JP2000198694A - 重量部品の着脱装置および着脱方法 - Google Patents

重量部品の着脱装置および着脱方法

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JP2000198694A
JP2000198694A JP10373671A JP37367198A JP2000198694A JP 2000198694 A JP2000198694 A JP 2000198694A JP 10373671 A JP10373671 A JP 10373671A JP 37367198 A JP37367198 A JP 37367198A JP 2000198694 A JP2000198694 A JP 2000198694A
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理和子 北村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体と部品の取付面が垂直や水平でなく、い
わゆる傾斜している場合や、その部品の重心位置が偏在
している場合にも、部品の着脱作業を迅速かつ安全に行
うことのできる重量部品の着脱装置および着脱方法を提
供する。 【解決手段】 昇降装置(10)上の基枠に、回動自在
に旋回テーブルを支持させ、この旋回テーブル上に、横
方向に移動可能な横スライドフレーム(12)を装着
し、この横スライドフレームに俯仰テーブル(15)を
枢着し、さらに、この俯仰テーブル上に受部が固定され
た縦スライドフレーム(16)を装着した着脱装置を利
用して、本体(1)から重量部品(2)を着脱するもの
である。着脱の際、部品(2)の取付面(2a)の中心
において取付面から垂直に伸びる中心線を本体(1)の
取付面(1a)の中心において取付面から垂直に伸びる
中心線に容易に一致させることができ、作業を迅速かつ
安全に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重量部品の着脱
装置および着脱方法に関するものである。特に、数トン
或いは数十トンに及ぶ重量部品を、本体または他の固定
された部品(以下、「本体」という。)に取付けまたは
それから取外すための着脱装置および着脱方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本体の垂直や水平でない、いわゆ
る傾斜した取付面へ重量部品を取付け、またはそのよう
な取付面から重量部品を取外したりする場合には、本体
の取付部近傍に多数の吊りフックを設け、この吊りフッ
クに係合させたチェーンブロックを利用して重量部品を
支持して行っていた。これは、インロー部の嵌合や離
脱、ドウェルピンやボルトなどの挿入や抜取りを円滑に
し、また、本体から部品にわたる部材、例えば、可変ピ
ッチ式スクリューのハブにおける、スクリュー羽を動か
すためにスクリューシャフトから伸びた油圧の配管など
の安全を確保するためであった。
【0003】例えば、数トン以上の重量を有するスクリ
ュー羽用ハブをスクリューシャフトから取り外す場合に
は、図14に示されるように、多数の吊りフック6を船
底7に溶接し、この吊りフック6にチェーンブロック8
を係合し、その一端をスクリュー羽用ハブ2に取り付け
てこのハブ2を支持し、スクリューシャフト1とハブ2
とを連結する多数のハブ取付ボルト9を外し、ハブ2の
取付面の中心において取付面2aに垂直に伸びる中心線
L2が,スクリューシャフト1の同様な中心線L1と一
致している状態(芯合わせが行われている状態)で、す
なわち、スクリューシャフト1とハブ2との取付面1
a,2aが平行に対向した状態で、チェーンブロック8
を少しづつ操作して、フランジに形成されたインロー部
5aを離脱させ、ノックピン5bや取付ボルト9を円滑
に抜取る必要があった。
【0004】しかしながら、ハブ2の中心線L2がスク
リューシャフト1の中心線L1と一致するようにハブ2
を保持した状態で、ハブ2を後方に移動させるために
は、チェーンブロック8に吊られたハブ2を、押上ボル
ト(図示していない)を利用して姿勢を制御しながら、
少しづつ移動させねばならず、多くの作業時間を要する
危険な作業であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実際に、チェーンブロ
ックを利用する重量部品の着脱においては、吊りフック
の取付位置が必ずしも部品の支持点の直上になく、した
がって、重量部品の重力を支持するチェーンブロックに
働く力の方向が必ずしも垂直方向のみでなく、前後、左
右方向への分力を生じることがある。また、重量部品の
重心位置が必ずしも部品の中央に存在するものとは限ら
ず、例えば、スクリュー羽を動かすための油圧切替装置
がハブ内に存在する可変ピッチ式スクリューのハブのよ
うに、重心位置が外側の形状の中央から偏っているため
に、ハブの取付面の中心線をスクリューシャフトの取付
面の中心線と一致させるように保持した状態で、このハ
ブを移動させることは非常に困難であった。
【0006】この発明は、このような従来技術の問題点
を解決するためになされたもので、その目的は、本体と
重量部品の取付面が垂直や水平でなく、いわゆる傾斜し
ている場合や、その部品の重心位置が偏在している場合
にも、部品の取付面の中心において取付面から垂直に伸
びる中心線を本体の取付面の中心において取付面から垂
直に伸びる中心線に容易に一致させて部品を保持するこ
とができ、かつ、その状態で必要な部品の移動を容易に
行うことのできる、着脱作業を迅速かつ安全に行うこと
のできる重量部品の着脱装置および着脱方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、重量部品の着脱装置を、昇降装置と、
この昇降装置上に固着された基枠と、この基枠上に基枠
に対して回動自在に支持された旋回テーブルと、この旋
回テーブル上に旋回テーブルに対して横方向に移動可能
に装着された横スライドフレームと、この横スライドフ
レームの支持部に枢着され、この支持部に対して間隔を
置いて横スライドフレームに設けられた俯仰シリンダと
係合する俯仰テーブルと、この俯仰テーブル上に俯仰テ
ーブルに対して前後方向に移動可能な縦スライドフレー
ムと、この縦スライドフレーム上に固定された受部とか
ら構成したものである。
【0008】なお、昇降装置は、重量部品の下方に敷設
されたレールに係合する車輪を有するのが好ましく、昇
降装置の昇降手段と、旋回テーブルの旋回手段と、横ス
ライドフレームの作動手段と、俯仰テーブルと係合する
俯仰シリンダの作動手段と、そして縦スライドフレーム
の作動手段は流体的または電気的手段から構成され、そ
れらの手段を制御するための制御手段を有するのが好ま
しい。また、受部は、縦スライドフレームに対するその
取付位置を部品の形状に応じて変更できること、およ
び、受部は部品に対する固着手段を有し、その固着手段
が縦スライドフレームに対する位置を部品の大きさに応
じて変更できることが好ましい。
【0009】また、この発明の重量部品の取外し方法
は、上記重量部品の着脱装置を利用し、部品の下方へ昇
降装置を移動させる工程と、昇降手段を作動して縦スラ
イドフレームを上昇させ、そこに固定された受部を部品
の下側に位置付ける工程と、制御手段により、昇降手
段、旋回手段、横スライドフレームの作動手段、俯仰シ
リンダの作動手段を作動して、部品の取付面の中心にお
いて取付面から垂直に伸びる中心線を本体の取付面の中
心において取付面から垂直に伸びる中心線に一致させた
状態で、部品を受部に保持する工程と、部品と本体の取
付部との結合を解除する工程と、制御手段により、昇降
手段、縦および/または横スライドフレームの作動手段
を作動しながら、部品を前記中心線に沿って後退させる
工程と、昇降手段、旋回手段、各作動手段により、昇降
装置、旋回テーブル、各スライドフレーム、俯仰テーブ
ルを原状に復帰させる工程と、前記昇降装置を所定の場
所へ移動させる工程とからなるものである。
【0010】さらに、本発明の重量部品の取付け方法
は、上記重量部品の着脱装置を利用し、縦スライドフレ
ームに固定された受部に、受部の中心が部品の取付面の
中心において取付面から垂直に伸びる中心線に含まれる
ように部品を支持する工程と、支持された部品を本体の
取付部の下方に移動させるために昇降装置を移動する工
程と、制御手段により、昇降手段、旋回手段、横スライ
ドフレームの作動手段、俯仰シリンダの作動手段を作動
して前記部品の取付面から伸びる中心線を本体の取付面
の中心において取付面から垂直に伸びる中心線と一致さ
せ、部品の取付面を本体の取付面に対して位置付ける工
程と、制御手段により、昇降手段、縦および/または横
スライドフレームの作動手段を作動しながら部品をその
取付面が本体の取付面に接合するように前記中心線に沿
って前進させる工程と、部品と本体の取付部とを結合す
る工程と、昇降手段、旋回手段、各作動手段により、昇
降装置、旋回テーブル、各スライドフレーム、俯仰テー
ブルを原状に復帰させる工程と、前記昇降装置を所定の
場所へ移動させる工程とからなるものである。
【0011】さらにまた、本発明の方法は、本体が船舶
の船体であり、重量部品がスクリューシャフトである場
合に適用することができ、本体が船舶のスクリューシャ
フトであり、重量部品がその先端に取り付けられたハブ
である場合にも適用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
添付図面を参照し、船舶のスクリューシャフトの先端に
取り付けられている、スクリュー羽を保持するハブの取
外しについて説明する。なお、図中、同一または相当部
分には、同一符号が付されている。
【0013】図1において、1は、ハブ2という重量部
品が傾斜した取付面に取り付けられているスクリューシ
ャフトであり、この発明でいう本体に相当している。こ
のスクリューシャフト1は、船内の機関に近い軸受部
(図示しない)と船底に設けられた軸受4を有する支持
部3によって支持されている。そして、その先端には、
フランジ5が形成され、このフランジ5に開けられた多
数のボルト穴9aを通した取付ボルト9により、ハブ2
が取り付けられる。スクリューシャフト1は、中空で、
その中を通って油圧配管1bが延び、ハブ2内の切替装
置(図示しない)に通じ、油圧の作用によりスクリュー
羽(図には取付穴のみが示されている。)の角度を変更
することができる。
【0014】この発明の実施例である、ハブ2の着脱装
置は、図2および3に示されるように、その上面に、基
枠28が固着された昇降装置10と、基枠28上に基枠
に対して旋回自在に支持された旋回テーブル11と、こ
の旋回テーブル11上にこの旋回テーブル11に対して
横方向に移動可能に装着された横スライドフレーム12
と、この横スライドフレーム12の支持部13に枢着さ
れ、この支持部13から間隔をおいて設けられた俯仰シ
リンダ14と係合する俯仰テーブル15と、この俯仰テ
ーブル15上に俯仰テーブル15に対して縦方向に移動
可能に装着された縦スライドフレーム16と、この縦ス
ライドフレーム16上に固定された受部、すなわち、横
受部17および縦受部18とから構成されている。
【0015】昇降装置10は、既に知られているよう
に、両側に設けられたクロスレバー19と流体シリンダ
20とからなる昇降手段21を有し、この昇降手段21
は、制御手段22(図4)により制御される。また、昇
降装置10は、その機台部分23に車輪24を有し、現
場の床に敷設されたレール25と係合しており、昇降装
置10はレール25上を電気モータに駆動されて移動す
ることができる。なお、26は昇降装置10の位置固定
装置である。
【0016】昇降装置10の載置テーブル27には、基
枠28が一体に固着され、この基枠28に旋回用軸受3
0が装備され、この旋回用軸受30によって旋回テーブ
ル11が旋回可能に基枠28に支持されている。旋回テ
ーブル11の旋回手段31は、この油圧ユニット32に
連結された旋回用シリンダ34と、旋回テーブル11に
取り付けられた旋回用レバー33からなり、油圧ユニッ
ト32の制御手段により制御される。なお、29は、基
枠28に設けられた作業足場である。
【0017】旋回用軸受30は、環状溝に収容されたリ
テイナに保持されたボールからなり、円蓋状のカバーで
覆われている。そして、図5および6に示されるよう
に、旋回テーブル11の一辺に取り付けられた旋回用レ
バー33の先端部に枢着された旋回用シリンダ34の伸
縮により作動される。旋回角度は油圧ユニット32から
旋回用シリンダ34に送られる流体量により決定され
る。なお、旋回角度を測定する角度計を作業足場29に
設置することができる。
【0018】図7および8に示されるように、旋回テー
ブル11上の中央部には、作動シリンダ35が固定ブラ
ケット36を介して横断方向に配設され、その先端部
は、横スライドフレーム12の一部に枢着されている。
また、横スライドフレーム12の前後辺には、各辺にそ
れぞれ2個づつの横スライドコロ37が設けられてい
る。したがって、横スライドフレーム12は、作動シリ
ンダ35の作動により、旋回テーブル11上で旋回テー
ブル11に対して横断方向に移動できる。なお、作動シ
リンダ35は、流体シリンダでも、モータにより作動す
る電気的シリンダであってもよい。
【0019】横スライドフレーム12には、その後部両
側にそれぞれ支持部13が設けられ、その支持部13に
対して前方へ間隔を置いて、2個の俯仰シリンダ14が
取り付けられている。すなわち、図9,10および11
に示されるように、俯仰テーブル15は、一体に設けた
支持部38に形成された穴が横スライドフレーム12の
支持部13に設けた支軸13aに嵌合しているので、俯
仰シリンダ14の伸縮に応じて支軸13aを支点として
上下方向に回動できる。俯仰シリンダ14は、横スライ
ドフレーム12に枢動可能に支持され、その先端部が俯
仰テーブル15に設けられたブラケット39に枢着され
ている。したがって、俯仰テーブル15の俯仰角度θ
(図10)は、俯仰シリンダ14の伸縮により調整する
ことができる。なお、俯仰角度θは作業足場29に設け
た角度計により測定することができる。
【0020】俯仰テーブル15上には、図12および1
3に示されるように、縦スライドコロ40を両側辺の支
持部41に有する縦スライドフレーム16が収容され、
俯仰テーブル15のほぼ中央部に設けた作動シリンダ4
2の先端部が、縦スライドフレーム16の前部に枢着さ
れている。したがって、縦スライドフレーム16は、作
動シリンダ42の伸縮により、俯仰テーブル15に対し
て前後動することができる。なお、縦スライドフレーム
16の移動距離、すなわち作動シリンダ42の伸縮長さ
は、フランジ5のインロー部の幅、ドウェルピンや取付
ボルトの長さ以上であることが好ましい。
【0021】縦スライドフレーム16の上面には、図2
および3に示されるように、その前後方向に延びる中心
線を挟んで対称的に2個づつのローラ43,43からな
る横受部17が設けられている。ローラ43を軸支する
支持部44はボルト45により縦スライドフレーム16
に固着されている。なお、縦スライドフレーム16に予
備的なボルト穴を設けておく時には、大きさの異なる重
量部品に対しては、ローラ43の取付位置を変更して対
応することができる。
【0022】縦スライドフレーム16の後部には、縦受
部18が設けられている。図2に示されるように、縦受
部18は、昇降機構45と回転機構46とからなってい
る。昇降機構45は流体シリンダ47からなり、回転機
構46を上下動させることができるとともに、多数のボ
ルト48により、その高さ位置に固着することができ
る。回転機構46は、円形受板49と、この円形受板4
9に固着されたインターナルギヤ50と、このギヤ50
とかみ合う中間ギヤ51と、中間ギヤにかみ合う駆動ギ
ヤ52およびハンドル53とから構成され、円形受板4
9には、多数の円周方向の長穴53が径方向の距離を変
えて形成されている。したがって、円形受板48の長穴
にボルトを挿入して、重量部品であるハブ2を、そのカ
バーを取付けるボルト穴を利用して固着することができ
る。
【0023】最初に、着脱装置は、重量部品であるハブ
2の下方に移動するために、ハブ2の下方へ敷設された
レール25に昇降装置10の車輪24を係合して移動す
る。なお、車輪24は動力により駆動されることができ
るが人力によることもできる。着脱装置をハブの下方で
停止させ、位置固定装置26により位置を固定する。こ
の着脱装置の停止位置は、本体であるスクリューシャフ
ト1の取付面に対して、俯仰テーブル15上で縦スライ
ドフレーム16が後退した場合に、取付部のフランジ5
のインロー部5a、ドウェルピン5bや取付ボルト9が
対応する嵌合部や、穴から離脱できる間隔を置いた位置
である。
【0024】位置を固定した着脱装置は、制御手段22
により昇降装置10を作動し、基枠28すなわち作業足
場29を上昇させ、船底に既に設けてある吊りフックを
利用し、チェーンブロックによってスクリュー羽やハブ
2の先端のカバー(図示しない)を取り外す。次いで、
基枠28をさらに上昇させ、縦スライドフレーム16の
横受部17のローラ43がハブ2に軽く接触するように
位置付ける。旋回手段31すなわち旋回用シリンダ34
を作動させて、縦スライドフレーム16の受部に形成さ
れる中心をハブ2の取付面の中心において取付面から垂
直に伸びる中心線にほぼ整合させ、同時に、横スライド
フレーム12をその作動シリンダ35の作動により動か
し、さらに、俯仰テーブル15を上方へ回動して、縦ス
ライドフレーム16の横受部17の両側のローラ43に
より形成される中心軸をハブ2の取付面の中心において
取付面から垂直に伸びる中心線と一致させ、この状態で
ハブ2を支持状態とする。縦スライドフレーム16を前
進させて、縦受部18をハブ2の先端に接触させる。
【0025】縦受部18の昇降機構45を作動して、回
転機構46を上下動し、その円形受板49の中心をハブ
2の上記中心線に合わせる。回転機構46のハンドル5
3を回動して、そのボルト用長穴をハブの先端のカバー
取付用ボルト穴と整合させてボルトを挿入し、ボルトを
締めて縦受部18に重量部品であるハブ2を固着し、ハ
ブ2を受部17および18により保持する。
【0026】この状態で、スクリューシャフト1の取付
部にハブ2を取付けている多数の取付ボルト9を緩め、
スクリューシャフト1との結合からハブ2を解放する。
昇降装置10の位置固定装置26を上方へ上げ、俯仰テ
ーブル15の俯仰角度θを一定としたまま、昇降装置1
0を所定の割合で後退させながら、下降させる。かくし
て、部品であるハブ2は、その取付面の中心における取
付面から垂直に伸びる中心線を本体であるスクリューシ
ャフト1の取付面の中心において取付け面から垂直に伸
びる中心線と一致させた状態で取付部から後退させるこ
とができる。かくして、フランジ5に形成されたインロ
ー部5a、ドウェルピン5bやボルトは対応する嵌合部
や挿入されていた穴から容易に抜け出ることができる。
ハブ2がスクリューシャフト1の取付部から完全に離脱
したのを確認してから、昇降装置10の車輪24を利用
して、レール上をハブを載せた着脱装置を移動させる。
着脱装置が船底の位置を脱したならば、ハブ2を円形受
板49に固着しているときは、ボルトを緩めてハブ2を
受部17,18の、保持から解放し、通常の方法で、例
えば、ドッククレーンを利用してハブを所定の位置に移
動させる。
【0027】以上、重量部品であるハブ2を本体である
スクリューシャフト1から取り外す場合について説明し
てきたが、取り付ける場合には、ほぼ逆を行えばよいこ
とが明らかであるので、その説明は省略する。かくし
て、本発明の実施例によれば、ハブの取付面の中心にお
いて取付面から垂直に伸びる中心線をスクリューシャフ
トの取付面の中心において取付面から垂直に伸びる中心
線と一致させた状態で両者の接合と分離を行うので、イ
ンロー部の嵌合、分離、ドウェルピンやボルトの対応す
る穴への挿入、穴からの抜取りが円滑に行うことがで
き、重心位置が外形の中心位置から偏っていてもその影
響を受けることがない。したがって、重量部品であるハ
ブの傾斜する取付面への取付け、または取付面からの取
外しが迅速かつ安全に行うことができる。
【0028】なお、縦スライドフレーム上に固定される
受部は、部品の外形に応じて形成し、配置すればよく、
例えば、本体である船体に長尺の重量部品であるスクリ
ューシャフトを着脱する場合には、縦受部を設ける必要
がない。また、横長の重量部品の場合には、複数個の縦
受部が必要であり、さらに、横受部に昇降機構や、固着
機構を設けてもよい。また、受部に設けられる固着機構
としては、紐、ロープ、帯材などを利用してもよく、既
知の把持装置を利用することもできる。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、重量部品の着脱装置
を、昇降装置と、この昇降装置上に回動自在に支持され
た旋回テーブルと、この旋回テーブル上に旋回テーブル
に対して横方向に移動可能に装着された横スライドフレ
ームと、この横スライドフレームの支持部に枢着され、
この支持部に対して間隔を置いて横スライドフレームに
設けられた俯仰シリンダと係合する俯仰テーブルと、こ
の俯仰テーブル上に俯仰テーブルに対して前後方向に移
動可能に装着された縦スライドフレームと、この縦スラ
イドフレーム上に固定された受部とから構成したので、
ハブの取付面の中心において取付面から垂直に伸びる中
心線をスクリューシャフトの取付面の中心において取付
面から垂直に伸びる中心線と一致させた状態で両者の接
合と分離を行うことができ、インロー部の嵌合、分離、
ノックピンやボルトの対応する穴への挿入、穴からの抜
取りを円滑に行うことができる。したがって、取付面が
傾斜し、部品の重心位置が外形の中心位置から偏ってい
てもそれらの影響を受けることがなく、したがって、重
量部品の取付面への取付け、または取付面からの取外し
を迅速かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例である、重量部品であ
るハブの着脱方法を実施するための着脱装置の斜視図で
ある。
【図2】図2は、図1の着脱装置の側面図である。
【図3】図3は、一部を破断して示す図1の着脱装置の
正面図である。
【図4】図4は、一部を破断して示す図1の着脱装置の
平面図である。
【図5】図5は、図1の着脱装置の基枠上の旋回テーブ
ルの側面図である。
【図6】図6は、図5の旋回テーブルの一部を破断して
示す平面図である。
【図7】図7は、図1の着脱装置の横スライドフレーム
の正面図である。
【図8】図8は、図7の横スライドフレームの側面図で
ある。
【図9】図9は、図1の着脱装置の俯仰テーブルの背面
図である。
【図10】図10は、図9の俯仰テーブルの作用時の側
面図である。
【図11】図11は、図10の俯仰テーブルの側面図で
ある。
【図12】図12は、図1の着脱装置の縦スライドフレ
ームの正面図である。
【図13】図13は、図12の縦スライドフレームの側
面図である。
【図14】図14は、従来のハブの取外し方法の説明図
である。
【符号の説明】
1 本体(スクリューシャフト) 2 部品(ハブ) 4 軸受部 5 フランジ 6 吊りフック 8 チェーンブロック 9 取付ボルト 10 昇降装置 11 旋回テーブル 12 横スライドフレーム 13 支持部 14 俯仰シリンダ 15 俯仰テーブル 16 縦スライドフレーム 17 横受部 18 縦受部 21 昇降手段 22 制御手段 24 車輪 25 レール 26 位置固定装置 28 基枠 29 作業足場 30 旋回用軸受 31 旋回手段 34 旋回用シリンダ 35 作動シリンダ 37 横スライドコロ 38 支持部 40 縦スライドコロ 42 作動手段 43 ローラ 45 昇降機構 46 回転機構 49 円形受板 L1 本体の取付面の中心において取付面に垂直に伸
びる中心線 L2 部品の取付面の中心において取付面に垂直に伸
びる中心線 θ 俯仰角度
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月10日(2000.3.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、重量部品の着脱装置を、昇降装置と、
この昇降装置上に固着された基枠と、この基枠上に基枠
に対して回動自在に支持された旋回テーブルと、この旋
回テーブル上に旋回テーブルに対して横方向に移動可能
に装着された横スライドフレームと、この横スライドフ
レームの支持部に枢着され、この支持部に対して間隔を
置いて横スライドフレームに設けられた俯仰シリンダと
係合する俯仰テーブルと、この俯仰テーブル上に俯仰テ
ーブルに対して前後方向に移動可能な縦スライドフレー
ムと、この縦スライドフレーム上に設けられた、縦スラ
イドフレームの中心線に対して対称的でかつ部品を固着
するための固着手段を有する受部とから構成されたもの
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】なお、昇降装置は、重量部品の下方に敷設
されたレールに係合する車輪を有するのが好ましく、昇
降装置の昇降手段と、旋回テーブルの旋回手段と、横ス
ライドフレームの作動手段と、俯仰テーブルと係合する
俯仰シリンダの作動手段と、そして縦スライドフレーム
の作動手段は流体的または電気的手段から構成され、そ
れらの手段を制御するための制御手段を有するのが好ま
しい。また、受部は、部品の形状に応じて縦スライドフ
レームに対するその取付位置を変更できること、およ
び、受部の固着手段は、部品の大きさに応じて縦スライ
ドフレームに対する上下位置を変更できることが好まし
い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、この発明の重量部品の取外し方法
は、上記重量部品の着脱装置を利用し、部品の下方へ昇
降装置を移動させる工程と、昇降手段を作動して縦スラ
イドフレームを上昇させ、そこに固定された受部を部品
の下側に位置付ける工程と、制御手段により、昇降手
段、旋回手段、横スライドフレームの作動手段、俯仰シ
リンダの作動手段を作動して、部品の取付面の中心にお
いて取付面から垂直に伸びる中心線を本体の取付面の中
心において取付面から垂直に伸びる中心線に一致させた
状態で、部品を受部に保持させて、部品を受部に固着
する工程と、部品と本体の取付部との結合を解除する工
程と、制御手段により、昇降手段、縦および/または横
スライドフレームの作動手段を作動しながら、部品を前
記中心線に沿って後退させる工程と、昇降手段、旋回手
段、各作動手段により、昇降装置、旋回テーブル、各ス
ライドフレーム、俯仰テーブルを原状に復帰させる工程
と、前記昇降装置を所定の場所へ移動させる工程とから
なるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】さらに、本発明の重量部品の取付け方法
は、上記重量部品の着脱装置を利用し、縦スライドフレ
ームに設けられた受部に、受部の中心が部品の取付面の
中心において取付面から垂直に伸びる中心線に含まれる
ように部品を支持させ、支持された部品を固着手段の高
さを調節して受部に固着する工程と、固着されている
品を本体の取付部の下方に移動させるために昇降装置を
移動する工程と、制御手段により、昇降手段、旋回手
段、横スライドフレームの作動手段、俯仰シリンダの作
動手段を作動して前記部品の取付面から伸びる中心線を
本体の取付面の中心において取付面から垂直に伸びる中
心線と一致させ、部品の取付面を本体の取付面に対して
位置付ける工程と、制御手段により、昇降手段、縦およ
び/または横スライドフレームの作動手段を作動しなが
ら部品をその取付面が本体の取付面に接合するように前
記中心線に沿って前進させる工程と、部品と本体の取付
部とを結合し、前記受部の固着手段を解放する工程と、
昇降手段、旋回手段、各作動手段により、昇降装置、旋
回テーブル、各スライドフレーム、俯仰テーブルを原状
に復帰させる工程と、前記昇降装置を所定の場所へ移動
させる工程とからなるものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】縦スライドフレーム16の後部には、縦受
部18が設けられている。図2に示されるように、縦受
部18は、昇降機構46と回転機構49とからなってい
る。昇降機構46は流体シリンダ47からなり、回転機
49を上下動させることができるとともに、多数のボ
ルト48により、その高さ位置に固着することができ
る。回転機構49は、円形受板50と、この円形受板
に固着されたインターナルギヤ51と、このギヤ51
とかみ合う中間ギヤ52aと、中間ギヤ52aを駆動す
る駆動ギヤ52bおよびハンドル53とから構成され、
円形受板50には、多数の円周方向の長穴54が径方向
の距離を変えて形成されている。したがって、円形受板
50の長穴54にボルトを挿入して、重量部品であるハ
ブ2を、そのカバーを取付けるボルト穴を利用して固着
することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】縦受部18の昇降機構46を作動して、回
転機構49を上下動し、その円形受板50の中心をハブ
2の上記中心線に合わせる。回転機構49のハンドル5
3を回動して、そのボルト用長穴54をハブの先端のカ
バー取付用ボルト穴と整合させてボルトを挿入し、ボル
トを締めて縦受部18に重量部品であるハブ2を固着
し、ハブ2を受部17および縦受部18により固定、
保持する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この状態で、スクリューシャフト1の取付
部にハブ2を取付けている多数の取付ボルト9を緩め、
スクリューシャフト1との結合からハブ2を解放する。
昇降装置10の位置固定装置26を上方へ上げ、俯仰テ
ーブル15の俯仰角度θを一定としたまま、昇降装置1
0を所定の割合で後退させながら、下降させる。かくし
て、部品であるハブ2は、その取付面の中心における取
付面から垂直に伸びる中心線を本体であるスクリューシ
ャフト1の取付面の中心において取付け面から垂直に伸
びる中心線と一致させた状態で取付部から後退させるこ
とができる。かくして、フランジ5に形成されたインロ
ー部5a、ドウェルピン5bやボルトは対応する嵌合部
や挿入されていた穴から容易に抜け出ることができる。
ハブ2がスクリューシャフト1の取付部から完全に離脱
したのを確認してから、昇降装置10の車輪24を利用
して、レール上をハブを載せた着脱装置を移動させる。
着脱装置が船底の位置を脱したならば、ハブ2を円形受
50に固着しているときは、ボルトを緩めてハブ2を
受部17,18の、保持から解放し、通常の方法で、例
えば、ドッククレーンを利用してハブを所定の位置に移
動させる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】なお、縦スライドフレーム上に設けられる
受部は、部品の外形に応じて形成し、配置すればよく、
例えば、本体である船体に長尺の重量部品であるスクリ
ューシャフトを着脱する場合には、縦受部を設ける必要
がない。また、横長の重量部品の場合には、複数個の縦
受部が必要であり、さらに、横受部に昇降機構や、固着
機構を設けてもよい。また、受部に設けられる固着機構
すなわち固着手段としては、紐、ロープ、帯材などを利
用してもよく、既知の把持装置を利用することもでき
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、重量部品の着脱装置
を、昇降装置と、この昇降装置上に回動自在に支持され
た旋回テーブルと、この旋回テーブル上に旋回テーブル
に対して横方向に移動可能に装着された横スライドフレ
ームと、この横スライドフレームの支持部に枢着され、
この支持部に対して間隔を置いて横スライドフレームに
設けられた俯仰シリンダと係合する俯仰テーブルと、こ
の俯仰テーブル上に俯仰テーブルに対して前後方向に移
動可能に装着された縦スライドフレームと、この縦スラ
イドフレーム上に設けられた、縦スライドフレームの中
心線に対して対称的で部品の固着手段を有する受部とか
ら構成されているので、部品の取付面の中心において取
付面から垂直に伸びる中心線を本体の取付面の中心にお
いて取付面から垂直に伸びる中心線と一致させた状態で
部品を固着して両者の接合と分離を行うことができ、
えば、インロー部の嵌合、分離、ノックピンやボルトの
対応する穴への挿入、穴からの抜取りを円滑に行うこと
ができる。したがって、取付面が傾斜し、部品の重心位
置が外形の中心位置から偏っていてもそれらの影響を受
けることがなく、したがって、重量部品の取付面への取
付け、または取付面からの取外しを迅速かつ安全に行う
ことができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 本体(スクリューシャフト) 2 部品(ハブ) 4 軸受部 5 フランジ 6 吊りフック 8 チェーンブロック 9 取付ボルト 10 昇降装置 11 旋回テーブル 12 横スライドフレーム 13 支持部 14 俯仰シリンダ 15 俯仰テーブル 16 縦スライドフレーム 17 横受部 18 縦受部 21 昇降手段 22 制御手段 24 車輪 25 レール 26 位置固定装置 28 基枠 29 作業足場 30 旋回用軸受 31 旋回手段 34 旋回用シリンダ 35 作動シリンダ 37 横スライドコロ 38 支持部 40 縦スライドコロ 42 作動手段 43 ローラ46 昇降機構49 回転機構50 円形受板 L1 本体の取付面の中心において取付面に垂直に伸
びる中心線
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤野 直人 東京都中央区八重洲一丁目4番14号 日本 機器鋼業株式会社内 Fターム(参考) 3F333 AA20 AB03 BB01 BG10 DA06 DA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降装置と、この昇降装置上に固着され
    た基枠と、この基枠上に基枠に対して回動自在に支持さ
    れた旋回テーブルと、この旋回テーブル上に旋回テーブ
    ルに対して横方向に移動可能に装着された横スライドフ
    レームと、この横スライドフレームの支持部に枢着さ
    れ、この支持部に対して間隔を置いて横スライドフレー
    ムに設けられた俯仰シリンダと係合する俯仰テーブル
    と、この俯仰テーブル上に俯仰テーブルに対して前後方
    向に移動可能に装着された縦スライドフレームと、この
    縦スライドフレーム上に固定された受部とからなること
    を特徴とする重量部品の着脱装置。
  2. 【請求項2】 上記昇降装置が、部品の下方に敷設され
    たレールに係合する車輪を有することを特徴とする請求
    項1記載の着脱装置。
  3. 【請求項3】 上記昇降装置の昇降手段と、旋回テーブ
    ルの旋回手段と、横スライドフレームの作動手段と、俯
    仰テーブルと係合する俯仰シリンダの作動手段と、そし
    て縦スライドフレームの作動手段が流体的または電気的
    手段からなり、それらの手段を制御するための制御手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の着脱装置。
  4. 【請求項4】 上記受部が、縦スライドフレームに対す
    る取付位置を部品の形状に応じて変更できることを特徴
    とする請求項1記載の着脱装置。
  5. 【請求項5】 上記受部が部品に対する固着手段を有
    し、その固着手段が縦スライドフレームに対する上下位
    置を部品の大きさに応じて変更できることを特徴とする
    請求項1記載の着脱装置。
  6. 【請求項6】 部品の下方へ昇降装置を移動させる工程
    と、昇降手段を作動して縦スライドフレームを上昇さ
    せ、そこに固定された受部を部品の下側に位置付ける工
    程と、制御手段により、昇降手段、旋回手段、横スライ
    ドフレームの作動手段、俯仰シリンダの作動手段を作動
    して、部品の取付面の中心において取付面から垂直に伸
    びる中心線を本体の取付面の中心において取付面から垂
    直に伸びる中心線に一致させた状態で部品を受部に保持
    する工程と、部品と本体の取付部との結合を解除する工
    程と、制御手段により、昇降手段、縦および/または横
    スライドフレームの作動手段を作動しながら、部品を本
    体の取付面から前記中心線に沿って後退させる工程と、
    昇降手段、旋回手段、各作動手段により、昇降装置、旋
    回テーブル、各スライドフレーム、俯仰テーブルを原状
    に復帰させる工程と、前記昇降装置を所定の場所へ移動
    させる工程とからなることを特徴とする、請求項1から
    5のいずれか1項に記載の着脱装置を利用する重量部品
    の着脱方法。
  7. 【請求項7】 縦スライドフレームに固定された受部
    に、受部の中心が部品の取付面の中心において取付面か
    ら垂直に伸びる中心線に含まれるように部品を支持する
    工程と、支持された部品を本体の取付部の下方に移動さ
    せるために昇降装置を移動する工程と、制御手段によ
    り、昇降手段、旋回手段、横スライドフレームの作動手
    段、俯仰シリンダの作動手段を作動して部品の取付面の
    中心において取付面から垂直に伸びる中心線を本体の取
    付面の中心において取付面から垂直に伸びる中心線と一
    致させ、部品の取付面を本体の取付面に対して位置付け
    る工程と、制御手段により、昇降手段、縦および/また
    は横スライドフレームの作動手段を作動しながら部品を
    その取付面が本体の取付面に接合するように前記中心線
    に沿って前進させる工程と、部品と本体の取付部とを結
    合する工程と、昇降手段、旋回手段、各作動手段によ
    り、昇降装置、旋回テーブル、各スライドフレーム、俯
    仰テーブルを原状に復帰させる工程と、前記昇降装置を
    所定の場所へ移動させる工程とからなることを特徴とす
    る、請求項1から5のいずれか1項に記載の着脱装置を
    利用する重量部品の着脱方法。
  8. 【請求項8】 上記本体が船舶の船体であり、重量部品
    がスクリューシャフトであることを特徴とする請求項6
    または7のいずれかに記載の着脱方法。
  9. 【請求項9】 上記本体が船舶のスクリューシャフトで
    あり、重量部品がその先端に取り付けられたハブである
    ことを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の
    着脱方法。
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