JP2002346471A - 自動車用マッドガード及びマッドガードの塗料塗布方法 - Google Patents

自動車用マッドガード及びマッドガードの塗料塗布方法

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JP2002346471A
JP2002346471A JP2001151949A JP2001151949A JP2002346471A JP 2002346471 A JP2002346471 A JP 2002346471A JP 2001151949 A JP2001151949 A JP 2001151949A JP 2001151949 A JP2001151949 A JP 2001151949A JP 2002346471 A JP2002346471 A JP 2002346471A
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Japan
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mudguard
painting
boundary groove
paint
masking
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JP2001151949A
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English (en)
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Takahiro Usuda
孝裕 臼田
Takashi Ikeda
隆 池田
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マッドガード本体の成形材料として特殊な材
料を用いることなく、外観品質の向上と、洗車時等の強
放水による塗膜剥離の防止を図る。 【解決手段】 マッドガード本体10の外表面に、同マ
ッドガード本体10の塗装面12aと交差する傾斜面1
2cに対して窪んだ境界溝15を形成し、この境界溝1
5内に、塗装時にマスキングテープ17の端縁が貼着さ
れる塗装見切り線18を配置形成する。塗装見切り線1
8が一般面12aに対して一段窪んだ境界溝15内に配
置されるため、塗装時に波打ちを生じ易い塗装見切り線
18部分が外部から見え難くなるうえ、強放水時に水が
塗装端末に直撃しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のホイール
アーチの後部側に取り付けられ、車輪からの泥水等の跳
ね上げを防ぐマッドガード及びそのマッドガードの塗料
塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用マッドガードはゴムや
合成樹脂等によって形成され、車体のフェンダ部のホイ
ールアーチ後部側にねじ止め等によって取り付けられて
いる。
【0003】このマッドガードは、例えば、図6に示す
ように車体のホイールアーチの後部壁に取り付けられる
取付基部1と、この取付基部1の側縁から下縁にかけて
車体外側面に沿うように延設された追従片2と、取付基
部1から下方に延びる泥受け部3とを備え、泥受け部3
が車輪の後部面に対峙し、かつ、追従片2が車体に密着
するように取付基部1が車体パネルに固定されるように
なっている。尚、図中4は、取付基部1に設けられたね
じ孔である。
【0004】ところで、この種のマッドガードは、車体
に取り付けられたときに車体パネルとの一体感を損なわ
ないように、その一部を塗料によって着色することがあ
り、図6のマッドガードであれば、例えば、追従片2の
外表面全体を車体色に合わせて着色することによって車
体パネルとの一体感を持たせることがある。
【0005】この場合のマッドガードの塗料塗布方法と
しては、マッドガード本体5の非塗装面を図7に示すよ
うなマスキング治具6や図8に示すようなマスキングテ
ープ7で覆い、その状態で塗料8の塗布を行うのが一般
的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マスキング治
具6を用いる場合には、マスキング治具6の形状が複雑
になることから治具6の製造コストが嵩むうえ、マスキ
ング治具6をマッドガード本体5の非塗装面に均一に圧
着させることが難しいために、どうしても圧着が弱い部
分から塗料8が入り込んで塗装見切り線9が波打ちし易
い。
【0007】一方、マスキングテープ7を用いる場合に
は、専用のマスキング治具6を用いるものに比較して低
コスト化が可能になるものの、図9に示すようにマスキ
ングテープ7の端縁が跳ね上がったとき等にその跳ね上
がり部に塗料が入り込み、このことが原因してやはり塗
装見切り線9が波打ちすることがある。また、マスキン
グテープ7の貼着時に貼着剤が塗装面まではみ出すと、
塗料8がその貼着剤の上に塗布されることとなり、その
部分の塗膜密着力が低下してしまう。したがって、この
塗膜密着力の低下した塗装見切り線9部分に洗車時等に
強放水が為されると、その部分の塗膜が剥離する不具合
が考えられる。
【0008】尚、別の従来の技術として、マッドガード
本体の非塗装部を塗膜密着性の低い材料によって形成
し、塗装完了後に非塗装部の塗膜を剥がす方法(特開平
6-32253号公報に記載。)も提案されているが、
この方法はマッドガード本体の成形材料として特殊な材
料を用いなければならないため、コストの高騰を来すこ
とが問題となる。
【0009】そこで本発明は、マッドガード本体の成形
材料として特殊な材料を用いることなく、外観品質の向
上と、洗車時等の強放水による塗膜剥離の防止を図るこ
とのできる自動車用マッドガード及びマッドガードの塗
料塗布方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、マッドガード
本体の外表面が塗装によって色分けされた自動車用マッ
ドガードであり、マッドガード本体の塗装時に、非塗装
部にマスキングテープを貼着することにより、マスキン
グテープの端縁に沿った塗装見切り線が形成されるもの
を前提とし、マッドガード本体の外表面に、同マッドガ
ード本体のマスキング一般面に対して窪んだ境界溝を形
成し、この境界溝内に、塗装時にマスキングテープの端
縁が貼着される前記塗装見切り線を配置するようにし
た。
【0011】この発明の場合、マスキング一般面に対し
て窪んだ境界溝内に塗装見切り線が配置されるため、塗
装見切り線部分が外部から見え難くなるうえ、強放水時
等にも水が直接塗装端末に当らなくなる。
【0012】また、境界溝のマスキング一般面との連接
部は滑らかな曲面によって形成することが好ましく、こ
うすることによりマッドガード本体の造形時の型抜き性
が良好になると共に、マスキングテープの端縁の剥離が
生じ難くなる。
【0013】また、マッドガードの塗料塗布方法として
は、マッドガード本体の外表面に、同マッドガード本体
のマスキング一般面に対して窪んだ境界溝を形成してお
き、マスキングテープを、その端縁が前記境界溝内に位
置されるように貼着し、その状態でマッドガード本体に
塗料の塗布を行うようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図1
〜図5に基づいて説明する。
【0015】図2は、本発明にかかるマッドガードの全
体を示す斜視図であり、このマッドガードは、同図に示
すように、取付基部11が略L字を成す平板状に形成さ
れ、この取付基部11の側縁から下縁に亙る部位に、車
体パネルの外側面に密着する追従片12が屈曲形成され
ると共に、取付基部11の下方に泥受け部13が延設さ
れている。そして、追従片12のうちの、車外側で車体
パネルにほぼ沿って垂立する垂立壁部分は、その上方側
の一部の外表面に車体色と同色の塗装(図中塗料は、符
号14によって示す。)が施されている。
【0016】塗装面12aは、図1に示すように、垂立
壁の一般面12bの上端に若干傾斜して設けられた傾斜
面12cに連設されているが、塗装面12aと傾斜面1
2cの境界部には傾斜面12cに対して円弧状に窪んだ
境界溝15が形成されている。尚、図面においては、境
界溝15の窪みを明確にすべく傾斜面12cの延長線を
記入し、その延長線と塗装面12aとの交点に符号cを
付してある。
【0017】また、取付基部11の車外側の端縁は追従
片12の垂立壁に対して車外側に若干突出し、垂立壁に
対して段差を成している。以下、この部分を小フランジ
部16と呼ぶ。前記境界溝15は、図4に示すように、
この小フランジ部16と塗装面12aとの境界部にまで
連続しており、この部分における境界溝15は、同図に
示すように、小フランジ部16の塗装面12a側の垂立
面(以下、「一般面16a」と呼ぶ。)に対して円弧状
に窪んでいる。この場合も、一般面16aの延長線を図
中に記入し、その延長線と塗装面12aとの交点に符号
cを付してある。
【0018】造形されたマッドガード本体10(塗装を
施す前のもの。)は、追従片12の一般面12b及び傾
斜面12cと、小フランジ部16の一般面16a(本発
明におけるマスキング一般面)にマスキングテープ17
が貼着されて塗装が行われるが、このとき、マスキング
テープ17の端縁は、図1,図4に示すように境界溝1
5内に湾曲させるようにして貼着される。したがって、
この後に塗装面12aに対して塗装が行われると、図
3,図5に示すように塗装見切り線18は境界溝15内
に配置形成される。
【0019】このマッドガードは、以上のように塗装見
切り線18が傾斜面12c及び一般面16aに対して窪
んだ境界溝15の内部に配置形成されることとなるた
め、塗装見切り線18、つまり塗装端末は外部から見え
難くなる。したがって、仮に塗装端末に波打ちが生じる
ことがあっても、その波打ちは外部から見えなくなる。
このため、従来のものに比較して外観品質が確実に向上
する。
【0020】もっとも、このマッドガードの場合、マス
キングテープ17の端縁を貼着する境界溝15の内面と
傾斜面12c及び一般面16aとの連接部が滑らかな円
弧状に形成されているため、一旦貼着されたマスキング
テープ17の端縁は境界溝15の内面に確実に密着し、
塗装境界部18の波打ち自体も発生し難い。
【0021】また、このマッドガードにおいては、塗装
見切り線18が傾斜面12c及び一般面16aに対して
一段窪んだところに位置されることとなるため、図3,
図5に示すように、洗車時等に傾斜面12cや一般面1
6aに沿って強放水(図中、水流はwで示す。)が行わ
れたとしても塗装端末にはその水が直撃することがな
い。したがって、マスキングテープ17の貼着剤が塗装
面12aにはみ出ることによって塗装端末の塗膜密着力
が低下することがあっても、この密着力の低い端末に強
放水が直撃することによる塗膜の剥離は生じなくなる。
よって、このマッドガードにおいては、出荷初期の外観
品質を長期に亙って維持することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、マッドガード本
体のマスキング一般面に対して窪んだ境界溝を形成し、
その境界溝内にマスキングテープの端縁を貼着して塗装
見切り線が境界溝内に配置されるようにしたため、波打
ち等を生じ易い塗装見切り線部分が外部から直接見え難
くなるうえ、強放水時にも水が直接塗装端末に当らなく
なる。したがって、マッドガード本体を特殊な材料で形
成することなく、外観品質を向上させることができると
共に、強放水による塗膜の剥離を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図2のA−A線に沿
うマスキング時の断面図。
【図2】同実施形態を示す斜視図。
【図3】同実施形態を示す図2のA−A線に沿う断面
図。
【図4】同実施形態を示す図2のB−B線に沿うマスキ
ング時の断面図。
【図5】同実施形態を示す図2のB−B線に沿う断面
図。
【図6】従来一般のマッドガードを示す斜視図。
【図7】第1の従来技術を示す図6のC−C線に対応す
る断面図。
【図8】第2の従来技術を示す図6のC−C線に対応す
る断面図。
【図9】第1の従来技術を示す図6のC−C線に対応す
る断面図。
【符号の説明】
10…マッドガード本体 12c…傾斜面(マスキング一般面) 15…境界溝 16a…一般面(マスキング一般面) 17…マスキングテープ 18…塗装見切り線
フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA00 AA03 AA13 AA15 BB01 CA55 CA64 4D075 AD06 DA23 DB31 DB35 DC13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッドガード本体の外表面が塗装によっ
    て色分けされた自動車用マッドガードであって、マッド
    ガード本体の塗装時に、非塗装部にマスキングテープを
    貼着することにより、マスキングテープの端縁に沿った
    塗装見切り線が形成されるものにおいて、 マッドガード本体の外表面に、同マッドガード本体のマ
    スキング一般面に対して窪んだ境界溝を形成し、この境
    界溝内に、塗装時にマスキングテープの端縁が貼着され
    る前記塗装見切り線を配置したことを特徴とする自動車
    用マッドガード。
  2. 【請求項2】 境界溝のマスキング一般面との連接部を
    滑らかな曲面によって形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の自動車用マッドガード。
  3. 【請求項3】 マッドガード本体の外表面の非塗装部に
    マスキングテープを貼着し、マスキングテープの端縁に
    沿って塗装見切り線が形成されるようにマッドガード本
    体に塗料の塗布を行う自動車用マッドガードの塗料塗布
    方法において、 マッドガード本体の外表面に、同マッドガード本体のマ
    スキング一般面に対して窪んだ境界溝を形成しておき、
    マスキングテープを、その端縁が前記境界溝内に位置さ
    れるように貼着し、その状態でマッドガード本体に塗料
    の塗布を行うことを特徴とすることを特徴とする自動車
    用マッドガードの塗料塗布方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075999A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Sekisui Home Techno Kk 加飾成形品およびその製造方法
JP2006347515A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Honda Motor Co Ltd 貼付シートの剥がれ防止構造

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