JPH04226761A - フレキソ印刷部用複式インキロール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は印刷、特にフレキソ印刷
に関し、その印刷部あるいは各印刷部用の新規な複式イ
ンキロール装置を提供することに関する。詳細には、単
一フレキソ印刷部に交互的なアニロックスロールを提供
することに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のフレキソ印刷部は、プリントシリ
ンダ（（印胴）ダイシリンダとも呼ばれる）と、例えば
、フレキソ印刷のために連続的に前に送られる波形の厚
紙のような用紙を挟むインプレッションシリンダ（圧胴
）とを有する。プリントダイ（印板）は、例えば米国特
許第４，７４４，２９７　号に開示されているように真
空によりプリントシリンダに配置される。インキは、プ
リントダイへ送られてインキを保つインキセルを備える
刻み目のある表面を有するインキアプリケーターロール
（しばしばアニロックスロールと呼称される）によって
プリントダイに供給される。インキは、アニロックスロ
ールと正接して回転するゴム（あるいはプラスチック）
で覆われたワイプロールによって、アニロックスロール
のセルに均一に圧搾される。インキは、インキ供給パイ
プからこれらのロールの上方の入来（ｉｎ−ｇｏｉｎｇ
）　ニップに供給され、インキビードあるいはインキ溜
めがそのニップに形成される。余剰のインキは、ロール
の端に流出し、インキ供給装置後部のドレーンを介して
流れ、下部のインキ皿に流入する。アニロックスロール
とワイプロールの両方は、通常プリント部の主フレーム
に関して旋回的に移動可能な内部フレームに配置される
。エアシリンダは、アニロックスロールをプリントシリ
ンダと係合させまたは係合から外れるようにピボット（
旋回）するために用いられる。先行技術に熟達した当該
技術者には周知のことであるが、用紙が前に送られない
場合に内部フレームは、インキのプリントダイへの流入
を停止するために、プリントシリンダから旋回して離さ
れ、プリントシリンダが回転し続けているか休止のため
に速力を落としている間に、ダイにインキが生じるのを
避ける。プリントシリンダから旋回して離れている場合
には、プリントシリンダからアニロックスロールへの駆
動列の主クラッチが外され、プリントシリンダはアニロ
ックスロールを駆動させない。

【０００３】アニロックスロールが最大機械速度で回転
するときには、ワイプロールはアニロックスロールの速
度よりも遅い一定の速度でワイプロール駆動モータによ
って駆動される。例えば、アニロックスロールとワイプ
ロールとの間の速度比率は、ほぼ８：１である。これに
よってアニロックスロールのインキセルに、インキを圧
搾するためロール表面の間に摩擦（ｗｉｐｉｎｇ）　運
動が生じる。印刷部を含む主機械が最大速度以下で駆動
される場合には、ロール間の速度比率は、比例して減少
する。機械が停止すると、ワイプロールはアニロックス
ロールをもワイプロール速度で回転させるロール表面間
の摩擦を伴う一定の速度で運動を続け、主駆動クラッチ
は外される。空回り速度でロールを回転させることは、
水が主成分のフレキソインキがロール表面で乾燥するの
を防ぐ。

【０００４】ワイプロールは、旋回可能に配置され操作
時にアニロックスロールに対して固定される。アニロッ
クスロールが、プリントシリンダから離れて旋回すると
き、これらのロール間（ワイプロールとアニロックスロ
ール間）で接触し続けるためインキビードやインキ溜め
はニップからは流出しない。しかし、装置がインキの色
を変える前に洗浄されるときには、エアシリンダはワイ
プロールをアニロックスロールから離して移動させ、イ
ンキ供給装置の後部の排水用のインキ皿にインキを流出
するように作動する。

【０００５】様々な表面スクリーン、例えば、小型の角
錐、四角形、または六角形が形成された表面もしくは溝
等のある表面を有するアニロックスロールが利用される
。これら異なった溝を有するアニロックスロールは、様
々な印刷品質を提供できる。新しい印刷部を取り付ける
と印刷部で行われる大多数の印刷に最もふさわしいアニ
ロックスロールが選択される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
のインキロール、特に一つのインキロールを選択的に利
用することが可能になる印刷部に於ける単一プリントシ
リンダ用のアニロックスロールを提供することである。 このことは、選択にたいして容易に利用できる様々な仕
様のインキロールを有するため、改善された印刷を成し
得るという利点があり、また一つのインキロールの利用
だけでは不完全であった、容易に利用できる一つまたは
複数の支援インキロールを有するという付与的あるいは
交互的な利点がさらにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的は、複数のイン
キロールをプリントシリンダ近傍の移動可能な副フレー
ムに配設し、例えば好ましくはプリントシリンダ下方の
回転可能なサブアッセンブリーに三個のアニロックスロ
ールを配設することによって達成される。

【０００８】従って、本発明の態様の一つによって提供
されるものは、主フレームに回転可能に配設されたプリ
ントシリンダ、サブアッセンブリーの平行に間隔を置い
た軸周辺に回転用に配設された複数のインキロール、イ
ンキロールの選択されたいずれか一つを印刷用のプリン
トシリンダに関して協動する位置に運ぶために主フレー
ムに関して移動可能なサブアッセンブリーと、協動位置
の選択されたインキ付けのみを行うインキ付け装置から
なる印刷装置である。

【０００９】インキロールは異なる表面スクリーンを有
するアニロックスロールである。

【００１０】インキ付け装置は、二つの交互的に操作可
能なインキ付け装置、好ましくは選択されたインキロー
ルの片側のワイプロールと選択されたインキロールの反
対側のドクターブレードサブアッセンブリーとからなる
。このようなワイプロールやドクターブレードサブアッ
センブリーは、協動する位置に於てインキロールの一つ
を選択し位置決めしている際に、インキロールサブアッ
センブリーの移動空間を作るために完全な非操作位置に
都合よく移動可能である。

【００１１】インキロールサブアッセンブリーはインキ
ロール選択用に旋回可能である。

【００１２】インキロールサブアッセンブリーは、間隔
を置いた複数の軸に対して及び軸の間に平行な軸の周り
を、回転可能なインキロールサブアッセンブリーを伴う
平行な間隔を置いた軸の周りを全てが回転可能な二つ、
三つかそれ以上のインキロールからなることが好ましい
。

【００１３】インキロールサブアッセンブリーは、少な
くとも選択されたインキロールを駆動できるように回転
する歯車を含む、回転可能な歯車ケーシングの間に配設
される。

【００１４】本発明のその他の目的、特徴、及び利点は
以下に記載の好ましい実施態様の詳細な説明、特許請求
の範囲及び添付図面からより明らかになるであろう。

【００１５】

【実施例】本発明による単一印刷部の好ましい実施態様
を図１から図７に示す。好ましい印刷部は、フレキソ印
刷機械の印刷部分である。これは機械の唯一の印刷部で
あるか、機械は継続的に交互な多くの印刷部を有する場
合もある。この印刷部あるいは複数の印刷部は、例えば
、細長い穴を付け、折り目を付け、ダイカット等のよう
な追加の操作を行う用紙処理機械に都合よく組み入れら
れる。

【００１６】図１は、印刷部の縦断面図であり、多方面
印刷用の主な操作要素の好ましい実施態様を示す。上部
にはプリントダイ２６の配設されたプリントシリンダ２
４と協動するインプレッションシリンダ２２がある。シ
リンダ２２と２４は、その間に挟まれた用紙３２が下面
を印刷して矢印３４の方向に送り込むために、それぞれ
矢印２８と３０の方向に回転する。上部アニロックスロ
ール３６は、矢印３８の反時計方向回りに回転し、プリ
ントダイ２６にインキ付けをする。インキは、二部分か
らなるドクターブレードアッセンブリー４０かワイプロ
ール４２を介してアニロックスロール３６の表面に供給
される。図１においてドクターブレードアッセンブリー
４０は、アニロックスロール３６と操作可能な係合の状
態を、またワイプロール４２は、非作動位置の非係合の
状態を示している。ドクターブレードインキ付け装置あ
るいはワイプロールインキ付け装置のいずれかから流出
する余剰インキは、インキ皿４４に集められそこからド
レーン４６によって取り除かれる。操作時のワイプロー
ル４２は、矢印４８の方向の時計回りに回転する。二部
分からなるドクターブレードヘッドアッセンブリー４０
の一般的な構造や操作、交互なドクターブレードインキ
付け装置とワイプロールインキ付け装置の機能、インキ
循環の方法、そして装置洗浄の方法の詳細は、米国特許
同時係属出願第３１０，０６５　号（対応する日本特許
出願の特願平２−２７０５５５号公報）にあり、その開
示参照によって具体化されよう。

【００１７】二部分からなるドクターブレード装置は、
ハーフトーンプリントダイ（例えば単色で印刷時に）用
あるいは原色版印刷（例えば二つかそれ以上の近傍の印
刷部を用いたハーフトーン、複合色）用のアニロックス
ロールをインキ付けするために用いられる。ワイプロー
ル４２は、多量のインキがプリントダイに必要となる大
きな非ハーフトーンの印刷箇所の印刷時に用いられる。 簡単に言えば、図１に示すように、二部分からなるドク
ターブレード装置は、アニロックスロール３６の表面と
ともに閉塞されたインキ供給室５６を形成する溝形支持
５４に配置された二つの対向するドクターブレード５０
と５２を含む。溝形支持５４は、回転支持板６２上の回
転軸６０を中心に旋回できるようになっている。支持梁
６３は、回転支持板６２の間に固定される。この梁６３
と溝形支持５４の間の拡張可能なエアチューブ６４は、
ドクターブレード５０と５２をアニロックスロールの表
面に対ししっかりと制御された接触を促がす。空気圧が
エアチューブ６４に供給されない場合は、梁６３と溝形
支持５４の間に取り付けられたばね６６は、溝とブレー
ドをアニロックスロール３６から離すよう引っ張る。ワ
イプロール４２で印刷する場合には、エアチューブ６４
に空気が供給されず、インキもインキ供給室５６に供給
されない。ドクターブレードインキ供給装置で印刷する
ときには、短いストロークのエアシリンダ６８はアニロ
ックスロール３６と接触しないようにワイプロール４２
を旋回させる。

【００１８】二つの追加されたアニロックスロール７０
と７２には、ワイプロール４２か二部分からなるドクタ
ーブレードアッセンブリー４０のいずれかと関連して、
三つのアニロックスロール３６、７０、７２のいずれか
一つを選択的に操作するための装置が具備されているこ
とは特筆すべきことである。さらに、その装置は三つの
アニロックスロールかワイプロールのいずれか一つを容
易に取り外しかつ交換できる。図１に示すように、アニ
ロックスロール３６は、他のアニロックスロール７０と
７２が非操作位置すなわち待機位置にあるときに、操作
位置にある。

【００１９】図１、図２、及び図３を参照すると、アニ
ロックスロール３６、７０、７２は、それぞれ二つの三
角形の歯車ケース７４、７６の間に回転可能に装着され
ている。歯車ケース７４、７６は、プリントシリンダ２
４のプリントダイ２６と接触する上部位置に、三つのア
ニロックスロールのいずれか一つを配置するためにトラ
ニオン７８に回転可能に装着されている。ロックピン８
０は、選択された回転位置において各歯車ケースを固定
する。内側フレーム８２、８４は、ワイプロール４２の
支持アーム８８用の旋回軸でもある軸８６に対して旋回
できるようになっている。短いストロークのエアシリン
ダ９０（図１及び図２の上部右側）は、プリントシリン
ダ２４に向かいまた離れながら内側フレーム８２、８４
、そして上部アニロックスロール３６を旋回させる。 この三つのアニロックスロールサブアッセンブリーは、
従来の単一アニロックスロールアッセンブリーよりも重
量があるので、釣り合いおもりばね９２は、そのアッセ
ンブリーを支持するために用いられ、短いストロークの
エアシリンダ９０によって及ぼされる力も少なくてすむ
。かくしてエアシリンダのより小型化が可能である。 これら圧縮ばね９２は、各内側フレーム８２と８４の拡
張板９４と、この機械の印刷部２０の主フレームに固定
された同様な板９６との間に包含される。ばね９２は、
インキ皿４４の内部にあることに注意されたい。主フレ
ームと調節ねじに固定されたブロックからなる調節内側
フレーム止め具１００は、印刷時に選択されたアニロッ
クスロールがプリントダイに如何にぴったりと接触する
かを制御する。エアシリンダ９０の拡張ストロークの末
端は、内側フレーム８２、８４がどこまで下側に旋回す
るかを制御する（すなわち図１及び図２の軸８６の回り
を時計回りに）。両フレームの同様な止め具１００は、
アニロックスロールをプリントシリンダ２４に平行にさ
せる。この止め具１００は、内側フレーム８２、８４が
どこまで上向きに旋回するかを制御する。さらに、ある
アニロックスロールが、他方に比べて小さいあるいは大
きい場合（たとえば、製造上の許容により）には、これ
らの止め具は、プリントダイに対する選択されたアニロ
ックスロールの圧力を再び調節するために使用できる。 このことは、再び彫られた直径は元の直径と異なるので
、アニロックスロール交換時には好都合である。

【００２０】二部分からなるドクターブレードアッセン
ブリー４０の全ては、三角形の支持板１０２に装着され
、この支持板は内部フレームの回転軸１０４に旋回可能
に装着されている。かくして、内側フレーム８２、８４
がプリントシリンダ２４を離れて旋回すると、ドクター
ブレード５０、５２とアニロックスロール３６の間の接
触は変わらず、インキはインキ供給室５６に含まれたま
まである。溝形支持５４は、支持梁６３が三角形の支持
板１０２に固定されている間、回転軸６０の周りを旋回
できるようになっている。エアチューブ６４は、選択さ
れたアニロックスロールに対するブレード５０、５２の
圧力を制御する。ロックリングは、三角形板１０２を内
側フレーム８２、８４の適所に保つ。

【００２１】全体のドクターブレードアッセンブリー４
０は、図１の破線によって示されるように枢軸をはなれ
た位置に対する回転軸１０４の周りに旋回でき、個々の
アッセンブリー４０は主フレーム９８上のピン止め具１
０６によって止められ支えられる。はじめに、この枢軸
を外れたアニロックスロールアッセンブリーから離れた
完全な非操作位置は、他のアニロックスロール７０、７
２の選択されたいずれか一つを操作可能な印刷位置に置
くためトラニオン７８の周りの歯車ケース７４、７６の
回転用のクリアランス（隙間）を提供する。次に、これ
は手動洗浄やドクターブレード交換のための接近可能位
置にドクターブレードアッセンブリーを配置する。

【００２２】ゴムで覆われたワイプロール４２は、軸８
６の周りに回転できるように配設された一対のワイプロ
ール支持アーム８８で回転用に軸受装着されている。両
側のエアシリンダ６８は、ドクターブレードインキ供給
装置が使用されると上部の選択されたアニロックスロー
ルと接触しないようワイプロール４２を押し、反対にワ
イプロールインキ供給装置が使用されると選択されたア
ニロックスロールと接触するようにワイプロール４２を
引っ張る。各内側フレームの調節止め具１０８は、ワイ
プロール４２と操作可能なアニロックスロールの間の接
触圧を制御する。止め具１０８は、内側フレーム８２、
８４の止め具１００として平行や異なる寸法のロールを
調節するために用いることができる。これらエアシリン
ダや止め具は、内側フレーム８２、８４上に配設される
ので旋回するこれら内部フレームは、如何なる位置に於
ける操作可能なアニロックスロールに関してワイプロー
ル４２の相互的な位置を変えない。

【００２３】三つのアニロックスロールのサブアッセン
ブリーの回転用のクリアランス（隙間）を提供し、他の
アニロックスロールを印刷位置に運ぶため、図１の破線
に見られるように、ワイプロール４２は、完全な非操作
位置に移動される。図１の破線に見られるように、各ワ
イプロール支持アーム８８からワイプロールエアシリン
ダ６８の作動ロッド１１２を取り外すために、コネクト
ピン１１０（図２及び７を参照）を取り外すことによっ
て、かつ各支持アーム上８８の突起部１１４が内部フレ
ームの止めピン１１６に係止するまでワイプロール４２
を手動でアニロックスロールアッセンブリーから離れて
移動させることによって、上記のことがなされる。以下
に述べるが、このことはまたワイプロール４２を完全に
離した位置に配置することになる。

【００２４】図２、図３、及び図４を参照すれば、アニ
ロックスロール駆動構成は、以下の通りである。各三つ
のアニロックスロール３６、７０、７２は、平歯車、図
３の右端の歯車１１８と左端の歯車１２０を含む。右の
歯車（図３）は、三角歯車ケースに配置された中央駆動
歯車１２２と噛み合っている。この中央駆動歯車１２２
は、主入力駆動車軸１２８上の電気クラッチ１２６を介
して主フレーム９８の外側に配置するアニロックスロー
ル駆動歯車１２４によって駆動される。アニロックスロ
ール駆動歯車１２４は、機械歯車トレーン（図示せず）
を介する主機械駆動モータによって順次駆動されるプリ
ントシリンダ駆動歯車１３２によってアイドル歯車１３
０を介して駆動される。アニロックスロール３６、７０
、７２は、上部アニロックスロールが印刷位置にあると
き、すなわちプリントダイにインキを供給する位置にあ
るとき、前述の歯車によって回転可能に駆動される。

【００２５】内側フレーム８２、８４は、上部アニロッ
クスロールがプリントシリンダ２４と係合しないように
旋回されると、このアニロックスロールは、そのインキ
が乾かないように低速度で駆動される。ドクターブレー
ド装置が用いられているときは、アニロックスロールは
ワイプロール駆動モータ１３４（図３の左主フレームの
外側）によって駆動される。補助入力駆動車軸１３６は
、図３の左の補助中央駆動歯車１３８に連結され、右中
央歯車１２２と同軸上にある。この補助歯車１３８は、
モータ１３４の出力軸と補助入力駆動車軸１３６の電気
クラッチ１４２のタイミングベルト車を取り囲んでいる
タイミングベルト１４０を介してモータ１３４によって
駆動される。ワイプロール４２が使用されると、ワイプ
ロールと係合するアニロックスロールの間の摩擦でアニ
ロックスロールが回転し、ワイプロールはワイプロール
駆動モータによって駆動される。このような状況で、補
助電気クラッチ１４２の動力は断たれる。

【００２６】ワイプロール４２は、ワイプロールモータ
１３４の出力軸上の主左フレームの外側のタイミングベ
ルト車１４６と、内側フレーム８４と隣接したワイプロ
ール支持アーム８８の両方の軸８６のピボットピンとし
ての役割も果たす心軸１５０上のタイミングベルト車１
４８を取り巻くタイミングベルト１４４によって駆動さ
れる。動力はフレーム９８に軸受配置されている心軸１
５０によって主フレーム９８の内側に伝導される。他の
タイミングベルト１５２は、心軸１５０の内端上のベル
ト車１５４とワイプロール４２の左端のベルト車１５６
とを取り囲む。使用時にワイプロールは、常に機械速度
と係わりなく一定の速度で回転するので、三つのアニロ
ックスロール３６、７０、７２のように右側（図３）で
動く必要はない。

【００２７】三つのアニロックスロール用の三角形歯車
ケース７４、７６は、図２と図３に示すように取り外し
可能な軸受キャップ１６０、１６２、１６４とともに形
成される。軸受キャップの内部のフランジは、アニロッ
クスロール３６、７０、７２の軸受の周りに合わされ、
外側のフランジは単に各々の歯車ケースの本体に当接さ
れる。取り外されるアニロックスロールは、図１のロー
ル７０の位置に配置される。取付けボルト１６６（図２
）は、各末端の軸受キャップを解放するために取り除か
れ、しかる後ロールは歯車ケース、取り外される末端の
歯車１１８、１２０から持ち上げられる。

【００２８】前述のように、ワイプロール４２は、支持
アーム８８を図１に示す破線位置に旋回させることによ
って取り外される。駆動心軸１５０の内側のベルト１５
２は、ベルト車１５４から取り外される。この特殊なベ
ルト車１５４は、ベルトが外せるようにフランジがなく
、ワイプロール４２の末端のより大きなベルト車１５６
は、ベルト１５２の案内用のフランジがある。かくして
、ベルト１５２は、大きなベルト車１５６に緩やかに係
合する。各末端における軸受キャップ１７０のボルト１
６８（図２）は、取り外され軸受キャップ１７０が取り
外される。その後、ワイプロールは、支持アーム８８の
軸受ソケットから持ち上げられる。

【００２９】ワイプロール装置を利用して印刷部を操作
するには、短いストロークのエアシリンダ６８に動力を
与え、ワイプロール４２を使用中のアニロックスロール
、すなわち最上部のアニロックスロールと接触させる。 インキ装置（図示せず）は、インキ供給管１７２（図１
）を介してインキを供給し、ワイプロールと操作可能な
アニロックスロールの間の上方のニップにインキビード
１７４を形成する。ワイプロール駆動モータ１３４が回
転する。これがワイプロールを回転させ、さらにワイプ
ロールは、摩擦によって低速度で上方のアニロックスロ
ールを回転させる。補足的な電気クラッチ１２６も回転
する。かくして上方のアニロックスロールは、機械速度
と比例して、すなわちアニロックスロールとプリントダ
イ２６の間の同一な表面速度で動かされる。ワイプロー
ルは、アニロックスロール表面のセルにインキを圧搾す
るためにワイプロール４２と上方のアニロックスロール
３６の間にワイピング（ｗｉｐｉｎｇ）　動作を生成し
ながら低速度で作動する。主機械が始動すると、例えば
印刷及びコンテナ用紙形成用のフレキソ印刷装置、ダイ
カッタ、クリーザ、スロッタ機械が始動する。この機械
の給紙器（図示せず）が用紙を給紙すると、内側フレー
ム８２、８４は、アニロックスロール３６がプリントダ
イ２６と接触するように上向きに旋回し印刷が行われる
。 用紙の給紙が終了すると内側フレーム８２、８４は、プ
リントダイと接触しないように自動的に下向きに旋回す
る。こうしてプリントダイに余剰のインキが組成するの
を妨げる。空気圧がドクターブレードアッセンブリーの
エアチューブ６４に供給されず、ばね６６は溝形支持５
４をアニロックスロール３６から離れるように引っ張り
、ドクターブレード５０、５２は、アニロックスロール
と接触せず、インキはドクターブレードアッセンブリー
に供給されない。

【００３０】ドクターブレードインキ付け装置を利用し
て印刷部を作動するには、短いストロークのエアシリン
ダ６８に動力を与えて、ワイプロール４２が可動のアニ
ロックスロール３６と接触しないようにする。空気圧が
ドクターブレードアッセンブリー４０のエアチューブに
供給され、この上方のアニロックスロールに対してドク
ターブレード５０、５２が押しつけられる。インキが溝
形支持５４の通路を介してインキ入口１７６からインキ
供給室５６に供給される。ワイプロールモータ１３４が
回転し、補助電気クラッチ１４２に動力が加えられる。 こうして低速度で同方向に三つ全てのアニロックスロー
ルを回転させ、インキはドクターブレード５０、５２に
よって、上方の操作可能なアニロックスロールのセルの
中に圧搾される。主機械が始動する。主電気クラッチ１
２６は、動力を与えられ、補助クラッチ１４２は、動力
を断たれる。可動のアニロックスロールは、プリントシ
リンダ駆動歯車１３２と主電気クラッチ１２６を介する
歯車１３０、１２４によって機械速度で駆動される。主
機械の給紙器がコンテナ用紙３２を送り始めると、短い
ストロークのエアシリンダ９０は、上方のアニロックス
ロールが回転プリントダイ２６と接触するように、内側
フレーム８２、８４を上向きに旋回させ、印刷が行われ
る。給紙器が止まると内側フレーム８２、８４は、ワイ
プロール使用時と同じく上方のアニロックスロールを離
すために下向きに旋回させられる。

【００３１】別のアニロックスロールを利用したい場合
は、機械を止め、インキを供給せず、モータやクラッチ
の電源も断つ。ワイプロール支持アーム８８は、前述の
ように短いストロークのエアシリンダ６８から分離され
、ワイプロール４２は、図１に示す破線位置へと移動す
る。ドクターブレード支持板１０２と内側フレーム８２
、８４の間のロックピン１７８（図１）は取り外され、
ドクターブレードアッセンブリー４０は、図１に示す破
線位置に於ける回転軸６０の周りを旋回する。これは明
らかに三つのアニロックスロール、すなわち全てのアニ
ロックスロールサブアッセンブリーとともに歯車ケース
７４、７６が回転する領域である。両歯車ケース７４、
７６のロックピン８０は解放され、歯車ケースはトラニ
オン装備７８の周りを旋回し、異なるアニロックスロー
ルを印刷用の係合位置すなわち最高位置に配置する。歯
車ケースロックピン８０は、アニロックスロールの選択
のために挿入される穴に再挿入される。ドクターブレー
ドアッセンブリーとワイプロールとは、その操作位置に
戻される。かくして、前述のいずれかのインキ付け装置
によって印刷が行われる。

【００３２】操作員は、ワイプロール装置を用いるか、
インキをプリントダイに供給するドクターブレード装置
を用いるかを選択でき、この選択によって印刷がなされ
ることは前述により認識されよう。ワイプロールは、概
して濃淡のないインキに適用される大きな版に用いられ
るべきだが、ドクターブレードは原色版印刷すなわちド
ットのブランクにインキを塗布するプリントダイに用い
られるべきである（あるいは単色のみのドットであるハ
ーフトーン）。

【００３３】操作員は、前述の実施態様によるアニロッ
クスロール表面スクリーンを選択できることも認識され
よう。すなわち、アニロックスロール表面に於けるイン
キセルの寸法及び形状に関連するスクリーンの選択、ロ
ール表面の平方インチはどのくらいにするか、インキセ
ルの容量、どれくらいのインキがセルに付着されるべき
かなどの選択である。異なった表面スクリーンは、異な
る印刷特性を提供する。好ましい実施態様とともに、ユ
ーザは各印刷部の三つのスクリーンの選択を調整するこ
とができる、すなわちアニロックスロール３６、７０、
７２は、異なるスクリーンとともに各々構成することが
できる。こうして、特殊な印刷の操作に最も適したスク
リーンが、そのスクリーンを伴う特殊なアニロックスロ
ールを上方の操作位置に移動することによって選択でき
るのである。多色印刷用の二つか三つの区画を有する機
械とともに操作員は、選択されたスクリーンが特殊な色
に、より良く適合した各々の色用の異なるスクリーンを
選択できる。

【００３４】ワイプロール装置で印刷すると、アニロッ
クスロールスクリーンの影響を受ける。また、本発明の
ワイプロールは、利用可能なスクリーンのいずれか一つ
とともに用いることができる。操作員は、単色部のワイ
プロールや大きな可動性のドクターブレードの利用が選
択できる。望むならば、複式区画印刷装置の各色区画が
他と異なるスクリーンを有し、かくして二色印刷の六ス
クリーンと三色印刷の九スクリーンの選択が可能となる
。

【００３５】一つのアニロックスロールでは、損傷を受
け磨滅しやすいことがさらに認識されよう、一つでは修
理や交換が必要だが二つの場合は使用に耐え続け得る。 こうすれば利用可能な高価なスペアのアニロックスロー
ルを貯蔵しておく手間が省ける。ワイプロールを交換す
る必要があれば、操作員はドクターブレードを用いて依
然印刷を続けられる。

【００３６】図示された実施態様の他の利点は、アニロ
ックスロールとワイプロールの容易で迅速な交換である
。従来、ワイプロールとアニロックスロール軸は、主フ
レームを通して延出されているので、交換には時間が掛
かり厄介であった。このことは、歯車ガード、駆動部品
、モータ等の取り外しを要し、ロール交換に数時間が費
やされていた。図示の実施例では、ワイプロールととも
にタイミングベルトをベルト車の末端で滑らすという容
易な作業を除いては、軸受キャップを取り外しロールを
持ち上げることのみが必要である。

【００３７】上述の実施態様は、もちろん本発明の範囲
に制限されることを意味してはいない。変型例や他の代
替的な構造は、特許請求の範囲内にあることは明らかで
あろう。

【００３８】例えば、前述の好ましい実施態様において
、上部の一つのみがインキ付けされプリントダイにイン
キを供給しても、全ての三つのアニロックスロールは回
転する。主フレームの間の距離が固定されるという設計
上の制約を受けても、アニロックスロールの表面の幅は
、アニロックスロール末端歯車とロール車軸末端の間に
電気クラッチの空間を生じる場合があり、ロールは選択
的に動く。さらにワイプロールモータがアニロックスロ
ールを回転させているときは、いつもワイプロールは回
転しているので、再度電気クラッチは選択的にワイプロ
ールを回転させるためベルト駆動装置に配置される。

【００３９】歯車ケースの回転は、図示している如く手
動である。平型歯車は、どちらかの歯車ケースを取り囲
み（依然ロール分離機能を提供するために軸受キャップ
で分離されている）アニロックスロールサブアッセンブ
リーを新しい位置に送るための自動押しボタンの回転の
ための、モータ駆動小歯車によって動かされる。適切な
ロック装置は、自動的に歯車ケース、ワイプロール支持
アーム、そしてドクターブレードアッセンブリーを解放
するエアシリンダ操作連係と一致して用いられ、歯車ケ
ースが回転する前に、ワイプロール支持アームとドクタ
ーブレードアッセンブリーをその適切な位置に移動させ
る。

【００４０】他の駆動装置は、ワイプロール例えば歯車
駆動のベルト駆動の代用となる。

【００４１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のインキロール、特に一つのインキロールを選択的
に利用することが可能な印刷部に於ける単一プリントシ
リンダ用のアニロックスロールを提供することができる
。このことは、選択にたいして容易に利用できる様々な
仕様のインキロールを有するため、改善された印刷を成
し得るという利点があり、また一つのインキロールの利
用だけでは不完全であった、容易に利用できる一つまた
は複数の支援インキロールを有するという付与的あるい
は交互的な利点が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】図３の線１−１を平面から見たフレキソ印刷部
の主な部分を示す垂直断面図でワイプロールやドクター
ブレードアッセンブリーとの係合操作が個々に選択可能
な三つのインキアプリケーターを示す。

【図２】図１と同様な図３の線２−２を平面から見た垂
直断面図で三つのインキロールを駆動する歯車の配列、
インキロールを取り外し可能に取り付ける装置、ワイプ
ロールの取り付け配列、そしてプリントシリンダの係合
から操作可能なインキローラを旋回するための配列を示
す。

【図３】図１の角度のある線３−３に沿って展開する図
１の印刷部の断面図である。

【図４】図３の線４−４の平面を概ね見た部分断面側面
図であり三つのインキロールの駆動配列、ワイプロール
の駆動配列、さらに三つのインキロールとワイプロール
の遊びの駆動配列を示す。

【図５】図１の線５−５に沿った断面図でドクターブレ
ードアッセンブリーの旋回できる取り付けを示す。

【図６】図２の線６−６に沿った側面図で操作可能なイ
ンキロールをプリントシリンダとの係合から離すための
旋回できる始動装置を示す。

【図７】図２の線７−７に沿った側面図でワイプロール
を可動のインキロールと係合させるか離すかする旋回で
きる始動操作を示す。

【符号の説明】

２０　　印刷部 ２２　　インプレッションシリンダ ２４　　プリントシリンダ ２６　　プリントダイ ２８　　矢印 ３０　　矢印 ３２　　用紙 ３４　　矢印 ３６　　アニロックスロール ３８　　矢印 ４０　　ドクターブレードアッセンブリー４２　　ワイ
プロール ４４　　インキ皿 ４６　　ドレーン ４８　　矢印 ５０　　ドクターブレード ５２　　ドクターブレード ５４　　溝形支持 ５６　　インキ供給室 ６０　　回転軸 ６２　　回転支持板 ６３　　梁 ６４　　エアチューブ ６６　　ばね ６８　　エアシリンダ ７０　　アニロクッスロール ７２　　アニロクッスロール ７４　　歯車ケース ７８　　トラニオン ８０　　ロックピン ８２　　内側フレーム ８４　　内側フレーム ８６　　軸 ８８　　支持アーム ９０　　エアシリンダ ９２　　ばね ９４　　拡張板 ９６　　板 ９８　　主フレーム １００　　止め具 １０２　　支持板 １０４　　回転軸 １０６　　ピン止め具 １０８　　止め具 １１０　　コネクトピン １１２　　作動ロッド １１４　　突起部 １１６　　止めピン １１８　　歯車 １２０　　歯車 １２２　　中央駆動歯車 １２４　　アニロックスロール駆動歯車１２６　　電気
クラッチ １２８　　主入力駆動軸 １３０　　アイドル歯車 １３２　　プリントシリンダ駆動歯車 １３４　　ワイプロール駆動歯車 １３６　　補助入力駆動軸 １３８　　補助中央駆動歯車 １４０　　タイミングベルト １４２　　補助電気クラッチ １４４　　タイミングベルト １４６　　タイミングベルト車 １４８　　タイミングベルト車 １５０　　心軸 １５２　　タイミングベルト １５４　　ベルト車 １５６　　ベルト車 １６０　　軸受キャップ １６２　　軸受キャップ １６４　　軸受キャップ １６６　　取付けボルト １６８　　ボルト １７０　　軸受キャップ １７２　　インキ供給管 １７４　　インキビード １７６　　インキ入口 １７８　　ロックピン

Claims (25)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　主フレーム、該主フレームによって回
   転可能に支持されるプリントシリンダ（印胴）、間隔を
   置いた平行な軸の回りを回転可能な複数のアニックスロ
   ールからなるサブアッセンブリー、該サブアッセンブリ
   ーは該間隔を置いた複数の軸に対して平行かつ軸の間で
   平行な軸の周りの該主フレームに関して旋回可能であり
   、該プリントシリンダと協動する操作位置に移動される
   ことのできる選択位置に該サブアッセンブリーを固定す
   る装置、及び操作位置にあるときアニックスロールの選
   択されたいずれか一つにインキを供給する装置とからな
   る印刷装置。
2. 【請求項２】　　該サブアッセンブリーが、該主フレー
   ムに旋回的に配置された副フレームに回転可能に設けら
   れた請求項１記載の印刷装置。
3. 【請求項３】　　該副フレームが、該主フレーム内部に
   旋回的に設けられた一対の側フレーム部材からなる請求
   項２に記載の印刷装置。
4. 【請求項４】　　各アニロックスロールが、共通中心駆
   動歯車と継続的に噛み合う一つの歯車を含む請求項１記
   載の印刷装置。
5. 【請求項５】　　該共通駆動歯車が、サブアッセンブリ
   ー旋回軸の周りを回転するように配設された請求項４に
   記載の印刷装置。
6. 【請求項６】　　該インキ供給手段が、該プリントシリ
   ンダから離れた完全な非操作位置に旋回的であり、アニ
   ロックスロールと協動して該アッセンブリーの回転が、
   該アニロックスロールの新たに選択された一つを該操作
   位置に移動せしめるドクターブレードアッセンブリーか
   らなる請求項１記載の印刷装置。
7. 【請求項７】　　該インキ供給手段が、該サブアッセン
   ブリーの回転が該アニロックスロールの新たな選択され
   た一つを操作位置に移動せしむる該アッセンブリーから
   離れた完全な非操作位置にて旋回するために配設された
   ワイプロールからなる請求項１記載の印刷装置。
8. 【請求項８】　　該インキ供給手段が、該サブアッセン
   ブリーの片側に配置されたドクターブレードアッセンブ
   リーと、該サブアッセンブリーの反対側に配設されたワ
   イプロールとからなる請求項１に記載の印刷装置。
9. 【請求項９】　　該ドクターブレードアッセンブリーと
   該ワイプロールとが、完全に非操作位置に対する該サブ
   アッセンブリーの回転可能軸に平行な軸周辺の反対方向
   にて旋回的であり、もって該アニロックスロールの新た
   に選択された一つを該操作位置に移動させるための該サ
   ブアッセンブリーの回転に十分なクリアランスを提供す
   る請求項８に記載の印刷装置。
10. 【請求項１０】　　主フレームに回転可能に取り付けら
    れたプリントシリンダ、サブアッセンブリーに於ける平
    行な間隔をおいた軸の周りを回転するように取り付けら
    れた複数のアニロックスロール、該プリントシリンダに
    関する協動位置に該アニックスロールのいずれか一つを
    移動させ該プリントシリンダにおける印刷用に該アニロ
    ックスロールのいずれか一つが選択され得るように該主
    フレームに関して移動可能にしてなる該サブアッセンブ
    リ、及び該協動位置の該アニロックスロールの一つだけ
    をインキ付けするインキ付け装置からなる印刷装置。
11. 【請求項１１】　　該アニロックスロールが、異なる表
    面スクリーンを有する請求項１０に記載の印刷装置。
12. 【請求項１２】　　該サブアッセンブリーが、該主フレ
    ームの内側に旋回的に配置される一対の内側フレームに
    旋回可能に取り付けられる請求項１０に記載の印刷装置
    。
13. 【請求項１３】　　該インキ付け装置が、該主フレーム
    及び該内側フレームに関して旋回的に配置されたアーム
    の間に旋回可能に設けられたワイプロールからなる請求
    項１２に記載の印刷装置。
14. 【請求項１４】　　該インキ付け装置が、さらに該内側
    フレームの間に旋回的に配置された二部分からなるドク
    ターブレードアッセンブリーからなり、該ワイプロール
    と該ドクターブレードアッセンブリーとが該協動位置の
    対向する両側に配置され、該協動位置の該アニロックス
    ロールの一つに交互選択可能にインキを供給する請求項
    １３に記載の印刷装置。
15. 【請求項１５】　　該主フレームと該内側フレームの少
    なくとも一つの間で協動し、該協動位置のアニロックス
    ロールの選択された一つと印刷用該プリントシリンダの
    間の定圧を調節する調節止め具、該主フレームと該アッ
    センブリーを該プリントシリンダへ向けて及び離して移
    動させる該アッセンブリーの間で操作可能な流体シリン
    ダ、かつ該サブアッセンブリーを該プリントシリンダに
    バイアス（偏移）させるばねからなる請求項１２に記載
    の印刷装置。
16. 【請求項１６】　　該インキ付け装置が、該サブアッセ
    ンブリーの下方に配置するインキ皿を含み、該ばねが該
    主フレームと該内側フレームの少なくとも一つの間で操
    作可能であり、該ばねは該インキ皿の内側に位置する請
    求項１５に記載の印刷装置。
17. 【請求項１７】　　該インキ付け装置が、該協動位置の
    片側にあるワイプロール、該協動位置の反対側にあるド
    クターブレードアッセンブリー、該ワイプロールを該協
    動位置において選択されたアニロックスロールと係合さ
    せまた係合から外すように動かすための装置、該ドクタ
    ーブレードアッセンブリーを該協動位置において選択さ
    れたアニロックスロールと係合させまた係合から外すよ
    うに動かすための装置、及びワイプロールとドクターブ
    レードアッセンブリーの該協動位置から離れた完全な非
    操作位置への移動が該サブアッセンブリーの移動をいず
    れの選択されたアニロックスロールも該協動位置に順応
    させ得る付与的装置よりなる請求項１０に記載の印刷装
    置。
18. 【請求項１８】　　該ワイプロールが、旋回アームの非
    固定両端に内蔵された軸受に回転可能に配置され、取り
    外し可能な軸受キャップが該非固定両端の該軸受を保持
    し、該ワイプロールの完全な非操作位置の該末端キャッ
    プを取り外して該ワイプロールを該非固定両端から引上
    げ取り外すことが可能ならしめる請求項１７に記載の印
    刷装置。
19. 【請求項１９】　　該サブアッセンブリーが、末端ケー
    シングを有し、該アニロックスロールが軸受に回転可能
    に配置され、該軸受が取り外し可能な軸受キャップによ
    って該ケーシングに固定され、該ケーシングが回転可能
    に支持され、ロック配列は該主フレームに関して複数の
    選択された回転的位置のいずれか一つにおける該ケーシ
    ングを着脱自在にロックする、及び各アニロックスロー
    ルは該ケーシングの選択された回転位置の一つにおける
    それぞれの軸受キャップを取り外した後にその回転軸に
    対して垂直方向に容易に取り外し可能な請求項１０に記
    載の印刷装置。
20. 【請求項２０】　　主フレーム、該主フレームによって
    回転可能に支持されるプリントシリンダ、該主フレーム
    に旋回的に配置される副フレーム、二つのケーシングの
    中及び間に回転可能に配置された複数の間隔をおいた平
    行なインキロール、該インキロールの選択されたいずれ
    か一つを印刷用の該プリントシリンダとの協動用の操作
    位置に選択的に運ぶ該副フレームに回転可能に配設され
    た該ケーシング、該操作位置において選択されたインキ
    ロールを保持するため該副フレームに関して該ケーシン
    グを着脱自在にロックするロック装置、印刷時に該プリ
    ントシリンダに対して選択されたインキロールを圧する
    ための該主フレームに関して該副フレームをピボットす
    るが非印刷時には該プリントシリンダから選択されたイ
    ンキロールに間隔をおく装置、該操作位置において選択
    されたインキロールの片側に配置されたワイプロールか
    らなる交互的なインキ装置と反対側に配置されたドクタ
    ーブレードアッセンブリー、該操作位置に向かい及び離
    れ該副フレームに関して旋回的な運動をするように配置
    されたワイプロール、該操作位置に対する該ワイプロー
    ルの旋回運動の限度を決める該副フレーム上の調節止め
    具、及び該副フレームに配設され該操作位置にて選択さ
    れたインキロールに対して及び離れて該副フレームに関
    して調節及び移動可能な該ドクターブレードアッセンブ
    リーからなる印刷装置。
21. 【請求項２１】　　該ケーシングの少なくとも一つが、
    各インキロールの末端の分離歯車と噛み合う中央歯車を
    含む請求項２０に記載の印刷装置。
22. 【請求項２２】　　該ケーシングの両方が、歯車ケーシ
    ングで各インキロールは各末端に歯車を有し、各歯車ケ
    ーシングはインキロールの近傍末端の歯車と噛み合い、
    該ケーシングが回転可能な同軸上に該中央歯車が配設さ
    れる請求項２０に記載の印刷装置。
23. 【請求項２３】　　該インキロールが、異なる表面スク
    リーンを有するアニロックスロールである請求項２０に
    記載の印刷装置。
24. 【請求項２４】　　該主フレームと該副フレームの間で
    操作可能な調節止め具が、印刷時に該プリントシリンダ
    に対する選択されたインキロールの圧を調節する該副フ
    レーム旋回装置によって該プリントシリンダに対するそ
    の選択されたインキロールの運動を制限し、該ワイプロ
    ールと該副フレームが共通軸の回りを旋回し、かつ該主
    フレームと該副フレームの間で操作可能な弾性装置が該
    副フレームを複数のアニロックスロールの重量に少なく
    とも部分的に平衡させる該プリントシリンダに向かって
    旋回的に推進し、該副フレーム旋回装置に掛かる荷重を
    減少する請求項２０に記載の印刷装置。
25. 【請求項２５】　　該インキロールが、該ケーシングで
    支持される軸受に配置され、該軸受が取り外し可能な軸
    受キャップによって該ケーシングに保持され、各インキ
    ロールが該操作位置から異なる位置にあるとき、軸受を
    保持している軸受キャップの取り外しによって回転軸に
    垂直な方向に取り外し可能である請求項２０に記載の印
    刷装置。