JPH04229642A - 電子部品の製造方法及びその製造に使用するリードフレームの構造 - Google Patents

電子部品の製造方法及びその製造に使用するリードフレームの構造

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JPH04229642A
JPH04229642A JP3136751A JP13675191A JPH04229642A JP H04229642 A JPH04229642 A JP H04229642A JP 3136751 A JP3136751 A JP 3136751A JP 13675191 A JP13675191 A JP 13675191A JP H04229642 A JPH04229642 A JP H04229642A
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寛 今井
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徹也 三村
Masao Yamamoto
雅夫 山本
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浅井 雅司
Yuji Kokado
小角 裕治
Tadashi Murakami
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L2924/181Encapsulation

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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ダイオード等
のように、一つの半導体チップに対して少なくとも二本
のリード端子を、当該半導体チップを挟むように接続し
、全体を熱硬化性合成樹脂のモールド部でパッケージし
て成る電子部品の製造方法、及びその製造に際して使用
するリードフレームの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このように一つの半導体チップに
対して少なくとも二本のリード端子を、当該半導体チッ
プを挟むように接続したのち、全体を熱硬化性合成樹脂
のモールド部にてパッケージして成る電子部品の製造は
、例えば、特開昭58−50762号公報に記載され、
且つ、図33に示すように、第1群のリード端子2を適
宜ピッチPの間隔で造形した第1リードフレームAと、
第2群のリード端子3を適宜ピッチPの間隔で造形した
第2リードフレームBとの二本のリードフレームを使用
し、先づ、第1リードフレームAにおける第1群のリー
ド端子2に、図34に示すように、半導体チップ1をボ
ンデイングし、次いで、その各半導体チップ1に、図3
5に示すように、前記第2リードフレームBにおける第
2群のリード端子3を重ねてボンデイングし、その全体
を熱硬化性合成樹脂のモールド部4にてパッケージした
のち、電子部品Dを両リードフレームA,Bから切り離
すようにしていた。
【0003】しかし、この製造方法は、二本のリードフ
レームを使用するので、材料に無駄が多いことに加えて
、前記製造工程の途中において、両リードフレームA,
Bにおける各リード端子2,3に曲がり変形が発生し易
いばかりか、二本のリードフレームA,Bを重ね合わせ
るときにおいて、その両者のリード端子2,3の重なり
にずれが発生するので、不良品の発生率が高く、製造コ
ストが大幅にアップするのであった。
【0004】そこで、先行技術としての特開昭62−3
5549号公報は、図36に示すように、一本のリード
フレームCにおいて、セクションバーC4 に互いに連
結された両フレーム枠C1 ,C2 に、長さの長い第
1リード端子2と、長さの短い第2リード端子3とをリ
ードフレームCの長手方向と直角の方向に並べて造形し
、短い長さの各第2リード端子3の先端に半導体チップ
1をボンデイングし、次いで、長さの長い第1リード端
子2の先端を、折り曲げ線C3 に沿って当該第1リー
ド端子2の先端が、前記第2リード端子3の先端におけ
る半導体チップ1に対して重なるように横向き方向に折
り返し状に折り曲げしたのち、当該第1リード端子2の
先端を、半導体チップ1にボンデイングし、次いで、そ
の全体を熱硬化性合成樹脂のモールド部4にてパッケー
ジしたのち、電子部品Dを、リードフレームDから切り
離すことを提案している。
【0005】そして、この先行技術の方法は、一本のリ
ードフレームCを使用するために、材料の無駄を少なく
でき、且つ、製造工程中において、各リード端子2,3
の曲がり変形が少なくて、不良品の発生率が低い等の利
点を有する。しかし、その反面、両リード端子2,3の
うち第1リード端子2の長さを、その先端を横向き方向
への折り返し状に折り曲げる分だけ長くしなければなら
ないから、電子部品Dの重量が増大するのであり、しか
も、両リード端子2,3が、電子部品Dの平面視におい
て横方向に二本並んだ形態になるので、電子部品Dの横
幅寸法Sが大きくなり、電子部品Dの大型化を招来する
のであった。
【0006】その上、この先行技術の方法は、リードフ
レームを、その長手方向に移送する途中において、長さ
の長い第1リード端子2の先端部を横向きに折り曲げる
ための工程を必要とし、第1リード端子2の先端部を横
向きに折り曲げるには大きな力を必要とするため、リー
ドフレームの移送速度を遅くしなければならないのであ
り、これに加えて、長さの長い各第1リード端子2の先
端を横向きに折り曲げることにより、各リード端子2,
3の間のピッチPを、長さの長い各第1リード端子2の
先端を横向きに折り曲げる寸法だけ広くしなければなら
ず、リードフレームCにおける単位長さ当たりの製品の
数量が少なくなるから、前記リードフレームの移送速度
を遅くしなればならないことと相俟って、生産性が低く
、製造コストのダウンが未だ充分に達成できないのであ
る。
【0007】一方、前記電子部品における熱硬化性合成
樹脂のモールド部を成形するに際しては、殊更、文献を
提示するまでもなく、従来から良く知られているように
、リードフレームを、モールド部成形用のキャビティー
を備えた一対の金型にて挟み付けて、そのキャビティー
内に、熱硬化性合成樹脂を溶融状態で注入することによ
って行うものであり、この場合、前記両金型のうちいず
れか一方又は両方の合わせ面には、前記電子部品におけ
るリード端子の幅寸法に対応した幅寸法の溝部を刻設し
て、この溝部内に前記リード端子を嵌めることにより、
前記キャビティー内を密閉状態にするようにしている。
【0008】しかし、このようにリード端子を金型の合
わせ面に設けた溝部内に嵌めるようにしても、リード端
子における左右両側面と、前記溝部における左右両内側
面との間には、隙間が存在し、前記合成樹脂のモールド
部の成形に際して、この隙間内に溶融状態の合成樹脂が
侵入し、その結果として、前記リード端子が合成樹脂の
モールド部から突出する部分、及び前記合成樹脂のモー
ルド部のリード端子が突出する側面には、合成樹脂のバ
リが発生する。
【0009】このような合成樹脂のバリは、その後にお
ける工程中において脱落して機械系及び電気系のトラブ
ルの原因になるから、前記合成樹脂のモールド部の成形
後において、前記バリを除去するための工程が必要にな
り、そのための設備コスト及び処理コストが嵩み、結果
的に製品コストの高騰を招来するのであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明における第1の
技術的課題は、前記先行技術の製造方法が有する問題、
つまり、電子部品が大型化すること、及び製造コストが
アップをすることを解消した電子部品の製造方法を提供
することにある。また、第2の技術的課題は、前記の製
造方法に適するリードフレームを提供することにあり、
更に、他の目的は、電子部品における合成樹脂のモール
ド部の成形に際して、少なくとも一方のリード端子の部
分、及び前記合成樹脂のモールド部のうち一方のリード
端子が突出する側面に合成樹脂のバリが発生することを
確実に抑制できるようにしたリードフレームを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の各技術的課題を達
成するため、本発明では、次のような技術的手段を講じ
た。すなわち、第1の発明は、電子部品の製造方法を提
供するものであり、「リードフレームに、複数本の第1
リード端子を一体的に造形すると共に、この各第1リー
ド端子と略一直線状に並ぶ部位に第2リード端子を、当
該各第2リード端子がその長手方向と略直角の方向に延
びる細幅片を介してのみ前記リードフレームと一体的に
連接するように造形し、前記各第1リード端子又は各第
2リード端子に、半導体チップをダイボンディングした
のち、前記各第2リード端子を、前記細幅片を捩じりな
がら前記第1リード端子に向かって裏返し状に反転して
、前記各第1リード端子に対してその間に前記半導体チ
ップを挟んだ状態に重ね合わせ、次いで、前記各半導体
チップの部分に合成樹脂製のモールド部を成形したのち
、各リード端子をリードフレームから切り離す」ことを
特徴とする。
【0012】第2の発明は、前記の製造方法に適するリ
ードフレームを提供するものであり、「少なくとも左右
一対のサイドフレームの間を、これら両サイドフレーム
の長手方向に沿って適宜間隔で配設した複数本のセクシ
ョンバーにて連結し、前記一方のサイドフレームには、
前記各セクションバー間の部分から他方のサイドフレー
ムに向かって延びる第1リード端子を設け、この各第1
リード端子に対向する部位の各々には、前記第1リード
端子と略一直線状に延びる第2リード端子を、前記セク
ションバーに対してのみ当該第2のリード端子と略直角
方向に延びる細幅片を介して一体的に連接するようにし
て造形して、この各第2リード端子を、前記細幅片を捩
じりながら前記第1リード端子に向かって裏返し状に反
転できるように構成する」ことを特徴とする。
【0013】第3の発明は、前記の製造方法において、
合成樹脂モールド部の成形に際して、その合成樹脂モー
ルド部のうち各第2リード端子の部分に合成樹脂のバリ
が発生することを確実に抑制できるようにリードフレー
ムを提供するものであり、「前記第2の発明における各
セクションバーに、前記各第2リード端子を裏返し状に
反転したとき当該第2リード端子の左右両側面に密接す
るようにした第2堰き止め部を各々一体的に造形して、
この各第2堰き止め部にて、電子部品の合成樹脂モール
ド部における第2リード端子側の側面を規定するように
構成した」ことを特徴とする。
【0014】また、第4の発明は、前記の製造方法にお
いて、合成樹脂モールド部の成形に際して、その合成樹
脂モールド部のうち各第1リード端子の部分に合成樹脂
のバリが発生することを確実に抑制できるようにしたリ
ードフレームを提供するものであり、「前記第2の発明
における各セクションバーと、前記各第1リード端子と
の間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部における
第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止め部を各
々一体的に設けて、この各第1堰き止め部のうち前記セ
クションバー及び第1リード端子に連続する部分に、前
記セクションバー及び第1リード端子の長手側縁に沿っ
て延びる細幅溝孔状のスリットを、当該堰き止め部のう
ち前記合成樹脂モールド部側の端部に微小長さの連続部
を残して刻設した」ことを特徴とする。
【0015】更にまた、第5の発明は、前記の製造方法
において、合成樹脂モールド部の成形に際して、その合
成樹脂モールド部のうち各第1リード端子の部分に合成
樹脂のバリが発生することを確実に抑制できるようにし
たリードフレームを提供するものであり、「前記第2の
発明における各セクションバーと、前記各第1リード端
子との間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部にお
ける第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止め部
を各々一体的に設けて、この各第1堰き止め部のうち前
記セクションバー及び第1リード端子に連続する部分に
、せん断による切断線を、前記セクションバー及び第1
リード端子の長手側縁に沿って延びるように刻設した」
ことを特徴とする。
【0016】加えて、第6の発明は、前記の製造方法に
おいて、合成樹脂モールド部の成形に際して、その合成
樹脂モールド部のうち各第1リード端子の部分に合成樹
脂のバリが発生することを確実に抑制できるようにリー
ドフレームを提供するものであり、「前記第2の発明に
おける各セクションバーと、前記各第1リード端子との
間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部における第
1リード端子側の側面を規定する第1堰き止め部を各々
一体的に設けて、この各第1堰き止め部が前記セクショ
ンバー及び第1リード端子に連続する部分のうち少なく
とも前記合成樹脂モールド部側の端部の部分に、凹み溝
を、前記セクションバー及び第1リード端子の長手側縁
に沿って延びるように刻設した」ことを特徴とする。
【0017】更に加えて、第7の発明は、前記の製造方
法において、合成樹脂モールド部の成形に際して、その
合成樹脂モールド部のうち各第1リード端子の部分に合
成樹脂のバリが発生することを確実に抑制できるように
したリードフレームを提供するものであり、「前記第2
の発明における各セクションバーと、前記各第1リード
端子との間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部に
おける第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止め
部を各々一体的に設けて、この各第1堰き止め部が前記
セクションバー又は第1リード端子に連続する部分のう
ち少なくとも前記合成樹脂モールド部側の端部の部分に
、凹み溝を、前記セクションバー又は第1リード端子の
長手側縁に沿って延びるように刻設する一方、前記各第
1堰き止め部のうち前記第1リード端子又はセクション
バーに連続する部分に、前記第1リード端子又はセクシ
ョンバーの長手側縁に沿って延びる細幅溝孔状のスリッ
トを、当該第1堰き止め部のうち前記合成樹脂モールド
部側の端部に適宜長さの連続部を残して刻設し、更に、
前記連続部に、せん断による切断線を、前記第1リード
端子又はセクションバーの長手側縁に沿って延びるよう
に刻設した」ことを特徴とする。
【0018】
【発明の作用・効果】前記第1の発明及び第2の発明の
ように、電子部品における第1リード端子を、リードフ
レームから一体的に造形する一方、第2リード端子を、
前記第1リード端子と略一直線状に並ぶ部位に配設する
と共に、該第2リード端子を、その長手方向と略直角の
方向に延びる細幅片を介してのみ前記リードフレームと
一体的に連接するように構成したことにより、この第2
リード端子を、前記細幅片を捩じりながら前記第1リー
ド端子に向かって裏返し状に反転することで、両リード
端子の間に半導体チップを挟むことができ、前記第2リ
ード端子の裏返し状に反転するには、前記細幅片を捩じ
るだけで良く、小さい力で第2リード端子を裏返し状に
反転することが容易にできるから、前記先行技術のよう
に、長くした第1リード端子の先端部を、大きい力で横
向き方向に折り返し状に折り曲げることを必要としない
のである。
【0019】従って、前記先行技術のように、第1リー
ド端子の先端部を、直角方向に折り曲げる場合よりも、
リードフレームの移送速度を早くすることができると共
に、両リード端子に重ね合わせにずれが発生することを
確実に防止できて、不良品の発生を低減できるから、電
子部品の製造コストを大幅に低減できるのであり、しか
も、両リード端子が、製品電子部品の平面視において、
前記先行技術のように横方向の二列に並ぶことなく、一
直線状になるから、製品電子部品の幅寸法を縮小できる
と共に、軽量化できるのである。
【0020】その上、前記各第1リード端子及び各第2
リード端子との両方を、この両者が略一直線状に並ぶよ
うに配設することができることにより、各リード端子間
の間隔が狭くなり、リードフレームの単位長さ当たりの
製品の数量を増大することができるから、製造コストを
より低減できるのである。また、前記第1の発明の製造
方法において、リードフレームに、前記第1リード端子
と前記第2リード端子との間の部位に、これらに非接触
の状態で横断する方向に延びる支持用バーを一体的に造
形し、この支持用バーを、最後において切断するように
すると、一方のリード端子を、リードフレームより切断
した後においても、モールド部を成形した後の電子部品
を、リードフレームに対して、前記支持用バーを介して
取付けたままの状態に保持することができる。
【0021】従って、モールド部の成形後における各電
子部品の性能検査や、標印工程及び各リード端子のフォ
ーミング加工等のその後における各種工程に際して、モ
ールド部成形後の電子部品を、リードフレームに取付け
た状態で行うことができ、換言すると、モールド部成形
後の電子部品を、リードフレームに取付けたままの状態
で、その後における性能検査等の各種の工程に移行する
ことができるから、電子部品をリードフレームから切り
離したのち、その後の各種工程に移行する場合に比べて
性能検査等のその後の各種工程に要するコストを大幅に
低減することができる。
【0022】一方、前記第3の発明のように、リードフ
レームにおける各セクションバーに、第2リード端子を
第1リード端子に向かって裏返し状に反転したとき、当
該第2リード端子の左右両側面に対して密接する第2堰
き止め部を各々設けたことにより、一対の金型にて合成
樹脂モールド部を成形するに際して、前記第2リード端
子を、従来のように、金型に設けた溝部に嵌める必要が
なく、当該第2リード端子をその両側における各第2堰
き止め部と一緒に両金型にて挟み付けるだけで、溶融合
成樹脂を、前記セクションバーから一体的に突出して前
記第2リード端子の側面に密接する前記各第2堰き止め
部によって確実に堰き止めることができるから、この第
2リード端子が合成樹脂モールド部から突出する部分、
及び前記合成樹脂モールド部のうち前記第2リード端子
が突出する側面に合成樹脂のバリが発生することを、確
実に防止できるのである。
【0023】そして、前記各第2堰き止め部は、第2リ
ード端子に対して一体的に連接するものではないから、
前記第2リード端子をリードフレームから切り離すとき
において、当該第2堰き止め部を、ポンチ等にて打ち抜
き切除することを必要としないのである。この場合にお
いて、リードフレームにおける各セクションバーに、前
記各第2リード端子を第1リード端子に向かって裏返し
状に反転するとき当該第2リード端子を前記各第2堰き
止め部の間に嵌まるように誘導するためのガイド部を設
ける構成にすることにより、前記第2リード端子を、裏
返し状に反転するに際して、前記各第2堰き止め部の間
に、当該第2リード端子における左右両側面が各第2堰
き止め部の先端面に密接するように嵌め込むことが、円
滑に、且つ、確実にでき、その結果として、前記各第2
リード端子を裏返し状に反転するときの速度を早くする
ことができるから、これだけ、電子部品の製造速度を向
上することができるのである。
【0024】次に、第4〜7の発明のように、前記各セ
クションバーと、前記各第1リード端子との間の部分に
、電子部品の合成樹脂モールド部における第1リード端
子側の側面を規定する第1堰き止め部を各々一体的に設
けたことにより、一対の金型にて合成樹脂モールド部を
成形するに際して、前記第1リード端子を、従来のよう
に、金型に設けた溝部に嵌める必要がなく、当該第1リ
ード端子をその両側における各第1堰き止め部と一緒に
両金型にて挟み付けるだけで、溶融合成樹脂を、第1リ
ード端子とセクションバーとを一体的に連結する前記各
第1堰き止め部にて確実に堰き止めることができるから
、この第1リード端子が合成樹脂モールド部から突出す
る部分、及び前記合成樹脂モールド部のうち前記第1リ
ード端子が突出する側面に合成樹脂のバリが発生するこ
とを確実に防止できる。
【0025】そして、このように、各セクションバーと
前記各第1リード端子との間の部分に一体的に設けた各
第1堰き止め部によって、第1リード端子が合成樹脂モ
ールド部から突出する部分、及び前記合成樹脂モールド
部のうち前記第1リード端子が突出する側面に合成樹脂
のバリが発生することを防止するに際して、第4の発明
のように構成すると、この各第1堰き止め部のうち合成
樹脂モールド部から離れた部分を、ポンチ等によって打
ち抜くことにより、各細幅溝孔状スリットの先端におけ
る微小長さの連続部が千切れることになるから、合成樹
脂のバリが発生することを、前記各第1堰き止め部にて
確実に防止できるものでありながら、当該各第1堰き止
め部を、第1リード端子から打ち抜き切除することが、
その打ち抜き切除を行うためのポンチ等の工具を合成樹
脂モールド部に対して接触することなく、換言すると、
前記ポンチ等の工具が合成樹脂モールド部に対して接触
することによって、当該合成樹脂モールド部を損傷した
り、或いはポンチ等の工具の耐久性を低下することなく
、容易にできるのである。
【0026】また、合成樹脂のバリの発生を防止するた
めに前記各第1堰き止め部を、ポンチ等によって打ち抜
くに際して、そのポンチ等の工具が合成樹脂モールド部
に対して接触することがないようにすることは、第5の
発明、又は第6の発明、或いは第7の発明のように構成
することによっても達成できるのである。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面(図1〜図32
)について説明する。図1〜図7は、第1の実施例を示
し、この図において符号10は、適宜幅の長尺帯状のリ
ードフレームを示し、該リードフレーム10における左
右一対の両サイドフレーム11,12は、リードフレー
ム10の長手方向に沿って適宜ピッチPの間隔で配設し
たセクションバー13にて互いに一体的に連結されてお
り、この両サイドフレーム11,12のうち一方のサイ
ドフレーム11には、前記各セクションバー13の間の
部位に、電子部品Aにおける第1リード端子2を、内向
きに突出するように一体的に造形する。
【0028】また、前記リードフレーム10における各
セクションバー13の間の部位には、前記第1リード端
子2に対する第2リード端子3を、当該第2リード端子
3が前記第1リード端子2と略一直線状に並ぶように配
設して、この各第2リード端子3を、前記セクションバ
ー13に対してのみリードフレーム10の長手方向に延
びる細幅片14を介して一体的に連接するように構成す
る。
【0029】更にまた、前記リードフレーム10におけ
る各セクションバー13の相互間を、前記第1リード端
子2と第2リード端子3との間に、これらに非接触の状
態でリードフレーム10の長手方向に延びるように配設
した支持用バー15にて連結する。そして、前記リード
フレーム10を、図1に矢印Eで示すように、その長手
方向に移送する途次において、前記各第1リード端子2
の先端に、図3に示すように、半導体チップ1を各々供
給載置して、の半導体チップ1を当該第1リード端子2
にダイボンディングしたのち、前記各第2リード端子3
を、図4に矢印Fで示すように、前記細幅片14を捩じ
りながら第1リード端子2の方向に向かって裏返し状に
反転することによって、前記各第1リード端子2に対し
てその間に前記半導体チップ1を挟んで重ね合わせる(
図5)。
【0030】次いで、前記リードフレーム10を図示し
ない上下一対の金型にて挟み付けることにより、各リー
ド端子2,3の先端部に、図6に示すように、熱硬化性
合成樹脂製のモールド部4を成形してパッケージし、電
子部品Aにしたのち、前記各電子部品Aにおける第1リ
ード端子2と一方のサイドフレーム12との接続部を、
図示しないポンチ等により打ち抜くことにより、各電子
部品Aにおける一方の第1リード端子2を、図6に示す
ように、リードフレーム10より切断する。
【0031】このとき、前記電子部品Aにおけるモール
ド部4内には、図7に示すように、リードフレーム10
における各セクションバー13から一体的に造形した支
持用バー15が埋設されていることにより、前記各第1
リード端子2を、リードフレーム10より切断しても、
各電子部品Aは、リードフレーム10から外れ落ちるこ
となく、リードフレーム10に取付いたままの状態で移
送されるから、各電子部品Aにおける両リード端子2,
3の表面に半田メッキを施すことや、第1リード端子2
及び第2リード端子3に通電することによって各電子部
品Aの性能を検査することや、標印を施す工程及び両リ
ード端子2,3を適宜形状に曲げ加工するフォーミング
を、リードフレーム10に取付けた状態で移送しながら
行うことができるから、一連の工程の簡素化をすること
ができるのであり、そして、前記各種の工程が終わった
段階において、前記支持用バー15を、図示しないポン
チ等にて打ち抜くことにより、電子部品Aをリードフレ
ーム10から切り離すのである。
【0032】なお、この実施例は、半導体チップ1を、
各第1リード端子2に対して先にダイボンディングする
場合を示したが、本発明は、これに代えて、半導体チッ
プ1を、第2リード端子3に対して先にダイボンディン
グするようにしても良い。そして、前記各第2リード端
子3を、第1リード端子2に向かって裏返し状に反転す
るに際して、細幅片14を捩じるとき、当該細幅片14
の長さには、その捩じり変形によって縮みが発生し、リ
ードフレーム10における幅方向の中程部には、前記各
細幅片14の縮みの総合計が、リードフレーム10の長
手方向に対して縮みとして作用するから、リードフレー
ム10には、その長手方向に沿って捩じり変形したり、
或いは、反り変形したりするような変形が発生して、リ
ードフレーム10の長手方向への移送が阻害されると言
う問題が発生することがある。
【0033】この問題を解消したのが、図8に示す第2
の実施例であり、各第2リード端子3における基端部に
、切り込み部16を設けることによって、前記細幅片1
4を、この切り込み部16を設けることによって形成し
た細幅の連結片17を介して第2リード端子3に対して
一体的に接合すると言う構成にしたものである。そして
、このように構成することにより、各細幅片14におけ
る捩じりに伴う縮みは、前記細幅の連結片17における
外向きに変形によって吸収できることになるから、前記
リードフレーム10がその長手方向に沿って捩じり変形
又は反り変形することを確実に防止できるのである。
【0034】図9〜図15は、第3の実施例を示すもの
である。この第3の実施例は、各第2リード端子3の両
側における各セクションバー13に、前記電子部品Aの
合成樹脂モールド部4における第2リード端子3側の側
面4aを規定する第2堰き止め部18を、当該第2堰き
止め部18の先端面18aが、前記第2リード端子3を
第1リード端子2の方向に裏返し状に反転したとき当該
第2リード端子3における左右両側面3a,3bに密接
するように各々一体的に造形し、更に、前記各セクショ
ンバー13には、ガイド部19を一体的に造形して、こ
のガイド部19の先端を、傾斜状のガイド面19aに形
成し、前記各第2リード端子3を、第1リード端子2の
方向に裏返し状に反転する途中において、当該第2リー
ド端子3の左右両側面3a,3bが、図11に示すよう
に、前記ガイド部19の傾斜状ガイド面19aに接触す
ることにより、前記第2リード端子3が前記各第2堰き
止め部18の間に嵌まる得るように誘導する構成にする
【0035】このように構成すると、各第2リード端子
3を、第1リード端子2の方向に裏返し状に反転したと
き、当該第2リード端子3の左右両側面3a,3bには
、図12に示すように、前記各第2堰き止め部18の先
端面18aが密接することにより、一対の金型にて合成
樹脂モールド部4を成形するに際して、前記第2リード
端子3を、従来のように、金型に設けた溝部に嵌める必
要がなく、当該第2リード端子3をその両側における各
第2堰き止め部18と一緒に両金型にて挟み付けるだけ
で、溶融合成樹脂を確実に堰き止めることができるから
、この第2リード端子3が合成樹脂モールド部4から突
出する部分、及び合成樹脂モールド部4のうち前記第2
リード端子3が突出する側面4aに合成樹脂のバリが発
生することを、確実に防止できるのである。
【0036】一方、前記各第2リード端子3を、裏返し
状に反転するに際して、前記各第2堰き止め部18の間
に、当該第2リード端子3における左右両側面3a,3
bが各第2堰き止め部18の先端面18aに密接するよ
うに嵌め込むことを、ガイド部19における傾斜状ガイ
ド面19aの誘導作用によって、円滑に、且つ、確実に
できるから、前記各第2リード端子3を裏返し状に反転
するときの速度を早くすることができる。
【0037】この場合において、前記傾斜面19aは、
ガイド部19側に設けることに代えて、第2リード端子
3側に設けるようにしても良い。また、この第3の実施
例は、電子部品Aの合成樹脂モールド部4の成形に際し
て、当該合成樹脂モールド部4における左右両側面4b
,4cを、前記セクションバー13によって規定するも
のであり、このようにすることにより、前記合成樹脂モ
ールド部4における左右両側面4b,4cに対して合成
樹脂のバリが発生することをも確実に防止できるのであ
り、このようにセクションバー13によって合成樹脂モ
ールド部4における左右両側面4b,4cを規定するこ
とは、以下に述べる各実施例の場合にも適用される。
【0038】図16〜図18は、前記第3の実施例の変
形例である第4の実施例を示すものであり、この第4実
施例は、前記各第2リード端子3の一端部3cにおける
左右両側面に、ガイド部19に対して接当する傾斜状ガ
イド面3d,3eを設けることにより、前記各第2リー
ド端子3を第1リード端子2に向かって裏返し状に反転
するとき、前記傾斜状ガイド面3d,3eによって、当
該第2リード端子3を前記各第2堰き止め部18の間に
嵌まる得るように誘導する構成にしたものである。この
場合、傾斜状ガイド面3d,3eは、第2リード端子3
側に設けることに代えて、ガイド部19の方に設けても
良い。
【0039】ところで、前記電子部品Aにおける両リー
ド端子2,3の表面には、合成樹脂モールド部4を成形
したあとにおいて、半田メッキを施すものであり、この
両リード端子2,3に対する半田メッキに際して、一方
の第2リード端子3が、前記図9〜図15に示す第3の
実施例の形態であると、当該第2リード端子3の一端部
3cが略自由端の形態になっていることにより、この一
端部3cの表面には、溶融半田が表面張力によって盛り
上がった状態に付着するから、半田を均一な厚さにメッ
キすることができない。
【0040】これに対して、前記図16〜図18に示す
第4の実施例のように構成したときには、各第2リード
端子3を、第1リード端子2の方向に裏返し状に反転し
たとき、当該第2リード端子3の一端部3cは、ガイド
部19を介してセクションバー13に対して連続した形
態になり、その一端部3cに付着した溶融半田は、当該
一端部3cの表面に溜まることなく、前記ガイド部19
を伝ってセクションバー13の方向に逃げることになる
から、各第2リード端子3の表面に対する半田メッキの
厚さを略均一化できる利点を有する。
【0041】なお、これら第3及び第4実施例における
各第2堰き止め部18及びガイド部19は、電子部品A
における両リード端子2,3に通電しての性能検査に際
しては、これらをポンチ等で打ち抜き切除するか、又は
、これらを上向き又は下向きに折り曲げて、第2リード
端子3に対して接触しないようにする。そして、図19
〜図22は、第5の実施例を示すものであり、この第5
の実施例は、各第1リード端子2と各セクションバー1
3との間に、これらに一体的に連結する第1堰き止め部
20を各々設けて、この各第1堰き止め部20によって
、前記電子部品Aの合成樹脂モールド部4のうち第1リ
ード端子2が突出する側面4cを規定するように構成す
る一方、この各第1堰き止め部20のうち前記セクショ
ンバー13及び第1リード端子2に連続する部分に、前
記セクションバー13及び第1リード端子2の長手側縁
に沿って延びる細幅溝孔状のスリット21,22を、当
該第1堰き止め部20のうち前記合成樹脂モールド部4
側の端部に微小長さL1 の連続部(スリット無しの部
分)23を残すようにして刻設する。
【0042】このように構成すると、一対の金型にて合
成樹脂モールド部4を成形するに際して、前記第1リー
ド端子2を、従来のように、金型に設けた溝部に嵌める
必要がなく、当該第1リード端子2をその両側における
各第1堰き止め部20と一緒に両金型にて挟み付けるだ
けで、溶融合成樹脂を、第1リード端子2とセクション
バー13とを一体的に連結する前記各第1堰き止め部2
0にて確実に堰き止めることができるから、この第1リ
ード端子2が合成樹脂モールド部4から突出する部分、
及び合成樹脂モールド部4のうち前記第1リード端子2
が突出する側面4dに合成樹脂のバリが発生することを
、確実に防止できるのである。
【0043】一方、前記各第1堰き止め部20のうち合
成樹脂モールド部4から離れた部分を、図21及び図2
2に二点鎖線で示すように、ポンチ24等の工具によっ
て下向きに押圧することにより、その先端における微小
長さLの連続部23が千切れて、各第1堰き止め部20
が、二点鎖線で示すように、下向きに折り曲げられるこ
とになるから、合成樹脂のバリが発生することを、この
各第1堰き止め部20にて確実に防止できるものであり
ながら、当該各第1堰き止め部20を、第1リード端子
2から切除することが、その切除を行うためのポンチ2
4等の工具を合成樹脂モールド部4に対して接触するこ
となく、容易にできるのである。なお、第1堰き止め2
0は、ポンチと受けダイスとで打ち抜くようにしても良
い。
【0044】また、図23〜図25は、前記第5の実施
例の変形例である第6の実施例を示すものである。この
第6の実施例は、前記各セクションバー13と、前記各
第1リード端子2との間の部分に、電子部品の合成樹脂
モールド部4における第1リード端子2側の側面4dを
規定する第1堰き止め部20を各々一体的に設ける一方
、この各第1堰き止め部20のうち前記セクションバー
13及び第1リード端子2に連続する部分に、せん断に
よる切断線25,26を、前記セクションバー13及び
第1リード端子2の長手側縁に沿って延びるように刻設
したものであり、この構成によると、合成樹脂のバリが
発生することを、前記各第1堰き止め部20にて確実に
防止できるものでありながら、当該各第1堰き止め部2
0をポンチ27等にて下向きに押圧することにより、各
第1堰き止め部20を、第1リード端子2から図25に
二点鎖線で示すように切除することが、前記ポンチ27
等の工具を合成樹脂モールド部4に対して接触すること
なく容易にできるのである。この場合においても、第1
堰き止め部20をポンチと受けダイスとで打ち抜くよう
にしても良い。
【0045】更にまた、図26〜図30は、前記第5の
実施例の別の変形例である第7の実施例を示すものであ
り、この第7の実施例は、前記各セクションバー13と
、前記各第1リード端子2との間の部分に、電子部品の
合成樹脂モールド部4における第1リード端子2側の側
面4dを規定する第1堰き止め部20を各々一体的に設
ける一方、この各第1堰き止め部20が前記セクション
バー13及び第1リード端子2に連続する部分のうち少
なくとも前記合成樹脂モールド部4側の端部の部分に、
断面V型の凹み溝28,29を、前記セクションバー1
3及び第1リード端子2の長手側縁に沿って適宜長さL
2 だけ延びるように刻設したものである。
【0046】そして、この実施例によるときには、前記
各第1堰き止め部20の全体を、図29に示すように構
成したポンチ30と受けダイス31とによって、図30
に示すように、打ち抜ぬくのであるが、この打ち抜きに
際して、前記ポンチ30と合成樹脂モールド部4との間
に隙間をあけて、当該第1堰き止め部20のうち前記両
凹み溝28,29の部分を引き千切ることができるから
、合成樹脂のバリが発生することを、前記各第1堰き止
め部20にて確実に防止できるものでありながら、当該
各第1堰き止め部20を、第1リード端子2から打ち抜
くことが、前記ポンチ30等の工具を合成樹脂モールド
部4に対して接触することなく容易にできるのである。
【0047】そして、図31及び図32は、前記第5の
実施例の更に別の変形例である第8の実施例を示すもの
であり、この第8の実施例は、前記各セクションバー1
3と、前記各第1リード端子2との間の部分に、電子部
品の合成樹脂モールド部4における第1リード端子2側
の側面4dを規定する第1堰き止め部20を各々一体的
に設ける一方、この各第1堰き止め部20が前記セクシ
ョンバー13に連続する部分のうち少なくとも前記合成
樹脂モールド部4側の端部の部分に、断面V型の凹み溝
32を、前記セクションバー13の長手側縁に沿って適
宜長さL2 だけ延びるように刻設する一方、前記各第
1堰き止め部20のうち前記第1リード端子2に連続す
る部分に、前記第1リード端子2の長手側縁に沿って延
びる細幅溝孔状のスリット33を、当該第1堰き止め部
20のうち前記合成樹脂モールド部4側の端部に適宜長
さL3 の連続部34を残して刻設し、更に、前記連続
部34に、せん断による切断線35を、前記第1リード
端子2の長手側縁に沿って延びるように刻設したもので
ある。
【0048】この実施例においても、前記各第1堰き止
め部20の全体を、前記第7の実施例と同様に構成した
ポンチ30と受けダイス31とによって、打ち抜ぬくの
であるが、この場合においても、前記ポンチ30と合成
樹脂モールド部4との間に隙間をあけて、当該第1堰き
止め部20のうち凹み溝32の部分を引き千切ることが
できるから、合成樹脂のバリが発生することを、前記各
第1堰き止め部20にて確実に防止できるものでありな
がら、当該各第1堰き止め部20を、第1リード端子2
から打ち抜くことが、前記ポンチ30等の工具を合成樹
脂モールド部4に対して接触することなく容易にできる
のである。
【0049】なお、この第8の実施例においては、凹み
溝32を第1リード端子2側に、細幅溝孔状のスリット
33をセクションバー13側に設けるように構成しても
良い。そして、これら第5〜8の各実施例を、前記第3
の実施例、又は前記第4の実施例のものに適宜適用する
ことにより、電子部品Aにおける合成樹脂モールド部4
の成形に際して、第1リード端子2及び第2リード端子
3が合成樹脂モールド部4から突出する部分、及び合成
樹脂モールド部4のうち第1リード端子2及び第2リー
ド端子3が突出する側面4a,4dに、合成樹脂のバリ
が発生することを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例を示すリードフレ
ームの平面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】図1のリードフレームに半導体チップをダイボ
ンディングしたときの平面図である。
【図4】図1における第2リード端子を第1リード端子
に向かって裏返し状に反転している状態を示す斜視図で
ある。
【図5】図1における第2リード端子を第2リード端子
に向かって裏返し状に反転したときの平面図である。
【図6】図1のリードフレームに合成樹脂モールド部を
成形したときの平面図である。
【図7】図6のVII −VII 視拡大断面図である
【図8】本発明における第2の実施例を示すリードフレ
ームの平面図である。
【図9】本発明における第3の実施例を示すリードフレ
ームの平面図である。
【図10】図9における第2リード端子を第2リード端
子に向かって裏返し状に反転したときの平面図である。
【図11】図9における第2リード端子を第2リード端
子に向かって裏返し状に反転しているときの拡大斜視図
である。
【図12】図9における第2リード端子を第2リード端
子に向かって裏返し状に反転したときの拡大斜視図であ
る。
【図13】図12のXIII−XIII視断面図である
【図14】図12のXIV −XIV 視断面図である
【図15】図12のXV−XV視断面図である。
【図16】本発明における第4の実施例を示すリードフ
レームの平面図である。
【図17】図16における第2リード端子を第2リード
端子に向かって裏返し状に反転したときの平面図である
【図18】図16における第2リード端子を第2リード
端子に向かって裏返し状に反転したときの拡大斜視図で
ある。
【図19】本発明における第5の実施例を示すリードフ
レームの平面図である。
【図20】図19における第2リード端子を第2リード
端子に向かって裏返し状に反転したときの平面図である
【図21】図20の要部を示す拡大斜視図である。
【図22】図21のXXII−XXII視断面図である
【図23】本発明における第6の実施例を示す拡大斜視
図である。
【図24】図23のXXIV−XXIV視拡大断面図で
ある。
【図25】図23のXXV −XXV 視拡大断面図で
ある。
【図26】本発明における第7の実施例を示す拡大斜視
図である。
【図27】図26のXXVII −XXVII 視拡大
断面図である。
【図28】図26のXXVIII−XXVIII視拡大
断面図である。
【図29】第7の実施例に使用するポンチとダイスとの
斜視図である。
【図30】第7の実施例において第1堰き止め部を打ち
抜いた状態の斜視図である。
【図31】本発明における第8の実施例を示す拡大斜視
図である。
【図32】図31のXXXII −XXXII 視拡大
断面図である。
【図33】従来の例を示すリードフレームの平面図であ
る。
【図34】図33におけるリードフレームに半導体チッ
プをダイボンディングしたときの平面図である。
【図35】図33のリードフレームを重ねたときの平面
図である。
【図36】更に、従来の例を示すリードフレームの平面
図である。
【符号の説明】
A            電子部品 1            半導体チップ2     
       第1リード端子3          
  第2リード端子3a,3b    第2リード端子
の左右側面4            合成樹脂モール
ド部4a,4b,4c,4d    合成樹脂モールド
の側面10          リードフレーム11,
12    サイドフレーム 13          セクションバー14    
      細幅片 15          支持用バー 16          切り込み部 17          連結片 18          第2堰き止め部19    
      ガイド部 19a,3d,3e        傾斜状ガイド面2
0          第1堰き止め部21,22,3
3    スリット 23          連続部 24,27,30    ポンチ 25,26,35    切断線 28,29,32      凹み溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームに、複数本の第1リード端
    子を一体的に造形すると共に、この各第1リード端子と
    略一直線状に並ぶ部位に第2リード端子を、当該各第2
    リード端子がその長手方向と略直角の方向に延びる細幅
    片を介してのみ前記リードフレームと一体的に連接する
    ように造形し、前記各第1リード端子又は各第2リード
    端子に、半導体チップをダイボンディングしたのち、前
    記各第2リード端子を、前記細幅片を捩じりながら前記
    第1リード端子に向かって裏返し状に反転して、前記各
    第1リード端子に対してその間に前記半導体チップを挟
    んだ状態に重ね合わせ、次いで、前記各半導体チップの
    部分に合成樹脂製のモールド部を成形したのち、各リー
    ド端子をリードフレームから切り離すことを特徴とする
    電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】リードフレームに、複数本の第1リード端
    子を一体的に造形すると共に、この各第1リード端子と
    略一直線状に並ぶ部位に第2リード端子を、当該各第2
    リード端子がその長手方向と略直角の方向に延びる細幅
    片を介してのみ前記リードフレームと一体的に連接する
    ように造形し、更に、リードフレームには、前記第1リ
    ード端子と前記第2リード端子との間の部位にこれらに
    非接触の状態で横断する方向に延びる支持用バーを一体
    的に造形し、前記各第1リード端子又は各第2リード端
    子に、半導体チップをダイボンディングしたのち、前記
    各第2リード端子を、前記細幅片を捩じりながら前記第
    1リード端子に向かって裏返し状に反転して、前記各第
    1リード端子に対してその間に前記半導体チップを挟ん
    だ状態に重ね合わせ、次いで、前記各半導体チップの部
    分に合成樹脂製のモールド部を成形し、各リード端子を
    リードフレームから切り離して、各半導体チップの性能
    試験等の工程を行ったのち、前記支持用バーを切断する
    ことを特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】少なくとも左右一対のサイドフレームの間
    を、これら両サイドフレームの長手方向に沿って適宜間
    隔で配設した複数本のセクションバーにて連結し、前記
    一方のサイドフレームには、前記各セクションバー間の
    部分から他方のサイドフレームに向かって延びる第1リ
    ード端子を設け、この各第1リード端子に対向する部位
    の各々には、前記第1リード端子と略一直線状に延びる
    第2リード端子を、前記セクションバーに対してのみ当
    該第2のリード端子と略直角方向に延びる細幅片を介し
    て一体的に連接するようにして造形して、この各第2リ
    ード端子を、前記細幅片を捩じりながら前記第1リード
    端子に向かって裏返し状に反転できるように構成したこ
    とを特徴とするリードフレームの構造。
  4. 【請求項4】前記各セクションバーに、前記各第2リー
    ド端子を裏返し状に反転したとき当該第2リード端子の
    左右両側面に密接するようにした第2堰き止め部を各々
    一体的に造形して、この各第2堰き止め部にて、電子部
    品の合成樹脂モールド部における第2リード端子側の側
    面を規定するように構成したことを特徴とする「請求項
    3」に記載したリードフレームの構造。
  5. 【請求項5】前記各セクションバーに、前記各第2リー
    ド端子を第1リード端子に向かって裏返し状に反転する
    とき当該第2リード端子を前記各第2堰き止め部の間に
    嵌まるように誘導するためのガイド部を設けたことを特
    徴とする「請求項4」に記載したリードフレームの構造
  6. 【請求項6】前記各セクションバーと、前記各第1リー
    ド端子との間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部
    における第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止
    め部を各々一体的に設けて、この各第1堰き止め部のう
    ち前記セクションバー及び第1リード端子に連続する部
    分に、前記セクションバー及び第1リード端子の長手側
    縁に沿って延びる細幅溝孔状のスリットを、当該第1堰
    き止め部のうち前記合成樹脂モールド部側の端部に微小
    長さの連続部を残して刻設したことを特徴とする「請求
    項3」に記載したリードフレームの構造。
  7. 【請求項7】前記各セクションバーと、前記各第1リー
    ド端子との間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部
    における第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止
    め部を各々一体的に設けて、この各第1堰き止め部のう
    ち前記セクションバー及び第1リード端子に連続する部
    分に、せん断による切断線を、前記セクションバー及び
    第1リード端子の長手側縁に沿って延びるように刻設し
    たことを特徴とする「請求項3」に記載したリードフレ
    ームの構造。
  8. 【請求項8】前記各セクションバーと、前記各第1リー
    ド端子との間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部
    における第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止
    め部を各々一体的に設けて、この各第1堰き止め部が前
    記セクションバー及び第1リード端子に連続する部分の
    うち少なくとも前記合成樹脂モールド部側の端部の部分
    に、凹み溝を、前記セクションバー及び第1リード端子
    の長手側縁に沿って延びるように刻設したことを特徴と
    する「請求項3」に記載したリードフレームの構造。
  9. 【請求項9】前記各セクションバーと、前記各第1リー
    ド端子との間の部分に、電子部品の合成樹脂モールド部
    における第1リード端子側の側面を規定する第1堰き止
    め部を各々一体的に設けて、この各第1堰き止め部が前
    記セクションバー又は第1リード端子に連続する部分の
    うち少なくとも前記合成樹脂モールド部側の端部の部分
    に、凹み溝を、前記セクションバー又は第1リード端子
    の長手側縁に沿って延びるように刻設する一方、前記各
    第1堰き止め部のうち前記第1リード端子又はセクショ
    ンバーに連続する部分に、前記第1リード端子又はセク
    ションバーの長手側縁に沿って延びる細幅溝孔状のスリ
    ットを、当該第1堰き止め部のうち前記合成樹脂モール
    ド部側の端部に適宜長さの連続部を残して刻設し、更に
    、前記連続部に、せん断による切断線を、前記第1リー
    ド端子又はセクションバーの長手側縁に沿って延びるよ
    うに刻設したことを特徴とする「請求項3」に記載した
    リードフレームの構造。
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