JPH10196959A - ガスタービン燃焼器 - Google Patents

ガスタービン燃焼器

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JPH10196959A
JPH10196959A JP174697A JP174697A JPH10196959A JP H10196959 A JPH10196959 A JP H10196959A JP 174697 A JP174697 A JP 174697A JP 174697 A JP174697 A JP 174697A JP H10196959 A JPH10196959 A JP H10196959A
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JP
Japan
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gas turbine
combustor
component
component support
guide
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JP174697A
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Kenji Takahara
健司 高原
Yoshinobu Ishikawa
佳延 石川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多缶式燃焼器の部分点検や簡易点検等に際して
燃焼器部品の着脱操作が簡便に行え、特に燃焼器部品を
軸方向に移動する場合に有効な支援が得られるガスター
ビン燃焼器を提供する。 【解決手段】ガスタービン本体1の軸周りに多数の燃焼
器2を配置した多缶式のガスタービン燃焼器であって、
各燃焼器2はそれぞれ軸方向に分割された複数の筒状の
燃焼器部品を順次に連結してなるものにおいて、各燃焼
器2の軸心と平行な配置でガスタービン本体1に着脱で
きるロッド状の部品支持ガイド14と、この部品支持ガ
イド14に摺動可能に支持され各燃焼器2の部品をガス
タービン本体1から離間する引出し位置まで搬送できる
倣い部15,16と、この倣い部15,16を部品支持
ガイド14上の摺動位置で停止固定できる固定手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン燃焼
器の点検等に際して燃焼器部品の着脱操作の簡便化を推
進する技術に係り、特に多缶式燃焼器の部品を軸方向に
移動する場合に有効な支援構造を備えたガスタービン燃
焼器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】事業用大型ガスタービン等では、ガスタ
ービン本体の軸心回りに例えば10〜20個の多数の燃
焼器を所定の傾斜角度で配置した多缶式燃焼器が多用さ
れている。
【0003】この多缶式燃焼器の各燃焼器は、軸方向に
分割された複数の筒状部品を順次に連結した構成とされ
ており、例えば燃料ノズルを有する燃料ノズルケーシン
グと、内筒(燃焼器ライナ)およびその外周側を覆う外
筒(燃焼器ケーシング)を有する筒体と、燃焼ガス供給
用のトラジションピース(尾筒)とにより3体に分か
れ、これらを順次に接続した構成とされている。
【0004】トラジションピースは、ガスタービン本体
の奥側にタービンノズルに臨む配置で挿入され、ピン等
を介して位置決め固定されている。筒体は、ガスタービ
ン本体内に一部挿入され、トラジションピースと連通す
る位置に固定されている。燃料ノズルケーシングは、筒
体にヘッドプレートを介して接続固定されている。
【0005】運転時においては、燃料ノズルから供給さ
れた燃料が、圧縮器から供給される加圧空気とともに燃
焼器ライナ内で酸化発熱反応により燃焼し、それにより
生じた燃焼ガスが燃焼器ライナからトラジションピース
を介してタービンノズルへ導かれ、動翼を回転して仕事
を行うようになっている。
【0006】したがって、高温部品である燃焼器につい
ては、健全性維持のために定期点検に付され、従来で
は、この定期点検時における燃焼器の分解、組立て等の
作業が、天井クレーン等の吊上げ装置を使用した作業員
の手作業によって行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年、ガスタ
ービンの高温化および低NOx化等に伴い、燃焼器構造
が複雑化し、重量が増加する傾向にあり、最近の大型ガ
スタービンでは最も重い部品が500Kgf 程度にもなっ
ている。それにも拘らず、現状の燃焼器点検のための分
解、組立て作業等では上述したように、天井クレーン等
の吊上げ装置を使用する以外、ほとんど人力に頼った方
法で行っているため、種々の困難があった。
【0008】例えば人力による重量物のハンドリング作
業では、吊落としや挟まれ等の危険が伴い、特にガスタ
ービン下半側の燃焼器の分解、組立て等については、ク
レーン等が使用し難いためさらに困難な作業となり、作
業性が極めて悪くなっている。
【0009】さらに、従来の人手による燃焼器分解、組
立て、交換作業では、クレーンで部品を吊る際の部品の
向きを燃焼器の傾斜角度に合わせて調整する作業、人手
によつて燃焼器ライナを燃焼器中心軸に沿って真直に引
き抜きまたは挿入する作業、クレーンの使用できないガ
スタービン下半側の燃焼器の分解、組立てにおけるチェ
ーンブロックなどを駆使した作業など、多くの困難な作
業があった。
【0010】このように、分解、組立て作業が困難にな
るに伴って燃焼器の点検に要する工事期間も長くなり、
ガスタービン設備を停止する期間も長くなっていた。そ
こで、従来の人力に依存していた作業を大幅に機械化す
ることが考えられるが、燃焼器が多缶式であることや、
燃焼器自体の構造が複雑である等の理由から、これまで
は必ずしも有効な装置が見られない。
【0011】なお、最近では、これまで人力で行ってい
た分解組立作業を大幅に機械化する燃焼器分解組立装置
が開発されつつある。定期的に燃焼器の分解点検を行う
場合には、上述のような燃焼器分解組立装置があれば、
全ての燃焼器を迅速に分解および組立てすることがで
き、燃焼器点検に要する工事期間が短くなり、ガスター
ビン設備の停止期間も短くすることが可能となる。
【0012】ただし、ガスタービン運転開始時等の調整
時においては、不具合のある燃焼器だけの分解点検が行
われる。このように全ての燃焼器を完全に分解して点検
する必要がない場合には、燃料供給配管などを取外し、
機械化された燃焼器分解組立装置を取付ける等の準備、
片付け時間が余分となるので、燃焼器分解組立装置等の
利用は時間的には合理的ではない。
【0013】このように、ある特定の燃焼器だけを対象
とする部分点検を行う場合、天井クレーン等の吊り上げ
装置を使用する以外、ほとんど人力に頼った方法で行う
のが一般的である。しかし、この場合には人力による重
量物のハンドリング作業について吊り落としや挟まれ等
の危険が伴い、特にガスタービン下半側の燃焼器の分解
組立はクレーン等が使い難いのでさらに困難な作業とな
り、部分点検の作業性の向上が要望されていた。
【0014】また、燃焼器の耐久性能が向上するにつ
れ、燃焼器の定期的な分解点検のインターバルを伸ばす
ことが可能となっており、本格的な分解点検の合間に、
ハンディな点検機器を用いた簡易点検を行うだけで良く
なりつつある。
【0015】このような事情のもとで、上述した本格的
な分解点検同様に、部分点検や簡易点検についても機械
化を図ることが望まれるが、ケーシングが多缶式である
ことや燃焼器自身が内筒と外筒との二重構造であるなど
の理由で、これまで有効な装置が開発されていないのが
実情である。
【0016】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
で、多缶式燃焼器の部分点検や簡易点検等に際して燃焼
器部品の着脱操作が簡便に行え、特に燃焼器部品を軸方
向に移動する場合に有効な支援が得られるガスタービン
燃焼器を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ガスタービン本体の軸周りに
多数の燃焼器を配置した多缶式のガスタービン燃焼器で
あって、前記各燃焼器はそれぞれ軸方向に分割された複
数の筒状の燃焼器部品を順次に連結してなるものにおい
て、前記各燃焼器の軸心と平行な配置で前記ガスタービ
ン本体に着脱できるロッド状の部品支持ガイドと、この
部品支持ガイドに摺動可能に支持され前記各燃焼器部品
を前記ガスタービン本体から離間する引出し位置まで搬
送できる倣い部と、この倣い部を前記部品支持ガイド上
の摺動位置で停止固定できる固定手段とを備えたことを
特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載のガスタ
ービン燃焼器において、倣い部は燃焼器部品に一体に設
けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器を提
供する。
【0019】請求項3の発明は、請求項1記載のガスタ
ービン燃焼器において、倣い部は燃焼器部品と別体で設
けられ、かつその倣い部には前記燃焼器部品を把持する
把持部が備えられていることを特徴とするガスタービン
燃焼器を提供する。
【0020】請求項4の発明は、請求項1から3までに
記載のガスタービン燃焼器において、倣い部には部品支
持ガイドを軌道としてリニア駆動されるガイド駆動機構
が設けられていることを特徴とするガスタービン燃焼器
を提供する。
【0021】請求項5の発明は、請求項4記載のガスタ
ービン燃焼器において、ガイド駆動機構は、部品支持ガ
イドに設けられた案内歯と、倣い部に設けられ前記案内
歯に噛合する搬送用の回転歯とを備えた構成とされてい
ることを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0022】請求項6の発明は、請求項1から5までに
記載のガスタービン燃焼器において、燃焼器部品として
少なくとも、燃料ノズルを有するノズルケーシングと、
このノズルケーシングに接続され内部で燃料と燃焼用空
気との酸化発熱反応を行う内筒と、この内筒を同軸的に
囲み前記燃料ノズル部に燃焼用空気を導く外筒とを備
え、前記外筒に部品支持ガイドが固定され、前記ノズル
ケーシングはこれと一体の倣い部によって部品支持ガイ
ドに支持され、前記内筒はこれと別体の倣い部および把
持部によって部品支持ガイドに支持される構成とされて
いることを特徴とするガスタービン燃焼器を提供する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガスタービン
燃焼器の一実施形態を図面を参照して説明する。まず、
図8および図9によって多缶式燃焼器を備えたガスター
ビンの全体構成を説明する。図8はガスタービンの全体
構成図であり、図9は燃焼器部の拡大図である。
【0024】本実施形態のガスタービンでは図8に示す
ように、ガスタービン本体1の軸心回りに、例えば10
〜20個の多数の燃焼器2が所定の傾斜角度Aで配置さ
れて多缶式燃焼器が構成されている。この多缶式燃焼器
の各燃焼器2は、図9に示すように、燃料ノズル3を有
する燃料ノズルケーシング4と、内筒(燃焼器ライナ)
5およびその外周側を覆う外筒(燃焼器ケーシング)6
を有する筒体7と、燃焼ガス供給用のトラジションピー
ス(尾筒)8とにより3体に分かれており、これらを順
次に接続した構成とされている。
【0025】トラジションピース8は、ガスタービン本
体1の奥側にタービンノズル9に臨む配置で挿入され、
ピン10等を介して位置決め固定されている。筒体6
は、ガスタービン本体1内に一部挿入され、トラジショ
ンピース8と連通する位置に固定されている。燃料ノズ
ルケーシング4は、筒体7にヘッドプレート11を介し
て接続固定されている。そして運転時においては、燃料
ノズル3から供給された燃料が、圧縮器12から供給さ
れる加圧空気とともに燃焼器ライナ5内で酸化反応によ
り燃焼し、その燃焼によって生じた燃焼ガスが燃焼器ラ
イナ5からトラジションピース8を介してタービンノズ
ル9へ導かれ、動翼13を回転して仕事を行うようにな
っている。
【0026】次に、図1〜図7も参照して燃焼器構造を
詳細に説明する。図1は燃焼器部品をガスタービン本体
1から引出した状態を示し、図2、図3および図4はそ
の途中の状態を順次に示し、図5、図6および図7はそ
れぞれ使用される部品構成を示している。
【0027】図1〜図4に示すように、本実施形態では
燃焼器2の軸心と平行な配置でガスタービン本体1に着
脱できる1対のロッド状の部品支持ガイド14(14
a,14b)を備えている。これらの部品支持ガイド1
4は、ガスタービン本体1に一端が挿入され、図示しな
いナット等の固定部材によって固定される。
【0028】燃焼器部品である燃料ノズルケーシング4
の外側部には、部品支持ガイド14に対応する配置でブ
ラケット状の倣い部15,16が一体に設けられてい
る。これらの倣い部15,16にはそれぞれ透孔が設け
られ、これらの透孔に部品支持ガイド14が挿通され、
これにより、燃料ノズルケーシング4が、部品支持ガイ
ド14に摺動可能に支持されている。また、外筒6に
は、部品支持ガイド14を挿通する孔を有する支持部1
7が設けられ、この支持部17には回転ハンドル付きね
じ等からなるロック機構18が設けられ、このロック機
構18の締付けにより外筒6に部品支持ガイド14が固
定保持できるようになっている。各倣い部15,16に
は、図示しないストッパねじ等による固定手段が備えら
れ、これにより倣い部15,16を部品支持ガイド14
上の任意の摺動位置で停止固定できるようになってい
る。
【0029】また、燃焼器部品とは別体で、部品支持ガ
イド14に着脱可能な倣い部19が備えられている。こ
の倣い部19は、図5に示すように、部品支持ガイド1
4が挿通できる筒状の本体部20と、この本体部20の
一端に突設したねじ部20aに螺合されるナット部21
とを有し、これら本体部20とナット部21との間に、
燃焼器部品を把持するための後述する把持部29が挟持
できるようになっている。
【0030】この着脱可能な倣い部19には、部品支持
ガイド14を軌道としてリニア駆動されるガイド駆動機
構22が設けられている。このガイド駆動機構22は、
部品支持ガイド14の表面に設けられたラック等からな
る案内歯23と、倣い部19に設けられて案内歯23に
噛合するピニオン等からなる搬送用の回転歯24とによ
って構成されている。即ち、倣い部19の本体部20に
は蟻溝状の係止溝25および内部孔26が設けられ、こ
の内部孔26に部品支持ガイド14の案内歯23が露出
するようになっている。また、係止溝25に着脱できる
ブロック体27が設けられ、このブロック体27の下部
に回転歯24が設けられている。回転歯24は、ブロッ
ク体27に設けたハンドル28によって回転操作可能と
なっている。そして、ブロック体27を本体部20の係
止溝25に嵌合係止することにより、部品支持ガイド1
4の案内歯23に回転歯24が噛合し、ハンドル28を
回転操作することにより倣い部19が部品支持ガイド1
4の長手方向に搬送されるようになっている。なお、こ
のガイド駆動機構22は燃焼器部品と一体の前記倣い部
15,16等にも適用することができる。
【0031】また、倣い部19に挟持される把持部29
は、図1、図5、図6および図7等に示すように、例え
ば略菱形状の支持板29aを基体としている。この支持
板29aの両側下部に形成した係合溝30が、倣い部1
9の本体部20のねじ部20aに嵌合される。そして、
図6に示すように、支持板29aの中央部に、例えば三
方チャック式の外向きの把持爪31がハンドル32の回
転によって開閉可能に設けられ、この把持爪31によ
り、燃焼器部品である内筒5の端部の係止部5aを把持
できるようになっている。
【0032】また、図7に示すように、支持板29aの
中央部上下位置には、燃焼器部品である外筒6を押圧す
るための内向きの1対の押圧爪33が設けられている。
これらの押圧爪33は、外筒6の端部のフランジを外側
から把持するようになっており、かつ支持板29aの厚
さ方向(部品支持ガイド14の長手方向)に沿って一定
範囲移動できる構成となっている。そして、これらの押
圧爪33が、支持板29aに設けたトグル式ハンドル3
4によって、瞬発的に支持板29から離間する方向(図
の右方向)に押圧されるようになっている。この反動に
より、支持板29aは逆方向(図の左方向)に移動し、
把持爪31によって把持した内筒5をガスタービン本体
1側から一定距離だけ大きい力で引き抜くことができ
る。即ち、内筒5の挿入端側はスプリングによってトラ
ジションピース8に強く嵌合してあることから、引き抜
きには大きい力を要する。このため、トグル式ハンドル
34によって、把持爪31を瞬発的に引き寄せること
で、内筒5の引き抜きを容易に行えるようにしたもので
ある。
【0033】次に、ガスタービン燃焼器の点検時におけ
る部品引抜き作用について説明する。
【0034】最初に、図2に示すように、点検しようと
する燃焼器2に沿って、部品支持ガイド14a,14b
を外筒6に取付け、ロック機構18により固定する。こ
のとき、内筒把持用の別体の倣い部19を予め部品支持
ガイド14a,14bに取付けておく。
【0035】次いで、図3に示すように、燃料ノズルケ
ーシング4を部品支持ガイド14a,14b上でチェー
ンブロック等により摺動させて退避させ、図示しない固
定手段によって固定する。
【0036】その後、図4に示すように、把持部29
を、部品支持ガイド14a,14bに予め取付けておい
た倣い部19に取付け、チャック機構などからなる把持
爪31(図6参照)で内筒5を把持させ、前記の押圧爪
33による反動力の作用で内筒5を部品支持ガイド14
a,14b上で摺動させ、ガイド駆動機構22で退避さ
せ、その後固定する。
【0037】最後に、図1に示すように、燃料ノズルケ
ーシング4および内筒5を部品支持ガイド14a,14
bで宙に浮かせた状態とし、この状態で燃焼器部品の視
覚検査等の表面検査、その他の簡易点検を行う。
【0038】なお、燃料ノズルケーシング4および内筒
5を摺動させて退避させ、固定する際、2本の部品支持
ガイド14a,14bにより、燃料ノズルケーシング4
および内筒5は部品重量により加わるモーメントに対し
て安定した姿勢で支持される。下側の燃焼器部品を取扱
う際には、部品支持ガイド14a,14bの先端側が下
向きとなるので、先端に部品外れ防止用のストッパ等を
設けておくことが望ましい。
【0039】また、燃料ノズルケーシング4および内筒
5を部品支持ガイド14a,14b上で摺動させて退避
させる際には、燃料ノズルケーシング4の倣い部15,
16および内筒把持部用の倣い部19に取付けたガイド
駆動機構22の駆動力を利用して、部品を容易に移動す
ることができる。
【0040】以上の本実施の形態によれば、部品支持ガ
イド14を外筒6にロック機構18で固定しているので
点検時に動くことがない。また、ロック機構18を解除
して部品支持ガイド14を簡単に外すことができるの
で、通常の不使用時には部品支持ガイド14を保管して
おくことが可能である。また、部品支持ガイド14は不
具合のある燃焼器2だけに取付けることも可能である。
【0041】また、倣い部19を予め部品支持ガイド1
4に挿入しておけば、把持部29の取付けは容易であ
る。さらに、燃焼器2を完全に分解することなく、燃料
ノズルケーシング4および内筒5を部品支持ガイド14
で宙に浮かせた状態にして簡易点検を行うことができる
ので、燃焼器2を再度組立てる作業も容易に行える。ま
た、部品支持ガイド14は、燃料ノズルケーシング4お
よび内筒5を安定した姿勢で支持できるので、部品支持
ガイド14を必要以上に強固にするう必要がなく、重量
も小さい部品構成とすることができる。
【0042】さらにまた、倣い部19に取付けたガイド
駆動機構22の駆動力を利用して部品を移動させること
ができるので、移動作業も容易に行える。なお、作業に
応じてガイド駆動機構22を外し、チェーンブロックや
クレーンなど他の装置の力を利用することもできる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るガスタービ
ン燃焼器によれば、部品支持ガイドを取付けるだけで安
全かつ容易に部品点検が行え、部分点検等に要する時間
を短縮し、作業性を向上することができる。また、部品
支持ガイドによって燃焼器を分解し、宙に浮かせる状態
とすることができるので、その状態で簡易点検等を行う
ことができ、しかも点検後すぐに燃焼器の組立が行える
等、部分点検あるいは簡易点検等に要する工事期間を短
縮することができる等の優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスタービン燃焼器の一実施形態
を示す斜視図。
【図2】前記実施形態の作用説明図で、装置組付け状態
を示す斜視図。
【図3】前記実施形態の作用説明図で、部品取出し前半
の状態を示す斜視図。
【図4】前記実施形態の作用説明図で、部品取出し後半
の状態を示す斜視図。
【図5】前記実施形態における倣い部およびガイド駆動
機構等を示す斜視図。
【図6】前記実施形態の作用説明図で、内筒把持状態を
示す平面図。
【図7】前記実施形態の作用説明図で、外筒把持状態を
示す側面図。
【図8】ガスタービンの概略側面図。
【図9】燃焼器およびその取付け部分周辺を拡大して示
す縦断面図。
【符号の説明】
1 ガスタービン本体 2 燃焼器 3 燃料ノズル 4 燃料ノズルケーシング 5 内筒(燃焼器ライナ) 5a 係止部 6 外筒(燃焼器ケーシング) 7 筒体 8 トラジションピース(尾筒) 9 タービンノズル 10 ピン 11 ヘッドプレート 12 圧縮器 13 動翼 14(14a,14b) 部品支持ガイド 15,16,19 倣い部 17 支持部 18 ロック機構 20 本体部 20a ねじ部 21 ナット部 22 ガイド駆動機構 23 案内歯 24 回転歯 25 係止溝 26 内部孔 27 ブロック体 28 ハンドル 29 把持部 29a 支持板 30 係合溝 31 把持爪 32 ハンドル 33 押圧爪 34 トグル式ハンドル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービン本体の軸周りに多数の燃焼
    器を配置した多缶式のガスタービン燃焼器であって、前
    記各燃焼器はそれぞれ軸方向に分割された複数の筒状の
    燃焼器部品を順次に連結してなるものにおいて、前記各
    燃焼器の軸心と平行な配置で前記ガスタービン本体に着
    脱できるロッド状の部品支持ガイドと、この部品支持ガ
    イドに摺動可能に支持され前記各燃焼器部品を前記ガス
    タービン本体から離間する引出し位置まで搬送できる倣
    い部と、この倣い部を前記部品支持ガイド上の摺動位置
    で停止固定できる固定手段とを備えたことを特徴とする
    ガスタービン燃焼器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスタービン燃焼器にお
    いて、倣い部は燃焼器部品に一体に設けられていること
    を特徴とするガスタービン燃焼器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガスタービン燃焼器にお
    いて、倣い部は燃焼器部品と別体で設けられ、かつその
    倣い部には前記燃焼器部品を把持する把持部が備えられ
    ていることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までに記載のガスタービ
    ン燃焼器において、倣い部には部品支持ガイドを軌道と
    してリニア駆動されるガイド駆動機構が設けられている
    ことを特徴とするガスタービン燃焼器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のガスタービン燃焼器にお
    いて、ガイド駆動機構は、部品支持ガイドに設けられた
    案内歯と、倣い部に設けられ前記案内歯に噛合する搬送
    用の回転歯とを備えた構成とされていることを特徴とす
    るガスタービン燃焼器。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までに記載のガスタービ
    ン燃焼器において、燃焼器部品として少なくとも、燃料
    ノズルを有するノズルケーシングと、このノズルケーシ
    ングに接続され内部で燃料と燃焼用空気との酸化発熱反
    応を行う内筒と、この内筒を同軸的に囲み前記燃料ノズ
    ル部に燃焼用空気を導く外筒とを備え、前記外筒に部品
    支持ガイドが固定され、前記ノズルケーシングはこれと
    一体の倣い部によって部品支持ガイドに支持され、前記
    内筒はこれと別体の倣い部および把持部によって部品支
    持ガイドに支持される構成とされていることを特徴とす
    るガスタービン燃焼器。
JP174697A 1997-01-08 1997-01-08 ガスタービン燃焼器 Pending JPH10196959A (ja)

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JP174697A JPH10196959A (ja) 1997-01-08 1997-01-08 ガスタービン燃焼器

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