JPH054599Y2 - - Google Patents

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JPH054599Y2
JPH054599Y2 JP1987015063U JP1506387U JPH054599Y2 JP H054599 Y2 JPH054599 Y2 JP H054599Y2 JP 1987015063 U JP1987015063 U JP 1987015063U JP 1506387 U JP1506387 U JP 1506387U JP H054599 Y2 JPH054599 Y2 JP H054599Y2
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driven
balancer
sprocket
gear
driven gear
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JP1987015063U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのバランサシヤフト構造に
関するものである。
(従来の技術) 従来より、レシプロエンジンにおいて、シリン
ダブロツク内の所定距離離れた左右位置にクラン
ク軸と平行に一対のバランサシヤフトを配設し、
該左右一対のバランサシヤフトをクランクシヤフ
トによりその回転と同期して相対回転させること
によつて、エンジンの作動中の往復質量により発
生する振動を制御するようにしたものは知られて
いる。
そして、上記一対のバランサシヤフトは、通
常、例えば特公昭57−44863号公報に開示される
ように、一方は、チエーンが巻き掛けられる従動
スプロケツトによつて駆動され、他方は、アイド
ラスプロケツトと同軸で回転する駆動ギヤおよび
該駆動ギヤと噛合する従動ギヤによつて駆動され
るようになつており、上記従動スプロケツトおよ
び従動ギヤは、それぞれ各バランサシヤフトの端
部に固定されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記従来のものでは、従動ギヤと噛
合する駆動ギヤとアイドラスプロケツトとが同軸
で回転し、かつアイドラスプロケツトと従動スプ
ロケツトとにチエーンが同一垂直面で巻き掛けら
れる構造になつている関係上、従動ギヤと従動ス
プロケツトとは、その両者の歯が互いに軸方向に
異なる位置に位置するように軸長さが異なつてお
り、また、これらが固定される一対のバランサシ
ヤフトの端部の形状なども相互に異なつている。
このため、バランサシヤフトの組付時には、一対
のバランサシヤフトを区別して組付けなければな
らず、その区別が煩雑で組付性が悪くなるととも
に、誤組付けが生じる恐れがあつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、所定距離離れた左右一対
のバランサシヤフトの各端部に固定される従動ス
プロケツトおよび従動ギヤに適宜改良を加え、両
者の歯が互いに軸方向に異なる位置に位置するよ
うに軸長さが異なつていても、これらが固定され
る一対のバランサシヤフトの端部形状などを相互
に異ならせることなく、相対回転可能な左右一対
のバランサシヤフトの共通化が図られるようにな
し、よつて組付時には、一対のバランサシヤフト
の区別に要した煩雑な作業を省略して、組付性の
向上を図るとともに、誤組付けを未然に防止せん
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、次のような構成である。すなわち、エンジン
のシリンダブロツク内において所定距離離れた左
右位置に配設される一対のバランサシヤフトは、
該一対のバランサシヤフトのうち一方を、チエー
ンが巻き掛けられる従動スプロケツトによつて駆
動し、他方を、アイドラスプロケツトと同軸で回
転する駆動ギヤおよび該駆動ギヤと噛合する従動
ギヤによつて駆動するようになつているととも
に、上記従動スプロケツトおよび従動ギヤを、そ
れぞれバランサシヤフトの端部に固定しかつシリ
ンダブロツクより軸方向へ互いに異なる位置に歯
を位置させる。そして、シリンダブロツクより軸
方向に離れた位置に歯を持つ側の従動スプロケツ
ト又は従動ギヤを、円筒状に形成し、かつその中
間部に、バランサシヤフトに当接するフランジ部
を有してなり、該フランジ部とバランサシヤフト
側端面との間の長さ寸法を、他の従動ギヤ又は従
動スプロケツトの軸方向長さと同じに設定する構
成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、所定距離離れ
た左右一対のバランサシヤフトの端部に各々固定
される従動スプロケツトおよび従動ギヤのうち、
シリンダブロツクより軸方向へ離れた位置に歯を
持つ側の従動スプロケツト又は従動ギヤは円筒状
に形成され、その中間部には、他方の従動ギヤ又
は従動スプロケツトと同じ距離軸方向に離れた位
置でバランサシヤフトに当接するフランジ部が形
成されているので、従動スプロケツトおよび従動
ギヤの歯が互いに軸方向に異なる位置に位置する
ように軸長さが異なつていても、これらが固定さ
れる左右に離れた一対のバランサシヤフトは端部
形状などを相互に異ならせることなく、左右一対
のバランサシヤフトの共通化をなし得ることがで
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例に係る
エンジンのバランサシヤフト構造を示し、1はシ
リンダブロツク、2はシリンダブロツク1の下部
に取付けられたオイルパン、3はクランクシヤフ
ト4に固定された駆動スプロケツト、5,6はシ
リンダブロツク1内において所定距離離れた左右
位置に配設された一対のバランサシヤフトであつ
て、該一対のバランサシヤフト5,6のうち一方
のバランサシヤフト5(第3図では右側)には、
従動スプロケツトが半月キー8を介してボルト9
締結により固定され、半月キー8を含めたバラン
サシヤフト5の共通化がなされている。また、他
方のバランサシヤフト6(第3図では左側)の端
面部6aには従動ギヤ10が半月キー11およひ
プレート12を介してボルト13締結により固定
され、半月キー11を含めたバランサシヤフト6
の共通化がなされている。上記従動ギヤ10の近
傍にはアイドラスプロケツト14が設けられてい
る。そして、上記3つのスプロケツト3,7,1
4にはチエーン(バランサチエーン)15が巻き
掛けられており、このチエーン15は、該スプロ
ケツト間において各々チエーンガイド16a,1
6b,16cによりガイドされるようになつてい
る。
上記アイドラスプロケツト14は、シリンダブ
ロツク1近傍より軸方向に前後に位置させて、従
動ギヤ10の噛合部10aと噛み合う駆動ギヤた
るギヤ噛合部14aと、チエーン15が巻き掛け
られる歯を持つチエーン巻掛け部14bとを有し
てなる。このアイドラスプロケツト14は、軸受
メタル17の外周に遊嵌され、かつスラストプレ
ート18により外側から押えた状態で上記軸受メ
タル17に挿通したボルト19をシリンダブロツ
ク1側壁に螺合することによりシリンダブロツク
1に回転自在に支持されている。そして、クラン
クシヤフト4からチエーン15を介してアイドラ
スプロケツト14に伝達された回転力(回転方向
はクランクシヤフト4の回転方向と同じである)
は、アイドラスプロケツト14のギヤ噛合部14
aから従動ギヤ10を介してバランサシヤフト6
に伝達され、該バランサシヤフト6がクランクシ
ヤフト4の回転方向と逆方向に回転するようにな
つている。
一方、上記バランサシヤフト5に固定される従
動スプロケツト7は、チエーン15が巻き掛けら
れる歯を持つチエーン巻掛け部7aを有してな
る。このチエーン巻掛け部7aは、上記アイドラ
スプロケツト14のチエーン巻掛け部14bと同
じ距離軸方向に離れた位置に設けられているとと
もに、上記従動ギヤ10のギヤ噛合部10aより
も軸方向に離れた位置に設けられている。そし
て、チエーン15を介して従動スプロケツト7に
伝達された回転力により、バランサシヤフト5が
クランクシヤフト4と同じ回転方向に回転する。
尚、従動スプロケツト7およびアイドラスプロケ
ツト14の各チエーン巻掛け部7a,14bの歯
数は駆動スプロケツト3の歯数の2分の1に設定
されていて、バランサシヤフト5,6がクランク
シヤフト4の2倍の回転速度でもつて回転するよ
うになつている。
そして、本考案の特徴として、上記の如く一対
のバランサシヤフト5,6の端部に各々固定され
る従動スプロケツト7のチエーン巻掛け部7aお
よび従動ギヤ10のギヤ噛合部10aのうち、シ
リンダブロツク1より軸方向に離れた位置に歯を
持つ従動スプロケツト7は、円筒状に形成され、
かつその中間部に、半月キー8を介してバランサ
シヤフト5の端面部5aに当接するフランジ部7
bを有してなる。このフランジ部7bの半月キー
8側の面と、バランサシヤフト5の端面部5aと
の長さ寸法X1は、従動ギヤ10の軸方向長さX
2と同じに設定されている。
したがつて、上記実施例では、所定距離離れた
左右一対のバランサシヤフト5,6の端部に固定
される従動スプロケツト7および従動ギヤ10の
うち、バランサシヤフト5の端面部5aに半月キ
ー8を介して固定される従動スプロケツト7の歯
は、他方のバランサシヤフト6の端面部6aに半
月キー11を介して固定される従動ギヤ10の歯
よりも、シリンダブロツク1より軸方向に離れた
位置に位置するように軸長さが異なつているの
で、上記従動スプロケツト7の中間部には、従動
ギヤ10の軸方向長さX2と同じ距離、すなわ
ち、バランサシヤフト5の端面部5aから軸方向
に距離X1離れた位置にフランジ部7bが形成さ
れている。これにより、所定距離離れた左右一対
のバランサシヤフト5,6は端部形状などが同一
となつて左右の共通化をなし得ることができ、組
付時、僅かに端部形状などが異なる一対のバラン
サシヤフトを区別するのに要した煩雑な作業が省
略され、それに伴う大幅な作業時間の短縮によつ
て組付性の向上が図り得られるとともに、誤組付
けは未然に防止できることになる。
尚、上記実施例では、従動スプロケツト7のチ
エーン巻掛け部7aを、従動ギヤ10のギヤ噛合
部10aよりも軸方向に離れた位置に歯を持つよ
うにしたが、従動ギヤのギヤ噛合部を、従動スプ
ロケツトのチエーン巻掛け部よりも軸方向に離れ
た位置に歯を持つようにして、従動ギヤを円筒状
に形成し、その中間部に、バランサシヤフトの端
面部に半月キーを介して当接するフランジ部を有
するように構成してもよく、同一の作用・効果が
得られる。
また、上記実施例では、左右一対のバランサシ
ヤフト5,6の各端面部5a,6aに、それぞれ
半月キー8,11を介して、従動スプロケツト7
および従動ギヤ10を固定し、半月キー8,11
を含めたバランサシヤフト5,6の共通化がなさ
れるように構成したが、一対のバランサシヤフト
の各端面部に半月キーと同様の形状の突起部を一
体成形し、半月キーを設けない構成としてもよい
のは勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案におけるエンジンのバラン
サシヤフト構造によれば、所定距離離れた左右一
対のバランサシヤフトの端部に固定される従動ス
プロケツト又は従動ギヤのうち、バランサシヤフ
トより軸方向に離れた位置に歯を持つ側の従動ス
プロケツト又は従動ギヤは、円筒状に形成され、
その中間部には、他方の従動ギヤ又は従動スプロ
ケツトと同じ距離軸方向に離れた位置でバランサ
シヤフトに当接するフランジ部が形成されている
ことにより、左右に離れた一対のバランサシヤフ
トの共通化をなし得ることができ、組付時、僅か
に端部形状などが異なる左右一対のバランサシヤ
フトの区別に要する煩雑な作業が省略されて、組
付性の向上が図り得られるとともに、誤組付けは
未然に防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図お
よび第2図は第3図の−線および−線に
おける拡大断面図、第3図はエンジンのバランサ
駆動系の構成を示す正面図である。 1……シリンダブロツク、5,6……バランサ
シヤフト、5a,6a……端面部、7……従動ス
プロケツト、7a……チエーン巻掛け部、7b…
…フランジ部、10……従動ギヤ、10a……ギ
ヤ噛合部、14……アイドラスプロケツト、14
a……ギヤ噛合部、15……チエーン、X1……
フランジ部の半月キー側の面とバランサシヤフト
の端面部との間の長さ寸法(フランジ部とバラン
サシヤフト側端面との間の長さ寸法)、X2……
従動ギヤの軸方向長さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのシリンダブロツク内において所定距
    離離れた左右位置に、一対のバランサシヤフトが
    配設され、該一対のバランサシヤフトのうち一方
    は、チエーンが巻き掛けられる従動スプロケツト
    によつて駆動され、他方は、アイドラスプロケツ
    トと同軸で回転する駆動ギヤおよび該駆動ギヤと
    噛合する従動ギヤによつて駆動されるようになつ
    ており、上記従動スプロケツトおよび従動ギヤ
    は、それぞれバランサシヤフトの端部に固定され
    かつシリンダブロツクより軸方向へ互いに異なる
    位置に歯が位置しており、シリンダブロツクより
    軸方向に離れた位置に歯を持つ側の従動スプロケ
    ツト又は従動ギヤは、円筒状に形成され、かつそ
    の中間部に、バランサシヤフトに当接するフラン
    ジ部を有してなり、該フランジ部とバランサシヤ
    フト側端面との間の長さ寸法は、他の従動ギヤ又
    は従動スプロケツトの軸方向長さと同じに設定さ
    れていることを特徴とするエンジンのバランサシ
    ヤフト構造。
JP1987015063U 1987-02-04 1987-02-04 Expired - Lifetime JPH054599Y2 (ja)

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JPS63123847U JPS63123847U (ja) 1988-08-11
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127625A (en) * 1974-08-29 1976-03-08 Mitsubishi Motors Corp Enjin no baransasochi
JPS5716024B2 (ja) * 1975-12-13 1982-04-02

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912426Y2 (ja) * 1980-06-30 1984-04-14 ヤンマーディーゼル株式会社 内燃機関のころがり軸受押え装置

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JPS63123847U (ja) 1988-08-11

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