JPH04222910A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JPH04222910A
JPH04222910A JP40694690A JP40694690A JPH04222910A JP H04222910 A JPH04222910 A JP H04222910A JP 40694690 A JP40694690 A JP 40694690A JP 40694690 A JP40694690 A JP 40694690A JP H04222910 A JPH04222910 A JP H04222910A
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JP
Japan
Prior art keywords
thin film
glass
glass thin
groove
magnetic head
Prior art date
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Pending
Application number
JP40694690A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Fujine
俊之 藤根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH04222910A publication Critical patent/JPH04222910A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性体材料などから
成る基板上に軟磁性薄膜を設け、薄膜積層ヘッドとして
構成される磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化に伴って、メ
タルテープのような高保磁力媒体が主流となってきてい
る。このため、磁気ヘッドに使用されるコア材料も高い
飽和磁束密度を有するものが要求されている。そこで、
そのような磁気ヘッドとしては、例えば図9に示すよう
に、高い飽和磁束密度を有する軟磁性金属から成る軟磁
性薄膜22を、非磁性材料から成る基板23上に設けた
磁気ヘッドチップ26を備える薄膜積層磁気ヘッドが知
られている。このような基板23では、耐摩耗性等を考
慮して、結晶化ガラスなどが使用される。上記のような
磁気ヘッドの製造過程では、図10に示すように、上記
基板23に、まず、例えば粒度1000(以下、#10
00という)程度のブレードを用いたダイシング加工に
よって断面略V字状の連続した粗加工溝24…を形成す
る。続いて、各粗加工溝24…の壁面を、上記よりも粒
度の細かい#3000程度の高番手ブレードを用いて、
図中、破線で示すように、5μm以下の切り込み量でそ
れぞれ研削して、各仕上げ加工溝25…が作成される。
【0003】次に、こうして得られた各仕上げ加工溝2
5…の一方の壁面に、真空蒸着あるいはスパッタ法など
によりFe−Al−Si系合金から成る軟磁性薄膜22
がそれぞれ形成される。以下の製造過程については図示
しないが、上記の工程後は、軟磁性薄膜22の形成され
た各仕上げ加工溝25…上に低融点ガラスを充填した後
、その表面研磨を行い、続いてコイル巻線用窓加工を施
して片側コアブロックを作製し、次いで一対の片側コア
ブロック同士を非磁性ギャップ材を挟んで相互に接合し
た後、所定の幅で切断することで、図9に示すような磁
気ヘッドチップ26が得られる。この磁気ヘッドチップ
26は図示しないがコイル巻線が施され、磁気ヘッドチ
ップ用ベースに貼り着けられて磁気ヘッドとして完成さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように、
仕上げ加工溝25の壁面に沿って軟磁性薄膜22を形成
する際、この軟磁性薄膜22を磁気特性良く形成するた
めには、上記各仕上げ加工溝25…の壁面が、面粗度約
200Å以下の平滑度に仕上げられていることが望まし
い。ところが、上記の磁気ヘッドの製造方法では、#3
000程度の高番手ブレードを用いたダイシング加工に
より仕上げ加工溝25が形成されても、その仕上げ加工
溝25の壁面の平滑度は約500Åである。一方、仕上
げ加工溝25の平滑度を高めるためにダイシング加工に
用いるブレードの粒度をより細かくすることが考えられ
る。しかしながら、仕上げ加工溝25の形成される前記
基板23に使用される結晶化ガラスは、耐摩耗性には優
れているが、ダイシングによる加工性に劣っており、さ
らに上記より粒度の細かい高番手のブレードを用いると
、上記よりさらにブレードの目詰まりが生じ易く、その
目詰まりなどによる加工熱などからクラックが生じ易い
。また、このように目詰まりを生じ易いことから、ブレ
ードの加工送り速度も例えば 0.3mm/sec以下
とすることが必要となり、さらに多数個処理も容易には
行えないものとなっており、この結果、磁気ヘッド製造
の生産性に劣るという問題を生じている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドの製
造方法は、結晶化ガラス等の非磁性体材料から成る基板
に溝を形成し、この溝の壁面に沿わせて軟磁性薄膜を設
けてなる磁気ヘッドの製造方法において、上記基板に所
定形状の溝を形成した後、この溝の壁面に沿ってガラス
薄膜を形成し、続いて、上記ガラス薄膜を加熱溶融し、
冷却後、上記ガラス薄膜の表面に前記軟磁性薄膜を設け
ることを特徴としている。
【0006】
【作用】上記の方法によれば、溝の壁面に形成されたガ
ラス薄膜の溶融・冷却時に、ガラスの表面張力により、
ガラス薄膜の表面は200Å以下の平滑度となり、また
、所定の平滑度を得るため従来のように高番手のブレー
ドを使用する必要がなく、従来におけるブレードの目詰
まり等に起因する溝壁面のクラックなどを生じることは
ない。よって、ガラス薄膜の表面は前記軟磁性薄膜の形
成面として非常に良好な状態となる。これらにより、そ
のガラス薄膜の表面に形成した上記軟磁性薄膜は非常に
良好な磁気特性を有する。
【0007】
【実施例】本発明に係る磁気ヘッドの製造方法の一実施
例について図1ないし図8に基づいて説明すれば、以下
の通りである。まず、図2に示すように、結晶化ガラス
等の非磁性材料から成る略直方体状の基板1の表面に、
所定のピッチ寸法Aで断面略V字状の溝2を複数、相互
に隣接し平行に連続して形成する。これら溝2…の形成
は、ブレードの粒度を順次粗いものから細かいものへと
、例えば#1000から#3000へと順次換えながら
行うダイシング加工によって行う。その後、図1に示す
ように、各溝2…の溝壁面3に数μm〜数十μmの膜厚
で非晶質ガラスから成るガラス薄膜4を真空蒸着あるい
はスパッタ法等によりそれぞれ形成する。このガラス薄
膜4の素材としては、その溶融時に前記基板1との濡れ
性の優れたガラスが選択され、また、ガラス転移点が、
上記基板1より低く、かつ各溝2…に充填される後述す
る低融点ガラスよりは高いガラスが選択される。次に、
上記各ガラス薄膜4…を、基板1の溶融しない程度の温
度まで加熱し、溶融する。その後、各ガラス薄膜4…を
徐々に冷却する。このようにして得られた各ガラス薄膜
4…の表面は、ガラス薄膜4の溶融時において基板1と
のぬれ性がよいため、溶融したガラスの表面張力により
、200Å以下の平滑度となっている。
【0008】続いて、図3に示すように、冷却後、略V
字状のガラス薄膜4の表面であるガラス溝壁面5の一方
に、真空蒸着あるいはスパッタ法等により所定の膜厚、
つまり磁気ヘッドのトラック幅にほぼ相当する膜厚(例
えば20μm)となるようにFe−Al−Si系合金か
ら成る軟磁性薄膜6を形成する。この後、図4に示すよ
うに、前記各溝2…を覆うように前述した低融点ガラス
7を充填する。この低融点ガラス7は、前記ガラス薄膜
4のガラス転移点以下の温度で溶融し、各溝2…に充填
できるものが選択される。次に、図5に示すように、低
融点ガラス7の表面を、各溝2…の形成された基板1の
各凸部頂点に達するまで平面状に研磨して基板ブロック
12を作製する。続いて、図6に示すように、基板ブロ
ック12にコイル巻線用窓8・9が形成加工され、続い
て、低融点ガラス7の研磨された面上に、磁気ヘッドが
所定のギャップ長となるようにSiO2等の非磁性体材
料から成るギャップ材10が真空蒸着あるいはスパッタ
法等により形成されて片側コアブロック13を得る。そ
の後、図7に示すように、一対の片側コアブロック13
・13が、それぞれのギャップ材10・10を対向させ
ると共に、各軟磁性薄膜6…が直線状となるように位置
合わせを行い、加圧接合を行って接合し、コアブロック
11を作製する。次に、その接合されたコアブロック1
1を所定の幅で切り出して、図8に示すような磁気ヘッ
ドチップ14が得られる。この後、この磁気ヘッドチッ
プ14は、図示しないが、前記各コイル巻線用窓8・9
にコイル巻線が施され、次に、テープ摺動面が研磨され
、ベース板に接着固定されて磁気ヘッドとして完成され
る。
【0009】上記の方法では、図3に示すように、20
0Å以下の平滑度を備えるガラス溝壁面5が得られる。 また、そのようなガラス溝壁面5では、従来における溝
形成のためのダイシング加工等のような、溝壁面に局部
的な熱応力や切削応力が加わることがなく、溝壁面のク
ラックなどが発生しない。したがって、このようなガラ
ス溝壁面5に形成された軟磁性薄膜6の磁気特性は極め
て良好なものとなっている。また、従来では、基板にク
ラックなどを生じないように、各溝ごとにゆっくりとブ
レードを送って仕上げ加工を行っていたが、上記の方法
では、一括して各ガラス溝壁面5…が加熱されて所定の
平滑度を得ており、従来より優れた平滑度を備えるガラ
ス溝壁面5を迅速に作成できる。したがって、上記よう
な優れた磁気特性を備える軟磁性薄膜6を有する磁気ヘ
ッドが生産性良く製造できる。
【0010】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッドの製造方法は、以上
のように、非磁性体材料から成る基板に所定形状の溝を
形成した後、この溝の壁面に沿ってガラス薄膜を形成し
、続いて、上記ガラス薄膜を加熱溶融し、冷却後、上記
ガラス薄膜の表面に軟磁性薄膜を設ける方法である。 上記の方法によれば、ガラス薄膜の表面は、従来より平
滑となり、かつ、従来のようなクラックなども生じるこ
とはなく、前記軟磁性薄膜の形成面として非常に良好な
状態となる。したがって、上記のようなガラス薄膜の表
面に軟磁性薄膜が形成されることにより、磁気特性の良
好な軟磁性薄膜の形成が可能となる。また、そのような
平滑度を備えるガラス薄膜の形成は、一括して行うこと
ができ、従来より迅速に所定の平滑度を備えるガラス薄
膜を得ることができる。これらの結果、優れた磁気特性
を備える磁気ヘッドを生産性よく製造することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッドの製造方法における溝の壁
面にガラス薄膜を形成した基板の要部正面図である。
【図2】複数の上記溝が形成された基板の斜視図である
【図3】上記ガラス薄膜上に軟磁性薄膜が形成された基
板の要部正面図である。
【図4】上記軟磁性薄膜を備える各溝に低融点ガラスが
充填された基板の要部正面図である。
【図5】上記低融点ガラスの表面が研磨された基板の要
部正面図である。
【図6】上記基板にコイル巻線用窓を形成した片側コア
ブロックの斜視図である。
【図7】一対の上記片側コアブロックを接合してなるコ
アブロックの斜視図である。
【図8】上記コアブロックを切断してなる磁気ヘッドチ
ップの斜視図である。
【図9】従来における磁気ヘッドチップの斜視図である
【図10】従来の磁気ヘッドの製造方法における軟磁性
薄膜が形成される溝の形成方法を示す基板の要部正面図
である。
【符号の説明】
1    基板 2    溝 4    ガラス薄膜 6    軟磁性薄膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性体材料から成る基板に溝を形成し、
    この溝の壁面に沿わせて軟磁性薄膜を設けてなる磁気ヘ
    ッドの製造方法において、上記基板に所定形状の溝を形
    成した後、この溝の壁面に沿ってガラス薄膜を形成し、
    続いて、上記ガラス薄膜を加熱溶融し、冷却後、上記ガ
    ラス薄膜の表面に前記軟磁性薄膜を設けることを特徴と
    する磁気ヘッドの製造方法。
JP40694690A 1990-12-26 1990-12-26 磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH04222910A (ja)

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