JPH0423113Y2 - - Google Patents

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JPH0423113Y2
JPH0423113Y2 JP19864687U JP19864687U JPH0423113Y2 JP H0423113 Y2 JPH0423113 Y2 JP H0423113Y2 JP 19864687 U JP19864687 U JP 19864687U JP 19864687 U JP19864687 U JP 19864687U JP H0423113 Y2 JPH0423113 Y2 JP H0423113Y2
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JP
Japan
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air scoop
hood air
paint
hood
flange
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JP19864687U
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JPH0199720U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用フードエアスクープに関す
る。さらに詳しくは、静電塗装が施されてボデー
に組込まれる樹脂製フードエアスクープに関す
る。
[従来の技術] 近年、自動車においてはエンジンルーム内への
空気の取入れおよび意匠性の向上などの目的でエ
ンジンフードにフードエアスクープを設けること
が行なわれている(たとえば実開昭60−66585号
公報参照)。第3図はフードエアスクープの一例
を示す斜視図である。第3図に示されるごときフ
ードエアスクープ1は一般にエンジンフード12
とは別体の樹脂成形品としてボデーに組込まれ
る。
第4図は従来のフードエアスクープを示す概略
断面図である。第4図において11は樹脂成形品
であるフードエアスクープ、12は鋼製パネルか
らなるエンジンフード、13はフードエアスクー
プの端部を保護するためのプロテクターである。
このようなフードエアスクープは、まず樹脂製
のフードエアスクープ11に導電プライマー塗装
が施され、ついで中塗り塗装されたのち、ボデー
の一部に治具を用いて保持され、ボデーとの色合
せのためボデーと一緒に静電塗装法による上塗り
塗装が施され、そののちプロテクター13が装着
されてエンジンフード12に組み込まれる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来のフードエアスクープ
は、静電塗装法によつて上塗り塗装されたとき
に、電流がエツジ部に集中しやすいことなどの原
因により周縁部に塗料が溜りやすく、そのため塗
膜に湧きが生じ、外観品質の確保が図れないとい
う問題を生ずる。
本考案は前記問題点を解決するためになされた
ものであり、静電塗装法によつて塗装されたばあ
いにも表面側周縁部に塗膜の湧きが生じない周縁
部形状を有する樹脂製フードエアスクープを提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は静電塗装が施されてボデーに組込まれ
る樹脂製フードエアスクープであつて、その表面
側周縁部に薄肉の鍔部が形成されてなる自動車用
フードエアスクープに関する。
[作用] 本考案のフードエアスクープはその表面側周縁
部に薄肉の鍔部が形成されているので、表面周縁
部に溜ろうとする塗料が鍔部先端を覆うように裏
面側にまわり込むため、表面周縁部に塗膜の湧き
が発生するのが防がれる。
[実施例] つぎに本考案のフードエアスクープを図面に基
づいて説明する。
第1図は第3図の線−から見た本考案のフ
ードエアスクープの周縁部の一例を示す拡大断面
図、第2図は第1図のフードエアスクープが静電
塗装された状態を示す拡大断面図である。第1図
において、肉厚が約2.5mmの樹脂製フードエアス
クープ1の表面側周縁部には薄肉の鍔部2が形成
されており、それにより鍔部2下方に切欠部3が
形成され、ここにまわり込んだ塗料が溜るように
されている。以下、前記切欠部3を塗料溜り部と
いう。図中、鍔部2の厚さを示す寸法aは約1.5
mmで、同じく幅を示す寸法bは約1mmである。な
お、前記鍔部2はフードエアスクープ1の全周に
わたつてほぼ同一寸法で形成されている。第1図
に示されるごときフードエアスクープ1は、まず
導電プライマー塗装を施され、中塗り塗装が施さ
れたのち、静電塗装法によつて上塗り塗装が施さ
れる。
前記静電塗装法による上塗り塗装は従来より行
なわれている通常の方法と同様、たとえば電圧
40000〜50000V、吐出量0.2〜0.7/min、圧力
2〜3Kg/cm2、距離30〜50cmのごとき条件で、ポ
リエステル−メラミン系やメラミン−アクリル系
などの塗料を使用して行なわれる。
第1図に示されるごとき周縁部形状を有するフ
ードエアスクープを前述のごとき条件で静電塗装
したところ、電流はエツジ部に集中しやすいが、
鍔部2が形成されているため、塗料は鍔部2を覆
うように裏面側にまわり込んで塗料溜り部3に付
着し、第2図に示されるごとき塗膜4が形成され
た。すなわち、従来表面端部に生じていた塗料の
溜り6がなくなり、裏面側の塗料溜り部3に塗料
の溜り5を生ずるようになつた。それによつて、
表面側周縁部に塗料が溜ることによる塗膜の湧き
の発生のない良好な塗膜がえられた。なお、塗料
溜り部3は車体に組付後はプロテクターによつて
遮蔽される。
本考案のフードエアスクープにおける鍔部寸法
は前記実施例の寸法に限定されるものではなく、
静電塗装の条件や使用する塗料に応じて適宜選択
してもよいが、たとえば前述のごとき条件で前記
塗料を使用するばあいは鍔部の厚さを1.5〜1.8mm
程度にすると湧きの発生のない良好な塗膜がえら
れる。
[考案の効果] 本考案のフードエアスクープは、表面側周縁部
に鍔部が形成されているため、静電塗装法による
中塗りが施されたばあいにも周縁部に塗膜の湧き
が発生しないので、外観品質の確保が図れるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフードエアスクープの周縁部
形状を示す断面図、第2図は第1図のフードエア
スクープが静電塗装された状態を示す拡大断面
図、第3図はフードエアスクープの外観を示す斜
視図、第4図は従来のフードエアスクープを示す
概略断面図である。 図面の主要符号、1……フードエアスクープ、
2……鍔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 静電塗装が施されてボデーに組込まれる樹脂製
    フードエアスクープであつて、その表面側周縁部
    に薄肉の鍔部が形成されてなる自動車用フードエ
    アスクープ。
JP19864687U 1987-12-25 1987-12-25 Expired JPH0423113Y2 (ja)

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JP19864687U JPH0423113Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

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JP19864687U JPH0423113Y2 (ja) 1987-12-25 1987-12-25

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Publication Number Publication Date
JPH0199720U JPH0199720U (ja) 1989-07-04
JPH0423113Y2 true JPH0423113Y2 (ja) 1992-05-28

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