JPH04228690A - リグノセルロース含有材料の漂白方法 - Google Patents

リグノセルロース含有材料の漂白方法

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JPH04228690A
JPH04228690A JP3116634A JP11663491A JPH04228690A JP H04228690 A JPH04228690 A JP H04228690A JP 3116634 A JP3116634 A JP 3116634A JP 11663491 A JP11663491 A JP 11663491A JP H04228690 A JPH04228690 A JP H04228690A
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peroxide
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ジリ ジェー バスタ
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リレマー ケー ホルチンガー
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マリー アール サムエルソン
Per G Lundgren
ペル ジー ルンドグレン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化有機化合物の
生成と排出とを減らす一方、パルプの品質を保持するた
めのリグノセルロース含有材料の脱リグニンと漂白との
方法に関するもので、その方法はハロゲン含有漂白剤に
よる予備漂白を、温度を上げて3.1ないし9.0のp
Hで錯化剤を添加することによる第1の工程とアルカリ
性の状態の下で過酸化物含有化合物を使用することによ
る第2の工程とにおける処理に代え、それからハロゲン
含有化合物による最終漂白からの廃液をハロゲンなしの
予備漂白の第1あるいは第2の工程に再循環する方法で
ある。ハロゲン含有漂白剤、特に塩素を実質的に減らし
て使用することと、AOXが形成される段階からの廃液
の熱処理との組合せによって、AOX(吸着可能な有機
ハロゲン)の含有量は減少して非常に低いレベルになる
。 それ故に、従ってこれらの初期工程からの排水は受器に
直接排出することができる。
【0002】針葉樹材および/または広葉樹材からの化
学パルプに関係するリグノセルロース含有材料は亜硫酸
塩、硫酸塩、ソーダあるいはオルガノソルブ法(org
anosolvprocess)あるいはそれらの変形
および/または組合せによって蒸解される。錯化剤およ
び酸化物含有化合物による漂白シーケンスの前に、パル
プをまた酸素段階で脱リグニンしてもよい。
【0003】
【従来の技術】高い明るさの化学パルプの製造において
は、木材チップを最初に蒸煮してセルロース繊維を分離
する。蒸煮の間に、繊維を結合しているリグニンの一部
は分解して変性し続く洗浄で除去できるようになる。し
かしながら、十分な明るさを得るためには、明るさ減損
(発色)群と一緒にさらに多くのリグニンを除去しなけ
ればならない。このことは、しばしば酸素による脱リグ
ニンとそれに続く数段階の漂白とによって行われる。
【0004】蒸解されたリグノセルロース含有パルプ、
例えば針葉樹材からのクラフトパルプに対する従来の漂
白シーケンスは、(C+D)  E1   D  E2
   Dであってここに(C+D)=塩素/二酸化塩素
段階、E=アルカリ性の抽出段階、D=二酸化塩素段階
であるものとする。(C+D)とE1 との段階は、予
備漂白段階として定義される。シーケンスD  E2 
  Dは最終漂白と呼ばれる。
【0005】もし例えばクラフトパルプの多段階漂白の
予備漂白シーケンスの前にアルカリ性酸素段階を使用す
ると、塩素を含有しない廃酸素漂白液が回収可能である
ので、排出量をもとの量の半分以上も減らすことができ
る。しかしながら、酸素脱リグニン段階の後では、パル
プ中に残っているリグニンは、蒸煮方法での蒸解後に残
っている量の約半分であるので、少なくとも一部はパル
プから溶出されなければならない。これは引続き行う漂
白のうちに達成される。
【0006】化学パルプの漂白は主として、塩素、二酸
化塩素および次亜塩素酸塩のような塩素含有漂白剤によ
って行われ、ハロゲン化有機化合物および塩化物を含有
する廃漂白液を生ずる。後者の腐食傾向のために、漂白
プラントを閉鎖することが困難になり、さらにハロゲン
化有機化合物は環境に有害な排出を意味する。それ故に
、現在では塩素に乏しいかあるいは塩素のない漂白剤を
最大限に使用する努力が行われて廃液の排出を減らしま
た回収できるようにしている。そのような漂白剤の例は
、過酸化物例えば過酸化水素および過酸化ナトリウムの
ような無機の過酸化物、および過酢酸のような有機の過
酸化物である。環境に有害な化合物の生成はリグニンの
含有量が大きい予備漂白において特に著しい。それ故に
、過酸化水素のような環境により有害でない漂白剤に変
えることの最大の効果は予備漂白において得られる。 しかしながら実際の操業では、リグニンの初期の減少お
よび/または明るさの増加を得るための漂白シーケンス
の第1の段階では、過酸化水素は目立つ程度には使用さ
れないが、それは必要である過酸化水素の添加が大量で
あるからである。
【0007】それ故にリグニンを満足行くように溶解さ
せるためには大量の過酸化水素をアルカリ性の過酸化水
素処理に加えなければならないが、それはそのような処
理が過酸化水素を高度に分解して薬品のコストがかなり
な額になるからである。酸性化過酸化水素処理では、ア
ルカリ性処理におけると同じリグニンの溶解が遥かに少
ない過酸化水素の消費で得られる。しかしながら、酸性
処理ではパルプの粘度が実質的に低下する、即ち過酸化
水素の分解生成物が低いpH値でリグニンだけではなく
セルロースをも攻撃するので炭水化物鎖の長さが減少し
て、パルプの強さの性質が損なわれる。
【0008】SE−A420,430によれば、酸性過
酸化水素処理におけるこの粘度の低下は、DTPA(ジ
エチレントリアミン五酢酸)のような錯化剤のpH0.
5ないし3.0における存在の下でこの処理を行うこと
によって避けることができる。この処理工程に続けて、
中間洗浄を行なうことなしに、溶解したリグニンの除去
のためのアルカリ性抽出段階が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする技術的課題】様々な前処理工
程の目的は、第1の塩素含有段階の前にリグニン含有量
を減らし、それ故に塩素に対する必要性を減らし、それ
によって廃漂白液中のAOX含有量、あるいは言及した
ようにTOCl(=全有機塩素)を減らすことである。 (リグニン含有量の尺度である)K価が減少する方法の
例は、蒸煮方法を変えることによるもの、あるいはいわ
ゆるPRENOX法による酸素と窒素化合物との組合せ
を使用することによるものである。しかしながら、これ
らの方法は不経済に大きな投資を必要とする。AOX値
は、通常の漂白シーケンスにおける(C+D)段階をD
段階で起き換えることによっても低下させることができ
る。この変更によって生成する有害な排出生成物の量は
実質的に減少する。このことは確かであるけれどもリグ
ニン含有量を次の漂白の前に必要とする低いレベルにま
で減らすためには、パルプ1トン当りの二酸化塩素の装
入量は通常より大きくならなければならない。より閉鎖
された漂白プラントシステムを得る可能性はむしろ限定
されるが、それは公知の(塩素薬品なしの)前処理方法
は酸性処理段階より成るか、あるいは回収の観点から受
け入れられない添加物より成るかのいずれかであるから
である。方法におけるこれらの技術的問題を克服するた
めに、高価な装置の必要性が持ち上がってくる。それ故
に本発明は現在の漂白シーケンスを別な様に変形して最
低に可能なAOX値を得ることができて、しかもなお同
一の品質あるいはさらには改良された品質の製品をも与
えることができるようにすることによって、この問題を
解決することを目標としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はパルプの痕跡の
金属プロファイル(profile)を改め過酸化物漂
白をより効率的にし、さらにAOX(=吸着可能な有機
ハロゲン)の含有量を減らすために最初のハロゲンなし
の脱リグニンと漂白とが使用される処理方法に関する。 この処理は処理によってパルプの痕跡の金属プロファイ
ル(存在する各金属の位置と含有量)を改めることによ
って実現されるが、その処理は第1工程では3.1ない
し9.0のpHで錯化剤が使用され次に第2工程では過
酸化物処理がアルカリ性状態で実現され、さらに第3工
程ではハロゲン含有薬品を伴った最終漂白からの廃液が
処理の2つの第1工程の1つに再循環され、それによっ
てこれらの工程中のpH、温度および時間の現存する組
合せが最終漂白で生成したAOXのかなりな分解を引起
すものである。この方法は現存の漂白プラントからの排
出をかなり低下させることを意味しているがそれはハロ
ゲン含有薬品の量を減らすことができる一方、明るさ、
粘度、カッパー価および強さの性質に関するパルプの性
質を保持しているからである。
【0011】それ故に本発明は特許請求の範囲に開示さ
れているようなリグノセルロース含有パルプの処理方法
に関する。本発明によれば、化学パルプの漂白に対する
本方法は従来の予備漂白シーケンスにおける(C+D)
とEとの段階を錯化剤による最初の処理で置き換え、そ
れによって3.1から9.0までの範囲のpHと10℃
から100℃までの温度とにおいてパルプの痕跡の金属
プロファイルを改めてハロゲン化有機化合物の生成と排
出とを減らす一方、明るさと強さとを保持するための方
法に関する。第2工程においては過酸化物含有化合物に
よる処理は7から13までの範囲のpHで行われ、それ
からハロゲン含有薬品による最終漂白段階からの廃液は
第1あるいは第2の処理工程に再循環される。再循環は
錯化剤あるいは過酸化物含有化合物を伴ったハロゲンな
しの処理に直接行われるが、それは既に少量であるAO
Xが経済的に有利な方法でさらに減少されることを意味
する。ハロゲン含有薬品を伴った第1の最終漂白段階か
ら第1の処理工程に廃液を再循環することは好適である
が、それはこれらの段階における方法の条件の間には広
範な一致があるからである。これはpHに対して特に確
かであるが、また例えば温度に対しても確かである。そ
れ故にハロゲン含有化合物を伴った第1の漂白段階から
の廃液は、本発明によって第1の処理工程に好適に再循
環される。
【0012】本発明による方法は脱リグニンが酸素段階
より成るようなパルプ処理に好適に使用される。本発明
によって錯化剤と過酸化物含有化合物とによる処理を実
施するために選ばれる位置はパルプの蒸解直後かあるい
は酸素段階の後からのいずれかで良い。
【0013】本発明による方法において、第1の工程は
4ないし8、好適には5ないし7のpHでまた第2の工
程は好適には8ないし12のpHで適当に実施される。
【0014】使用される錯化剤は主として窒素含有ポリ
カルボン酸、好適にはジエチレントリアミン五酢酸(D
TPA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)あるい
はニトリロ三酢酸(NTA)、好適にはDTPAあるい
はEDTA、ポリカルボン酸好適にはクエン酸あるいは
酒石酸、リン酸、好適にはジエチレントリアミン五ホス
ホン酸、あるいはポリリン酸塩より成る。使用される過
酸化物含有化合物は好適には過酸化水素あるいは過酸化
水素と酸素との混合物である。
【0015】本発明による処理には、2つの処理工程の
間に錯体結合金属が過酸化物工程前にパルプ懸濁液から
除去されるような洗浄工程が好適に包含される。
【0016】ハロゲン含有漂白薬品には、塩素、二酸化
塩素、アルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の亜塩素
酸塩およびアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属の次
亜塩素酸塩のような塩素含有化合物が含まれるが、フッ
素、臭素およびヨウ素の化合物もまた適当である。ハロ
ゲン化有機化合物はハロゲン含有漂白薬品による処理の
間に分子中にハロゲンが組込まれた木からの分離した有
機分子に関係する。そのような有機化合物の例は、セル
ロース、ヘミセルロースおよびリグニンの芳香族と脂肪
族との残分である。ハロゲン化有機化合物の例は、リグ
ニンの塩素化残分であって特に芳香族化合物は分解が困
難である。
【0017】最終漂白は、塩素および/あるいは二酸化
塩素を使用して、1段階あるいは2段階で、任意に中間
抽出段階を入れて実施することができる。好適には、専
用の(technical)二酸化塩素だけが使用され
るが、それはこの場合には活性塩素として計算した漂白
剤のKg当りのAOX生成が、分子状塩素の漂白剤の1
/5に過ぎないからである。専用の二酸化塩素は、外部
からの塩素の添加なしに、従来の技法によって製造され
た二酸化塩素に関する。換言すれば、二酸化塩素は製造
中に生成されて吸収水中に溶解されている塩素を含有す
るかも知れない。ある量の塩素が生成される工業的方法
の1例は、塩化物による塩素酸塩の還元である。二酸化
硫黄およびメタノールのような他の塩素酸塩還元剤は、
より少量の塩素しか与えない。そのような本質的に塩素
のない方法からの好適には0.5g塩素/リットル以下
を含有する二酸化塩素水は、特に好適である。
【0018】さらに本発明による方法は、これらの最終
漂白段階の1つあるいはそれ以上の段階から、本発明に
よるハロゲン薬品なしの予備漂白への廃液の再循環を包
含する。また酸である最終漂白段階例えば塩素含有薬品
による段階から、錯化剤による処理へ廃液を再循環する
こと、および最終漂白におけるアルカリ性抽出段階から
、過酸化物による処理へ廃液を再循環することもまた好
適である。錯化剤および過酸化物含有化合物による処理
におけるpH、温度および滞留時間の組合せは最終漂白
からの廃液中に存在するハロゲン化有機化合物の含有量
を減少するのに特に好適であることが分った。それ故に
本発明による方法は、大きな投資なしに多くの環境的利
点が達成されることを意味する。
【0019】好適には工程1と工程2とからの排水の流
れは、混合されてから受器に排出される。好適には流れ
は混合され、次に少なくとも5分間好適には5ないし1
80分間そのままにされてから受器に排出される。最も
好適には排水の流れをできるだけ早く混合し、それによ
って処理の過酸化物含有段階中に現存する高い温度の恩
恵を受けることができるようになる。このことはAOX
の減少に有利な効果があり、また大量の排水を処理する
場合に重要になる筈の滞留時間を減らす。
【0020】本発明による方法においては、第1工程は
10ないし100℃、好適には40ないし95℃の温度
で1ないし360分間、好適には5ないし60分間実施
され、また第2工程は50ないし130℃、好適には6
0ないし100℃の温度で、5ないし960分間、好適
には60ないし360分間実施される。パルプ濃度は1
ないし50重量%、好適には3ないし30重量%である
ことができる。窒素含有ポルカルボン酸を第1工程で、
また過酸化水素を第2工程で使用する処理を包含する好
適な実施態様においては、第1工程はパルプ1トン当り
0.1ないし10Kg、好適には0.5ないし2.5k
gの(100%製品)装入量で、また第2工程はパルプ
1トン当り1ないし100Kg、好適には5ないし40
Kgの過酸化水素装入量で実施される。両処理工程にお
ける方法の条件は、装入した過酸化物含有化合物のキロ
当り最大の漂白効果が得られるように調節される。
【0021】第1の処理工程では、pH値は硫酸あるい
は二酸化塩素反応器からの残留酸によって調節される一
方、第2工程におけるpHはパルプにアルカリあるいは
アルカリ含有液、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、水酸化ナトリウムあるいは酸化された白液を添
加することによって調節される。
【0022】漂白シーケンスにおける酸素段階の後で処
理が実施される本発明の実施態様においては処理は優れ
たリグニン溶解効果を与えるが、それは酸素処理したパ
ルプは、過酸化水素によるリグニン減少および/または
明るさを増加処理により敏感だからである。錯化剤との
組合せで使用されて酸素段階後に行われるこの処理はそ
れ故環境の観点から漂白シーケンスに対して、より閉鎖
された系による実質的に改良された処理が得られるよう
なよい結果を与える。漂白シーケンスの開始に当って2
つの酸素段階を次々に使用することによって塩素なしの
脱リグニンを増加するためにも努力が払われた。しかし
ながら最初の酸素処理の後では、そのような段階に対す
る高い投資費用もかまわないとする様な量のリグニンを
除去するために繰り返し酸素処理を使用することは困難
であることが分った。
【0023】上述したように、本発明による方法に伴う
目的は予備漂白においてハロゲン含有漂白剤の代りに過
酸化物と任意に酸素とを使用することによって、AOX
(=吸着可能な有機ハロゲン)の排出を減らす一方、パ
ルプ品質を保持することである。脱リグニンに関して塩
素含有化合物によると同じ効果を過酸化物で得るために
は、本発明によってパルプは3.1ないし9.0の範囲
のpHにおいて錯化剤で前処理されなければならないこ
とが分った。これによってパルプの痕跡の金属プロファ
イル(存在する各金属の位置と含有量)は、過酸化物が
リグニンを選択的に分解する一方、セルロース鎖は実際
上そのままに残っているような風に変えることができる
【0024】以前の方法による処理では、目標は単に金
属の全含有量をできるだけ減らすということだけであっ
たが、本発明によって金属の含有量と位置とを選択的に
変えることによって改められた痕跡の金属プロファイル
は、パルプの品質により好適な効果を有することが発見
された。本発明によって、3.1ないし9.0のpHで
錯化剤を使用することによる第1工程を伴なう処理は、
セルロース鎖の近くにある活性な痕跡の金属が主として
錯体結合される一方リグニンの中間の近くにあるそれに
相当する金属は、実際上そのままになっていることを意
味する。次に行われる漂白においては、過酸化物はこれ
らの金属によって分解されて最も接近している物質、即
ちリグニンと反応することになる。それ故に脱リグニン
の選択性は劇的に改良される。セルロースの分解に特に
有害な金属の例はマンガンである一方、例えばマグネシ
ウムは特にパルプの粘度に好適な効果を有しているよう
である。このために、金属の中では、マグネシウムは除
去しないのが好適である。
【0025】さらに、本発明による方法を使用すること
は、生成したパルプの品質がよくなっていることあるい
は変化ないことを意味する。漂白方法においては、目標
は低いカッパー価であって、そのことは不溶解リグニン
の含有量が低く、またパルプの明るさが大きいことを意
味する。さらに、目標は高い粘度であって、そのことは
パルプが長い炭水化物鎖を含有してより強い製品となっ
ていることおよび過酸化水素消費が低くて処理コストが
より低くなっていることを意味する。本発明による方法
においては4つの目標すべてに到達しており、そのこと
は実施例1から明らかである。それ故に、低いカッパー
価と過酸化水素消費ならびに高い明るさと粘度が3.1
ないし9.0に亘るpHにおける錯化剤とそれに続くア
ルカリ性過酸化物漂白とによる処理で得られる。さらに
高品質のパルプと漂白プラントを取り巻く水路に及ぼす
強く減少した効果との組合せは、ハロゲン含有漂白段階
からの廃液を再循環することによって得られる。
【0026】本発明とその利点とは、以下の実施例によ
ってさらに詳細に説明されるが、実施例は本発明を説明
することを意図しただけであって、本発明を限定するこ
とを意図してはいない。説明、特許請求の範囲および実
施例中に述べられている百分率と部とはそれぞれ特に記
載のない限り重量%および重量部を引用している。
【0027】
【実施例】実施例1 針葉樹材からの酸素脱リグニンクラフトパルプを本発明
によって処理し工程1ではパルプ1トン当り錯化剤(E
DTA)2Kgを、90℃で60分間使用した。カッパ
ー価と粘度とは処理前にはそれぞれ16.9と1040
dm3 /Kgであった。実験においては、工程1でp
Hを1.6ないし10.8の間で変化させた。工程2で
はパルプ1トン当り過酸化水素15Kgを装入した。p
Hは11、温度は90℃で、滞留時間は240分であっ
た。パルプコンシステンシーは、工程1および2の双方
において10重量%であった。パルプのカッパー価、粘
度および明るさはSCAN標準方法によって測定し、ま
た過酸化水素消費はヨウ素滴定で測定した。得られた結
果は下表に示してある。
【0028】
【表1】 表から明らかなように、工程1における処理は、錯化剤
の存在において本発明によるpH範囲内で行われて、カ
ッパー価と過酸化水素消費とにおける最高の減少ならび
に明るさにおける最高の増加に到達していることは決定
的である。特定のカッパー価における粘度として表わさ
れている選択性は、存在している錯化剤によって、より
高くなっている。このことは調査した全pH範囲内にお
いて確かである。 実施例2 本発明による処理の前に、16.9のカッパー価を有す
るマツからの酸素脱リグニンクラフトパルプを、以下の
漂白シーケンスで処理した。工程1  工程2D0  
 EP  D1 。ここに、工程1は錯化剤による処理
を、工程2はアルカリ性過酸化物漂白をD0 とD1 
とはそれぞれ専用の二酸化塩素による第1と第2との処
理を、また最後にEPは過酸化物で強化された抽出段階
を表わす。二酸化塩素と過酸化水素との全装入量は、パ
ルプ1トン当りそれぞれ35Kgと4kgとであった。 最終明るさと最終粘度とは、それぞれ89%ISOと9
78dm3 /kgとであった。パルプ1トン当りAO
X0.35Kgを含有するこの実験からの廃液は、D0
 後の洗浄フィルターから工程1への流入に再循環され
た。工程1における温度は50ないし90℃の間で変え
た。さらに、工程1と工程2とからの混合している廃液
の浄化効果を試験した。 全部で、工程1における滞留時間は30分であった。工
程1と2とからの廃液が混合された実験においては、混
合後の滞留時間は、中和塔中の慣習的な時間である約1
5分だけ増加した。AOX(=吸着可能な有機ハロゲン
)として規定されるハロゲン化有機化合物の含有量は、
SCAN−W9:89によって定量した。試料を硝酸で
酸性にし、有機成分をバッチ方式で活性炭に吸着させた
。無機の塩素含有イオンは、硝酸塩イオンによって抑制
される。炭素は酸素によって石英管中約1000℃で燃
焼される。かくして生成した塩酸は、電解質懸濁液中に
吸収され、微量電量滴定によって定量される。
【0029】政府によって実行されている立法は、AO
X含有量をAOXkg/パルプtとして規定しているの
で、実験値は排水1リットル当りのAOXmgにパルプ
1トン当りの排水のリットルを掛けて検算した。
【0030】結果は以下の表に示してある。
【0031】
【表2】 同じパルプと漂白シーケンスとを使用した工場実験では
以下の結果が得られた。
【0032】
【表3】 表2から明らかなように、排水中のAOXの含有量は、
工程1における60℃以上の温度で50%以上も減少し
ている。このレベルは−  0.35kg/D0 後の
パルプt  −による出発に対して非常に低いので、そ
の結果、AOXの排出に関してほとんど完全に閉鎖され
ているプラントとなった。このことはもし工程1と工程
2とからの排水を混合するならば特に真であって、工程
1での90℃における結果に比べると、さらに40%の
減少を与えている。さらに、この処理を行うために漂白
プラント内の現存装置を使用できることは、それを非常
に経済的にさせている。また、受器への排出前のpHの
調節は完全にあるいは部分的に除くことができるが、そ
れは工程1および/または2からの排出中のpHは、D
0 からの廃液中よりも高いからである。
【0033】さらに工程1における比較的高い温度は工
程2後のパルプ中のリグニンの含有量に有利な効果を有
する。漂白前21.0のカッパー価のクラフトパルプを
使用すると工程1における50℃で工程2の後で12.
3のカッパー価が到達される。第1工程における90℃
では、結果は12.0であり即ち約41から約43%ま
での脱リグニン効率における無視できない増加である。 実施例3 比較の目的のために、実施例2で使用したパルプをまた
先行技術法によって漂白した。先行技術法と本発明とに
よる漂白シーケンスはそれぞれO  (C+D)EP 
 D  EP  DおよびO工程1  工程2  D 
 EP  Dであった。(C+D)段階における二酸化
塩素の含有量は、活性塩素として計算してそれぞれ50
および100%であった。得られた結果は表4に示して
ある。
【0034】
【表4】 表から明らかであるように、本発明による方法によって
従来の漂白を使用した時と等しい最終明るさを有するパ
ルプを得ることができる。しかしながらこの場合には排
水中のAOX含有量は、専用の二酸化塩素だけを使用す
る環境に役立つ従来の漂白技法によって得られるAOX
含有量の僅かに3%である。0.03kg/パルプtの
全AOX含有量が、工程1と工程2とからの廃液を90
℃で混合した場合に得られた(実施例2の表3を参照)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1の工程において3.1から9.0
    までの範囲内のpHと10℃から100℃までの範囲内
    の温度とにおける錯化剤による処理によってパルプの痕
    跡の金属プロファイルを改めること、および第2の工程
    において、7から13までのpHにおける過酸化物含有
    化合物によってパルプを処理し、それからハロゲン含有
    化合物でパルプを漂白し、さらにこの漂白段階からの廃
    液を先行工程の1つに再循環し、その処理によって廃漂
    白液中のハロゲン化有機化合物の全量が減少されること
    を特徴とする化学的に蒸解されたリグノセルロース含有
    パルプの脱リグニンと漂白とからの廃液中のハロゲン化
    有機化合物量の減少方法。
  2. 【請求項2】  ハロゲン含有漂白段階からの廃液が第
    1の処理工程に再循環されることを特徴とする請求項1
    による方法。
  3. 【請求項3】  ハロゲンを含有する漂白薬品が専用の
    二酸化塩素を包含することを特徴とする請求項1および
    2による方法。
  4. 【請求項4】  該処理が酸素段階の後で行われること
    を特徴とする請求項1による方法。
  5. 【請求項5】  第1の処理工程が4ないし8のpHで
    行われることを特徴とする請求項1による方法。
  6. 【請求項6】  パルプが錯化剤による処理の後で洗浄
    されることを特徴とする請求項1による方法。
  7. 【請求項7】  錯化剤がジエチレントリアミン五酢酸
    (DTPA)あるいはエチレンジアミン四酢酸(EDT
    A)であることを特徴とする請求項1による方法。
  8. 【請求項8】  過酸化物含有化合物が過酸化水素ある
    いは過酸化水素と酸素との混合物であることを特徴とす
    る請求項1による方法。
  9. 【請求項9】  第1および第2の処理工程からの廃液
    が混合されて5ないし180分間保たれてから受器に排
    出されることを特徴とする請求項1による方法。  【
    請求項10】  第1の工程が40ないし95℃の温度
    で1ないし360分間行われること、および第2の工程
    が50ないし130℃の温度で5ないし960分間行わ
    れ、処理されたパルプは1ないし50重量%の濃度を有
    することを特徴とする請求項1から9による方法。
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