JP2000107949A - 燃焼器部品供給装置 - Google Patents

燃焼器部品供給装置

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JP2000107949A
JP2000107949A JP10279156A JP27915698A JP2000107949A JP 2000107949 A JP2000107949 A JP 2000107949A JP 10279156 A JP10279156 A JP 10279156A JP 27915698 A JP27915698 A JP 27915698A JP 2000107949 A JP2000107949 A JP 2000107949A
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combustor
combustor component
gas turbine
supply device
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Yukio Someya
幸夫 染谷
Yoshinobu Ishikawa
佳延 石川
Yoshihiko Nakada
好彦 中田
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスタービンの燃焼器部品をガスタービン分解
組立装置との間で受渡しを行うことについて、作業に要
する労力と時間とが大幅に低減できるようにする。 【解決手段】ガスタービンの燃焼器部品9を着脱可能に
保持できるとともにガスタービンケーシング2に接離動
作し、そのガスタービンケーシングへの燃焼器部品の組
立または分解を行うガスタービン分解組立装置1に対
し、燃焼器部品9の受渡しを行う。燃焼器部品9を着脱
できるとともに一定姿勢に固定保持した状態でガスター
ビン分解組立装置1とガスタービンケーシング2との間
で移動することができる燃焼器部品固定運搬装置25
と、ガスタービンケーシング2の燃焼器取付け位置近傍
に設けられ、燃焼器部品固定運搬装置25を受止めるこ
とによりその燃焼器部品固定運搬装置25で保持した燃
焼器部品9をガスタービン分解組立装置1への受渡し位
置に位置決めする受け台26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの燃
焼器部品、例えばトラジションピース、燃焼器ライナ、
燃焼器外筒、燃料ノズル等をガスタービンケーシングに
組込む場合、または取外し分解する場合に適用され、特
にロボットや遠隔操縦機構を用いて前記部品をガスター
ビンケーシングの所定位置に高精度で着脱させる場合
に、そのロボットや遠隔操縦機構等、即ちガスタービン
分解組立装置に対し、燃焼器部品の受け渡しを容易かつ
確実に行うことができる燃焼器部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン燃焼器部品は一般に、10
0kgから500kg程もある重量物であり、このような燃
焼器部品の分解および組立作業については従来から機械
化により工期の短縮を図ること、また重労働および危険
作業から解放すること等が要請されていた。
【0003】そして、これまでにロボットや遠隔操縦機
構等のガスタービン分解組立装置が種々提案され、これ
を用いた一連の分解組立作業が可能となっている。この
ような燃焼器部品のガスタービン分解組立装置への受渡
し技術を、図31、図32および図33によって複数の
例(3例)について説明する。
【0004】第1の技術は、図31に示すように、人手
によって燃焼器部品をガスタービン分解組立装置に受け
渡すものである。ガスタービン分解組立装置7は、ガス
タービンケーシング2の周りにこれと同軸的に配置され
た環状のガイドレール3a,3bと、このガイドレール
3a,3bに沿って周回できる支持レール4と、この支
持レール4に支持されてガスタービンケーシング2の軸
方向に移動できるフレーム5と、このフレーム5に取付
けられた回転部6と、この回転部6に設けられ大型部品
(例えば燃焼器外筒)を一端内周側から支持するための
複数(例えば3本)のハンド7と、小型部品(例えばト
ラジショピース)を支持するための起伏式のサブハンド
8とを有している。
【0005】そして、このガスタービン分解組立装置1
に燃焼器部品、例えばトラジションピース9を装着する
場合には、揚重機のフック10に吊り具11で吊下げた
トラジションピース9を、ガスタービン分解組立装置1
の目前まで移動させる。この後、吊下げにより揺動し易
い状態となっているトラジションピース9を作業者12
が手によって押さえ、補助しながらガスタービン分解組
立装置1によって内側から把持させる。これによりサブ
ハンド8によってトラジションピース9の荷重支持がな
された状態で吊り具11を人手によって外し、ガスター
ビン分解組立装置1への受け渡しが完了する。
【0006】受け渡しが完了したら、目標とする燃焼器
部品の取付け位置に対してガスタービン分解組立装置1
のフレーム5を進退動作等させて、ガスタービンケーシ
ングへの部品の着脱等を行うことができる。なお、分解
時において、ガスタービン分解組立装置1から燃焼器部
品を受取る場合には、前記と逆の手順を行う。
【0007】第2の技術は、例えば特開平10−196
402号公報等で開示されたもので、図32に示すよう
に、ガスタービンケーシング2の下方に設置した燃焼器
部品固定搬送装置13から、前記同様のガスタービン分
解組立装置1に燃焼器部品、例えばトラジションピース
9の受渡しを行うものである。この燃焼器部品固定搬送
装置13は、タービン設置床14上で移動できる台車部
15と、上下に伸縮できるジャッキ部16と、その上に
設けられた燃焼器部品搭載部17とを有する構成となっ
ている。そして、図31の場合と逆に、ガイドレール3
a,3bの下部にガスタービン分解組立装置1を回動さ
せた状態とし、この状態でトラジションピース9を燃焼
器部品固定搬送装置31で持上げて受け渡しを行うよう
になっている。この場合には、機械的動作で行えるの
で、人手を要しない。
【0008】第3の技術は、例えば特開平9−1113
42号公報等で開示されたもので、図33に示すよう
に、揚重機のフック10に吊下げる形の燃焼器部品保持
装置18に燃焼器部品としての燃料ノズル19を保持さ
せ、燃焼器部品保持装置18に設けた位置決めピン20
をガスタービン分解組立装置1上に設けられたガイド穴
21等の位置決め点に吊り置きし、これにより位置決め
された燃料ノズル19をガスタービン分解組立装置1の
ハンド7によって把持させるものである。この場合にも
人手を要しないで受け渡しの作業を行うことができる。
なお、ガスタービン分解組立装置1から燃料ノズル19
を受取る場合には、ガスタービン分解組立装置1上に燃
焼器部品保持装置18を待機させておき、その待機位置
で燃焼器部品保持装置18に燃料ノズル19を吊下状態
とした後、ガスタービン分解組立装置1のハンド7から
燃料ノズル19を解放させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図31に示した第1の
技術のように、人手による燃焼器部品の受渡しを行う方
法では、取扱う燃焼器部品が90kgから500kgある重
量物のため、揚重機に吊られて揺れ動く燃焼器部品を押
えて定位置に静止させる困難な作業を伴う。特に受渡し
位置への燃焼器部品の位置決めについては、揚重機の手
動操作に依存するため、定常的な位置決めが期待でき
ず、位置決めをし直したりする余計な時間も費される。
なお、人手による作業はガスタービンケーシング2上で
の高所作業となり、作業上の危険性もある。
【0010】図32に示した第2の技術では、受渡しの
工程が自動化されるため労力が軽減でき、作業時間も短
縮できる。しかしながら本来、燃料配管や空気配管が占
めるべきガスタービンケーシング2の下方空間を、1年
あるいは2年に1度程度しか使用しない搬送装置のため
に開放しなければならないことは非合理的である。ま
た、移動および搬送等を行う大型の装置をガスタービン
分解組立装置1の他に製作、設置する必要から、システ
ム全体が大掛りで高価となる。
【0011】さらに、図33に示した第3の技術では、
燃焼器部品を搬送するための装置に特別に駆動部を必要
としないため簡便であるが、ガスタービン分解組立装置
1側に搬送装置を位置決めするためのガイド穴21等の
付加的な構成が必要となる。しかも最大500kg程もあ
る燃焼器部品を位置決め設置するので、ガイド穴21部
分の構成等には頑強な構造が必要となり、ガスタービン
分解組立装置1自体の大型化、大重量化等を招く。ま
た、ガスタービン発電機の種類によっては、燃焼器部品
を位置決め設置するための構造物をガスタービン分解組
立装置1に設けると、ガスタービンケーシング2と干渉
する場合もあり、全てのガスタービン発電機に適用でき
るとは限らない。
【0012】以上のように、これまでに提案された燃焼
器部品のガスタービン分解組立装置への受渡し技術で
は、労力、作業時間、安全性、付加工作費用、汎用性等
のうち、いずれかの点において課題があった。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ガスタービンの燃焼器部品をガスタービン分解
組立装置との間で受渡しを行うことについて、作業に要
する労力と時間とが大幅に低減できるとともに、安全性
の向上が図れ、しかも構成の簡単化により製作、据付け
等に要するコストの低廉化も図れ、さらに、多くの種類
のガスタービン発電機に適用することが可能な燃焼器部
品供給装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、ガスタービンの燃焼器部品を
着脱可能に保持できるとともにガスタービンケーシング
に接離動作し、そのガスタービンケーシングへの前記燃
焼器部品の組立または分解を行うガスタービン分解組立
装置に対し、前記燃焼器部品の受渡しを行う燃焼器部品
供給装置であって、前記燃焼器部品を着脱できるととも
に一定姿勢に固定保持した状態で前記ガスタービン分解
組立装置と前記ガスタービンケーシングとの間で移動す
ることができる燃焼器部品固定運搬装置と、前記ガスタ
ービンケーシングの燃焼器取付け位置近傍に設けられ、
前記燃焼器部品固定運搬装置を受止めることによりその
燃焼器部品固定運搬装置で保持した燃焼器部品を前記ガ
スタービン分解組立装置への受渡し位置に位置決めする
受け台とを備えたことを特徴とする燃焼器部品供給装置
を提供する。
【0015】請求項2の発明では、請求項1記載の燃焼
器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬装置は、
保持すべき燃焼器部品に個々に対応して、または分解組
立時に一体として扱われる複数部品のユニットに対応し
て構成されていることを特徴とする燃焼器部品供給装置
を提供する。
【0016】請求項3の発明では、請求項2記載の燃焼
器部品供給装置において、燃焼器部品またはそのユニッ
トに対応する燃焼器部品固定運搬装置を複数台備えたこ
とを特徴とする燃焼器部品供給装置を提供する。
【0017】請求項4の発明では、請求項1から3まで
のいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、受け
台は、ガスタービンケーシングのフランジ部にクランプ
機構を介して着脱可能に取付けられ、このクランプ機構
は、前記ガスタービンケーシングのフランジ部を締結す
る固定ボルトの一端を覆うカップ状のクランプ受けと、
このクランプ受けに対向して前記固定ボルトの他端をそ
の軸方向に押圧するクランプボルトとを有することを特
徴とする燃焼器部品供給装置を提供する。
【0018】請求項5の発明では、請求項4記載の燃焼
器部品供給装置において、受け台は、燃焼器部品固定運
搬装置との接触部に、その燃焼器部品固定運搬装置を特
定の位置決め方向にガイドするガイド部と、このガイド
部によってガイドされた前記燃焼器部品固定運搬装置を
係脱可能に係止する係止部とを有することを特徴とする
燃焼器部品供給装置を提供する。
【0019】請求項6の発明では、請求項1から5まで
のいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、燃焼
器部品固定運搬装置の重心を、揚重機等による吊上げ位
置を通る鉛直線上に設定するとともに、この燃焼器部品
固定運搬装置によって保持される燃焼器部品の重心も前
記鉛直線上に配置される構成としたことを特徴とする燃
焼器部品供給装置を提供する。
【0020】請求項7の発明では、請求項1から6まで
のいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、燃焼
器部品固定運搬装置のフレームは、側面視で略逆三角形
状をなすとともに、受け台は、前記燃焼器部品固定運搬
装置のフレームの下面を係止する傾斜状の受け面を有す
る台形状、またはこれに類する形状とされていることを
特徴とする燃焼器部品供給装置を提供する。
【0021】請求項8の発明では、請求項5記載の燃焼
器部品供給装置の重心は、請求項8記載のフレームの、
受け台に対する被支持面と反対側の頂点位置に設定され
ていることを特徴とする燃焼器部品供給装置を提供す
る。
【0022】請求項9の発明では、請求項1から8まで
のいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、燃焼
器部品固定運搬装置は、燃焼器部品の外周面と当接して
その燃焼器部品との相対的な揺れを抑止する押え部材を
有することを特徴とする燃焼器部品供給装置を提供す
る。
【0023】請求項10の発明では、請求項1から9ま
でのいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、燃
焼器部品固定運搬装置は、重心位置を調整するウエイト
を有することを特徴とする燃焼器部品供給装置を提供す
る。
【0024】請求項11の発明では、請求項1から10
までのいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、
燃焼器部品固定運搬装置は、燃焼機部品の取付けおよび
取外しをその燃焼器部品の保持位置から離れた部位で行
うことができる遠隔操作機構を有することを特徴とする
燃焼器部品供給装置を提供する。
【0025】請求項12の発明では、請求項11記載の
燃焼器部品供給装置において、遠隔操作機構は、燃焼機
部品を吊下支持する支持部に連結された動力伝達部と、
この動力伝達部の先端側に設けられた把持操作部とを有
することを特徴とする燃焼器部品供給装置を提供する。
【0026】請求項13の発明では、請求項1から12
までのいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、
燃焼器部品固定運搬装置は折畳み可能とされていること
を特徴とする燃焼器部品供給装置を提供する。
【0027】請求項14の発明では、請求項1から13
までのいずれかに記載の燃焼器部品供給装置において、
受け台は、燃焼器部品固定運搬装置の水平面上での移動
を停止させるとともに、その燃焼器部品固定運搬装置を
垂直方向一定位置まで誘導するガイド機構を有すること
を特徴とする燃焼器部品供給装置を提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃焼器部品供
給装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0029】第1実施形態(図1〜図16) 図1は本発明の第1実施形態による燃焼器部品供給装置
の全体構成を示している。なお、本実施形態ではトラジ
ションピースをガスタービン分解組立装置に着脱する装
置について説明する。
【0030】図1に示すように、ガスタービンケーシン
グ2は例えば直径5m程の鼓型をなし、その中心軸に平
行な水平面と、その中心軸に直角な垂直面とで複数の部
品に分割され、各部品はフランジ部22を介して接合さ
れている。フランジ部22は、ガスタービンケーシング
2の周方向に沿って配置された複数のボルト23および
ナット24で締結固定されている。
【0031】ガスタービンケーシング2の周囲には前述
したように、このガスタービンケーシング2と同軸配置
で円環状のガイドレール3a,3bが取付けてあり、ガ
スタービン分解組立装置1は、ガイドレール3a,3b
にガイドされて、ガスタービンケーシング2の周囲で周
方向(矢印a方向)回動できるようになっている。ガス
タービン分解組立装置1は図31,32に示したものと
同様に、ガスタービンケーシング2の軸方向(矢印b方
向)および周方向aに移動できるフレーム5、このフレ
ーム5に取付けられた回転部6、ハンド7およびサドハ
ンド9等を有する構成となっている。
【0032】そして、本実施形態の燃焼器部品供給装置
は大別して、燃焼器部品であるトラジションピース9を
着脱可能に保持して移動するための燃焼器部品固定運搬
装置25と、この燃焼器部品固定運搬装置25を特定位
置に停止させるための位置決め用の受け台26とを備え
ている。
【0033】受け台26は、ガスタービンケーシング2
のフランジ部22の上部に、クランプ機構によって着脱
可能に固定されている。図2は、この受け台26のガス
タービンケーシング2への取付け構成を詳細に示す断面
図である。
【0034】この図2に示すように、受け台26は、複
数本のパイプ部材27によりその骨組が例えば側面視で
台形状に構成されており、その下部にクランプ機構28
が設けられている。クランプ機構28は、例えば図2の
右側に示したように、ガスタービンケーシング2のフラ
ンジ部22の一側面側に配置するクランプ29と、図2
の左側に示したように、フランジ部22の他側面側でク
ランプ29に対向するクランプ受け30とを有する。そ
して、クランプ29はフランジ部22を締付けているボ
ルト23の頭部を押圧するクランプボルト31を有し、
またクランプ29と対向して設けられたクランプ受け3
0は、ナット24を囲む状態でフランジ部22の他側面
に当接している。即ち、クランプボルト31とクランプ
受け30とによってフランジ部22を挟み込み、クラン
プボルト31を締付けることにより、受け台26をガス
タービンケーシング2のフランジ部22に固定する構成
としてある。なお、受け台26の下部中央には、これを
フランジ部22の外周面に着座させるためのケーシング
接触座32が設けられている。
【0035】図3は、クランプ受け30とフランジ部2
2との接触部の拡大断面図である。この図3に示すよう
に、クランプ受け30はナット24が嵌り込む程度にカ
ップ状に削り加工を施してあり、またクランプ受け30
の外形は、フランジ部22に設けられたナット締付け用
の平面加工面である加工座面縁33よりも若干小径に形
成されている。したがって、クランプ受け30はナット
24を包み込み、かつ加工座面縁33の内側に嵌り込ん
だ状態でフランジ部22の平面加工面に接触している。
なお、受け台26の骨組を構成する部材としては、パイ
プ部材27に限らず、中実材、例えば板材や棒材などを
適用してもよい。
【0036】図4は、トラジションピース9を保持した
燃焼器部品固定運搬装置25が受け台26に位置決め状
態で停止保持された状態を示す断面図である。
【0037】この図4および図1に示すように、燃焼器
部品固定運搬装置25は、複数のパイプ部材34a,3
4b,34cからなる側面視逆三角形状のフレームと、
その両側部に張出す中空パイプからなる受台当接用の部
材34dとを有している。なお、この燃焼器部品固定運
搬装置25の下部に保持されるトラジションピース9
は、一端部(前端部)に、燃焼器ライナと接続される円
形口9aを有するとともに、他端部(後端部)に、ガス
タービンノズルと接続される長方形口9bを有してい
る。また、このトラジションピース9の長方形口9bの
上部には、このトラジションピース9をガスタービンケ
ーシング2内に組込む場合にガスタービンケーシング2
内の位置決め穴に挿入される位置決めピン35が設けら
れている。
【0038】燃焼器部品固定運搬装置25の下辺を構成
する傾斜状のパイプ部材34aは、保持すべきトラジシ
ョンピース9の長手方向と平行に配置されており、この
パイプ部材34aの上側の端部には、水平な支点ピン3
6を中心として前後方向(矢印c方向)に揺動できる鉤
状のフック37が掛止部37aを下向きとして取付けて
ある。また、このパイプ部材34aの下側の端部には、
支点ピン36からトラジションピース9の長さ分だけ離
れた配置で、別の水平な支点ピン38を中心として前後
方向(矢印d方向)に揺動できる鉤状のフック39が掛
止部39aを下向きとして取付けてあり、両掛止爪は互
いに対向している。そして、一方のフック37はトラジ
ションピース9の円形口9aの上部縁内側面を掛止する
とともに、他方のフック39はトラジションピース9の
長方形口9bの上部縁内側面を掛止し、これによりトラ
ジションピース9を燃焼器部品固定運搬装置25の下側
に吊下げ状態で保持するようになっている。なお、フレ
ームの上辺を構成するパイプ部材34cの受け台26側
端部と反対側の端部には、揚重機のフック10によって
吊下するための吊り手40が設けられている。
【0039】次に、各フック37,39の構成について
詳細に説明する。
【0040】図5は燃焼器部品固定運搬装置25の一方
のフック37の周辺の構造を示す拡大図である。この図
5に示すように、フック37は上下方向に長く、その長
手方向の一端(下端)はトラジションピース9の円形口
9aを掛止する掛止部37aとなっており、中間部が前
述した支点ピン36によってパイプ部材34aに支持さ
れ、さらに他端(上端)は棒状で上下に長い楕円形の長
孔41を穿設してある。この長孔41にはピン42が貫
通状態で差込んであり、このピン42の両端は二股状の
ブラケット43で支持され、ブラケット43は操作棒4
4の一端に一体に連結してある。この操作棒44は、燃
焼器部品固定運搬装置25のフレームの上辺を構成する
横長なパイプ部材34cと平行に配置され、図5に矢印
eで示すように、パイプ部材34cに沿ってスライドで
きるよう、支持ブロック45により長手方向中間部分を
支持されている。操作棒19の他端は、燃焼器部品固定
運搬装置25の後方(図5の右方)に突出し、その突出
端には二股状のブラケット46を介して握り棒47が取
付けてある。なお、操作棒44には、トラジションピー
ス9を掛止するスライド位置(図5の位置)で支持ブロ
ック45内に位置する部位に係止孔48があけてあり、
この係止孔48に、支持ブロック45に設けた孔49か
ら抜差し可能に挿通した固定ピン21によって串刺し状
に掛止されて、動きを止められるようになっている。こ
の固定ピン50を引抜けば、握り棒47aを把持して操
作棒44をスライドさせることで、フック37を前後方
向(矢印c方向)に揺動させることができる。なお、固
定ピン50は抜いた後、燃焼器部品固定運搬装置25か
ら離れないように紐51によってパイプ部材34cに連
結されている。
【0041】図6は、燃焼器部品固定運搬装置25の他
方のフック39の周辺の構造を示す拡大図である。この
図6に示すように、フック39は縦長な一対の対向板5
2の下端部に一側方に向ってL字形に突出する平板状の
掛止部39aを設けたもので、その各対向板52の上下
方向中間部が燃焼器部品固定運搬装置25の下辺となる
パイプ部材34aにその両側面を挟む配置で支点ピン3
8によって回動自在に連結され、これにより掛止部39
aがトラジションピース9の長方形口9bに挿脱できる
ようにしてある。また、各対向板52の上端部は掛止部
39aと同一の向きに略く字状に折曲し、この折曲した
先端部分にそれぞれリンク軸53を介して平行板状の押
引き操作用の操作板54の一端部が連結されている。操
作板54は、燃焼器部品固定運搬装置25の上辺となる
パイプ部材34cの両側外面に沿って傾斜状に立上る配
置とされており、その各他端部間に把持操作用の握り棒
55が取付けてある。
【0042】パイプ部材34cの両側外面には操作板5
4を傾斜方向(矢印f方向)に沿って摺動可能にガイド
するとともに板厚方向の保持を行うための支持フランジ
56がそれぞれ設けてある。そして、パイプ部材34
c、操作板54および支持フランジ56には、1本の固
定ピン57を挿通できる係止孔58が穿設してあり、こ
れらの係止孔58は、図示の如くフック39の掛止部3
9aがトラジションピース9の長方形口9bに挿入した
場合の操作板54の摺動位置で互いに一致し、固定ピン
57の挿入によって、その操作板54、ひいてはフック
39を、トラジションピース9の吊下げ保持位置にロッ
クできるようにしてある。なお、固定ピン57は落下防
止用の短い紐59によってパイプ部材34cに止着して
ある。この固定ピン57を係止孔58から引抜けば、操
作板54の摺動とともに、リンク軸53を介してのフッ
ク39の回動が許容されるので、作業者が握り棒55を
把持して操作板54を斜め下方にスライドさせること
で、フック39を回動させ、掛止部39aをトラジショ
ンピース9から外すことができる。
【0043】図7および図8は、受け台26の上端部に
形成した燃焼器部品固定運搬装置係止機構60の構成お
よび作用を示す拡大図である。
【0044】これらの図7および図8に示すように、燃
焼器部品固定運搬装置25の受け台26側上端位置に2
枚の保持板61が例えば数cm間隔で対向設置されてお
り、これらの保持板61にその間隔よりも長いロッド6
2が挿通され、ネジ63によって固定されている。ま
た、受け台26の上端には、ロッド62と対応する配置
で斜めに立上るL字形のブロックからなるフック64が
設けてある。このフック64は、両保持板61間の間隔
よりも幅狭で(例えば0.数mm〜数mm)、かつ上方に向
って次第に幅狭となる形状をしている。そして、図示し
ない揚重機で燃焼器部品固定運搬装置25を吊降した
時、次第に幅狭となるフック64の両側縁が両保持板6
1を位置決め方向にガイドする当接ガイド部となるとと
もに、フック64の下向きとなった傾斜面が係止部とな
りフック64にロッド62を引掛けることにより、燃焼
器部品固定運搬装置25を受け台26に係止できるよう
にしてある。なお、ロッド62は後述する部品供給時
に、作業者が把持操作するためのハンドルとしても機能
する。
【0045】図9は、燃焼器部品固定運搬装置25の一
方のフック37によって、トラジションピース9を吊下
げた状態を円形口9a側から見た図である。
【0046】この図9に示すように、燃焼器部品固定運
搬装置25は、トラジションピース9の上面に沿って湾
曲するアーム65と、このアーム65の両端に設けら
れ、トラジションピース9の上面を押圧する左右一対の
押えパッド66とを有する。各押えパッド66は、ネジ
棒67の先端に樹脂製等の皿状パッド部68を設けたも
ので、ネジ棒67をアーム65に下方から螺合するとと
もに、止めナット69で上方から締付けて固定してあ
る。
【0047】そして、フック37の掛止部37aをトラ
ジションピース9の円形口9aの端縁内周側の上部に掛
止して吊下げた際に、トラジションピース9が揺れない
ようにその上面を皿状パッド68で押え付ける。この皿
状パッド68はアーム65の両端に螺合されているの
で、ネジ回し操作で高さを調整することができ、トラジ
ションピース9を押えるのに適した位置に止めナット6
9で締結固定することができる。
【0048】図10は、他方のフック39でトラジショ
ンピース9の長方形口9bの端縁内周側の上部を掛止し
て吊下げた状態を示した図である。この図10に斜線を
施して示した部分がフック39の肉厚部分であり、この
図に示すように、フック39の上下方向中間部分、即ち
トラジションピース9のガスタービンケーシング1への
位置決めピン35を通す個所39bは、その位置決めピ
ン35を挟み込むように内側へ張出している。
【0049】したがって、長方形口9bにフック39の
掛止部38aを掛止するときは、必ず位置決めピン35
がフック39の中間部分に収まるように、長方形口9b
とフック39との水平相対位置が一定になり、トラジシ
ョンピース9の長方形口9b側が位置決めピン35によ
って固定される。
【0050】このような図9および図10の構成によ
り、フック37,39を用いて燃焼器部品固定運搬装置
25にトラジションピース9を垂下する時は、押えパッ
ド66および位置決めピン35を利用して、常に定位置
に揺動なく固定することができる。
【0051】次に、ガスタービン分解組立装置1にトラ
ジションピース9を供給する方法を図11〜図16によ
って説明する。
【0052】ガスタービンケーシング2に組込まれる直
前の燃焼器部品は、通常、図11に示すように、床上に
角材70(あるいは図示しない置き台)を介して置かれ
ていることが多い。
【0053】本実施形態では、まず図11に仮想線で示
すように、燃焼器部品固定運搬装置25を揚重機のフッ
ク10で吊上げた状態でトラジションピース9の真上へ
運搬し、角材70上のトラジションピース9へ向けて降
下させる。なお、この段階では燃焼器部品固定運搬装置
25の一方のフック37については、予め操作棒44を
図11の矢印g方向に引いて燃焼器部品固定運搬装置2
5の外側へ向けて開いた状態としておき、また他方のフ
ック39についても、予め操作板54を図11の矢印h
方向に押して燃焼器部品固定運搬装置25の外側へ開い
た状態としておく。
【0054】次に、図11に実線で示すように、トラジ
ションピース9の上側近傍へ燃焼器部品固定運搬装置2
5を吊降し、ロッド62あるいはその近辺を作業者12
が一方の手で支え、また他方の手で操作棒44および操
作板54の握り棒47,55を操作して各フック37,
39をトラジションピース9へ向けて回動させ、これに
より各フック37,39の掛止部37a,39aでそれ
ぞれトラジションピース9の円形口9aおよび長方形口
9bを掛止する。そして、各固定ピン50,57を操作
棒44および操作板54に差込み、各フック37,39
を固定状態とする。
【0055】その後、図12に示すように、揚重機の操
作により各フック37,39で掛止したトラジションピ
ース9を床上から上方へ吊上げ、ガスタービンケーシン
グ1に取付けた受け台26側へと移動する。
【0056】図13〜図16は、トラジションピース9
を受け台26に設置し、さらにガスタービン分解組立装
置1に受渡す手順を示している。
【0057】図14および前述した図4に示すように、
トラジションピース9を受け台26の上方へ運搬した
後、受け台26の高さ位置まで吊降す。この時、作業者
12は受け台26の後方に待機し、燃焼器部品固定運搬
装置2を受け台26上へ降す補助作業を行う。即ち、作
業者は燃焼器部品固定運搬装置25の後端に設けられた
ロッド62の両端部分を把持して燃焼器部品固定運搬装
置25を誘導し、そのロッド62の中間部分を受け台2
6上部のフック64に係止する。
【0058】その後、さらに燃焼器部品固定運搬装置2
5を降下させて全重量を受け台26に掛ける。燃焼器部
品固定運搬装置25のフレームは逆三角形状であるた
め、台形の受け台26に対して斜面を接した状態で搭載
される状態となる。この時、燃焼器部品固定運搬装置2
5の重心Gkおよびトラジションピース9の重心Gcの
水平位置は、受け台26の左横方向に離れた位置にある
ため、燃焼器部品固定運搬装置25は図13の左下方向
へ倒れ込もうとするが、前述したように、ロッド62が
フック64に係止されているため、燃焼器部品固定運搬
装置25にはフック64を支持点とした回転力f2 が生
じる。しかし、その回転力f2 は受け台26の斜面が受
けるので、結果的に燃焼器部品固定運搬装置25は受け
台26の斜面上に静止する。
【0059】一方、燃焼器部品固定運搬装置25が受け
台26に及ぼす力は、図4に示すように、荷重に基づく
力f1 ,f2 の2点のみであり、これらの力f1 ,f2
を受ける受け台3の位置は常に決まっているため、図4
に示す横から見た状態において、燃焼器部品固定運搬装
置25は常に受け台26の一定位置で安定する。
【0060】また、図7および図8に示したように、燃
焼器部品固定運搬装置25の受け台26への係止部で
は、その燃焼器部品固定運搬装置25が突出する2枚の
保持板61が受け台26のフック64を幅方向両側から
挟み込む状態となるため、図4の紙面奥行き方向につい
て見た場合にも、一定位置で安定するようになる。つま
り、燃焼器部品固定運搬装置25の受け台26への設置
状態は、3次元的に常に定位置に納まった安定な状態と
なる。したがって、燃焼器部品固定運搬装置25を受け
台26の斜面上に静止させるために行う作業は、極めて
容易に、かつ短時間で行うことができる。
【0061】次に、図14も用いて受け台26に設置さ
れた燃焼器部品固定運搬装置25からガスタービン分解
組立装置1へトラジションピース9を受渡す方法を説明
する。
【0062】図13に示すように、ガスタービン分解組
立装置1をガスタービンケーシング2へ接近させ、サブ
ハンド8を、図示しないモータで予めプログラムされた
受け渡し位置まで前進した後、サブハンド8aを図示し
ない内蔵の空気シリンダで開き、トラジションピース9
をサブハンド8で内側から掴む。これにより、トラジシ
ョンピース9の全荷重をガスタービン分解組立装置1で
受持つことができる状態とする。
【0063】その後、図14に示すように、作業者12
が燃焼器部品固定運搬装置25の操作棒44および操作
板54を、握り棒47a,55の把持操作により押引
し、これによってトラジションピース9の円形口9aお
よび長方形口9bを掛止していたフック37,39をト
ラジションピース9の外側へ向けて開回動させ、燃焼器
部品固定運搬装置25からトラジションピース9を解放
する。
【0064】この受渡し作業では、ガスタービン分解組
立装置1において、予めプログラムされた一定動作を行
うだけで、作業者は、前記の各フック37,39の解除
操作を行うだけでよく、足場の悪いガスタービンケーシ
ング2の周囲でガスタービン分解組立装置1の側まで移
動して補助を行う等の余分な作業を必要としない。した
がって、労力および危険性を大幅に削減することができ
る。
【0065】燃焼器部品固定運搬装置25からガスター
ビン分解組立装置1へトラジションピース9を渡した後
は、図15に示すように、揚重機の操作により燃焼器部
品固定運搬装置25を吊上げ、上方への移動により受け
台26から分離させる。この際、燃焼器部品固定運搬装
置25の重心Gkは、吊り手40を設けた位置に取付け
たウエイト71によって、初めからトラジションピース
9の重心Gcの垂直上方になるように調整されている。
このウエイト71は、複数のウエイトブロックを串差し
状にピンで支持する構成のもので、支持するブロック数
を調節することによって重心Gkの位置を調節すること
ができるようになっている。
【0066】このようなウエイト71によって予め重心
Gkを吊り手40の下方垂直線上に配置するとともに、
トランジションピース9の重心Gcも同一垂直線上に配
置しておくものである。したがって、トラジションピー
ス9を垂下固定していた状態からこれを解放した後も、
燃焼器部品固定運搬装置25の姿勢が傾くことはない。
即ち、本実施形態では燃焼器部品固定運搬装置25を上
方へ吊上げるだけの単純な作業のみで、受け台26から
分離させることができる。
【0067】この作用および効果について、以下に詳し
く説明する。
【0068】図16は、本実施形態との比較のため、ウ
エイトを取付けていない燃焼器部品固定運搬装置25の
受け台26からの分離作用を示す説明図である。この図
16に示すように、ウエイトによる重心位置の調整がな
い場合には、燃焼器部品固定運搬装置25の重心Gkは
例えば中央側等、種々の位置にあり、トラジションピー
ス9の重心Gcの垂直上方からずれている。
【0069】したがって、トラジションピース9を離す
と重心位置が水平方向にずれてしまい、燃焼器部品固定
運搬装置25を吊上げるに従って、その燃焼器部品固定
運搬装置25の吊り姿勢が次第に傾いていく。このた
め、燃焼器部品固定運搬装置25のフック39がトラジ
ションピース9との接触等によって吊上げられない等の
種々のトラブルが起き易くなり、作業者の負担が増え
る。
【0070】これに対し、本実施形態ではウエイト71
によって燃焼器部品固定運搬装置25の重心位置を調整
することにより、部品受渡し時の作業をより円滑に、か
つ容易なものにすることができる。
【0071】なお、以上の手順は、トラジションピース
9をガスタービン分解組立装置1へ供給する場合につい
てのものであるが、ガスタービン分解組立装置1から燃
焼器部品固定運搬装置25でトラジションピース8を受
取る場合には、前記手順の逆を行えばよい。この場合に
おいても、燃焼器部品固定運搬装置25にトラジション
ピース9を垂下固定する作業、即ちフック37,39を
トラジションピース9の内側に回動させる受取り作業等
について、作業者がガスタービン分解組立装置1から離
れたまま行えるので、これまでのように作業者が補助す
る必要がなく、労力、安全性等の向上が図れる。
【0072】また、燃焼器部品固定運搬装置25のフレ
ームは軽量なパイプ部材34a,34b,34cを逆三
角形状に組合せた基本構成を有しており、しかもこの逆
三角形状の先端近辺に全体の重力が掛かるような構造で
ある。このような構造であれば、図4に示したように、
全体の重力はパイプ部材34cの引張力f3 とパイプ部
材34aの圧縮力f4 に分散される。さらに引張力f3
と圧縮力f4 とは前述したように、それぞれ受け台26
への引張り力f1 および押し力f2 として伝わる。即
ち、燃焼器部品固定運搬装置25を構成しているパイプ
部材34a,34b,34cには主に、引張り力および
圧縮力が加わるだけである。また、引張り力および圧縮
力による部材の弾性変形量や応力は、剪断力や曲げ力に
比べて小さい。したがって、パイプ部材を逆三角形状に
組合せた基本構造は他の構造に比べて、強度および剛性
が共に優れている。よって、本実施形態によれば、使用
材料を少なくしても、十分な剛性および強度をもたせる
ことができ、しかも軽量であるため取扱いも容易になる
等の利点が得られる。
【0073】また、本実施形態の燃焼器部品供給装置に
よれば、既存のガスタービンケーシングやガスタービン
分解組立装置1に特別の改造を施す必要なく適用するこ
とができ、導入費用も低廉で済む等の利点も得られる。
【0074】第2実施形態(図17〜図20) 本実施形態は、燃焼器外筒(以下、単に外筒という)7
2を垂下固定して運搬し、ガスタービン分解組立装置1
との受け渡しを行うための燃焼器部品固定運搬置25A
についてのものである。
【0075】図17は、外筒運搬用の燃焼器部品固定運
搬装置25Aの全体構成を示す斜視図であり、図18は
外筒72を断面で示した同装置の側面図である。図19
および図20は作用説明図である。
【0076】これらの図17および図18に示すよう
に、外筒72は、後述する燃焼器ライナを覆う本体部分
72aと、前述したトラジションピース9の一部を覆う
尾筒外筒部分とからなる。本体部分72aの外周部両端
位置には、ガスタービンケーシング2に固定するための
フランジ73aと、燃料噴射用ノズル19を連結するた
めのフランジ73bとが突出している。これらの各フラ
ンジ73a,73bには、周方向に一定の間隔をもって
ボルト挿通用の多数の孔74が穿設されている。
【0077】このような外筒72を垂下固定して搬送す
る本実施形態の燃焼器部品固定搬送装置25Aは、第1
実施形態と略同様に、3本のパイプ部材34a,34
b,34cによって略逆三角形状に構成されたフレーム
を主体として構成され、ウエイト71によって重心位置
調整が可能とされている。そして、重心を含む垂直線上
に設けた吊り手40を揚重機のフック10によって吊下
げることができ、かつガスタービンケーシング2に取付
けられた受け台26のフック64に着脱可能に安定支持
されるようにしてある。
【0078】このような構成のもとで、本実施形態の装
置が第1実施形態と異なる点は、燃焼器部品固定搬送装
置25Aへの外筒72の掛止構造と、その操作機構とに
ある。他の構成については第1実施形態と略同様である
から、図17〜図20の対応個所に図1〜図16と同一
の符号を付して説明を省略する。
【0079】本実施形態による外筒72の掛止構造で
は、外筒72に設けられた一対のフランジ73a,73
bのボルト挿通用の孔74を利用して、外筒72を掛止
するようにしている。
【0080】即ち、燃焼器部品固定搬送装置25Aのフ
レームの下辺となるパイプ部材34aに、外筒72の各
フランジ73a,73bのそれぞれ上部両面を跨ぐこと
ができる下面開口のU字ブロックからなる一対のピン保
持部75a,75が取付けられている。これらのピン保
持部75a,75bに保持されたスライド式の掛止用ピ
ン76を、外筒72の各フランジ73a,73bの上部
の例えば隣合う一対の孔74に挿通することで、外筒7
2が掛止できるようになっている。ピン76は、フレキ
シブルワイヤ77を用いた遠隔操作機構78によって、
燃焼器部品固定搬送装置25Aのフレームの上辺となる
パイプ部材34cの受け台26側端部側で操作できるよ
うにしてある。
【0081】詳述すると、図18〜図20に示すよう
に、各ピン保持部75a,75bの下向き対向片に、外
筒72の各フランジ73a,73bの隣接する2つの孔
74にそれぞれ対応する配置でピン保持孔79,80が
形成されている。各ピン保持部75a,75bの一方の
対向片のピン保持孔79はその対向片を貫通し、他方の
対向片のピン保持孔80はその対向片の途中で止ってい
る。これらのピン保持孔79,80に挿入される掛止用
のピン76は、少なくとも両対向片のピン保持孔79,
80に亘る長さを有し、一方の対向片側から他方の対向
片側に向って進退するスライド動作を行うようになっい
る。一方の対向片のピン保持孔79には、ピン76を他
方の対向片のピン保持孔80に向って押動する圧縮コイ
ルスプリング81が、それを保持するスプリング保持筒
82とともに設けられている。この圧縮コイルスプリン
グ81によって、ピン76は一方の対向片のピン保持孔
79から他方の対向片のピン保持孔80までその先端が
確実に挿入される付勢力を与えられている。
【0082】各ピン76の後端側には、それぞれフレキ
シブルワイヤ77が接続されている。これらのフレキシ
ブルワイヤ77はスチール製であり、強化ビニル樹脂等
からなるガイドチューブ83に保持されて、燃焼器固定
搬送装置25のフレームの上辺となるパイプ部材34c
側に導かれ、さらにそのパイプ部材34cに沿って伸
び、受け台26側に位置する端部に設けられたトグルレ
バー84に連結されている。なお、ガイドチューブ83
は複数個所をパイプ部材34cに止着具85によって固
定してある。
【0083】トグルレバー84はパイプ部材34c上に
設けたブラケット86に軸87を介して回動可能に支持
され、その回動方向はフレキシブルワイヤ77の伸びる
方向に設定されている。このトグルレバー84の回動端
側に、連結具88を介してフレキシブルワイヤ77が連
結され、このトグルレバー84の回動によってピン76
がピン保持部の各対向片のピン保持孔79,80に出没
するようになっている。
【0084】図19は、外筒72をピン76によって掛
止保持している状態を示し、図20はピン76による掛
止保持を解除した状態を示している。
【0085】図19に示すように、トグルレバー84を
軸87を中心にして反時計方向i側に最大限回動させた
場合には、フレキシブルワイヤ77が緩められた状態と
なるので、このフレキシブルワイヤ77に連結されてい
るピン76は圧縮コイルスプリング81の弾性力によっ
て後端側を押され、ピン保持部75a,75bの両ピン
保持孔79,80間に挿通された状態で停止する。
【0086】一方、図20に示すように、トグルレバー
84を時計方向jに最大限回動させた場合には、フレキ
シブルワイヤ77が引張られ、これによりピン76は圧
縮コイルスプリング81の弾性力に抗して後端側に向う
引張力を受け、そのピン76の先端が完全に一方の対向
片のピン保持孔79側に後退する。即ち、ピン保持部7
5a,75bの対向片間の隙間が完全に開放された状態
となる。
【0087】したがって、本実施形態において外筒72
を吊上げる場合には、まずピン76を後退させたピン保
持部75a,75bの開放状態で、外筒72が待機する
位置まで燃焼器部品固定搬送装置25Aを揚重機によっ
て移動させた後、図20に示すように、外筒72の各フ
ランジ73a,73bをピン保持部75a,75bの対
向片によって跨ぐ配置とし、この状態でフランジ73
a,73bの孔74と対向片のピン保持孔79,80と
を一致させる。
【0088】次いで、トグルレバー84を反時計方向i
に回動させて、図19に示す状態とすれば、フレキシブ
ルワイヤ77が緩み、ピン76が圧縮コイルスプリング
81の弾性力によって先端側に押動され、外筒72のフ
ランジ73a,73bの孔74を貫通して他方の対向片
のピン保持孔80の底部まで挿入される。この状態で外
筒72をピン76によって拘束することができるので、
揚重機によって吊上げて、図18に示す受け台26の位
置まで移動させ、前述した第1実施形態と同様の操作を
行って、受け台26のフック64に保持ロッド62を掛
止させる。これにより、燃焼器部品固定搬送装置25A
が受け台26上に安定設置され、外筒72がガスタービ
ンケーシング2の据付け位置近傍に配置された状態とな
るので、この後は例えば図1に示したガスタービン分解
組立装置1を操作して、ハンド7によって外筒72を把
持させる。
【0089】そして、この後、トグルレバー84を時計
方向jに回動してフレキシブルワイヤ72を引き、ピン
76を外筒72のフランジ73a,73bの孔74から
抜外して開放状態とすれば、外筒72をガスタービン分
解組立装置1に移行した状態とすることができる。さら
に、その後、揚重機によって燃焼器部品固定搬送装置2
5Aを上昇させれば、受け台26から外して移動するこ
とができる。その場合、前記第1実施形態と同様に、燃
焼器部品固定搬送装置25の重心もウエイト71によっ
て調整して、外筒72の重心と同一垂直線上に設定して
おくことにより、外筒72の開放後に姿勢変動なく、安
定状態で容易に移動させることができる。外筒72の分
解時は、以上と逆の操作を行う。
【0090】このような構成によれば、ピン76の抜差
し動作をトグルレバー86を用いて遠隔操作することに
より、外筒72を燃焼器部品固定運搬装置25Aに垂下
固定したり、外したりする動作を容易に行うことができ
る。
【0091】したがって、外筒72を運搬するための燃
焼器部品固定運搬装置25Aについても、前述のトラジ
ションピース9を運搬するための装置と何ら変わらない
手順で容易、迅速かつ安全にガスタービン分解組立装置
1への受渡し作業を行うことができる。
【0092】第3実施形態(図21) 本実施形態は、燃焼器ライナ(以下、ライナという)8
9を運搬する場合に適用する燃焼器部品供給装置25B
についてのものである。図21は本実施形態の構成を示
す斜視図である。
【0093】この図21に示すように、本実施形態で
は、燃焼器部品固定運搬装置25Bが、トラジションピ
ース9を垂下固定する場合と同様に、ライナ89の前後
端部を、第1実施形態と略同様の前後一対のフック9
0,91で掛止し、かつライナ89を、押えアーム9
2,93で保持して揺動を抑えるものである。
【0094】本実施形態の燃焼器部品固定運搬装置25
Bにおいては、ライナ89を引掛けるフック90,91
の基端部に、それぞれリンクロッド94,95が連結さ
れている。そして、各リンクロッド94,95の端部
は、第2実施形態のトグルレバー84と同様のトグルレ
バー96,97を有するトグルクランプ98,99に、
それぞれクランプロッド100,101を介して連結さ
れている。
【0095】このような構成において、トグルレバー9
6,97を第2実施形態と同様に動作させてクランプロ
ッド100,101を前後方向に動作させ、リンクロッ
ド94,95を介してフック90,91を回動させてラ
イナ89を掛止することができる。なお、トグルクラン
プ98,99は、トグルレバー96,97に触れない限
り、クランプロッド100,101の動きを最大限に伸
ばした状態か、最大限に縮めた状態に保持することがで
き、またトグルレバー96,97の操作力を拡大してク
ランプロッド49a,50aに伝えることができる。他
の構成および作用については、第1,第2実施形態と略
同様である。
【0096】したがって、本実施形態によれば、ライナ
89を運搬するための燃焼器部品固定運搬装置25Bに
ついても、トラジションピース9、外筒72等を運搬す
る場合と何ら変わらない手順で容易に操作して、迅速か
つ安全にライナ89のガスタービン分解組立装置1への
受渡し作業を行うことができる。
【0097】なお、本実施形態においてライナ89の受
渡しを行う時には、燃焼器部品の組立および分解を行う
順番上、図21に示すように、外筒72がガスタービン
ケーシング2に既にボルト102によって固定された状
態になっている。そこで、燃焼器部品固定運搬装置25
Bを受け台26に載置する際には、燃焼器部品固定運搬
装置25Bの下部にサポートパッド103を設け、この
サポートパッド103が外筒72の上面に当接支持する
構成としておけば、燃焼器部品固定運搬装置25および
ライナ89の重量を、外筒72上にも分散させて負担さ
せることができる。したがって、このような構成にすれ
ば、ライナ89の重量モーメントによる燃焼器部品固定
運搬装置25Bの撓みを抑えることができ、ひいては燃
焼器部品固定運搬装置25Bを軽量化することができ
る。
【0098】第4実施形態(図22〜図25) 本実施形態は、燃料噴出ノズル(以下、ノズルという)
19を運搬する場合の燃焼器部品供給装置25Cについ
てのものである。図22は全体構成図であり、図23〜
図25は作用説明図である。
【0099】本実施形態の燃焼器部品固定運搬装置25
Cは、前述した各実施形態の構成要素と略同様のものを
組合せたものである。即ち、この燃焼器部品固定運搬装
置25Cは、ノズル19の前面側開口部104の上部縁
に掛止するフック105と、ノズル19の後部のフラン
ジ106にあけたネジ通し用の孔107のうち上部二つ
を利用するピン掛止機構108とを有し、これらのフッ
ク105およびピン掛止機構108によってノズル19
を垂下固定するようになっている。
【0100】このうち、フック105の操作機構につい
ては、前述したトラジションピース9を運搬するための
第1実施形態の装置構成と略同様である。即ち、図22
に示すように、フック105は支点ピン109によって
パイプ部材34aに支持されており、このフック105
には連結軸110を介して操作棒111が連結されてい
る。この操作棒111およびその支持構造は図5に示し
た第1実施形態のものと同様である。
【0101】また、ピン掛止機構108については、前
述した第2実施形態の外筒72を運搬用の燃焼器部品固
定運搬装置25Bと略同様であるが、フレキシブルワイ
ヤ77の引張り操作用の構成が異なっている。
【0102】即ち、図23および図24は、ピン76お
よびフレキシブルワイヤ77等の構成を示しており、こ
れらの図1においては、第2実施形態で示したものと同
様部分について、図19および図20と同一符号を示し
てある。
【0103】図23および図24に示すように、ピン7
0は、ノズル19のフランジ106に形成したネジ通し
用の孔107に差し込む構成となっており、ピン70の
後部が圧縮コイルスプリング81で押動されるようにな
っている。このものにおいて、ピン70の後端部にフレ
キシブルワイヤ77の一端が連結されており、このフレ
キシブルワイヤ59の他端は第2実施形態と異なり、引
き取手112に連結されている。
【0104】引き取手112は、図25に示すように、
横長な長方形状をなしており、燃焼器部品固定運搬装置
2のフレームの上辺となるパイプ部材34cに形成した
ガイドスリット113に挿入されている。なお、引き取
手112には、ガイドスリット113からの抜外れを防
止するための鍔114が、パイプ部材34cを挾む状態
で取付けてある。ガイドスリット113の端部113a
は鉤型をなし、引き取手112を引張った位置で係脱可
能に係止できるようにしてある。
【0105】図23は、引き取手112を解放し、ピン
76によってノズル19のフランジ106の孔107を
係止した状態を示している。なお、図24および図25
は、引き取手112を一方向(矢印k方向)に引き、ピ
ン76をフランジ106の孔107から抜いた状態を示
している。
【0106】引き取手112を引いた後、ガイドスリッ
ト113の鉤型の端部113aに係止すれば、ピン76
をフランジ106の孔107から引き抜いた後、そのピ
ン76が圧縮コイルスプリング81に押部されて戻るの
を防止することができる。
【0107】以上のフック105およびピン掛止機構1
08を操作することによって、ノズル19を燃焼器部品
固定運搬装置25Cに垂下固定したり、外したりする動
作を遠隔的に行える。
【0108】なお、本実施形態の燃焼器部品固定運搬装
置25Cを用いてノズル19を運搬する際においても、
図22に示すように、燃焼器部品の組立および分解順番
上、外筒72がガスタービンケーシング2にボルト10
2で固定された状態になっている。したがって、前述し
たライナ89の運搬の場合と同様に、燃焼器部品固定運
搬装置25Cの下部にサポートパッド103を設け、こ
のサポートパッド103が外筒72の上面に当接するよ
うにすれば、燃焼器部品固定運搬装置25Cおよびノズ
ル19の重量を外筒72上に分散させることができ、ノ
ズル19の重量モーメントによる燃焼器部品固定運搬装
置25Cの撓みを抑えることができ、その軽量化が図れ
る。
【0109】以上のように、第4実施形態によっても、
ノズル19を運搬するための燃焼器部品固定運搬装置2
5について前述のトラジションピース9、外筒72また
はライナ89を運搬するための装置と何ら変わらない手
順で容易、迅速かつ安全なガスタービン分解組立装置1
への受渡し作業を行うことができる。
【0110】なお、以上の第4実施形態では、ノズル1
9を掛止するためのフック90の操作機構を、第1実施
形態のトラジションピース9運搬用の装置に準じたもの
としたが、第3実施形態のライナ89を運搬するための
装置と同様に、トグルクランプを用いてフック105を
操作する構成としてもよく、またピン掛止機構108と
同様の構成としてもよい。また、前記の外筒72を運搬
するための装置と同様の構成にしてもよい。さらに、他
の燃焼器部品であるトラジションピース9、ライナ89
または外筒72の遠隔操作機構について、一般的なトグ
ルクランプ、フレキシブルワイヤ、操作用レバー、棒な
どに置き換えてもよい。
【0111】このように、以上の第1〜第4実施形態に
おいては、異なる種類の燃焼器部品に対し、それぞれ燃
焼器部品固定運搬装置を製作し、準備しておくことで、
全ての燃焼器部品について、同様の方法、手順で供給作
業を行うことができる。なお、異なる燃焼器の部品、あ
るいは部品ユニットをガスタービン分解組立装置1へ順
次に供給する際についても、予め部品毎、あるいはユニ
ット毎に燃焼器部品供給装置に垂下固定して待機させて
おけば、それらの部品あるいはユニットのガスタービン
分解組立装置1への供給作業を円滑に進めることができ
る。
【0112】さらに、燃焼器部品固定運搬装置25,2
5A,25B,25Cを燃焼器の部品毎、あるいは分解
組立時に一体として扱われるユニット毎に複数個備えて
おけば、ガスタービン分解組立装置1によって燃焼器部
品を組立分解する作業と、各燃焼器部品固定運搬装置2
5,25A,25B,25Cで燃焼器部品を垂下固定し
たり、解除したりする作業を、同時に進行させることが
でき、大幅な作業時間の短縮が図れる。
【0113】第5実施形態(図26,図27) 本実施形態は、折畳み可能とした燃焼器部品供給装置2
5Dについてのものである。図26は通常の作業状態に
おける燃焼器部品固定運搬装置25Dを示す斜視図であ
り、図27はその折畳み状態を示す斜視図である。
【0114】図26に示すように、本実施形態では、燃
焼器部品固定運搬装置25Dのフレームの側部に配置さ
れる部材34d,34eがそれぞれ関節部115a,1
15bによって蝶番状に構成されている。各関節部11
5a,115bにおいては、枢着用の支点ピン116
と、着脱可能なジョイントピン117とによって、各部
材34d,34eがフレームの内外方向に回動可能に、
かつ着脱可能に連結されている。
【0115】この図26の状態から折畳んだ状態とする
には、まず、ジョイントピン117を(矢印b方向)に
引抜く。次に、図27に示すように、各部材34d,3
4eをそれぞれ燃焼器部品固定運搬装置25Dのフレー
ムの内側方向に向けて支点ピン116を中心に回動させ
ることにより折畳む(矢印m,n方向)。
【0116】このような構成の本実施形態によれば、折
畳み状態とした場合に燃焼器部品固定運搬装置25Dの
占有体積を大幅に減少することができ、全体的に平板的
な形状として持運びを容易に行うことができるようにな
る。通常、燃焼器を分解、組立する作業は、1基のガス
タービンについて1年に1度であるため、燃焼器部品固
定運搬装置を一度使用した後は、別のガスタービンへ運
搬して使用するが、次の作業時期まで保管しておくこと
になる。
【0117】したがって、本実施形態のように、燃焼器
部品固定運搬装置25Dが折畳み可能な構成であれば、
占有体積を減少することで運搬等が容易に行えるうえ、
運搬用トラックの荷台等に搭載する場合も余分なスペー
スを必要としないので、運搬コストを低下できる。ま
た、保管についても、スペースを無駄なく利用すること
ができる。
【0118】第6実施形態(図28,図29) 本実施形態は、燃焼器部品固定運搬装置を設置位置まで
誘導するガイド機構を設けた受け台についてのものであ
る。図28はその受け台を示す斜視図であり、図29は
作用説明図である。
【0119】図28に示すように、本実施形態の受け台
26Aは、その上部に燃焼器部品固定運搬装置25(第
1実施形態のものを例としている)を誘導するためのガ
イドポール118およびガイド板119が取付けられて
いる。ガイドポール118は燃焼器部品固定運搬装置2
5のロッド62とガスタービンケーシング2の軸方向で
受け止めるためのもので、上下に長い構成となってい
る。また、ガイド板119は、ガスタービンケーシング
2の周方向でロッド62と接触するもので、対向する斜
面を有する略三角形状の一対の立上り板によって構成さ
れている。
【0120】このような受け台26Aを用いて燃焼器部
品固定運搬装置25を設置位置へ誘導する場合には、図
29に示すように、まず揚重機を操作して、フック10
に吊下げた燃焼器部品固定運搬装置25を受け台に向う
水平方向矢印O方向に移動させる。この場合、燃焼器部
品固定運搬装置25のロッド62が受け台26Aのガイ
ドポール118に触れるまで、燃焼器部品固定運搬装置
25の水平移動を行う。この時、ガイドポール118
は、ロッド62の両側突出部分の2個所で接触し、燃焼
器部品固定運搬装置25の水平面上での回転揺動と前後
揺動とを抑止し、前後位置を保持する働きをする。
【0121】なお、この場合の前後位置は、燃焼器部品
固定運搬装置25を真下に降して行った場合に、ロッド
62が受け台26Aのフック64にちょうど引掛かる位
置に設定してある。
【0122】次に、揚重機を操作して、燃焼器部品固定
運搬装置25のロッド62をガイドポール118に接し
た状態で垂直に降下させる(矢印p方向)。この時、ガ
イド板119の対向する斜面は、燃焼器部品固定運搬装
置25のロッド62の各端部と接触して、燃焼器部品固
定運搬装置25を受け台26Aの中心側へガイドする働
きをする。
【0123】このような構成の本実施形態によれば、作
業者が燃焼器部品固定運搬装置25を押えて受け台26
A上の設置位置まで誘導する必要なく、燃焼器部品固定
運搬装置25を定位置に誘導させることができ、ガスタ
ービン分解組立装置1への燃焼器部品の受渡し作業をさ
らに容易にすることができる。
【0124】図7実施形態(図30) 本実施形態は、ガスタービンケーシングと一体構成とし
た受け台についてのものである。図30は、その構成を
示す斜視図である。
【0125】この図30に示すように、本実施形態で
は、ガスタービンケーシング2の外周部、例えばフラン
ジ部22を加工し、傾斜面からなる受け部120および
フック121を形成し、これにより周方向の複数個所に
受け部26Bを設けた構成としてある。燃焼器部品固定
運搬装置(第2実施形態のものを適用している)25B
を受渡し位置に設置する際には、図30に示すように、
ロッド62をガスタービンケーシング2のフック121
に引掛け、パイプ部材34bを受け部120に固定す
る。
【0126】このような構成によれば、前述した各実施
形態のように、別に設けた受け台25をガスタービンケ
ーシング2に取付けて固定する必要がないため、ガスタ
ービン分解組立装置1への燃焼器部品の受渡し作業を省
力化し、時間短縮が図れる。
【0127】また、ガスタービンケーシング2と一体構
造の受け部26Bを複数個設けたことにより、ガスター
ビン分解組立装置1の近傍にあるいずれかの受け部25
Bを利用して、燃焼器部品固定運搬装置25Bの設置が
容易に行える。したがって、単一の受け部を設けた場合
と異なり、燃焼器部品を受渡しする場所へ作業の都度に
ガスタービン分解組立装置1を移動する必要がなく、そ
れだけ作業時間が節約でき、ガスタービン分解組立装置
1への燃焼器部品の受渡し作業を短時間で能率よく行う
ことができる。
【0128】なお、受け部26,26A,26Bをガス
タービンケーシング2に取付け固定し、また一体に形成
する場合、その形状は燃焼器部品固定運搬装置25,2
5A,25B,25C,25Dと必ずしも類似したもの
でなくともよい。例えばガスタービンケーシング2の外
周に穴を開けておき、燃焼器部品固定運搬装置のフレー
ムの一部をその穴に挿入するような構成としてもよい。
また、ガスタービンケーシング2と燃焼器部品固定運搬
装置とを簡単にネジ止め固定できるような構成としても
よい。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明によればガスター
ビンの燃焼器部品を分解組立するためのガスタービン分
解組立装置に対し、燃焼器部品を供給および回収する作
業について、大幅な労力、時間の削減が図れ、しかもガ
スタービンケーシングやガスタービン分解組立装置に対
する余分な付加工作を必要としない。また、燃焼器部品
供給装置自体も簡単な構造であることにより導入費用を
最小にすることができ、かつ作業者がガスタービン分解
組立装置に近付く必要がなく、遠隔操作で燃焼器部品の
供給および回収ができ、安全度の高い作業とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による燃焼器部品供給装
置の全体構成を示す斜視図。
【図2】図1に示した燃焼器部品供給装置の受け台のガ
スタービンケーシングへの取付け方法を説明する図。
【図3】図2に示した受け台のガスタービンケーシング
への取付け方法を説明する図。
【図4】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置の
機能および構成を説明する横断面図。
【図5】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置に
おける燃焼器部品固定運搬装置の遠隔操作機構を示す説
明図。
【図6】前記実施形態による燃焼器部品供給装置におけ
る燃焼器部品固定運搬装置の遠隔操作機構を示す説明
図。
【図7】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置に
おける燃焼器部品固定運搬装置を受け台に設置する構造
を示す説明図。
【図8】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置に
おける燃焼器部品固定運搬装置を受け台に設置する構造
を示す説明図。
【図9】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置に
おける燃焼器部品固定運搬装置の燃焼器部品を固定する
構造の説明図。
【図10】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の燃焼器部品を固定す
る構造の説明図。
【図11】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の運用方法を説明する
図。
【図12】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の運用方法を説明する
図。
【図13】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の操作方法の説明図。
【図14】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の操作方法の説明図。
【図15】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の運用方法の説明図。
【図16】前記第1実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の運用方法の説明図。
【図17】本発明の第2実施形態による燃焼器部品供給
装置における燃焼器部品固定運搬装置を示す斜視図。
【図18】前記第2実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の内部構造の説明図。
【図19】前記第2実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の遠隔操作機構の説明
図。
【図20】前記第2実施形態による燃焼器部品供給装置
における燃焼器部品固定運搬装置の遠隔操作機構の説明
図。
【図21】本発明の第3実施形態による燃焼器部品供給
装置における燃焼器部品固定運搬装置を示す斜視図。
【図22】本発明の第4実施形態による燃焼器部品供給
装置における燃焼器部品固定運搬装置を示す斜視図。
【図23】前記第4実施形態による燃焼器部品固定運搬
装置の遠隔操作機構の説明図。
【図24】前記第4実施形態による燃焼器部品固定運搬
装置の遠隔操作機構の説明図。
【図25】前記第4実施形態による燃焼器部品固定運搬
装置の遠隔操作方法の説明図。
【図26】本発明の第5実施形態による燃焼器部品供給
装置における燃焼器部品固定運搬装置を示す斜視図。
【図27】図26に示した装置の作用説明図。
【図28】本発明の第6実施形態による燃焼器部品供給
装置を示す斜視図。
【図29】図28に示した装置の作用説明図。
【図30】本発明の第7実施形態による燃焼器部品供給
装置を示す斜視図。
【図31】従来のガスタービン分解組立装置を示す図。
【図32】従来のガスタービン分解組立装置の他の例を
示す図。
【図33】従来のガスタービン分解組立装置のさらに他
の例を示す図。
【符号の説明】
1 ガスタービン分解組立装置 2 ガスタービ
ンケーシング 3a,3b ガイドレール 4 支持レール 5 フレーム 6 回転部 7 ハンド 8 サブハンド 9 トラジションピース 9a 円形口 9b 長方形口 10 揚重機の
フック 11 吊り具 12 作業者 13 燃焼器部品固定搬送装置 14 タービン
設置床 15 台車部 16 ジャッキ
部 17 燃焼器部品搭載部 18 燃焼器部
品保持装置 19 (燃焼器)ハンドル 20 位置決め
ピン 21 ガイド穴 22 フランジ
部 23 ボルト 24 ナット 25,25A,25B,25C,25D 燃焼器部品固
定搬送装置 26 受け台 27 パイプ部
材 28 クランプ機構 29 クランプ 30 クランプ受け 31 クランプ
ボルト 32 ケーシング接触座 33 加工座面
縁 34a,34b,34c,34d,34e パイプ部材 35 位置決めピン 36 支点ピン 37 フック 37a 掛止部 38 支点ピン 39 フック 39a 掛止部 39b 位置決
めピンを直す個所 40 吊り手 41 長孔 42 ピン 43 ブラケッ
ト 44 操作棒 45 支持ブロ
ック 46 ブラケット 47 握り棒 48 係止孔 49 孔 50 固定ピン 51 紐 52 対向板 53 リンク軸 54 操作板 55 握り棒 56 支持フランジ 57 固定ピン 58 係止孔 59 紐 60 燃焼器部品固定運搬装置係止機構 61 保持板 62 ロッド 63 ネジ 64 フック 65 アーム 66 押えパッ
ド 67 ネジ棒 68 皿状パッ
ド部 69 止めナット 70 角材 71 ウエイト 72 (燃焼
器)外筒 72a 本体部分 72b 尾筒外
筒部分 73a,73b フランジ 74 孔 75a,75b ピン保持部 76 ピン 77 フレキシブルワイヤ 78 遠隔操作
機構 79,80 ピン保持孔 81 圧縮コイ
ルスプリング 82 スプリング保持筒 83 ガイドチ
ューブ 84 トグルレバー 85 止着具 86 ブラケット 87 軸 88 連結具 89 (燃焼
器)ライナ 90,91 フック 92,93 押
えアーム 94,95 リンクロッド 96,97 ト
グルレバー 98,99 トグルクランプ 100,101
クランプロッド 102 ボルト 103 ナット 104 前面側開口部 105 フック 106 フランジ 107 孔 108 ピン掛止機構 109 支点ピ
ン 110 連結軸 111 操作棒 112 引き取手 113 ガイド
スリット 113a 端部 114 鍔 115a,115b 関節部 116 支点ピ
ン 117 ジョイントピン 118 ガイド
ポール 119 ガイド板 120 受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 佳延 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 中田 好彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 3C030 AA16 DA24 3F004 AA08 AB14 AE01 AE05 AF06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの燃焼器部品を着脱可能に
    保持できるとともにガスタービンケーシングに接離動作
    し、そのガスタービンケーシングへの前記燃焼器部品の
    組立または分解を行うガスタービン分解組立装置に対
    し、前記燃焼器部品の受渡しを行う燃焼器部品供給装置
    であって、前記燃焼器部品を着脱できるとともに一定姿
    勢に固定保持した状態で前記ガスタービン分解組立装置
    と前記ガスタービンケーシングとの間で移動することが
    できる燃焼器部品固定運搬装置と、前記ガスタービンケ
    ーシングの燃焼器取付け位置近傍に設けられ、前記燃焼
    器部品固定運搬装置を受止めることによりその燃焼器部
    品固定運搬装置で保持した燃焼器部品を前記ガスタービ
    ン分解組立装置への受渡し位置に位置決めする受け台と
    を備えたことを特徴とする燃焼器部品供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃焼器部品供給装置にお
    いて、燃焼器部品固定運搬装置は、保持すべき燃焼器部
    品に個々に対応して、または分解組立時に一体として扱
    われる複数部品のユニットに対応して構成されているこ
    とを特徴とする燃焼器部品供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の燃焼器部品供給装置にお
    いて、燃焼器部品またはそのユニットに対応する燃焼器
    部品固定運搬装置を複数台備えたことを特徴とする燃焼
    器部品供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    燃焼器部品供給装置において、受け台は、ガスタービン
    ケーシングのフランジ部にクランプ機構を介して着脱可
    能に取付けられ、このクランプ機構は、前記ガスタービ
    ンケーシングのフランジ部を締結する固定ボルトの一端
    を覆うカップ状のクランプ受けと、このクランプ受けに
    対向して前記固定ボルトの他端をその軸方向に押圧する
    クランプボルトとを有することを特徴とする燃焼器部品
    供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の燃焼器部品供給装置にお
    いて、受け台は、燃焼器部品固定運搬装置との接触部
    に、その燃焼器部品固定運搬装置を特定の位置決め方向
    にガイドするガイド部と、このガイド部によってガイド
    された前記燃焼器部品固定運搬装置を係脱可能に係止す
    る係止部とを有することを特徴とする燃焼器部品供給装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    燃焼器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬装置
    の重心を、揚重機等による吊上げ位置を通る鉛直線上に
    設定するとともに、この燃焼器部品固定運搬装置によっ
    て保持される燃焼器部品の重心も前記鉛直線上に配置さ
    れる構成としたことを特徴とする燃焼器部品供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    燃焼器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬装置
    のフレームは、側面視で略逆三角形状をなすとともに、
    受け台は、前記燃焼器部品固定運搬装置のフレームの下
    面を係止する傾斜状の受け面を有する台形状、またはこ
    れに類する形状とされていることを特徴とする燃焼器部
    品供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の燃焼器部品供給装置の重
    心は、請求項8記載のフレームの、受け台に対する被支
    持面と反対側の頂点位置に設定されていることを特徴と
    する燃焼器部品供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
    燃焼器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬装置
    は、燃焼器部品の外周面と当接してその燃焼器部品との
    相対的な揺れを抑止する押え部材を有することを特徴と
    する燃焼器部品供給装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかに記載
    の燃焼器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬装
    置は、重心位置を調整する手段を有することを特徴とす
    る燃焼器部品供給装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10までのいずれかに記
    載の燃焼器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬
    装置は、燃焼機部品の取付けおよび取外しをその燃焼器
    部品の保持位置から離れた部位で行うことができる遠隔
    操作機構を有することを特徴とする燃焼器部品供給装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の燃焼器部品供給装置
    において、遠隔操作機構は、燃焼機部品を吊下支持する
    支持部に連結された動力伝達部と、この動力伝達部の先
    端側に設けられた把持操作部とを有することを特徴とす
    る燃焼器部品供給装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から12までのいずれかに記
    載の燃焼器部品供給装置において、燃焼器部品固定運搬
    装置は折畳み可能とされていることを特徴とする燃焼器
    部品供給装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれかに記
    載の燃焼器部品供給装置において、受け台は、燃焼器部
    品固定運搬装置の水平面上での移動を停止させるととも
    に、その燃焼器部品固定運搬装置を垂直方向一定位置ま
    で誘導するガイド機構を有することを特徴とする燃焼器
    部品供給装置。
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