JPH10231737A - ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置 - Google Patents

ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置

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JPH10231737A
JPH10231737A JP3404597A JP3404597A JPH10231737A JP H10231737 A JPH10231737 A JP H10231737A JP 3404597 A JP3404597 A JP 3404597A JP 3404597 A JP3404597 A JP 3404597A JP H10231737 A JPH10231737 A JP H10231737A
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gas turbine
combustor
disassembly
turbine combustor
arc
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Application number
JP3404597A
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English (en)
Inventor
Tadashi Miyamoto
忠 宮本
Seiji Miake
誠司 三明
Tatsuya Okamura
辰也 岡村
Yoshinobu Ishikawa
佳延 石川
Hideshi Iwasa
英志 岩佐
Osamu Yamaguchi
修 山口
Kenji Takahara
健司 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人手のみに依存する作業を大幅に減少でき、特
に多缶式燃焼器における分解および組立の作業を容易
に、能率よく、かつ安全に行うことができるようにし、
しかも構成要素が軽量で据付けおよび撤去等の取扱いも
容易に行えるガスタービン燃焼器分解・組立支援装置を
提供する。 【解決手段】ガスタービン1の本体外周部のフランジ3
に取付けられる支持機構11と、支持機構11に支持さ
れ、燃焼器4の部品の組付け位置に向う進退動作が可能
な引抜き・挿入動作機構12と、引抜き・挿入動作機構
12に取付けられ、燃焼器4の部品を着脱可能に把持す
る部品把持機構13と、支持機構11の下方に配置さ
れ、下半の燃焼器4の部品の受渡しが可能な運搬装置1
4とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの定
期点検等に際して燃焼器の分解・組立作業を支援するた
めの装置に係り、特に多缶式燃焼器の分解・組立作業に
好適なガスタービン燃焼器分解・組立支援装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よく知られているように、事業用大
型ガスタービン等では、タービンノズル前方の軸心回り
に例えば10〜20個の多数の燃焼器を所定の傾斜角で
配置した多缶式燃焼器が多用されている。この多缶式燃
焼器の各燃焼器は一般に、燃料ノズルを有する燃料ノズ
ルケーシングと、内筒(燃焼器ライナ)およびその外周
側を覆う外筒(燃焼器ケーシング)を有する筒体と、燃
焼ガス供給用のトラジションピース(尾筒)とにより3
体に分かれており、これらを順次に接続した構成とさ
れ、ガスタービンの本体ケーシングに配置されている。
【0003】トラジションピースは、ガスタービンの本
体ケーシング内の奥側にタービンノズルに臨む配置で挿
入され、ピン等を介して位置決め固定されている。筒体
は、本体ケーシング内に一部挿入され、トラジションピ
ースと連通する位置に固定されている。燃料ノズルケー
シングは、筒体にヘッドプレートを介して接続固定され
ている。
【0004】そして運転時においては、燃料ノズルから
供給された燃料が燃焼器ライナ内で燃焼し、その燃焼に
よって生じた燃焼ガスが燃焼器ライナからトラジション
ピースを介してタービンノズルへ導かれる。
【0005】このように高温部品であるガスタービン燃
焼器については、健全性維持のために定期点検に付さ
れ、その際に分解・組立が行われる。従来では、この定
期点検時における燃焼器の分解・組立作業が、燃料ノズ
ルケーシング、筒体およびトラジションピースのいずれ
についても、天井クレーン等の吊上げ装置を使用した作
業員のて作業で行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、ガスタ
ービンの高温化および低NOx化等に伴い、燃焼器構造
が複雑化し、重量が増加する傾向にあり、最近の大型ガ
スタービンでは最も重い部品が500Kgf 程度にもなっ
ている。それにも拘らず、現状の燃焼器分解・組立作業
では上述したように、天井クレーン等の吊上げ装置を使
用する以外、ほとんど人力に頼った方法で行っているた
め、種々の困難があった。
【0007】例えば人力による重量物のハンドリング作
業では、吊落としや挟まれ等の危険が伴い、特にガスタ
ービン下半側の燃焼器の分解・組立については、クレー
ン等が使用し難いためさらに困難な作業となり、作業性
が極めて悪くなっている。
【0008】また、最新鋭ガスタービンでは、トラジシ
ョンピースだけでも重量が100kgf 近くある。前述し
たように、トラジションピースはガスタービン本体ケー
シングの内方に配置しているため、クレーンが使用でき
ず、したがってケーシングからの燃焼器の出し入れは、
殆ど人力に頼っており、非常に困難な作業となってい
る。
【0009】さらに、従来の人手による燃焼器分解・組
立作業では、クレーンで部品を吊る際の部品の向きを燃
焼器の傾斜角度に合わせて調整する作業、作業者がガス
タービンの本体ケーシング内でトラジションピースを持
上げて出し入れする作業、人手によつて燃焼器ライナー
やトラジションピースを燃焼器中心軸に沿って真直に引
き抜きまたは挿入する作業、クレーンの使用できないガ
スタービン下半側の燃焼器の分解・組立におけるチェー
ンブロックなどを駆使した作業など、多くの困難な作業
があった。
【0010】このように、分解・組立作業が困難になる
に伴って燃焼器の点検に要する工事期間も長くなり、ガ
スタービン設備を停止する期間も長くなっていた。そこ
で、従来の人力に依存していた作業を大幅に機械化する
ことが考えられるが、ケーシングが多缶式であること
や、燃焼器自体の構造が複雑である等の理由から、これ
までは必ずしも有効な装置が開発されていないのが実情
である。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、人手のみに依存する作業を大幅に減少でき、特
に多缶式燃焼器における分解および組立の作業を容易
に、能率よく、かつ安全に行うことができるようにし、
しかも構成要素が軽量で据付けおよび撤去等の取扱いも
容易に行えるガスタービン燃焼器分解・組立支援装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るガスタービン燃焼器分解・
組立支援装置は、ガスタービンの本体外周部のフランジ
に取付けられる支持機構と、この支持機構に支持され、
燃焼器部品の組付け位置に向う進退動作が可能な引抜き
・挿入動作機構と、この引抜き・挿入動作機構に取付け
られ、前記燃焼器部品を着脱可能に把持する部品把持機
構と、前記支持機構の下方に配置され、下半の燃焼器部
品の受渡しが可能な運搬装置とを具備したことを特徴と
する。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のガスタ
ービン燃焼器分解・組立支援装置において、支持機構
は、ガスタービンの本体外周部のフランジに同軸的に取
付けられる円弧状レールと、この円弧状レールに沿つて
移動できる周回移動部とを有することを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載のガスタ
ービン燃焼器分解・組立支援装置において、円弧状レー
ルの外周側に滑車その他の鋼索類送り部を設け、揚重機
等から繰り出される鋼索類の終端を前記鋼索類送り部を
介して周回移動部に連結することにより、その周回移動
部をガスタービン本体の周方向に移動可能としたことを
特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項2または3記載
のガスタービン燃焼器分解・組立支援装置において、円
弧状レールをガスタービン本体の全周に亘って設けると
ともに、前記円弧状レールの構造的な分割面をガスター
ビン本体の上下分割面に一致させたことを特徴とするガ
スタービン燃焼器分解・組立支援装置。
【0016】請求項5の発明は、請求項1から4までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器分解・組立支援装
置において、部品把持機構によって把持する燃焼器部品
の位置または姿勢を調整する調整機構を設けたことを特
徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項1から5までの
いずれかに記載のガスタービン燃焼器分解・組立支援装
置において、支持機構、引抜き・挿入動作機構、部品把
持機構または運搬装置を駆動するための駆動部は、ハン
ドルその他の手動工具を選択的に連結できる構成である
ことを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項6記載のガスタ
ービン燃焼器分解・組立支援装置において、駆動部の動
作停止位置を記録できる記録手段を備えたことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
燃焼器分解・組立支援装置の一実施形態を図面を参照し
て説明する。なお、本実施形態は多缶式燃焼器を有する
ガスタービンに対し、各燃焼器を構成する燃料ノズルケ
ーシング、筒体およびトラジションピースを分解・組立
する場合に適用したものである。
【0020】図1は、ガスタービン燃焼器分解・組立支
援装置の全体構成を示すとともに、燃焼器の分解・組立
状態を示す正面図であり、図2は図1の側面図である。
【0021】これらの図に示すように、ガスタービン1
は圧縮機部1a、燃焼器部1bおよびタービン部1cが
順次に連結された構成となっており、全体的に本体ケー
シング2により被覆されている。この本体ケーシング2
の圧縮機部1aに位置する外周側にはフランジ3が全周
に亘って形成されている。そして、フランジ3を含む本
体ケーシング2が、ロータ中心位置に分割面2aを有す
る上下2分割型とされている。
【0022】多缶式燃焼器を構成する各燃焼器4は、フ
ランジ3の後方(図1の右方)に位置して軸心周りに間
隔的に18体設けてあり、それぞれ燃料ノズルを有する
燃料ノズルケーシング5と、内筒(燃焼器ライナ)およ
びその外周側を覆う外筒(燃焼器ケーシング)を有する
筒体6と、燃焼ガス供給用のトラジションピース(尾
筒)7とに分かれた3体の部品からなり、これらの部品
が順次に接続され、ガスタービン1の本体ケーシング2
に配置されている。
【0023】トラジションピース7は、本体ケーシング
2内の奥側にタービンノズルに臨む配置で挿入され、ピ
ン8等を介して位置決め固定される。筒体6は、本体ケ
ーシング2内に一部挿入され、トラジションピース7と
連通する位置に固定される。燃料ノズルケーシング5
は、筒体6にヘッドプレート9を介して接続固定され
る。
【0024】そして、本実施形態のガスタービン燃焼器
分解・組立支援装置10は、基本的に、ガスタービン1
の本体ケーシング2のフランジ3に取付けられる支持機
構11と、この支持機構11に支持され、燃焼器部品
5,6,7の組付け位置に向う進退動作が可能な引抜き
・挿入動作機構12と、この引抜き・挿入動作機構12
に取付けられ、燃焼器部品5,6,7を着脱可能に把持
する部品把持機構13と、支持機構11の下方に配置さ
れ、下半に配置される燃焼器各部品5,6,7の受渡し
が可能な運搬装置14とを具備した構成とされている。
以下、これらの各構成部分について順次に説明する。
【0025】支持機構11は、本体ケーシング2のフラ
ンジ3に同軸的に取付けられる円弧状レール15と、こ
の円弧状レール15に沿つて移動できる周回移動部16
とを有する構成となっている。円弧状レール15は本体
ケーシング2の全周に亘って設けられ、この円弧状レー
ル15の構造的な分割面15aは、本体ケーシング2の
上下分割面2aに一致している。
【0026】図3は円弧状レール15を拡大して示す断
面図であり、図4は図3の右側面図である。これらの図
に示すように、円弧状レール15は、フランジ3を跨ぐ
対向片部を有する略コ字形の取付け部17と、この取付
け部17から立上がるレール主部18とを有する構成と
されている。
【0027】取付け部17は、対向片部にフランジ3の
両側面を挟持する挟持部材19,20を有し、これらの
挟持部材19,20により、本体ケーシング2のフラン
ジ3を締付けているボルトおよびナット等のフランジ締
付け具21,22を覆うようになっている。そして、一
方の挟持部材19がフランジ3の一側面のフランジ締付
け具21に掛止され、他方の挟持部材20がねじロッド
23によりフランジ3の多側面のフランジ締付け具22
に外側から圧接固定されている。即ち、ねじロッド23
の端部に固定パッド23aが設けてあり、その固定パッ
ド24を回転操作することでねじロッド23を回転さ
せ、挟持部材20による圧接力の調整および着脱操作が
行えるものである。
【0028】また、レール主部18は高さの異なる左右
1対のレール壁18a,18bからなり、これらのレー
ル壁18a,18bにより高さの異なる平行軌道が形成
される。即ち、各レール壁18a,18bの先端縁に
は、これらを結ぶ線に沿う所定角度の傾斜面からなるガ
イド面24,25が形成され、また各レール壁18a,
18bの外側面にはそれぞれガイド溝26,27が形成
されている。
【0029】図5は、このような円弧状レール15をガ
イドとして移動する周回移動部16の構成を示す断面図
である。なお、周回移動部16の上部には引抜き・挿入
動作機構12が一体的に設けてあり、図5ではこの引抜
き・挿入動作機構12も同時に示している。図6は図5
の下部構成部分の左側面図であり、図7は図5の上部構
成部分の左側面図である。図8は図5の平面図である。
【0030】周回移動部16は図5および図6に示すよ
うに、円弧状レール15の上面と略同一の角度で傾斜す
るメインフレーム28と、このメインフレーム28の両
端に略L字形に形成された外向きのローラ支持フレーム
29,30と、メインフレーム28の上部に起立するリ
ブ31と、このリブ31の上縁に一体に設けられた取付
け台32とを有する。
【0031】メインフレーム28は、図3に示した円弧
状レール15の上方に配置され、ローラ支持フレーム2
9,30は、円弧状レール15の各レール壁18a,1
8bの外面に配置される。そして、各ローラ支持フレー
ム29,30には軸心が水平な縦向きローラ33,34
と、軸心が垂直な横向きローラ33,34とがそれぞれ
設けられ、縦向きローラ33,34が各レール壁18
a,18bの上端の各ガイド面24、25に係合し、ま
た横向きローラ35,36が各レール壁18a,18b
の外側面のガイド溝26,27に係合するようになって
いる。これにより、周回移動部16が、円弧状レール1
5をガイドとしてその周方向に移動できるようになって
いる。また、ローラ支持フレーム29,30にはストッ
パピン37,38が操作部39,40によりそれぞれ出
没可能に設けられ、これらのストッパピン37,38に
よって円弧状レール15を挟み付けることにより、周回
移動部16を円弧状レール15の所定移動位置で停止で
きるようになっている。
【0032】ここで、周回移動部16を円弧状レール1
5の周方向に沿って移動させるための周方向移動機構に
ついて、図2を参照して説明する。本実施形態の周方向
移動機構は、揚重機等から繰り出される鋼索類、例えば
ワイヤを使用するものである。
【0033】即ち図2に示すように、円弧状レール15
の外周側には鋼索類送り部51として、動滑車51aま
たは定滑車51b等が設けられている。これらの動滑車
51aおよび定滑車51b等に、図示しない揚重機等か
ら繰り出されるワイヤ52が巻回され、そのワイヤ52
の終端が周回移動部16の例えばメインフレーム28に
連結されている。そして、ワイヤ52は例えば本体ケー
シング2の上側および下側に配置され、本体ケーシング
2の分割面2aよりも上側に配置する燃焼器部品を移動
する場合には、上側のワイヤ52を使用して円弧状レー
ル15の上半分で周回移動を行わせるようにし、また本
体ケーシング2の分割面2aよりも下側に配置する燃焼
器部品を移動する場合には、下側のワイヤ52を使用し
て円弧状レール15の下半分で周回移動を行わせるよう
にしてある。
【0034】次に、周回移動部16上に設けられる引抜
き・挿入動作機構12を図5、図7および図8により説
明する。これらの図に示すように、引抜き・挿入動作機
構12は、周回移動部16の取付け台32をベースとし
て、燃焼器部品を本体ケーシング2の軸方向に移動する
構成とされている。取付け台32は本体ケーシング2の
軸心に対して所定角度傾斜した長方形状のものであり、
その傾斜した上側端および下側端の上面に支持ブラケッ
ト41,42が平行に設けられている。所定の角度と
は、燃焼器部品の取付け角度に対応した角度を指す。こ
れら支持ブラケット41,42の間に、取付け台32の
両側に位置して一対のガイドロッド43が設けられ、こ
れらのガイドロッド43に直線ガイド44を介して動作
基板45が取付け台32の傾斜に沿って移動できるよう
にしてある。
【0035】そして、取付け台32のセンタ位置に配置
したボールねじ46の両端が、軸受47,48を介して
支持ブラケット41,42に支持され、このボールねじ
46に動作基板45のナット部が螺合するとともに、ボ
ールねじ46の一端側に直接手動工具としての回転用ハ
ンドル49が取付けてある。このハンドル49を回転操
作してボールねじ46を回転させることにより、動作基
板45を取付け台32の傾斜方向に沿って進退駆動させ
ることができる。なお、ハンドル49はボールねじ46
に対して連結軸50を介して着脱可能としてあり、この
連結軸50にはハンドル49に代えて省力化手動工具、
例えば図示しないエアインパクトレンチなどを接続する
ことができる。
【0036】このような動作基板45の上に、燃焼器部
品を把持するための部品把持装置13が搭載してあり、
この部品把持装置13は把持する燃焼器部品の位置また
は姿勢を微調整機構53によって微調整できるようにし
てある。
【0037】図9はこの微調整機構53を拡大して示す
正断面図であり、図10は図9の平面図であり、図11
は図9の側断面図である。
【0038】微調整機構53はこれらの図に示すよう
に、動作基板45の上面中央部に設けられた荷重ブロッ
ク54と、この荷重ブロック54の周囲に位置して動作
基板45の上面に設けられた例えば4体の調整ボルト5
5と、これら荷重ブロック54および調整ボルト55に
よって中心部および周縁部が支持された把持装置支持板
56とによって構成されている。
【0039】荷重ブロック54は、動作基板45から立
上がるシリンダ57内にピストン状の荷重受け部材58
を昇降可能に設け、この荷重受け部材58の上に自在継
手59を介して台座60を全方向に首振り自在に設けた
構成のものであり、荷重受け部材58を所定高さ位置で
停止固定できるようになっている。これにより台座60
で把持装置支持板56の中央部を所定の高さで傾き自在
に支持することができる。
【0040】また各調整ボルト55は、それぞれ動作基
板45から立上がるシリンダ61内にプランジャ式の動
作ロッド62を昇降可能かつ所定高さで固定可能に設
け、この動作ロッド62の上端を把持装置支持板62の
周囲部にあけた孔63に遊挿し、動作ロッド62に連結
した上下1対の球面ジョイント64で把持装置支持板5
6の上下面を挟持するようにしたものである。これによ
り、例えば周囲4カ所の調整ボルト55で把持装置支持
板56の高さおよび角度調整を行い、その場合に動作ロ
ッド62の傾きは球面ジョイント64によって吸収し、
これにより部品把持装置13の支持位置を微調整するこ
とができる。把持装置支持板56の荷重は、中央を支持
する荷重ブロック54で担持することができる。
【0041】なお、把持装置支持板56の上面は例えば
円弧状の凸曲面とされ、その上に載置する部品把持装置
13の下面に形成される円弧状の凹曲面と一致するよう
になっている。
【0042】このような微調整機構53によって支持さ
れる部品把持装置13として、本実施形態では、燃焼器
部品であるトラジションピース7を把持するトラジショ
ンピース把持装置13a、筒体6を把持する筒体把持装
置13b、および燃料ノズルケーシング5を把持するノ
ズルケーシング把持装置13cとを備えている。
【0043】図12はトラジションピース把持装置13
aの構成を示す正面図であり、図13は図12の側面図
である。これらの図に示すように、トラジションピース
把持装置13aは、微調整機構53の把持装置支持板5
6の上面に固定されたスタンド型の基体フレーム65
と、この基体フレーム65に支持されて上下方向の揺動
を行う横長な可動フレーム66と、可動フレーム66の
先端側に設けらて回転動作および拡縮動作を行う把持部
67とにより構成されている。
【0044】可動フレーム66は基体フレーム65に図
示しないラックアンドギア機構を介して連結され、基体
フレーム65の側部に設けたハンドル68を回転するこ
とにより、所定の円弧状曲面に沿って上下方向にに揺動
する(図12の矢印a方向)。ここで所定の円弧状曲面
とは、把持すべきトラジションピース7の先端側中心部
(同図A)を曲率中心とする曲面である。
【0045】可動フレーム66の内部には例えばドラム
式の回転体69が設けられ、この回転体69は可動フレ
ーム66の揺動面に対して直交する方向に沿う軸心Bを
中心として回転するようになっている(図12の矢印方
向b)。そして、可動フレーム66の上部に設けたハン
ドル70が、図示しないウォームギアおよびウォームホ
イール等を介して回転体69に連結され、このハンドル
70の回転操作により回転体69を回転操作することが
できる。回転体69の先端には支持アーム71が一体回
転可能に突出し、この支持アーム71の先端に軸支部材
72が一体的に設けてある。
【0046】把持アーム67は、可動フレーム66の中
心部から突出して軸心B回りで回転するボールねじ73
と、このボールねじ73の回転を受けて拡縮するリンク
アーム74と、このリンクアーム74の拡縮に応じてト
ラジションピース7の基端部の把持または解放を行う把
持アーム75とを有する。即ち、ボールねじ73は可動
フレーム66の端部に設けたハンドル76の操作によ
り、前記回転体69とは独立して軸心B回りで回転し、
このボールねじ73にナット77が螺合して前記軸心B
に沿って進退移動するようになっている。このナット7
7にリンクアーム74の一端がピン78を介して連結さ
れるとともに、リンクアーム74の中間部が軸支部材7
2で支持され、さらにリンクアーム74の他端がピン7
9を介して把持アーム75の略中間位置に連結されてい
る。把持アーム75の基端部は軸支部材72に支点ピン
80を介して支持され、また把持アーム75の先端部に
はトラジションピース7の基端縁と内周面とに当接する
爪部81が形成されている。なお、以上のリンクアーム
74および把持アーム75は図12において1組しか示
していないが、ボールねじ73の周りに複数、例えば3
組、間隔的に設けられている。
【0047】しかして、可動フレーム66の端部のハン
ドル76を操作してボールねじ73を回転させると、こ
れに螺合するナット78が進退移動し、リンクアーム7
4の他端側が拡縮して、把持アーム75をいわば傘の如
く開閉動作させることができ、把持アーム75の先端の
爪部81によってトラジションピース7の基端部を内側
から着脱することができる。
【0048】また、可動フレーム66の上部のハンドル
70を操作して回転体69を回転させると、支持アーム
71および軸支部材72が軸心B回りで回転し、これと
ともに把持アーム75も回転するので、把持したトラジ
ションピース7の回転動作を行わせることができる。
【0049】さらに、基体フレーム65のハンドル68
を操作すると、可動フレーム66をトラジションピース
7の先端を中心として揺動させることができるので、ト
ラジションピース7の先端位置を安定させたままで、ト
ラジションピース7先端のガイドピン82の挿入角度の
調整を行う等の操作が行える。
【0050】図14は筒体把持装置13bの構成を示す
正面図であり、図15は図14の側面図である。これら
の図に示すように、筒体把持装置13bは平坦な台座部
83と、これより起立する縦板部84と、縦板部84を
支持するリブ85とを有する構成とされている。そし
て、筒体6の端部のフランジを、筒体把持装置13bの
縦板部84に合致させ、ボルトおよびナット等の締付け
具86を用いて着脱可能に把持できるようになってい
る。
【0051】図16はノズルケーシング把持装置13c
の構成を示す正面図であり、図17は図16の側面図で
ある。これらの図に示すように、ノズルケーシング把持
装置13cは平坦な台座部87と、その上に連設したリ
ング部88と、このリング部88を支持するリブ89を
有する構成とされている。そして、ノズルケーシング5
をリング部88内に挿通し、リング部88の外周側から
挿入したボルトおよびナット等の締付け具90によって
ノズルケーシング5を着脱可能に把持できるようになっ
ている。
【0052】次に、図1および図2によって下部品運搬
用の運搬装置14を説明する。
【0053】この運搬装置14は本体ケーシング2に装
着した下半の燃焼器部品を部品引抜き位置から外部に搬
送する装置である。この運搬装置14は燃焼器部品を受
け取る例えば上端がV形に開口した搭載部91と、この
搭載部91を上下動させるための昇降部92と、昇降部
92の下端に設けられた車輪93と、この車輪93をガ
イドして横方向への移動を可能とするレール94とを備
えて構成される。
【0054】また、図示しないが、上述した各機構の駆
動部分には、動作停止位置を記録できる記録手段とし
て、動作量把握用メジャーが設けられている。この動作
量把握用メジャーとしては、例えば動作部へのスケール
の取付け、もしくは刻印形成等が適用される。
【0055】次に作用を説明する。
【0056】図1では、上部に配置する燃焼器部品であ
るノズルケーシング5を着脱する状態と、下部に配置す
るトラジションピース7を着脱する状態とを示してい
る。図2では上下部ともノズルケーシング5を着脱する
状態を示している。
【0057】本実施形態では、これらの着脱に際して、
まずガスタービン1の本体ケーシング2のフランジ3に
円弧状レール15を装着する。円弧状レール15は上下
2分割型であるから、組立て状態の本体ケーシング2の
フランジ3に対して上下から組み付けることにより、容
易に装着することができる。この場合、円弧状レール1
5の分割面15aを本体ケーシング2の分割面2aに一
致させるようにする。ついで、円弧状レール15に周回
移動部16と引抜き・挿入動作機構12とを取付ける。
周回移動部16と引抜き・挿入動作機構12とは、全て
の部品把持機構13に共通であるから、必要に応じてト
ラジションピース把持装置13a、筒体把持装置13
b、ノズルケーシング把持装置13cを組付ける。
【0058】部品分解の場合には、周回移動部16にワ
イヤ52の端部を止着し、そのワイヤ52を各滑車51
a,51bを介して図示しない揚重機によって駆動する
ことにより、周回移動部16を円弧状レール15に沿っ
て移動させ、分解しようとする燃焼器4に相対する位置
まで移動する。この場合、円弧状レール15の分割面1
5aよりも上側に位置する燃焼器4の着脱に際しては、
上側に配置したワイヤ52を使用し、分割面15aより
も下側に位置する燃焼器4の着脱に際しては、下側に配
置したワイヤ52を使用する。周回移動部16は所定位
置まで移動した後に停止固定する。この停止固定は、ス
トッパピン37を操作して円弧状レール15を挟み付け
るようにすることで容易に行える。
【0059】そして、引抜き・挿入動作機構12を動作
させ、部品把持機構13を燃焼器部品位置まで送り、燃
焼器部品を把持もしくは固定する。この状態で、燃焼器
部品の締結ボルトを解除し、引抜き・挿入動作機構12
により燃焼器部品を上に吊上げても衝突しない位置まで
後退させる。その後、ワイヤ52を駆動して、引抜き・
挿入動作機構12を円弧状レール15に沿って移動さ
せ、部品吊上げが容易な場所に動かし、クレーンワイヤ
95を用いて燃焼器部品を吊上げ、所定位置まで搬出す
る。
【0060】なお、クレーンワイヤ95による直接的な
吊上げが難しく、上に出るまで構造物や配管などの干渉
物がある本体ケーシング下側においては、後退させた燃
焼器部品を一旦、下部の運搬装置14に搭載して、クレ
ーンでの吊上げが容易な場所まで横方向に搬出し、その
後クレーンワイヤ95を掛ける。
【0061】1つの部品搬出が終了した後は、次に分解
しようとする燃焼器位置まで引抜き・挿入機構12を周
回移動部16により移動して固定し、前記同様の操作に
よってタービン全周囲の燃焼器4のすべてを連続して分
解することができる。なお、タービン上半分の燃焼器分
解作業を終了した後は、本体ケーシング2の上半分を取
外してロータを分解するなど、並行作業を行うことがで
きる。この際、円弧状レール15は分割面15aから上
下に分け、下半分のレール部分は取付けたまま残してお
くことにより、引き続きタービン下半分の燃焼器組立て
作業等に使用することができる。燃焼器部品の組立てに
ついては、前記の分解操作と逆の操作によって行うこと
ができる。
【0062】なお、本実施形態では、揚重機等の大パワ
ーの必要な周回移動部16などの駆動部を除き、ハンド
ル等の直接手動工具またはエアインパクトレンチなどの
省力化手動工具により動かすことができる。例えば、引
抜き・挿入動作機構12はハンドル49を作業者が回す
ことで図示しないネジもしくはラックピニオンにより動
かすことができ、このハンドル49を外して、ハンドル
取付軸にエアインパクトレンチのソケットを差し込んで
動かすこともできる。このように、揚重機、直接手動ま
たは省力化手動工具等により作業者が操縦して各軸を駆
動することにより、自動運転装置の場合のような駆動軸
を要しないので、余分な安全対策用の装置も必要としな
い。
【0063】また、各駆動部には動作停止位置を記録で
きるように、図示しない動作量把握用メジャーを設けて
いるので、過去の動作を記録でき、記録した動作停止位
置を次の動作の際に参照することができる。
【0064】以上の実施形態によれば、ワイヤ駆動によ
り周回移動部16を円弧状レール15に沿って移動でき
るので、重量物である燃焼器部品の移動に一般的な揚重
機を使用することができる。また、トラジションピース
把持用の部品把持機構13は傘状の開閉動作を行うとと
もに、回転機能、トラジションピース7の先端中心の揺
動機能により的確な位置で着脱することができる。さら
に、微調整機構53では高さ方向および角度方向の微調
整機能を有するので、部品把持位置や取付け位置等の位
置決めが確実となり、実在する装置自身の撓みやズレ等
に適正に対応して効率のよい分解・組立て作業が行え
る。
【0065】また、部品把持機構13によって把持した
部品を、引抜き・挿入動作機構12によって、他の構造
物と衝突しない位置まで後退させた後、クレーンワイヤ
95を使用して部品を吊上げて搬出することができると
ともに、直接クレーンワイヤ95による吊上げが難しい
下側部品に対しては下部の運搬装置14に搭載してクレ
ーンワイヤ95での吊上げが容易な場所まで搬出できる
ので、タービン全周囲の燃焼器全ての部品を容易に搬出
することができる。既設のガスタービン下部には構造物
や配管など干渉物がある場合も多いが、本実施形態のガ
スタ一ビン燃焼器分解・組立支援装置を使用すれば既設
の施設にも適用し易い。
【0066】また、取付金具を前提条件に考えた場合、
鋳物などの溶接不可能な材質のガスタ一ビン本体部分に
はレールを取付できないなどの不具合が想定されるとこ
ろ、本実施形態によればフランジ3へのレール固定に特
別な取付金具を必要とすることもないので、既設の設備
にも適用し易いという利点も得られる。
【0067】また、周回移動部16、引抜き・挿入動作
機構12等は簡易な構成であり、部品把持機構13は扱
う部品により異なる構成としたので、部品毎の対応が容
易なものとなる。また、微調整機構53は支持機構11
上の一個所に設けた共通な構成であるため、部品効率が
よい。そして、各機構全般が可搬性に優れ、取扱いも容
易である。
【0068】なお、微調整機構53については前述した
図9〜図11の構成に限らず、種々変形することができ
る。例えば荷重ブロック54を省略し、把持装置支持板
56の周囲3カ所を前記と異なる構成の調整ボルトで支
持するようにしてもよい。
【0069】図18〜図20は、この微調整機構53の
他の実施形態を示している。図18は基準となる1つの
調整ボルト96の構成を示す部分断面図であり、図19
は他の2つの調整ボルト97の構成を示す部分断面図で
ある。図20は、これらの調整ボルト96,97を用い
て把持装置支持板56の周囲3カ所を支持する構成を示
す平面図である。
【0070】図18に示すように、基準となる1つの調
整ボルト96は、把持装置支持板56に穿設した孔98
の周囲に位置して把持装置支持板56の上面にねじ99
で固定した環状の支持部材100と、支持部材100で
その外周側および上面が固定され内面が球面状の摺動面
101とされたガイド部材102と、このガイド部材1
02の摺動面101に外周円弧面103を全体的に摺接
する状態で嵌合した調整フランジ104と、この調整フ
ランジ104の中心孔105に嵌合された動作ロッド1
06とを有し、この動作ロッド106に下方からシリン
ダ61の上端部61aが螺合されている。
【0071】そして、図20に示すように、この基準と
なる1つの調整ボルト96が把持装置支持板56の一隅
角部に配置され、ガイド部材102と調整フランジ10
4との摺接面によって構成される横向きの球面ジョイン
トにより、把持装置支持板56の荷重支持が行われると
同時に、動作ロッド106の傾きが吸収され、部品把持
装置13の支持位置を微調整できるようになっている。
【0072】また、図19に示すように、他の2つの調
整ボルト97については、図18に示した基準となる調
整ボルト96と略同様の構成を有するので、図に図18
と同様の符号を付して重複説明を省略するが、球面ジョ
イントとなる支持部材100のガイド部材102保持用
の溝孔107が長孔とされ、隙間108によりガイド部
材102が把持装置支持板56の表面に沿って移動でき
る余裕が与えられている。
【0073】そして、図20に示すように、これらの調
整ボルト97は基準となる調整ボルト96に隣接する二
隅に配置され、前記の隙間108は基準となる調整ボル
ト96と相対する方向に生じるようにしてある。
【0074】このような構成により、動作ロッド106
の傾きが吸収されると同時に、全ての調整ボルト96,
97,97によって把持装置支持板56の荷重支持が行
える。したがって、調整ボルトが3つであっても前記一
実施例と同様の支持が行える。
【0075】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明に係るガ
スタービン燃焼器分解・組立て装置によれば、特に多缶
型燃焼器等の複雑な部品の分解・組立て作業について、
人手のみに依存する作業を大幅に減少することができ、
分解および組立の作業を容易に、能率よく、かつ安全に
行うことができ、しかも構成要素が軽量で据付けおよび
撤去等の取扱いも容易かつ安全に行え、燃焼器点検等に
要する工事期間も短縮できる等の優れた効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器分解・組立支
援装置の一実施形態を示す全体構成および作用を示す
図。
【図2】図1の側面図であるとともに異なる作用を示す
図。
【図3】前記実施形態における円弧状レールを拡大して
示す断面図。
【図4】図3の右側面図。
【図5】前記実施形態における周回移動部の構成を示す
断面図。
【図6】図5の下部構成部分の左側面図。
【図7】図5の上部構成部分の左側面図。
【図8】図5の平面図。
【図9】前記実施形態における微調整機構を拡大して示
す正断面図。
【図10】図9の平面図。
【図11】図9の側断面図。
【図12】前記実施形態におけるトラジションピース把
持装置の構成を示す正面図。
【図13】図12の側面図。
【図14】前記実施形態における筒体把持装置の構成を
示す正面図。
【図15】図14の側面図。
【図16】前記実施形態におけるノズルケーシング把持
装置の構成を示す正面図。
【図17】図16の側面図。
【図18】本発明の他の実施形態を示すもので、微調整
機構の基準となる調整ボルトの拡大断面図。
【図19】本発明の他の実施形態を示すもので、微調整
機構の他の調整ボルトの拡大断面図。
【図20】図18および図19に示した調整ボルトを用
いた微調整機構の平面図。
【符号の説明】
1 ガスタービン 1a 圧縮機部 1b 燃焼器部 1c タービン部 2 本体ケーシング 2a 分割面 3 フランジ 4 燃焼器 5 燃料ノズルケーシング 6 筒体 7 トラジションピース(尾筒) 8 ピン 9 ヘッドプレート 10 ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置 11 支持機構 12 引抜き・挿入動作機構 13 部品把持機構 13a トラジションピース把持装置 13b 筒体把持装置 13c ノズルケーシング把持装置 14 運搬装置 15 円弧状レール 15a 分割面 16 周回移動部 17 取付け部 18 レール主部 18a,18b レール壁 19,20 挟持部材 21,22 フランジ締付け具 23 ねじロッド 23a 固定パッド 24,25 ガイド面 26,27 ガイド溝 28 メインフレーム 29,30 ローラ支持フレーム 31 リブ 32 取付け台 33,34 縦向きローラ 35,36 横向きローラ 37,38 ストッパピン 39,40 操作部 41,42 支持ブラケット 43 ガイドロッド 44 直線ガイド 45 動作基板 46 ボールねじ 47,48 軸受 49 回転用ハンドル 50 連結軸 51 鋼索類送り部 51a 動滑車 51b 定滑車 52 ワイヤ 53 微調整機構 54 荷重ブロック 55 調整ボルト 56 把持装置支持板 57 シリンダ 58 荷重受け部材 59 自在継手 60 台座 61 シリンダ 62 動作ロッド 63 孔 64 球面ジョイント 65 基体フレーム 66 可動フレーム 67 把持部 68 ハンドル 69 回転体 70 ハンドル 71 支持アーム 72 軸支部材 73 ボールねじ 74 リンクアーム 75 把持アーム 76 ハンドル 77 ナット 78 ピン 79 ピン 80 支点ピン 81 爪部 82 ガイドピン 83 台座部 84 縦板部 85 リブ 86 締付け具 87 台座部 88 リング部 89 リブ 90 締付け具 91 搭載部 92 昇降部 93 車輪 94 レール 95 クレーンワイヤ 96,97 調整ボルト 98 孔 99 ねじ 100 支持部材 101 摺動面 102 ガイド部材 103 外周円弧面 104 調整フランジ 105 中心孔 106 動作ロッド 107 溝孔 108 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 辰也 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東 京電力株式会社内 (72)発明者 石川 佳延 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 岩佐 英志 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 山口 修 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 高原 健司 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの本体外周部のフランジに
    取付けられる支持機構と、この支持機構に支持され、燃
    焼器部品の組付け位置に向う進退動作が可能な引抜き・
    挿入動作機構と、この引抜き・挿入動作機構に取付けら
    れ、前記燃焼器部品を着脱可能に把持する部品把持機構
    と、前記支持機構の下方に配置され、下半の燃焼器部品
    の受渡しが可能な運搬装置とを具備したことを特徴とす
    るガスタービン燃焼器分解・組立支援装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスタービン燃焼器分解
    ・組立支援装置において、支持機構は、ガスタービンの
    本体外周部のフランジに同軸的に取付けられる円弧状レ
    ールと、この円弧状レールに沿つて移動できる周回移動
    部とを有することを特徴とするガスタービン燃焼器分解
    ・組立支援装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスタービン燃焼器分解
    ・組立支援装置において、円弧状レールの外周側に滑車
    その他の鋼索類送り部を設け、揚重機等から繰り出され
    る鋼索類の終端を前記鋼索類送り部を介して周回移動部
    に連結することにより、その周回移動部をガスタービン
    本体の周方向に移動可能としたことを特徴とするガスタ
    ービン燃焼器分解・組立支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のガスタービン燃
    焼器分解・組立支援装置において、円弧状レールをガス
    タービン本体の全周に亘って設けるとともに、前記円弧
    状レールの構造的な分割面をガスタービン本体の上下分
    割面に一致させたことを特徴とするガスタービン燃焼器
    分解・組立支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置において、部品
    把持機構によって把持する燃焼器部品の位置または姿勢
    を調整する調整機構を設けたことを特徴とするガスター
    ビン燃焼器分解・組立支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置において、支持
    機構、引抜き・挿入動作機構、部品把持機構または運搬
    装置を駆動するための駆動部は、ハンドルその他の手動
    工具を選択的に連結できる構成であることを特徴とする
    ガスタービン燃焼器分解・組立支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のガスタービン燃焼器分解
    ・組立支援装置において、駆動部の動作停止位置を記録
    できる記録手段を備えたことを特徴とするガスタービン
    燃焼器分解・組立支援装置。
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