JPH0422235B2 - - Google Patents
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- JPH0422235B2 JPH0422235B2 JP58240906A JP24090683A JPH0422235B2 JP H0422235 B2 JPH0422235 B2 JP H0422235B2 JP 58240906 A JP58240906 A JP 58240906A JP 24090683 A JP24090683 A JP 24090683A JP H0422235 B2 JPH0422235 B2 JP H0422235B2
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- JP
- Japan
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- valve body
- frame
- valve
- movable frame
- main steam
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 7
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
この発明は原子炉に連設された主蒸気管に設け
られた主蒸気隔離弁を分解して再組立てするため
の分解組立装置に係り、弁体を弁箱から円滑に離
脱装着し得るようにしたものに関する。
られた主蒸気隔離弁を分解して再組立てするため
の分解組立装置に係り、弁体を弁箱から円滑に離
脱装着し得るようにしたものに関する。
[発明の技術的背景及びその問題点]
一般に、原子炉発電所において、原子炉内で発
生した高温高圧蒸気をタービン等に移送するため
の主蒸気管には、危急時等この蒸気の流れを塞止
しあるいは流量を制御するため弁体が主蒸気管に
略45度の角度でもつて傾斜させて取付けられてい
る主蒸気隔離弁(以下MSIVと略記する)が設け
られている。
生した高温高圧蒸気をタービン等に移送するため
の主蒸気管には、危急時等この蒸気の流れを塞止
しあるいは流量を制御するため弁体が主蒸気管に
略45度の角度でもつて傾斜させて取付けられてい
る主蒸気隔離弁(以下MSIVと略記する)が設け
られている。
このMSIVはその健全性を維持すべく定期的に
分解されて検査及びすり合わせ調整されることに
なるが、この定検時に使用される分解組立装置と
して、分解組立作業を容易に且つ短時間で行うこ
とが要求される。これはMSIVが取付けられてい
る区域は比較的放射線量が高いことから作業者の
被曝線量を少なくする必要があるからである。
分解されて検査及びすり合わせ調整されることに
なるが、この定検時に使用される分解組立装置と
して、分解組立作業を容易に且つ短時間で行うこ
とが要求される。これはMSIVが取付けられてい
る区域は比較的放射線量が高いことから作業者の
被曝線量を少なくする必要があるからである。
従来は第1図に示す如く弁箱10の上方に設け
たモノレール9上をチエーン4を操作することで
水平移動が可能な台車8に接続し、巻き上げ巻き
戻しが可能なチエーン7と、一端がチエーン7に
接続し、他端が弁体1に係止された金具5に接続
した巻き上げ巻き戻しができるチエーン6とを用
いて、弁体3の取付けフランジボルト穴に挿入さ
れたガイドロツド2に沿つて上記台車8、チエー
ン7及び6を操作しながら弁体1を引抜く方法が
用いられていた。しかし、この方法はチエン6,
7及び台車8の操作を同時に行う必要があるため
熟練とかなりの労力を作業者に求めることにな
る。また、作業に長時間を要するため、作業員の
放射線被ばく量を一定の値に抑えるため多数の交
代要員を必要とするという不都合があつた。
たモノレール9上をチエーン4を操作することで
水平移動が可能な台車8に接続し、巻き上げ巻き
戻しが可能なチエーン7と、一端がチエーン7に
接続し、他端が弁体1に係止された金具5に接続
した巻き上げ巻き戻しができるチエーン6とを用
いて、弁体3の取付けフランジボルト穴に挿入さ
れたガイドロツド2に沿つて上記台車8、チエー
ン7及び6を操作しながら弁体1を引抜く方法が
用いられていた。しかし、この方法はチエン6,
7及び台車8の操作を同時に行う必要があるため
熟練とかなりの労力を作業者に求めることにな
る。また、作業に長時間を要するため、作業員の
放射線被ばく量を一定の値に抑えるため多数の交
代要員を必要とするという不都合があつた。
[発明の目的]
この発明は以上のような問題点に鑑みなされた
もので、その目的はMSIVを分解して再組立てす
る際の分解組立作業が簡単且つ迅速に行なえ、こ
の作業時間を短縮することができる主蒸気隔離弁
の分解組立装置を得ることである。
もので、その目的はMSIVを分解して再組立てす
る際の分解組立作業が簡単且つ迅速に行なえ、こ
の作業時間を短縮することができる主蒸気隔離弁
の分解組立装置を得ることである。
[発明の概要]
この発明によれば、上記目的は次のようにして
達成される。すなわち、原子炉に連設された主蒸
気管に設けられた主蒸気隔離弁の弁体を弁箱から
抜き出し点検・補修の後再度上記弁箱に挿着させ
る主蒸気隔離弁の分解組立装置において、上記弁
箱に一体的に設けられた固定フレームと、昇降移
動自在に吊設され上記固定フレームに着脱自在に
係止されて上記弁体の軸方向に沿つて連結される
移動フレームと、この移動フレームに設けられ弁
体を係止してこれを支承しつつ移動フレームに沿
つて昇降移動させるための走行部材とを備え、上
記移動フレームに沿つて走行部材を移動させ上記
主蒸気隔離弁から弁体を離脱装着させる。これに
より弁体を揺動させないで安定した状態で離脱装
着ができ、弁体のシール面を損傷させたり、組立
作業が手間取つたりしないようにすることができ
る。
達成される。すなわち、原子炉に連設された主蒸
気管に設けられた主蒸気隔離弁の弁体を弁箱から
抜き出し点検・補修の後再度上記弁箱に挿着させ
る主蒸気隔離弁の分解組立装置において、上記弁
箱に一体的に設けられた固定フレームと、昇降移
動自在に吊設され上記固定フレームに着脱自在に
係止されて上記弁体の軸方向に沿つて連結される
移動フレームと、この移動フレームに設けられ弁
体を係止してこれを支承しつつ移動フレームに沿
つて昇降移動させるための走行部材とを備え、上
記移動フレームに沿つて走行部材を移動させ上記
主蒸気隔離弁から弁体を離脱装着させる。これに
より弁体を揺動させないで安定した状態で離脱装
着ができ、弁体のシール面を損傷させたり、組立
作業が手間取つたりしないようにすることができ
る。
[発明の実施例]
以下に、この発明の好適一実施例を添付図面に
基づいて詳述する。
基づいて詳述する。
第2図及び第3図に示す如くこの発明のMSIV
の分解組立装置は、弁箱10に設けられた固定フ
レーム11と、この固定フレーム11に係止連結
される移動フレーム12と、移動フレーム12上
をこれに沿つて昇降移動する走行部材13とから
構成されている。
の分解組立装置は、弁箱10に設けられた固定フ
レーム11と、この固定フレーム11に係止連結
される移動フレーム12と、移動フレーム12上
をこれに沿つて昇降移動する走行部材13とから
構成されている。
上記固定フレーム11を設ける弁箱10は、一
端が原子炉(図示せず)に、他端が原子炉格納容
器外のタービン(図示せず)に連結されている。
この中を移送される高温高圧蒸気を制御するため
に傾斜した弁体14が取付けられている。具体的
には、MSIV弁体側フランジ15と弁箱側フラン
ジ16とがボルトナツト17でもつて連結されて
いる。第5図の左半分は外形が矩形状の弁体側フ
ランジ15を示しており、これを貫いて弁箱側フ
ランジ16に設けたスタツドボルト17aが周上
に顕れている。この弁体側フランジ15の四隅に
は、弁体14を引き抜くためのフツク孔18が設
けられたいる。
端が原子炉(図示せず)に、他端が原子炉格納容
器外のタービン(図示せず)に連結されている。
この中を移送される高温高圧蒸気を制御するため
に傾斜した弁体14が取付けられている。具体的
には、MSIV弁体側フランジ15と弁箱側フラン
ジ16とがボルトナツト17でもつて連結されて
いる。第5図の左半分は外形が矩形状の弁体側フ
ランジ15を示しており、これを貫いて弁箱側フ
ランジ16に設けたスタツドボルト17aが周上
に顕れている。この弁体側フランジ15の四隅に
は、弁体14を引き抜くためのフツク孔18が設
けられたいる。
そして、上記弁箱側フランジ16には、弁体1
4を分解組立てする際に、後述するMSIVの分解
組立装置の移動フレーム12を着脱自在に係止す
るための一対の固定フレーム11が、このフラン
ジ16の径方向外方へ幾分張り出すとともに弁体
14の軸方向外方へ延出させて一体的に設けられ
ている。固定フレーム11は上記フランジ16の
両側に相対向して設けられるとともに、移動フレ
ーム12の先端を下方と前方とで係止するための
L字状の切欠部19を有している。また、上記切
欠部19の前方の固定フレーム部分には、移動フ
レーム12の先端が係止されたときその先端に設
けられた孔20と重合する通し孔12が設けられ
ている。この固定フレーム11側に設けられた孔
21には、第4図に示す如く、アクチユエータ、
例えば電動機22によつて進退駆動されるロツク
ピン23が挿通され、その進退により移動フレー
ム12側の孔20に挿抜して移動フレーム12を
固定フレーム11に対して固定又は開放できるよ
うになつている。なお、固定フレーム11は分解
組立時にその都度取付けるようにしてもよい。
4を分解組立てする際に、後述するMSIVの分解
組立装置の移動フレーム12を着脱自在に係止す
るための一対の固定フレーム11が、このフラン
ジ16の径方向外方へ幾分張り出すとともに弁体
14の軸方向外方へ延出させて一体的に設けられ
ている。固定フレーム11は上記フランジ16の
両側に相対向して設けられるとともに、移動フレ
ーム12の先端を下方と前方とで係止するための
L字状の切欠部19を有している。また、上記切
欠部19の前方の固定フレーム部分には、移動フ
レーム12の先端が係止されたときその先端に設
けられた孔20と重合する通し孔12が設けられ
ている。この固定フレーム11側に設けられた孔
21には、第4図に示す如く、アクチユエータ、
例えば電動機22によつて進退駆動されるロツク
ピン23が挿通され、その進退により移動フレー
ム12側の孔20に挿抜して移動フレーム12を
固定フレーム11に対して固定又は開放できるよ
うになつている。なお、固定フレーム11は分解
組立時にその都度取付けるようにしてもよい。
上記固定フレーム11に係止連結される移動フ
レーム12は、第2図及び第4図に示す如く、下
方に開放したコ字形状をしていて、弁体の軸方向
Aと平行な角度に保持されつつ垂直昇降移動自在
に吊設されている。この吊設手段はコ字形の移動
フレーム12を跨ぐ如く配設された2つの門型吊
フレーム24,25より成つている。1つは移動
フレーム12のほぼ重心位置上に垂下する主吊フ
レーム24であり、その両側に同期した電動機2
6,26に駆動される主ねじジヤツキ27,27
が備えられ、この主ねじジヤツキ27,27が移
動フレーム12を枢支してこの荷重を支えるよう
になつている。他の1つは移動フレーム12の上
記重心位置に主吊フレーム24により幾分開いた
角度で固定された副吊フレーム25であり、この
中央部が上記主吊フレーム24から横に延びたア
ーム28に支持されるとともに電動機29に駆動
される副ねじジヤツキ30に枢支され、移動フレ
ーム12を弁体の軸方向と平行な角度に保持して
いる。そして、これらのねじジヤツキ27,27
及び30を同期して作動させることにより移動フ
レーム12を上記角度に保持しつつ昇降移動が自
在に行なえる。
レーム12は、第2図及び第4図に示す如く、下
方に開放したコ字形状をしていて、弁体の軸方向
Aと平行な角度に保持されつつ垂直昇降移動自在
に吊設されている。この吊設手段はコ字形の移動
フレーム12を跨ぐ如く配設された2つの門型吊
フレーム24,25より成つている。1つは移動
フレーム12のほぼ重心位置上に垂下する主吊フ
レーム24であり、その両側に同期した電動機2
6,26に駆動される主ねじジヤツキ27,27
が備えられ、この主ねじジヤツキ27,27が移
動フレーム12を枢支してこの荷重を支えるよう
になつている。他の1つは移動フレーム12の上
記重心位置に主吊フレーム24により幾分開いた
角度で固定された副吊フレーム25であり、この
中央部が上記主吊フレーム24から横に延びたア
ーム28に支持されるとともに電動機29に駆動
される副ねじジヤツキ30に枢支され、移動フレ
ーム12を弁体の軸方向と平行な角度に保持して
いる。そして、これらのねじジヤツキ27,27
及び30を同期して作動させることにより移動フ
レーム12を上記角度に保持しつつ昇降移動が自
在に行なえる。
また、主吊フレーム24は旋回揺動自在な自在
継手31を介してモノレール32に軸架されてい
る。その軸架部は電動機33を駆動源とする走行
装置34及び連結材36にて構成され、移動フレ
ーム12を支持したままモノレール32上を水平
走行移動するようになつている。また、上記アー
ム28と反対側に位置する主吊フレーム24部分
からバランスアーム35が延出され、これらの先
端を支えることにより移動フレーム12の揺動を
抑制するようになつている。上記移動フレーム1
2をジヤツキ27,27及び30によりそのまま
下降移動させれば、移動フレーム12が固定フレ
ーム11に係止連結するように、上記モノレール
32は固定フレーム11から所定距離だけ離間し
た位置に配設されている。
継手31を介してモノレール32に軸架されてい
る。その軸架部は電動機33を駆動源とする走行
装置34及び連結材36にて構成され、移動フレ
ーム12を支持したままモノレール32上を水平
走行移動するようになつている。また、上記アー
ム28と反対側に位置する主吊フレーム24部分
からバランスアーム35が延出され、これらの先
端を支えることにより移動フレーム12の揺動を
抑制するようになつている。上記移動フレーム1
2をジヤツキ27,27及び30によりそのまま
下降移動させれば、移動フレーム12が固定フレ
ーム11に係止連結するように、上記モノレール
32は固定フレーム11から所定距離だけ離間し
た位置に配設されている。
また、移動フレーム12の前後調整が必要と考
えられるときは、自在継手31が所要量だけ前後
に移動できるように連結材36と自在継手31と
の間で相対運動を生じさせるような、例えば連結
材に長穴を設け自在継手を長穴に挿入係止させる
ような構造を取ることも可能である。
えられるときは、自在継手31が所要量だけ前後
に移動できるように連結材36と自在継手31と
の間で相対運動を生じさせるような、例えば連結
材に長穴を設け自在継手を長穴に挿入係止させる
ような構造を取ることも可能である。
また、第4図に示す如くコ字形状の移動フレー
ム12が形成する空間には後に詳述する走行部材
13が該フレーム12に沿つて昇降移動自在に設
けられる。この走行部材13を該フレーム12に
沿つて昇降移動自在とするために、移動フレーム
12の相対向する平行部材12a,12bに、第
5図にも示す如く、デユアルレール36,36が
設けられている。そして、このデユアルレール3
6,36間にこの長手方向に沿つて走行部材13
を送り移動させるためのスクリユーロツド37が
配設されている。このスクリユーロツド37は第
4図に示す如く、その一端が軸受38に支持さ
れ、他端が動力分配機(電動機)40より駆動さ
れるウオーム減速機41に連結されて、スクリユ
ーロツド37を回転させることによりその中間に
螺着した移動子42を進退自在となしている。
ム12が形成する空間には後に詳述する走行部材
13が該フレーム12に沿つて昇降移動自在に設
けられる。この走行部材13を該フレーム12に
沿つて昇降移動自在とするために、移動フレーム
12の相対向する平行部材12a,12bに、第
5図にも示す如く、デユアルレール36,36が
設けられている。そして、このデユアルレール3
6,36間にこの長手方向に沿つて走行部材13
を送り移動させるためのスクリユーロツド37が
配設されている。このスクリユーロツド37は第
4図に示す如く、その一端が軸受38に支持さ
れ、他端が動力分配機(電動機)40より駆動さ
れるウオーム減速機41に連結されて、スクリユ
ーロツド37を回転させることによりその中間に
螺着した移動子42を進退自在となしている。
上記移動子42に固着された走行部材13は、
第2図からわかるように箱形状をなし、その両側
部に設けたローラ43,43を上記デユアルレー
ル36に乗せることにより、移動フレーム12が
形成する空間を走行できるようになつている。第
5図の右半分に示す如く上記ローラ43は支持ロ
ーラ43aとサイドローラ43bとから成り、こ
れら2つのローラ43a,43bによりデユアル
レール36,36を挟むことによつて走行部材1
3がデユアルレール36,36上を支承されつつ
安定に走行できるように構成されている。
第2図からわかるように箱形状をなし、その両側
部に設けたローラ43,43を上記デユアルレー
ル36に乗せることにより、移動フレーム12が
形成する空間を走行できるようになつている。第
5図の右半分に示す如く上記ローラ43は支持ロ
ーラ43aとサイドローラ43bとから成り、こ
れら2つのローラ43a,43bによりデユアル
レール36,36を挟むことによつて走行部材1
3がデユアルレール36,36上を支承されつつ
安定に走行できるように構成されている。
また、走行部材13に、上記弁体側フランジ1
5の四隅に設けたフツク孔18に対応して4つの
フツク44がその軸回りに回動自在に設けられて
いる。その回動手段としては第5図に示す如くフ
ツク44に連結したピストンロツドを伸縮するシ
リンダ45が適当であるが、制御の便宜から電動
式の回動手段が望ましい。そして、走行部材13
は上記フツク44により弁体を係止してこれを支
承しつつ移動フレーム12に沿つて斜め昇降移動
させるように構成されている。
5の四隅に設けたフツク孔18に対応して4つの
フツク44がその軸回りに回動自在に設けられて
いる。その回動手段としては第5図に示す如くフ
ツク44に連結したピストンロツドを伸縮するシ
リンダ45が適当であるが、制御の便宜から電動
式の回動手段が望ましい。そして、走行部材13
は上記フツク44により弁体を係止してこれを支
承しつつ移動フレーム12に沿つて斜め昇降移動
させるように構成されている。
なお、第4図においてコ字形状の移動フレーム
12の先端に、固定フレーム11,11と衝合す
る衝合部材46,46を一体的に設け、走行部材
13が弁体14を引抜くときに生じる反力をこの
衝合部材46,46を介して固定フレーム11,
11に与えるようになつている。
12の先端に、固定フレーム11,11と衝合す
る衝合部材46,46を一体的に設け、走行部材
13が弁体14を引抜くときに生じる反力をこの
衝合部材46,46を介して固定フレーム11,
11に与えるようになつている。
以上の構成よりなるこの実施例の作用について
述べる。
述べる。
先ず、MSIVの分解作業を始めるに際して原子
炉の運転を中断し弁箱10を冷却させる。弁箱1
0が冷却したならば、弁箱側フランジ16と弁体
側フランジ15とを結合していたすべてのナツト
を取り外す。
炉の運転を中断し弁箱10を冷却させる。弁箱1
0が冷却したならば、弁箱側フランジ16と弁体
側フランジ15とを結合していたすべてのナツト
を取り外す。
第2図及び第3図に示す如く走行部材13を後
方端に引き揚げた状態の移動フレーム12を動か
し、弁体14の軸方向Aと平行になるようにその
傾斜角度の調整を行う。この調整は主ねじジヤツ
キ27,27又は副ねじジヤツキ30のいずれか
一方を動かすことにより容易に行える。この調整
を行つたならば主ねじジヤツキ27,27及び副
ねじジヤツキ30を同時に作動して移動フレーム
12を上記傾斜角度を保持しつつ下降し、弁箱1
0側に設けた固定フレーム11に係止させ、分解
組立装置の移動フレーム12を弁体14の軸方向
Aに沿つて直線状に連結する。移動フレーム12
の連結後、電動機22を駆動させ、その駆動によ
り移動フレーム12側の孔20と固定フレーム1
1側の通し孔21とロツクピン23を前進させて
挿入し、以降の工程で移動フレーム12のガタ付
きや離脱がないように移動フレーム12を固定フ
レーム11に確実にロツクする。
方端に引き揚げた状態の移動フレーム12を動か
し、弁体14の軸方向Aと平行になるようにその
傾斜角度の調整を行う。この調整は主ねじジヤツ
キ27,27又は副ねじジヤツキ30のいずれか
一方を動かすことにより容易に行える。この調整
を行つたならば主ねじジヤツキ27,27及び副
ねじジヤツキ30を同時に作動して移動フレーム
12を上記傾斜角度を保持しつつ下降し、弁箱1
0側に設けた固定フレーム11に係止させ、分解
組立装置の移動フレーム12を弁体14の軸方向
Aに沿つて直線状に連結する。移動フレーム12
の連結後、電動機22を駆動させ、その駆動によ
り移動フレーム12側の孔20と固定フレーム1
1側の通し孔21とロツクピン23を前進させて
挿入し、以降の工程で移動フレーム12のガタ付
きや離脱がないように移動フレーム12を固定フ
レーム11に確実にロツクする。
次いで、第6図に示す如く、スクリユーロツド
37を回転して走行部材13を移動フレーム12
に沿つて下降させ、走行部材13に設けた各フツ
ク44を該当する弁体側フランジ15の各フツク
孔18に挿入する。このフツク44のフツク孔1
8の挿入はフツク44の軸回り角度を予め設定す
ることにより自動的に行われ、挿入完了により走
行部材13の下降が自動的に停止するように設定
される。挿入完了後、第4図及び第5図に示す如
く、シリンダ45を作動しフツク44を軸回りに
所定角度回動させ、フツク44をフツク孔18に
係合する。この係合により走行部材13と弁体1
4とが連結される。
37を回転して走行部材13を移動フレーム12
に沿つて下降させ、走行部材13に設けた各フツ
ク44を該当する弁体側フランジ15の各フツク
孔18に挿入する。このフツク44のフツク孔1
8の挿入はフツク44の軸回り角度を予め設定す
ることにより自動的に行われ、挿入完了により走
行部材13の下降が自動的に停止するように設定
される。挿入完了後、第4図及び第5図に示す如
く、シリンダ45を作動しフツク44を軸回りに
所定角度回動させ、フツク44をフツク孔18に
係合する。この係合により走行部材13と弁体1
4とが連結される。
走行部材13と弁体14とをフツク44により
係止連結した後、第7図に示す如く走行部材13
を、今度は逆に、移動フレーム12に沿つて徐々
に上昇移動させこの走行部材13とともに弁体1
4を軸方向Aへ引き抜く。この際、弁体14は走
行部材13によりその荷重を支障されつつデユア
ルレール36上を軸方向に沿つて上方へ直線状に
移動し、弁体14もそれとともに引き抜かれる。
また、この引抜過程において移動フレーム12が
固定フレーム11にロツクピン23で確実にロツ
クされているので移動フレーム12のガタ付きや
離脱の惧れがなく、これに基因する弁体14の非
直線的移動を防止できる。
係止連結した後、第7図に示す如く走行部材13
を、今度は逆に、移動フレーム12に沿つて徐々
に上昇移動させこの走行部材13とともに弁体1
4を軸方向Aへ引き抜く。この際、弁体14は走
行部材13によりその荷重を支障されつつデユア
ルレール36上を軸方向に沿つて上方へ直線状に
移動し、弁体14もそれとともに引き抜かれる。
また、この引抜過程において移動フレーム12が
固定フレーム11にロツクピン23で確実にロツ
クされているので移動フレーム12のガタ付きや
離脱の惧れがなく、これに基因する弁体14の非
直線的移動を防止できる。
このようにして、弁先端14aを完全に引き抜
くまで、所定の距離だけ弁体14を上方へ移動さ
せたならば、その移動を停止する。そして、ロツ
クピン23を抜き移動フレーム12を固定フレー
ム11から開放した後、第8図に示す如く主ねじ
ジヤツキ27,27及び副ねじジヤツキ30を同
時に逆作動して当初降下させた分だけ逆に移動フ
レーム12を上昇させ支承されている弁体14を
弁箱10から充分離した後、移動フレーム12を
第8図に示す如く旋回させ、走行装置34を駆動
して弁体14をモノレール32に沿つて搬出す
る。
くまで、所定の距離だけ弁体14を上方へ移動さ
せたならば、その移動を停止する。そして、ロツ
クピン23を抜き移動フレーム12を固定フレー
ム11から開放した後、第8図に示す如く主ねじ
ジヤツキ27,27及び副ねじジヤツキ30を同
時に逆作動して当初降下させた分だけ逆に移動フ
レーム12を上昇させ支承されている弁体14を
弁箱10から充分離した後、移動フレーム12を
第8図に示す如く旋回させ、走行装置34を駆動
して弁体14をモノレール32に沿つて搬出す
る。
このように弁体14を弁箱10より引抜いた
後、弁体14を点検補修する一方、弁箱10内に
ラツピンクマシン等を挿入し、これを点検調整す
る。そして、両者の点検調整が完了した後、上記
した順序を逆にして、再び弁体14の組立作業を
同う。
後、弁体14を点検補修する一方、弁箱10内に
ラツピンクマシン等を挿入し、これを点検調整す
る。そして、両者の点検調整が完了した後、上記
した順序を逆にして、再び弁体14の組立作業を
同う。
したがつて上記実施例によれば、移動フレーム
12の垂直昇降のみで弁体14を離脱装着する走
行部材を位置決めできるので、操作が極めて簡単
となる。しかも、移動フレーム12は弁箱10に
一体的に設けられた固定フレーム11に係止連結
され、ロツクピン23により確実に固定されるの
で、走行部材13の斜め昇降、特に弁体14を支
承しつつ昇降する際、弁体位置がいずれにあつて
も弁体14の軸方向Aの位置を常に保持すること
ができ弁体14の離脱装着を円滑に行える。
12の垂直昇降のみで弁体14を離脱装着する走
行部材を位置決めできるので、操作が極めて簡単
となる。しかも、移動フレーム12は弁箱10に
一体的に設けられた固定フレーム11に係止連結
され、ロツクピン23により確実に固定されるの
で、走行部材13の斜め昇降、特に弁体14を支
承しつつ昇降する際、弁体位置がいずれにあつて
も弁体14の軸方向Aの位置を常に保持すること
ができ弁体14の離脱装着を円滑に行える。
なお、上記実施例において移動フレームの走行
装置34による水平走行や吊フレーム24,25
による昇降移動、走行部材13の昇降移動及びロ
ツクピン23のロツク・解除等の一連の作動はす
べて電動機等によつて駆動されているので、この
一連の作動を予めプログラムされたケーシング回
路により連続して行うようにしても、あるいはそ
の都度個別的に作動させるようにしてもよい。
装置34による水平走行や吊フレーム24,25
による昇降移動、走行部材13の昇降移動及びロ
ツクピン23のロツク・解除等の一連の作動はす
べて電動機等によつて駆動されているので、この
一連の作動を予めプログラムされたケーシング回
路により連続して行うようにしても、あるいはそ
の都度個別的に作動させるようにしてもよい。
[発明の効果]
以上要するにこの発明によれば次のような優れ
た効果を発揮する。
た効果を発揮する。
(1) 移動フレームと走行部材の昇降移動により主
蒸気隔離弁と弁体の離脱装着が行なえるので、
熟練度を必要としないと共に作業者数を削減し
得る。したがつて、分解組立作業を容易且つ短
時間で行うことができ、作業自体の安全性を可
及的に向上させることができる。
蒸気隔離弁と弁体の離脱装着が行なえるので、
熟練度を必要としないと共に作業者数を削減し
得る。したがつて、分解組立作業を容易且つ短
時間で行うことができ、作業自体の安全性を可
及的に向上させることができる。
(2) 弁箱に一体的に設けられた固定フレームに移
動フレームが係止連結されるので、重い弁体を
支承しつつ移動フレームに沿つて走行部材が昇
降する際にも移動フレーム位置を弁体の軸方向
に常に保持することができ、弁体の分解組立時
にシール面を損傷することなく、分解組立作業
を確実に行うことができる。
動フレームが係止連結されるので、重い弁体を
支承しつつ移動フレームに沿つて走行部材が昇
降する際にも移動フレーム位置を弁体の軸方向
に常に保持することができ、弁体の分解組立時
にシール面を損傷することなく、分解組立作業
を確実に行うことができる。
第1図は従来の主蒸気隔離弁の分解組立装置を
示す概略図、第2図及び第3図はこの発明に係る
好適一実施例を示す主蒸気隔離弁の分解組立装置
の概略構造の正面図及び側面図、第4図は同分解
組立装置を係止連結した状態の要部平面図、第5
図は第4図の−線矢視図、第6図乃至第8図
は同作動説明図である。 尚、図中10は弁箱、11は固定フレーム、1
2は移動フレーム、13は走行部材、14は主蒸
気隔離弁の弁体、Aは弁体の軸方向である。
示す概略図、第2図及び第3図はこの発明に係る
好適一実施例を示す主蒸気隔離弁の分解組立装置
の概略構造の正面図及び側面図、第4図は同分解
組立装置を係止連結した状態の要部平面図、第5
図は第4図の−線矢視図、第6図乃至第8図
は同作動説明図である。 尚、図中10は弁箱、11は固定フレーム、1
2は移動フレーム、13は走行部材、14は主蒸
気隔離弁の弁体、Aは弁体の軸方向である。
Claims (1)
- 1 原子炉に連設された主蒸気管に設けられた主
蒸気隔離弁の弁体を弁箱から抜き出し再度弁箱に
挿着させる主蒸気隔離弁の分解組立装置におい
て、上記弁箱に一体的に設けられた固定フレーム
と、昇降移動自在に吊設され上記固定フレームに
着脱自在に係止されて上記弁体の軸方向に沿つて
連結される移動フレームと、該移動フレームに設
けられ弁体を係止してこれを支承しつつ移動フレ
ームに沿つて昇降移動させるための走行部材とを
備え、上記移動フレームに沿つて走行部材を移動
させて弁箱から弁体を離脱装着するよう構成した
ことを特徴とする主蒸気隔離弁の分解組立装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58240906A JPS60133397A (ja) | 1983-12-22 | 1983-12-22 | 主蒸気隔離弁の分解組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58240906A JPS60133397A (ja) | 1983-12-22 | 1983-12-22 | 主蒸気隔離弁の分解組立装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60133397A JPS60133397A (ja) | 1985-07-16 |
JPH0422235B2 true JPH0422235B2 (ja) | 1992-04-16 |
Family
ID=17066431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58240906A Granted JPS60133397A (ja) | 1983-12-22 | 1983-12-22 | 主蒸気隔離弁の分解組立装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60133397A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0684088U (ja) * | 1993-05-17 | 1994-12-02 | 株式会社野島角清製作所 | 配管支持金具 |
JP4636446B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2011-02-23 | 株式会社日立プラントテクノロジー | ポンプ及びポンプモータの点検工法 |
-
1983
- 1983-12-22 JP JP58240906A patent/JPS60133397A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60133397A (ja) | 1985-07-16 |
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