JPH04230280A - アミノベンゾジアゼピン類およびそれを含有している薬剤 - Google Patents

アミノベンゾジアゼピン類およびそれを含有している薬剤

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JPH04230280A
JPH04230280A JP3168954A JP16895491A JPH04230280A JP H04230280 A JPH04230280 A JP H04230280A JP 3168954 A JP3168954 A JP 3168954A JP 16895491 A JP16895491 A JP 16895491A JP H04230280 A JPH04230280 A JP H04230280A
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hiv
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infections
cells
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JP3168954A
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Anne R Bellemin
アンヌ・ロベルト・ベルマン
James V Earley
ジエイムズ・バレンタイン・アーリイ
Ming-Chu Hsu
ミン−チユー・スー
Steve Yik-Kai Tam
スチーブ・イク−カイ・タム
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F Hoffmann La Roche AG
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F Hoffmann La Roche AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07D403/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式
【0002】
【化3】
【0003】[式中、R1はH、NO2、ハロゲン、C
F3、低級アルキル、OH、低級アルコキシまたはCN
であり、そしてR2はHまたはCH3である]のアミノ
ベンゾジアゼピン類およびそれらの薬学的に許容可能な
塩類に関するものである。
【0004】本発明の目的は、上記の化合物自体並びに
特にウィルス感染症、特別には例えばHIV1および/
またはHIV2感染症の如きレトロウィルス感染症、の
治療または予防のため或いは該感染症に対して細胞を保
護するための治療上活性な薬剤として使用するための該
化合物、これらの化合物の製造方法、並びに、該化合物
の1種および任意に第二の抗ウィルス剤、特に例えばd
dC、AZT、HIV−プロテアーゼ抑制剤、α−,β
−および/またはγ−インターフェロン、インターロイ
キン−2および/またはGM−CSFの如き逆トランス
クリプターゼ抑制剤を含有している薬剤、並びに特にウ
ィルス感染症、特別には例えばHIV1および/または
HIV2感染症の如きレトロウィルス感染症、の治療ま
たは予防のため或いは該感染症に対して細胞を保護する
ための薬剤を製造するためのこれらの化合物の使用であ
る。
【0005】ここで使用されている「低級」という語は
、炭素数が7までの直鎖もしくは分枝鎖状の炭化水素鎖
、例えばメチル、エチル、プロピルおよびイソプロピル
、を示している。
【0006】薬学的に許容可能な塩類は、例えば乳酸、
酢酸、リンゴ酸もしくはp−トルエンスルホン酸の如き
有機酸類とのもの、または例えば塩酸もしくは硫酸の如
き鉱酸類との塩類であることができる。
【0007】上記の化合物は立体異性体または互変異性
体形で存在することができ、全てが本発明の範囲に包含
される。
【0008】本発明の好適な化合物は、R1がClであ
るもの、特に7−クロロ−N−メチル−5−(1H−ピ
ロリ−2−ル)−3H−1,4−ベンゾジアゼピン−2
−アミンである。
【0009】式Iの化合物は、式
【0010】
【化4】
【0011】[式中、R1は上記の如くである]のベン
ゾジアゼピンチオンまたはSの代わりにOである対応す
るアミドを式R2−NH2の化合物と反応させることに
より、製造することができる。該反応は一般的な方法で
、例えばベンゾジアゼピンチオンをTHFおよびメタノ
ール中で−78℃においてアンモニアと反応させるかま
たは対応するアミドを例えばTHF、トルエンもしくは
ジオキサンの如き不活性溶媒中で例えばTiCl4また
はSnCl4の如きルイス酸の存在下でアミンR2−N
H2と反応させることにより、実施することができる。 ベンゾジアゼピンチオン類IIは、対応するアミドを例
えばTHF、ピリジンまたはジオキサン中で、好適には
50−100℃において、五硫化燐または2,4−ビス
(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチオ−2,4−
ジホスフェタン−2,4−ジスルフィド(ローソン試薬
)と反応させることにより、製造することができる。
【0012】化合物Iおよびそれらの塩類は、有用な抗
ウィルス活性、特に抗レトロウィルス活性、特にエイズ
および例えばARC(エイズ関連合併症)の如き関連疾
病の進行に関与しているウィルスであるHIVに対する
活性、を示す。これらの化合物は、TAT(転移活性化
転写(transactivatingtranscr
iptional))活性の如き重要なHIVウィルス
機構を抑制することにより、HIV応答も抑制する。
【0013】化合物Iを、下記の実験でHIV−細胞病
理効果の抑制および細胞関与ウィルス抗原の減少に関し
て試験した。
【0014】高力価ウィルス原料(HIV−1NIT菌
株)をCD4+CR10細胞中で10%の胎牛血清およ
び0.1mg/mlのゲンタマイシンが補充されている
RMPI−1640媒体(ギブコ・ラボラトリース)中
で成長させた。収集した媒体を濾過し、ウィルス単離体
を10倍に濃縮しそして−80℃において貯蔵した。同
じ媒体中で増殖したCD4+CR10細胞を60分間に
わたり37℃において希釈された原料ウィルスと共に1
回の感染回数(MOI)で培養した。細胞を燐酸塩緩衝
食塩水で洗浄し、そして媒体中に2×105個の細胞/
mlにおいて再懸濁させた。DMSO中の種々の量の試
験化合物を加えた。感染から4日後に、生存細胞数をト
リパンブルー排除法により計測した(プロシーディング
ス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエ
ンス(Proc. Natl. Acad. Sci.
)、83、1986、1911)。同時に、細胞の部分
標本をアセトンで固定し、そしてエイズ患者からの抗体
を染色し、その後、フルオレセイン−共役された山羊の
抗−人間IgG(カッペル)で第二の染色をした。蛍光
性抗体で染色された細胞を蛍光顕微鏡を使用して計測し
、そして結果を計測した細胞の合計数の百分率として表
示した(ザ・ジャーナル・オブ・メディカル・ヴィロロ
ジー(J. Med. Virol.)、19、198
6、325)。
【0015】ID50(μM)すなわち免疫蛍光陽性細
胞数を50%減少させる試験化合物濃度で表示される結
果は、実施例1の生成物(化合物A)に関しては0.5
−1μMでありそして実施例2の生成物(化合物B)に
関しては1μMである。
【0016】細胞毒性試験用には、CEM細胞を式Iの
化合物を用いて同様な濃度で処理し、そして化合物の毒
性を生存細胞数により測定した。
【0017】図1および2は、化合物Aの抗−HIV活
性を示している。図1は、化合物Aで処理されたHIV
−1−感染CEM−細胞の生存率を示している。図1は
、増加量の化合物Aを用いる細胞の処理がHIV抗体で
染色された後に免疫蛍光陽性である細胞の百分率におけ
る減少をもたらすことも示している。図2は、化合物A
対AZTおよびddCの細胞生存率並びにp24抗原お
よびウィルス性RNA量により測定された抗−HIV活
性を比較している。
【0018】化合物AおよびBは下記の段階からなる検
定において抗−HIV−TAT活性に関しても試験され
た: (a)分泌されたアルカリ性ホスファターゼ(SeAP
)遺伝子およびウィルス性転移活性化TAT遺伝子の表
示の両者をHIV転移活性化TATの作用に応答するH
IV促進剤LTRの調節下におき、 (b)培養された哺乳動物細胞に上記(a)の遺伝子構
成品を含有しているプラスミドをトランスフェクション
させて、交換活性化因子であるTATおよびSeAPの
細胞生成を引き起こし、 (c)試験しようとする試薬ここでは化合物AおよびB
を加え、そしてSeAP酵素活性の測定により生成した
SeAP量を測定すると、SeAPの抑制は抗−TAT
抑制活性と相互関連する。この検定では、SeAPの抑
制は抗−TAT活性と正に相互関連している。試薬がS
eAPを抑制する能力が大きくなればなるほど、それの
抗−TAT活性は大きくなる。
【0019】特に、下記で報告されている結果に関して
は、抗−HIV−TAT検定を下記の如くして実施した
:24時間の後トランスフェクション後に、1、10、
25および50μMの式Iの試験化合物を2種のプラス
ミド類、すなわちHIV−LTRの調節下でSeAPに
対してコード付けするレポーター遺伝子を含有している
ものおよびこれもHIV−LTRの調節下でHIV−T
ATを含有しているもの、でトランスフェクション化さ
れたCOS細胞の培養媒体に加えた。試験化合物の添加
から48時間後に媒体のアルカリ性ホスファターゼ活性
を基質としてp−ニトロフェニルホスフェートを用いる
熱量計検定で評価した。HIV−LTRの調節下でのS
eAP遺伝子表示の百分率抑制対RSV−LTRの下で
のSeAP遺伝子表示の百分率抑制により抗−TAT活
性を測定し、それはTATとは対応していない。各試験
化合物AおよびBの3回の個別検定の平均として60%
を越す抑制が測定された。
【0020】これらの結果は、化合物AおよびBが非−
特異的細胞毒性効果を有していないHIV−TAT−調
節された遺伝子表示の特異的抑制剤であることを示した
【0021】TAT抑制剤としての化合物AおよびBの
特異性は平行検定で示され、そこではSeAP遺伝子表
示はTATとは対応していないロウスサルコマウィルス
(RSV)−LTRの調節下にある。この検定は従って
、化合物AおよびBが一般的細胞毒性試薬であるかまた
はSeAPの活性を抑制する可能性を除外する。
【0022】試験化合物の抗−HIV−TAT活性は、
SeAP遺伝子表示がHIVLTR促進剤の調節下にあ
るような細胞の培養物の上澄み液媒体中のアルカリ性ホ
スファターゼの量を測定することにより、測定された。 試験化合物の特異的抑制活性は式:
【0023】
【数1】100[(1−A/B)−(1−C/D)]に
従い計算され、ここでAおよびBはそれぞれ試験化合物
の存在下でおよび不存在下でHIV−LTR/SeAP
により製造されたアルカリ性ホスファターゼ活性であり
、そしてCおよびDはそれぞれ試験化合物の存在下でお
よび不存在下でRSV−LTR/SeAPにより製造さ
れたアルカリ性ホスファターゼ活性である。試験された
濃度範囲は1−50μmであった。示されている結果は
、少なくとも3回の試験の平均である。SeAP特異的
mRNAおよび蛋白質がすでに存在しており且つ蛋白質
が非常に安定である時には、細胞を感染させてから24
時間後に試験化合物を加えた。従って、この検定工程で
は100%抑制は観察されないであろう。図3は化合物
Aに関する検定結果を報告しているものである。
【0024】化合物Aは、HIV−LTRの調節下でS
eAPを構造的に表示する細胞線を用いる抗−HIV−
TAT活性に関しても試験された。細胞線193C、1
91Fおよび199Fは、CHO細胞(チャイニーズ・
ハムスター卵原料の細胞線)から誘導された。各線はク
ローン源のものであり、そして細胞染色体中で合体され
ているHIV−LTR/SeAPおよびHIV−LTR
/TAT配列を有している。細胞を板培養して1日後に
(約30%の融合度)、DMSO(0.05%濃度)中
の化合物Aを培養媒体に希望する濃度で加えた。細胞を
洗浄し、そして化合物Aを1日後に再補充した。SeA
P活性を試験化合物の第二添加から2日後に検定した。 図4に示されている細胞毒性測定の結果は、化合物Aは
HIV−LTR促進剤の調節下でSeAP表示を相当抑
制するが(上の組の線により示されている)、それは細
胞上で細胞毒性効果を有していない(下の組の点線)こ
とを示している。
【0025】HIV感染人間患者および症候性または無
症候性HIV感染症の患者に関すると、式Iの化合物ま
たはそれの塩の抗ウィルス有効量は1日当たり約0.1
−10mg/kgの体重、好適には約0.3−5mg/
kgの体重、より好適には約1−3mg/kgの体重で
ある。この投与量は非経口的にまたは経口的に1日当た
り1回以上の投与で種々の間隔をおいて、好適には経口
的に1日に1回、投与することができる。
【0026】該化合物は他の抗ウィルス性および/また
は生物学的応答改変剤と共に投与することもできる。例
えば、それらを公知のRT(逆トランスクリプターゼ)
抑制剤、例えばddC、AZTおよびddIまたは他の
HIV蛋白質に対して作用する他の抑制剤、例えばプロ
テアーゼ、並びに生物学的改変剤、例えばα,βおよび
/またはγ−インターフェロン、インターロイキン−2
および/もしくはGM−CSF、と共に投与することが
できる。ddCに関しては、約0.005−0.25m
g/kgの体重の範囲がほとんどの患者にウィルス制御
性(virustatic)である。経口的投与に関す
る予備投与量範囲は幾分それより広く、例えば2、4、
6、8または12時間の間隔で1回以上の投与で与えら
れる0.001−0.25mg/kgである。最近では
、8時間毎に与えられる0.01mg/kgの体重のd
dCが好適である。組み合わせ治療において与えられる
時には、他の抗−HIV化合物を本発明の化合物と同時
に与えることができ、または希望により投与をずらせる
こともできる。 2種(以上の)薬品を組成物中で組合わせることもでき
る。各薬品の投与量は組み合わせて使用する時にはそれ
らを単独試薬として使用する時よりも少量となるであろ
う。
【0027】本発明の化合物を溶液状で単独投与するこ
とができる。しかしながら、活性成分類を薬学的調合物
または組成物状で投与することが好適である。これらの
調合物は1種以上の薬学的に許容可能な担体および賦形
薬と一緒に少なくとも1種の活性成分を含有しており、
そして任意に例えばプロテアーゼ抑制剤の如き他の治療
薬も含有することができる。これらの担体には、経口的
、直腸内、鼻内、局部的、ほほ内、舌下、腟内、または
非経口的(皮下、筋肉内、静脈内および皮膚内を含む)
投与に適しているものが包含される。
【0028】本発明の組成物の例は、活性成分(類)の
例えば水または食塩水中溶液;カプセル、例えば軟質ゼ
ラチンカプセル;それぞれがあらかじめ決められた量の
活性成分を例えば顆粒状で含有している香粉または錠剤
;水性液体状もしくは水中の油乳化液状のもしくは油中
の水乳化液状の溶液または懸濁液である。錠剤は1種以
上のラクトース、微結晶性セルロース、コロイド状二酸
化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸、並びに他の賦形薬、着
色剤および薬学的に相容性のある担体を含有できる。 局部的投与用に適している調合物には、活性成分を一般
的にはスクロースおよびアカシアまたはトラガカントで
ある香料中に含んでいるロゼンジ;活性成分を例えばゼ
ラチンおよびグリセリンの如き不活性基質またはスクロ
ースおよびアカシア中に含んでいる香錠;並びに活性成
分を適当な液体担体中に含んでいる口腔洗浄剤が包含さ
れる。直腸投与用の調合物はココアバターまたはサリチ
レートなどの適当な基質と共に坐薬状で呈することがで
きる。腟内投与用に適している調合物は、ペッサリー、
タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、フォームまたは
スプレー調剤として呈することができる。非経口的投与
用に適している調合物には、抗酸化剤、緩衝剤、制菌剤
および調合物を意図する処方の血液と等張性にさせるた
めの溶質を含有することができる水性および非−水性の
等張性殺菌注射溶液、並びに懸濁剤および濃化剤を含有
することができる水性および非−水性の殺菌懸濁液が包
含される。調合物は例えばアンプルおよび瓶の如き単位
−投与量または複数−投与量の密封容器中に呈すること
もでき、そして親液性化条件下で貯蔵することができ、
それは使用直前に例えば注射用の水の如き殺菌性液体担
体の添加だけを必要とする。即席に注射溶液および懸濁
液を前記の種類の殺菌性粉末、顆粒および錠剤から製造
することができる。
【0029】
【実施例】実施例1 0.5gの7−クロロ−1,3−ジヒドロ−5−(1H
−ピロリ−2−ル)−1,4−ベンゾジアゼピノ−2−
ンの25mlのTHF中溶液を氷/アセトン浴中で冷却
した。メチルアミンを溶液中で泡たたせた。この溶液に
、0.29mlのTiCl4を撹拌しながら滴々添加し
、そして室温における5時間後にさらに0.2mlのT
iCl4を加えた。18時間後に、氷の小片を加え、混
合物を濾過し、THFで洗浄し、そして濃縮した。CH
2Cl2/メタノールからの結晶化およびエタノールか
らの再結晶化により、0.25g(48%)の7−クロ
ロ−N−メチル−5−(1H−ピロリ−2−ル)−3H
−1,4−ベンゾジアゼピン−2−アミン、融点251
℃、が得られた。
【0030】実施例2 a)10gの7−クロロ−1,3−ジヒドロ−5−(1
H−ピロリ−2−ル)−1,4−ベンゾジアゼピノ−2
−ンの400mlのTHF中溶液に、10gのP4S1
0を撹拌しながら加え、そして混合物に超音波を40℃
において照射した。2.5時間後に、さらに10gのP
4S10を混合物に加えた。反応を2時間続けた。混合
物を周囲温度に冷却し、そして濾過した。固体生成物を
CH2Cl2で洗浄し、一緒にした濾液から溶媒の80
%を真空中で除去した。残存溶液を飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液を用いて塩基性とした。沈澱した生成物を濾過
した。濾液をCH2Cl2で抽出し、その後、真空中で
濃縮した。固体をTHF/石油エーテル中で再結晶化さ
せて、9.9g(94%収率)の7−クロロ−1,3−
ジヒドロ−5−(1H−ピロリ−2−ル)−1,4−ベ
ンゾジアゼピン−2−チオン、融点258−260℃分
解、を得た。
【0031】b)−78℃に冷却されている0.5gの
a)の生成物の5mlのTHFおよび200mlのメタ
ノール中溶液の中でアンモニアを泡たたせた。次に反応
物を室温まで自然に暖め、そしてさらに12時間にわた
り撹拌した。溶媒を蒸発させて、7−クロロ−5−(1
H−ピロリ−2−ル)−3H−1,4−ベンゾジアゼピ
ン−2−アミン、融点177−179℃分解、を40%
の収率で得た。
【0032】上記で定義されている如き活性成分として
式Iの化合物またはそれの塩を含有している下記の生薬
組成物をそれ自体は公知である方法で製造することがで
きた: 錠剤調合物: 成分類                      
      mg/錠剤活性成分          
                  20mgラクト
ース                       
 180mg予備ゼラチン化された澱粉       
     15mg経口的液体調合物: 成分類                      
      mg/調合物活性成分         
                 20.0mgメチ
ルパラベン                    
20.0mgスクロース              
            充分量香味剤       
                       充分
量クエン酸塩緩衝液                
    充分量精製水               
               5.0mlにするのに
充分量 錠剤調合物: 成分類                      
      mg/錠剤活性成分          
                  20mg澱粉 
                         
      40mgアヴィセル          
                80mgラクトース
                        2
74mgステアリン酸マグネシウム         
     2mg416mg 軟質ゼラチンカプセル調合物: 成分類                      
      mg/カプセル活性成分        
                    20mgエ
トキシル化された脂肪酸類        500mg
PEG4000                  
  100mg植物性油              
                1.0mlにするの
に充分量 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0033】1.式
【0034】
【化5】
【0035】[式中、R1はH、NO2、ハロゲン、C
F3、低級アルキル、OH、低級アルコキシまたはCN
であり、そしてR2はHまたはCH3である]のアミノ
ベンゾジアゼピン類およびそれらの薬学的に許容可能な
塩類。
【0036】2.R1がClである、上記1の化合物。
【0037】3.7−クロロ−N−メチル−5−(1H
−ピロリ−2−ル)−3H−1,4−ベンゾジアゼピン
−2−アミン。
【0038】4.式
【0039】
【化6】
【0040】[式中、R1は上記1中の如くである]の
ベンゾジアゼピンチオン類。
【0041】5.特にウィルス感染症、特別には例えば
HIV1および/またはHIV2感染症の如きレトロウ
ィルス感染症、の治療または予防用或いは該感染症に対
する細胞の保護用の治療上活性な薬剤として使用するた
めの上記1、2または3の化合物。 6.上記4に記載の式IIのベンゾジアゼピンまたはS
の代わりにOである対応するアミドを式R2−NH2の
化合物と反応させることからなる、上記1の化合物の製
造方法。
【0042】7.活性成分としての上記1、2または3
の化合物並びに任意に第二の抗ウィルス剤、特に例えば
ddC、AZT、HIV−プロテアーゼ抑制剤、α−,
β−および/またはγ−インターフェロン、インターロ
イキン−2および/またはGM−CSFの如き逆トラン
スクリプターゼ抑制剤を含有している、特にウィルス感
染症、特別には例えばHIV1および/またはHIV2
感染症の如きレトロウィルス感染症、の治療または予防
のため或いは該感染症に対して細胞を保護するための薬
剤。
【0043】8.特にウィルス感染症、特別には例えば
HIV1および/またはHIV2感染症の如きレトロウ
ィルス感染症、の治療または予防のため、或いは該感染
症に対して細胞を保護するための薬剤を製造するための
、上記1、2または3の化合物の使用。
【0044】9.上記6の方法によりまたはそれの明ら
かに化学的に同等な方法により製造された、上記1の化
合物。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、化合物Aの抗−HIV活性を示したも
のである。
【図2】図2は、化合物Aの抗−HIV活性を示したも
のである。
【図3】図3は、化合物Aに関する検定の結果を示した
ものである。
【図4】図4は、化合物Aに関する検定の結果を示した
ものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 [式中、R1はH、NO2、ハロゲン、CF3、低級ア
    ルキル、OH、低級アルコキシまたはCNであり、そし
    てR2はHまたはCH3である]のアミノベンゾジアゼ
    ピン類およびそれらの薬学的に許容可能な塩類。
  2. 【請求項2】  R1がClである、請求項1に記載の
    化合物。
  3. 【請求項3】  7−クロロ−N−メチル−5−(1H
    −ピロリ−2−ル)−3H−1,4−ベンゾジアゼピン
    −2−アミン。
  4. 【請求項4】  式 【化2】 [式中、R1は請求項1中の如くである]のベンゾジア
    ゼピンチオン類。
  5. 【請求項5】  活性成分としての請求項1、2または
    3に記載の化合物並びに任意に第二の抗ウィルス剤、特
    に例えばddC、AZT、HIV−プロテアーゼ抑制剤
    、α−,β−および/またはγ−インターフェロン、イ
    ンターロイキン−2および/またはGM−CSFの如き
    逆トランスクリプターゼ抑制剤を含有している、特にウ
    ィルス感染症、特別には例えばHIV1および/または
    HIV2感染症の如きレトロウィルス感染症、の治療ま
    たは予防のため或いは該感染症に対して細胞を保護する
    ための薬剤。
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