JPH0420105Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0420105Y2
JPH0420105Y2 JP1985154375U JP15437585U JPH0420105Y2 JP H0420105 Y2 JPH0420105 Y2 JP H0420105Y2 JP 1985154375 U JP1985154375 U JP 1985154375U JP 15437585 U JP15437585 U JP 15437585U JP H0420105 Y2 JPH0420105 Y2 JP H0420105Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
vertical spring
rubber
synthetic
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985154375U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6263339U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985154375U priority Critical patent/JPH0420105Y2/ja
Publication of JPS6263339U publication Critical patent/JPS6263339U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0420105Y2 publication Critical patent/JPH0420105Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンピユーターなど高精度機器類を収
納する建屋などに有効な免震床構造に関する。
(従来の技術) 従来より、床の免震装置として、例えば特開昭
53−32925号公報記載のものがある。この免震装
置は、上下と下床との間に防振ゴムやばね材等か
らなる垂直緩衝手段と、上床への水平加速度付与
を防止する摩擦式震動消去手段と、上記上床の側
面と壁(又は柱)との間に水平緩衝手段を配設
し、水平緩衝手段としては、ゴム材又はばね材を
用いて、ゴム材の場合にはこれを上床の側面か壁
のいずれか一方に取付けているものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来例によると、上床と壁との
間に〓間があいているために、この間〓を遮蔽す
る工事が必要となり、しかも上床を合成床として
施工しようとすると、型枠工事を必要とし、上床
の施工が面倒となる問題が生じる。そして間〓の
遮蔽工事を行なわない場合には、上記間〓を通じ
て上床の音が下床に伝播するおそれがある。
本考案の目的は、床の施工をしやすくすると共
に、遮音性の向上に寄与できるようにすることで
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上下方向に伸縮自在の鉛直ばね体
と、板幅方向に隣接して配置されている複数の
PC床板と、床仕上げコンクリートと、互いに摺
動自在に接している上下1対の摩擦板と、緩衝体
とを具備しているものである。鉛直ばね体は、コ
ンクリート基礎上に取付けられている。鉛直ばね
体は、鉄板とゴム板とを交互にサンドイツチ状に
積層した積層ゴム、ゴム単体などの防振ゴムから
なる。各PC床板は、上記鉛直ばね体上に載置支
持されており、上面に打込まれた床仕上げコンク
リートと共に合成床を形成している。1対の摩擦
板は、上記PC床板の下面と上記鉛直ばね体の上
端面とにそれぞれ取付けられている。緩衝体は、
上記合成床側面と対向する壁面に取付けられ、合
成床の周囲を囲むように上記合成床側面と接して
いる。上記緩衝体はゴム体からなる。上記PC床
板は少なくとも底部2個所が上記鉛直ばね体で支
持されている。
(作用) 地震時に、鉛直ばね体で上下及び水平動両成分
を免震し、摩擦板と摩擦板とは、摩擦面をすべる
鉛直ばね体の水平振動エネルギを吸収しつつ、水
平動成分の免震をし、さらに緩衝体は合成床の上
下及び水平振動エネルギを吸収すると共に大地震
の時の地震力が床板に伝達されることを緩和する
作用をする。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
コンクリート基礎C上には複数の鉛直ばね体で
ある防振ゴム1を設置してあり、各防振ゴム上で
PC(プレキヤストコンクリート)床板2を第2図
上下2個所で載置支持している。この防振ゴムは
ゴム単体を2層にして形成されているものであ
り、上端面に被摩擦板1aを配設してある。この
被摩擦板は、PC床板2の下面に取付けてある摩
擦板3の下面(摩擦面)を摺動可能である。防振
ゴム1は下端面に取付け板1bを取付けてあり、
この取付け板はその四隅をアンカーボルト4によ
つてコンクリート基礎Cに固定されている。
各PC床板2は、その幅方向に隣接して配置さ
れており、隣接する位置に配設されているインサ
ートプレート5,5にわたしたジヨイントプレー
ト(図示せず。)によつて連結されている。PC床
板2が壁と接する側面には全周にわたつて緩衝体
6を配設してあり、この緩衝体は梁の内壁面7に
接着され、この内壁面に取付けてあるアングル8
上で支持されている。緩衝体6は長い中空ゴム体
からなり、複数本の緩衝体をつないでPC床板2
の外周を囲んでおり、緩衝体を空気ばねとして利
用する。なお、この緩衝体は、中実ゴム体であつ
てもよい。
PC床板2上には現場打ちによる床仕上げコン
クリート9を打設して、合成スラブ10を形成し
ている。
施工について説明すると、まずコンクリート基
礎C上に防振ゴム1を配置し、ついで各防振ゴム
上にPC床板2を順次載せて行き、その後PC床板
の外周を緩衝体6で囲み、そしてPC床板上に天
端が緩衝体の上面と同一平面となる高さまで床仕
上げコンクリート9を打設して、合成床10を施
工する。コンクリート打設時に、PC床板2及び
緩衝体6が型枠としての機能をし、緩衝体は打設
するコンクリートの天端のレベル出しとして役立
つ。
通常の地震時においては、上下方向の振動エネ
ルギは防振ゴム1のばね力で主として吸収し、水
平方向の振動は摩擦板3の摩擦力と緩衝体6のば
ね力で主として吸収し、このため地震力は合成床
10へ伝わらない。大地震の時は、防振ゴム1と
被摩擦板1aと摩擦板3と緩衝体6との複合作用
によつて合成床10への免震が計られ、緩衝体に
よつて、合成床10と壁との間の緩衝作用をして
合成床と建物との衝突を防ぐ。
実験例によれば、基礎コンクリートCの上面か
ら仕上げコンクリート9の天端までの高さH(第
3図)を約240cmとすることができ、従来例に比
較して約16cm低くすることができた。
施工に際しては、鉛直ばね体1、被摩擦板1
a、摩擦板3および緩衝体6の材質、形状などを
適宜変えることによつて、自由に振動特性を変化
させて、個々の要求にあつた免震を計る。
合成床10の上方にフリーアクセスフロアを設
けてもよい。
上例では、防振ゴム1は2層にしたが1層でも
よく、また緩衝体6を図示するようにPC床板2
の全周を囲むことにより、緩衝体を床面の周囲の
仕上げ材として利用できると共に緩衝作用をより
効果的にすることができる利点があるが、もちろ
ん別に仕上げ材で緩衝体を覆つてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、PC板上に形成されている合
成床側面に接して合成床の周囲を囲むように緩衝
体を設けているので、施工時に緩衝体が型枠とし
て、そして打設する床仕上げコンクリートの天端
のレベル出しとしても兼用できて、特別に型枠工
事やレベル出し作業が不要となり、施工が従来例
に比較して容易となる。緩衝体は、打設する床仕
上げコンクリートの型枠にもなるので、床を合成
床とすることができる。さらに、上記緩衝体は、
壁面に取付けられ、合成床側面に接しており、合
成床との間に〓間が生じていないので、合成床上
方の音が下方に漏れることがないから、遮音性の
向上に寄与できる。また上下1対の摩擦板を互い
に摺動自在に設けているので、所望の摩擦係数に
調整でき、設計通りの摩擦係数を出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、第2図は平面図、第3図は第
2図−線拡大断面図である。 1……鉛直ばね体(防振ゴム)、1a……摩擦
板(被摩擦板)、2……PC床板、3……摩擦板、
6……緩衝体、7……内壁面、9……床仕上げコ
ンクリート、10……合成床、11……コンクリ
ート基礎。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンクリート基礎上に取付けられている上下方
    向に伸縮自在の鉛直ばね体と、 この鉛直ばね体上に載置支持され、板幅方向に
    隣接して配置されている複数のPC床板と、 各PC床板上に打込まれ、上記PC床板と共に合
    成床を形成している床仕上げコンクリートと、 上記PC床板の下面と上記鉛直ばね体の上端面
    とにそれぞれ取付けられ、互いに摺動自在に接し
    ている上下1対の摩擦板と、 上記合成床側面と対向する壁面に取付けられ、
    合成床の周囲を囲むように上記合成床側面と接し
    ている緩衝体とを具備しており、 上記鉛直ばね体は防振ゴムからなり、上記緩衝
    体はゴム体からなり、上記PC床板は少なくとも
    底部2個所が上記鉛直ばね体で支持されているこ
    とを特徴とする免震床構造。
JP1985154375U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0420105Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154375U JPH0420105Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154375U JPH0420105Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6263339U JPS6263339U (ja) 1987-04-20
JPH0420105Y2 true JPH0420105Y2 (ja) 1992-05-08

Family

ID=31074109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985154375U Expired JPH0420105Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0420105Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021451A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Kanazawa Seisakusho:Kk フロアパネル及びフロアパネルアセンブリ
JP5903316B2 (ja) * 2011-11-11 2016-04-13 株式会社三誠Air断震システム エアー防振フロア

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332925A (en) * 1976-09-09 1978-03-28 Obayashi Gumi Kk Method of and apparatus for protecting top floor from vibration

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332925A (en) * 1976-09-09 1978-03-28 Obayashi Gumi Kk Method of and apparatus for protecting top floor from vibration

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6263339U (ja) 1987-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100684686B1 (ko) 층간차음재
KR101492508B1 (ko) 건축물의 층간 소음 차단 구조
JPH0420105Y2 (ja)
KR101828708B1 (ko) 층간소음 저감을 위한 시공구조 및 그 시공방법.
KR101351755B1 (ko) 동탄성을 이용한 층간소음 저감장치 및 이를 이용한 층간소음 저감방법
KR100645116B1 (ko) 제진 기능을 갖는 바닥 시스템
JP5320031B2 (ja) 制振建物
KR200378497Y1 (ko) 콘크리트 바닥 방음재
JP2006241729A (ja) 構造物の免震基礎構造及び構築方法
JPS639726Y2 (ja)
JPH0447116B2 (ja)
KR102420057B1 (ko) 건물의 층간소음 방지장치
JPS6332278Y2 (ja)
JP2544672Y2 (ja) 多層制振装置
JPH0222420Y2 (ja)
JP3401647B2 (ja) 制震装置を備えた建築構造物
JPS6120890Y2 (ja)
JPH0346123Y2 (ja)
JP7410731B2 (ja) 建物における遮音構造
KR20230044817A (ko) 방진체를 이용한 층간소음방지용 바닥구조재
JPH0415877Y2 (ja)
JPS6332256Y2 (ja)
JPH04221168A (ja) 二重床構造体
JPH035623Y2 (ja)
JP4028640B2 (ja) 床衝撃音の遮断構造とユニット建物