JPH0422666Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0422666Y2 JPH0422666Y2 JP12378085U JP12378085U JPH0422666Y2 JP H0422666 Y2 JPH0422666 Y2 JP H0422666Y2 JP 12378085 U JP12378085 U JP 12378085U JP 12378085 U JP12378085 U JP 12378085U JP H0422666 Y2 JPH0422666 Y2 JP H0422666Y2
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- Japan
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- key cylinder
- button
- escutcheon
- lock
- key
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 32
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 32
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、コラムカバーに設けられてエンジン
始動用キーシリンダの先端部を遊挿するキーシリ
ンダ用配設孔の内面と、エンジン始動用キーシリ
ンダとの隙間を閉成するキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンに関するものである。
始動用キーシリンダの先端部を遊挿するキーシリ
ンダ用配設孔の内面と、エンジン始動用キーシリ
ンダとの隙間を閉成するキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンに関するものである。
(従来の技術)
従来から、キーシリンダ配設孔カバー用エスカ
ツシヨンには、第6図に示すようなものがある。
(実開昭56−164855号) このものでは、ステアリングコラム1にキーシ
リンダ2及びコンビネーシヨンスイツチ3が備え
られており、コンビネーシヨンスイツチ3にはネ
ジを介してコラムカバー4が取付けられている。
キーシリンダ2の車室側端面2aには、車両始動
用のキーを挿入するキー溝5が形成されている。
このキー溝5は、車両始動用のキーをキー溝5に
挿入して所望の位置に回転停止し得るようになつ
ている。キーシリンダ2の車室側端面2aには、
エンジンを始動するスタート位置6、エンジンの
駆動を継続するオン位置7、車両内外の照明灯な
どを点灯するアクセサリ位置8、ステアリング装
置をロツクさせるロツク位置9がそれぞれ設けら
れている。コラムカバー4にはキーシリンダ2の
配設用の配設孔10が開口されている。この配設
孔10にはキーシリンダ2の車室側先端部が遊挿
されている。11は、キーシリンダ2の車室側先
端部の外周に圧入されるエスカツシヨンである。
このエスカツシヨン11は、第7図、第8図に示
すように、キーシリンダ2と配設孔10の内面1
0aとの隙間を閉成するリング板部12と、キー
シリンダ2の外周を覆つてキーシリンダ2の車室
側先端部に圧入される筒部13とから構成されて
おり、キーシリンダ2と配設孔10の内面10a
との隙間を閉成するようになつている。
ツシヨンには、第6図に示すようなものがある。
(実開昭56−164855号) このものでは、ステアリングコラム1にキーシ
リンダ2及びコンビネーシヨンスイツチ3が備え
られており、コンビネーシヨンスイツチ3にはネ
ジを介してコラムカバー4が取付けられている。
キーシリンダ2の車室側端面2aには、車両始動
用のキーを挿入するキー溝5が形成されている。
このキー溝5は、車両始動用のキーをキー溝5に
挿入して所望の位置に回転停止し得るようになつ
ている。キーシリンダ2の車室側端面2aには、
エンジンを始動するスタート位置6、エンジンの
駆動を継続するオン位置7、車両内外の照明灯な
どを点灯するアクセサリ位置8、ステアリング装
置をロツクさせるロツク位置9がそれぞれ設けら
れている。コラムカバー4にはキーシリンダ2の
配設用の配設孔10が開口されている。この配設
孔10にはキーシリンダ2の車室側先端部が遊挿
されている。11は、キーシリンダ2の車室側先
端部の外周に圧入されるエスカツシヨンである。
このエスカツシヨン11は、第7図、第8図に示
すように、キーシリンダ2と配設孔10の内面1
0aとの隙間を閉成するリング板部12と、キー
シリンダ2の外周を覆つてキーシリンダ2の車室
側先端部に圧入される筒部13とから構成されて
おり、キーシリンダ2と配設孔10の内面10a
との隙間を閉成するようになつている。
ところで、車両に乗員が乗つている際中キーの
回転操作を行つてもロツク位置9までキーが回転
しないようにしたキーシリンダが考えられてい
る。第9図は、このようなキーシリンダとコラム
カバーとの関係を示すものである。この第9図に
おいては、キーシリンダ2にロツクボタン14が
設けられている。このロツクボタン14は、一端
部14aがキーシリンダ2に取付けられ、他端部
14bが車室内側に突出されている。ロツクボタ
ン14は、キーシリンダ2の下部に設けられたス
ライドガイド部15に案内されてキーシリンダ2
の軸線方向に進退動可能とされている。ロツクボ
タン14は、他端部14bが車室内側に常時突出
するように、車室内側にバネ付勢されている。
回転操作を行つてもロツク位置9までキーが回転
しないようにしたキーシリンダが考えられてい
る。第9図は、このようなキーシリンダとコラム
カバーとの関係を示すものである。この第9図に
おいては、キーシリンダ2にロツクボタン14が
設けられている。このロツクボタン14は、一端
部14aがキーシリンダ2に取付けられ、他端部
14bが車室内側に突出されている。ロツクボタ
ン14は、キーシリンダ2の下部に設けられたス
ライドガイド部15に案内されてキーシリンダ2
の軸線方向に進退動可能とされている。ロツクボ
タン14は、他端部14bが車室内側に常時突出
するように、車室内側にバネ付勢されている。
このロツクボタン14はキーシリンダ2の軸線
方向に向かつて押圧されると、キーがアクセサリ
ー位置8側からロツク位置9まで回転可能とされ
ている。即ち、ロツクボタン14が押圧されてい
ると、キーはスタート位置6からロツク位置9ま
で回転可能となつている。
方向に向かつて押圧されると、キーがアクセサリ
ー位置8側からロツク位置9まで回転可能とされ
ている。即ち、ロツクボタン14が押圧されてい
ると、キーはスタート位置6からロツク位置9ま
で回転可能となつている。
ロツクボタン14がキーシリンダ2の軸線方向
に向かつて押圧されないで、車室内側に突出され
ていると、キーがアクセサリー位置8側からロツ
ク位置9に回転不能とされている。即ち、ロツク
ボタン14をキーシリンダ2の軸線方向に向かつ
て押圧しないと、キーがロツク位置9まで回転出
来ず、ステアリング装置はロツクしないようにな
つている。
に向かつて押圧されないで、車室内側に突出され
ていると、キーがアクセサリー位置8側からロツ
ク位置9に回転不能とされている。即ち、ロツク
ボタン14をキーシリンダ2の軸線方向に向かつ
て押圧しないと、キーがロツク位置9まで回転出
来ず、ステアリング装置はロツクしないようにな
つている。
しかも、ロツクボタン14をキーシリンダ2の
延在方向に押圧しつつ、キーをロツク位置9まで
回転させると、ロツクボタン14はバネ力によつ
て押圧された状態から通常の突出状態に復帰する
ようになつている。
延在方向に押圧しつつ、キーをロツク位置9まで
回転させると、ロツクボタン14はバネ力によつ
て押圧された状態から通常の突出状態に復帰する
ようになつている。
コラムカバー4には、キーシリンダ2の車室側
端面2aとロツクボタン14の先端部とを共に遊
挿して車室内に臨ませる配設孔16が開口されて
いる。この配設孔16の内面16aとキーシリン
ダ2及びロツクボタン14との隙間を閉成するた
めに、第10図、第12図に示すように、閉成板
部18とキーシリンダ2の先端部外周に圧入され
る筒部19とから構成されているエスカツシヨン
17が考えられる。閉成板部18には、キーシリ
ンダ2を挿通するシリンダ挿通孔20とロツクボ
タン14を挿通する釦挿通孔21とが開口形成さ
れており、ロツクボタン14の先端部14bは釦
挿通孔21から車室内に突出している。筒部19
はシリンダ挿通孔20の開口周縁部に沿つて形成
され、エスカツシヨン17の裏面側に突出してい
る。このエスカツシヨン17は、第11図に示す
ように、コラムカバー4の外側からキーシリンダ
2に圧入されて取付けられている。
端面2aとロツクボタン14の先端部とを共に遊
挿して車室内に臨ませる配設孔16が開口されて
いる。この配設孔16の内面16aとキーシリン
ダ2及びロツクボタン14との隙間を閉成するた
めに、第10図、第12図に示すように、閉成板
部18とキーシリンダ2の先端部外周に圧入され
る筒部19とから構成されているエスカツシヨン
17が考えられる。閉成板部18には、キーシリ
ンダ2を挿通するシリンダ挿通孔20とロツクボ
タン14を挿通する釦挿通孔21とが開口形成さ
れており、ロツクボタン14の先端部14bは釦
挿通孔21から車室内に突出している。筒部19
はシリンダ挿通孔20の開口周縁部に沿つて形成
され、エスカツシヨン17の裏面側に突出してい
る。このエスカツシヨン17は、第11図に示す
ように、コラムカバー4の外側からキーシリンダ
2に圧入されて取付けられている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで、このようなキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンでは、エスカツシヨン17を
キーシリンダ2に圧入するとき、コラムカバー4
の取り外しを容易とするため、軽く圧入されるこ
とが望ましい。しかしながら、このように軽く圧
入されていると、キーの回転操作などの際に指が
エスカツシヨン17に当つてエスカツシヨン17
がキーシリンダ2を中心として回転することがあ
る。そして、エスカツシヨン17が回転して釦挿
通孔21の内面21aがロツクボタン14の外周
に当接すると、ロツクボタン14の外周と釦挿通
孔21の内面21aとの摩擦によつて、ロツクボ
タン14が車室内側に常時突出されないことがあ
る。このような場合には、ロツクボタン14がキ
ーシリンダ2の延在方向に押圧されたままの状態
になつているので、ロツクボタン14を押さなく
ても、キーがロツク位置9まで回転されてしまう
ことがある。このような事態は、キーシリンダ2
にエスカツシヨン17を圧入する際にも生ずるの
で、このような事態が生じないようにするため
に、釦挿通孔21の内面21aとロツクボタン1
4の外周との間に隙間が出来るように調整しなけ
ればならず、エスカツシヨン17を圧入するため
の時間がかかるという問題があつた。
ー用エスカツシヨンでは、エスカツシヨン17を
キーシリンダ2に圧入するとき、コラムカバー4
の取り外しを容易とするため、軽く圧入されるこ
とが望ましい。しかしながら、このように軽く圧
入されていると、キーの回転操作などの際に指が
エスカツシヨン17に当つてエスカツシヨン17
がキーシリンダ2を中心として回転することがあ
る。そして、エスカツシヨン17が回転して釦挿
通孔21の内面21aがロツクボタン14の外周
に当接すると、ロツクボタン14の外周と釦挿通
孔21の内面21aとの摩擦によつて、ロツクボ
タン14が車室内側に常時突出されないことがあ
る。このような場合には、ロツクボタン14がキ
ーシリンダ2の延在方向に押圧されたままの状態
になつているので、ロツクボタン14を押さなく
ても、キーがロツク位置9まで回転されてしまう
ことがある。このような事態は、キーシリンダ2
にエスカツシヨン17を圧入する際にも生ずるの
で、このような事態が生じないようにするため
に、釦挿通孔21の内面21aとロツクボタン1
4の外周との間に隙間が出来るように調整しなけ
ればならず、エスカツシヨン17を圧入するため
の時間がかかるという問題があつた。
(考案の目的)
本考案は、従来技術の有するこのような問題点
に鑑みてなされたものであり、キーシリンダとコ
ラムカバーとの隙間を塞ぐエスカツシヨンがキー
シリンダの周方向に回転することなく、しかも、
キーシリンダにエスカツシヨンを装着する際にロ
ツクボタンを挿通する釦挿通孔の位置決めを容易
とするキーシリンダ配設孔カバー用エスカツシヨ
ンを提供することを目的とする。
に鑑みてなされたものであり、キーシリンダとコ
ラムカバーとの隙間を塞ぐエスカツシヨンがキー
シリンダの周方向に回転することなく、しかも、
キーシリンダにエスカツシヨンを装着する際にロ
ツクボタンを挿通する釦挿通孔の位置決めを容易
とするキーシリンダ配設孔カバー用エスカツシヨ
ンを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するため、本考案は、ステアリ
ングロツク位置が設けられたエンジン始動用のキ
ーシリダの先端部をコラムカバーに設けたシリン
ダ配設孔に遊挿し、前記キーシリンダとシリンダ
配設孔の内面との間の隙間を前記キーシリンダに
嵌着したエスカツシヨンで閉成すると共に、前記
エスカツシヨンに釦挿通孔を設け、前記キーシリ
ンダの外周面に該キーシリンダの軸線方向に延び
る突条を設け、該軸線方向に進退動してキーのス
テアリングロツク位置への回動規制及び其の解除
をするロツクボタンを前記突条に設け、該ロツク
ボタンの先端部を前記釦挿通孔からコラムカバー
の外方に突出させたキーシリンダ配設孔カバー用
エスカツシヨンの裏面に位置決め凹部を設け、該
位置決め凹部に前記突条を配設すると共に、該位
置決め凹部と前記突条とのクリアランスを前記ロ
ツクボタンと前記釦挿通孔とのクリアランスより
充分小さく形成して、前記ロツクボタンと釦挿通
孔との位置決めをさせたキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンとしたものである。
ングロツク位置が設けられたエンジン始動用のキ
ーシリダの先端部をコラムカバーに設けたシリン
ダ配設孔に遊挿し、前記キーシリンダとシリンダ
配設孔の内面との間の隙間を前記キーシリンダに
嵌着したエスカツシヨンで閉成すると共に、前記
エスカツシヨンに釦挿通孔を設け、前記キーシリ
ンダの外周面に該キーシリンダの軸線方向に延び
る突条を設け、該軸線方向に進退動してキーのス
テアリングロツク位置への回動規制及び其の解除
をするロツクボタンを前記突条に設け、該ロツク
ボタンの先端部を前記釦挿通孔からコラムカバー
の外方に突出させたキーシリンダ配設孔カバー用
エスカツシヨンの裏面に位置決め凹部を設け、該
位置決め凹部に前記突条を配設すると共に、該位
置決め凹部と前記突条とのクリアランスを前記ロ
ツクボタンと前記釦挿通孔とのクリアランスより
充分小さく形成して、前記ロツクボタンと釦挿通
孔との位置決めをさせたキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンとしたものである。
(作用)
本考案にかかるキーシリンダ配設孔カバー用エ
スカツシヨンでは、エスカツシヨンの位置決め凹
部がキーシリンダの突条に案内されつつ配設され
る。また、位置決め突条がエスカツシヨンの位置
決め凹部によつてキーシリンダの周方向両側から
挟まれ、しかも、位置決め凹部と前記突条とのク
リアランスを前記ロツクボタンと前記釦挿通孔と
のクリアランスより小さいので、キーシリンダの
周方向へのエスカツシヨンの回転が阻止されてロ
ツクボタンと釦挿通孔との当接が防止される。
スカツシヨンでは、エスカツシヨンの位置決め凹
部がキーシリンダの突条に案内されつつ配設され
る。また、位置決め突条がエスカツシヨンの位置
決め凹部によつてキーシリンダの周方向両側から
挟まれ、しかも、位置決め凹部と前記突条とのク
リアランスを前記ロツクボタンと前記釦挿通孔と
のクリアランスより小さいので、キーシリンダの
周方向へのエスカツシヨンの回転が阻止されてロ
ツクボタンと釦挿通孔との当接が防止される。
(実施例)
以下、この考案の実施例を第1図〜第5図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図において、22はステアリングコラム、
23はステアリングコラム22に取付られてウイ
ンカ操作やワイパを操作を行うコンビネーシヨン
スイツチ、24はコンビネーシヨンスイツチ23
にネジ止めされたコラムカバー、25はステアリ
ングコラムに取付られたエンジン始動用のキーシ
リンダである。キーシリンダ25はエンジン始動
用のキー(図示省略)の差し込む方向に向かつて
延びており、キーシリンダ25の一端面25aは
車室内側に露出されるようになつており、他端面
25bは車体前方に臨んでいる。このキーシリン
ダ25にはキーを差し込んで回転する回転部26
が備えられている。この回転部26はキーシリン
ダ25の延びる方向に向かつて延びる回転軸を有
しており、回転部26には、キー溝27が形成さ
れている。キーシリンダ25の一端面25aに
は、エンジンを始動するスタート位置28、エン
ジンの駆動を継続するオン位置29、車両内外の
照明灯などを点灯するアクセサリ位置30、ステ
アリングロツク位置としてのロツク位置31がそ
れぞれ設けられている。キーシリンダ25の下部
にはステアリングロツク用のロツクボタン32が
設けられている。キーシリンダ25の下部にはロ
ツクボタン32の案内用のスライドガイド部33
が形成されている。このスライドガイド部33は
後述するエスカツシヨンと係合する位置決め突条
となるものである。このスライドガイド部33は
キーシリンダ25の回転部26の軸線方向に延び
ており、ロツクボタン32はキーシリンダ25の
回転部26の軸線方向に沿つて進退動可能とされ
ている。
23はステアリングコラム22に取付られてウイ
ンカ操作やワイパを操作を行うコンビネーシヨン
スイツチ、24はコンビネーシヨンスイツチ23
にネジ止めされたコラムカバー、25はステアリ
ングコラムに取付られたエンジン始動用のキーシ
リンダである。キーシリンダ25はエンジン始動
用のキー(図示省略)の差し込む方向に向かつて
延びており、キーシリンダ25の一端面25aは
車室内側に露出されるようになつており、他端面
25bは車体前方に臨んでいる。このキーシリン
ダ25にはキーを差し込んで回転する回転部26
が備えられている。この回転部26はキーシリン
ダ25の延びる方向に向かつて延びる回転軸を有
しており、回転部26には、キー溝27が形成さ
れている。キーシリンダ25の一端面25aに
は、エンジンを始動するスタート位置28、エン
ジンの駆動を継続するオン位置29、車両内外の
照明灯などを点灯するアクセサリ位置30、ステ
アリングロツク位置としてのロツク位置31がそ
れぞれ設けられている。キーシリンダ25の下部
にはステアリングロツク用のロツクボタン32が
設けられている。キーシリンダ25の下部にはロ
ツクボタン32の案内用のスライドガイド部33
が形成されている。このスライドガイド部33は
後述するエスカツシヨンと係合する位置決め突条
となるものである。このスライドガイド部33は
キーシリンダ25の回転部26の軸線方向に延び
ており、ロツクボタン32はキーシリンダ25の
回転部26の軸線方向に沿つて進退動可能とされ
ている。
ロツクボタン32は車室内側にバネ付勢されて
おり、通常時には車室内側に突出している。この
キーシリンダ25はキー溝27にキーを差し込ん
で、アクセサリー位置30側にキーを回転させる
と、ロツク位置31に至る直前にロツクボタン3
2により回転が阻止される。そして、ロツクボタ
ン32をキーシリンダ25の軸線方向に押圧する
と、ロツクボタン32によるキーのロツク位置3
1側への回転阻止が解除され、キーがアクセサリ
ー位置30からロツク位置31が回転可能とな
る。即ち、ロツクボタン32が押圧されている
と、キーはスタート位置28からロツク位置31
まで回転可能となつている。
おり、通常時には車室内側に突出している。この
キーシリンダ25はキー溝27にキーを差し込ん
で、アクセサリー位置30側にキーを回転させる
と、ロツク位置31に至る直前にロツクボタン3
2により回転が阻止される。そして、ロツクボタ
ン32をキーシリンダ25の軸線方向に押圧する
と、ロツクボタン32によるキーのロツク位置3
1側への回転阻止が解除され、キーがアクセサリ
ー位置30からロツク位置31が回転可能とな
る。即ち、ロツクボタン32が押圧されている
と、キーはスタート位置28からロツク位置31
まで回転可能となつている。
ロツクボタン32がキーシリンダ25の軸線方
向に向かつて押圧されないで、車室内側に突出さ
れていると、キーがアクセサリー位置30側から
ロツク位置31に回転不能とされている。即ち、
ロツクボタン32をキーシリンダ25の軸線方向
に向かつて押圧しないと、キーがロツク位置31
まで回転出来ず、ステアリング装置はロツクしな
いようになつている。しかも、ロツクボタン32
をキーシリンダ25の軸線方向に押圧しつつ、キ
ーをロツク位置31まで回転させると、ロツクボ
タン32はバネ力によつて押圧された状態から通
常の突出状態に復帰するようになつている。
向に向かつて押圧されないで、車室内側に突出さ
れていると、キーがアクセサリー位置30側から
ロツク位置31に回転不能とされている。即ち、
ロツクボタン32をキーシリンダ25の軸線方向
に向かつて押圧しないと、キーがロツク位置31
まで回転出来ず、ステアリング装置はロツクしな
いようになつている。しかも、ロツクボタン32
をキーシリンダ25の軸線方向に押圧しつつ、キ
ーをロツク位置31まで回転させると、ロツクボ
タン32はバネ力によつて押圧された状態から通
常の突出状態に復帰するようになつている。
コラムカバー24には、キーシリンダ25の一
端面25a及びロツクボタン32を車室内に遊挿
するシリンダ配設孔34が形成されている。この
シリンダ配設孔34は、コラムカバー24とキー
シリンダ25との組付位置のバラツキや寸法バラ
ツキに対応可能とされるように、キーシリンダ2
5とロツクボタン32とのそれぞれの間には、隙
間35があいている。この隙間35は、第2図に
示すエスカツシヨン36によつて閉成されるもの
である。
端面25a及びロツクボタン32を車室内に遊挿
するシリンダ配設孔34が形成されている。この
シリンダ配設孔34は、コラムカバー24とキー
シリンダ25との組付位置のバラツキや寸法バラ
ツキに対応可能とされるように、キーシリンダ2
5とロツクボタン32とのそれぞれの間には、隙
間35があいている。この隙間35は、第2図に
示すエスカツシヨン36によつて閉成されるもの
である。
エスカツシヨン36は、隙間35を閉成する閉
成板部37、キーシリンダ25の外周に装着され
る筒部38とから構成されている。閉成板部37
には、キーシリンダ25のシリンダ挿通用孔39
と、ロツクボタン32の挿通用の釦挿通孔40と
が開口形成されている。このシリンダ挿通用孔3
9と釦挿通孔40とは、キーシリンダ25とロツ
クボタン32の組付位置に対応して開口されてい
る。これにより、第3図、第4図に示すように、
シリンダ挿通用孔39にはキーシリンダ25が嵌
着されると共に、釦挿通孔40にはロツクボタン
32が遊挿され釦挿通孔40とロツクボタン32
との間にはクリアランス41があいている。筒部
38は、閉成板部37の裏面側に形成され、キー
シリンダ25の外周面に軽圧入されて嵌着される
形状とされている。この筒部38には、位置決め
凹部としての一対の位置決め突起42,42が突
出形成されている。
成板部37、キーシリンダ25の外周に装着され
る筒部38とから構成されている。閉成板部37
には、キーシリンダ25のシリンダ挿通用孔39
と、ロツクボタン32の挿通用の釦挿通孔40と
が開口形成されている。このシリンダ挿通用孔3
9と釦挿通孔40とは、キーシリンダ25とロツ
クボタン32の組付位置に対応して開口されてい
る。これにより、第3図、第4図に示すように、
シリンダ挿通用孔39にはキーシリンダ25が嵌
着されると共に、釦挿通孔40にはロツクボタン
32が遊挿され釦挿通孔40とロツクボタン32
との間にはクリアランス41があいている。筒部
38は、閉成板部37の裏面側に形成され、キー
シリンダ25の外周面に軽圧入されて嵌着される
形状とされている。この筒部38には、位置決め
凹部としての一対の位置決め突起42,42が突
出形成されている。
この一対の位置決め突起42,42は、スライ
ドガイド部33をキーシリンダ25の周方向両側
から挟むように、その間隔は略スライドガイド部
33の幅と略等しくされている。一対の位置決め
突起42,42の互いに対向する壁面42a,4
2aは、スライドガイド部33にエスカツシヨン
36が案内されるスライド面とされ、スライドガ
イド部33の延びる方向に沿つて互いに略平行と
されている。この壁面42a,42aとスライド
ガイド部33とのクリアランス43は、ロツクボ
タン32と釦挿通孔40と内面40aとのクリア
ランス41より小さいものとされている。
ドガイド部33をキーシリンダ25の周方向両側
から挟むように、その間隔は略スライドガイド部
33の幅と略等しくされている。一対の位置決め
突起42,42の互いに対向する壁面42a,4
2aは、スライドガイド部33にエスカツシヨン
36が案内されるスライド面とされ、スライドガ
イド部33の延びる方向に沿つて互いに略平行と
されている。この壁面42a,42aとスライド
ガイド部33とのクリアランス43は、ロツクボ
タン32と釦挿通孔40と内面40aとのクリア
ランス41より小さいものとされている。
尚、本実施例では、一対の位置決め突起42,
42を突出形成したが、これに限ることなく、筒
部38に、スライドガイド部33を両側から挟ん
でスライドガイド部33と嵌合する溝を形成する
構成としても良いのは勿論である。
42を突出形成したが、これに限ることなく、筒
部38に、スライドガイド部33を両側から挟ん
でスライドガイド部33と嵌合する溝を形成する
構成としても良いのは勿論である。
エスカツシヨン36は、第5図に示すように、
キーシリンダ25とロツクボタン32とをコラム
カバー24のシリンダ配設孔34に遊挿した後、
車室内側からキーシリンダ25に筒部38が圧入
嵌着される。
キーシリンダ25とロツクボタン32とをコラム
カバー24のシリンダ配設孔34に遊挿した後、
車室内側からキーシリンダ25に筒部38が圧入
嵌着される。
(考案の効果)
本考案は以上説明したように、エスカツシヨン
の裏面に位置決め凹部を設け、該位置決め凹部に
キーシリンダの突条を配設すると共に、該位置決
め凹部と前記突条とのクリアランスを前記ロツク
ボタンと前記釦挿通孔とのクリアランスより小さ
く形成して、前記ロツクボタンと釦挿通孔との位
置決めをさせたので、ロツクボタンが釦挿通孔に
当接するようなエスカツシヨンのキーシリンダの
周方向への回転が阻止され、ロツクボタンと釦挿
通孔との当接が防止されてロツクボタンの進退動
が確保されるという効果を奏する。しかも、キー
シリンダの位置決め突条によつてエスカツシヨン
の位置決め凹部が案内されるので、キーシリンダ
にエスカツシヨンが装着される際のエスカツシヨ
ンの位置決めが容易に行われるという効果を奏す
る。
の裏面に位置決め凹部を設け、該位置決め凹部に
キーシリンダの突条を配設すると共に、該位置決
め凹部と前記突条とのクリアランスを前記ロツク
ボタンと前記釦挿通孔とのクリアランスより小さ
く形成して、前記ロツクボタンと釦挿通孔との位
置決めをさせたので、ロツクボタンが釦挿通孔に
当接するようなエスカツシヨンのキーシリンダの
周方向への回転が阻止され、ロツクボタンと釦挿
通孔との当接が防止されてロツクボタンの進退動
が確保されるという効果を奏する。しかも、キー
シリンダの位置決め突条によつてエスカツシヨン
の位置決め凹部が案内されるので、キーシリンダ
にエスカツシヨンが装着される際のエスカツシヨ
ンの位置決めが容易に行われるという効果を奏す
る。
第1図は本考案にかかる一実施例が適用される
キーシリンダとコラムカバーとの関係を示す斜視
図、第2図は本考案の一実施例を示す斜視図、第
3図はキーシリンダとエスカツシヨンとの裏側の
構成を示す説明図、第4図はロツクボタンとエス
カツシヨンとの挿通状態を示す斜視図、第5図は
ロツクボタンとエスカツシヨンとの挿通状態を示
す断面構成図、第6図はロツクボタンのない従来
のキーシリンダとコラムカバーとの関係を示す斜
視図、第7図は第6図に示す従来のキーシリンダ
配設孔カバー用エスカツシヨンの斜視図、第8図
は第6図に示す従来のキーシリンダ配設孔カバー
用エスカツシヨンとコラムカバーとの取付状態を
示す断面構成図、第9図はロツクボタンを備えた
従来提案されているキーシリンダとコラムカバー
との関係を示す斜視図、第10図はロツクボタン
を備えた従来提案されているキーシリンダ配設孔
カバー用エスカツシヨンとロツクボタンとの挿通
状態を示す斜視図、第11図はロツクボタンを備
えた従来提案されているキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンとコラムカバーとの取付状態
を示す断面構成図、第12図はロツクボタンを備
えたキーシリンダに取付られる従来提案されてい
るキーシリンダ配設孔カバー用エスカツシヨンの
斜視図である。 24……コラムカバー、25……キーシリン
ダ、31……ロツク位置(ステアリングロツク位
置)、32……ロツクボタン、33……スライド
ガイド部(位置決め突条)、34……シリンダ配
設孔、36……エスカツシヨン、40……釦挿通
孔、41……クリアランス、42……一対の位置
決め突起(位置決め凹部)、43……クリアラン
ス。
キーシリンダとコラムカバーとの関係を示す斜視
図、第2図は本考案の一実施例を示す斜視図、第
3図はキーシリンダとエスカツシヨンとの裏側の
構成を示す説明図、第4図はロツクボタンとエス
カツシヨンとの挿通状態を示す斜視図、第5図は
ロツクボタンとエスカツシヨンとの挿通状態を示
す断面構成図、第6図はロツクボタンのない従来
のキーシリンダとコラムカバーとの関係を示す斜
視図、第7図は第6図に示す従来のキーシリンダ
配設孔カバー用エスカツシヨンの斜視図、第8図
は第6図に示す従来のキーシリンダ配設孔カバー
用エスカツシヨンとコラムカバーとの取付状態を
示す断面構成図、第9図はロツクボタンを備えた
従来提案されているキーシリンダとコラムカバー
との関係を示す斜視図、第10図はロツクボタン
を備えた従来提案されているキーシリンダ配設孔
カバー用エスカツシヨンとロツクボタンとの挿通
状態を示す斜視図、第11図はロツクボタンを備
えた従来提案されているキーシリンダ配設孔カバ
ー用エスカツシヨンとコラムカバーとの取付状態
を示す断面構成図、第12図はロツクボタンを備
えたキーシリンダに取付られる従来提案されてい
るキーシリンダ配設孔カバー用エスカツシヨンの
斜視図である。 24……コラムカバー、25……キーシリン
ダ、31……ロツク位置(ステアリングロツク位
置)、32……ロツクボタン、33……スライド
ガイド部(位置決め突条)、34……シリンダ配
設孔、36……エスカツシヨン、40……釦挿通
孔、41……クリアランス、42……一対の位置
決め突起(位置決め凹部)、43……クリアラン
ス。
Claims (1)
- ステアリングロツク位置が設けられたエンジン
始動用のキーシリダの先端部をコラムカバーに設
けたシリンダ配設孔に遊挿し、前記キーシリンダ
とシリンダ配設孔の内面との間の隙間を前記キー
シリンダに嵌着したエスカツシヨンで閉成すると
共に、前記エスカツシヨンに釦挿通孔を設け、前
記キーシリンダの外周面に該キーシリンダの軸線
方向に延びる突条を設け、該軸線方向に進退動し
てキーのステアリングロツク位置への回動規制及
び其の解除をするロツクボタンを前記突条に設
け、該ロツクボタンの先端部を前記釦挿通孔から
コラムカバーの外方に突出させたキーシリンダ配
設孔カバー用エスカツシヨンの裏面に位置決め凹
部を設け、該位置決め凹部に前記突条を配設する
と共に、該位置決め凹部と前記突条とのクリアラ
ンスを前記ロツクボタンと前記釦挿通孔とのクリ
アランスより小さく形成して、前記ロツクボタン
と釦挿通孔との位置決めをさせたキーシリンダ配
設孔カバー用エスカツシヨン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12378085U JPH0422666Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12378085U JPH0422666Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6232166U JPS6232166U (ja) | 1987-02-26 |
JPH0422666Y2 true JPH0422666Y2 (ja) | 1992-05-25 |
Family
ID=31015196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12378085U Expired JPH0422666Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0422666Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723491Y2 (ja) * | 1987-12-16 | 1995-05-31 | トヨタ自動車株式会社 | イグニッションキーシリンダ組付構造 |
JP4518659B2 (ja) * | 2000-10-18 | 2010-08-04 | 富士重工業株式会社 | 車両用ドアのキーシリンダ取付構造 |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP12378085U patent/JPH0422666Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6232166U (ja) | 1987-02-26 |
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