JPS6049277B2 - 制御棒駆動機構交換装置 - Google Patents

制御棒駆動機構交換装置

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JPS6049277B2
JPS6049277B2 JP53004717A JP471778A JPS6049277B2 JP S6049277 B2 JPS6049277 B2 JP S6049277B2 JP 53004717 A JP53004717 A JP 53004717A JP 471778 A JP471778 A JP 471778A JP S6049277 B2 JPS6049277 B2 JP S6049277B2
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JP
Japan
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drive mechanism
control rod
rod drive
bolt
machine
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JP53004717A
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亨 斉間
功 大谷
孝彦 今田
秀夫 佐藤
真一 勝間
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Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
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Toshiba Corp
Nippon Genshiryoku Jigyo KK
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Priority to DE2902116A priority patent/DE2902116C2/de
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Publication of JPS6049277B2 publication Critical patent/JPS6049277B2/ja
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C19/00Arrangements for treating, for handling, or for facilitating the handling of, fuel or other materials which are used within the reactor, e.g. within its pressure vessel
    • G21C19/02Details of handling arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、原子力発電所において制御棒駆動機構の保守
点検を行なうため、制御棒駆動機構を原子炉から取り外
したりまたは炉内に装填する制御棒駆動機構の交換装置
に関する。
発明の技術的背景およびその問題点 一般に、沸謄水形原子炉においては、その圧力容器底部
に炉の反応を制御するための制御棒駆動機構が配置され
ている。
この制御棒駆動機構は一定の期間経過後に原子炉から取
り外し、別に設けられている点検作業室においてその点
検が行なわれている。しかしながら、上記制御棒駆動機
構の交換には多数の作業員が必要であり、また安全衛生
上にも問題があつた。
すなわち、第1図は従来の制御棒駆動機構の交換装置の
概略図であつて、原子炉の下部には円筒形の制御棒駆動
機構交換作業室1が設けられており、その周壁2には上
記円筒形の制御棒駆動機構交換作業室1内に突出する支
持体3が突設され、この支持体3上に環状のレール4が
載置固定されている。上記レール4上にはプラットホー
ム5がレール4に沿つて旋回し得るように載置されてお
り、またこのプラットホーム5の上面には巻上ウインチ
6が走行可能に載置されている。
前記プラットホーム5の内部には制御棒駆動機構7を運
搬する台車8が収納され得るようになつており、この台
車8はプラットホーム5の床面とほS゛同一平面位置を
とるように室1の周壁2に形成された通路9を介し前記
プラットホーム5内に収納される。前記制御棒駆動機構
7は原子炉圧力容器の制御棒駆動機構ハウジング10に
ボルトにより取付けられており、この制御棒駆動機構7
の周面には、他機器のために用いられるスタットボルト
11が垂設されている。なお、図においては制御棒駆動
機構7およびスタットボルト11は最少限の数しか示し
ていないが、実際には数十本が隣接して密に並んでいる
。しかして、このような構成において制御棒駆動機構7
を取り外すには、まずハウジング10と制御棒駆動機構
7を結合しているボルトのうち2本を抜き、これらのボ
ルト孔のうちの一方には滑車12を支持するピンを挿着
し、他方には前記ウインチ6のドラム13に巻装されて
いるワイヤローブ14の先端に突設されているピンを挿
着する。
さらに上方に伸延する突部15を有し下部両側に滑車1
6,16が取り付けられているロケータ17を、これら
の滑車16,16および前記滑車12に前記ワイヤロー
ブ14が介装されるようにして、図示するように、前記
突部15の先端を制御棒駆動機構7の下端に係合する位
置において保持する。このようにしておいて、ハウジン
グ10と制御棒駆動機構7を結合している残りのボルト
の全てを抜き、ウインチ6からワイヤローブ14を巻出
して、ロケータ17とこのロケータ17上に支持されて
いる制御棒駆動機構7とを降下させる。
この降下の途中において、制御棒駆動機構7を作業員が
支持しながら横向けにし、運搬台車8上に搭載して、通
路から適宜点検作業室(図示せず)等に搬出する。また
、制御棒駆動機構7のハウジング10への取付作業は前
述した取外し作業と逆の手順で行なう。
このように制御棒駆動機構の取外し、取付け作業は、原
子炉の底部という特殊な場所において高レベルの放射線
下で行なわれるものであり、しかも制御棒駆動機構を直
接作業員が取扱わねばならないため、安全衛生上問題が
多く、さらに多数の作業員が必要である等の不都合があ
つた。
発明の目的 本発明はこのような点に鑑み、制御棒駆動機構を直接作
業員が取扱う必要がなく、制御棒駆動機構の作業室への
搬入搬出、および制御棒駆動機構の取外し、取付けを機
械的に行なうことができ、能率的にかつ安全に上記作業
を行ない得るようにした制御棒駆動機構の交換装置を提
供することを目白勺とする。
発明の概要 本発明は、原子炉圧力容器の下方に設けられた制御棒駆
動機構交換作業室に水平面内て回転可能に配設されたプ
ラットホームと、このプラットホーム上に直線走行し得
るように載置された走行台車と、上記走行台車に垂直位
置および水平位置間を揺動可能に装着され、制御棒駆動
機構およびボルト着脱機の両者を同時に支持したり或は
その一方を単独に支持しこれらを垂直方向に移動させる
支持台を具備したビームと、上記ビームに装着され、少
なくとも上記制御棒駆動機構とともに上記ビームを水平
位置に揺動させるとき、上記制御棒駆動機構を把持する
掴み腕と、上記ボルト着脱機を前記支持台の昇降通路範
囲に搬入搬出せし2める移動装置と、前記走行台車の下
方に進入せし2められ、ビームの水平位置において、そ
のビー1・から制御棒駆動機構を受け取り、その制御棒
駆動機構を保守点検室等に搬送する運搬台車とを有する
ことを特徴とする。
発明の実施例1 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。
なお、第1図と同一部分については同一符号を付す。第
2図において符号5は、原子炉の下部に設けられた円筒
形の制御棒駆動機構交換作業室1の周壁に支持体3を介
して配設された環状レール4上に、その両端部が載置さ
れ、旋回可能とされたプラットホームであつて、そのプ
ラツトホー1、の中央部には、長方向に延びる中央空所
5aが形成され、その中央空所5aの両側縁上部には上
記中央空所5aに沿つてレール20が敷設されている。
また、上記プラットホーム5に形成された中央空所5a
内には、制御棒駆動機構交換作業室1の周壁2に形成さ
れた通路9を介して制御棒駆動機構を搬入搬出するため
の運搬台車8が収納可能としてある。ところで、上記プ
ラットホーム5上に敷設されたレール20上には、走行
台車21が走行可能に載置されている。
上記走行台車21は、プラットホーム5に敷設された左
右のレール20,20間を跨ぐ断面?状としてあり、そ
の前半部の頂壁が欠除され、さらに上記前半部の両側壁
21a,21b間には、ピン21cを中心として揺動し
得るビーム221が枢着されており、上記走行台車21
上に載置きれた駆動機構23によつて垂直位置および水
平位置間を揺動し得るようにしてある。
しかして、上記ビーム22は、第2図に示すように垂直
位置にある場合には、その上部が走行台車21の上面か
ら突出し、下部はプラットホーム5の中央空所5a内を
貫通して下方に突出し、一方水平平状態のときには、走
行台車21内に収納状態となる。上記ビーム22の長手
方向両端部両側壁には、それぞれスプロケット24a,
24bが装着されており、両スプロケット24a,24
b間にはチェーン25が巻装され、さらにそのチェーン
25には支持台26が装着され、その支持台26が前記
ビーム22に沿つて移動し得るようになつている。
すなわち、前記ビーム22は第3図に示すように断面コ
字状に形成されており、その両側壁の解放側端縁にはそ
れぞれランジ部27が設けられている。
一方、支持台26の後端両側部にはそれぞれ一対ずつの
ローラ28a,28bが設けられており、各対のローラ
28a,28bが前記各ランジ部27の表裏両面にその
ランジ部を挾持するように係合せしめられている。また
、上記支持台26の後端中央部にはピン29によつてア
ーム30が揺動自在に枢着されており、そのアーム30
の両端部が前記ビーム22の両側に張設されたチエーー
ン25に連結されている。しかして、上記チェーン25
が正逆方向に移動すると、支持台25は前記ローラ28
a,28bがビーム22の両ランジ部27の表裏両面を
転動することによつて案内され、上記ビーム22に沿.
つ−C走行する。
なおこの場合、アーム30が支持台26に対して揺動自
在に装着されているので、ビームの両側に張設された各
チェーン25に走行誤差があるときでも、支持台26が
傾斜しその走行が阻害されることはない。ところて上記
支持台26は、制御棒駆動機構7を直接支持できるばか
りでなく、上記制御棒駆動機構7を原子炉圧力容器底部
に装着しているボルトを緩めたり、締付けたりする機能
を有する後述するボルト着脱機32を搭載できるように
構成さ・れている。
一方、前記ビーム22の適宜位置には掴み腕33が装着
されている。
この掴み腕33は支持台26の走行に支障がないように
ビーム22のコ字状部内に収納可能であり、必要時には
ビーム22のコ字状部より突出し、制御棒駆動機構を倒
れないように支持したり、把持することができるよう構
成されている。すなわち、上記ビーム22内には、その
ビーム22の軸線に直交する方向に延びるン34を中心
として揺動可能な揺動レバー35が装着されており、そ
の揺動レバー35の先端部に設けられたボス部35aに
は、上記揺動レバー35の軸線に直J交する方向に延び
る作動バー36が軸方向のみ摺動可能に装着されている
(第4図、第5図)。
上記作動バー36の先端部にはビーム22の軸線にほ)
゛平行なピン37,37によつて一対の爪38,38が
取り付けられており、上記各爪38,38はそれぞれリ
ンク39によつて前記ボス部35aから左右に突設され
た翼部40に連結されている。しかして、前記揺動レバ
ー35を前後に揺動させそのボス部35aを作動バー3
6に対して前後に移動させることによつて爪38,38
を開閉せしめることができる。また、上記作動バー36
の後端には、その作動バー36の突出位置において前記
ビーム22の内側面に設けられたストッパ41と衝合す
る当接弁42が突設されており、上記当接弁42とスト
ッパ41との衝合により前記作動バー36の前方への移
動を規制するように構成されている。
さらに前記ボス部35aと作動バー36の爪部取付部3
6aとの間には圧縮ばね43が介挿せしめられており、
前記ボス部35aを当接弁42の前端面に圧接するよう
に付勢している。前記揺動レバー35にはピン44を介
してリンク45の一端が回動自在に取付けられ、またビ
ーム22にはブラケット46に装着したピン47を介し
て他のリンク48の一端が回動自在に取付けられ、両リ
ンク45,48の自由端は、ビーム22上のブラケット
49に回動自在に支持された油圧シリンダ50のピスト
ンロッド51の先端に、ピン52によりそれぞれ回動自
在の状態で連結され、いわゆるトグルジヨイント機構を
構成している。
第4図および第5図は爪38,38が゜“掴み゛の状態
を示しており、揺動レバー35が油圧シリンダ50およ
びリンク45,48等の作用によつて前方(図において
右方)に揺動せしめられている。
このとき、作動バー36も圧縮ばね43を介して右動さ
れるが、当接弁42がストッパ41に衝合して所定量以
上の移動が阻止されるので、上記揺動レバー35の右方
への揺動によつてリンク39を介して爪38,38がピ
ン37,37を中心として互いに近づくように回動され
ている。この状態から揺動レバー35を若干後方(反時
計方向)に動かすと、爪38,38は前述の状態より開
き加減となり、制御棒駆動機構の案内部材とすることが
できる。次に、揺動レバー35をさらに後方に揺動させ
ると、ボス部35aがまず作動バー36の翼部42に当
接して爪38,38を開き位置にし、さらに作動バー3
6とともに左動し、爪38,38をビーム22内に収納
せしめることができる。
他方、前記プラットホーム5の下部には、前記ビーム2
2を挟むように互いに離間して配設され上記ビーム22
の揺動面に平行に且つ水平方向に延びる2本のレール5
3a,53aからなるボルト着脱機搬送用レール53が
吊設されており、そのボルト着脱機搬送用レール53上
には、駆動装置54aの作動によつて上記レール53上
を走行して、後述のようにボルト着脱機を所定位置に搬
入搬出する移送装置を構成するボルト着脱機搬送台車5
4が載置されている。(第2図)。ボルト着脱機搬送台
車54には、前記ビーム22と対向する側に開口して前
記ボルト着脱機32を側方から挿脱し得る凹部54bが
形成されており、上記ボルト着脱機搬送台車54の上面
によつて、前記ボルト着脱機32の上部両側部に突設さ
れたピン32aを掛止し、ボルト着脱機32を懸吊支持
し得るようにしてある。
また、上記ボルト着脱機32には前記ピン32aより下
方位置に、前記支持台26の両側壁頂端縁に形成された
凹部26aと掛合し得る係止片32bが突設されている
上記ボルト着脱機32は前述のように制御棒駆動機構7
を原子炉の制御棒駆動機構ハウジングに装着するボルト
を締付けたり緩るめたりするとともに、制御棒駆動機構
が制御棒駆動機構ハウジングから抜ける際に漏洩する炉
水を受けかつ処理する機能を有するものであつて、筒状
のケーシング60内に、複数個のスパナを同時に駆動す
る駆動機構が配設されている。
第6図乃至第11図において、符号61は上記スパナを
駆動するための可逆回転し得る電動機であつて、この電
動機61の出力861aには、トルクリミツタ62、減
速機63が設けられており、さらに、この減速機63の
出力軸63aにはギヤホツクス64に収納された差動歯
車装置65が設置されていて、この差動歯車装置65の
各回転軸65a,65bにはボックス型の各スパナ66
a,66bが附設されている。
すなわち上記ギヤボックス64内に収納された差動歯車
装置は、第6図乃至第9図に示されるように構成されて
いる。
つまり、上記出力軸63aには各軸受67,68を介し
て各支持円板69,70が軸装されており、この各支持
円板69,70には各内には各内歯歯車(以下、内歯車
という)69a,70a及び各外歯歯車(以下、外歯車
という)69b,70bが一体的に形成されている。又
、上記出力軸63aには腕杆71の基部が固く軸装され
ており、この腕杆71の自由端部には各ピン軸72,7
3が固植されている。さらにこの各ピン軸72,73に
は幅を異にした各ピニオン74,75が互にかみ合つて
緩く軸装され、このピニオン74は上記内歯車69aに
噛合しており、他のピニオン75は上記内歯車70aに
噛合している。さらに又、上記外歯車69a,70bに
は、上記各回転軸65a,65bに軸装された各歯車7
6,77が噛合されており、この各歯車76,77は共
に同一方向に回転し得るようになつζいる。j 一方、
上記トルクリミツタ62は、第10図及び第11図に示
されるように、出力軸61aの一端部に設けられた回転
筒体78に組込まれている。
すなわち、この回転筒体78の開口部には蓋体79が固
く取付けられており、この蓋体79と・上記回転筒体7
8の両端部の各軸受80a,80bには従動軸62aが
回転自在に軸装されている。又この軸受80aに近接し
た位置の従動軸62aには追波形の一方向クラッチ81
が設けられており、この一方向クラッチ81は、第11
図にフ示されるように、上記回転筒体78を矢印方向に
回転すると、各ローラー81aが外方へ移動して喰込み
勝手となつて従動軸62aを回転するようになり、又一
方、回転筒体78を矢印方向どは反対の方向に回転する
と、各ローラー81aが内方へ移動して逃げ勝手となり
、従動軸62aを回転しないようになる。さらに上記回
転筒体78の内周面にはスプライン溝82が設けられて
おり、このスプライン溝82には3枚の摩擦輪板状をな
すスプライン付のクラッチ板83がスプライン溝84a
を有する各摩擦板84を介し、しかも各コイルばね85
の弾力によつて軸方向に圧接されている。一方、上記従
動軸62aにはスプライン86が刻設されており、この
スプライン86に嵌合した上記スプライン溝84aは軸
方向に摺動し得るも、従動軸62aと一体に回転できる
ようになつている。従つて、上記トルクリミツタ62は
、出力軸61aと一体の回転筒体78を回転すると、従
動軸62aに各クラッチ板83及び各摩擦板84を介し
て動力を伝達するも、上記従動軸62aに一定の負荷が
加わると、従動軸62aは回転を停止するようになつて
いる。
つまり、ボルト締付の限界に達したとき、従動軸62a
は静止し、回転筒体78は遊び回転するようになつてい
る。従つて、今、二本のボルトを締付けるには、予め、
上記各スパナ66a,66bを各ボルトに嵌合する。
次に、電動機61を回転すると、前述したように、トル
クリミツタ62、減速機63を介して回転軸63aが差
動歯車装置65を駆動する。すなわち、上記回転軸63
aが時計方向に回転すると、この回転軸63aの腕杆7
1が共に回転するので、各ピニオン74,75はピン軸
72,73を中心にそれぞれ反時計方向に回転しようと
する。しかし、上記ピニオン74,75は互に噛合つて
いるので、相互に回転が拘束され、上記内歯車69a,
70aは共に時計方向に回転する。従つて、各回転軸6
5a,65bの各スパナ66a,66bは各ボルトを締
付ける。こ)で、上記各スパナ66a,66bによつて
締付けられている各ボルトに、多少の締付ストロークの
差がある場合には、上記各スパナ66a,66bのいず
れか一方が先にボルトの最終ストローク位置まで到着す
る。
従つて今、仮に、スパナ66aが先に最終ストロークま
て到着したとすると、歯車76の回転は停止する。
これに追随して内歯車70も停止する。このため、これ
に噛合するピニオン75は内歯車70aの内周を転動し
、他のピニオン74を駆動し、これに噛合する内歯車6
9aを増速して回転させ、外歯車69aに噛合する歯車
77を介してスパナ66bを回転して他のボルトを最終
ストロークまで高速度で締付ける。しかして一定以上の
トルクに達すると、電動機61が回転を継続しているの
にもかかわらず、上記トルクリミツタ62がスリップし
て内歯車69a等が停止し締付を完了する。この場合、
差動歯車装置65の特性として内歯車69a,70aの
両者共に等しい駆動力が作用しているので、トルクリミ
ツタ62のスリップ開始トルクが各スパナ66a,66
bによるボルト締付の適切トルクになるように調整して
おけば、上記各スパナ66a,66bは締付ける相手の
各ボルトの締付ストロークに差があつても、最終的な締
付トルクはそれぞれ適切なトルクとなり、各ボルトを均
一に緊締し得る。
なお、上記実施例においてはピニオン74,75を支持
円板69,70の内歯車に噛合せしめたものを示したが
、第12図および第13図に示したように、両ピニオン
74,75をそれぞれ支持円板69,70の外歯車に噛
合せしめるようにしてもよい。
また、ボルト着脱機32のケーシング60内は、前記ス
パナ駆動機構の下方部にテレビカメラ(図示せず)が装
着されており、そのテレビカメラにはテレビカメラのレ
ンズ部を構成する一対のファイバースコープが接続され
、その一つのファイバースコープの先端はボルト着脱機
上端中央部に、また他のファイバースコープはボルトが
装着されているフランジの外周所定点に対向し得るよう
に取付けられている。
しかして、支持台26に支持されたボルト着脱機32を
所望の制御棒駆動機構の下部に位置合わせする場合には
、プラットホーム5の回動および走行台車21の前後動
並びに上記支持台26の上昇によつて行なうが、上記支
持台26の上昇よりボルト着脱機32の頂端が上記制御
棒駆動機構の下端に近づいたときには、前記一対のファ
イバースコープを介してその状況がテレビカメラでとら
えられ、遠隔操作盤のモニタに写し出される。
したがつて、上記モニタによつてボルト着脱機の位置を
常に監視することができ、その状況を監視しながらプラ
ットホーム5および走行台車21の位置およびボルト着
脱機32の角度等を微調整し、上記ボルト着脱機の最終
位置合せを正確にかつ迅速に行なうことができる。作用 制御棒駆動機構7の取外しに際しては、まずボルト着脱
機搬送台車54を駆動装置54aによつてビーム22に
装着された支持台26の昇降通路まで運転移動し、ピン
32aを介して上記搬送台車54の上面に支持懸吊され
たボルト着脱機32を支持台26の上方に位置させる。
そこて、チェーン25を回動して支持台26を上昇させ
、ボルト着脱機32に装着された係止片32bを支持台
26の両側壁頂端縁に形成された凹部26aに係合させ
ることによつて上記ボルト着脱機32を支持台26上に
支持する。しかして、上記支持台26をさらにわずか上
昇せしめて、ピン32aをボルト着脱機の上面かられず
かに浮上離脱せしめ、その後ボルト着脱機搬送台車54
を一定位置まて後退せしめる。このようにして、ボルト
着脱機32の支持台26への搭載が完了すると、プラッ
トホーム5および走行台車21の適宜移動によつてボル
ト着脱機32をとり除こうとする制御棒駆動機構7の下
方に位置させる。
そこで、チェーン25を回動して支持台26を上昇させ
、原子炉圧力容器炉底部に装着されている制御棒駆動機
構7に上記ボルト着脱機32を圧接し、その制御棒駆動
機構7を支持し、上記ボルト着脱機32を作動して、制
御棒駆動機構7を原子炉圧力容器底部に締結しているボ
ルトを緩めて抜き取る。その後支持台26を下降させ、
制御棒駆動機構7の上端部が原子炉圧力容器部より完全
に抜け出る以前で支持台26が前記掴み腕33の位置よ
り下方になつたとき、上記掴み腕33が突出せしめられ
、制御棒駆動機構7を両側より緩く保持してその案内を
行なうようにされる。
そこで、制御棒駆動機構7が所定量引き抜かれると、支
持台26の下降を一旦止め掴み腕33を掴み状態とする
(第14図)。
続いてボルト着脱機搬送台車54を運転し、その台車の
凹部54bをボルト着脱機32に嵌合させるとともに、
ボルト着脱機搬送台車の上面がボルト着脱機32に装着
されたピン32aの下方位置に来るように移動させ、次
に支持台26をわずかに下降させることによつてピン3
2aをボルト着脱機搬送台車54の上面上に掛合支承せ
しめ、支持台26の凹部26aと係止片32bとの掛合
を離脱せしめる。
そこで、上述のようにボルト着脱機32を支承したボル
ト着脱機搬送台車54を駆動装置54aによつて所定位
置まで後退させることによつて、ボルト着脱機32を支
持台26から取り出す。
次に、再び支持台26を上昇せしめて制御棒駆動機構7
の下端を支持せしめ、掴み腕33を緩めた後、再度支持
台26を下降することによつて制御棒駆動機構7をその
下限位置まて引き抜く(第15図)。次に、掴み腕33
で制御棒駆動機構7を固定した後、ビーム22とともに
水平状態とし、その下方部に運搬台車8を搬入し、その
運搬台車8に装着されたジャッキ8a,8aを介して制
御棒駆動機構7を上記運搬台車8に移し変え(第16図
)、その後運搬台車を通路9より搬出し、保守点検室へ
運搬する。
また、制御棒駆動機構の圧力容器への取付作業は前述し
た作業と逆の手順で行なう。
実施例2 第17図および第18図は本発明の他の実施例を示す説
明図であり、第1実施例におけるボルト着脱機搬送台車
54が省略され、ボルト着脱機32の上部左右両側部に
搬送用車輪101,101が取り付けられており、プラ
ットホーム5の下方に吊設されたレール53a,53a
に上記搬送用”車輪101,101が乗り転動し得るよ
うにしてある。
なお、この場合上記レール53a,53aの間隔は、ビ
ーム22、チェーン25、支持台26が上記レール間を
自由に通過できるような寸法とされ、またボルト着脱機
32の搬送用車輪101,101間の幅は、プラットホ
ーム5の中央空所5aの幅、走行台車21用のレール2
0の間隔、および走行台車21の左右両側壁間を自由に
通過できるような寸法に構成されている。しかして、制
御棒駆動機構の取り外しに際し、)前述と同様に支持台
26によりボルト着脱機32および制御棒駆動機構7を
降下させ、制御棒駆動機構7を所定量引き抜き、掴み腕
33により制御棒駆動機構7を把持した後、さらに支持
台26を下降すると、その下降に応じてボルト着脱機3
2の搬送用車輪101がレール53a上に乗り、ボルト
着脱機は上記レールによつて支承された支持台26から
離れる。
したがつて、上記ボルト着脱機32は上記レール53a
に沿つて移動可能となる。そこで、上記ボルト着脱機3
2を適宜駆動機構により所定位置まで後退せしめれば、
支持台26を再び上動して制御棒駆動機構7をその支持
台26て直接支持し、掴み腕33を案内状態とし、再度
支持板を下降させることによつて制御棒駆動機構を下限
位置まで下降させることができ、以後第1実施例と同様
にして制御棒駆動機構を制御棒駆動機構交換室から外部
に搬出することができる。
一方、ボルト着脱機32を支持台26上に載置する場合
は、搬送用車輪101によつてレール53a,53a上
に支持されたボルト着脱機32を支持台26の上方まて
移動させ、次に上記支持台26を上方に移動させれば、
ボルト着脱機32は自動的に支持台26上に載置される
。なお、上記ボルト着脱機32のレール53aに沿う移
動を行なわせ、そのボルト着脱機32を支持台26の昇
降通路範囲内に挿入搬出させる移動装置としては、上記
ボルト着脱機32に装着された小型の電動機て搬送用車
輪101を駆動するものとすることができ、その電動機
を適宜コントロ5−ル室等から制御するようにすること
ができる。
また、上述の如き小型電動機等をボルト着脱機32に組
込めない場合には、第19図に示すように、ボルト着脱
機搬送用レール53a,53aの側部に補助ガイド10
2をそれぞれ設け、上記補!助ガイド102上に、走行
車輪103および前記ボルト着脱機の搬送用車輪101
と当接押圧し得るブッシャー輪104を有するブッシャ
ー用台車105を走行可能に載置し、上記ブッシャー用
台車105の前後に連結されたチェーン105a,31
05bによつて上記ブッシャー用台車105を移動せし
め、ブッシャー輪104により搬送用車輪101を押す
ことによつてボルト着脱機32の移動を行なわせるよう
にしてもよい。すなわち、上記ブッシャー用台車105
およびチェーン1045aによつてボルト着脱機32の
移動装置が構成される。この場合、ブッシャー用台車1
05を左右のレール53a,53aに1台づつ設け、両
者の適宜選択によつてボルト着脱機の移動を前後いずれ
の方向にも確実に行なわせることができる。また、ブッ
シャー用台車の移動手段としては、上記チェーン以外に
ねじ軸等の使用も考えられる。実施例3また、上記第2
実施例においては、ボルト着脱機32の左右両側に搬送
用車輪101を設け、左右のレールにそれぞれ係合する
ようにしたものを示したが、第20図に示すように、そ
の一側のみに搬送用車輪を設けるようにすることもでき
る。
) すなわち、ボルト着脱機32の一側には、ボルト着
脱機走行用のレール106の走行案内面を挟持し得る両
フランジ付の搬送用車輪107が装着され、またその傾
倒を防止するためその下方には案内レール108に接触
する水平方向車輪109が設けられている。実施例4 第21図はボルト着脱機の一側部のみに搬送用車輪10
7を設けたものの他の実施例であり、この場合ボルト着
脱機走行用のレール106および案内レール108の一
端部の所定長さ部分が縦軸110を中心として外方に揺
動できるようにしてある。
しかして、ボルト着脱機32を支持台から取り除いた後
、ビーム22を使用して制御棒駆動機構を取り外し作業
を作業室の側壁近傍部て行なう場合、ボルト着脱機32
をレール106および案内レール108と共に縦軸11
0を中心として横方向に揺動させ、ボルト着脱機32が
上記作業のじやまにならないようにすることができる。
実施例5第22図乃至第24図は本発明のさらに他の実
施例であり、ボルト着脱機の支持台26への着脱を可転
フレームを有する台車により行なわせるようにしたもの
である。
すなわち、プラットホーム5の下面には走行台車21の
走行方向にびる断面1字状のレール111が設けられて
おり、また上記走行台車21の一側下方部にはボルト着
脱機搬送台車112が腕113によつて吊設されている
。上記ボルト着脱機搬送台車112の上部には、前記レ
ール111の垂直辺111aの両側に配設され且つ下辺
111bの上面を転動する走行輪114,114、およ
び上記下辺111bの両側面に当接する案内輪115,
115が設けられており、上記ボルト着脱機搬送台車1
12が前記走行台車21の走行に伴なつて牽引され、上
記走行輪114および案内輪115によつて案内走行し
得るようにしてある。
上記ボルト着脱機搬送台車112にはまた、ボルト着脱
機32を前記支持台26の昇降通路範囲内に搬入、搬出
せしめる移動装置を構成する回転フレーム116の基端
部が縦軸117によつて枢着されている。
上記回転フレーム116は、その先端部が垂直状態のビ
ーム22の前面位置とそれから離間した位置との間を移
動し得ように、駆動装置118によつてはほS゛90得
の範囲にわたつて揺動されように構成されており、その
先端部には、第24図に示すように、断面コ字状のボル
ト着脱機掛止部116aが形成されている。上記掛止部
116aは、その掛止部116aが垂直状態にあるビー
ム22の前面位置にあるとき(一点鎖線)、その開口部
が上記ビーム22に対向するように形成されており、そ
の開口部の両側部には、前記ボルト着脱機32の両側壁
に突設されたピン32aを掛止し得る凹部116bが設
けられている。
しかして、制御棒駆動機構7の取り外しに際しては、支
持台26をボルト着脱機32と干渉しない位置まで下降
させ、前記回転フレーム116を900揺動させ、回転
フレーム116の掛止部116aに掛止されているボル
ト着脱機32を上記支持台26の上方位置に移動させる
そこで、支持台26を上昇させ、ボルト着脱機32に設
けられた係止片32bに支持台26の両側壁頂端部に形
成された凹部26aを係合させることによつて上記ボル
ト着脱機32を支持し、さらに回転フレーム116の凹
部116bからボルト着脱機のピン32aか抜け出るま
で支持台26をわずかに上昇させる。このようにして回
転フレーム116からボルト着脱機32のピン32aが
離脱したら、回転フレーム116を元に戻す(第24図
実線位置)。
そこで、チェーン25を回動して、支持台26をボルト
着脱機32とともに上昇させて、原子炉圧力容器炉底部
に装着されている制御棒駆動機構にボルト着脱機32を
圧接支持し、上記ボルト着脱機32の作動により制御棒
駆動機構7を原子炉圧力容器炉底部に締結しているボル
トを抜く。このようにしてボルトを抜いた後、支持台2
6を下降させると、制御棒駆動機構7も下降するが、こ
の制御棒駆動機構7が所定量引き抜かかれた時点で上記
制御棒駆動機構7を掴み腕33:によつて把持し、その
後回転フレーム116をビーム22側に揺動させ、かか
る後支持台26をわずかに下降させて、ボルト着脱機3
2のピン321aを回転フレーム116の凹部116b
に掛合させるとともに、係止片32bを支持台26から
離脱させる。そこで、回転フレーム116によつて支持
されたボルト着脱機32を上記回転フレーム116の回
動により、前記支持台26の昇降通路から側方に移動さ
せ、以後第1実施例と同様にして、支持台26の上動お
よび下降により制御棒駆動機構を下限位置まて降ろし、
さらにその制御棒駆動機構を保守点検室に搬出する。
実施例6 また、第25図は、本発明の他の実施例であり、プラッ
トホーム5には走行台車21の走行路の下方に、制御棒
駆動機構7を運搬する運搬台車8用のレール120の一
端部がピン121によつて枢着されており、上記レール
120の他端は前記プラットホーム5に設けられたウイ
ンヂ122のワイヤローブ123によつて支持されてい
る。
上記レール120にもまたその中央部に長手方向に延び
る空所が形成され、ビーム22が上記レール120と干
渉することなく揺動運動を行ない得るようにしてあり、
そのレール120の左右両軌条面上を前記運搬台車8の
左右の両輪がそれぞjれ転動し得るようにしてある。な
お、符号120aは前記枢支点と反対側に突設された車
止めである。また、図中符号124は通路9に設けられ
た運搬台車8のレールであつて、プラットホーム5を門
通路9の適宜位置に合わせたとき、前記可動レール12
0と一致し、運搬台車8の走行に支障がないように連続
するよう構成してある。
しかして、制御棒駆動機構7の制御棒駆動機構交換作業
室1からの搬出に際しては、原子炉の制フ御棒駆動機構
ハウジング10から引き抜かれた制御棒駆動機構7をビ
ーム22によつて水平状態とするとともに、ウインチ1
22を動作させてワイヤローブ123を繰り出すことに
より、ピン121を支点としてレール120を傾斜せし
め、通路9に設けられたレール124の傾斜とほΣ゛一
致させ、上記通路9から運搬台車8を上記傾斜させられ
たレール120に車止め120a位置まで搬入する。
その後再びウインチ122を作動してワイヤローブ12
3を巻き上げ、運搬台車とともにレール120を水平状
態とし、制御棒駆動機構7をビーム22から運搬台車8
に移し変え、次に、再びウインチ122を作動せしめて
レール120を前記運搬台車搬入時と同じ位置まで傾斜
させ、制御棒駆動機構を搭載した運搬台車8を通路9を
経て点検作業室に搬出する。このように運搬台車用のレ
ールをプラットホームに対してその一端を枢着すれば、
上記レール上に運搬台車を搬入するとき、前述のように
上記レールを傾斜状態にすることによつて、ビームに保
持された制御棒駆動機構により阻害されることなくきわ
めて容易に運搬台車の搬入を行なうことがができ、しか
も上記レールの水平状態への移行によつて直ちにその支
承部材によつて制御棒駆動機構を支持せしめることがで
き、運搬台車に制御棒駆動機構をビームから受け取るた
めのジャッキ等を設ける必要がなく、運搬台車自体の構
成も簡単化することができる。
実施例7 また、上記実施例においては、プラットホーム,5に設
けた運搬台車用のレールを可動レールとしたものを示し
たが、上記運搬台車用のレールを前記通路9に設けたレ
ール124と一致する傾斜状態に固定してもよい。
しかしてこの場合、ビーム22は制御棒駆動機構を引き
抜いたり装荷すると.きの垂直状態と運搬台車用レール
と平行をなす傾斜状態との間を揺動すればよく、またプ
ラットホームの運搬台車用レールを通路9のレールとほ
S゛同一傾斜とすることにより運搬台車の搬入搬出を滑
らかに行なうことができる。実施例8 また、前記各実施例においては、原子炉の圧力容器の下
部に設けられた狭い制御棒駆動機構交換作業室内で、制
御棒駆動機構をビームから運搬台車へまたその逆の移し
変えを行なうようにしたも・のを示したが、上記制御棒
駆動機構の移し変えを上記室外において行なうようにす
ることもできる。
すなわち、第26図乃至第29図は上記制御棒駆動機構
交換作業室1外て制御棒駆動機構の運搬台車への授受を
行なうようにした実施例を示すものであつて、前記交換
作業室1の側壁部に形成された通路9には、前記プラッ
トホーム5上に設けられた走行台車21用のレール20
と同一レベルに外周室125に連なるレール126が敷
設されており、プラットホーム5を適宜所定位置に回動
させることによつて、プラットホーム5上のレールを上
記通路9に敷設されたレール126に接続)できるよう
にしてある。
一方、上記外周壁125においては、上記レール126
の下方から点検作業室(図示せず)迄延びるレール17
2が敷設されている。
上記レール127上を走行する運搬台車128にはジャ
ッキ129,130が搭載されており、さらに制御棒駆
動機構7を搭載している走行台車21の下方に進入し得
るように構成されている。しかして、圧力容器から引き
抜かれた制御棒駆動機構7を前記実施例と同様ににして
ビーム22゜の揺動によつて水平状態に保持した後、プ
ラットホーム5を回動せしめ、プラットホーム5上のレ
ール20を通路9に敷設されたレール126に接続せし
め(第26図)、ビーム22に制御棒駆動機構7を装着
した状態で走行台車21を駆動し、プラットホーム5上
のレールから通路9および前記交換作業室1の外周室1
25に連なるレール126上に移動走行せしめ、走行台
車21を交換作業室1から搬出する。
このようにして制御棒駆動機構交換作業室1から搬出さ
れた走行台車21は、上記運搬台車128の真上に制御
棒駆動機構が位置するところて停止される(第27図)
そこで、運搬台車128に装着されたジャッキ129,
130を上昇せしめ、制御棒駆動機構7を支持する。
この状態て掴み腕33を緩めるとともに、チェーン25
をわずかに回動せしめる等によつて支持台26による制
御棒駆動機構の保持を外し、制御棒駆動機構7を運搬台
車128に移し換える(第28図)。ここで、ジャッキ
129,130を収縮せしめ、運搬台車128をレール
127に沿つて移動させ、保守点検室に移送する(第2
9図)。なお、制御棒駆動機構の取付はこの逆の手順で
行なう。
実施例9ところで、外周室125とさらにその外側の制
御棒駆動機構の保守点検の作業とする外部の部屋または
通路との床面が同じであれば、上述のように運搬台車1
28はそのまま真直に外部の部屋または通路に進めるが
、原子炉構成によつては外周室の床面とその外部の部屋
または通路の床面が異なる場合がある。
第30図および第31図は上記床面が異なる場合におけ
る運搬台車用レール127の他の実施例,を示す図であ
り、外周室125の床面上には、昇降機131によつて
昇降し得る昇降台132が設けられてる。
この昇降台132の上面には前記運搬台車128が走行
し得るレール133が敷設されており、そのレール13
3は昇降台132が上昇位置にあるとき、通路134を
経て保守点検室にまで延びるレール135と接続し得る
ようにしてある。しかして、走行台車21が外周室25
内に搬出されると、昇降台132が運搬台車128とと
もに上昇せしめられ、制御棒駆動機構の上記運搬台車1
28への移し変えが行なわれる。
そこで一旦昇降台132を下げた走行台車21を制御棒
駆動機構交換作業室1側へ移動し、その後昇降台132
を上昇させてレール133を外部から通路134のレー
ル135と合致せしめて、外部に制御棒駆動機構7を運
搬台車128ごと搬出する(第31図)。
実施例10 また、第32図に示すように、運搬台車218用のレー
ルを、通路134と反対側の側壁部に枢着した揺動軌道
136上に敷設し、上記揺動軌道136を上方に傾動す
ることによつて通路134のレール135と合致せしめ
て運搬台車128の走行を可能とすることもてきる。
実施例11 さらに、第33図に示すように、上記レール127を揺
動軌道136の先端部に枢着しておき、通路134側の
レール135と合致せしめる場合に両レール127,1
35を水平状態にして運搬台車128の走行をスムーズ
に行なうことができるようにしてもよい。
また、前記実施例においては運搬台車128に2個のジ
ャッキ129,130を設けたものを示したが、第34
図に示すようにビーム22自体が揺動できるという特性
を利用して、制御棒駆動機構7の下端側の積み降しは上
記ビームの揺動作用で行ない、制御棒駆動機構7の上端
部のみをジャッキ129で受けるようにしてもよい。
しかして、上記実施例においては放射線濃度の高いとさ
れている制御棒駆動機構交換作業室の中に作業者はほと
んど入る必要がなく、制御棒駆動機構の運搬台車への積
込等も外周室で作業することができて、作業員の放射線
による被曝を殆ど防止することができる。
しかも、走行台車やビーム等の制御棒駆動機構の交換に
使用する装置は、不使用時には外周室に収納せしめてお
くことができるので、放射能をあびる機会が少なく、さ
らにその保守点検も上記外周室で行なうことができ、そ
の作業をきわめて容易に行なうことができる。実施例1
2ところで、一般の沸騰水原子炉においては、建設コス
トその他の点からスタットボルト11の下端より作業室
の床まての距離は制御棒駆動機構の長さより若干大きな
程度の最少限の寸法で建設されているので、制御棒駆動
機構を垂直のまま完全に引き抜くには、ボルト着脱機を
上記実施例のように途中で一旦取り去る必要がある。
このため、阿ボルト着脱機搬送台車とその都度運転しな
ければならず、そのボルト着脱機とビームとの相互の位
置関係を適当に維持するために面倒な調整をその度毎に
行なう必要がある。そこで、ボルト着脱機搬送台車を、
ビームが垂直状態のときには常時そのビームに連結した
おくように構成することによつて上述の如き面倒な調整
を省略することもできる。
すなわち、第35図乃至第37図は上記ボルト着脱機搬
送台車の一実施例を示す図であり、ボル5卜着脱機搬送
台車140のフレーム140a上部附近には車輪141
,141が装着されており、プラットホーム5の下方に
配設された搬送台車用レール53に沿つて移動できるよ
う構成されている。
″O 上記ボルト着脱機搬送台車140のフレーム14
0aは、第36図に示すように、水平断面がほぼコ字状
を呈し、その垂直状態のビーム22と対向する内側面に
は、先端部に上方に突出する突部142aを有する受け
金142が装着きれており、ボルト着脱機32の側部に
設けられた爪143と掛合し、ボルト着脱機32を上記
フレーム140aに懸吊し得るようにしてある。
また、上記受け金142の下方には上記ボルト着脱機3
2の側面に当接しボルト着脱機32を垂直状態に保持す
る受け板144が設けられている。一方、フレーム14
0aの両側面にはそれぞれ空気シリンダ145が装着さ
れており、その両ピストンロッド145aの先端部には
それぞれ対向方向に突出する連結爪146が固着されて
いる。
また、フレーム140aには空気シリンダ145を覆う
ように断面[形のカバー147が取り付けられている。
上記カバー147は、上記連結爪146のピストンロッ
ド方向への往復動は許すが、連結爪146の上記ピスト
ロツド145aのまわりの回転は拘束するような形状と
してあり、またピストンロッド145aに作用するその
軸線に直角方向の力を受けピストンロッド145aの保
護を行なうようにしてある。一方、ビーム22の両側部
には、一端を上記ビーム22から突設された突部148
にピン149で連結された連結リンク150が配設され
ており、その連結リンク150の他端部外側面には前記
連結爪146に掛合し得る凹部150aが形成されてい
る。また、ビーム22内には、突起部151を介して2
個の空気シリンダ152,152の基端部が枢着されて
おり、各空気シリンダ152のピストンロッド152a
の先端部がそれぞれ左右対応する連結リンク150に連
結されている。しかして、上記空気シリンダ152を作
動す!ることによつて、左右の連結リンク150を左右
に開閉せしめてその凹部150aと連結爪146の先端
とを係脱せしめ、連結リンク150と前記連結爪146
とを連結したり分離したりすることができる。なお、前
記フレーム140aに装着されている空気シリンダ14
5は、そのピストンロッド145aが最も収縮した状態
のとき、すなわちフレーム140aが最もビーム22に
接近した状態においてボルト着脱機搬送台車140に搭
載したボル4卜着脱機32の位置が、支持台26の昇降
通路上に位置し、ピストンロッド145aが最も伸張し
た位置すなわちフレーム140aがビーム22から最も
離れた位置にあるときには、ボルト着脱機搬送台車14
0にボルト着脱機32が搭載された状態でも、制御棒駆
動機構7を支持した支持台26が自由に昇降し得るよう
な寸法としてある。
しがして、制御棒駆動機構の取りはすし作業時において
は、連結爪146と連結リンク150との連結によつて
ボルト着脱機搬送台車140がビーム22に連結されて
いる。そこで、空気シリンダ145が収縮されボルト着
脱機32がビーム22に最も接近した状態とされ、前記
実施例と同様フにプラットホーム5の回転運動と走行台
車21の直線運動の組み合せにより所望の制御棒駆動機
構の下方に上記ボルト着脱機32が位置するように位置
合せが行なわれる。上記位置合せ終了後支持台26を上
昇すると、・ボルト着脱機搬送台車140に搭載されて
いたボルト着脱機32が支持台26で支承され、そのま
ま支持台26に移し換えられ、前記実施例と同様にして
制御棒駆動機構を制御棒駆動機構ハウジングに取り付け
ているボルトの除去を行なうことが゛できる。
そこで、支持台26を降下させると、制御棒駆動機構7
もハウジングから抜け出るが、その降下の適当位置で掴
み腕33て制御棒駆動機構7を一旦掴み、続いて支持台
26をさらに下方に移動させると、その途中でボルト着
脱機32の爪143がボルト着脱機搬送台車140の受
け金142に引掛かり、ボルト着脱機32が上記搬送台
車140に受け渡される。
しかして、空気シリンダ145を操作してピストンロッ
ド145を伸張すると、ピストンロッド145aの先端
部が連結爪146と連結リンク150を介してビーム2
2に連結されているので、ボルト着脱機搬送台車140
がビーム22から遠ざかる方向に移動せしめられる。
そこで、再び支持台26を上昇して制御棒駆動機構を受
け取り、以後前記実施例と同様にして制御棒駆動機構の
抜き出しを行ない、次にプラットホーム5と走行台車2
1を運転し、ビーム22を現在の垂直位置から水平位置
に回転するのに都合のよい位置まで移動する。
上記ビームの回転可能位置への移動後に、空気シリンダ
152を操作して連結リンク150を連結爪146から
離脱せしめれは、ビーム22の水平状態への回動が可能
となり、以後前記実施例と同様にして、制御棒駆動機構
の運搬台車8へ移し換えおよび点検室等への搬出を行な
うことができる。
しかして、ボルト着脱機搬送台車を上述のように構成し
た場合には、ボルト着脱機搬送台車がビームと連結され
走行台車21と一緒に動くため、ボルト着脱機搬送台車
のビームに対するわずられしい位置合わせをその都度行
なう必要がなく、その作業時間を短縮することが可能と
なる。
実施例13 また、前記各実施例においては制御棒駆動機構の引き抜
き動作中、掴み腕33によつて一旦制御棒駆動機構を抱
持固定するものを示したが、ボルト着脱機搬送台車によ
つて上記制御棒駆動機構の一時的支持を行なわせるよう
にしてもよい。
第38図乃至第40図は、上記ボルト着脱機搬送台車に
よつて制御棒駆動機構の一時的支持を行なうことができ
るようにした実施例を示す図であつて、ボルト着脱機搬
送台車160はプラットホーム5に敷設された走行台車
21用のレール20上に走行可能に載置されている。上
記ボルト着脱機搬送台車160の両側には、空気シリン
ダ161等によつて作動されてピン162を中心とし一
ζ揺動される連結爪163が装着されており、上記連結
爪163を走行台車21の両側に突設された連結ピン1
64にかけどめ合することによつて、ボルト着脱機搬送
台車160と走行台車21とが一体的に連結されている
一方、上記ボルト着脱機搬送台卓160のフレーム16
0aには、上下に適宜間隔をおいて2本のレール165
,166が設けられており、その上方のレール165に
は、車輪167を介してそのレール165に沿つて走行
可能であり、制御棒駆5機構7を支持し得る突出位置と
支持台26の昇降にじやまにならない引込み位置とをと
り得る第1の支持部材168が装着されている。
また、下方のレール166には、車輪169を介してレ
ール166に沿つて走行可能であり、先端部においてボ
ルト着脱機32を支承し、そのボルト着脱機32を支持
台26の昇降通路内に搬送し、或は上記支持台26の昇
降にじやまとならない後退位置に移動し得る第2の支持
部材170が装着されている。そし−C1これら両支持
部材168,170はそれぞれ空気シリンダ171,1
72によつて往復動するように構成してある。しかして
、制御棒駆動機構7をハウジング10に取り付けている
ボルトを緩める場合には、第2の支持部材170を前進
せしめ、その支持部材170によつて支承されたボルト
着脱機32を支持台26の昇降通路内に位置させ、支持
台26を上昇せしめることによつて前記各実施例と同様
にその移し換えを行ない、さらにボルト着脱機32の作
動位置に移動させることができる。
ところて、制御棒駆動機構7の引抜き行程中、その制御
棒駆動機構7が所定量引き抜かれると、第1の支持部材
168が前進せしめられ、降下中の制御棒駆動機構7が
一旦支持される。
その後、支持台26をさらに降下することによつてボル
ト着脱機32を第2の支持部材170に移し換え、その
ボルト着脱機32を後退位置に移動させ、しかるのち、
支持台26を再び上昇せしめて制御棒駆動機構7を支持
するとともに、前記第1の支持部材168を後退位置に
移動させれば、以後前記各実施例と同様にして制御棒駆
動機構の引抜きを完了し、その制御棒駆動機構の点検作
業室等一、の搬出を行なうことができる。なお、ビーム
22の水平状態への回動時には、空気シリンダ161を
作動して連結爪163を第37図において時計方.向に
回動し、連結ピン164から離脱し、ボルト着脱機搬送
台車160を上記ビーム22の回動に差しつかえない位
置まで移動させておく。しかして、この場合には掴み腕
によつて制御棒駆動機構を一時的に抱持宙吊りするもの
てなく支ノ持部材によつて支承するため、上記制御棒駆
動機構の一時的保持機構を強力なものとする必要がなく
小型なものとすることができ、またボルト着脱機搬送台
車が走行台車用のレール上を走行しボルト着脱機を比較
的高い位置に装着できるのて、ホ7ルト着脱機のレンチ
へのボルト交換を交換作業室の側壁に設けられた通路9
から容易に行なうこともてきる。
実施例14 次に、第41図に示される実施例は本発明におりけるボ
ルト着脱機の多軸ボルト締付装置の他の実施例であつて
、これは4ケのスパナ66a,66b,66c,66d
を設け、これを駆動する差動歯車装置65を組込んだも
のである。
すなわち、この実施例は出力軸63aに、さらに他の腕
7「を設け、この腕杆7「に第7図に示されるように各
ピニオン200,201を軸装し、これにそれぞれ噛合
する内歯車202a,203aの各支持円板202,2
03を回転するように設け、この支持円板202と一体
の上記腕杆71を回転し、他方、支持円板203と一体
の杆71″を回転するようにし、これにより各ピニオン
74″,75″を回転するようになつている。
従つて、上記差動歯車装置65を駆動すると、すくスパ
ナ66a,66b,66c,66dが各ボルトを一工程
で一挙均一なトルクで締付を行うようになつており、構
成及び作用は前述した具体例と実質的に同一内容をなす
ものである。実施例15 次に、第42図及び第43図に示される実施例は本発明
の他の実施例であつて、これは8本のボルトを一工程で
一挙に緊締し得るようにしたものである。
すなわち、第43図に示されるように、この実施例は外
歯車70に一対をなす各歯車76a,76bを近接して
かみ合せ、この各歯車76a,76bにスプライン20
4を有する各回転軸205を軸装し、この各回転軸20
5の各スプライン204に各クラッチ装置206のクラ
ッチ係合部206aを上、下方向に摺動するも、各回転
軸205と一体に回転できるように嵌合し、しかも、こ
のクラッチ係合部206aを各軸受207を介して叉状
をなす揺動槓杆208の各ピン209に連結し、この揺
動槓杆208を支軸210を中心に揺動し得るようにし
、さらに上記各回転軸205に各クラッチ装置206の
各被係合部206bを緩く軸装し、この各被係合部20
6bの角軸206b″に各スパナ66a″,66a″″
を各ばね211を介し、しかも外方へ抜け出ないように
して嵌装したものである。従つて、第6図に第42図の
各実施例を組合せ,れば、つまり、各スパナ66aにス
パナ66a″,66a″を設計変更すれば、4本のボル
トを一工程で一挙に緊締できる。
又、第41図に第42図の各実施例を組合せれば、8本
のボルトを一工程で一挙に緊締できるようになつている
。実施例16 次に、第44図に示される本発明の他の実施例は、第6
図に示される平歯車による差動歯車装置65の代りに、
傘歯車による差動歯車装置65に設計変更したものであ
つて、実質的には第6図に示される実施例と同一内容を
なすものである。
実施例17次に、本発明における多軸ボルト自動締付装
置にボルト弛緩装置を組込んだ一実施例について説明す
る。
第45図及び第46図において符号63aは、前記減速
機63の出力軸であつて、この出力軸63aには切欠部
212aを有する駆動円板212ノが固く軸装されてお
り、この駆動円板212に近接して上記出力軸63aに
は前記腕杆71が緩く軸装されている。
又この腕杆71には、前述したように、各ピン軸72,
73が植設されており、この各ピン軸72,73には幅
を異にした各ピニ・オン74,75が互にかみ合つて緩
く軸装されているも、このピニオン74は前記内歯車6
9aに、又他のピニオン75は前記内歯車70aに、そ
れぞれ噛合している。又、上記腕杆71の一部には支軸
213が緩く軸装されており、この支軸213には、錠
止槓杆214及び一対の錠止爪215a,215bが固
く軸装されている。さらに錠止槓杆214の一端部と上
記腕杆71段部との間に伸張性ばね216が介装されて
おり、このばね216の弾力によつて、上記各錠止爪2
15a,215bは上記各内歯車69,70の歯底に係
合するようになつている。一方、上記錠止槓杆214の
他端部214aは上記切欠部212aに延設されており
、この他端部214aの回動通路上に位置した腕杆71
には突起部217が突設されている。従つて、上記駆動
円板212が時計方向に回動して上記突起部217を押
動すると、この突起部217が腕杆71全体を回転軸6
3aの周りに回転するようになつている。又、上記駆動
円板212が反時計方向へ回動して錠止槓杆214の他
端部214aを押動すると、この錠止槓杆214がばね
216の弾力に抗して支軸213の周りに右旋して各錠
止爪215a,215bを各内歯車69a,70aから
離間して鎖錠を解除すると共に、他方、上記他端部21
4aが上記突起部217を押動して腕杆71全体を出力
軸63aの周りに逆回転するようになつている。なお、
上記支軸213は上記出力軸63aに緩く嵌装された腕
支杆218によつて保持されている。従つて、今、二本
のボルトを弛緩するには、予め、上記各スパナ66a,
66bを各ボルトに嵌合する。
次に、電動機61を回転すると、前述したようにトルク
リミツタ62、減速機63を介して回転軸63aが差動
歯車装置65を駆動する。すなわち、回転軸63aが時
計方向に回転すると、駆動円板212が突起部217を
押動して腕杆71を回転軸63aの周りに回転する。こ
のとき、各錠止爪215a,215bがばね216の弾
力によつて各内歯車69a,70aの歯底に喰い込み、
各ピニオン74,75の差動歯車によつて各内歯車69
a,70aが互にずれようとすると、上記各錠止爪21
5a,215bが鎖錠されているので、同期して回転す
るようになつている。ところで、仮に最初、上記各錠止
爪215a1215bが共に完全に喰い込んでいないと
、上記回転軸63aが駆動され、駆動円板212、突起
部217を介して腕杆71が時計方向に回転すると、上
記内歯車69a,70aは時計方向に同じトルクで駆動
される。
このとき、一方の内歯車69aが回転して、スパナ66
aに嵌合するボルトが弛緩して他方のスパナ66bが緊
締されたたま)とする。
すると、各ピニオン74,75の差動歯車機構によつて
、内歯車70aは止まつたま)、ピニオン74が反時計
方向に回り、ピニオン75が時計方向に回転して内歯車
69aを時計方向に回転させるが、このピニオン75の
回転によつて、腕杆71が僅かに時計方向に回転すると
、錠止爪215bが内歯車70aに対して強く喰い込ん
で、この内歯車70aに対して強い駆動力が作用し、各
内歯車69a,70aの回転によつて弛緩する各ボルト
が緩んできたとき、各内歯車69a,70aと共に同期
して回転し、同一の回転量を保持しながら内歯車69a
,40aが各スパナ66a,66bを介して各ボルトを
弛緩し得るようになつている。次に、上記実施例におい
て、二本のボルトを緊締するには下記のような動作によ
つて行われる。すなわち、回転軸63aを反時計方向に
回転すると、上記駆動円板212が反時計方向に回転す
る。すると、この駆動円板212の切欠部212aが錠
止槓杆214を押すので、この錠止槓杆214がはね2
16の弾力に抗して支軸213の周りに右旋し、これに
より各錠止爪215a,215bを各内歯車69a,7
0aから離間する。そして、上記錠止槓杆214が突起
部217に当接し、各ピニオン74,75を軸支した腕
杆71が回転して、各ボルトが一挙に締付を行うように
なつている。実施例18 最後に、第47図に示される実施例は本発明における多
軸ボルト自動締付装置にボルト弛緩装置を組込んた他の
実施例であつて、これは第44図に示される傘歯車差動
歯車装置による実施例の変形例である。
すなわち、この実施例は回転軸63aに一対の切欠部2
12aを有する駆動円板212を固く軸装し、しかもこ
の駆動円板212の外周に一対のカム部212bを設け
、他方、上記回転軸63aに各ピニオン74,75を軸
装した腕杆71を緩く軸装し、この腕杆71の中程に設
けられた各突起部217を上記切欠部212aに係合し
得るようにし、さらに上記各突起部217に近接した位
置の腕杆71に半径方向の各案内溝219を形成し、各
案内溝219に各錠止爪215a,215bを各ばね2
16の弾力によつて上記内歯車69a,70aの歯底に
係合し得るようにして摺動自在に嵌装し、上記各錠止爪
215a,215bに各ローラ220を設け、この各ロ
ーラ220を上記各カム部212bに当接し得るように
したものである。
従つて、転軸63aが時計方向に回転すると、これと一
体の駆動円板212の各カム部212b)が各ローラ2
20を介して各錠止爪215a,215bを各内歯車6
9a,70aから解錠し、各ピニオン74,75の回転
を自由にする。
他方、回転軸63aが反時計方向に回転すると、各カム
部212bが各ローラ220を介して・各錠止爪215
a,215bをばね216の弾力て各内歯車69a,7
0aに鎖錠して暫定的に固定する。
しかして、正逆転を行うことにより、ボルトを締付又は
弛緩作業を行い得るようになつている。ノ発明の効果 以上説明したように、本発明は圧力容器の下方に配設さ
れた走行台車にビームを揺動可能に装着し、そのビーム
の縁に沿つて走行し得る支持台を設け、さらにボルト着
脱機を支持台の昇降通路範囲に搬入搬出するための移動
装置を設け、さらに上記ビームを水平状態にした状態で
、その下方に進入せしめられた運搬台車に制御棒駆動機
構を移し換えるようにしたので、制御棒駆動機構の交換
を前述の如く全て機械的にでき、制御棒駆動機構交換室
内ての作業員の直接作業を省略することができる。
したがつて作業員の安全性を向上せしめることができる
とともに、多数の作業員を必要とすることもなく大幅の
省力化を画ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の制御棒駆動機構の交換状態を示す概略説
明図、第2図は本発明の制御棒駆動機構交換装置の一部
切欠斜視図、第3図はビームに装着された支持台の平面
図、第4図は掴み腕の作動機構の側面図、第5図は同上
平面図、第6図はボルト着脱機の多軸ボルト自動締付装
置の断面図、第7図は上記自動締付装置の部分斜視図、
第8図は同上平面図、第9図は同上断面図、第10図は
トルクリミツタの断面図、第11図は第10図のM−M
線に沿う横断面図、第12図は第7図に示された差動歯
車機構の他の実施例を示す図、第13図は同上断面図、
第14図乃至第16図は本発明の制御捧駆動機構交換装
置の作動説明図、第17図乃至第19図は本発明の他の
実施例の側面一図、正面図、およびボルト着脱機の斜視
図、第20図および第21図は本発明のさらに他の実施
例の正面図および斜視図、第22図乃至第24図はさら
に他の実施例を示す図てあつて、第22図は正面図、第
23図は側面図、第24図はボルト着.脱機搬送台車の
回転フレーム部の平面図、第25図は運搬台車用レール
部の他の実施例を示す図、第26図乃至第29図は交換
作業室外て制御棒駆動機構の運搬台車への授受を行なう
ようにした実施例の作動説明図、第30図および第31
図は運!搬台車用レール部の他の実施例を示す図、第3
2図および第33図はそれぞれ運搬台車用レール部のさ
らに他の実施例を示す図、第34図は運搬台車の他の実
施例を示す図、第35図はビームが垂直状態のときその
ビームに連結しておくことがでるきるようにしたボルト
着脱機搬送台車を設けた装置を示す全体側面図、第36
図は第35図ボルト着脱機搬送台車部の平面図、第37
図は同上側面図、第38図は制御棒駆動機構の一時的支
持を行なうことができるようにしたボルト着脱機搬送台
車を設けた装置を示す全体側面図、第39図は第38図
のボルト着脱機搬送台車の縦断側面図、第40図は同上
平面図、第41図は本発明におけるボルト着脱機の他の
実施例を示す図、第42図は8本のボルトを一工程で一
挙に緊締し得るようにしたボルト着脱機の部分拡大図、
第43図は第42図のスパナ駆動部の拡大縦断面図、第
44図は第41図の差動歯車の他の実施例を示す図、第
4ノ5図は多軸ボルト自動締付装置にボルト弛緩装置を
組込んだ平面図、第46図は第45図の一部拡大斜視図
、第47図は前記差動既歯車装置に上記ボルト弛緩装置
を組込んだ装置の他の実施例を示す図である。 1・・・・・・制御棒駆動機構交換作業室、5・・・・
・・プラットホーム、7・・・・・・制御棒駆動機構、
8・・・・・・運搬台車、9・・・・・・通路、21・
・・・・走行台車、22・・ビーム、24a,24b・
・・・・・スプロケット、26・・・・支持台、32・
・・・・・ボルト着脱機、33・・・・・・掴み腕、3
5・・・・・・揺動レバー、36・・・・・・作動バー
、38・・・・・・爪、39・・・・・リンク、40・
・・・・翼部、41・・・・・ストッパ、42・・・・
当接弁、50・・・・・・油圧シリンダ、53・・・・
・・ボルト着脱機搬送用レール、54・・・・・・ボル
ト着脱機搬送台車(移送装置)、54a・・・・・・駆
動装置、60・・・・・・ボルト着脱機のケーシング、
61・・・・電動機、62・・・・・・トルクリミッタ
、63・・・・・減速機、64・・・・・・ギヤボック
ス、65・・・・・・差動歯車、66a,66b・・・
・・・スパナ、69,70・・・・・・支持円板、71
・・・・腕杆、74,75・・・・・ゼニオン、78・
・・・・・回転筒体、81・・・・・一方向クラッチ、
82・・・・スプライン溝、83・・クラッチ板、84
・・・・・摩擦板、101,107・・・・・・搬送用
車軸、102・・・・・・補助ガイド、103・・・・
・・走行車軸、104・・・・・・ブッシャー輪、10
5・・・・・・ブッシャー用台車、106・・・・・・
ボルト着脱機走行用のレール、108・・・・・・案内
レール、111・・・・・ルール、112・・・・・・
ボルト着脱機搬送台車、114・・・・・・走行輪、1
16・・・・・・回転フレーム、116a・・・・・掛
止部、120・・・・・ルール、122・・・ウインチ
、124・・・・・・通路9に設けたレール、125・
・・・・・外用室、128・・・・・・運搬台車、13
2・・・・・・昇降台、136・・・・・・揺動軌道、
140・・・・・・ボルト着脱機搬送台車、140a・
・・・・・フレーム、142・・・・・・受け金、14
3・・・・・・爪、145・・・・・・空気シリング、
146・・・・・・連結爪、】50・・・・・・連結リ
ンク、152・・・・・・空気シリンダ、160・・・
・・・ボルト着脱機搬送台車、165,166・・・・
・ルール、168・・・・・・第1の支持部材、170
・・・・・・第2の支持部材、200,201・・・・
・ゼニオン、202,203・・・・・・支持円板、2
12・・・・・・錠止槓杆、215a,215b・・・
・・・錠止爪、217・・・・・・突起部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原子炉圧力容器の下方に設けられた制御棒駆動機構
    交換作業室内に水平面内で回転可能に配設されたプラッ
    トホームと、このプラットホーム上に直線走行し得るよ
    うに載置された走行台車と、上記走行台車に垂直位置お
    よび水平位置間を揺動可能に装着され、制御棒駆動機構
    およびボルト着脱機の両者を同時に支持したり或はその
    一方を単独に支持しこれを垂直方向に移動させる支持台
    を具備したビームと、上記ビームに装着され、少なくと
    も上記制御棒駆動機構とともに上記ビームを水平位置に
    揺動させるとき、上記制御棒駆動機構を把持する掴み腕
    と、上記ボルト着脱機を前記支持台の昇降通路範囲に搬
    入搬出せしめる移動装置と、前記走行台車の下方に進入
    せしめられ、ビームの水平位置においてそのビームから
    制御棒駆動機構を受け取り、その制御棒駆動機構を保守
    点検室等に搬送する運搬台車とを有することを特徴とす
    る、制御棒駆動機構交換装置。 2 前記移動装置は、前記プラットホームの下方に前記
    走行台車の走行方向と平行に配設されたボルト着脱機搬
    送用のレールに走行可能に載置され、ボルト着脱機を装
    脱し得るボルト着脱機搬送台車であることを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項記載の制御棒駆動機構交換装置
    。3 前記ボルト着脱機搬送用のレールは支持台の昇降
    通路の両側に設けられていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第2項記載の制御棒駆動機構交換装置。 4 前記ボルト着脱機搬送用のレールは支持台の昇降通
    路の一側のみ設けられていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第2項記載の制御棒駆動機構交換装置。 5 前記ボルト着脱機搬送用のレールは部分的に水平方
    向に回動可能とされ、ボルト着脱機を前記支持台の昇降
    通路外に位置せしめ得るようにしてあることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第4項記載の制御棒駆動機構交換装
    置。 6 前記ボルト着脱機搬送台車は、縦軸を中心として回
    動可能なフレームを有し、上記フレームの先端部にボル
    ト着脱機掛止部を形成するとともに、上記フレームの回
    動によつて上記ボルト着脱機を支持台の昇降通路外に位
    置せしめ得るようにしてあることを特徴とする、特許請
    求の範囲第2項記載の制御棒駆動機構交換装置。 7 前記ボルト着脱機搬送台車は、プラットホーム上を
    走行する走行台車に連結されることを特徴とする、特許
    請求の範囲第6項記載の制御棒駆動機構交換装置。 8 前記移動装置は、ボルト着脱機の側部に設けられボ
    ルト着脱機搬送用のレールに直接掛合する搬送用車輪で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の制
    御棒駆動機構交換装置。 9 前記運搬台車は、前記プラットホームに設けられた
    運搬台車用のレールに沿つて走行台車の下方に進入可能
    としてあり、その運搬台車用のレールは、制御棒駆動機
    構交換交換作業室の傾斜レールとほゞ同じ角度としてあ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の制御
    棒駆動機構交換装置。 10 前記運搬台車は、前記プラットホームに設けられ
    た運搬台車用のレールに沿つて走行台車の下方に進入可
    能としてあり、その運搬台車用のレールは、その一端を
    中心として上下揺動可能としてあることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項記載の制御棒駆動機構交換装置。 11 前記ボルト着脱機搬送台車は、垂直状態にあるビ
    ームに対して連結可能な連結部材を有し、上記連結状態
    において、上記ボルト着脱機搬送台車に装着されたボル
    ト着脱機が前記支持台の昇降通路上およびその通路外の
    2位置に移動可能とされていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第2項記載の制御棒駆動機構交換装置。12
    前記ボルト着脱機搬送台車は、垂直状態にあるビーム
    或は走行台車に対して連結可能な連結部材と、垂直状態
    のビームに向つて進退可能であり、制御棒駆動機構を支
    持し得る第1の支持部材と、その第1の支持部材と同様
    に進退可能であり、かつボルト着脱機を支持しそのボル
    ト着脱機を前記支持台の昇降通路内に搬入搬出せしめ得
    る第2の支持部材とを有することを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の制御棒駆動機構交換装置。 13 前記ボルト着脱機は、電動機の出力軸にトルクリ
    ミツタ、減速機を介して差動歯車装置を連結し、この差
    動歯車装置の各回転軸にそれぞれスパナを附設した多軸
    ボルト自動締付装置を有することを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の制御棒駆動機構交換装置。
JP53004717A 1978-01-19 1978-01-19 制御棒駆動機構交換装置 Expired JPS6049277B2 (ja)

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