JPH04220138A - 中子造型方法およびその装置 - Google Patents

中子造型方法およびその装置

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JPH04220138A
JPH04220138A JP2413535A JP41353590A JPH04220138A JP H04220138 A JPH04220138 A JP H04220138A JP 2413535 A JP2413535 A JP 2413535A JP 41353590 A JP41353590 A JP 41353590A JP H04220138 A JPH04220138 A JP H04220138A
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cavity
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sand
molding
molding sand
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Hisashi Kajikawa
寿 梶川
Yoshiro Ikeoka
池岡 義郎
Hiroyuki Tsutsumi
堤 博幸
Kazuo Sasaki
佐々木 一男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造用の中空中子を造
型する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造技術においては鋳造すべき製品形状
に応じて中子が必要とされることがあるが、その場合に
特に中空中子が要求されることがあるので、該中空中子
を造型する種々の造型方法が案出されている。
【0003】たとえば、特開昭64−66043号公報
(以下、第1の先行技術と称す)には、加熱されている
金型のキャビティ内に鋳物砂を充填して、該キャビティ
の内周面に沿う硬化層を形成したのち、未硬化の鋳物砂
を強制的に吸引除去して中空中子を造型する技術が開示
されており、また特開昭63−313629号公報(以
下、第2の先行技術と称す)には、予め吸引パイプを金
型内に挿入しておき、鋳物砂を充填して硬化層を形成し
たのち、吸引パイプを抜き取りつつ未硬化の鋳物砂を吸
引排出して中空中子を造型する技術が開示されており、
さらに特開昭59−78752号公報(以下、第3の先
行技術と称す)には、鋳物砂の充填と硬化後にキャビテ
ィに圧縮エアを吹き込んで、強制的に未硬化砂を排出す
ることによって中空中子を造型する技術が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のいず
れの中空中子造型技術も、キャビティに容量一杯の鋳物
砂を充填し、硬化層の形成後に未硬化の鋳物砂を排出さ
せて中空中子を得るように構成されている。そのため、
未硬化砂の排出にエア吸引力を用いている第1および第
2の先行技術では、吸引パイプの鋳物砂による詰まりが
生じる虞れがあり、また圧縮エアを用いる第3の先行技
術の場合は、未硬化砂の排出に伴って粉塵が作業環境を
悪化させる虞れがある。
【0005】また、排出された未硬化砂も焼結時の熱の
働きを一部受けているので、そのまま再使用することが
むつかしく、鋳物砂の無駄が生じ、または再生処理のた
めにコストがかかる不具合がある。
【0006】そこで本発明は、未硬化砂の排出工程が不
要になると共に、効率的な鋳物砂の使用ができる中子造
型方法およびその装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1にかかる発明は、金型のキャビティ内に鋳物砂を充
填させて、該鋳物砂を焼結させることにより中空中子を
造型する方法において、上記鋳物砂をキャビティ容量よ
りも少ない充填量で充填させたのち、キャビティを囲む
全域に配置されているエアベントからキャビティ内のエ
アを吸引して鋳物砂をキャビティ内面に吸着させて上記
焼結を行うことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の請求項2にかかる発明は
、型締め時に所定のキャビティが内部に形成されると共
に、加熱用ヒータが内蔵されている金型と、上記キャビ
ティ内に鋳物砂を充填させる鋳物砂充填手段と、上記キ
ャビティに連通して金型に設けられているエアベントと
を有する中子造型装置において、上記鋳物砂充填手段が
キャビティ容量よりも少ない充填量で鋳物砂を充填させ
ることが可能とされ、かつ上記エアベントがキャビティ
を囲む全域に配置されると共に、上記鋳物砂の焼結に先
立ってキャビティ内のエアをエアベントから吸引するエ
ア吸引手段が設けられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の本発明方法およびその装置によれば、鋳
物砂をキャビティ容量よりも少ない充填量で充填させた
のち、キャビティを囲む全域に設けられているエアベン
トからキャビティ内のエアを抜いて該キャビティ内面全
域に鋳物砂を吸着させて硬化させるから、鋳物砂充填量
を製品としての中空中子と等量のものとしておけば、未
硬化砂を発生させずに中空中子が造型でき、したがって
未硬化砂排出工程が不要となり、該排出のためのエア吸
引も圧縮エアの吹き込みも必要としなくなる。また、未
硬化砂が生じないから中空中子造型のための鋳物砂使用
量が低減されることになる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は中空中子造型用の金型装置を示し、
金型は架台1の上に装備された下型2と、該下型2の上
方に図示しない昇降手段に保持されて昇降可能に位置さ
れた上型3とから構成され、両金型2,3を接合して型
締めした際に金型2,3間に所定形状のキャビティ4が
形成されるように構成されると共に、上型3の上方に鋳
物砂充填装置5が設けられ、上記の型締め状態から上型
3に鋳物砂充填装置5が接して、上型3に設けられてい
る鋳物砂ブローノズル6,6を通してキャビティ4内に
鋳物砂X(図2および図3参照)を充填するようになさ
れている。
【0012】また、上型3と下型2のそれぞれに金型加
熱用のヒータ7〜7が埋入して配設されると共に、上型
3と下型2とのそれぞれに多数のエアベント8〜8が設
けられる。これら上型3および下型2のそれぞれのエア
ベント8〜8は上述のキャビティ4に連通される一方、
上型3のヒータ下部位置および下型2のヒータ上部位置
に設けたエア通路9,9に連通される。その場合、後記
する説明から明らかなように、上型3および下型2に設
けられたエアベント8〜8の個数と配置構造とは、これ
らエアベント8〜8を通してキャビティ4内にエア吸引
力が作用したときに、キャビティ内の鋳物砂Xをキャビ
ティ内面の全域において吸着できるものとされる。すな
わちキャビティ4の上下および側部にエアベント8〜8
が配置される。また、各金型2,3に設けるエア通路9
,9はそれぞれの金型2,3におけるエアベント8〜8
の数に対して1本ないし複数本の少ない数とされ、該エ
ア通路9,9にエアベント8〜8が複数本ずつ(エア通
路が1本の場合はすべてのエアベントが)束ねて連通さ
れることにより、金型内部に設けられている前述のヒー
タ7〜7と干渉しない状態で、これらエアベント8〜8
がエア通路9,9と接続される。
【0013】さらに、図示していないが、上型3には適
数のエジェクタピンが備えられている。
【0014】金型2,3の外部にはエア吸引ポンプのよ
うなエア吸引手段10が設けられ、このエア吸引手段1
0が上述のエア通路9,9にエア配管11と、該エア配
管11中に備えられた電磁弁12によって接続され、該
電磁弁12の開弁によりエア吸引力がエア通路9,9な
らびにエアベント8〜8に働くように構成されている。
【0015】このような金型装置を使用する中空中子の
造型は、図1のように上型3が下型2に接合されて型締
めされた状態で、かつ電磁弁12を閉じてエア吸引力を
金型側に及ばさないようにした状態で、鋳物砂充填装置
5から上型3の鋳物砂ブローノズル6,6を通しキャビ
ティ4に図2のように鋳物砂Xを充填して行われる。そ
の場合、従来はキャビティ4をほぼ100%満たす状態
で鋳物砂Xが充填されたが、本発明では中空中子造型後
にキャビティ4内に未硬化砂を生じさせることなく該中
空中子を造型するに足る量を充填させる。したがって鋳
物砂Xの充填量は製品としての中空中子と等量であって
、中空中子の形状にもよるが、キャビティ容量に対して
60%ないし80%の間で選択される。
【0016】次に、電磁弁12が開かれ、エア吸引手段
10のエア吸引力がエア配管11ならびにエア通路9,
9を通してすべてのエアベント8〜8に働き、これによ
ってキャビティ4内のエアが金型外に吸引され、充填さ
れている鋳物砂Xがキャビティ4の内面に吸着される。 このときエアベント8〜8は先に述べたように上型3と
下型2のキャビティ4を囲む全域に設けられているから
、エア吸引によって鋳物砂Xはキャビティ内面の全域に
図3のように中空形状に密着することになって、鋳物砂
Xの焼結によって所定形状の中空中子が得られ、該中空
中子の造型後に電磁弁12を閉じてエア吸引を停止した
のち、型開きすることで中子の取り出しができる。なお
、上記のエア吸引時にエアベント8〜8から鋳物砂Xが
排出されないように、該エアベント8〜8の大きさ、な
らびに形状が決定されるものとする。
【0017】このような中空中子の造型方法では、鋳物
砂Xの充填量がキヤビティ容量に対して60%ないし8
0%と低く抑えられて、製品としての中空中子を造型す
るに足りる量とされているから、充填されたすべての鋳
物砂Xがキャビティの内面に吸着されて硬化することに
なって、未硬化砂が発生せず、造型後の未硬化砂の排出
処理を必要としなくなる。このため中空中子の造型作業
が簡略化されることになると共に、従来のような未硬化
砂のエアによる吸引や、エアの吹き込みによる排出が必
要ないから、未硬化砂吸引パイプの詰まりによるトラブ
ル、および粉塵による作業環境の悪化の虞れがなくなる
。さらに未硬化砂が発生しないから、鋳物砂の使用量が
減少して効率的な使用が行え、かつ未硬化砂の再生を考
慮する必要がなくなる。
【0018】ところで、キャビティ形状によっては、鋳
物砂Xの充填性が悪化しやすい部分がある場合、その部
分に対応する部位にエアベント8を設けることが該悪化
に対する有効手段となる。しかし金型2,3には内部に
ヒータ7〜7が配設されているので、このエアベント8
をエア通路によって前述のエア吸引手段10につなごう
とすると、ヒータ7〜7とエア通路が干渉することが考
えられる。これに対しては本発明の場合、前述のように
エアベント数に対してエア通路9,9を限られた数のみ
設け、エアベント8〜8を束ねてエア通路9,9に接続
しているので、上記の干渉の虞れなくエアベント8を目
的とする部位に配置できることになって、上記充填性の
悪化を阻止することが可能となる。
【0019】なお、金型2,3に清掃用のエアブロー通
路が設けられている場合、該通路の詰まりが生じること
があり、そのため中子造型後または造型に先立ちエアブ
ロー通路に対してエアの吸排気を行う詰まり対策を採用
することが考えられるが、そのとき同時にエアベント8
〜8ならびにエア通路9,9にも該吸排気を施せば、こ
れらに対する詰まり防止も行えることになる。
【0020】
【発明の効果】以上の記載によって明らかなように、本
発明によれば、鋳物砂をキャビティ容量よりも少ない充
填量で充填させたのち、キャビティを囲む全域に設けら
れているエアベントからキャビティ内のエアを抜いて該
キャビティ内面全域に鋳物砂を吸着させて硬化させるか
ら、鋳物砂充填量を製品としての中空中子と等量として
おけば、未硬化砂が発生させずに造型が行え、したがっ
て未硬化砂の排出工程を省略でき、中空中子の造型作業
がその分簡略化されると共に、造型後の、未硬化砂排出
のためのエア吸引、圧縮エアの吹き込みがいらなくなっ
て、エア吸引パイプの詰まり発生の虞れも、粉塵による
作業環境の悪化の虞れもなくなる。また、未硬化砂が生
じないから中空中子造型のための鋳物砂使用量が低減さ
れて経済的であると共に、未硬化砂の再生を図る必要も
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】    本発明にかかる中子造型用の金型装置
の断面図。
【図2】    鋳物砂充填状態の断面図。
【図3】    鋳物砂焼結状態の断面図。
【符号の説明】
2      下型 3      上型 4      キャビティ 7      ヒータ 8      エアベント 10    エア吸引手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金型のキャビティ内に鋳物砂を充填さ
    せて、該鋳物砂を焼結させることにより中空中子を造型
    する方法であって、上記鋳物砂をキャビティ容量よりも
    少ない充填量で充填させたのち、キャビティを囲む全域
    に配置されているエアベントからキャビティ内のエアを
    吸引して鋳物砂をキャビティ内面に吸着させて上記焼結
    を行うことを特徴とする中子造型方法。
  2. 【請求項2】  型締め時に所定のキャビティが内部に
    形成されると共に、加熱用ヒータが内蔵されている金型
    と、上記キャビティ内に鋳物砂を充填させる鋳物砂充填
    手段と、上記キャビティに連通して金型に設けられてい
    るエアベントとを有する中子造型装置であって、上記鋳
    物砂充填手段がキャビティ容量よりも少ない充填量で鋳
    物砂を充填させることが可能とされ、かつ上記エアベン
    トがキャビティを囲む全域に配置されると共に、上記鋳
    物砂の焼結に先立ってキャビティ内のエアをエアベント
    から吸引するエア吸引手段が設けられていることを特徴
    とする中子造型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6307588B1 (ja) * 2016-12-28 2018-04-04 日型工業株式会社 金型とその製造方法
JP2019123005A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 本田技研工業株式会社 中空砂中子の造型装置

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JP2018103246A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 日型工業株式会社 金型とその製造方法
JP2019123005A (ja) * 2018-01-18 2019-07-25 本田技研工業株式会社 中空砂中子の造型装置

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