JPH06314064A - メッキモールを設けた枠状体 - Google Patents

メッキモールを設けた枠状体

Info

Publication number
JPH06314064A
JPH06314064A JP12554993A JP12554993A JPH06314064A JP H06314064 A JPH06314064 A JP H06314064A JP 12554993 A JP12554993 A JP 12554993A JP 12554993 A JP12554993 A JP 12554993A JP H06314064 A JPH06314064 A JP H06314064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
frame
main body
molding
window frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12554993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Yabutani
正雄 藪谷
Kouichi Toshinaga
幸一 年永
Yuji Sumi
雄次 墨
Yoshitaka Oohara
由貴 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP12554993A priority Critical patent/JPH06314064A/ja
Publication of JPH06314064A publication Critical patent/JPH06314064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造容易でコストが安く,かつ軽量な枠状体
を提供すること。 【構成】 枠状体1は,枠状の本体10と,該本体10
に装着したメッキモール2とよりなる。本体10は,メ
ッキモール2の取付片201を嵌入固定する取付穴10
1を設けた窓枠部12を有する。窓枠部12は,取付穴
101に向けて突出させたツメ片102と,該ツメ片の
両側に設けたスリット120,121とを有する。メッ
キモール2は,取付穴101に嵌入固定する取付片20
1と,ツメ片102に係合する角状穴202とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車用樹脂部品等に
用いられる,メッキモールを設けた枠状体に関する。
【0002】
【従来技術】図11に示すごとく,自動車99の車体後
部の凹所91には,ライセンスナンバープレート90を
固定するためのライセンスガーニッシュ9が取り付けら
れている。ライセンスガーニッシュ9は,図12に示す
ごとく,上記ライセンスナンバープレートを固定するた
めの固定部95と,該固定部95の外周を囲む斜面部9
4及び外枠部911,912とを有する。
【0003】上記固定部95は,ライセンスナンバープ
レートを固定するための係止部952及びねじ穴953
を有する。上記ライセンスガーニッシュ9は,図示しな
い取付具により,自動車の車体後部に取付固定されてい
る。尚,ライセンスガーニッシュは,軽量化のために,
合成樹脂により成形されている。
【0004】また,固定部95には,ライセンスガーニ
ッシュの軽減化のために空隙部951が設けられてい
る。そして,ここに注目すべきことは,上記ライセンス
ガーニッシュ9には,その意匠性を高めるために,上記
外枠部911と912との間に,メタルメッキが施され
た装飾部92を設けていることである。装飾部92の両
側には,該装飾部92の見栄えを良くするために,図1
3に示すごとく,溝部901,902が形成されてい
る。
【0005】上記装飾部92にメタルメッキを施すに当
たっては,図13に示すごとく,まずライセンスガーニ
ッシュの形状をした合成樹脂成形品5を作成する。次い
で,図14に示すごとく,合成樹脂成形品5の表面全体
をメタルメッキ6により被覆する。次いで,装飾部92
をマスクした状態で,他の部分に白色,青色等の任意の
塗膜7を塗布形成する。これにより,装飾部92にメタ
ルメッキ6による金属色枠部が形成された,見栄えの良
いライセンスガーニッシュが得られる。
【0006】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記塗膜7
は,全面に施されたメタルメッキ6の上に塗布されるた
め,塗装のノリが悪い。そのため,使用中に塗膜7が剥
離するおそれがある。また,合成樹脂成形品5の表面全
体がメタルメッキ6により被覆される。
【0007】そのため,ライセンスガーニッシュの重量
が重くなり,自動車の軽量化の要望に沿わない。また,
高価なメタルメッキ6を多量に用いるため,コスト高と
なる。また,上記のごとく,意匠性向上のために,メッ
キ工程,塗装工程の2段階の工程が必要であり,製造工
程が複雑となる。
【0008】かかる問題は,上記ライセンスガーニッシ
ュと同様の枠状体についても生じる問題である。本発明
はかかる従来の問題点に鑑み,製造容易でコストが安
く,かつ軽量な,枠状体を提供しようとするものであ
る。
【0009】
【課題の解決手段】本発明は,枠状の本体と,該本体に
装着したメッキモールとよりなる枠状体であって,上記
本体は,上記メッキモールの取付片を嵌入固定する取付
穴を設けた窓枠部と,該窓枠部において上記取付穴に向
けて突出させたツメ片と,該ツメ片の両側に設けたスリ
ットとを有し,一方上記メッキモールは,上記取付穴に
嵌入固定する取付片と,上記ツメ片に係合する角状穴と
を有することを特徴とするメッキモールを設けた枠状体
にある。
【0010】本発明において最も注目すべきことは,枠
状体の本体に溝状の窓枠部を設けたこと,及び該窓枠部
に本体とは別個に作製したメッキモールを取付けたこと
である。上記本体に設けられた窓枠部は,上記メッキモ
ールを装着するために,例えば本体の表面に対し溝状に
窪んでいる。
【0011】この窓枠部には,メッキモールを取付ける
ための取付穴が形成されている。窓枠部の側面は,上記
取付穴に向けて突出させたツメ片と,該ツメ片の両側に
設けたスリットとを有する。上記メッキモールは,上記
本体と異なる色の装飾用メッキが施されている。そし
て,メッキモールは,上記窓枠部に嵌入可能な枠形状を
なし,上記取付穴に嵌入固定する取付片と,上記ツメ片
に係合するための角状穴とを有する。
【0012】
【作用及び効果】本発明の枠状体において,上記メッキ
モールを本体に取付けるに当たっては,メッキモールの
取付片を本体の窓枠部に向けて挿入する。そして,上記
ツメ片の両側には,スリットが設けられている。そのた
め,上記取付片がツメ片を押圧し,ツメ片付近の側面が
背方へ湾曲する。そしてメッキモールを窓枠部に対して
更に押し込むことにより,メッキモールに設けられた角
状穴に,窓枠部のツメ片が係止される。これにより,メ
ッキモールが本体の窓枠部に嵌合固定され,メッキモー
ルを設けた枠状体が得られる。
【0013】また,装飾用メッキは,メッキモールの表
面にだけ施されている。そのため,必要最少限量の装飾
用メッキだけを施せばよい。それ故,高価な装飾用メッ
キの使用量を低減することができる。従って,枠状体の
製造コストを低くすることができる。
【0014】また,装飾用メッキは,メッキモールの表
面だけに施されている。そのため,枠状体の軽量化を図
ることができる。また,本体に溝状の窓枠部を設け,該
窓枠部に別途作製したメッキモールを上記のごとくはめ
込むのみで,上記枠状体を得ることができる。そのた
め,従来のように二度の塗装を行う必要がなく製造容易
である。
【0015】また,メッキモール及び本体は別個に作製
するため,本体表面への塗装色の選択,メッキモール表
面への装飾用メッキの選択はそれぞれ任意である。その
ため,両者を任意に組み合わせて,バラエティに富んだ
種々の枠状体を製造することができる。従って,本発明
によれば,製造容易でコストが安く,かつ軽量な,メッ
キモールを設けた枠状体を提供することができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例にかかる,メッキモールを設
けた枠状体について,図1〜図10を用いて説明する。
本例の枠状体1は,ライセンスナンバープレートを取付
けるためのライセンスガーニッシュである。
【0017】上記枠状体1は,図1〜図3に示すごと
く,枠状の本体10と,該本体10の窓枠部12に装着
したメッキモール2とよりなる。上記本体10及びメッ
キモール2は,合成樹脂成形品である。そして,本体1
0の表面には塗装が,メッキモール2には装飾用メタル
メッキが施されている。
【0018】上記メッキモール2は,図4,図5に示す
ごとく,上記窓枠部の取付穴に嵌入固定する6個の取付
片201と,上記窓枠部のツメ片を係合する角状穴20
2とを有する。メッキモール2は,上記のごとく,その
表面が装飾用のメタルメッキによりメッキされている。
そして,メッキモール2は,上記窓枠部に嵌入可能な枠
形状をしている。
【0019】上記本体10は,図6〜図9に示すごと
く,上記メッキモールを挿入する窓枠部12を有する。
該窓枠部12は,本体10の外枠部11において,溝状
に窪んで形成されている。窓枠部12の底面129に
は,メッキモール2の取付片201を嵌入固定する取付
穴101を設けている(図6,図7,図9,図10)。
窓枠部12の側面123には,図9に示すごとく,取付
穴101に向けて突出させたツメ片102と,該ツメ片
102の両側に設けたスリット120,121とを設け
ている。
【0020】また,上記本体10は,図6に示すごと
く,上記窓枠部12に囲まれた固定部15を有する。該
固定部15は,ライセンスナンバープレートを固定する
ための係止部152及びねじ穴153を有する。上記固
定部15の周囲は,図7,図8に示すごとく,斜面部1
4に従って徐々に高くなり,窓枠部12へと続いてい
る。
【0021】次に,本例の作用効果について説明する。
上記メッキモールを本体に取付けるに当たっては,図1
0に示すごとく,メッキモール2の取付片201を,本
体10の窓枠部12に向けて挿入する。そして,上記ツ
メ片102の両側には,スリット120,121が設け
られている。そのため,取付片201がツメ片102を
押圧すると,ツメ片102付近の側面123が背方へ湾
曲する。
【0022】そして,メッキモール2を窓枠部12に対
して更に押し込むことにより,ツメ片102が,メッキ
モール2に設けられた角状穴202に係止される。これ
により,図1〜図3に示すメッキモール2の取付片20
1が本体10の窓枠部12に嵌合固定され,メッキモー
ル2を設けた枠状体1が得られる。
【0023】また,装飾用のメタルメッキは,メッキモ
ール2の表面だけに施されている。そのため,必要最少
限量のメタルメッキだけを施せばよい。それ故,高価な
メタルメッキの使用量を低減することができる。従っ
て,枠状体の製造コストを低くすることができる。ま
た,そのため,枠状体1の軽量化を図ることができる。
【0024】また,本体10の窓枠部12に別途作製し
たメッキモール2を上記のごとくはめ込むのみで,上記
枠状体1を得ることができる。そのため,従来のように
二度の塗装を行う必要がなく,製造容易である。また,
メッキモール2及び本体10は別個に作製するため,本
体10表面への塗装色の選択,メッキモール2表面への
装飾用メッキの選択はそれぞれ任意である。そのため,
両者を任意に組み合わせて,バラエティに富んだ種々の
枠状体1を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のメッキモールを設けた枠状体の平面
図。
【図2】図1のA−A線矢視断面図。
【図3】図1のB−B線矢視断面図。
【図4】実施例のメッキモールの斜視図。
【図5】図4の要部拡大斜視図。
【図6】実施例の本体の平面図。
【図7】図6のC−C線矢視断面図。
【図8】図6のD−D線矢視断面図。
【図9】実施例の本体の要部拡大斜視図。
【図10】実施例における,本体の窓枠部にメッキモー
ルを取付ける方法を示す説明図。
【図11】ライセンスガーニッシュの取付位置を示す説
明図。
【図12】従来例のライセンスガーニッシュの平面図。
【図13】従来例のライセンスガーニッシュに用いられ
る,合成樹脂成形品の断面図。
【図14】図12のE−E線矢視断面図。
【符号の説明】 1...枠状体, 10...本体, 101...取付穴, 102...ツメ片, 11...外枠部, 12...窓枠部, 120,121...スリット, 123...側面, 129...底面, 15...固定部, 2...メッキモール, 201...取付片, 202...角状穴,
フロントページの続き (72)発明者 墨 雄次 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 大原 由貴 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状の本体と,該本体に装着したメッキ
    モールとよりなる枠状体であって,上記本体は,上記メ
    ッキモールの取付片を嵌入固定する取付穴を設けた窓枠
    部と,該窓枠部において上記取付穴に向けて突出させた
    ツメ片と,該ツメ片の両側に設けたスリットとを有し,
    一方上記メッキモールは,上記取付穴に嵌入固定する取
    付片と,上記ツメ片に係合する角状穴とを有することを
    特徴とするメッキモールを設けた枠状体。
JP12554993A 1993-04-28 1993-04-28 メッキモールを設けた枠状体 Pending JPH06314064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12554993A JPH06314064A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 メッキモールを設けた枠状体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12554993A JPH06314064A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 メッキモールを設けた枠状体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06314064A true JPH06314064A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14912958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12554993A Pending JPH06314064A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 メッキモールを設けた枠状体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06314064A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212674A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Sakae Riken Kogyo Co Ltd 合成樹脂製極細メッキモール及びその製造方法
US10737530B2 (en) * 2015-05-14 2020-08-11 Lacks Enterprises, Inc. Two-shot molding for selectively metalizing parts
WO2021238208A1 (zh) * 2020-05-27 2021-12-02 宁波信泰机械有限公司 一种带灯外装饰条

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212674A (ja) * 2012-04-04 2013-10-17 Sakae Riken Kogyo Co Ltd 合成樹脂製極細メッキモール及びその製造方法
US10737530B2 (en) * 2015-05-14 2020-08-11 Lacks Enterprises, Inc. Two-shot molding for selectively metalizing parts
WO2021238208A1 (zh) * 2020-05-27 2021-12-02 宁波信泰机械有限公司 一种带灯外装饰条

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0936132A3 (en) Method of insert molding auto and truck bumper, rocker panel and chin spoiler parts, and parts made thereby
JPS6213214B2 (ja)
JPH06314064A (ja) メッキモールを設けた枠状体
JP3835061B2 (ja) 自動車のドアトリム
JPH046364Y2 (ja)
CN218966835U (zh) 一种装饰扣帽结构
CN211731269U (zh) 一种用于车辆的顶盖外饰板及车辆
JP4603661B2 (ja) 車両内装部材およびその製造方法
JP2865832B2 (ja) ウエザーストリップの取付構造
CN218112533U (zh) 门外护板装置及具有其的车门
JP3038143U (ja) 自動車のカバー類
KR100365219B1 (ko) 자동차의 라이센스 램프 가니쉬
CN219619034U (zh) 一种汽车后门框应用于上窗框的装饰件
JP3099218B2 (ja) 分割式リアガーニッシュ
JP3144669B2 (ja) 自動車用内装部品におけるポケット構造
JPH1016663A (ja) 自動車用装飾パネル装置
JPH0421203Y2 (ja)
CN219904012U (zh) 一种装配稳定的汽车前门窗框装饰件
JP2001233140A (ja) エンブレム又はマーク
JP7021555B2 (ja) 車両内装品
JPS6268120A (ja) 自動車におけるフロントウインドウガラスモ−ルとフロントフエンダとの合わせ部構造
JPH0248272Y2 (ja)
KR200149562Y1 (ko) 자동차용 트림의 부착구조
JPS6322193B2 (ja)
JPH0129072Y2 (ja)