JPH0448569B2 - - Google Patents

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JPH0448569B2
JPH0448569B2 JP24090783A JP24090783A JPH0448569B2 JP H0448569 B2 JPH0448569 B2 JP H0448569B2 JP 24090783 A JP24090783 A JP 24090783A JP 24090783 A JP24090783 A JP 24090783A JP H0448569 B2 JPH0448569 B2 JP H0448569B2
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JP
Japan
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nut
valve
valve body
movable frame
side flange
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Shoji Yamazaki
Naoto Watanabe
Akira Tanaka
Takayuki Matsumoto
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/04Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
    • B23P19/06Screw or nut setting or loosening machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
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    • B23P19/06Screw or nut setting or loosening machines
    • B23P19/067Bolt tensioners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は原子炉に連設された主蒸気管に設け
られた主蒸気隔離弁の弁箱に弁体を締着させてい
るボルト及びナツトのうちナツトを着脱させる主
蒸気隔離弁のナツト着脱装置係り、特にナツトの
着脱を自動的に行ない得るようにしたものに関す
る。
[発明の技術的背景及びその問題点] 一般に原子力発電所において、原子炉内で発生
した高温高圧蒸気をタービン等に移送するための
主蒸気管には、危急時等この蒸気の流れを塞止し
あるいは流量を制御するため弁体がこの主蒸気管
に略45度の角度でもつて傾斜させて取付けられて
いる主蒸気隔離弁(以下MSIVと略記する)が設
けられている。
ところで、このMSIVはその建全性を維持すべ
く定期的に分解されて検査及びすり合せ調整され
ることになるが、この分解に先立ちMSIVの弁体
を弁箱に結合しているすべてのナツトを取り外す
必要がある。
従来はこのナツトの取り外しを1本づつ手作業
で行つていた。しかし、ナツト数が多いので煩雑
で時間がかかり、放射線の被曝線量も多くなると
いう不都合があつた。また、MSIVの組立最終に
行なうナツトの締付けにおいても同様の不都合が
あつた。
[発明の目的] この発明は上記問題点に鑑みてこれを有効に解
決するために創案されたものであり、その目的と
するところはナツトの締付へ・緩め工程を自動的
に行なうことができるMSIVの弁体の締付ナツト
着脱装置を得ることである。
[発明の概要] 上記目的を達成すべくこの発明は原子炉に連設
された主蒸気管に一体的に設けられた弁箱の開口
部に弁箱側フランジを形成すると共に、該弁箱側
フランジにボルトを複数立設し、他方、上記弁箱
内に着脱自在に収容される主蒸気隔離弁の弁体に
弁体側フランジを形成し、上記弁箱の開口部を通
して上記弁体を挿入すると共に該弁体側フランジ
を上記弁箱側フランジに当接し、上記ボルトに締
付ナツトを着脱させるための主蒸気隔離弁の締付
ナツト着脱装置において、上記弁箱側フランジに
一体的に設けられた固定フレームと、上記弁箱の
開口部付近に昇降移動自在に吊設されると共に、
上記固定フレームに着脱自在に係止される移動フ
レームと、該移動フレームに設けられ、上記ボル
トを加熱膨張させると共に、上記ナツトを回転さ
せるナツトランナと、上記移動フレームに走行自
在に設けられ、上記ナツトランナを支承しつつナ
ツトランナを移動させて上記ボルトに締着離脱す
るための走行部材とを備えたことを特徴とする。
これにより安定した状態でナツトを自動締着・離
脱できるようにし、ナツトの脱着に時間がかかる
ために、作業に従事する者が、大量の放射線被曝
線を受けないようにしたものである。
[発明の実施例] 以下、この発明の好適一実施例を添付図面に基
づいて説明する。
第1図及び第2図に示す如くこの発明のMSIV
の締付ナツト着脱装置は、弁箱1に設けられた固
定フレーム2と、この固定フレーム2に係止連結
される移動フレーム3と、移動フレーム3上をこ
れに沿つて昇降移動するナツトランナ4を有する
走行部材5とから構成されている。
上記固定フレーム2を設ける弁箱1は一端が原
子炉(図示せず)に、他端が、原子炉格納容器外
のタービン(図示せず)に連結されている。この
中を移送される高温高圧蒸気を制御するために傾
斜させた弁体6が取付けられている。具体的に
は、弁体6の一端に形成された弁体側フランジ7
と弁箱1側に形成された弁箱側フランジ8とがボ
ルトナツト9で連結されている。第10図に示す
如く、上記ボルトは弁箱側フランジ8に設けたス
タツドボルト9aである。このスタツドボルト9
aに弁体側フランジ7を挿通させナツト9bを緊
締することにより弁体6を弁箱1に装着してい
る。このスタツドボルト9aの軸芯にはこれに後
述する棒状ヒータ10を挿込むための貫通孔11
が設けられている。
そして、再び第1図及び第2図に示す如く上記
弁箱側フランジ8には、弁体6の締付ナツト着脱
装置の移動フレーム3を着脱自在に係止するため
の一対の固定フレーム2が、このフランジ8の径
方向外方へ幾分張り出すとともに弁体6の軸方向
外方へ延出させて一体的に設けられている。固定
フレーム2は上記フランジ8の両側に相対向して
設けられると共に、移動フレーム3の先端を下方
と前方とで係止するためのL字状の凹部12を有
している。この凹部12は後述するナツト引抜き
のときに生じる反力受けになる。また、上記凹部
12壁には、移動フレーム3の先端が係止された
ときその先端に設けられた孔13と重合する通し
孔14が設けられている。なお、固定フレーム2
はナツト着脱時に取付けるようにしてもよい。
上記固定フレーム2に係止連結される移動フレ
ーム3は、第1図、第2図に示す如く、下方に開
放したコ字形状をしていて、弁体の軸方向Aと平
行な角度に保持されつつ垂直昇降移動自在に吊設
されている。この吊設手段はコ字形の移動フレー
ム3を跨ぐ如く配設された2つの門型吊フレーム
14,15より成つている。1つは移動フレーム
3のほぼ重心位置上に垂下する主吊フレーム14
であり、その両側に同期した電動機16,16に
駆動される主ねじジヤツキ17,17が備えら
れ、この主ねじジヤツキ17,17が移動フレー
ム3を枢支してこの荷重を支えるようになつてい
る。他の1つは移動フレーム3の上記重心位置に
主吊フレーム14より幾分開いた角度で固定され
た副吊フレーム15であり、この中央部が上記主
吊フレーム14から横に伸びたアーム18に支持
されると共に、電動機19に駆動される副ねじジ
ヤツキ20に枢支され、移動フレーム3の弁体の
軸方向Aと平行な角度に保持している。そして、
これらのねじジヤツキ17,17及び20を同期
して作動させることにより移動フレーム3を上記
角度に保持しつつ昇降移動自在となしている。
また、主吊フレーム14は旋回揺動自在な自在
継手21を介してモノレール22に軸架されてい
る。その軸架部は電動機23を駆動源とする走行
装置24にて構成され、移動フレーム3を支持し
たままモノレール22上を水平走行移動するよう
になつている。上記アーム18と反対側に位置す
る主吊フレーム14部分からバランスアーム25
が延出され、これの先端を支えることにより移動
フレーム3の抑動を揺制するようになつている。
また、上記移動フレーム3をジヤツキ17,17
及び20,20によりそのまま下降移動させれ
ば、移動フレーム3が固定フレーム2に係止連結
するように、上記モノレール22は固定フレーム
2から所定距離だけ離間した位置に配設されてい
る。
このように吊設された移動フレーム3は、第3
図乃至第5図に示す如く固定フレーム2に係合連
結すべくその凹部12に係合する凸部27をその
先端に有している。そしてこの移動フレーム3の
先端の凸部27には既述した如く固定フレーム2
側の通し孔14と重合する孔13が設けられる。
この孔13にアクチユエータ、例えばエアシリン
ダ28によつて進退駆動されるロツクピン29が
挿通され、その後退により固定フレーム2側の通
し孔14に挿抜して移動フレーム3を固定フレー
ム2に対して固定又は解放できるようにしてあ
る。
また、第4図に示す如くコ字形状の移動フレー
ム3が形成する空間には、後に詳述する走行部材
5が該フレーム3に沿つて昇降移動自在に設けら
れる。この走行部材5を該フレーム3に沿つて昇
降移動自在とするために、移動フレーム3の相対
向する平行部材3aに、第5図に示す如くデユア
ルレール30,30が設けられている。そして、
このデユアルレー30,30間にその長手方向に
沿つて走行部材5を送り移動させるためのスクリ
ユーロツド31が第4図に示す如く配設されてい
る。このスクリユーロツド31はその一端が軸受
32に支持され、他端が動力分配器(電動機)3
3より駆動されるウオーム減速機34に連結され
て、スクリユーロツド31を回転させることによ
りその中間に螺着した移動子35を進退自在とな
している。
上記移動子35に固着された走行部材5は第2
図からわかるように箱形状をなし、その両側部に
設けたローラ36,36を上記デユアルレール3
0に載せることにより、移動フレーム3が形成す
る空間を走行できるようになつている。第5図に
示す如く上記ローラ36は上下一対のローラ3
6,36から成り、これら一対のローラ36によ
りデユアルレール30,30を挟むことによつて
走行部材5がデユアルレール30,30上を支承
されつつ安定に走行できるように構成されてい
る。
このような移動フレーム3に沿つて昇降する走
行部材5に上記スタツドボルト9aを加熱膨脹さ
せナツト9bを回転させるためのヒータ10とソ
ケツトレンチ39とを備えたナツトランナ4が設
けられている。
第5図に示す如く、ナツトランナ4は弁体側フ
ランジ7のボルトナツト9に対応すべく走行部材
5の断面に環状に配列されている。図示例では10
本のナツト9が配列されているが、その数は弁体
側フランジ7のボルトナツト9の数の半分であ
る。これは走行部材5に設けるナツトランナ4の
数をできるだけ減らして走行部材5の重量を軽減
するとともにその構造の複雑化を避けるためであ
る。したがつて、弁体側フランジ7のナツト9b
のすべてを1回で取外すことができなくなるが、
2回に分けてすべてのナツト9bを取り外すべく
環状に配列されたナツトランナ4全体を周方向に
所定角度回転させるためのロータリアクチユエー
タ40が、走行部材5の後方に設けられる。この
ロータリアクチユエータ40の駆動によりナツト
ランナ4全体を周方向に僅かにずらし弁体側フラ
ンジ7の残りのボルトナツト9に臨ませ得るよう
になつている。
第6図乃至第10図に示すごとく、ナツトラン
ナ4はこれを前進させたときスタツトボルト9a
に設けた貫通孔11に挿入される棒状ヒータ10
を備えている。この棒状ヒータ10は基端部10
aが断熱材を介して例えばエアモータ41に駆動
される回転軸42に直結されている。そして、こ
の回転軸42に設けたスリツプリング43を介し
て電源供給され棒状ヒータ10への通電により高
温加熱されるようになつている。
また、上記ヒータ10と同軸上でこれの基端
部、中間部を囲繞する如くソケツトレンチ39が
設けられている。このソケツトレンチ39はスタ
ツドボルト9aにナツト9bを締着離脱するため
のもので、上記回転軸42に嵌装したスプライン
45に一体的に設けられ、回転軸42に沿つて設
けたスプリング46により常時軸方向外方へ付勢
されるようになつている。
以上の構成よりなるこの実施例の作用について
述べる。
MSIVの組立作業を始めるに際してまずMSIV
の分解組立装置により弁体6を弁箱11に挿着す
る。その後、第1図及び第2図に示す如く走行部
材5後方端に引き揚げた状態の移動フレーム3を
動かし、弁体6の軸方向Aと平行になるようにそ
の傾斜角度の調整を行う。この調整は主ねじジヤ
ツキ17,17又は副ねじジヤツキ20のいずれ
か一方を動かすことにより容易に行なえる。この
調整を行つたならば主ねじジヤツキ17,17及
び副ねじジヤツキ20を同時に作動して移動フレ
ーム3を上記傾斜角度を保持しつつ下降し、弁箱
1側に設けた固定フレーム2に係止させ、移動フ
レーム3を弁体6の軸方向Aに沿つて直線状に連
結する(第4図)。移動フレーム3の連結後、エ
アシリンダ28を作動させ、その作動により移動
フレーム3側の孔13と固定フレーム2側の通し
孔14とにロツクピン29を前進させて挿入し、
以降の工程で移動フレーム3のガタつきや離脱が
ないように移動フレーム3を固定フレーム2に確
実にロツクする。
次いで、第3図又は第11図に示す如く、スク
リユーロツド31を回転して走行部材5を移動フ
レーム3に沿つて下降させ、走行部材5に設けた
ナツトランナ4の各ヒータ10を弁体側フランジ
7から突出している各スタツドボルト9aの貫通
孔11に挿入する(第6図、第7図)。このヒー
タ10の貫通孔11への挿入はナツトランナ4の
周方向回り角度を予め設定することにより自動的
に行われる。この際各スタツドボルト9aに予め
ナツト9bを緩く嵌めておくようにし、ヒータ1
0のスタツドボルト9aへの挿入後半で、ソケツ
トレンチ39をナツト9bに衝合させる。ソケツ
トレンチ39がナツト9bに衝合後も移動フレー
ム3を所定距離(ナツト9bの締込み量と同じ)
更に下降させナツトランナ4を前進させる。この
ナツトランナ4の前進によりナツト9bに進路を
阻まれたソケツトレンチ39はスプリング46を
圧縮させ、第7図で示す如く軸方向内方へ後退す
る。この圧縮されたスプリング46の復元力が後
述するソケツトレンチ39の前進駆動源となる。
このようにスプリング46が圧縮しソケツトレ
ンチ39が軸方向内方への後退を完了した時点で
走行部材5の下降が自動的に停止するように設定
される。
そして、第7図に示す如く例えばエアモータ4
1を駆動することによりソケツトレンチ39を回
転させながらナツト9bに噛合わせ、スプリング
46の復元による前進力でナツト9bを回して締
めていく。ナツト9bが弁体側フランジ7に着座
するとナツトランナ4の回転を停止するととも
に、ヒータ10に通電してこれを発熱させる(第
8図)。この発熱によりヒータ10の表面温度は
600℃位まで上昇し、これを挿入したスタツドボ
ルト9aは150℃位まで加熱され、その結果軸方
向へ熱膨脹する。スタツドボルト9aが所定量伸
びるとナツト9bと弁体側フランジ7との間に隙
間が形成されるので、またナツトランナ4を回転
させてナツト9bを所定の角度回転し、上記隙間
をなくする(第9図)。ナツト9bを所定の角度
回転させた後、ヒータ10への通電を停止し、ソ
ケツトレンチ39をナツト9bから外すとともに
ヒータ10をスタツドボルト9aから引き抜く。
これにより一回目のナツト締着が完了するが2
回目のナツト締着を行なうために、一旦後退した
ナツトランナ4を所定角度旋回割り出しして残り
のナツト9bにソケツトレンチ39を臨ませた
後、再び前進させ上述した順序でナツト締着を行
う。第3図及び第11図がこれら2回にわたるナ
ツト締着を示している装置全体図である。
すべてのナツト締着が完了した後、第12図に
示す如く走行部材5を、今度は逆に、移動フレー
ム3に沿つて徐々に上昇移動させ、この走行部材
5とともにナツトランナ4のヒータ10を軸方向
Aへ引き抜く。この引抜過程において移動フレー
ム3が固定フレーム2にロツクピン29で確実に
ロツクされているので移動フレーム3のガタつき
や離脱の虞れがなく、これに基因するナツトラン
ナ4の非直線的な移動を防止できる。
そして、ヒータ10を完全に引抜くまで、所定
の距離だけナツトランナ4を上方へ移動させたな
らば、その移動を停止する。そしてロツクピン2
9を抜き移動フレーム3を固定フレーム2から開
放した後、第12図及び第13図に示す如く、主
ねじジヤツキ17,17及び副ねじジヤツキ20
を同時に逆作動して当初降下させた分、逆に移動
フレーム3を上昇させ支承されているナツトラン
ナ4を弁箱1から十分離した後、移動フレーム3
を旋回し、走行装置24を駆動して締付ナツト着
脱装置をモノレール22に沿つて搬出する。
かくして、ナツト締着をもつてMSIVの組立作
業を終了するが、これとは逆の分解作業を行う場
合には、上記したナツト締着の順序を逆にしてナ
ツト9bの離脱作業を行う。そして、ナツト離脱
後、MSIVの分解装置により弁箱1から弁体を引
き出し所定の作業を行う。
したがつて、上記実施例によれば、移動フレー
ム3の垂直昇降のみでナツト9bを締着離脱する
ナツトランナ4を位置決めでき、操作が極めて簡
単となる。しかも、移動フレーム3は弁箱1に一
体的に設けられた固定フレーム2に係止連結さ
れ、ロツクピン29により確実に固定されるの
で、走行部材5の昇降時や、ナツト9bの締着・
離脱時に加わる衝撃があつても、弁体6の軸方向
Aの位置を常に保持することができる。このため
走行部材5、すなわちナツトランナ4を弁体6の
軸方向Aに沿つて移動させることができ、弁体6
の締付ナツトの締着・離脱を円滑に行なえる。
なお、上記実施例において移動フレーム3の水
平走行・昇降移動、走行部材5の昇降移動、ロツ
クピン29のロツク・解除及びナツトランナ4の
回転・旋回等の一連の作動はすべて電動機等によ
つて駆動されているので、この一連の作動を予め
プログラムされたシーケンス回路により連続して
行うようにしても、あるいはその都度個別的に作
動させるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上要するにこの発明によれば次のような優れ
た効果を発揮する。
(1) 移動フレームとナツトランナの昇降移動によ
りナツトランナのナツトに対する位置決めが行
なえるとともにナツトランナの回転によりナツ
トの締着・離脱が行なえるので、熟練者を必要
としないと共に作業者数を削減し得る。したが
つて、分解組組立作業を容易に且つ短時間で行
なうことができ、作業自体の安全性を可及的に
向上させることができる。
(2) 弁箱に一体的に設けられた固定フレームに移
動フレームが係止連結されるので、移動フレー
ムに沿つてナツトランナが昇降移動する際及び
ナツトランナによつてナツトを締着・離脱する
際等で反力がかかる際にも、移動フレーム位置
を弁体の軸方向に常に保持することができ、
MSIVの締付ナツト締着・離脱時にナツトラン
ナやボルト・ナツトを損傷する虞れがなくナツ
ト締着・離脱作業を確実に行うことができる。
(3) ナツトの締着・離脱の際ヒータでボルトを熱
膨脹させるのでボルトを軸方向に引き伸ばす装
置が不要である。又ボルトが膨脹した後ナツト
を回すので、ナツトの回転トルクは小さくて済
み、それに必要なエアモータ等の駆動機器は小
容量なものでよい。又、トルク反力を受ける部
材の寸法も小さくて済むため、その分だけ同時
に多数のナツトの締緩ができるように機器の数
を増すことができる。
また、所要トルクが小さいので、大トルク発
生に適した油圧機器を必ずしも使用する必要が
なく、油漏れによるトラブルも回避できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明に係る主蒸気隔離弁の締付けナツ
ト着脱装置の好適一実施例を示す図で、第1図及
び第2図は同装置の概略構造の正面図及び側面
図、第3図は移動フレームと固定フレームとの連
結状態図、第4図は第3図の−線矢視図、第
5図は第3図の−線矢視図、第6図乃至第1
0図はナツトランナによるナツト締着作動説明
図、第11図乃至第13図は装置全体の作動説明
図である。 尚、図中1はMSIVの弁箱、2は固定フレー
ム、3は移動フレーム、4はナツトランナ、6は
MSIVの弁体、9aはスタツドボルト、9bはナ
ツト、10はヒータ、39はソケツトレンチ、A
は弁体の軸方向である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原子炉に連設された主蒸気管に一体的に設け
    られた弁箱の開口部に弁箱側フランジを形成する
    と共に、該弁箱側フランジにボルトを複数立設
    し、他方、上記弁箱内に着脱自在に収容される主
    蒸気隔離弁の弁体に弁体側フランジを形成し、上
    記弁箱の開口部を通して上記弁体を挿入すると共
    に該弁体側フランジを上記弁箱側フランジに当接
    し、上記ボルトに締付ナツトを着脱させるための
    主蒸気隔離弁の締付ナツト着脱装置において、上
    記弁箱側フランジに一体的に設けられた固定フレ
    ームと、上記弁箱の開口部付近に昇降移動自在に
    吊設されると共に、上記固定フレームに着脱自在
    に係止される移動フレームと、該移動フレームに
    設けられ、上記ボルトを加熱膨張させると共に、
    上記ナツトを回転させるナツトランナと、上記移
    動フレームに走行自在に設けられ、上記ナツトラ
    ンナを支承しつつナツトランナを移動させて上記
    ボルトに締着離脱するための走行部材とを備えた
    ことを特徴とする主蒸気隔離弁の締付ナツト着脱
    装置。
JP24090783A 1983-12-22 1983-12-22 主蒸気隔離弁の締付ナット着脱装置 Granted JPS60135141A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24090783A JPS60135141A (ja) 1983-12-22 1983-12-22 主蒸気隔離弁の締付ナット着脱装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24090783A JPS60135141A (ja) 1983-12-22 1983-12-22 主蒸気隔離弁の締付ナット着脱装置

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JPS60135141A JPS60135141A (ja) 1985-07-18
JPH0448569B2 true JPH0448569B2 (ja) 1992-08-07

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