JPH04221659A - ワイヤドットインパクトプリンタ装置 - Google Patents

ワイヤドットインパクトプリンタ装置

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JPH04221659A
JPH04221659A JP40595290A JP40595290A JPH04221659A JP H04221659 A JPH04221659 A JP H04221659A JP 40595290 A JP40595290 A JP 40595290A JP 40595290 A JP40595290 A JP 40595290A JP H04221659 A JPH04221659 A JP H04221659A
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wire dot
gap
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Jiro Tanuma
田沼 二郎
Naoji Akutsu
阿久津 直司
Yutaka Sakaino
境野 裕
Takao Uchida
内田 隆雄
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットヘッドの
先端と印字媒体間のヘッドギャップを自動調整するため
の機構を備えたワイヤドットインパクトプリンタ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤドットインパクトプリンタ
装置においては、ワイヤドットヘッドをインクリボン及
び印字媒体を介してプラテンと対向して配置し、印字ワ
イヤを印字媒体の所定位置に衝突させて印字が行われる
。この種のワイヤドットインパクトプリンタ装置におい
ては、各種の印字媒体を使用することができ、印字媒体
を変更することによって印字媒体の厚さが変わった場合
に、ワイヤドットヘッドの先端と印字媒体との間を適正
な距離に調整することができるようになっている。
【0003】図2は従来のワイヤドットインパクトプリ
ンタ装置の印字機構の概略図、図3は従来のワイヤドッ
トインパクトプリンタ装置の印字機構の要部側面図、図
4は印字機構のギヤ部説明図である。図において、10
1は図示しない印字ワイヤを備えたワイヤドットヘッド
、102はワイヤドットヘッド101を支持するキャリ
ッジ、103,104はキャリッジ102を矢印A方向
に移動可能に支持するガイドシャフト、105は印字媒
体Pを搬送するプラテンである。
【0004】上記キャリッジ102は、図示しないスペ
ーシングモータから動力を得て矢印A方向に移動し、ワ
イヤドットヘッド101を印字媒体Pの幅方向に移動さ
せ、一方、プラテン105は図示しないラインフィード
モータから動力を得て回転し、印字媒体Pを上記幅方向
に直行する長さ方向に搬送する。そして、印字に際して
はワイヤドットヘッド101は、所定の速度で印字媒体
Pの幅方向に移動し、印字ワイヤを印字媒体Pの印字す
べき位置に、例えばインクリボンを介して衝突させて印
字を行う。
【0005】ワイヤドットヘッド101は、印字媒体P
の幅方向に移動して終端位置まで到達し、1行印字が終
了すると続いて反対方向に移動して初期位置に復帰する
。この時、プラテン105が回転し印字媒体Pを長さ方
向に1行分搬送し、その後、次の行の印字が開始される
。ところで、この様に印字ワイヤを印字媒体Pに衝突さ
せて印字を行うワイヤドットインパクトプリンタ装置に
おいては、印字媒体Pに加わる力の大きさが印字品質に
大きく影響する。そして、印字媒体Pに加わる力は、ワ
イヤドットヘッド101と印字媒体Pとの間隔すなわち
ヘッドギャップgによって変化する。
【0006】そこで、ガイドシャフト103がサイドフ
レーム106,107に対して偏心ブッシュ108,1
09を介して取り付けられており、偏心ブッシュ108
,109を回転させることによって上記ヘッドギャップ
gを調整することができるようになっている。そのため
、偏心ブッシュ108,109はサイドフレーム106
,107に対して回転可能に支持される。
【0007】そして、図4に示すようにパルスモータ1
10が回転すると、その回転軸に備えられたギヤ111
を介して、これに噛合するギヤ112が回転し、偏心ブ
ッシュ108が回転するようになっている。一方、ガイ
ドシャフト104によって支持されるキャリッジ102
の係合部102aは、図3に示すように断面がコ字状に
形成されていて該キャリッジ102を矢印B方向に移動
可能に支持している。したがって、上記偏心ブッシュ1
08,109を回転させることによって、キャリッジ1
02を支持するガイドシャフト103を矢印B方向に移
動させ、ヘッドギャップgを変えることができる。
【0008】実際の調整動作においては、初めにワイヤ
ドットヘッド101がプラテン105に当たるまで偏心
ブッシュ108,109を回転させ、パルスモータ11
0を脱調状態とする。そして、次に所望のヘッドギャッ
プgに対応するパルス数だけパルスモータ110を回転
駆動するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワイヤドットインパクトプリンタ装置においては、
ワイヤドットヘッド101をプラテン105に当接させ
、パルスモータ110を脱調状態とした後に、ワイヤド
ットヘッド101を所定パルス数だけ後退させるように
しているので、実際に印字を行った場合に必要な値とは
異なるヘッドギャップgが設定されることがある。
【0010】すなわち、表面に凹凸がある印字媒体Pを
使用する場合や厚みのある複写紙媒体を印字媒体Pとし
て使用する場合には、ワイヤドットヘッド101によっ
てインパクトした時、印字媒体Pの表面が収縮して厚み
が減少する(この時の印字媒体Pの厚みを「有効厚み」
、印字媒体Pの表面を「有効表面」と言う。)。したが
って、通常の印字状態と印字品位が異なってしまう。
【0011】また、印字媒体Pの有効厚みが分からない
ため、印字媒体Pの有効厚みに応じて、ワイヤドットヘ
ッド101へのエネルギ印加時間、印字媒体Pの有効表
面からのヘッドギャップg、印字速度等を最適なものに
設定することができない。本発明は、上記従来のワイヤ
ドットインパクトプリンタ装置の問題点を解決して、印
字媒体の有効厚みが分からない場合でもヘッドギャップ
を最適な値にすることができるとともに、ワイヤドット
ヘッドの印字力や印字速度を印字媒体の有効厚みに応じ
て設定することができるワイヤドットインパクトプリン
タ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のワ
イヤドットインパクトプリンタ装置においては、ワイヤ
ドットヘッドが、印字媒体の幅方向に移動するようにな
っていて、上記ワイヤドットヘッドに対向して配設され
るプラテンによって、印字媒体が長さ方向に移動させら
れる。
【0013】上記ワイヤドットヘッドの先端は上記プラ
テンに対して接離させられ、これによってワイヤドット
ヘッドの先端と印字媒体間のヘッドギャップが変更され
る。そして、上記ヘッドギャップは印字媒体の厚さに対
応して調節され、ワイヤドットヘッドを最適な位置に移
動して、印字媒体の厚さに対応する印字力及び印字速度
で印字が行われるようになっている。
【0014】そのために、上記ワイヤドットヘッドを最
大ギャップ位置に移動する手段と、最大ギャップ位置に
あるワイヤドットヘッドを、印字動作が可能な初期ギャ
ップ位置に移動させる手段と、初期ギャップ位置から印
字動作させた時の印字時間を検出する手段と、上記印字
時間によって、初期ギャップ位置から印字媒体の有効表
面までのヘッドギャップを計算する手段と、初期ギャッ
プ位置からプラテンまでの距離及び上記ヘッドギャップ
から印字媒体の厚みを計算する手段と、上記ヘッドギャ
ップに基づいて、ワイヤドットヘッドを最適位置に移動
させる手段と、印字媒体の厚みに対応してワイヤドット
ヘッドの駆動電流を調整する手段を有している。
【0015】
【作用】本発明によれば、上記のようにワイヤドットヘ
ッドが、印字媒体の幅方向に移動するようになっていて
、上記ワイヤドットヘッドに対向して配設されるプラテ
ンによって、印字媒体が長さ方向に移動させられ、例え
ばワイヤドットヘッドの印字ワイヤがインクリボンを打
撃することによって印字媒体上に印字が行われる。
【0016】ワイヤドットヘッドの先端と印字媒体間の
ヘッドギャップは、上記ワイヤドットヘッドの先端を上
記プラテンに対して接離させることによって変更され、
印字媒体の厚みに対応した印字力及び印字速度で印字が
行われる。そのため、上記ワイヤドットヘッドは、まず
最大ギャップ位置に移動させられ、続いて印字動作が可
能な初期ギャップ位置に移動させられる。この初期ギャ
ップ位置からワイヤドットヘッドが駆動され、印字が行
われる。そして、この時の印字時間が検出され、初期ギ
ャップ位置から印字媒体の有効表面までのヘッドギャッ
プが計算される。
【0017】また、初期ギャップ位置からプラテンまで
の距離及び上記ヘッドギャップから印字媒体の厚みが計
算される。上記ヘッドギャップに基づいて、ワイヤドッ
トヘッドを最適位置に移動させることができるとともに
、ワイヤドットヘッドの駆動電流を調整して印字力及び
印字速度を印字媒体の厚みに対応したものとすることが
できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示すワ
イヤドットインパクトプリンタ装置の構成を示すブロッ
ク図、図5は本発明のワイヤドットインパクトプリンタ
装置における印字機構の平面図、図6は本発明のワイヤ
ドットインパクトプリンタ装置における印字機構の側面
図である。
【0019】図1において、1は印字データをワイヤド
ットインパクトプリンタ装置に導入するためのインタフ
ェースであるセントロI/F、2はワイヤドットインパ
クトプリンタ装置の全体の動作を制御する制御手段とし
ての制御回路、3aはヘッドドライバ、3bはヘッドコ
イル、4はワイヤドットヘッド、5はスペーシングモー
タドライバ、6はスペーシングモータ、7はラインフィ
ードモータドライバ、8はラインフィードモータ、9は
操作スイッチ、10aはセンサ電極、10bは静電容量
センサ回路(以下、「センサ回路」と言う。)、10は
センサ電極10a及びセンサ回路10bから成る印字ワ
イヤの印字時間検出手段、13はモータドライバ、14
はパルスモータ、15はパルスモータ14を駆動モータ
としてヘッドギャップを変更するギャップ変更手段であ
る。
【0020】上記構成のワイヤドットインパクトプリン
タ装置において、印字時間検出手段10及びギャップ変
更手段15を備え、制御回路2がギャップ変更手段15
に対してプラテンからのワイヤドットヘッド4の絶対位
置が分かる場所に移動する指令を出すと、印字時間検出
手段10は印字媒体Pの有効表面までの到達時間を検出
する。そして、上記制御回路2において、到達時間に基
づいて有効表面からのヘッドギャップgが求められるよ
うになっている。
【0021】そのため、上記制御回路2は入出力用のイ
ンタフェースLSI2a,2b、到達時間からヘッドギ
ャップgを求める処理などの各種処理を行うCPU2c
、印字データの記憶や内部データの処理を行うためのR
AM2d及び制御プログラムや印字フォント(文字の形
をドットで表すためのデータ)を納めたROM2eを有
している。
【0022】次に、図5及び図6において、4はワイヤ
ドットヘッド、22はワイヤドッドヘッド4を支持する
キャリッジ、23,24はキャリッジ22を矢印A方向
に移動可能に支持するガイドシャフト、25は印字媒体
Pを搬送するプラテン、26,27はガイドシャフト2
3,24を支持するサイドフレームである。上記キャリ
ッジ22はスペーシングモータ6(図1)から動力を得
て、矢印A方向に移動してワイヤドットヘッド4を印字
媒体Pの幅方向に移動させる。また、プラテン25はラ
インフィードモータ8から動力を得て回転し、印字媒体
Pを上記幅方向と直交する長さ方向に搬送する。
【0023】そして印字に際しては、ワイヤドットヘッ
ド4は所定の速度で印字媒体Pの幅方向に移動し、印字
ワイヤを印字媒体Pの印字位置に、例えばインクリボン
を介して衝突させて印字を行う。そして、印字媒体Pの
終端位置まで到達して1行の印字が終了すると、続いて
反対方向に移動して初期位置に復帰する。この時、プラ
テン25が回転し印字媒体Pを長さ方向に1行分搬送し
、その後次の行の印字が開始される。
【0024】ところで、上記キャリッジ22は2本のガ
イドシャフト23,24に沿って移動するが、キャリッ
ジ22の後方部は高さ調整機構29を介してガイドシャ
フト24に取り付けられる。すなわち、キャリッジ22
の後方部にはパルスモータ14が固定されており、該パ
ルスモータ14の回転軸14aにスクリュギヤ14bが
直結してある。さらに、キャリッジ22の後方部の下面
にはガイドピン22aが突出して形成されていて、該ガ
イドピン22aはガイドシャフト24に沿って移動可能
に支持されるスライダ28のガイド孔28aに対して、
上下方向に摺動可能に係合する。また、スライダ28に
は図示しないギヤが形成されており、このギヤが上記ス
クリュギヤ14bと噛合している。
【0025】したがって、キャリッジ22はガイドシャ
フト24に対してスライダ28、スクリュギヤ14b、
回転軸14a及びパルスモータ14を介して支持される
ことになり、パルスモータ14を回転させればキャリッ
ジ22の後方部は矢印C方向(ガイド孔28aによって
案内されるガイドピン22aの方向)に上下移動し、キ
ャリッジ22がガイドシャフト23を軸として回転する
。これに伴って、ワイヤドットヘッド4の先端部4aの
プラテン25に対するヘッドギャップgを変更すること
ができる。なお、ヘッドギャップgを変更させる手段と
しては、上記のもの以外に、例えばプラテン25を移動
させるなどの手段を使用することができる。
【0026】次に、印字ワイヤの印字時間検出手段10
について説明する。図7はワイヤドットヘッド縦断面図
、図8はプリント基板の平面図、図9はプリント基板の
要部斜視図である。図において、30はワイヤドットヘ
ッド4内に複数本備えられた印字ワイヤ(図では2本の
みを示す。)、31は印字ワイヤ30を案内するための
ガイド孔31aを有する前面カバー、32は磁性体から
成るアーマチュア、33はアーマチュア32を支持する
板ばねである。一方、34はベース板、35はコア35
aの外周にヘッドコイル35bを巻装させて構成される
電磁石、36は電磁石35に電源を供給するためのプリ
ント配線とコネクタ端子とを有するプリント基板、37
は永久磁石、38は台板、39はスペーサ、40はヨー
ク、41はプリント基板、42はクランプである。
【0027】クランプ42はベース板34、永久磁石3
7、台板38、スペーサ39、板ばね33、ヨーク40
、プリント基板41、前面カバー31を順に積層させて
一体とした状態で、これら各要素を狭圧保持する。また
、板ばね33の自由端33a側にはアーマチュア32が
支持され、このアーマチュア32の先端32aには一本
の印字ワイヤ30の基部30aが固着されている。そし
て、印字ワイヤ30の先端部30bは前面カバー31の
ガイド孔31aに案内されて印字媒体Pの所定位置に衝
突するように構成されている。
【0028】図8及び図9に示すように、プリント基板
41のアーマチュア32と対向した位置に、銅箔パター
ンから成るセンサ電極10aが設けられ、このセンサ電
極10aはプリント配線によってプリント基板41の端
部に備えられたコネクタ端子41aに接続される。該プ
リント基板41はヨーク40との絶縁を保つための絶縁
被膜でコートされている。したがって、センサ電極10
aとアーマチュア32との間には静電容量が現れ、その
値は両者の間隔が大きくなるほど小さくなり、両者の間
隔が小さくなるほど大きくなる。
【0029】上記構成のワイヤドットヘッド4において
、ヘッドコイル35bに通電しないときには、アーマチ
ュア32を永久磁石37の吸引力によって、板ばね33
の弾性復元力に抗してベース板34側(図の下方向)に
吸引させておく。この状態でヘッドコイル35bに通電
すると、電磁石35の磁束で永久磁石37の磁束が打ち
消され、アーマチュア32は永久磁石37の吸引力から
解放され、板ばね33の弾性復元力によって前面カバー
31側(図の上方向)に移動する。板ばね33が移動す
ると、アーマチュア32も前面カバー31側に移動し、
印字ワイヤ30はガイド孔31aから突出して印字媒体
Pに衝突して印字を行う。
【0030】ここで、ヨーク40は電磁石35が形成す
る磁気回路の一部を構成するとともに、センサ電極10
aの相互干渉を断つ役割を果たす。図10はセンサ回路
の回路図、図11はセンサ回路の原理説明図、図12は
センサ回路の動作波形図である。図10及び図11にお
いて、50はデジタルIC、50a,50bは内部等価
回路のMOS型FET(電界効果トランジスタ)である
【0031】また、51は発振器、52は抵抗、53は
積分器、54は交流増幅器、55は微分回路、56はコ
ンパレータである。上記回路構成において、デジタルI
C50の出力端にセンサ電極10aを接続し、入力端に
発振器51から図12に示す矩形波信号SOSC を入
力すると、出力端に電流IC が流れる。この電流IC
 は、MOS型FET50a,50bが矩形波信号SO
SC を受けて交互にオン、オフすることによってセン
サ電極10aに流れる充放電電流である。このうち、放
電電流IS はMOS型FET50b、抵抗52を通っ
てアースに流れる。この放電電流IS を一周期分積分
した値は、ほぼセンサ電極10aに充電される電荷量Q
に相当する。
【0032】ここで、センサ電極10aの静電容量をC
X 、発振器51の発振周波数をf、抵抗52の抵抗値
をRS 、増幅器54の増幅率をa、電源電圧をVDD
とすると、放電電流IS の平均値は、 f・Q=f・CX ・VDD となり、増幅器54の出力電圧は、 VQ =CX ・RS ・a・f・VDDとなって、求
めたい静電容量CX に比例する出力電圧VQ が得ら
れる。この出力電圧VQ を微分回路55に通すことに
よって、印字ワイヤ30の速度に比例した電圧が出力さ
れる。さらに、この出力をコンパレータ56を通すこと
によって、印字ワイヤ30が印字媒体Pに衝突するまで
の印字時間がセンサ回路10bから出力されることにな
る。実際には上記増幅器54を交流増幅器とし、センサ
電極10aのほかに存在する分布容量等のオフセット(
直流分)を切り捨て、印字ワイヤ30の変位分のみによ
って出力されるようにしている。
【0033】図13はセンサ回路の入出力波形図である
。センサ電極10aの出力波形は(a)のようになり、
センサ回路10b内の増幅器54の出力電圧は(b)の
ようになる。該出力電圧は微分回路55を通すことによ
って(c)のようになり、最後にコンパレータ56を通
して(d)のようにヘッドギャップgが印字時間Tとし
て検出される。
【0034】そして、この印字時間Tはインタフェース
LSI2bを介してCPU2cに入力されリードされる
。この時、印字媒体Pの有効表面までのヘッドギャップ
をgsuf とすると、該ヘッドギャップgsufと印
字時間TはT=f(gsuf )の関係にある。実験結
果から、実際にはgsuf が0.1mm〜1.0mm
であるため、T=α・gsuf +β(α,βは定数)
の一次式で表されることが分かる。
【0035】次に、本発明のワイヤドットインパクトプ
リンタ装置の動作について説明する。図14は本発明の
実施例を示すワイヤドットインパクトプリンタ装置の動
作フローチャート、図15は到達時間から媒体厚を求め
る説明図である。ステップS1  電源がオンされると
、アクチュエータすなわちパルスモータ14が駆動され
、ワイヤドットヘッド4が最大ギャップ位置に移動させ
られ、最大ギャップ位置までの移動量は機構部の構造に
よって決定され、本実施例では例えば1.0mmとして
ある。ステップS2,S3  印字媒体Pが給入済みか
否かが判断され、給入済みでない場合、印字媒体Pが自
動給入される。ステップS4  パルスモータ14を駆
動して1回目の調整を行い、印字媒体Pが極端に薄くて
も印字ワイヤ30が到達可能で、かつ印字媒体Pが厚く
てもヘッドギャップgを保つことができる初期ギャップ
位置にワイヤドットヘッド4を移動する。本実施例では
0.7mmである。ステップS5  CPU2cは印字
データが入力されたか否かを判断し、入力されたことが
分かるとインタフェースLSI2bを介してヘッドドラ
イバ3a、各モータドライバ5,7に制御信号を送出し
、ワイヤドットヘッド4の印字ワイヤ30、スペーシン
グモータ6、ラインフィードモータ8等を動作させて印
字動作を行う。それと同時に上記印字動作における印字
ワイヤ30の変位量に基づき、有効表面までの印字時間
(到達時間)を検出する。ステップS6  検出された
印字時間から有効表面までのヘッドギャップgsuf 
を計算し、初期ギャップの0.7(mm)からヘッドギ
ャップgsuf を引くことによって印字媒体Pの有効
厚みxを求めることができる。(図15参照)ステップ
S7  ヘッドギャップgsuf に基づいて有効表面
からの最適ギャップになるようにパルスモータ14を駆
動する。この時、パルスモータ14の送りパルス数によ
ってプラテン25からのワイヤドットヘッド4の絶対位
置が分かる。この値は、再度印字時間を検出したときの
印字媒体Pの有効厚みxを求める計算に使われる。ステ
ップS8〜10  印字媒体Pの厚みに応じて、例えば
インターリブ用紙3枚以上の厚さの場合、ステップ9へ
進みワイヤドットヘッド4への電流通電時間を増加し、
ワイヤドットヘッド4の印字力を増すとともに低速にす
る。
【0036】一方、インターリブ用紙3枚以下の場合に
は、ステップ10に進み高速動作で印字を継続する。そ
して、以後、ステップ5〜ステップ10を繰り返す。な
お、上記実施例においては、印字媒体Pの厚みに応じて
印字速度、ワイヤドットヘッド4への電流通電時間を2
段階で変化させているが、印字媒体Pの厚みに応じて更
に多段階に変化させることができる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、ワイヤドットヘッドの先端を上記プラテンに対し
て接離させ、ワイヤドットヘッドを最大ギャップ位置に
移動し、続いて印字動作が可能な初期ギャップ位置に移
動させ、この時該初期ギャップ位置からの印字時間を検
出してヘッドギャップ及び印字媒体の厚みを計算するよ
うになっている。
【0039】したがって、上記ヘッドギャップに基づい
て、ワイヤドットヘッドを最適位置に移動させることが
できるとともに、ワイヤドットヘッドの駆動電流を調整
して、印字力及び印字速度を印字媒体の厚みに対応した
ものとすることができ、印字品位を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すワイヤドットインパクト
プリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のワイヤドットインパクトプリンタ装置の
印字機構の概略図である。
【図3】従来のワイヤドットインパクトプリンタ装置の
印字機構の要部側面図である。
【図4】印字機構のギヤ部説明図である。
【図5】本発明のワイヤドットインパクトプリンタ装置
における印字機構の平面図である。
【図6】本発明のワイヤドットインパクトプリンタ装置
における印字機構の側面図である。
【図7】ワイヤドットヘッド縦断面図である。
【図8】プリント基板の平面図である。
【図9】プリント基板の要部斜視図である。
【図10】センサ回路の回路図である。
【図11】センサ回路の原理説明図である。
【図12】センサ回路の動作波形図である。
【図13】センサ回路の入出力波形図である。
【図14】本発明の実施例を示すワイヤドットインパク
トプリンタ装置の動作フローチャートである。
【図15】到達時間から媒体厚を求める説明図である。
【符号の説明】
2      制御回路3a    ヘッドドライバ3
b    ヘッドコイル 4      ワイヤドットヘッド 5      スペーシングモータドライバ6    
  スペーシングモータ 7      ラインフィードモータドライバ8   
   ラインフィードモータ 10    印字時間検出手段 10a  センサ電極 10b  センサ回路 13    モータドライバ 14    パルスモータ 15    ギャップ変更手段 22    キャリッジ 23,24  ガイドシャフト 25    プラテン g      ヘッドギャップ P      印字媒体 T      印字時間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)ワイヤドットヘッドと、(b)
    該ワイヤドットヘッドを印字媒体の幅方向に移動させる
    手段と、 (c)上記ワイヤドットヘッドに対向して配設され、印
    字媒体を長さ方向に移動させるプラテンと、(d)上記
    ワイヤドットヘッドの先端を上記プラテンに接離させて
    、ワイヤドットヘッドと印字媒体間のヘッドギャップを
    変更する手段と、 (e)上記ワイヤドットヘッドを最大ギャップ位置に移
    動させる手段と、 (f)最大ギャップ位置にあるワイヤドットヘッドを、
    印字動作が可能な初期ギャップ位置に移動させる手段と
    、 (g)初期ギャップ位置から印字動作させた時の印字時
    間を検出する手段と、 (h)上記印字時間によって、初期ギャップ位置から印
    字媒体の有効表面までのヘッドギャップを計算する手段
    と、 (i)初期ギャップ位置からプラテンまでの距離及び上
    記ヘッドギャップから印字媒体の厚みを計算する手段と
    、 (j)上記ヘッドギャップに基づいて、ワイヤドットヘ
    ッドを最適位置に移動させる手段と、 (k)印字媒体の厚みに対応してワイヤドットヘッドの
    駆動電流を調整する手段を有することを特徴とするワイ
    ヤドットインパクトプリンタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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