JPH0422041Y2 - - Google Patents

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JPH0422041Y2
JPH0422041Y2 JP6372185U JP6372185U JPH0422041Y2 JP H0422041 Y2 JPH0422041 Y2 JP H0422041Y2 JP 6372185 U JP6372185 U JP 6372185U JP 6372185 U JP6372185 U JP 6372185U JP H0422041 Y2 JPH0422041 Y2 JP H0422041Y2
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JP
Japan
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sprocket
chain
sprockets
engine
guide
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JP6372185U
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JPS61179340U (ja
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのチエーン駆動装置に関す
る。
(従来技術) 従来、エンジンのシリンダブロツクの外壁のう
ちクランク軸方向端面側には、バランサ等の駆動
軸を駆動する複数のスプロケツトが設けられ、こ
れらスプロケツトをチエーンを介してクランク軸
軸端のタイミングギヤに連結して駆動するように
なつており、スプロケツトの配置及びチエーンの
経路も制約されることからスプロケツトとチエー
ンとが近接する場合も少なくない。
この場合、チエーンがエンジン振動で振れた
り、或いはエンジン振動に共振して大きく振れた
りすると、チエーンとスプロケツトとが干渉し合
つてスプロケツトが損傷したり著しい騒音が発生
したりすることから、チエーンガイドでチエーン
の振れを防ぐようにすることは知られている。
(実公昭53−19336号公報参照) ところで、上記スプロケツトで駆動される駆動
軸の軸端をシリンダブロツクに設けたスラストプ
レートで規制することにより上記駆動軸を軸方向
に位置規制することも従来より通常行われている
が、スプロケツトにチエーンが近接している個所
においては上記スラストプレートを設けるとスペ
ース上の制約からチエーンガイドを設けることが
できなくなるという問題がある。
また、上記スラストプレートで駆動軸を規制す
る場合、通常スプロケツトよりも内方位置におい
て駆動軸軸端に環状溝が設けられるが、このよう
にすると少なくとも環状溝の幅だけはスプロケツ
トの位置がシリンダブロツク端面から外方へ突出
するので、エンジンの全長がそれだけ長くなると
いう欠点がある。
本考案の目的は、上記の諸欠点を解消する為に
なされたもので、狭いスペースにスラスト規制部
とチエーンを案内するガイド部材とを並設でき且
つエンジンの全長をも短縮できるようなエンジン
のチエーン駆動装置を提供することである。
(考案の構成) 本構成に係るエンジンのチエーン駆動装置は、
シリンダブロツクの外壁のクランク軸方向端面側
に配設された3個以上のスプロケツトと、これら
のスプロケツトに巻き掛けられたチエーンとを有
するエンジンのチエーン駆動装置において、相互
に間隔をあけて配設された第1及び第2のスプロ
ケツト間のこれら両スプロケツトに係合していな
い非係合チエーン部分と、上記第1及び第2のス
プロケツトとは異なる第3のスプロケツトとが近
接する間隙部に、第3のスプロケツトと同軸状に
一体化された回転部材の周面の第3のスプロケツ
トよりも軸端側の部分に凹設された環状溝に係合
して上記回転部材を軸方向に位置決めするスラス
ト規制部と、上記第3のスプロケツトに近接する
非係合チエーン部分の振れを押さえるガイド部と
を有するガイド部材とを設けたものである。
(考案の効果) 本考案に係るエンジンのチエーン駆動装置によ
れば、以上のように、第1及び第2のスプロケツ
トに係合していない非係合チエーン部分と、第3
のスプロケツトとが近接する間隙部に、第3のス
プロケツトと一体化された回転部材を軸方向に位
置決めするスラスト規制部と、非係合チエーン部
分の振れを押さえるガイド部とを有するガイド部
材を設けたので、チエーン駆動装置をコンパクト
化することが出来る。
加えて、上記スラスト規制部が係合する環状溝
は、回転部材の周面の第3のスプロケツトよりも
軸端側の部分に凹設したので、それだけ第3のス
プロケツトをシリンダブロツク外壁側へ接近させ
てエンジンの全長を短縮することが出来る。
上記チエーン駆動装置のコンパクト化とエンジ
ンの全長の短縮により全体としてエンジンを小型
化することが出来る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示すように、立型エンジンEのシリン
ダブロツク1の外壁のクランク軸方向前端面1a
側には、クランク軸2の軸端のプーリ3とカム軸
4の軸端のプーリ5と発電機等の補機類駆動軸6
の軸端のプーリ7とをコツクドベルト8で駆動連
結してなるベルト駆動装置が設けられるととも
に、上記駆動軸6の軸端の第1スプロケツト9と
左右1対のバランサ駆動軸10a,10bの軸端
の第2・第4スプロケツト11a,11bとチエ
ーン案内用の第3スプロケツト12とをチエーン
13で連動連結してなるチエーン駆動装置が設け
られている。
上記駆動軸6の軸端のプーリ7と第1スプロケ
ツト9とは同軸一体的に回転するようになつてい
て、このプーリ7はベルト8を介してクランク軸
2のプーリ3で駆動され、上記チエーン駆動装置
は上記第1スプロケツト9で駆動される。
上記チエーン13は第1スプロケツト9の左半
部及び第2スプロケツト11aの下部及び第3ス
プロケツト12の上部及び第4スプロケツト11
bの右半部に係合するように巻き掛けられてい
て、第4スプロケツト11bから第1スプロケツ
ト9に至る比較的長いチエーン13の部分が上下
方向に大きく振れるのを防ぐためのチエーンガイ
ド14が設けられ、上記チエーン13が下側より
ガイドされるようになつている。
上記第2スプロケツト11aの下部は上記チエ
ーン13のうちの第2スプロケツト11aに係合
していない非係合チエーン部分(これは、第4ス
プロケツト11bから第1スプロケツト9に至る
チエーン13の一部である)に接近しており、こ
の非係合チエーン部分と第2スプロケツト11a
に係合している係合チエーン部分との干渉を避け
るために、この第2スプロケツト11aとチエー
ン13との間隙部にスラストプレート兼チエーン
ガイドとしてのガイド部材15が配設され、また
第4スプロケツト11bとカバー取付部1bとの
間にはスラストプレート15Aが配設され、第2
スプロケツト11aに対応するバランサ駆動軸1
0aはガイド部材15でまた第4スプロケツト1
1bに対応するバランサ駆動軸10bはスラスト
プレート15Aで軸方向に移動しないように規制
されている。
第2図〜第4図に示すように、バランサ駆動軸
10aの軸端はシリンダブロツク1の外壁前端面
1a外へ突出しており、その突出部分に第2スプ
ロケツト11aが設けられ、この第2スプロケツ
ト11aよりも外方側においてバランサ駆動軸1
0aの周面には環状のスラスト規制溝16が凹設
されている。
上記ガイド部材15は、シリンダブロツク1の
前端面1aに平行なスラスト規制板部17と、ス
ラスト規制板部17の両端下部に設けられたボル
ト穴18aを有する取付部18と、上記スラスト
規制板部17及び取付部18の下端から後方へ略
直角に延びかつチエーン13に沿うガイド板部1
9とを備えており、上記両取付部18を夫々シリ
ンダブロツク1の外壁前端面1aに一体的に突出
された取付ボス部20にボルト20aで固定する
ことにより上記ガイド部材15がシリンダブロツ
ク1に固定される。
上記スラスト規制板部17の上縁にはスラスト
規制溝16の円周約1/3部分に係合するスラスト
規制部17aが設けられ、このスラスト規制部1
7aで駆動軸10aが軸方向の移動しないように
規制されるようになつている。
上記ガイド板部19は第2スプロケツト10a
に巻き掛けられているチエーン13の下方に位置
するとともに、第4スプロケツト11bから第1
スプロケツト9へ延びるチエーン13の上方に位
置し、このガイド板部19の下面には硬質ゴム製
のゴム板を接着やビスで固着してなるガイド部2
1が形成され、このチエーン13の上側に沿つて
所定長さにわたるガイド部21によりチエーン1
3が上方へ殆ど振れないように案内されるように
なつている。
尚、上記ガイド板部19を右側のボルト20a
よりもエンジン幅方向中央側へ張り出すことによ
つて、上記ガイド部21を長く形成してもよい。
尚、第4スプロケツト11bに対応するスラス
トプレート15Aは、ガイド板部19及びガイド
部21を備えていない点でガイド部材15と異な
るだけで、その他についてはガイド部材15と同
様の構造で同様に取付けられる。
上記エンジンのチエーン駆動装置においては、
バランサ駆動軸10a,10bのスラスト規制溝
16に係合するガイド部材15やスラストプレー
ト15Aのスラスト規制部17aでバランサ駆動
軸10a,10bが軸方向に移動しないように規
制され、ガイド部材15のガイド部21がチエー
ン13の上方に接近して臨み、このガイド部21
によりチエーン13が上方へ振れないように案内
されることになる。
上記実施例のチエーン駆動装置によれば、左右
のバランサ駆動軸10a,10bの軸端のスラス
ト規制溝16が第2・第4スプロケツト11a,
11bよりも外方に設けられるので、それだけチ
エーン13がシリンダブロツク1の外壁前端面1
aに接近してエンジンEの全長が短縮される。
しかも、ガイド部材15及びスラストプレート
15Aをシリンダブロツク1の前端面1aに突出
させた取付ボス部20にボルト20aで固定する
ので、このボルト20aの脚部がシリンダブロツ
ク1内へ突出しないためバランサ装置の偏心ウエ
イト等との干渉を避けるためにシリンダブロツク
1を長くする必要もない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
ギヤカバーを取外した状態におけるエンジンの正
面図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は第
1図−線断面図、第4図は第1図−線断
面図である。 9,11a,11b,12……スプロケツト、
10a,10b……バランサ駆動軸、13……チ
エーン、15……ガイド部材、16……スラスト
規制溝、17a……スラスト規制部、21……ガ
イド部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダブロツクの外壁のクランク軸方向端面
    側に配設された3個以上のスプロケツトと、これ
    らのスプロケツトに巻き掛けられたチエーンとを
    有するエンジンのチエーン駆動装置において、 相互に間隔をあけて配設された第1及び第2の
    スプロケツト間のこれら両スプロケツトに係合し
    ていない非係合チエーン部分と、上記第1及び第
    2のスプロケツトとは異なる第3のスプロケツト
    とが近接する間隙部に、第3のスプロケツトと同
    軸状に一体化された回転部材の周面の第3のスプ
    ロケツトよりも軸端側の部分に凹設された環状溝
    に係合して上記回転部材を軸方向に位置決めする
    スラスト規制部と、上記第3のスプロケツトに近
    接する非係合チエーン部分の振れを押さえるガイ
    ド部とを有するガイド部材を設けたことを特徴と
    するエンジンのチエーン駆動装置。
JP6372185U 1985-04-27 1985-04-27 Expired JPH0422041Y2 (ja)

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JP6372185U JPH0422041Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

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JP6372185U JPH0422041Y2 (ja) 1985-04-27 1985-04-27

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JPS61179340U JPS61179340U (ja) 1986-11-08
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