种翻滚桥 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |