JPH0338041Y2 - - Google Patents

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JPH0338041Y2
JPH0338041Y2 JP1984149464U JP14946484U JPH0338041Y2 JP H0338041 Y2 JPH0338041 Y2 JP H0338041Y2 JP 1984149464 U JP1984149464 U JP 1984149464U JP 14946484 U JP14946484 U JP 14946484U JP H0338041 Y2 JPH0338041 Y2 JP H0338041Y2
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key
block
cylinder inner
blind
sliding member
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車のイグニツシヨンスイツチ装
置において、キー挿脱可能位置において別の操作
を加えないとキーの引抜きができないようにした
ステアリングロツク装置の安全装置に関するもの
である。
〈従来の技術〉 運転中におけるステアリングシヤフトの偶発ロ
ツクを防止するために、キー挿脱可能位置におい
ても別の操作を加えないとキーを引抜けないよう
にした安全装置は周知であり、例えば本出願人の
出願に係る実公昭51−45081号にその構造の一例
が紹介されている。
上記公報に記載されているものは、シリンダ錠
のシリンダインナにキーの挿脱に基いてシリンダ
インナ外周に突出する摺動部材を設けるととも
に、キー挿脱可能位置において摺動部材の突出を
許容する受溝部と摺動部材の突出を阻止する阻止
部とを有するブラインドブロツクをシリンダイン
ナの外周部に移動操作可能に設け、更にブライン
ドブロツクの背面側に配置されてキー操作に基く
シリンダインナの回動により移動し、シリンダイ
ンナの回動時にブラインドブロツクを摺動部材の
突出阻止位置に維持するキヤンセルブロツクを設
け、キー挿脱可能位置においてもブラインドブロ
ツクを操作しない限りキーを引抜くことができな
いようにして、偶発ロツクを防止したものであ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述の公報に記載された実施例においては、ブ
ラインドブロツクはキヤンセルブロツクにより押
さえられて背面側への移動が規制されているが、
シリンダアウタとキヤンセルブロツクとの間、あ
るいはキヤンセルブロツクとブラインドブロツク
との間の間隔が広いとブラインドブロツクの保持
に遊びが生じ、ブラインドブロツクを操作しない
でもキー挿脱可能位置において摺動部材がシリン
ダインナからある程度突出できるため、キーの引
抜きが可能となる場合があつて安全装置としての
信頼性が低下し、これを防止するため上記の遊び
を小さくすると、ブラインドブロツクの操作が重
くなつて使にいくくなるという問題点があつた。
本考案はこのような問題点を解決し、簡単な構
造によつてブラインドブロツクの遊びをなくすこ
とができ、しかも操作が容易なステアリングロツ
ク装置の安全装置を提供することを目的としてな
されたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達するために、本考案は前記の構
造を有する装置において、ブラインドブロツクと
キヤンセルブロツクとの接触部を傾斜面とし、ブ
ラインドブロツクが摺動部材の突出阻止位置にあ
る時に上記接触部が相互に接触することにより、
ブラインドブロツクの遊びをなくするように構成
したことを特徴としている。
〈作用〉 上記のように構成されているため、本考案の装
置においては、ブラインドブロツクは傾斜面の作
用によつてシリンダインナ方向に押しつけられた
状態となり、遊びが吸収されて阻止部とシリンダ
インナ外周面との間隙は最小限に保たれ、摺動部
材は完全に阻止部で押さえられる。従つて、キー
挿脱可能位置でブラインドブロツクの操作をしな
いでキーが引抜かれることは確実に防止されるの
である。
〈実施例〉 次に図示の一実施例により本考案を具体的に説
明する。
まず第3図及び第4図によりステアリングロツ
ク装置の概要を説明する。
図において、1は錠穴を有するシリンダイン
ナ、2はシリンダインナ1を回動可能に保持する
シリンダアウタ、3はシリンダアウタ2を固定す
るボデーであり、シリンダインナ1とシリンダア
ウタ2とで周知のシリンダ錠が構成されている。
シリンダインナ1の錠穴にはその長手方向に沿つ
て横断方向に複数個の摺動部材、すなわちロツク
プレート4が設けてあり、キーの挿入または引抜
き時にロツクプレート4がシリンダインナ1の外
周に突出するように構成されている。5はシリン
ダインナ1に連結されたカムであつて、カム5は
キーをシリンダインナ1に挿入して回動させるこ
とにより、共に回動してボデー3の他端に形成さ
れたロータリスイツチ部6内の回転子を回転さ
せ、所定の開閉操作が行なわれる。
7はボデー3をステアリングコラムに取付ける
ための取付枠部、8はこれに対応して設けられて
いるカバー体、9は固定用ボルト、10はばね1
1の付勢力によつて取付枠部7内に突出するよう
にボデー3に支持された係止部材であり、係止部
材10は、キー挿脱可能位置で操作片10aがカ
ム5の半円状カム部5aに当接する位置までばね
11で押され、取付枠部7内に突出してステアリ
ングシヤフトがロツクされるように構成されてい
る。
一方、シリンダアウタ2の一側部にはシリンダ
錠の軸方向に沿つて保持溝部12を設けて係止レ
バー13を収納し、溝部15内を移動可能な支軸
14によつて揺動可能に支持してある。係止レバ
ー13は一端のキー感知端13aがシリンダイン
ナ1のキー感知部材(図示せず)と当接し、他端
の係止端13bが係止部材10に当接可能となつ
ており、シリンダインナ1にキーが挿入されると
ばね16に抗してキー感知端13aが押上げら
れ、キーの回動に伴つて半円状カム部5aで操作
片10aが押され、係止部材10がボデー3内に
引込まれて係止端13bが係止部材10の係止溝
10bに係合し、ステアリングシヤフトのロツク
が解除されるとともにアンロツク状態に保持され
る。
次に、第1図及び第2図により本考案に係る安
全装置についてその構成と動作を詳述する。
21はキー挿脱可能位置に対応してシリンダア
ウタ2に形成された開口部2aに、シリンダイン
ナ1の接線方向に移動可能に保持されたブライン
ドブロツクであり、シリンダインナ1からの突出
するロツクプレート4が嵌合する受溝部21a
と、シリンダインナ1の外周に近接してロツクプ
レート4の突出を阻止する阻止部21bとを有す
るとともに、その背面に規制突起21cを有し、
常時阻止部21bがシリンダインナ1の外周面に
近接するように一側方向から押圧ばね22で付勢
されており、押圧方向の端部をボデー3の外部に
突出させて操作部21dを取付けてある。
23はブラインドブロツク21の背面に設けた
キヤンセルブロツクであり、ブラインドブロツク
21と交差してシリンダ錠の軸方向に移動可能な
ようにシリンダアウタ2に保持され、先端23a
をカム5の傾斜カム面5bに当接させるように当
接ばね24によつて付勢されている。また操作部
21dの押込み位置で前記ブラインドブロツク2
1の規制突起21cを係止する係止段部23b
と、操作部21dの突出位置で規制突起21cが
嵌入する切欠部23cが一側縁に形成されてい
る。
また、ブラインドブロツク21の背面側のキヤ
ンセルブロツク23と接する接触部は、押圧ばね
22寄りが高くなつた傾斜面21eとなつてお
り、これに接触するキヤンセルブロツク23の内
面も傾斜面21eに平行な傾斜面23dとなつて
いる。
本実施例は上述のような構成であり、次に動作
を説明する。第1図及び第2図はいずれもキー挿
脱可能位置にある時を示しており、第1図はキー
の挿脱が可能な状態を、第2図はキーの抜取りが
不可能な状態を示している。
なお、キー挿脱可能位置とはシリンダ錠にキー
を挿脱できるとともに、キーを抜いた場合にはス
テアリングシヤフトをロツクできる位置、すなわ
ちロツク位置(あるいはオフ位置)と一般に呼ば
れている位置のことである。
今、第1図の状態では、第1図bに示すように
ブラインドブロツク21の受溝部21aがロツク
プレート4の突出位置に一致しているので、キー
25をシリンダインナ1の錠穴に支障なく挿入す
ることができる。そして挿入したキー25をスタ
ータ位置方向に回動させると、前述のようにステ
アリングシヤフトはアンロツク状態となり、同時
にキヤンセルブロツク23は先端23aが傾斜カ
ム面5bに押されて当接ばね24の方向に移動
し、ブラインドブロツク21の規制突起21cが
係止段部23bから外れて押圧ばね22により切
欠部23cに嵌入し、ブラインドブロツク21は
操作部21dが突出した状態となる。従つて、キ
ー25を再びキー挿脱可能位置に戻しても第2図
の状態となり、第2図bに示すようにブラインド
ブロツク21の阻止部21bがシリンダインナ1
の外周に近接する。この状態では、傾斜面21
e,23dによつてブラインドブロツク21の保
持部の遊びが吸収され、ロツクプレート4に突出
方向の荷重が発生してもブラインドブロツク21
は移動することがなく、従つて、ロツクプレート
4の突出は確実に阻止されてキー25を引抜くこ
とはできない。
ここで、ブラインドブロツク21の操作部21
dを押圧ばね22に抗して押込むと、ロツクプレ
ート4と受溝部21aとが一致する位置で規制突
起21cは切欠部23cとの係合が外れ、キヤン
セルブロツク23は当接ばね24によつて先端2
3aが傾斜カム面5bに当接するまで押されて規
制突起21cが再び係止段部23bに係止し、第
1図の状態に戻つてキー25を引抜くことが可能
となり、キー25を抜いてステアリングシヤフト
をロツクすることができる状態となる。
このように、単にキー25をキー挿脱可能位置
に戻し回動しただけではキー25を抜くことがで
きず、キー25の戻し回動と操作部21dの押込
みという二つ操作を行なわない限り抜取りは不可
能であつて、運転中にうつかりキーを抜いて偶発
ロツクを生じさせてしまう危険は確実に防止され
る。
なお、本実施例においては摺動部材として複数
個のロツクプレート4を使用しているが、ブライ
ンドブロツク21の遊びがないためロツクプレー
トの突出量が少なくてよく、従つてキー山の種類
を多くすることができる。
〈考案の効果〉 上述の実施例の説明から明らかなように、本考
案によれば、ブラインドブロツクととキヤンセル
ブロツクとの接触部を傾斜面にするという簡単な
構造によつて遊びをなくし、ブラインドブロツク
を操作しない場合におけるキーの引抜きを確実に
防止し、信頼性の高いステアリングロツク装置の
安全装置を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは本考案の一実施例の要部の正
面図及びa図のA−A線断面図、第2図a及びb
は同上の別の状態における正面図及びa図のB−
B線断面図、第3図は本考案に係るステアリング
ロツク装置の一部破断正面図、第4図は第3図の
C−C線に沿う一部破断側面図である。 1……シリンダインナ、2……シリンダアウ
タ、4……ロツクプレート(摺動部材)、10…
…係止部材、21……ブラインドブロツク、21
a……受溝部、21b……阻止部、21e……傾
斜面、23……キヤンセルブロツク、23d……
傾斜面、25……キー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ錠のシリンダインナにキーの挿脱に基
    いてシリンダインナ外周に突出する摺動部材を設
    けるとともに、キー挿脱可能位置において摺動部
    材の突出を許容する受溝部と摺動部材の突出を阻
    止する阻止部とを有するブラインドブロツクをシ
    リンダインナの外周部に移動操作可能に設け、更
    にブラインドブロツクの背面側に配置されてキー
    操作に基くシリンダインナの回動により移動し、
    シリンダインナの回動時にブラインドブロツクを
    摺動部材の突出を阻止する位置に維持するキヤン
    セルブロツクを設けたステアリングロツク装置の
    安全装置において、 ブラインドブロツクとキヤンセルブロツクとの
    接触部を傾斜面とし、ブラインドブロツクが摺動
    部材の突出阻止位置にある時に上記接触部が相互
    に接触するように構成したことを特徴とするステ
    アリングロツク装置の安全装置。
JP1984149464U 1984-10-01 1984-10-01 Expired JPH0338041Y2 (ja)

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JPS6164064U JPS6164064U (ja) 1986-05-01
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JPS6164064U (ja) 1986-05-01

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