JPH04221168A - 二重床構造体 - Google Patents

二重床構造体

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JPH04221168A
JPH04221168A JP33787790A JP33787790A JPH04221168A JP H04221168 A JPH04221168 A JP H04221168A JP 33787790 A JP33787790 A JP 33787790A JP 33787790 A JP33787790 A JP 33787790A JP H04221168 A JPH04221168 A JP H04221168A
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JP
Japan
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floor
double
sealing material
impact
gap
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Application number
JP33787790A
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English (en)
Inventor
Soichiro Kozuka
小塚 壮一郎
Teruo Sasaki
輝男 佐々木
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は二重床構造体に関し、詳しくは階下への床衝撃
音が問題となるRC造集合住宅などに利用され、コンク
リートスラブ等の床基盤上に緩衝材を有する支持脚を介
して床部を載置固定した二重床構造体に関する。
[従来の技術] RC造集合住宅などでの二重床構造体では、コンクリー
トスラブ等の床基盤上にゴムや繊維質材料等の緩衝材を
有する樹脂又は金属製の支持脚を介して床部を載置固定
し、上記床基盤と床部との間に床下空間を形成したもの
が一般的である。
このRC造集合住宅などに使用される二重床構造体では
、その床下空間に配線又は配管などを敷設するのに好適
である反面、階下への床衝撃音が問題となっている。そ
こで、その階下への床衝撃音を改善するため、従来では
上記床部の下面にグラスウール等の吸音材を貼りつけた
り、コンクリートスラブ等の床基盤上に吸音材を取り付
けたりしている。また、この他に特開昭63−2728
58号公報に開示された二重床構造体がある。これは床
部の構成要素である面板の一枚一枚を囲むようにしてそ
の床下空間を分断するように吸音材を配置したものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述した二重床構造体で問題となっている床
衝撃音は、一般的に、子供が飛び跳ねる音や重量物が落
下する音等の重量衝撃音と階上からの足音や椅子を引き
ずる音等の軽量衝撃音とに分類されている。上記二重床
構造体では、床部に設ける制振材等により軽量衝撃音に
ついてはある程度吸収されて効果を上げることが可能で
あるが、重量衝撃音については上記緩衝材のばね定数を
極端に下げて軟質化することにより改善せざるを得ない
。そうすると、緩衝材の変形をかなり大きく取る必要が
あり、その結果、床部の床基盤からの高さも大きくなり
、緩衝材が座屈し易くなるという問題があった。
また、床部の下面や床基盤上に吸音材を取り付けた場合
の二重床構造体や、特開昭63−272858号公報に
開示された二重床構造体では、軽量衝撃音にはある程度
効果があるが、重量衝撃音にはあまり効果がないという
のが現状であった。
更に、従来の二重床構造体では、床部の周縁部が、床基
盤から起立して床部を囲繞する壁面に衝合してほぼ固定
した状態であるため、衝撃によって生じた振動が固体伝
播音となって、階下へ伝達されてしまい重量衝撃音に悪
影響を及ぼすという問題もあった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので
、その目的とするところは軽量衝撃音だけでなく重量衝
撃音についても簡単な構造により改善し得る二重床構造
体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明における上記目的を達成するための技術的手段は
、床基盤上に緩衝材を有する支持脚を介して床部を載置
固定し、上記床基盤と床部との間に床下空間を形成した
二重床構造体において、上記床基盤から起立して床部を
囲繞する壁面と床部の周縁部との間に空隙部を形成し、
その空隙部に粘弾性体からなる密閉材を充填したことで
ある。
また、上記密閉材を充填すると共に密閉材を床基盤から
床部下面まで起立させ、その密閉材で床下空間を数区画
に区切ることが望ましい。
[作用] 本発明に係る二重床構造体では、床基盤から起立して床
部を囲繞する壁面と床部の周縁部との間に空隙部を形成
したことにより、床部を壁面から分離して床衝撃によっ
て生じた床振動の壁面への固体伝播を防止すると共に、
上記空隙部に粘弾性体からなる密閉材を充填したことに
より、床下空間を密閉してその床下空間における空気層
でもって床衝撃を防止する。この床部と壁面との分離及
び床下空間の密閉により階下への重量衝撃音の伝播を防
止することを実現可能とする。
また、上記密閉材を充填すると共に密閉材を床基盤から
床部下面まで起立させ、その密閉材で床下空間を数区画
に区切るようにすれば、床衝撃の階下への伝播の防止が
より一層良好となる。
[実施例] 本発明に係る二重床構造体の実施例を第1図乃至第8図
を参照しながら説明する。
本発明の二重床構造体は、第1図及び第2図に示すよう
に建築物のコンクリートスラブ等の床基盤(1)上に複
数の支持脚(2)(2)…を介して床部(3)を載置固
定し、床基盤(1)から起立して床部(3)を囲繞する
壁面(4)と床部(3)の周縁部との間に空隙部(5)
を形成し、その空隙部(5)に粘弾性体からなる密閉材
(6)を充填したものである。
具体的に説明すると、上記床部(3)は、パーティクル
ボード等の矩形状面板(7)(7)…を床面積に合わせ
て複数枚並べて配置して最下層を形成し、その上に上記
面板(7)(7)…の各接合部とずらせて合板等の矩形
状捨て張り板(8)(8)…を複数枚並べて載置して中
間層を形成し、その上に木質仕上げ材(9)を載置して
最上層を形成した三層構造を有する。上記面板(7)(
7)…、捨て張り板(8)(8)…及び木質仕上げ板(
9)は接着剤又は釘などの固定手段により連結一体化さ
れる。
支持脚(2)(2)…は床部(3)の静荷重を支持する
樹脂又は金属製のものであり、例えば、床部(3)の各
面板(7)(7)…の四隅及び中央に配置される。即ち
、一枚の面板(7)について五本の支持脚(2)(2)
…が使用されることになる。この支持脚(2)(2)…
は、その下部にゴムや繊維質材料等からなる緩衝材(1
0)(10)…を有し、その緩衝材(10)(10)…
の上に棒状の支持ボルト(11)(11)…を垂設し、
その支持ボルト(11)(11)…の上端部に雄ねじを
刻設すると共に、この雄ねじに螺合する雌ねじを刻設し
た支持ナット(12)(12)…を上記支持ボルト(1
1)(11)…に螺着した高さ調整可能な構造を有する
ものである。上記支持ナット(12)(12)…は面板
(7)(7)…の下面に固着されている。
尚、各面板(7)(7)…の支持ナット(12)(12
)…の取付部位には貫通穴〔図示せず〕が形成されてお
り、床部(3)の組み付け時、面板(7)(7)…の配
置後に上記貫通穴から調整治具で支持ボルト(11)(
11)…を回転させることにより面板(7)(7)…の
水平レベルを調整することができる。
上記床部(3)の周縁部とこれを囲繞する壁面(4)と
の間の空隙部(5)に充填された密閉材(6)は粘弾性
体からなり、例えば、独立気泡の発泡体やゴム膜などの
通気性のないものである。
この密閉材(6)により床下空間(13)は床上空間(
14)から完全に分離されたことになる。
上記構成からなる二重床構造体では、床部(3)の周縁
部と床部(3)を囲繞する壁面(4)との間に空隙部(
5)を形成したことにより、床部(3)を壁面(4)か
ら分離して床衝撃によって生じた床振動の壁面(4)へ
の固体伝播を防止する。これと共に上記空隙部(5)に
粘弾性体からなる密閉材(6)を充填したことにより、
床下空間(13)を床上空間(14)から分離して密閉
しその床下空間(13)における空気層でもって床衝撃
を防止する。この床部(3)と壁面(4)との分離及び
床下空間(13)の密閉により階下への軽量衝撃音並び
に重量衝撃音の伝播を防止することになる。特に、この
二重床構造体では軽量衝撃音ばかりでなく重量衝撃音に
ついても緩和作用を呈し、重量衝撃が床部(3)に加わ
ると、床部(3)が変形し、この変形により床下空間(
13)で圧縮された空気が床部(3)の周縁部と壁面(
4)との間から流出しようとするが、その間に充填され
た密閉材(6)により抵抗を受けて床下空間(13)で
の空気層がばね作用を呈し、上記重量衝撃を速やかに吸
収する。また、上記密閉材(6)は空気の流れによって
床下空間(13)から運ばれる塵や埃の床上空間(14
)への侵入を防止する作用を呈する。
本出願人は、第1図及び第3図に示す二重床構造体につ
いて床衝撃音試験を行なった。以下、その試験結果につ
いて第4図及び第5図を参照しながら詳述する。尚、第
1図は独立気泡のゴム発泡体からなる密閉材(6)を使
用した本発明の二重床構造体であり、第3図は第1図の
二重床構造体と比較するため、密閉材を使用しない二重
床構造体である。また、第4図は床衝撃音試験を行なっ
た時の重量衝撃音試験の結果を、第5図は軽量衝撃音試
験の結果を示し、同図での白丸は第1図の二重床構造体
についての結果で、黒丸は第3図の二重床構造体につい
ての結果であり、図中の破線は遮音等級を示す。
第4図及び第5図に示す結果から明らかなように、密閉
材(6)を使用することにより、床衝撃音で問題となる
オクターブバンド中心周波数125Hzにおいて、重量
衝撃音については、第3図の二重床構造体で床衝撃音レ
ベルが64dBであるのに対して、第1図の二重床構造
体で59dBとなって5dB改善され、第3図の二重床
構造体で床衝撃音レベルLH=50であったのが第1図
の二重床構造体で床衝撃音レベルLH=45となって遮
音性能が向上した。
また、軽量衝撃音については、第3図の二重床構造体で
床衝撃音レベルが61dBであるのに対して、第1図の
二重床構造体で54dBとなって7dB改善され、第3
図の二重床構造体で床衝撃音レベルLH=50であった
のが第1図の二重床構造体で床衝撃音レベルLL=40
となって遮音性能が向上した。従って、密閉材(6)を
使用することにより重量衝撃音に対して格段の改善効果
が得られ、また、軽量衝撃音に対しても効果のある二重
床構造体を得ることができる。
尚、上述した第1図の二重床構造体では密閉材(6)に
ゴム発泡体を使用した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されることなく、例えば、第6図に示す第
2の実施例のように上記密閉材(6)としてゴム膜を使
用して床部(3)と壁面(4)との間に上記ゴム膜を取
り付けるようにすることも可能である。
また、第7図及び第8図に示す第3の実施例の二重床構
造体では、壁面(4)と床部(3)の周縁部との間の空
隙部(5)に粘弾性体からなる密閉材(6)を充填する
と共に床基盤(1)から床部(3)の下面まで密閉材(
6′)を起立させ、その密閉材(6′)で床下空間(1
3)を数区画に区切ることにより、広い部屋においても
本発明の効果を十分に発揮させることができる。
また、上記各実施例では三層構造の床部(3)について
説明したが、本発明では他の構造の床部についても適用
可能であることは勿論である。
[発明の効果] 本発明に係る二重床構造体によれば、床部の周縁部とそ
の床部を囲繞する壁面との間に空隙部を形成したことに
より、床部を壁面から分離して床衝撃によって生じた床
振動の壁面への固体伝播を防止することができると共に
、上記空隙部に粘弾性体からなる密閉材を充填したこと
により、床下空間を密閉してその床下空間における空気
層のばね作用でもって床衝撃を防止することができる。
また、上記密閉材を充填すると共に密閉材を床基盤から
床部下面まで起立させ、その密閉材で床下空間を数区画
に区切ることにより、床衝撃の階下への伝播の防止がよ
り一層良好となる。このように、軽量衝撃音ばかりでな
く重量衝撃音についてもその階下への伝播を速やかに防
止することが実現容易となり、遮音性に優れた実用的価
値大なる二重床構造体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る二重床構造体の一実施例を示す断
面図、第2図は第1図の二重床構造体の一部省略部分を
含む平面図、第3図は本出願人が行なった床衝撃音試験
で第1図の二重床構造体と比較するために使用した二重
床構造体を示す断面図、第4図は重量衝撃音試験でのオ
クターブバンド中心周波数に対する床衝撃音レベルの関
係を示す特性図、第5図は軽量衝撃音試験でのオクター
ブバンド中心周波数に対する床衝撃音レベルの関係を示
す特性図、第6図は本発明の第2の実施例を示す断面図
、第7図は本発明の第3の実施例を示す断面図、第8図
は第7図の二重床構造体の一部省略部分を含む平面図で
ある。 (1)…床基盤、(2)…支持脚、 (3)…床部、(4)…壁面、 (5)…空隙部、(6)…密閉材、 (10)…緩衝材、(13)…床下空間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床基盤上に緩衝材を有する支持脚を介して
    床部を載置固定し、上記床基盤と床部との間に床下空間
    を形成した二重床構造体において、上記床基盤から起立
    して床部を囲繞する壁面と床部の周縁部との間に空隙部
    を形成し、その空隙部に粘弾性体からなる密閉材を充填
    したことを特徴とする二重床構造体。
  2. 【請求項2】密閉材を床基盤から床部下面まで起立させ
    、 その密閉材で床下空間を数区画に区切ったことを特徴と
    する請求項(1)記載の二重構造体。
JP33787790A 1990-11-20 1990-11-30 二重床構造体 Pending JPH04221168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33787790A JPH04221168A (ja) 1990-11-20 1990-11-30 二重床構造体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31639490 1990-11-20
JP2-316394 1990-11-20
JP33787790A JPH04221168A (ja) 1990-11-20 1990-11-30 二重床構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04221168A true JPH04221168A (ja) 1992-08-11

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ID=26568638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33787790A Pending JPH04221168A (ja) 1990-11-20 1990-11-30 二重床構造体

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JP (1) JPH04221168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356983A (ja) * 2001-03-26 2002-12-13 Hazama Gumi Ltd 遮音性二重床

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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