JPH04219820A - 乗算回路 - Google Patents

乗算回路

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JPH04219820A
JPH04219820A JP40456690A JP40456690A JPH04219820A JP H04219820 A JPH04219820 A JP H04219820A JP 40456690 A JP40456690 A JP 40456690A JP 40456690 A JP40456690 A JP 40456690A JP H04219820 A JPH04219820 A JP H04219820A
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calculation circuit
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JP40456690A
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Muneyoshi Yamada
山田 宗義
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばデジタルシグナル
プロセッサ(DSP)等の電子制御装置に使用される乗
算回路に関する。近年、電子制御は高速性、高機能性が
要求されており、このため電子制御装置に使用される乗
算回路を高速化する必要がある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子制御装置に使用されて
いる乗算回路は被乗数に乗数を乗じて、複数個の桁より
なる複数の部分積を算出した後、加算回路部により全て
の部分積を一度に加算して解を算出するようにしていた
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乗算回
路で扱う被除数、乗数の桁数が大きくなるのに伴って、
乗算回路を構成する加算回路部が大きくなり、乗算回路
が大型化する。従って、この乗算回路を例えばワンチッ
プ構成のDSP等の電子制御装置に搭載しようとすると
、乗算回路の専有面積が大きくなり、電子制御装置の高
機能化を図ることができないという問題点がある。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、部分積の加算処理を行う際に、その
一部を外部の簡単な構成の加算器に行わせることにより
、乗算回路内の加算器の数を低減でき、よって乗算処理
のみを行う回路部の専有面積を低減して電子制御装置の
高機能化を図ることができる乗算回路を提供することを
目的とする。
【0005】又、乗算回路で扱う被除数、乗数の桁数が
大きくなるのに伴って加算回路部が大きくなり、全ての
部分積における最下位桁から最上位桁までの桁上がり伝
搬時間が増大して演算時間が遅くなるため、乗算処理の
高速化を図ることができないという問題点があった。本
発明は各部分積における全ての桁のうち、それぞれ異な
る所定数の桁をグループとしてそのグループの桁の値を
加算して算出した各部分解を順次レジスタに記憶させて
解を算出するパイプライン処理を行うことにより、乗算
処理を連続して実行する際の演算速度の高速化を図るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は第1発明の原理説
明図である。部分積算出回路部1は被乗数と乗数とを入
力し、被乗数に乗数を乗ずることによりそれぞれ複数個
の桁よりなる複数の部分積を算出する。複数の部分解算
出回路部2〜5は、部分積算出回路部1により算出され
た各部分積における全ての桁のうち、それぞれ異なる所
定数の桁をグループとしてそのグループを構成する所定
数の桁の値を入力し、それらの値を加算して部分解を算
出する。各グループはそのグループの最上位桁と最下位
桁との桁幅が基準桁幅以内となる所定数の桁にて構成す
るとともに、各グループはそのグループの最下位桁を基
準にして順に整列させた時、(2i−1)番目(iは自
然数)のグループの最上位桁と(2i+1)番目のグル
ープの最下位桁との間、及び2i番目のグループの最上
位桁と(2i+2)番目のグループの最下位桁との間に
それぞれ一桁以上の桁数を開けている。
【0007】解算出回路部6は各部分解算出回路部2〜
5の算出結果を加算して解を算出する。又、第2発明で
は、各部分解算出回路部により算出された部分解を記憶
してその部分解を解算出回路部に出力するレジスタを設
けた。
【0008】
【作用】第1発明では、各部分解算出回路部2〜5に対
応する各グループを、そのグループの最上位桁と最下位
桁との桁幅が基準桁幅以内となる所定数の桁にて構成す
るとともに、各グループをそのグループの最下位桁を基
準にして順に整列させた時、(2i−1)番目のグルー
プの最上位桁と(2i+1)番目のグループの最下位桁
との間、及び2i番目のグループの最上位桁と(2i+
2)番目のグループの最下位桁との間にそれぞれ一桁以
上の桁数を開けている。
【0009】このため、奇数番目の部分解算出回路部2
,4により算出された各部分解にオーバーラップする部
分がなく、奇数番目の部分解算出回路部2,4により算
出された各部分解を1つの数値として取り扱うことが可
能になる。又、偶数番目の部分解算出回路部3,5によ
り算出された各部分解にもオーバーラップする部分がな
く、偶数番目の部分解算出回路部3,5により算出され
た各部分解も1つの数値として取り扱うことが可能とな
る。
【0010】従って、解算出回路部6は2つの数値より
なる1回の加算を行える簡単な構成であればよくなり、
乗算処理以外の目的で設けられた加算器を解算出回路部
6として兼用することが可能となる。このため、この乗
算回路を例えばワンチップ構成のDSP等の電子制御装
置に搭載しようとすると、乗算処理のみを行う部分の専
有面積が低減され、電子制御装置の高機能化が可能とな
る。
【0011】又、第2発明では、各部分解算出回路部に
より算出された部分解を記憶してその部分解を解算出回
路部に出力するレジスタを設けたので、各部分解算出回
路部により算出された部分解をレジスタに記憶すると同
時に、部分積算出回路部に新たな被乗数及び乗数を入力
して部分積を算出する一方で、解算出回路部によりレジ
スタに記憶された部分解を加算して解を算出するパイプ
ライン処理を行うことができ、乗算処理を連続して実行
する際の演算速度の高速化が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2〜
図5に従って説明する。図2は2進表示の被乗数及び乗
数の乗算を行う乗算回路10を示し、同回路10は部分
積算出回路部11、被乗数レジスタ12、乗数レジスタ
13、第1及び第2部分解算出回路部14,15、レジ
スタ16,17及び解算出回路部18により構成されて
いる。
【0013】部分積算出回路部11は被乗数レジスタ1
2を介して23 桁がx3、22 桁がx2、21 桁
がx1、20 桁がx0よりなる4ビットの被乗数Xを
入力するとともに、乗数レジスタ13を介して23 桁
がy3、22 桁がy2、21 桁がy1、20 桁が
y0よりなる4ビットの乗数Yを入力し、被乗数Xに乗
数Yの各ビットy0〜y3を乗ずることにより、図5(
a)に示すように4個の部分積P1〜P4を算出する。
【0014】従って、部分積P1〜P4は以下の式のよ
うになる。   P1=(x3・y0)×23+(x2・y0)×2
2+(x1・y0)×21+(x0・y0)×20  
P2=(x3・y1)×24+(x2・y1)×23+
(x1・y1)×22+(x0・y1)×21  P3
=(x3・y2)×25+(x2・y2)×24+(x
1・y2)×23+(x0・y2)×22  P4=(
x3・y3)×26+(x2・y3)×25+(x1・
y3)×24+(x0・y3)×23部分積算出回路部
11には第1及び第2部分解算出回路部14,15が接
続され、各部分解算出回路部14,15は各部分積P1
〜P4における全ての桁のうち、それぞれ異なる所定数
の桁を図5(b)に示すようにグループG1,G2とし
てそのグループを構成する所定数の桁の値を入力する。 そして、各部分解算出回路部14,15はそれらの値を
加算して図5(c)に示すように部分解PS1,PS2
を算出するようになっている。各部分解算出回路部14
,15に対応するグループG1,G2はそのグループの
最上位桁と最下位桁との桁幅が基準桁幅(例えば4桁)
以内となる所定数の桁にて構成されている。この各グル
ープG1,G2を構成する桁の個数は各部分解算出回路
部14,15における桁上がり伝搬遅延時間がほぼ同一
となるように設定されている。
【0015】又、本実施例では2つの部分解算出回路部
14,15を設けているのでグループは2つとなるので
あるが、3つ以上の部分解算出回路部を設ける場合には
、各部分解算出回路部に対応する各グループはそのグル
ープの最下位桁を基準にして順に整列させた時、(2i
−1)番目のグループの最上位桁と(2i+1)番目の
グループの最下位桁との間、及び2i番目のグループの
最上位桁と(2i+2)番目のグループの最下位桁との
間にそれぞれ一桁以上の桁数を開けて構成する。尚、i
は自然数である。
【0016】そして、本実施例では第1部分解算出回路
部14には各部分積P1〜P4における16個の桁のう
ち、1個の20 桁、2個の21 桁、3個の22 桁
及び3個の23 桁の9個の桁をグループG1とし、そ
の各桁の値が9本の信号線S1〜S9を介して入力され
ている。 第1部分解算出回路部14はそれらの値を加算して24
 桁がB4、23 桁がB3、22 桁がB2、21 
桁がB1及び20 桁がB0の部分解PS1を算出する
【0017】即ち、第1部分解算出回路部14は図3に
示すように、4個の半加算器20〜23と、2個の全加
算器24,25と、2個のエクスクルーシブOR(Ex
OR)回路26,27と、桁上げ先見回路28とで構成
されている。桁上げ先見回路28は4個のAND回路2
9〜32と1個のOR回路33とからなる。信号線S1
を介して入力された20 桁の値(x0・y0)はその
まま20 桁の信号B0として出力される。半加算器2
0には信号線S2,S3を介して21 桁の値(x0・
y1),(x1・y0)が入力され、両値を加算して出
力信号20Bを21 桁の信号B1として出力するとと
もに、桁上げ信号20Cを出力する。全加算器24には
信号線S4〜S6を介して22 桁の値(x0・y2)
,(x2・y0),(x1・y1)が入力され、3つの
値を加算して出力信号24Bを出力するとともに、桁上
げ信号24Cを出力する。全加算器25には信号線S7
〜S9を介して23 桁の値(x0・y3),(x3・
y0),(x1・y2)が入力され、3つの値を加算し
て出力信号25Bを出力するとともに、桁上げ信号25
Cを出力する。半加算器21は桁上げ信号20C及び出
力信号24Bを入力し、両信号を加算して出力信号21
Bを22 桁の信号B2として出力するとともに、桁上
げ信号21Cを出力する。半加算器22は桁上げ信号2
4Cと出力信号25Bを入力し、両信号を加算して出力
信号22B及び桁上げ信号22Cを出力する。半加算器
23は桁上げ信号21C及び出力信号22Bを入力し、
両信号を加算して出力信号23Bを23 桁の信号B3
として出力するとともに、桁上げ信号23Cを出力する
。ExOR回路27は桁上げ信号22C及び桁上げ信号
25Cを入力するExOR回路26の出力信号及び桁上
げ信号23Cを入力して24 桁の信号B4を出力する
。更に、桁上げ先見回路28は桁上げ信号20C,24
C,25C及び出力信号24B,25Bを入力し、これ
ら各信号の値に基づいてAND回路32より25 桁の
信号B5を出力する。
【0018】又、第2部分解算出回路部15には各部分
積P1〜P4における16個の桁のうち、1個の23 
桁、3個の24 桁、2個の25 桁及び1個の2桁の
7個の桁をグループG2としてその各桁の値が7本の信
号線S10〜S16を介して入力され、それらの値を加
算して27 桁がB7、26 桁がB6、25 桁がB
5、24 桁がB4及び23 桁がB3の部分解PS2
を算出する。
【0019】即ち、第2部分解算出回路部15は図4に
示すように、2個の半加算器36,37と、1個の全加
算器38と、2個のエクスクルーシブOR(ExOR)
回路39,40と、桁上げ先見回路41とで構成されて
いる。桁上げ先見回路41は3個のAND回路42〜4
4と1個のOR回路45とからなる。信号線S10を介
して入力された23 桁の値(x2・y1)はそのまま
23 桁の信号B3として出力される。全加算器38に
は信号線S11〜S13を介して24 桁の値(x1・
y3),(x3・y1),(x2・y2)が入力され、
3つの値を加算して出力信号38Bを24 桁の信号B
4として出力するとともに、桁上げ信号38Cを出力す
る。 半加算器36には信号線S14,S15を介して25 
桁の値(x2・y3),(x3・y2)が入力され、両
値を加算して出力信号36Bを出力するとともに、桁上
げ信号36Cを出力する。半加算器37は桁上げ信号3
8C及び出力信号36Bを入力し、両信号を加算して出
力信号37Bを25 桁の信号B5として出力するとと
もに、桁上げ信号37Cを出力する。ExOR回路40
は桁上げ信号36C及び2桁の値(x3・y3)を入力
するExOR回路39の出力信号及び桁上げ信号37C
を入力して26 桁の信号B6を出力する。更に、桁上
げ先見回路41は桁上げ信号36C,38C、出力信号
36B及び値(x3・y3)を入力し、これら各信号の
値に基づいてOR回路45より27 桁の信号B7を出
力する。
【0020】第1部分解算出回路部14に接続されたレ
ジスタ16は同回路部14の部分解PS1の25 桁〜
20 桁の各桁の信号B5〜B0を記憶し、解算出回路
部18に入力する。第2部分解算出回路部15に接続さ
れたレジスタ17は同回路部15の部分解PS2の27
 桁〜23 桁の各桁の信号B7〜B3を記憶し、解算
出回路部18に入力する。
【0021】解算出回路部18は各レジスタ16,17
から入力された両部分解PS1,PS2の各桁を加算し
て図5(d)に示すように、27 桁がO7、26 桁
がO6、25 桁がO5、24 桁がO4、23 桁が
O3、22 桁がO2、21 桁がO1、20 桁がO
0よりなる8桁の解Tを算出し、各桁の値を出力する。 このように、本実施例では2つの部分解算出回路部14
,15を設けるとともに、各部分解算出回路部14,1
5に対応する各グループG1,G2をそのグループの最
上位桁と最下位桁との桁幅が4桁以内となる所定数の桁
にて構成した。従って、各部分解算出回路部14,15
の桁幅方向への大きさは、従来のように全ての部分解P
1〜P4を入力して解を算出する加算回路部の大きさの
半分以下となる。 又、部分解算出回路部14,15により算出された各部
分解をそれぞれ1つの数値として取り扱うことが可能に
なるため、解算出回路部18は2つの数値間で1回の加
算を行える簡単な構成であればよくなり、乗算処理以外
の目的で設けられた加算器を解算出回路部18として兼
用することが可能となる。このため、この乗算回路を例
えばワンチップ構成のDSP等の電子制御装置に搭載し
ようとすると、乗算処理のみを行う部分、即ち、部分積
算出回路部11及び各部分解算出回路部14,15によ
る専有面積を低減でき、DSPの高機能化を図ることが
できる。
【0022】又、本実施例では各部分解算出回路部14
,15により算出された部分解PS1,PS2を記憶し
てそれらを解算出回路部18に出力するレジスタ16,
17を設けている。従って、被乗数X0及び乗数Y0を
入力して部分積算出回路部11により4つの部分積を算
出し、部分解算出回路部14,15により算出された各
部分解をレジスタ16,17に記憶すると同時に、部分
積算出回路部11に新たな被乗数X1及び乗数Y1を入
力して部分積を算出する一方で、解算出回路部18によ
りレジスタ16,17に記憶された部分解を加算して解
を算出するパイプライン処理を行うことができ、乗算処
理を連続して実行する際の演算速度の高速化を図ること
ができる。
【0023】次に別の実施例を図6,図7に従って説明
する。尚、説明の便宜上、図2と同様の構成については
同一の符号を付して説明を一部省略する。図6は別の実
施例における乗算回路50を示し、2進表示の被乗数X
及び乗数Yの乗算を行う。乗算回路50は部分積算出回
路部11、被乗数レジスタ12、乗数レジスタ13、第
1〜第4の部分解算出回路部51〜54、レジスタ55
,56及び解算出回路部18により構成されている。
【0024】第1〜第4の各部分解算出回路部51〜5
4には部分積算出回路部11による各部分積P1〜P4
の全ての桁のうち、それぞれ異なる所定数の桁を図7(
a)に示すようにグループG1〜G4としてそのグルー
プを構成する所定数の桁の値が入力されている。そして
、各部分解算出回路部51〜54はそれらの値を加算し
て図7(b)に示すように部分解PS1〜PS4を算出
するようになっている。各部分解算出回路部51〜54
に対応するグループG1〜G4はそのグループの最上位
桁と最下位桁との桁幅が2桁以内となる所定数の桁にて
構成されるとともに、各グループG1〜G4はそのグル
ープの最下位桁を基準にして順に整列させた時、グルー
プG1の最上位桁とグループG3の最下位桁との間、及
びグループG2の最上位桁とグループG4の最下位桁と
の間にそれぞれ2桁の桁数を開けて構成されている。
【0025】即ち、第1の部分解算出回路部51には各
部分積P1〜P4における16個の桁のうち、1個の2
0 桁、2個の21 桁の3個の桁をグループG1とし
、その各桁の値(x0・y0),(x0・y1),(x
1・y0)が3本の信号線S1〜S3を介して入力され
ている。同回路部51はそれらの値を加算して22 桁
がB2、21 桁がB1、20 桁がB0の部分解PS
1を算出し、レジスタ55に出力する。第2の部分解算
出回路部52には3個の22 桁、2個の23 桁の5
個の桁をグループG2とし、その各桁の値(x0・y2
),(x2・y0),(x1・y1),(x0・y3)
,(x3・y0)が5本の信号線S4〜S8を介して入
力されている。同回路部52はそれらの値を加算して2
4 桁がB4、23 桁がB3、22 桁がB2の部分
解PS2を算出し、レジスタ56に出力する。
【0026】又、第3の部分解算出回路部53には2個
の23 桁、3個の24 桁の5個の桁をグループG3
とし、その各桁の値(x1・y2),(x2・y1),
(x1・y3),(x3・y1),(x2・y2)が5
本の信号線S9〜S13を介して入力されている。同回
路部53はそれらの値を加算して26 桁がB6、25
 桁がB5、24 桁がB4、23 桁がB3の部分解
PS3を算出し、レジスタ55に出力する。更に、第4
の部分解算出回路部54には2個の25 桁、1個の2
6 桁の3個の桁をグループG4とし、その各桁の値(
x2・y3),(x3・y2),(x3・y3)が3本
の信号線S14〜S16を介して入力されている。同回
路部54はそれらの値を加算して27桁がB7、26 
桁がB6、25 桁がB5の部分解PS4を算出し、レ
ジスタ56に出力する。
【0027】従って、グループG1の最上位桁を21 
桁とするとともに、グループG3の最下位桁を23 桁
として2桁の桁数を開けたので、部分解算出回路部51
により算出された部分解PS1は桁上げがあったとして
も部分解算出回路部53により算出された部分解PS3
とオーバーラップせず、両部分解PS1,PS3はレジ
スタ55に1つの数値として記憶される。又、グループ
G2の最上位桁を23 桁とするとともに、グループG
4の最下位桁を25 桁として2桁の桁数を開けたので
、部分解算出回路部52により算出された部分解PS2
は桁上げがあったとしても部分解算出回路部54により
算出された部分解PS4とオーバーラップせず、両部分
解PS2,PS4はレジスタ56に1つの数値として記
憶される。
【0028】このため、解算出回路部18はレジスタ5
5を介して入力された部分解PS1,PS3を一方の数
値として取り扱うとともに、レジスタ55を介して入力
された部分解PS2,PS4を他方の数値として取り扱
い、各レジスタ55,56の値を加算して図5(d)に
示すように解Tを算出できる。従って、本実施例におい
ても解算出回路部18は2つの数値間で1回の加算を行
える簡単な構成であればよくなり、乗算処理以外の目的
で設けられた加算器を解算出回路部18として兼用する
ことが可能となり、この乗算回路を例えばワンチップ構
成のDSP等の電子制御装置に搭載する際、DSPの高
機能化を図ることができる。
【0029】又、本実施例においてもレジスタ55,5
6を設けたので、パイプライン処理を行うことができ、
乗算処理を連続して実行する際の演算速度の高速化を図
ることができる。図8は別の実施例を示し、図8(a)
に示すように部分積算出回路部によるm個の部分積P1
〜Pmにおける全ての桁をn(偶数)個のグループG1
〜Gnに分割している。各グループG1〜Gnはそのグ
ループの最上位桁と最下位桁との桁幅が基準桁幅以内と
なる所定数の桁にて構成されるとともに、各グループの
最下位桁を基準にして順に整列させた時、(2i−1)
番目のグループの最上位桁と(2i+1)番目のグルー
プの最下位桁との間、及び2i番目のグループの最上位
桁と(2i+2)番目のグループの最下位桁との間にそ
れぞれ一桁以上の桁数を開けて構成されている。尚、i
は自然数である。
【0030】これにより、図8(b)に示すように、奇
数番目の部分解PS1,PS3,・・・,PSn−1 
は桁上げがあったとしてもオーバーラップせず、一方の
数値として取り扱うことができる。又、偶数番目の部分
解PS2,PS4,・・・,PSn も桁上げがあった
としてもオーバーラップせず、他方の数値として取り扱
うことができる。従って、この例においても、解算出回
路部は2つの数値間で1回の加算を行える簡単な構成で
あればよくなり、乗算処理以外の目的で設けられた加算
器を解算出回路部として兼用することが可能となるため
、乗算回路の小型化を図ることができる。
【0031】尚、前記各実施例では2進数の乗算処理を
行う乗算回路に具体化したが、任意の固定基数表記法で
表示される数、例えば10進数の乗算処理を行う乗算回
路に具体化してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、部
分積の加算処理を行う際に、その一部を外部の簡単な構
成の加算器に行わせることにより、乗算回路内の加算器
の数を低減でき、よって乗算処理のみを行う回路部の専
有面積を低減して電子制御装置の高機能化を図ることが
できる。
【0033】又、第2発明によれば、各部分積における
全ての桁のうち、それぞれ異なる所定数の桁をグループ
としてそのグループの桁の値を加算して算出した各部分
解を順次レジスタに記憶させて解を算出するパイプライ
ン処理を行うことができ、乗算処理を連続して実行する
際の演算速度の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】一実施例を示すブロック図である。
【図3】第1部分解算出回路部を示す回路図である。
【図4】第2部分解算出回路部を示す回路図である。
【図5】(a)〜(d)は一実施例における乗算処理の
各工程を説明する図であり、(a)は部分積を示す図、
(b)は各グループを示す図、(c)は各部分解を示す
図、(d)は解を示す図である。
【図6】別の実施例を示すブロック図である。
【図7】(a),(b)は別の実施例における乗算処理
の各工程を説明する図であり、(a)は各グループを示
す図、(b)は各部分解を示す図である。
【図8】(a)〜(c)は別の実施例における乗算処理
の各工程を説明する図であり、(a)は各グループを示
す図、(b)は各部分解を示す図、(c)は解を示す図
である。
【符号の説明】
1  部分積算出回路部 2〜5,14,15,51〜54  部分解算出回路部
6  解算出回路部 16,17,55,56  レジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被乗数と乗数とを入力し、被乗数に乗
    数を乗ずることによりそれぞれ複数個の桁よりなる複数
    の部分積を算出する部分積算出回路部(1)と、部分積
    算出回路部(1)により算出された各部分積における全
    ての桁のうち、それぞれ異なる所定数の桁をグループと
    してそのグループを構成する所定数の桁の値を入力し、
    それらの値を加算して部分解を算出する複数の部分解算
    出回路部(2〜5)と、各部分解算出回路部(2〜5)
    の算出結果を加算して解を算出する解算出回路部(6)
    とを備え、前記各部分解算出回路部(2〜5)に対応す
    る各グループを、そのグループの最上位桁と最下位桁と
    の桁幅が基準桁幅以内となる所定数の桁にて構成すると
    ともに、各グループをそのグループの最下位桁を基準に
    して順に整列させた時、(2i−1)番目(iは自然数
    )のグループの最上位桁と(2i+1)番目のグループ
    の最下位桁との間、及び2i番目のグループの最上位桁
    と(2i+2)番目のグループの最下位桁との間にそれ
    ぞれ一桁以上の桁数を開けたことを特徴とする乗算回路
  2. 【請求項2】  各部分解算出回路部(14,15,5
    1〜54)により算出された部分解を記憶してその部分
    解を解算出回路部(18)に出力するレジスタ(16,
    17,55,56)を設けたことを特徴とする請求項1
    の乗算回路。
JP40456690A 1990-12-20 1990-12-20 乗算回路 Withdrawn JPH04219820A (ja)

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