JPH04225624A - シグマデルタアナログ−デジタル変換器 - Google Patents

シグマデルタアナログ−デジタル変換器

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JPH04225624A
JPH04225624A JP3081120A JP8112091A JPH04225624A JP H04225624 A JPH04225624 A JP H04225624A JP 3081120 A JP3081120 A JP 3081120A JP 8112091 A JP8112091 A JP 8112091A JP H04225624 A JPH04225624 A JP H04225624A
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JP
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integrator
digital
analog
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order
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JP3081120A
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English (en)
Inventor
David B Ribner
デビッド・バード・リブナー
Richard D Baertsch
リチャード・ダッドレイ・ベアトシュ
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/32Delta-sigma modulation with special provisions or arrangements for power saving, e.g. by allowing a sleep mode, using lower supply voltage for downstream stages, using multiple clock domains, by selectively turning on stages when needed
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/39Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators
    • H03M3/412Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution
    • H03M3/414Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the number of quantisers and their type and resolution having multiple quantisers arranged in cascaded loops, each of the second and further loops processing the quantisation error of the loop preceding it, i.e. multiple stage noise shaping [MASH] type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高次のシグマデルタアナ
ログ−デジタル変換器に関するものであり、更に詳しく
いえば、電力消費量が少なく、占有面積が小さい、高次
のシグマデルタ過剰サンプルされるアナログ−デジタル
変換器集積回路網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高分解能、アナログ−デジタル(A/D
)信号変換は、高次の過サンプルされる補間(またはシ
グマデルタ)変調と、この変調に続くデジタル低域ろ波
およびデシメーションとを用いることにより、より低い
分解能の部品で行うことができる。過サンプリングとい
うのは信号ナイキストレートより何倍も高いレートにお
ける変調器の動作を指し、デシメーションはクロックレ
ートをナイキストレートより低くすることを指す。
【0003】上記のような種類のアナログ−デジタル変
換器においては、分解能は、(1)変調器のクロックレ
ートとナイキストレートの比(以下、過サンプリング比
と呼ぶ)と、(2)変調器の「次」との2つの要因によ
って主として支配される。この場合における次というの
は周波数選択フィルタの次に類似し、変調器により行わ
れるスペークトル整形の相対的な度合いを示すものであ
る。この明細書で用いる「高次」のアナログ−デジタル
変換器回路網は、第3次またはそれより高い次数の回路
網を指すものである。
【0004】フィルタと同様に、ハードウェアを複雑か
つ高度にすることによって、高次のA/D変換器で高い
選択度を得ることができる。高分解能の過サンプルされ
るA/D変換器の分解能を支配する上記2つの要因の認
識において、そのようなA/D変換器の最近の実現は高
い過サンプリング比と高次の変調器を採用している。し
かし、実際的な考察は、過サンプリング比および高次変
調器をとることができる範囲を制限できる。たとえば、
与えられた変調器クロックレートに対して、過サンプリ
ング比はデシメーションの後のナイキストレートに逆比
例し、したがって変換速度をぎせいにすることなしに任
意に高くすることはできない。種々の考察が変調器の順
序に境界を設定する。1つの量子化器を用いて2より高
次の実現を条件付きでのみ安定で、したがって実行可能
でないことを示すことができる。
【0005】安定動作を確実に行わせるために、縦続接
続された低次の変調器で高次のノイズ整形を実行的に行
うために別の手法を使用できる。不幸なことに、そのよ
うな構造における変調器の整合が重要であり、不整合度
が変換器全体の確度を支配する。部品を良く整合させる
こと、および演算増幅器の利得を高くすることを要求す
ることは、そのような回路の製造歩留まりが低く、おそ
らく調整を必要とするから製造コストが高くなる。
【0006】この分野における初期の研究は、第3次ま
たはそれより高い次数の変調器に関連して安定度に関心
があるために、第1次および第2次の変調器の実現に向
けられていた。Proc.IEEE  1986年国際
固体回路会議1986年2月発刊のT.ハヤシ他による
「二重積分器ループのない多段デルタ−シグマ変調器」
と題する論文(182〜183ページ所載)には、2つ
の第1次段の縦続接続を用いて第2次の性能を得る技術
が述べられている。第1段の量子化誤差が第2段へ供給
されて、第2段の出力信号が、デジタル微分を受けた後
で、周波数整形された量子化ノイズを含むようにされる
。最後に、第1段の出力信号から第2段の出力信号を差
し引くことにより、第2次のノイズ整形によって第2段
の量子化ノイズだけを含む信号を生ずる。しかし、この
方法は2つの第1次変調器の特性が非常に良く一致する
こと、および演算増幅器の利得が高いことを必要とする
【0007】3つの第1次変調器を縦続接続して用い、
上記の方法を第3次アナログ−デジタル変換器回路網へ
拡張することが、IEEE  J.固体回路Vol.S
C−22、No.6、921〜929ページ、1987
年12月、所載の、Y.マツヤ他による「三重積分ノイ
ズ整形を用いる16ビット過サンプリングA−D変換技
術」に記載されている。しかし、この技術は部品の特性
を一層良くそろえること、および演算増幅器の利得を非
常に高くすることが、理論的に達成できる分解能を得る
ために必要である。
【0008】Proc.1988年カスタム集積回路会
議、1988年6月、発刊のエル・ロンゴおよびエム・
エー・コープランドによる「2段第3次ノイズ整形を用
いる13ビットISDNバンドアナログ−デジタル変換
器」と題する論文には、僅かに異なる技術が記載されて
いる。この技術では、第3次ノイズ整形を行うために、
第2次変調器が第1次変調器へ縦続接続される。この技
術は、部品の特性の一致に対する要求が、他の技術のそ
れより多少ゆるやかであることが利点である。未決の米
国特許出願「部品の感度が低い第3次シグマデルタ過サ
ンプルされたアナログ−デジタル変換器回路網」には、
部品の特性の不一致とその他の非理想的なことに対する
感度が低く、第3次ノイズ整形を行う、改良した第3次
シグマデルタアナログ−デジタル変換器回路網が記載さ
れている。サンプルされたデータを切り換えるコンデン
サ回路として実現できる、第3次シグマデルタアナログ
−デジタル変換器回路網の改良したアーキテクチャがそ
の米国特許出願明細書に記載されている。確度を高くし
、動作を経済的にするためには、その回路の内部ノイズ
を減少し、電力消費量を減少することが望ましい。
【0009】高次の過サンプルされるアナログ−デジタ
ル変換器(ADC)が12ビットレベルより高い確度を
達成せねばならないとすると、それの内部ノイズを適当
に低くするように設計せねばならない。その設計は、K
T/Cノイズ(Tは回路の絶対温度(゜K) 、Cはサ
ンプリング容量(ファラド)、Kはボルツマンの定数で
ある)を最小にするために大容量コンデンサを使用する
ことを要し、そして低周波演算増幅器のフリッカー(ま
たは1/f)ノイズを減少するためにチョッパ安定化を
しばしば必要とする。1/fについては、アール・グレ
ゴリアン著、「信号処理内アナログMOS集積回路」5
00〜504ページ,1986年、ニューヨーク、ワイ
リー、に記載されている。それらの技術を用いることの
主な欠点は、大容量コンデンサにより占められる集積回
路(IC)チップの面積が広いこと、およびそれらの大
容量コンデンサを駆動するために対応して大型の演算増
幅器およびチョッパ回路を必要とすることである。別の
結果プログラムが、容量が大きいために電力消費量が非
常に増大することである。
【0010】従来のADC構成は、高次変調器の各段に
同一の回路を採用し、大きな電力レベルで動作し、IC
チップ面積の大きな部分を占める。たとえば、エス・ア
ール・ノースワーシイおよびアイ・ジー・ポストによる
、IEEEカスタム集積回路会議、1988年5月、2
1.3.1〜4ページ所載の[ISON用の13ビット
シグマデルタA/D変換器」と題する論文、および前記
ハヤシ他による論文、並びに前記ロンゴによる論文を参
照されたい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、任意の種類のモノリシック集積回路高次過サン
プルされるアナログ−デジタル変換器の電力消費量を減
少し、占有チップ面積を小さくすることである。本発明
の別の目的は、最低電力レベルで動作し、ICチップの
占有面積が最小である、改良した高次シグマデルタアナ
ログ−デジタル変換器を得ることである。
【0012】本発明の更に別の目的は、集積回路チップ
の占有面積が小さく、かつ消費電力が少ないサンプルさ
れるデータコンデンサ切替式回路として実現できる、第
3次シグマデルタアナログ−デジタル変換器の改良した
アーキテクチャを得ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のものよ
り電力消費が少なく、かつ占有集積回路チップ面積が小
さい、高次の過サンプルされる補間(シグマデルタ)ア
ナログ−デジタル変換器回路網を構成するものである。 本発明のアナログ−デジタル変換器回路網は、集積回路
チップ上に形成され、縦続結合された複数の積分器段を
含む。一実施例においては、各積分器段は差動増幅器と
、入力コンデンサと、帰還コンデンサとを含む。改良し
た変調器回路網の電力消費量とICチップ面積は、初段
の積分器段におけるコンデンサの面積と差動増幅器(す
なわち、演算(OP)増幅器)の面積を小さくすること
により、減少させられる。変調を受けているアナログ信
号においては、後の積分器段のより高いノイズを許容で
きるように、初段の積分器段の高い利得が後の積分器段
のノイズに対する寄与を無視できるようにする。
【0014】分析とシュミレーションにより、1より高
い次数の過サンプルされた変調器においては、初段の積
分器のノイズが優勢で、以後の積分器のノイズは入力に
対して無視できることが示されている。その理由は、信
号の帯域幅における初段の積分器の利得が比較的高いた
めに、次段以降の積分器における入力を基準とするノイ
ズが減少することである。この現象の研究において、本
発明は大容量コンデンサを用いることにより、初段の積
分器のノイズを低レベルに保ってKT/Cノイズを減少
させた。したがって、初段の積分器は、大容量コンデン
サの放電と充電のために、占有チップ面積が比較的広く
、かつ電力消費の大きいOP増幅器を必要とする。次段
以降の積分器においては、厳しいノイズの制約はないか
ら、各積分器はチップ占有面積が小さい小容量コンデン
サと、占有チップ面積と消費電力が小さいOP増幅器と
を採用できる。また、初段の積分器にチョッパ安定化を
採用できるが、以後の積分器においてはチョッピングは
不要である。この技術は、2段以上の段を用いてほぼ任
意の第2次変調器またはそれ以上の高次の変調器を採用
するアナログ−デジタル変換器へ応用でき、それの利点
は次数が高くなるにつれて増大する。
【0015】
【実施例】図1は従来の公知のシグマデルタアナログ−
デジタル変換器を示す。このシグマデルタアナログ−デ
ジタル変換器においては、過サンプルされる補間(シグ
マデルタ)変調器10が低域デシメーションフィルタ1
2へ結合され、このフィルタはサンプリングレート圧縮
器14へ結合される。変調器の役割は、量子化ノイズが
高い周波数に主として集中するように、低分解能アナロ
グ−デジタル変換器の量子化ノイズをスペクトル的に整
形することである。変調器10への入力信号x(n) 
は周波数がFS の純粋の正弦波であり、サンプリング
レート FM 変調器10によってサンプルされる。多
くの量子化ノイズを除去するために次の低域ろ波および
デシメーションを使用でき、その結果として、低い変換
レートFM/Nにおいて高分解能のデジタル出力信号が
得られる。前記Nは過サンプリング比、すなわち、出力
クロックレート(F′)と入力クロック(またはサンプ
ル)レートFM との比である。
【0016】図1には入力信号x(n)、変調出力信号
u(n)、フィルタ出力信号w(n)、A/D変換器出
力信号y(n)、およびフィルタインパルス応答特性h
(n)の関数が示されている。対応する周波数スペクト
ル|X(f)|、|U(f)|、|W(f)|、|Y(
f)|およびフィルタ特性|H(f)|が図2、図3、
図5、図6および図4にそれぞれ示されている。それら
は図1の回路場所(a)、(b)、(d)、(e)、(
c)における回路の状態を表す。それらの周波数スペク
トルは変調器10により行われるノイズ整形と、圧縮器
14により行われるサンプリングレート変換の前に、デ
シメーションフィルタ12により行われる高周波ノイズ
除去とを示す。
【0017】本発明を応用できる第3次シグマデルタ変
調器の簡単にしたブロック図が図7に示されており、第
1次変調器30へ結合される第2次変調器20を含む。 第2次変調器20は、一対の縦続結合された積分器22
、24と、積分器24の出力端子へ結合されたアナログ
−デジタル変換器26と、このアナログ−デジタル変換
器26の出力端子と積分器22の入力端子の間の第1の
帰還ループで、加減算器32を介して結合され、かつア
ナログ−デジタル変換器26の出力端子と積分器24の
入力端子の間の第2の帰還ループで、利得が2の増幅器
と加減算器34の直列回路を介して結合されるデジタル
−アナログ(D/A)変換器28とを含む。
【0018】第2次変換器20は低い周波数ω《π/T
のアナログ入力信号x(t)に応答して、ほぼx+d2
Q1/dt2 のデジタル出力信号を生ずる。ここに、Tはサンプリン
グ周期でT=1/FM である。また、理想的なアナロ
グ入力信号のデジタル表現、d2Q1/dt2 は整形
された量子化ノイズ信号である。第2次変調器20から
のノイズ成分Q1 は2積分器ループによって実行的に
二重微分されて、高い周波数にされる。アナログ−デジ
タル変換器26へ加えられる信号は、デジタル出力信号
x+d2Q/dt2から付加量子化ノイズQ1を差し引
いたものに等しいアナログ信号 x+d2Q1/dt2−Q1 であって、第1次変調器30へ加えられる。
【0019】第1次変調器30は、アナログ−デジタル
変換器38へ結合される1つの積分器38を含む。デジ
タル−アナログ変換器40が、アナログ−デジタル変換
器38の出力端子と積分器36の入力端子の間の帰還ル
ープに加減算器42を介して結合される。第1次変調器
30が低い周波数ω《π/Tのデジタル出力信号x+d
2Q1/dt2−Q1+dQ2/dtを生ずる。この出
力信号は、それの入力信号プラス付加量子化ノイズ信号
dQ2/dtの正確な複製である。
【0020】変調器20と30からのデジタル出力信号
の間の差を決定するために、第2次変調器20の出力端
子と第1次変調器30の出力端子へデジタル減算器44
が結合される。このデジタル減算器44からのデジタル
差信号を2回微分するために、デジタル減算器44の出
力端子へデジタル二重微分器46が結合される。第2次
変調器20からのデジタル出力信号を、デジタル二重微
分器46により発生された結果デジタル出力信号に加え
合わせるために、デジタル加算器48が第2次変調器2
0の出力端子へ結合される。加算器48により発生され
たデジタル出力信号はデジタルデシメーションフィルタ
50へ加えられる。
【0021】次に、先に無視した量子化ノイズ信号dQ
2/dt について考える。ノイズ信号Q2 は第1次
変調器30により1回微分されて信号dQ2/dt と
なる。 加算器48からの出力信号y(t)中においてノイズだ
けが3回微分されたノイズ信号d3Q/dt3 である
ように、 デジタル微分器46により更に2回微分され
る。そうすると量子化ノイズが第3次整形され、それの
ベースバンド成分を大幅に減衰し、それの高周波電力を
強める。3回微分されたノイズ信号d3Q2/dt3 
は、デジタルデシメーションフィルタ50により、最後
のデジタル出力信号から実効的になくされる。
【0022】高次シグマデルタアナログ−デジタル変換
器回路網の意図する実現は、図8の離散時間領域機能ブ
ロック図に従って、サンプルされるデータコンデンサ切
り換え第3次回路によっておこなわれる。過サンプルさ
れる変調器による設計目的は、アナログ信号レベルを基
準電圧のオーダーへの換算である。したがって、離散時
間バージョンが、本発明が具体化される変換器回路網に
対して可能であることを示すために、そのような離散時
間バージョンが図8に示されている。
【0023】図8において、各積分器22、24、36
は1サイクル遅延レジスタ60として示されている。こ
の遅延レジスタ60の前段に加算器62が設けられる。 デジタル二重微分器46が、一対の縦続結合された微分
器78として示されている。各微分器は遅延レジスタ8
0と、それの後段のデジタル加減算器82とを有する。
【0024】利得がk1aである増幅器84が第2次変
調器20内の積分器22の入力端子に設けられる。この
増幅器84の入力端子は加減算器32の出力端子へ結合
される。利得がk1bの増幅器86は積分器22の出力
端子を加減算器34を介して積分器24の入力端子へ結
合する。デジタル−アナログ変換器28の出力端子と加
減算器34の負入力端子の間で、第2次変調器20の帰
還ループに利得が2k1ak1bの増幅器88が設けら
れ、デジタル−アナログ変換器28の出力端子を加減算
器32の負入力端子へ結合することにより、変調器20
に第2の帰還ループが設けられる。利得がj1 の増幅
器92が積分器24の出力端子を第1次変調器30の加
減算器42へ結合し、利得がk2 である増幅器90が
加減算器42の後で積分器36の入力端子に設けられる
。乗算係数がg1 であるデジタル乗算器74が、第1
次変調器30のアナログ−デジタル変換器38の出力端
子をデジタル減算器44へ結合し、デジタル−アナログ
変換器40がアナログ−デジタル変換器38の出力端子
を加減算器42へ結合する。第2次変調器20のアナロ
グ−デジタル変換器26の出力端子が遅延レジスタ76
を介して、デジタル−アナログ変換器44の負入力端子
とデジタル−アナログ変換器48へ結合される。1点鎖
線9がデジタル回路21とアナログ回路19の間の分離
を示す。
【0025】図8において、係数 k1a、k1b、k
2、j1 はアナログ換算係数であり、係数g1 はデ
ジタル乗算係数である。それらの係数は         j1g1=1/(k1ak1b)  
              ・・・・  (1)に従
って関連づけねばならない。それらの関係は、1ビット
アナログ−デジタル変換器と、1ビットデジタル−アナ
ログ変換器だけが用いられる場合についてのみ意味があ
る。通常は、変調器の内部電圧レベルを低くすることに
よりクリップを避けるように、係数kは1より小さくさ
れる。図8の回路網を解析することにより、離散時間領
域内に入力信号/出力信号関係     v0(n)=v1(n−3)+g1[e2(n
)−3e2(n−1)+              
      3e2(n−2)−e2(n−3)]  
   ・・・・  (2) が生じ、対応する周波数領域において入力信号/出力信
号関係    V0(z)=z−3 V1(z)+g1
(1−z−1)3 E2(z)  ・・・(3)が得ら
れる結果となる。ここに、nは離散時間の時刻nT(T
はサンプル期間)を表し、zは離散時間周波数変数、E
2 は第2段の量子化誤差である。電圧レベルと出力ノ
イズの強さの間にトレードオフが存在し、とくに、換算
が採用されるものとすると、条件 k1ak1b <1
が存在するとg1 >1となり、式(2)と(3)によ
り示されるように出力誤差は比例して増大する。
【0026】図8に示す実現は1ビットA/D変換器と
1ビットD/A変換器の使用を意味するが、多ビットA
/D変換器と多ビットD/A変換器を用いることによっ
て、性能を向上できることに注目すべきである。量子化
レベルLが1ビットより高い、すなわち、L>1の場合
には、図8においてk1a =k1b =k2=1およ
びj1g1=1である。
【0027】本発明を採用する第3次シグマデルタ過サ
ンプルA/D変換器回路網の特定の実現が図9に示され
ている。この場合にはL=1、k1a =k1b =k
2 =1/2、j1 =1、g1 =4である。従って
、第2次変調器20における増幅器84、86と、第1
次変調器30における増幅器90の利得は1/2であり
、デジタル乗算器の乗算係数は4である。(図8におけ
る、利得がj1=1の増幅器92と、利得が2k1ak
1b=1/2である増幅器88とは図9に示されていな
い。)この実現は1ビットのA/D変換器とD/A変換
器だけを必要とする。
【0028】図9の回路網のコンデンサ切り換え実現が
図10に示され、シングルエンデッド信号流およびドリ
フトのない積分器が用いられている。そのような積分器
は、たとえば、前記アール・グレゴリアン著「信号処理
用アナログMOS集積回路」の277〜280ページに
記載されている。第2次変調器20においては、積分器
22は、帰還コンデンサ102と切り換えられる入力コ
ンデンサ104を設けられた高利得差動増幅器(OP増
幅器)100として具体化される。アナログ入力信号と
変調器20の帰還ループの間でコンデンサ104を切り
換えるためにスイッチS1 が設けられる。差動増幅器
100の2つの入力端子の間でコンデンサ104の出力
電圧を切り換えるためにスイッチS2 が設けられる。 同様に、帰還コンデンサ112と一対の切り換えられる
入力コンデンサ114、103が設けられた高利得差動
増幅器(OP増幅器)100として積分器24は実施さ
れる。差動増幅器100からのアナログ出力信号とアー
スの間でコンデンサ114を切り換えるためにスイッチ
S3 が設けられ、変調器20の帰還ループとアースの
間でコンデンサ103を切り換えるためにスイッチS9
 が設けられる。差動増幅器110の2つの入力の間で
コンデンサ114と103の出力電圧を切り換えるため
にスイッチS4 が設けられる。サンプルレートφ1 
で動作させられる比較器116が、差動増幅器110か
らのアナログ出力信号を2進出力信号へ変換する。この
2進出力信号はラッチ118に保持され、遅延レジスタ
76を介してデジタル加減算器44の負入力端子とデジ
タル加算器48へ加えられる。ラッチ118の出力信号
は、比較器116からの保持されている出力信号が正で
あるか、負であるかに応じて、正基準電圧+Vref 
と負基準電圧−Vref の間で帰還ループを切り換え
るために、スイッチS5 も制御する。
【0029】第1次変調器30においては、積分器36
は、帰還コンデンサ122と切り換えられる入力コンデ
ンサ124が設けられている高利得差動増幅器(OP増
幅器)120として具体化される。差動増幅器110か
らのアナログ出力信号と変調器30の帰還ループの間で
コンデンサ124を切り換えるためにスイッチS6 が
設けられる。差動増幅器120の2つの出力端子の間に
コンデンサ124の出力電圧を切り換えるためにスイッ
チS7 が設けられる。サンプリングレートφ 1で動
作させられている比較器126が、差動増幅器120か
らのアナログ出力信号を2進出力信号へ変換する。この
2進出力信号はラッチ128により保持され、乗算器7
4によって4を乗ぜられてから、デジタル減算器44へ
加えられる。ラッチ128の出力信号は、比較器126
からの保持されている出力信号の極性が正か、負かに応
じて、正の基準電圧+Vref と負の基準電圧−Vr
ef の間で帰還ループを切り換えるためのスイッチS
4 も制御する。 デジタル減算器44により発生されたデジタル差信号は
、デジタル二重微分器46により2回微分されて、デジ
タル加減算器48へ加えられる。この技術において知ら
れているように、金属−酸化物−半導体スイッチング装
置により構成できるスイッチが共通位相 φ1で全て示
されている。
【0030】スイッチS1〜S4、S6、S7、S9 
は、発振器またはクロック回路(図示せず)により発生
されるクロック位相信号φ1 とφ2 により制御され
る。それらのクロック信号は重なり合わず、かつ位相が
180度異なる。
【0031】スイッチS1〜S4、S6、S7、S9 
が図10に示す位置にあると、コンデンサ104はアナ
ログ入力信号の振幅まで充電され、コンデンサ114は
増幅器100の出力電圧まで充電され、コンデンサ12
4は増幅器110の出力電圧まで充電されると同時に、
コンデンサ103が完全放電される。
【0032】正の基準電圧へ接続されているのが示され
ているスイッチS5とS8はラッチ118と128の出
力信号によりそれぞれ制御される。したがって、比較器
116または126の出力信号の保持されている値が高
いと、スイッチS5 またはS8 が正基準電圧へ接続
され、比較器116または126の出力信号の保持され
ている値が低いと、スイッチS5 またはS8 は負基
準電圧へ接続される。位相φ2 が生ずると、スイッチ
S1〜S4、S6、S7、S9 の位置は図10に示す
ものとは逆にされ、したがってD/A変換器28は、正
極性として示されている選択された基準電圧をスイッチ
S5 を介して供給する。その基準電圧はコンデンサ1
04の電圧に加え合わされてから、増幅器100の反転
入力端子へ加えられる。クロック位相φ1 が再び生ず
るまで、その入力信号はコンデンサ102で積分される
。それと同時に、コンデンサ114に充電されている増
幅器100の以前の(すなわち、位相φ1) の出力電
圧と、コンデンサ103に充電されているスイッチS5
 からの基準電圧とが加え合わされて増幅器110の反
転入力端子へ加えられ、コンデンサ124に充電されて
いる増幅器110の以前の(すなわち、位相φ1) の
出力電圧が、増幅器120の反転入力端子へ供給される
。したがって、各増幅器100、110、120は、位
相φ1 が再び生ずるまで、それぞれの反転入力端子へ
供給される入力電圧の積分を行う。
【0033】比較器116の入力信号が正であると、ス
イッチS5 は正基準電圧+Vref へ接続され、そ
の入力信号が負であれば、スイッチS5 は負基準電圧
−Vref へ接続される。コンデンサ103と114
の端子間電圧の差の積分によって比較器の入力信号は決
定される。積分器22の出力電圧は入力信号と、正また
は負の基準電圧との差の積分により決定される。この場
合、正と負の基準電圧のいずれをとるかはスイッチS5
 の位置で決定される。積分器22の出力信号はアナロ
グ入力信号と、このアナログ入力信号のデジタル表現と
の差とみることもできる。
【0034】積分器22は、アナログ入力信号の非反転
積分器として、および比較器116により制御される1
ビットD/A変換器のための反転積分器として作用する
。積分器22の出力信号は位相φ2 ごとに(Vin−
VD/A1)k1Sだけ変化する。ここに、VD/A1
 はD/A変換器28の出力電圧である。位相φ2の間
は、積分器22の出力信号は以前の位相φ2 で設定さ
れた値に保たれる。積分器36は、それの入力信号が積
分器24の出力信号からD/A変換器40の出力信号を
差し引いたものであることを除き、同様に動作する。す
なわち、積分器36の出力信号は位相φ2 ごとに(V
2 −VD/A2)k2 だけ変化する。ここに、V2
 は積分器36の出力電圧であって、位相 φ1 の間
は保持される。VD/A2はD/A変換器40の出力電
圧である。
【0035】積分器24は、それの2つの入力信号のた
めに別々のコンデンサ114と103を使用する点が、
積分器22および36と構成が異なる。このようにする
必要がある理由は、積分器24への2つの入力信号に対
して異なる容量比を求められるからである。とくに、積
分器22の出力信号を比k1bで積分すべきであり、D
/A変換器28の出力信号は比−2k1ak1bで積分
する必要があるから、非反転および反転コンデンサ切り
換え積分器の組み合わせが積分器24として採用される
。重畳を用いることにより、OP増幅器110の加算点
近くのスイッチS4 における共通接続部で多数の入力
信号が受けられる。各入力コンデンサ114と103は
アースとOP増幅器110の負入力端子の間で切り換え
られるから、スイッチS4 は共用できるが、個々のス
イッチS3 とS9 は2つの入力信号へ接続する必要
がある。積分器24の出力信号は位相φ2 ごとに k
1bV2 − 2k1ak1bkD/A2 だけ変化し
、位相φ1 の間は保持される。k1a =1/2の時
は2つの入コンデンサ114と103の値は同じで、積
分器22と36におけるように1つのコンデンサを使用
できる。
【0036】図10に示す回路はコンデンサの不整合誤
差を全て許容する。コンデンサ切り換え型積分器22と
36は、それへの2つの入力信号の差をとるために、切
り換えられる1つのコンデンサ104、124をそれぞ
れ用いる。したがって、減算は誤差の影響を受けない。 残りのコンデンサ切り換え型積分器24は、それの2つ
の入力信号の差をとるために切り換えられる別々のコン
デンサ114と103を用いるが、入力を基準にしたと
きは整合誤差は無視できる。他の残りの加算または減算
はデジタル的に行うことができ、かつこれにも誤差は生
じない。誤差に関係する唯一の部品特性不一致は、積k
1ak1bに等しいことから外れることである。このた
めに量子化ノイズが量     [1−j1g1/(k1ak1b)](1−z
−1)2E1(z)  ・・・(4)だけ初段から洩れ
る。全体の出力電圧をV0(z)にするために     V0(z)=z−3 (V1z)+g1(1−
z−1)3 E2(z)+         [1−j
1g1/(k1ak1b)](1−z−1)2E1(z
) ・・・(5)になる。ここに、E1は初段の量子化
ノイズを表す。不整合度、すなわち、1−j1g1/(
k1ak1b)が、第2次ノイズ整形、すなわち(1−
z−1)2E1(z)、に既に乗ぜられているから、k
1a またはk1b 中の比較的大きい誤差を不当な性
能低下なしに許容できる。たとえば、積k1ak1bに
含まれる5%の誤差が、過サンプリング比64体1にお
いて全量子化ノイズを1dB以下だけ増加させることを
示すことができる。
【0037】本発明の電力および面積を減少する技術を
、図11、図13、図14に示すプロトタイプの第3次
過サンプル変調器に応用した。図11に示す第3次プロ
トタイプにおいては、第1の積分器におけるkT/Cノ
イズを最小にするために、第1の積分器22は、第2の
積分器24と第3の積分器36で用いられるものより大
きなOP増幅器222と、大きな帰還コンデンサ223
、224と、大きな入力(サンプリング)コンデンサ2
01、202とを用いる。第1の積分器22のOP増幅
器222は、コンデンサ223、224、201、20
2の充放電をより迅速に行わせるために、後段の積分器
24、36のそれぞれのOP増幅器の電力定格より大き
い電力定格を有する。また、第1の積分器22のノイズ
を減少させるために、チョッパ200を図11に示すよ
うに接続して第1の積分器22に用いる。後段の積分器
にはチョッパは不要であるから、それら後段の積分器の
占有チップ面積は更に小さくなる。各OP増幅器222
、232、242は平衡入力と平衡出力を用いる。
【0038】第1の積分器22の差動増幅器222と、
コンデンサ223、224、201、202と、スイッ
チS12、S13、S14、S15の占有面積は積分器
24と36の対応するOP増幅器と、コンデンサと、ス
イッチとの占有面積の8倍であることが予測された。し
たがって、第1の積分器22においては、帰還コンデン
サ223と224の容量は8pF、入力コンデンサ20
1と202の容量は4pFであり、第2と第3の積分器
では帰還コンデンサの容量は1pF、入力コンデンサの
容量は1/2pFであった。しかし、バイアスのオーバ
ーヘッドと、大きさを比例させなかった同相帰還回路と
のために正確に8の電力比は得られなかった。大きい方
のOP増幅器222は18.8mWの電力を消費し、小
さい方のOP増幅器232、242は4.8mWの電力
を消費した。大きい方の積分器22と小さい方の積分器
24、36の占有面積はそれぞれ0.39mm2、0.
18mm2であった。大きい方の積分器の配置ピッチに
整合させるための要求により、それらの面積の比も8で
はなかった。チップにおける積分器22、24、36の
相対的な寸法は図13に示されている変調器部分300
でみることができる。その変調器部分は図14に非常に
詳しく示されている。下の表は本発明のA/D変換器回
路網の電力/面積を減少したものと、従来の同種の回路
網の電力と面積を減少したものとを比較したものである
。                     従  来 
       本発明        %減少    
  電力消費量    56mW        28
mW        50%      面  積  
      1.2mm2    0.75mm2  
  37%この表は、この特定の実現で電力消費量と面
積の面で大幅な改善が行われたことを示す。より高次の
変調器を用いることにより一層大きな利益が得られる。 変調器の部品、すなわち、積分器、アナログ−デジタル
変換器、デジタル−アナログ変換器をシングルエンデッ
ド出力で示したが、本発明の第3次シグマデルタアナロ
グ−デジタル変換器回路網を、電源ノイズをより大きく
除去するために完全差出力を有する積分器を用いる差信
号路で実現できる。また、本発明はデジタルデシメーシ
ョンフィルタの使用に限定されるものではなく、差ノイ
ズ成分を除去できる任意の信号処理回路を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシグマデルタアナログ−デジタル変換器
のブロック図。
【図2乃至図6】図1のアナログ−デジタル変換器の動
作に関連する典型的な電力スペクトルを示す図。
【図7】本発明を採用する高次(すなわち第3次)シグ
マデルタアナログ−デジタル変換器回路網のブロック図
【図8】本発明を用いる高次(第3次)シグマデルタア
ナログ−デジタル変換器回路網の一例の機能ブロック図
【図9】本発明を用いる高次(第3次)シグマデルタア
ナログ−デジタル変換器回路網の特定の実施例の機能ブ
ロック図。
【図10】図5の第3次シグマデルタアナログ−デジタ
ル変換器回路網のサンプルされたデータコンデンサ切り
換え実現の回路ブロック図。
【図11】図5の第3次シグマデルタアナログ−デジタ
ル変換器回路網のサンプルされたデータ差動コンデンサ
切り換え実現の回路ブロック図。
【図12】図11の回路で用いられるクロック信号の波
形図。
【図13】図11に示す第3次シグマデルタアナログ−
デジタル変換器回路網の積分器段の相対的な寸法を示す
、図11の回路網が形成されている集積回路チップの顕
微鏡拡大写真。
【図14】図10と図11のアナログ−デジタル変換器
回路網の積分器に用いられる演算増幅器と関連するコン
デンサの相対的な寸法を示す、図11に示す集積回路チ
ップの顕微鏡拡大写真。
【符号の説明】
20、30  変調器 22、24、36  積分器 26、38  A/D変換器 28、40  D/A変換器 46  二重微分器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  差動増幅器と、関連する入力コンデン
    サと、関連する帰還コンデンサとを備える第1の積分器
    と、差動増幅器と、関連する入力コンデンサと、関連す
    る帰還コンデンサとをおのおの備え、前記第1の積分器
    からの出力電圧に応答する1つまたは複数の以後の積分
    器と、を備え、各前記以後の積分器の差動増幅器と、そ
    れらの積分器に関連する前記入力コンデンサおよび帰還
    コンデンサは、前記以後の積分器における電力消費を最
    少にするように、前記第1の積分器の前記差動増幅器の
    面積およびそれに関連する前記入力コンデンサおよび前
    記帰還コンデンサの面積より面積が狭い、集積回路チッ
    プ上に形成されたシグマデルタアナログ−デジタル変換
    器回路網。
  2. 【請求項2】  第1の積分器の出力端子が第2の積分
    器の入力端子の入力端子へ結合されるように縦続結合さ
    れる第1の積分器と第2の積分器を含む第2次の変調器
    と、アナログ入力信号プラス第2次の差量子化ノイズ成
    分に対応する第1のデジタル出力信号へアナログ入力信
    号を変換するために、前記第2の積分器が入力端子へ結
    合されるアナログ−デジタル変換器と、このアナログ−
    デジタル変換器の出力信号に応答して、前記第1のデジ
    タル出力信号マイナス前記第2次の変調器の任意の量子
    化ノイズに対応するアナログ出力信号を発生する手段と
    、前記第2の積分器の出力端子へ結合される第3の積分
    器と、この第3の積分器の出力端子へ結合されて、前記
    第2の積分器のアナログ出力信号を、このアナログ出力
    信号プラス第1次の差量子化ノイズ成分に対応する第2
    のデジタル出力信号へ変換するアナログ−デジタル変換
    器とを備える第1次の変調器と、前記第2次の変調器の
    前記第1のデジタル出力信号と前記第1次の変調器の前
    記第2のデジタル出力信号に応答して、第1次の差量子
    化ノイズ成分と前記第2次の差量子化ノイズ成分をなく
    し、アナログ入力信号に対応するデジタル出力信号を発
    生する手段と、を備え、前記第2の積分器と前記第3の
    積分器は前記第1の積分器よりも狭いチップ面積を各々
    占める、集積回路チップ上に形成された第3次シグマデ
    ルタアナログ−デジタル変換器回路網。
  3. 【請求項3】  第1の積分器の出力端子が第2の積分
    器の入力端子へ結合されるように縦続結合される第1の
    積分器および第2の積分器と、第1のデジタル出力信号
    を供給するために前記第2の積分器の出力端子へ結合さ
    れる第1の比較器と、前記第1の比較器に応答する第1
    の切り換えられる基準電圧源とを含む第2次の変調器と
    、前記第2の積分器の出力端子へ結合される第3の積分
    器と、第2のデジタル出力信号を供給するために前記第
    3の積分器へ結合される第2の比較器と、この第2の比
    較器に応答する第2の切り換えられる電圧源とを含む第
    1次の変調器と、前記第1次の変調器からの前記第2の
    デジタル出力信号を乗ずるためのデジタル乗算器と、前
    記第2次の変調器のデジタル出力信号と、前記第1次の
    変調器の乗ぜられたデジタル出力信号との間のデジタル
    差信号を供給するデジタル減算器と、前記デジタル差信
    号を2回微分して、前記第2次の変調器からの第2次の
    差ノイズ成分と、前記第1次の変調器からの第3次の差
    ノイズ成分とを含む結果出力信号を発生するために、前
    記デジタル減算器の出力端子へ結合されるデジタル二重
    微分器と、前記第1のデジタル出力信号と前記結果出力
    信号を加え合わせて第3のデジタル出力信号を発生する
    デジタル加算器と、前記第3のデジタル出力信号に応答
    するデジタルデシメーションフィルタと、を備え、前記
    第3の積分器は前記第2の積分器の出力信号と、前記第
    2の切り換えられる基準電圧源とに応答して、アナログ
    出力信号を前記第2の比較器へ供給し、前記積分器は差
    動増幅器と、少なくとも1つの入力コンデンサと、少な
    くとも1つの帰還コンデンサとをおのおの備え、前記第
    2の積分器と前記第3の積分器との各差動増幅器と、そ
    れへそれぞれ結合されるコンデンサとは、前記第2の積
    分器と前記第3の積分器における電力消費量を前記第1
    の積分器における電力消費量より少なく維持するように
    、前記第1の積分器の差動増分器と、それへそれぞれ結
    合されるコンデンサとのチップ占有面積よりも狭いチッ
    プ面積を占める集積回路チップ上の第3次シグマデルタ
    アナログ−デジタル変換器回路網。
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