JPH06206128A - 大径ナット締付装置 - Google Patents
大径ナット締付装置Info
- Publication number
- JPH06206128A JPH06206128A JP234493A JP234493A JPH06206128A JP H06206128 A JPH06206128 A JP H06206128A JP 234493 A JP234493 A JP 234493A JP 234493 A JP234493 A JP 234493A JP H06206128 A JPH06206128 A JP H06206128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- nut
- tightening
- bolt
- large diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、締付対象物に対して自動的に締付
後の大径ボルトを把持しながら締付前の大径ナットを締
付けて移動することにより、締付時の労力を軽減して作
業能率と安全性とを向上させることを目的とする。 【構成】 各大径ボルトを把持及び釈放する第1及び第
2の歩行脚と、第1及び第2の歩行脚を水平移動可能に
連結する水平移動機構と、水平移動機構に駆動力を供給
し,第1及び第2の歩行脚を互いに水平移動させる水平
駆動手段と、第2の歩行脚5Bに並設された締付支持フ
レームと、締付支持フレームの下部に垂直に軸支され該
軸を中心に回動する旋回フレームと、旋回フレームに軸
方向に昇降自在に取付けられた昇降アームと、昇降アー
ムの先端部に取付けられ,第2の大径ナットを回転させ
て当該第2の大径ナットを上記大径ボルトの他端に螺合
させて締付ける大径ナット締付体とを備えた締付装置本
体とを設けた大径ナット締付装置。
後の大径ボルトを把持しながら締付前の大径ナットを締
付けて移動することにより、締付時の労力を軽減して作
業能率と安全性とを向上させることを目的とする。 【構成】 各大径ボルトを把持及び釈放する第1及び第
2の歩行脚と、第1及び第2の歩行脚を水平移動可能に
連結する水平移動機構と、水平移動機構に駆動力を供給
し,第1及び第2の歩行脚を互いに水平移動させる水平
駆動手段と、第2の歩行脚5Bに並設された締付支持フ
レームと、締付支持フレームの下部に垂直に軸支され該
軸を中心に回動する旋回フレームと、旋回フレームに軸
方向に昇降自在に取付けられた昇降アームと、昇降アー
ムの先端部に取付けられ,第2の大径ナットを回転させ
て当該第2の大径ナットを上記大径ボルトの他端に螺合
させて締付ける大径ナット締付体とを備えた締付装置本
体とを設けた大径ナット締付装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電設備の一環で
ある蒸気タービン等の大形設備を大径ボルトにより接合
するための大径ナット締付装置に関する。
ある蒸気タービン等の大形設備を大径ボルトにより接合
するための大径ナット締付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば蒸気タービン等の上下ケー
シングを接合する場合には、大径ボルト及び大径ナット
を用いた大径ボルト接合が広く行われている。
シングを接合する場合には、大径ボルト及び大径ナット
を用いた大径ボルト接合が広く行われている。
【0003】このような大径ボルト接合は、予め一端に
大径ナットがネジ込まれた大径ボルトをケーシングに設
けたボルト穴にクレーン等を用いて吊り込んだ後に、複
数の作業者がケーシング下部より大径ナットをネジ込ん
で締付ける作業によって行われる。
大径ナットがネジ込まれた大径ボルトをケーシングに設
けたボルト穴にクレーン等を用いて吊り込んだ後に、複
数の作業者がケーシング下部より大径ナットをネジ込ん
で締付ける作業によって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような大径ナットの締付け作業は、大径で重いナットを
ケーシングの下部から大径ボルトにネジ込み、かつ締付
けるために、多くの労力を必要とする問題がある。ま
た、このような大径ナットの締付作業は、作業者の作業
姿勢が悪くなるために、作業能率が下がると共に、安全
上の問題がある。
ような大径ナットの締付け作業は、大径で重いナットを
ケーシングの下部から大径ボルトにネジ込み、かつ締付
けるために、多くの労力を必要とする問題がある。ま
た、このような大径ナットの締付作業は、作業者の作業
姿勢が悪くなるために、作業能率が下がると共に、安全
上の問題がある。
【0005】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、締付対象物に対して自動的に締付後の大径ボルトを
把持しながら締付前の大径ナットを締付けて移動するこ
とにより、締付時の労力を軽減して作業能率と安全性と
を向上しうる大径ナット締付装置を提供することを目的
とする。
で、締付対象物に対して自動的に締付後の大径ボルトを
把持しながら締付前の大径ナットを締付けて移動するこ
とにより、締付時の労力を軽減して作業能率と安全性と
を向上しうる大径ナット締付装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、それぞれの一端に第1の大径ナットが螺合されると
共に、締付対象物をそれぞれ所定の間隔を存して貫通さ
せ、前記第1の大径ナットにより各々釣支された複数の
大径ボルトに対し、その他端にそれぞれ第2の大径ナッ
トを締付けることにより、前記締付対象物を固定する大
径ナット締付装置において、互いに並設され、それぞれ
の両端部に把持部駆動機構を有し、この各把持部駆動機
構によって上下に進退駆動して前記各大径ボルトの両端
を把持及び釈放するボルト把持部を備えた第1及び第2
の歩行脚と、前記第1及び第2の歩行脚を水平移動可能
に連結する水平移動機構と、前記水平移動機構に駆動力
を供給し、前記第1及び第2の歩行脚における各ボルト
把持部のうち、いずれか一方の歩行脚の各ボルト把持部
のみが前記大径ボルトを把持したときに他方の歩行脚を
未締付の前記第2の大径ナット側に前記各大径ナットの
間隔だけ水平移動させる水平駆動手段と、前記第2の歩
行脚の前記第1の歩行脚とは反対側に前記各大径ボルト
の間隔だけ離間させて取付けられた締付支持フレーム
と、この締付支持フレームの下部に垂直に軸支され該軸
を中心に回動する旋回フレームと、この旋回フレームに
軸方向に昇降自在に取付けられた昇降アームと、この昇
降アームの先端部に取付けられ,第2の大径ナットを回
転させて当該第2の大径ナットを前記大径ボルトの他端
に螺合させて締付ける大径ナット締付体とを備えた締付
装置本体とを設けた大径ナット締付装置である。
は、それぞれの一端に第1の大径ナットが螺合されると
共に、締付対象物をそれぞれ所定の間隔を存して貫通さ
せ、前記第1の大径ナットにより各々釣支された複数の
大径ボルトに対し、その他端にそれぞれ第2の大径ナッ
トを締付けることにより、前記締付対象物を固定する大
径ナット締付装置において、互いに並設され、それぞれ
の両端部に把持部駆動機構を有し、この各把持部駆動機
構によって上下に進退駆動して前記各大径ボルトの両端
を把持及び釈放するボルト把持部を備えた第1及び第2
の歩行脚と、前記第1及び第2の歩行脚を水平移動可能
に連結する水平移動機構と、前記水平移動機構に駆動力
を供給し、前記第1及び第2の歩行脚における各ボルト
把持部のうち、いずれか一方の歩行脚の各ボルト把持部
のみが前記大径ボルトを把持したときに他方の歩行脚を
未締付の前記第2の大径ナット側に前記各大径ナットの
間隔だけ水平移動させる水平駆動手段と、前記第2の歩
行脚の前記第1の歩行脚とは反対側に前記各大径ボルト
の間隔だけ離間させて取付けられた締付支持フレーム
と、この締付支持フレームの下部に垂直に軸支され該軸
を中心に回動する旋回フレームと、この旋回フレームに
軸方向に昇降自在に取付けられた昇降アームと、この昇
降アームの先端部に取付けられ,第2の大径ナットを回
転させて当該第2の大径ナットを前記大径ボルトの他端
に螺合させて締付ける大径ナット締付体とを備えた締付
装置本体とを設けた大径ナット締付装置である。
【0007】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のよう
な手段を講じたことにより、複数の大径ボルトが締付対
象物を貫通して各第1の大径ナットによりそれぞれ釣支
されているときに、水平駆動手段では、互いに水平移動
可能に並設された第1及び第2の歩行脚のうち、第1の
歩行脚のみがある大径ボルトを把持しているときに第2
の歩行脚を各大径ボルトの間隔だけ未締付の第2の大径
ナット側に水平移動させ、かつ、第2の歩行脚のみが他
の大径ボルトを把持しているときに第1の歩行脚を各大
径ボルトの間隔だけ未締付の第2の大径ナット側に水平
移動させることにより、両方の歩行脚が各大径ボルトの
間隔だけ未締付の第2の大径ナット側に水平移動する。
な手段を講じたことにより、複数の大径ボルトが締付対
象物を貫通して各第1の大径ナットによりそれぞれ釣支
されているときに、水平駆動手段では、互いに水平移動
可能に並設された第1及び第2の歩行脚のうち、第1の
歩行脚のみがある大径ボルトを把持しているときに第2
の歩行脚を各大径ボルトの間隔だけ未締付の第2の大径
ナット側に水平移動させ、かつ、第2の歩行脚のみが他
の大径ボルトを把持しているときに第1の歩行脚を各大
径ボルトの間隔だけ未締付の第2の大径ナット側に水平
移動させることにより、両方の歩行脚が各大径ボルトの
間隔だけ未締付の第2の大径ナット側に水平移動する。
【0008】これにより、第1及び第2の歩行脚がそれ
ぞれ水平移動して大径ボルトを把持すると、締付装置本
体が、大径ナット締付体に第2の大径ナットが載置され
た状態で昇降アームの上昇に伴って当該大径ナット締付
体を回転させることによって当該第2の大径ナットを大
径ボルトの下部から締付けるようにしたので、大径ナッ
ト締付作業を自動的に行い、作業者による締付時の労力
を軽減して作業能率と安全性とを向上させることができ
る。
ぞれ水平移動して大径ボルトを把持すると、締付装置本
体が、大径ナット締付体に第2の大径ナットが載置され
た状態で昇降アームの上昇に伴って当該大径ナット締付
体を回転させることによって当該第2の大径ナットを大
径ボルトの下部から締付けるようにしたので、大径ナッ
ト締付作業を自動的に行い、作業者による締付時の労力
を軽減して作業能率と安全性とを向上させることができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明による大径ナット締付装置の
構成例を示す図である。
て説明する。図1は本発明による大径ナット締付装置の
構成例を示す図である。
【0010】本実施例の大径ナット締付装置は、締付対
象として上,下のタービンケーシング1a,1bにそれ
ぞれ有するボルト挿通穴に上端部に第1の大径ナット2
が螺合された大径ボルト3を上方から挿通させ、この大
径ボルト3の下端部に第2の大径ナット4を締付けるこ
とによって接合するものである。
象として上,下のタービンケーシング1a,1bにそれ
ぞれ有するボルト挿通穴に上端部に第1の大径ナット2
が螺合された大径ボルト3を上方から挿通させ、この大
径ボルト3の下端部に第2の大径ナット4を締付けるこ
とによって接合するものである。
【0011】この大径ナット締付装置は、適宜の間隔を
存して並設されたパイプ状の第1及び第2の歩行脚5
A,5Bと、これら第1及び第2の歩行脚5A,5B相
互間を水平方向に移動可能に連結したネジジャッキ装置
6と、第1の歩行脚5Aに取付けられ、ネジジャッキ装
置6を旋回駆動して歩行脚5A,5Bを水平方向に移動
させる水平駆動機構7と、第1及び第2の歩行脚5A,
5B間のネジジャッキ装置6を挟む上下部に第1の歩行
脚5Aの水平方向移動時のガイドとして設けられた水平
ガイド機構8a,8b及び第2の歩行脚5Bに並設させ
て支持された締付装置本体9とを備えている。
存して並設されたパイプ状の第1及び第2の歩行脚5
A,5Bと、これら第1及び第2の歩行脚5A,5B相
互間を水平方向に移動可能に連結したネジジャッキ装置
6と、第1の歩行脚5Aに取付けられ、ネジジャッキ装
置6を旋回駆動して歩行脚5A,5Bを水平方向に移動
させる水平駆動機構7と、第1及び第2の歩行脚5A,
5B間のネジジャッキ装置6を挟む上下部に第1の歩行
脚5Aの水平方向移動時のガイドとして設けられた水平
ガイド機構8a,8b及び第2の歩行脚5Bに並設させ
て支持された締付装置本体9とを備えている。
【0012】第1及び第2の歩行脚5A,5Bの上下端
部には、チャッキング装置10a,10bがそれぞれ設
けられている。このチャッキング装置10a,10b
は、第1及び第2の歩行脚5A,5Bの上下端より内部
に挿入された移動ガイド11a,11bと、移動ガイド
11a,11bの先端面に基端部がそれぞれ取付けら
れ、第1及び第2の歩行脚5A,5Bの上下部側面に取
付けられた空気シリンダ12a,12bの作動により移
動ガイド11a,11bをガイドとして上下方向に移動
する水平アーム13a,13bを備えている。また、こ
の水平アーム13a,13bの先端部には、エアチャッ
ク14a,14b及びこのエアチャック14a,14b
に図示しないエア供給装置より圧縮空気が供給されると
大径ボルトに対する把持、開放動作を行うボルト把持部
15a,15bがそれぞれ取付けられている。
部には、チャッキング装置10a,10bがそれぞれ設
けられている。このチャッキング装置10a,10b
は、第1及び第2の歩行脚5A,5Bの上下端より内部
に挿入された移動ガイド11a,11bと、移動ガイド
11a,11bの先端面に基端部がそれぞれ取付けら
れ、第1及び第2の歩行脚5A,5Bの上下部側面に取
付けられた空気シリンダ12a,12bの作動により移
動ガイド11a,11bをガイドとして上下方向に移動
する水平アーム13a,13bを備えている。また、こ
の水平アーム13a,13bの先端部には、エアチャッ
ク14a,14b及びこのエアチャック14a,14b
に図示しないエア供給装置より圧縮空気が供給されると
大径ボルトに対する把持、開放動作を行うボルト把持部
15a,15bがそれぞれ取付けられている。
【0013】また、水平ガイド機構8a,8bには、第
1の歩行脚5Aの水平方向への移動を円滑にするため、
第1及び第2の歩行脚5A,5Bを貫通させてリニアベ
アリングユニット16a,16bがそれぞれ設けられて
いる。
1の歩行脚5Aの水平方向への移動を円滑にするため、
第1及び第2の歩行脚5A,5Bを貫通させてリニアベ
アリングユニット16a,16bがそれぞれ設けられて
いる。
【0014】さらに、ネジジャッキ装置6は、第2の歩
行脚5Bにブラケット6aを介して強固に取付けられた
ネジ部6bと、第1の歩行脚5Aに水平駆動機構7と共
に、取付けられ、ネジ部6b上を旋回しながら第1の歩
行脚5Aを水平方向に移動させるジャッキ部6cとを備
えている。また、水平駆動機構7は、水平駆動モータ7
aの出力軸に取付けられた出力ベルト車17とネジジャ
ッキ装置6のジャッキ部6cに取付けられた入力ベルト
車18との間をタイミングベルト19により連結して水
平駆動モータ7aの回転力がジャッキ部6cに伝達され
るようにしてある。
行脚5Bにブラケット6aを介して強固に取付けられた
ネジ部6bと、第1の歩行脚5Aに水平駆動機構7と共
に、取付けられ、ネジ部6b上を旋回しながら第1の歩
行脚5Aを水平方向に移動させるジャッキ部6cとを備
えている。また、水平駆動機構7は、水平駆動モータ7
aの出力軸に取付けられた出力ベルト車17とネジジャ
ッキ装置6のジャッキ部6cに取付けられた入力ベルト
車18との間をタイミングベルト19により連結して水
平駆動モータ7aの回転力がジャッキ部6cに伝達され
るようにしてある。
【0015】一方、締付装置本体9は、図2に示すよう
に、第2の歩行脚5Bに並設して支持された支持フレー
ム9aと、この支持フレーム9aの上下両端部に設けら
れた上部及び下部チャッキング装置20a,20bと、
下部チャッキング装置20bの下部に取付けたナット締
付機構9bとから構成されている。
に、第2の歩行脚5Bに並設して支持された支持フレー
ム9aと、この支持フレーム9aの上下両端部に設けら
れた上部及び下部チャッキング装置20a,20bと、
下部チャッキング装置20bの下部に取付けたナット締
付機構9bとから構成されている。
【0016】ここで、上部及び下部チャッキング装置2
0a,20bは、支持フレーム9aの上下端部に基端部
が取付けられ、上部にリニアガイドレール21a,21
bを有する水平アーム22a,22bと、このリニアガ
イドレール21a,21b上にリニアベアリング23
a,23bを介して支持され,図示しないロットレスシ
リンダにより水平アーム22a,22bに沿って水平に
移動する移動アーム24a,24bと、この移動アーム
24a,24bの先端に取付けられ,大径ボルト3の把
持、開放動作を行う平行チャック装置25a,25bを
備えている。なお、この平行チャック装置25a,25
bは大径ボルト3の把持によって該大径ボルト3の回り
止めを行う。
0a,20bは、支持フレーム9aの上下端部に基端部
が取付けられ、上部にリニアガイドレール21a,21
bを有する水平アーム22a,22bと、このリニアガ
イドレール21a,21b上にリニアベアリング23
a,23bを介して支持され,図示しないロットレスシ
リンダにより水平アーム22a,22bに沿って水平に
移動する移動アーム24a,24bと、この移動アーム
24a,24bの先端に取付けられ,大径ボルト3の把
持、開放動作を行う平行チャック装置25a,25bを
備えている。なお、この平行チャック装置25a,25
bは大径ボルト3の把持によって該大径ボルト3の回り
止めを行う。
【0017】また、ナット締付機構9bは、下部チャッ
キング装置20bの下端に図2及び図3に示すように回
転可能に軸支された旋回フレーム26、この旋回フレー
ム26内部の中心軸線上に設けられた昇降軸27、この
昇降軸27を挟む両側の軸方向に設けられた案内軸28
a,28b及び昇降軸27に螺挿された昇降ナット29
に旋回フレーム26の外方に伸び、かつ昇降軸27と直
交するようにして保持された昇降アーム30を備え、こ
の昇降アーム30は旋回フレーム26の下部に取付けら
れた昇降用モータ31により昇降軸27を図示しないカ
ップリングを介して回転させることで案内軸28a,2
8bにガイドされながら昇降するようになっている。な
お、昇降アーム30には、昇降を円滑にするために、案
内軸28a,28bとの間に図示しないリニアベアリン
グが設けられている。
キング装置20bの下端に図2及び図3に示すように回
転可能に軸支された旋回フレーム26、この旋回フレー
ム26内部の中心軸線上に設けられた昇降軸27、この
昇降軸27を挟む両側の軸方向に設けられた案内軸28
a,28b及び昇降軸27に螺挿された昇降ナット29
に旋回フレーム26の外方に伸び、かつ昇降軸27と直
交するようにして保持された昇降アーム30を備え、こ
の昇降アーム30は旋回フレーム26の下部に取付けら
れた昇降用モータ31により昇降軸27を図示しないカ
ップリングを介して回転させることで案内軸28a,2
8bにガイドされながら昇降するようになっている。な
お、昇降アーム30には、昇降を円滑にするために、案
内軸28a,28bとの間に図示しないリニアベアリン
グが設けられている。
【0018】また、昇降アーム30の下部には締付用モ
ータ32が取付けられ、昇降アーム30の先端には垂直
に駆動軸33が支承された軸受34が取付けられ、さら
に駆動軸33の上部にはナット締付体35が取付けら
れ、これら駆動軸33及びナット締付体35は昇降アー
ム30の下部に取付けられた締付用モータ32の出力軸
に取付けられた出力ベルト車36と駆動軸33の下端に
取付けられた入力ベルト車37との間をタイミングベル
ト38で連結してなる駆動伝達機構を介して締付用モー
タ32の回転力が伝達されて回転する構成となってい
る。
ータ32が取付けられ、昇降アーム30の先端には垂直
に駆動軸33が支承された軸受34が取付けられ、さら
に駆動軸33の上部にはナット締付体35が取付けら
れ、これら駆動軸33及びナット締付体35は昇降アー
ム30の下部に取付けられた締付用モータ32の出力軸
に取付けられた出力ベルト車36と駆動軸33の下端に
取付けられた入力ベルト車37との間をタイミングベル
ト38で連結してなる駆動伝達機構を介して締付用モー
タ32の回転力が伝達されて回転する構成となってい
る。
【0019】この場合、ナット締付体35は、平行チャ
ック装置25a,25bによる大径ボルト3の把持によ
って芯出しされ、図4に示すように駆動軸33の上部に
取り付けられた下部フランジ39と、この下部フランジ
39に空気バネ40を介して取付けられた上部フランジ
41と、この上部フランジの上に大径ナット4の切欠形
状寸法に合せて形成されて大径ナット4を載置する載置
用爪付フランジ42とを備えている。なお、上部フラン
ジ41及び下部フランジ39は当該上部フランジ41及
び下部フランジ39を貫通する複数の短軸ボルト43に
スプリング44が通されてナット45がネジ込まれるこ
とにより連結される。また、空気バネ40は、駆動軸3
3の下端に設けたロータリジョイント46を介して供給
された空気圧により上部フランジ41をフローティング
させている。次に、以上のように構成された大径ナット
締付装置の動作について図5乃至図9を参照しながら説
明する。
ック装置25a,25bによる大径ボルト3の把持によ
って芯出しされ、図4に示すように駆動軸33の上部に
取り付けられた下部フランジ39と、この下部フランジ
39に空気バネ40を介して取付けられた上部フランジ
41と、この上部フランジの上に大径ナット4の切欠形
状寸法に合せて形成されて大径ナット4を載置する載置
用爪付フランジ42とを備えている。なお、上部フラン
ジ41及び下部フランジ39は当該上部フランジ41及
び下部フランジ39を貫通する複数の短軸ボルト43に
スプリング44が通されてナット45がネジ込まれるこ
とにより連結される。また、空気バネ40は、駆動軸3
3の下端に設けたロータリジョイント46を介して供給
された空気圧により上部フランジ41をフローティング
させている。次に、以上のように構成された大径ナット
締付装置の動作について図5乃至図9を参照しながら説
明する。
【0020】いま、タービンケーシング1a,1bにお
いては、図9に示すように、上側に大径ナット2a〜2
eが螺合され、かつ搬送装置等によりボルト穴を貫通す
るように予め吊り込まれた複数の大径ボルト3a〜3c
のうち、大径ボルト3a〜3cの下側に大径ナット4a
〜4cがネジ込み締付けられている状態にあるものとす
る。
いては、図9に示すように、上側に大径ナット2a〜2
eが螺合され、かつ搬送装置等によりボルト穴を貫通す
るように予め吊り込まれた複数の大径ボルト3a〜3c
のうち、大径ボルト3a〜3cの下側に大径ナット4a
〜4cがネジ込み締付けられている状態にあるものとす
る。
【0021】このとき、大径ナット締付装置は、このよ
うなタービンケーシング1a,1bの大径ボルト3a,
3bの上下を歩行脚5A,5Bにより把持して図5に示
すように取付けられている。
うなタービンケーシング1a,1bの大径ボルト3a,
3bの上下を歩行脚5A,5Bにより把持して図5に示
すように取付けられている。
【0022】この状態で歩行脚5Bに設けられた上下一
対のチャッキング装置10a,10bを構成するエアチ
ャック14a,14bに圧縮空気を供給してボルト把持
爪15a,15bを開放し、更に歩行脚5Bに取付けら
れた空気シリンダ12a,12bに圧縮空気を供給し移
動ガイド11a,11bを介してチャッキング装置10
a,10bを上方及び下方に垂直に移動させ、図5の矢
印で示すように、歩行脚5Bのボルト把持爪15a,1
5bを大径ボルト3b及び大径ナット4b端から完全に
外れた状態にする。従って、大径ナット締付装置は、歩
行脚5Aに設けられた一対のチャッキング装置10a,
10bにより大径ボルト3aを把持している。
対のチャッキング装置10a,10bを構成するエアチ
ャック14a,14bに圧縮空気を供給してボルト把持
爪15a,15bを開放し、更に歩行脚5Bに取付けら
れた空気シリンダ12a,12bに圧縮空気を供給し移
動ガイド11a,11bを介してチャッキング装置10
a,10bを上方及び下方に垂直に移動させ、図5の矢
印で示すように、歩行脚5Bのボルト把持爪15a,1
5bを大径ボルト3b及び大径ナット4b端から完全に
外れた状態にする。従って、大径ナット締付装置は、歩
行脚5Aに設けられた一対のチャッキング装置10a,
10bにより大径ボルト3aを把持している。
【0023】次に、図6に示すように,歩行脚5Aに設
けられた水平駆動モータ7aに通電すると、その回転力
が出力ベルト車17,タイミングベルト19及び入力ベ
ルト車18を介してネジジャッキ装置6に伝達され、ネ
ジ軸が回動してネジ部6bが歩行脚5Bを押す。ネジ部
6bに押された歩行脚5Bは、大径ボルト3の1ピッチ
Pだけ水平移動し,大径ボルト3cの位置で図示しない
センサによる検出信号により停止する。
けられた水平駆動モータ7aに通電すると、その回転力
が出力ベルト車17,タイミングベルト19及び入力ベ
ルト車18を介してネジジャッキ装置6に伝達され、ネ
ジ軸が回動してネジ部6bが歩行脚5Bを押す。ネジ部
6bに押された歩行脚5Bは、大径ボルト3の1ピッチ
Pだけ水平移動し,大径ボルト3cの位置で図示しない
センサによる検出信号により停止する。
【0024】さらに、歩行脚5Bでは、空気シリンダ1
2a,12bに圧縮空気が供給されると、移動ガイド1
1a,11bを介してチャッキング装置10a,10b
が上方及び下方に垂直移動し、更にエアチャック14
a,14bに圧縮空気が供給されることにより、ボルト
把持爪15a,15bが大径ボルト3c端及び大径ナッ
ト4c端を把持する。
2a,12bに圧縮空気が供給されると、移動ガイド1
1a,11bを介してチャッキング装置10a,10b
が上方及び下方に垂直移動し、更にエアチャック14
a,14bに圧縮空気が供給されることにより、ボルト
把持爪15a,15bが大径ボルト3c端及び大径ナッ
ト4c端を把持する。
【0025】同様にして、歩行脚5Aは、図7の矢印で
示すようにチャッキング装置10a,10bが大径ボル
ト3a及び大径ナット4a端から完全に外された後、図
8に示すように大径ボルトの1ピッチPだけ歩行脚5B
側に水平移動され、ボルト把持爪15a,15bにより
大径ボルト3b及び大径ナット4bを把持する。
示すようにチャッキング装置10a,10bが大径ボル
ト3a及び大径ナット4a端から完全に外された後、図
8に示すように大径ボルトの1ピッチPだけ歩行脚5B
側に水平移動され、ボルト把持爪15a,15bにより
大径ボルト3b及び大径ナット4bを把持する。
【0026】この状態で、締付装置本体9の上部及び下
部チャッキング装置20a,20bは、移動アーム24
a,24bを図示しないロットレスシリンダで水平移動
させ、さらに移動アーム24a,24bの先端に設けた
平行チャック装置25a,25bに圧縮空気を供給して
大径ボルト3dを把持する。
部チャッキング装置20a,20bは、移動アーム24
a,24bを図示しないロットレスシリンダで水平移動
させ、さらに移動アーム24a,24bの先端に設けた
平行チャック装置25a,25bに圧縮空気を供給して
大径ボルト3dを把持する。
【0027】ここで、作業者は、ナット締付体35の載
置用爪付フランジ42の爪部と大径ナット4dの凹部と
が係合する位置に大径ナット4dを載置し、旋回フレー
ム26を手動で旋回させ、大径ナット4dを大径ボルト
3d下部に位置させる。
置用爪付フランジ42の爪部と大径ナット4dの凹部と
が係合する位置に大径ナット4dを載置し、旋回フレー
ム26を手動で旋回させ、大径ナット4dを大径ボルト
3d下部に位置させる。
【0028】次に、圧縮空気をロータリージョイント4
6を介して空気バネ40に供給すると大径ナット4dは
上部フランジ41及び載置用爪付フランジ42を介して
フローテングし上下左右に若干の自由度をもって保持さ
れる。
6を介して空気バネ40に供給すると大径ナット4dは
上部フランジ41及び載置用爪付フランジ42を介して
フローテングし上下左右に若干の自由度をもって保持さ
れる。
【0029】さらに、昇降用モータ31に通電すると昇
降アーム30を介して大径ナット4dが上昇し大径ボル
ト3d下端近傍に接近すると、図示しないセンサによっ
て昇降アーム30に設けた締付用モータ32に通電さ
れ、大径ナット4dが回動しながら大径ボルト3dにネ
ジ込まれる。このとき、大径ナット4dには若干の自由
度があるため大径ボルト3dと円滑に噛合いながらネジ
込まれていく。
降アーム30を介して大径ナット4dが上昇し大径ボル
ト3d下端近傍に接近すると、図示しないセンサによっ
て昇降アーム30に設けた締付用モータ32に通電さ
れ、大径ナット4dが回動しながら大径ボルト3dにネ
ジ込まれる。このとき、大径ナット4dには若干の自由
度があるため大径ボルト3dと円滑に噛合いながらネジ
込まれていく。
【0030】ここで、上記大径ナット4dが下部チャッ
キング装置20bに接近すると図示しないセンサが作動
して、下部チャッキング装置20bの平行チャック装置
25bを開放させる。また、平行チャック装置25bの
開放信号により図示しないロットレスシリンダが作動し
て移動アーム27bを後退させ、この移動アーム24b
の後退により、大径ナット4dがタービンケーシング1
bまでネジ込まれる。なお、このときの大径ナット4d
の回転力による大径ボルト3dの共回りは上部チャッキ
ング装置20aによって防止されている。
キング装置20bに接近すると図示しないセンサが作動
して、下部チャッキング装置20bの平行チャック装置
25bを開放させる。また、平行チャック装置25bの
開放信号により図示しないロットレスシリンダが作動し
て移動アーム27bを後退させ、この移動アーム24b
の後退により、大径ナット4dがタービンケーシング1
bまでネジ込まれる。なお、このときの大径ナット4d
の回転力による大径ボルト3dの共回りは上部チャッキ
ング装置20aによって防止されている。
【0031】また、大径ボルト3dに大径ナット4dの
締付けが完了すると締付用モータ32が停止し、昇降ア
ーム30が昇降用モータ31の作動により下降し下降限
界位置で停止する。作業者は、昇降アーム30が停止し
た時点で旋回フレーム26を手動で旋回させ元の位置に
戻し、次の大径ナット4eの載置を容易にさせる。
締付けが完了すると締付用モータ32が停止し、昇降ア
ーム30が昇降用モータ31の作動により下降し下降限
界位置で停止する。作業者は、昇降アーム30が停止し
た時点で旋回フレーム26を手動で旋回させ元の位置に
戻し、次の大径ナット4eの載置を容易にさせる。
【0032】以降、上記動作を繰り返し、歩行脚5A,
5Bが互いに大径ボルト3を保持しながらあたかも尺取
虫の如く大径ボルト3の1ピッチP毎に移動し、ナット
締付体35が順次大径ナット4のネジ込及び締付を実行
する。
5Bが互いに大径ボルト3を保持しながらあたかも尺取
虫の如く大径ボルト3の1ピッチP毎に移動し、ナット
締付体35が順次大径ナット4のネジ込及び締付を実行
する。
【0033】上述したように、本実施例の大径ナット締
付装置は、複数の大径ボルト3がタービンケーシング1
a,1bを貫通して各大径ナット2によりそれぞれ釣支
されている状態にあるときに、歩行脚5Aが大径ボルト
3を把持しながら歩行脚5Bが1ピッチPだけ水平移動
し、さらにこの歩行脚5Bが大径ボルト3を把持しなが
ら歩行脚5Aが1ピッチPだけ水平移動して、両方の歩
行脚5A,5Bが1ピッチPだけ水平移動してそれぞれ
大径ボルト3を把持すると、ナット締付体35が、大径
ナット4が載置された状態で昇降アーム30の上昇に伴
って回転することにより、この大径ナット4を大径ボル
ト3の下部から締付けるようにしている。
付装置は、複数の大径ボルト3がタービンケーシング1
a,1bを貫通して各大径ナット2によりそれぞれ釣支
されている状態にあるときに、歩行脚5Aが大径ボルト
3を把持しながら歩行脚5Bが1ピッチPだけ水平移動
し、さらにこの歩行脚5Bが大径ボルト3を把持しなが
ら歩行脚5Aが1ピッチPだけ水平移動して、両方の歩
行脚5A,5Bが1ピッチPだけ水平移動してそれぞれ
大径ボルト3を把持すると、ナット締付体35が、大径
ナット4が載置された状態で昇降アーム30の上昇に伴
って回転することにより、この大径ナット4を大径ボル
ト3の下部から締付けるようにしている。
【0034】従って、大径ナット締付装置自体が大径ボ
ルトを利用して援助する構造であると共に、比較的小形
軽量であるため段取時間が短く、しかも機械力を用いて
重量物である大径ナットを自動的に移動させてネジ込み
締付けるため、作業者による危険な作業姿勢での作業を
省略して締付時の労力を軽減し、作業能率と安全性とを
向上させることができる。
ルトを利用して援助する構造であると共に、比較的小形
軽量であるため段取時間が短く、しかも機械力を用いて
重量物である大径ナットを自動的に移動させてネジ込み
締付けるため、作業者による危険な作業姿勢での作業を
省略して締付時の労力を軽減し、作業能率と安全性とを
向上させることができる。
【0035】なお、本実施例では、大径ナットの供給及
び旋回フレームの回動をそれぞれ手作業で行ったが、こ
れに限らず、作業の自動化のために大径ナットの供給に
工学用ロボットなどの供給装置を用い、また旋回フレー
ムの回動にモータ及びギア等を用いて電動化した構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
び旋回フレームの回動をそれぞれ手作業で行ったが、こ
れに限らず、作業の自動化のために大径ナットの供給に
工学用ロボットなどの供給装置を用い、また旋回フレー
ムの回動にモータ及びギア等を用いて電動化した構成と
しても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1及び第2の歩行脚が締付対象物に釣支された各大径ボ
ルトを互いに保持しながら順次水平移動すると、締付装
置本体が昇降アームの上昇と共に大径ナット締付体を回
転させて第2の大径ナットを締付けるようにしたので、
締付対象物に対して自動的に締付後の大径ボルトを把持
しながら締付前の大径ナットを締付けて移動することに
より、締付時の労力を軽減して作業能率と安全性とを向
上しうる大径ナット締付装置を提供できる。
1及び第2の歩行脚が締付対象物に釣支された各大径ボ
ルトを互いに保持しながら順次水平移動すると、締付装
置本体が昇降アームの上昇と共に大径ナット締付体を回
転させて第2の大径ナットを締付けるようにしたので、
締付対象物に対して自動的に締付後の大径ボルトを把持
しながら締付前の大径ナットを締付けて移動することに
より、締付時の労力を軽減して作業能率と安全性とを向
上しうる大径ナット締付装置を提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係る大径ナット締付装置の
構成を示す図
構成を示す図
【図2】同実施例における大径ナット締付装置の構成を
示す図。
示す図。
【図3】同実施例における大径ナット締付装置の構成を
示す図。
示す図。
【図4】同実施例におけるナット締装置の構成を示す断
面図。
面図。
【図5】同実施例における大径ナット締付装置の動作を
説明するための図。
説明するための図。
【図6】同実施例における大径ナット締付装置の動作を
説明するための図。
説明するための図。
【図7】同実施例における大径ナット締付装置の動作を
説明するための図。
説明するための図。
【図8】同実施例における大径ナット締付装置の動作を
説明するための図。
説明するための図。
【図9】同実施例におけるタービンケーシングの構成を
示す図。
示す図。
1a,1b…タービンケーシング、2…第1の大径ナッ
ト、3…大径ボルト、4…第2の大径ナット、5A,5
B…歩行脚、7a…水平駆動モータ、6…ネジジャッキ
装置、8a,8b…水平ガイド機構、9…締付装置本
体、26…旋回フレーム、30…昇降アーム、35…ナ
ット締付体。
ト、3…大径ボルト、4…第2の大径ナット、5A,5
B…歩行脚、7a…水平駆動モータ、6…ネジジャッキ
装置、8a,8b…水平ガイド機構、9…締付装置本
体、26…旋回フレーム、30…昇降アーム、35…ナ
ット締付体。
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれの一端に第1の大径ナットが螺
合されると共に、締付対象物をそれぞれ所定の間隔を存
して貫通させ、前記第1の大径ナットにより各々釣支さ
れた複数の大径ボルトに対し、その他端にそれぞれ第2
の大径ナットを締付けることにより、前記締付対象物を
固定する大径ナット締付装置において、 互いに並設され、それぞれの両端部に把持部駆動機構を
有し、この各把持部駆動機構によって上下に進退駆動し
て前記各大径ボルトの両端を把持及び釈放するボルト把
持部を備えた第1及び第2の歩行脚と、 前記第1及び第2の歩行脚を水平移動可能に連結する水
平移動機構と、 前記水平移動機構に駆動力を供給し、前記第1及び第2
の歩行脚における各ボルト把持部のうち、いずれか一方
の歩行脚の各ボルト把持部のみが前記大径ボルトを把持
したときに他方の歩行脚を未締付の前記第2の大径ナッ
ト側に前記各大径ナットの間隔だけ水平移動させる水平
駆動手段と、 前記第2の歩行脚の前記第1の歩行脚とは反対側に前記
各大径ボルトの間隔だけ離間させて取付けられた締付支
持フレームと、この締付支持フレームの下部に垂直に軸
支され該軸を中心に回動する旋回フレームと、この旋回
フレームに軸方向に昇降自在に取付けられた昇降アーム
と、この昇降アームの先端部に取付けられ,第2の大径
ナットを回転させて当該第2の大径ナットを前記大径ボ
ルトの他端に螺合させて締付ける大径ナット締付体とを
備えた締付装置本体とを設けたことを特徴とする大径ナ
ット締付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00234493A JP3297113B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 大径ナット締付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00234493A JP3297113B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 大径ナット締付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06206128A true JPH06206128A (ja) | 1994-07-26 |
JP3297113B2 JP3297113B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=11526672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00234493A Expired - Fee Related JP3297113B2 (ja) | 1993-01-11 | 1993-01-11 | 大径ナット締付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3297113B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103212979A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-07-24 | 南通市华冠电器有限公司 | 螺钉自动拧紧装置 |
CN106181343A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-12-07 | 广州市德力达机械行 | 带检测功能的自动拧紧设备 |
WO2020212323A1 (en) * | 2019-04-18 | 2020-10-22 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Automated bolt tensioning robot |
CN112207760A (zh) * | 2019-07-09 | 2021-01-12 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 垂直式低压涡轮单元体组装装置及其组装方法 |
EP3769904A1 (en) * | 2019-07-24 | 2021-01-27 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Automated bolt tensioning robot |
CN113305557A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 约尔格·霍曼 | 用于旋紧螺栓连接部的方法、多重旋拧装置 |
-
1993
- 1993-01-11 JP JP00234493A patent/JP3297113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103212979A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-07-24 | 南通市华冠电器有限公司 | 螺钉自动拧紧装置 |
CN106181343A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-12-07 | 广州市德力达机械行 | 带检测功能的自动拧紧设备 |
WO2020212323A1 (en) * | 2019-04-18 | 2020-10-22 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Automated bolt tensioning robot |
US12122003B2 (en) | 2019-04-18 | 2024-10-22 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Automated bolt tensioning robot |
CN112207760A (zh) * | 2019-07-09 | 2021-01-12 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 垂直式低压涡轮单元体组装装置及其组装方法 |
CN112207760B (zh) * | 2019-07-09 | 2022-04-26 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 垂直式低压涡轮单元体组装装置及其组装方法 |
EP3769904A1 (en) * | 2019-07-24 | 2021-01-27 | Siemens Gamesa Renewable Energy A/S | Automated bolt tensioning robot |
CN113305557A (zh) * | 2020-02-27 | 2021-08-27 | 约尔格·霍曼 | 用于旋紧螺栓连接部的方法、多重旋拧装置 |
EP3871829A1 (de) * | 2020-02-27 | 2021-09-01 | Hohmann, Jörg | Verfahren zum anziehen von schraubverbindungen, mehrfachschraubvorrichtung |
US11278995B2 (en) | 2020-02-27 | 2022-03-22 | Jörg Hohmann | Method for tightening screwed connections, multi-screwing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3297113B2 (ja) | 2002-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4557146B2 (ja) | 締結装置 | |
JP4597053B2 (ja) | ワーク組立装置及び組立方法 | |
CN210649840U (zh) | 一种钻头研磨设备用上下料装置 | |
JPH06206128A (ja) | 大径ナット締付装置 | |
JP4691118B2 (ja) | 作業装置及び方法 | |
EP0229968A1 (en) | Electrode adding apparatus | |
CN110039471A (zh) | 一种行星变速机构集成装配装置 | |
JPH10231737A (ja) | ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置 | |
CN116765726A (zh) | 一种自动化焊接装置及其方法 | |
KR101932425B1 (ko) | 체결비트 퀵 체인지 장치를 구비한 다축형 자동나사 체결기 | |
JP2006245079A (ja) | アライナー装置 | |
CN115139090A (zh) | 圆柱体螺纹结合自动拧紧机和方法 | |
JPH0453634A (ja) | ボルト自動供給仮締装置 | |
JPH01107002A (ja) | 機器を熱交換器内に挿入するための装置 | |
JPH0691450A (ja) | ねじ締め装置 | |
JPH0276644A (ja) | ねじ穴位置の位相合わせ装置 | |
JP2655037B2 (ja) | 鉄筋籠の組立における端板金具へのボルト締結方法及びこれに使用する装置 | |
JPH02139141A (ja) | 車輌用リヤアクスルケーシングへの作業方法及びその装置 | |
CN221054554U (zh) | 用于管道检测机器人的辅助进管装置 | |
JPH0276643A (ja) | ボルト装着装置 | |
CN220029242U (zh) | 一种自动化焊接工装 | |
CN212350460U (zh) | 一种塔座钻孔定位夹具 | |
JPH01125489A (ja) | 大型パイプの自動接合装置 | |
JPH04315531A (ja) | 部品の締付装置 | |
JPH06280257A (ja) | 鉄筋籠への端板金具の装着方法及びこれに使用する装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |