JPH04219605A - 高速磁気記録装置のタイミング補正回路及び補正方法 - Google Patents

高速磁気記録装置のタイミング補正回路及び補正方法

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JPH04219605A
JPH04219605A JP3060761A JP6076191A JPH04219605A JP H04219605 A JPH04219605 A JP H04219605A JP 3060761 A JP3060761 A JP 3060761A JP 6076191 A JP6076191 A JP 6076191A JP H04219605 A JPH04219605 A JP H04219605A
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JP
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delay
signal
circuit
clock
clock signal
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Application number
JP3060761A
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English (en)
Inventor
Richard L Galbraith
リチャード・レオ・ガルブレイス
Raymond A Richetta
レイモンド・アラン・リチェッタ
Timothy J Schmerbeck
ティモシー・ジョセフ・スキマーベック
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル・データの高
密度磁気記録に関し、より詳しくは、磁気媒体に記録さ
れる高速書込みデータの刻時機構で該媒体の非線形特性
を補償するように非常に正確にタイミングを変化させる
電子回路及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録技術では一定のパターンのディ
ジタル・データ信号の狭いパルスは磁気的にディスク・
ファイルに記憶されるときパルス圧縮及び他の非線形パ
ルス・エッジ変位効果を受けることは長い間知られてい
る。その結果、非線形エッジのタイミングのずれはデー
タ誤り検出システムのタイミングの余裕を少なくするの
で、該ディスクから読出されるデータの誤り率は百倍も
高くなる。もし特定の媒体のパターン従属エッジのずれ
が確認できれば、書込みデータ・パルス・エッジを、該
媒体によるずれに等しい量だけ該ずれと反対の方向に予
め変位させることができる、従って正しいタイミング関
係を持つデータが該ディスクから読出される。前記タイ
ミング事前補正は誤り率を少なくしディスク・ファイル
容量を20%程度増加させることができる。どのパルス
・エッジを変位させるかを決定する特定のアルゴリズム
はよく知られており且つ本発明には含まれない。
【0003】どのアルゴリズムでも、改善によって取得
される容量は、事前補正回路から渡される時間のずれの
正確さによる。一般にずれは小さく、1〜8 ns 程
度である。パルス周波数は非常に高く、およそ 27 
MHzである。
【0004】この目的のために時間のずれ及び遅延を得
る従来の1つの方法は、RC回路又は他のアナログ・タ
イミング回路を用いることである。この方法は構成要素
の公差及び温度のような環境要素によってきびしく制限
される。
【0005】もう1つの方法はロジック・ゲートの伝播
遅延によりパルス・エッジのずれの時間間隔を決める。 しかしながら、ロジック・ゲート遅延は本質的に環境要
素及びプロセス変動により大きく変化する。
【0006】第3の方法は補正クロックの整数のサイク
ルで指定される全ての事前補正間隔を可能にする十分に
高い周波数で動作する該補正クロックに全ての信号を同
期させる方法である。現在のディスク装置の速度では、
このようなクロックは 1 GHzで動作させなければ
ならない。ロジック・ゲート、配線及びこの周波数に必
要な遮蔽は、この方法を非実際的なものにする。(回路
技術は前記速度に進むかもしれないが、記録技術の進歩
は確実に同等のペースで速度要求を上げてくる。)
【0
007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はディジ
タル磁気記録装置における書込みデータ信号のタイミン
グ事前補正を提供することである。本発明のもう1つの
目的は安い費用で従来の回路よりも高い精度を持つ事前
補正回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの利点
を、同期させる必要がある全ての信号を同じ回路を介し
て伝送し、しかも信号別に異なる動作を実行することに
より達成する。これらの信号は書込みクロック・パルス
・トレーン、書込みデータ・パルス・トレーン及び補正
標識レベルを含む。これらの回路の1つは遅延回路であ
り、その遅延間隔はディジタル制御信号により変えられ
、書込みクロック・パルスのタイミングを変える。もう
1つの回路はロジック手段であり、補正標識信号に応答
して遅延信号と遅延しない信号の間を選択する。該回路
全体は連続する書込みデータ信号のパルス中の1以上の
パルスに応答してこの選択を行う。
【0009】
【実施例】図1はディスクでPRML(部分応答最尤)
を用いてディジタル・データを読み書きするチャネル磁
気ディスク装置100のハイレベル・ブロック図である
【0010】最初は通信コード化手法であったPRML
は最近は周波数変調(FM)のような普通の ”ピーク
検出” (PD)手法の代案として磁気ディスクにデー
タを記録するのに適合している。簡単に言えば、PRM
Lはデータ・プロセッサ又は他のソースからライン10
1を介して入力された並列NRZ(非ゼロ復帰)ディジ
タル・データをPR(部分応答)符号器110を用いて
コード化し、ライン111に直列パルス・シーケンスを
出力する。PDコード化は各個のパルス・エッジの1つ
のサンプル時刻で応答を生じるように設計されたパルス
・シーケンスを用いるのに対し、PRコード化は特定の
パルス・エッジで2つの隣接するサンプル時刻で応答を
生じるシーケンスを生成する。
【0011】書込みドライバ120は、ライン111か
ら入力された直列パルス・シーケンスを、読取/書込ヘ
ッド130が磁気ディスク140に記録するのに適した
振幅及びクロックを有する形式に変換する。書込みドラ
イバ120は本発明に従ってパルスをクロックする回路
を含む。ヘッドを作動させディスクを回転させる従来の
手段は図示しない。ライン131はアナログ・パルスの
シーケンスをディスクからモジュール150に送る。こ
のモジュールは直列パルスを増幅しフィルタしたのち、
それらを読取りクロックに同期させ且つディジタル形式
に変換してライン151に送る。最後に、”最尤” (
ML) 検出器160は、生のディジタル・パルスを、
ライン101の最初のビットを最もよく表わすディジタ
ル・パルスのシーケンスに変換し、且つこれらのビット
を並列形式に変換して出力ライン161に送る。”ヴィ
テルビ検出”、”トレリス復号”及び ”最尤シーケン
ス推定” と呼ばれる手法もML復号に関連する。
【0012】磁気記録のPRMLチャネルは: Kob
ayashi, ”On Optical Proce
ssing ofDigital Magnetic 
Recording Data,” IEEE Tra
nsactions on Magnetics, v
ol.MAG−7, p. 422 (Sept. 1
971);  Kobayashi and Tang
,”New Coding Approach toD
igital Magnetic Recording
, id., pp. 422 − 423;  Ko
bayashi and Tang,”Applica
tion of Partial−Response 
Channel Coding to Magneti
c RecordingSystems,” IBM 
Journal of Research and D
evelopment, vol. 14,pp. 3
68−375(June 1970); 及び Kob
ayashi, ”Application of P
robabilistic Decoding toD
igital Magnetic Recording
,” id., vol. 15, pp. 64−7
4 (Jan. 1971)に記載されている。特定の
PRML記録チャネルは米国特許第3648265号及
び同第3792356号明細書に記載されている。
【0013】図2は図1のライン111及び121の典
型的な書込みデータ・パルスのシーケンスのタイミング
波形200を示す。通信方法として始められた経緯を持
つPRMLコード化は線形チャネルを仮定している。し
かしながら、ディスクのような磁気媒体の記録特性は決
定的に非線形である。長いパルスの後の短いパルスの書
込みは該短いパルスのパルス幅を縮め、短いパルスの後
の長いパルスの書込みは該長いパルスのパルス幅を伸ば
すことはよく知られている。よって、従来の書込みドラ
イバは、このように書込みデータ・パルスのシーケンス
では、書込みデータの刻時を変えて、短いパルスを伸ば
し長いパルスを縮める。
【0014】生の書込みクロック210はクロック・パ
ルス211のような一定幅のパルスの続きを持つ波形の
信号である。典型的なチャネルでは、これらのパルスは
およそ27 MHzの周波数を持つことがある。生の書
込みデータ220は、幾つかの連続する ’0’データ
・ビットを表わす長く低いレベル221、次に1つの 
’1’データ・ビットを表わす短く高いレベルのデータ
・パルス222、次に1つの ’0’ビットの短く低い
レベル223、次に幾つかの連続する ’1’ビットの
長く高いレベルのデータ・パルス224、そして最後に
幾つかの ’0’ビットの低いレベルの波形を持つ信号
の例である。補正されていないチャネルでは、データ2
20は各クロック・パルス211の下降エッジでラッチ
され、直ちにヘッドに送られる。(実際には、データ2
20の波形の変化はクロック210の変化に僅かな遅延
、例えば 1 ns だけ遅れて追随せねばならない。 この遅延は0よりも大きければ重大ではない。)
【0015】短いデータ・パルス222は長いパルス(
レベル221)に続くので伸ばす必要がある。事前補正
可能信号230はこのシーケンスを上昇エッジ231に
よって表わす。同様に長いデータ・パルス224は短い
パルス(レベル223)に続くので縮める必要がある。 事前補正可能信号230はこの条件を下降エッジ232
によって表わす。
【0016】書込みデータの引伸し及び縮めは事前補正
可能信号230に応答してクロック210を最終書込み
クロック240としてタイミングし直すことにより達成
される。 (クロック・パルス241の極性は単に便宜
的にクロック・パルス211の極性からも反転される。 ) 詳しく説明すれば、上昇エッジ231は、最終書込
みクロック240の上昇エッジ242を、生の書込みク
ロック210の対応する下降エッジ212から、量TD
だけ遅延させる。次の短いパルスは引伸ばしてはならな
い。 上昇エッジ242及び243を、対応する生のクロック
・エッジ212及び213から同じ量、TDだけ遅延さ
せることにより、この幅は不変のままに保持される。し
かしながら、次の長いパルス224は可能信号230を
232で終了させる。これはクロック210とクロック
240の間の遅延TDを除去し、従って最終書込みクロ
ック240の上昇エッジ245は生の書込みクロック2
10の対応する下降エッジ215と一致する。
【0017】出力書込みデータ250の波形は、最終書
込みクロック240が生の書込みデータ220をタイミ
ングし直して補正された最終書込みデータ信号にする方
法を示す。最終書込みクロック240の上昇エッジはデ
ータ250をラッチし、ヘッドに送られてディスクに書
込まれる。長いパルス251は対応する生のデータ・パ
ルス221と同じ持続期間を持つ。次の短いパルスは通
常の時刻で始まるが、最終書込みクロック240の該遅
延されたエッジ242までは下降しない。これは該パル
スを時間間隔TDだけ伸ばす。次のデータ・パルス25
3も短いパルスである。クロック・エッジ242及び2
43はどちらも、それらの対応する生のクロック・パル
スから同じ量だけ遅延しているから、最終データ・パル
ス253の幅は通常の持続期間を有する、即ち縮められ
ていない。しかし次の長いパルス254は通常よりもT
Dだけ遅れて始まり、上昇するクロック・エッジ245
は遅延されないので通常の時間に終了する。よって、最
終データ・パルス254はその生のデータ・パルス22
4からTDだけ縮まる。次の長いパルス255は通常の
長さを有する。TDの最適値は書込みデータ・シーケン
スによらずに、他の要素、例えば、幾つかの異なるディ
スク円盤のどれにデータが書込まれるか、又は、ディス
クのどのトラックでデータを受取るかによって変ること
がある。これらの要素についてTDの値を調整する方法
は従来の技術で分かっている。
【0018】本実施例では、パルス211のような典型
的なクロック・パルスの幅は 18.5nsであり、典
型的なTDの値は 1 ns から 8 ns までの
範囲で 1 ns 段階とすることがある。他方、図1
の120のような書込みドライバで用いるのに技術的に
十分な速さの典型的なロジック・ゲートの遅延は公称 
2 ns、 公差は±50%である。従って、種々の信
号210〜250間の同期は非常に正確に示されるが、
プロセス及び環境要素による回路速度の通常の変動、各
信号の処理に要するそれぞれのゲート数及びその他の変
数は、この必要な同期を全くだいなしにする。即ち、整
合する信号遅延の全てを非常に精密に追跡する必要があ
る。入力から最終データがヘッドに送るためにラッチさ
れる点までのデータ及びクロック経路の遅延は、正しい
位相関係を維持するために非常に精密に整合させる必要
がある。
【0019】同様に、事前補正可能信号入力の遅延は遅
延するクロック・エッジを正しく選択するために補正信
号TDの値を受取る回路の遅延と整合させる必要がある
。生のクロック経路及び最終クロック経路の遅延もTD
値の精度を維持するように互いに精密に追跡する必要が
ある。該可能入力のレベルが低いときは、該経路はデー
タ信号にタイミングのゆがみ、シフトを加えたり非対称
にしてはならない。データの大部分は引伸し又は縮みを
必要としないのでこれは重要である。
【0020】図3は図1の書込みドライバ120のロジ
ック回路300を示す。ライン301の生の書込みクロ
ックは図2の210の波形を持つ一定のパルス・シーケ
ンスである。これは従来の発振器(図示せず)により生
成できる。ライン302の遅延コードは、ライン301
の生のクロックに選択的に加えられる遅延の長さを指定
する3ビット並列ディジタル信号である。ライン303
の書込みデータは図1の磁気ディスク140に記録され
るデータ・ビットのシーケンスである。
【0021】従来のレベル感知ラッチ311〜313及
びXORロジック・ゲート314はライン315に補正
制御信号を生成するシーケンス検出器310を形成し、
図2の230に示された波形を生じる。該ラッチはそれ
ぞれのビット時刻でライン301の書込みクロックによ
りクロックされるシフト・レジスタを形成する。並列書
込みデータから図1のライン101に従来のように取出
される直列NRZ書込みデータ・パルスは、ライン30
1のクロックが高いレベルのときは必ずラッチ311に
より抜取られ、ライン301のクロックのレベルが低い
間はそのまま保持される。XORゲートはデータが前の
ビット時刻から変更している時刻毎に高いレベルをラッ
チ313に供給する。これは、短い(即ち、1ビット長
の)パルスが長い(即ち、複数ビット長の)パルスに続
くときは、必要な上昇エッジを生成し、短いパルスが続
く限り高いレベルを維持し、そして長いパルスが短いパ
ルスに続くときは、下降エッジを生成し、次の長いパル
スのために低いレベルを維持する。
【0022】プログラム式遅延回路320は遅延クロッ
ク信号を生成しライン321に出力する。遅延量は、3
本の並列ライン302上の制御コードにより、8つの異
なる値のどれかである。書込まれる特定のディスク、ト
ラック等の正確なパルス幅変更量を決めるために、通常
の手段(図示せず)により制御コードが生成される。こ
の信号は書込みデータ及びクロック信号よりもゆっくり
と大きさの状態を変えるので、その遅延は回路300の
目的に重大な影響を及ぼすものではない。
【0023】NORゲート331及び332は、図2の
クロック240のような波形を持つ最終クロック信号が
ライン333に生成されるように、ライン321上の遅
延クロックとライン301上の非遅延クロックの間を選
択するスイッチ330を構成する。この最終の、補正さ
れたクロック信号はライン316上の生の書込みデータ
をクロックして通常の書込みデータ・ラッチ340に取
込む。差動出力信号はドライバ350により増幅され、
差動信号として図1のヘッド130へのライン121に
出力される。
【0024】簡単に実現された回路300は予想された
環境に必要な種々の高速信号の間の同期に深刻な問題を
生じることは明白である。破線304の左の僅かなタイ
ミング変動は重要ではないが、補正制御信号315はラ
イン321上の遅延クロックよりも早くNOR331に
到着する。ライン301上の非遅延クロックは、NOR
331を通過せず、従って該通過による遅延に等しい遅
延がないのでライン321上の遅延クロックと同期せず
にNOR332に到着する。書込みデータとライン33
3上の最終クロックとのタイミングのずれは更に大きい
。即ち、書込みデータはNOR331及び332を通過
するクロックの遅延に等しい遅延を伴わず、装置320
の最小遅延も伴わない。従って、全ての信号は破線30
4と破線305の間の領域を通過する際に同じ遅延を生
じる必要がある。
【0025】図4は図3のロジック回路の実施例をロジ
ック回路400として示す。図4では、全ての高速信号
のグループ遅延は図2の波形で示す関係を保証するため
に十分な時間の余裕をもって互いに追跡するが、チップ
空間に関する費用を非常に低く、しかも高価な精密部品
又は手動調整を必要としない。該回路は1つの集積回路
チップ上で実現できるだけではなく、前述のように、同
じ回路による遅延は全て互いに非常に正確に追跡するよ
うに作ることが望ましい。
【0026】シーケンス検出器310の3つのラッチ及
び排他的OR回路は通常のシングルエンド形CMOS回
路で実現される。該回路の残りの部分は通常の差動EC
L即ちカスケード電流スイッチ技術を用いた回路である
。正確な同期を必要とする、破線304と破線305の
間の領域では、ライン301、301’、315及び3
16は全て、同じ通常の変換器QPGにより、シングル
エンド形CMOSレベルから差動ECLレベルに変換さ
れる。そして全ての信号は2線差動形式のままでライン
121に出力される。
【0027】次に、これらの信号は全て、同じ可変遅延
装置QL3に送られる。ライン301’の第1のQL3
回路は、3ビット制御コードを伝送するライン302に
結合され、該コードにより指定された、8つの異なる遅
延時間TDのどれか1つを生成する。残りの全てのQL
3回路の制御入力は必ず当該回路の可能最小遅延を生成
する。即ち、制御コード入力 ’000’ はライン3
01、301’、315及び316の全てに正確に同じ
遅延を生成し、他の制御コードは他の3本のラインの遅
延よりも長い遅延をライン301’ に連続的に生成す
る。 4本のラインの各々にある第2のQL3遅延回路も4本
のラインの全てにより同じ最小遅延を生成する。上昇エ
ッジによるQL3装置での遅延は下降エッジによる遅延
と異なるので、2つのカスケード遅延装置が必要である
。2つの同じ回路を直列に接続し、第1の回路からの反
対極性の出力を第2の回路がとることにより入力エッジ
の合成ブロック遅延はどれも必ず下降回路遅延と上昇回
路遅延の合計に等しくなる。従って、プログラム式遅延
回路320のブロックの遅延は、ライン302の制御コ
ードからのプログラム式追加遅延を除いて、他のライン
のブロック420A、420B及び420Cの遅延によ
り正確に整合される。この構成は寄生効果を控除するこ
とによりプログラム式遅延時間の絶対精度も向上させる
。図4に示すように、ライン302の制御コードはQL
3遅延回路の全てに接続される。しかしながら、図7に
関連して説明するように、ライン302だけがライン3
01’ の第1のQL3回路の遅延を変える。残りの接
続は回路容量の補正にだけ役立つ。この補正がなければ
、これらの回路の精度は低下する。
【0028】ECL回路の差動特性は、2つの出力のど
ちらかを正の出力とみなす選択を変更するだけで、出力
を反転させることができる。従って、図4のインバータ
Iは単に次の差動ゲートに信号を渡す前にスワップされ
た接続ワイヤを持つ出力である。これは ”ワイヤ・イ
ンバータ” と呼ばれ、信号遅延は生じない。
【0029】スイッチ330のゲート331は差動入力
/差動出力ECLNORゲートQL4である。ライン3
15及び316の信号がこのゲートを通過する際に受け
た遅延は、これらの経路に同じQL4ゲート431A及
び431Bを配置することにより、生の書込みクロック
及び生の書込みデータ信号にも導入される。残りのゲー
トはディジタル ’0’ レベルにハード・ワイヤ接続
される、従ってそれらは他のどんなロジック機能も実行
しない。即ち、等価的に、信号は全て同じQL4回路を
通過するが、それぞれの信号で実行される機能は異なる
。同様に、QL4回路432Aはライン316の生の書
込みデータ信号の遅延をゲート331及び431Aから
の出力の遅延と一致させるので、ライン333の最終ク
ロック信号及びライン317の生の書込みデータ信号は
、精密に整合されたグループ遅延でラッチ340のそれ
ぞれの入力に到着する。ラッチ340は従来の設計の差
動ECLレベル感知ラッチである。ドライバ350は、
図1のライン121の該クロックされラッチされた最終
書込みデータ信号を変換して、磁気ヘッド130に送る
通常の電圧対電流差動ドライバ回路である。
【0030】図5〜図9は図4中の一定のブロックの回
路図である。図中、NPNバイポーラ・トランジスタは
該トランジスタの本体を離れる方向を指すベース/エミ
ッタの矢印を有する。無地の矩形はNチャネルFETを
表わし、斜線入りの矩形はPチャネルFETを表わす。 そしてX記号入りの矩形は低しきいチャネルFETを表
わす。図5〜図9の回路の全てはシングル集積回路チッ
プ上に作られ、実際に全チップ領域の僅かな部分しか占
有しない。
【0031】図5は図4で用いる差動ECL変換器回路
QPGに対する通常のシングルエンド形のCMOS回路
500を示す。該CMOSの入力部は結合子A3である
。第1の差動出力部は結合子530及び540であるが
、531及び541の第2の差動出力部は1ダイオード
分の電圧降下だけ低い電圧にシフトされる。結合子D3
は接地電位よりも2ダイオード分の電圧降下だけ高い電
位に維持され、結合子P2及びV1はバイアス電圧であ
り、P5Vは電源電圧である。そして、GNDは接地電
圧である。
【0032】図6は図4で用いる新しいプログラム式時
間遅延回路QL3の遅延回路600を示す。結合子A2
及びA3はタイマ回路の差動入力部を形成する。結合子
620は図7に示すスイッチ容量アレイに接続される。 2つの差動出力部は610と630及び611と621
である。後者の出力は前者の出力よりも1ダイオード分
の電圧降下だけ低い電位である。結合子V1及びI1は
図8の端子V1及びI1からの基準電圧及び電流に結合
される。該入力信号は差動対Q5及びQ6でスイッチ動
作を生じる。
【0033】生の書込みクロック210の入力の下降エ
ッジにより最終的にデータ・ラッチ340はライン31
7の書込みデータをヘッド130に渡すから、このエッ
ジは遅延されるエッジである。入力信号の下降エッジに
より結合子A2のレベルは上がり、A3のレベルは下が
るので、トランジスタQ6はオンなり、Q5はオフにな
る。Q7のバイアスはおよそ 1.5ボルト引き下げら
れる。結合子620は図7の端子C1〜C8の1つに結
合される。Q7のエミッタは結合子620上の、所望又
は寄生の容量によって一定であるから、トランジスタQ
7はそのバイアス/エミッタ接合部の逆バイアスにより
オフになる。電流ソースQ10は結合子620の容量を
放電し、結合子620の電位を引き下げる。放電サイク
ルの開始で、シュミット・トリガ差動対Q4及びQ3は
、Q4がオンになりQ3がオフになるように切替えられ
、従って差動出力は高いレベルになる。結合子620の
最初の電圧は+5 Vの電源電圧よりも2ダイオードの
電圧降下だけ低いレベルである。結合子621の電圧は
+5 Vよりも2ダイオード分低い電圧、電流ソースT
10から抵抗器R2A及びR2Bを流れる電流によるお
よその電圧降下及びR2B及びトランジスタT9を流れ
る電流による電圧降下の合計である。R2Aと同じ大き
さを持つ3個の抵抗器を並列に使用することにより、R
2Bは正確にR2A/3に等しくなる。 (R2A+R
2BはR2、それらの全電圧降下はVR2と呼ぶ。) 
結合子620がこのR2を越える開始電圧に等しい電圧
だけ放電されると、610及び630のタイマ出力は低
いレベルに切替えられる。2つのレベル・シフト装置Q
1及びQ14によるQ4のコレクタ信号のQ3のベース
へのフィードバックはシュミット・トリガ動作を与える
【0034】下降入力から下降出力までの付加段階の遅
延量は式:遅延=C20*VR2/IQ10で与えられ
る。C20は結合子620の実効容量、VR2はQ4が
オンで電流ソースT10からの電流の全てが導通してい
るときのR2の両端にわたる電圧、そしてIQ10は電
流ソースQ10のコレクタ電流である。遅延の変動はこ
れらの3つの項目の公差による。後で図8に関連して説
明するように、基準発生器回路はR2の両端の電圧及び
Q10を流れる電流の公差を一緒に追跡するように特別
に設計される。結合子620の通常のオンチップ・キャ
パシタの容量の公差は小さく、一般に8%である。従っ
て、結合子620で、スイッチの容量を含む寄生回路容
量による遅延は、QL3回路の全てについて同じである
ので、図2に示すプログラム式遅延TDから除外される
【0035】再び入力クロック・エッジが上昇するとQ
5はオンになりQ6はオフになる。Q7のベースは 1
.5ボルト上がるので、トランジスタQ7は急速にオン
になり、結合子620を、5ボルト電源P5Vよりも2
ダイオードの電圧降下分低い、その高いレベルに充電す
る。 ここで差動電圧対は高いレベルに切替えられる。結合子
620を充電するQ7による電流は装置内部抵抗及び抵
抗器R1によってだけ制限される。この場合、Q7を損
傷しないレベルに充電電流を制限するためにQ7エミッ
タと直列に追加抵抗を付加する必要はなかった。
【0036】制御コードによって選択されたキャパシタ
のために、ライン301’ にある可変遅延回路QL3
の結合子620での上昇時間は、他の固定遅延QL3回
路の場合よりもずっと長い。これは図3及び図4のラッ
チ340に到着するライン333の最終クロックに影響
しない。なぜなら、ラッチ340を該データ信号にオー
プンする下降エッジはNOR332の2入力を早めるこ
とにより通過するからである。即ち、NOR332の出
力のどちらか早くオフに切替えられた方がライン333
の信号に下降エッジを生成する。
【0037】結合子620の充電はQ4をオン、Q3を
オフにし、出力の状態を切替える。このブロックの遅延
は結合子620のレベルが下降しているときよりも上昇
しているときの方がずっと小さい。上昇するデータ・エ
ッジによる遅延は下降するデータ・エッジによる遅延と
正確に同じであるべきであるから、これはデータ経路で
用いることは容認できない。上昇エッジと下降エッジの
間の対称性を保証するために、図4にブロックQL3で
示すように、2つの遅延回路600が直列に接続され、
第2の回路は第1の回路の反転出力をとる。このように
、あらゆるデータ・エッジは回路600で下降遅延及び
上昇遅延の合計だけ遅延される。
【0038】図7は遅延装置QL3の全ての遅延回路6
00で用いる整合用のスイッチ・アレイ700を示す。 図4の8つのQL3回路には8つのスイッチ・バンクが
必要である。実際には1つのスイッチ・バンクだけが物
理的に存在するキャパシタを持っている。結合子B1、
B2及びB4は図4のライン302上の3ビット制御コ
ードを受取る。結合子C1〜C8は図4の8つのQL3
回路のそれぞれの結合子620に接続される。結合子C
1は遅延ブロック320にある可変遅延回路の結合子6
20に結合する。該可変遅延回路はライン302上の制
御コードに応答して実際にその遅延時間を変える。端子
C2〜C8は残りの遅延装置の結合子620に結合する
【0039】CMOS両方向性伝送ゲートは2進加重オ
ンチップ・キャパシタC11〜C77のスイッチに使用
される。IQ10によりそれらの両端に生じるDC電圧
降下は前記時間遅延公差の式で大きな項目であるので、
スイッチはそれらのチャネル抵抗を小さくするために非
常に大きくする必要がある。しかし、スイッチ自身の容
量はオンチップ・キャパシタの容量のかなりの部分を占
めることがあるので、大きいスイッチの固有の寄生容量
は結合子620における実効容量の公差を非常に大きく
する。更に、スイッチの容量は、それがオンの場合とオ
フの場合とでは異なる。
【0040】これらの問題は図4の全てのQL3遅延回
路に同じ大きさのスイッチを入れることにより解決され
る。これらのスイッチはダミーであり、実際のオンチッ
プ・キャパシタには結合されない。この構成はライン3
02上のそれぞれの可能な制御コードの寄生スイッチ容
量を控除する。(制御コードを運ぶ個々のビット・ライ
ンは図7のB1、B2及びB4である。FET、T48
〜T59はドライバを形成し、これらのビット信号を伝
送ゲート即ちスイッチを作動させる信号に変換する。)
これは装置Q7、Q4及びQ10の固有の容量から結合
子620上の容量許容誤差も追跡する。従って、図7の
結合子620が結合子C1に結合されるQL3回路の追
加の遅延だけが書込みクロック・エッジの変位、よって
最終書込みデータ・エッジの変位を生じる。
【0041】ラインB1の高い電圧はスイッチT23及
びT24をクローズしてキャパシタC11を結合子C1
、従って遅延ブロック320の可変遅延回路の結合子6
20に接続させる。他の7つのタイマ回路のスイッチT
30、T31、T36、T37、T42、T43、T6
0、T1、T6、T7、T12、T13、T18及びT
19もオープン・スイッチとクローズ・スイッチの間の
寄生ロードの差を追跡するようにクローズする。同様に
、ラインB2上の高いレベルはスイッチT25及びT2
6をクローズしてキャパシタC22及びC23を結合子
C1に接続させる。他の7つの対応するスイッチ対もク
ローズされる。ラインB2はもう1つの状態のビットに
対応し、従って低い状態のビット・ラインB1の1つの
キャパシタの代りに2つのキャパシタを有する。ライン
B4の高いレベルはスイッチT27及びT28をクロー
ズしてキャパシタC44、C55、C66及びC77を
結合子C1に接続させる。他の7つの対応するスイッチ
対も再びクローズする。ラインB4は高い状態の制御コ
ード・ビットに対応するので、4つのキャパシタを有す
る。
【0042】図8は図6の遅延回路600のバイアス基
準を生成するのに用いるバイアス回路800を示す。回
路800は省電力のため回路400を未使用時に電源を
オフにすることができる。結合子G0は通常の ”書込
みゲート”信号を受取る。該信号は低いレベルのとき全
ての基準信号を使用不可能にする。結合子I1は図6の
結合子I1に基準電流を出力し、結合子V1は図6のV
1に基準電圧を送る。
【0043】結合子G0が低いレベルのとき、スイッチ
T64〜T67はオープンされ、装置T68及びT69
はオンになり、結合子I1及びV1を接地電位にする。 結合子G0が高いレベルのときは、T64〜T67はオ
ンになり、T68及びT69はオフになる。これはノー
ド820及び811に現われる信号をそれぞれ結合子V
1及びI1に渡すことができる。結合子P0及びN0は
通常のPFET及びNFET電流ソース・バイアス電圧
である。結合子VREFは一定の2.25ボルトのバイ
アス電圧である。結合子820及び821は増幅器の通
常のロールオフ点である。ノード895及び801は演
算増幅器の反転及び非反転入力を作る。該増幅器の出力
部はT21のゲートであり、結合子V1でもある。非反
転入力はVREF電圧の2/3で固定されるから、負の
フィードバックはノード801を強制的に同じ電圧にす
る。 これはR4の両端の電圧降下をVREFの1/3に固定
する。該演算増幅器はT21のゲート駆動信号点を変え
て、R4の両端の電圧を一定に維持する。T21のこの
ゲート駆動信号点は前述の結合子V1におけるV1基準
である。それは図6の全ての遅延回路600でT10の
ゲートを駆動し、正確な時間遅延のためにR2の両端に
精密な電圧を生成する。基準(バイアス)回路800の
T21は遅延回路600のT9及びT10と同じ構造で
ある。回路600のR2の両端の電圧は(VREF*R
2)/(3/R4)になる。ここで、R2は遅延回路の
R2であり、R4は基準回路のR4である。R2及びR
4は同一チップ上で同じ値及び構造を持つから、この項
目は正確にVREF/3になる。
【0044】ノード881及び808は演算増幅器の反
転及び非反転入力を生成する。その出力部はQ7のコレ
クタである。外部の精密抵抗器R1(破線で示す)はQ
7のコレクタ(結合子GR1)からVREFに結合され
る。非反転入力はVREF電圧の2/3で固定されるか
ら、負のフィードバックは結合子GR1を強制的に同じ
電圧にする。これは外部抵抗器の両端の電圧降下を強制
的にVREF/3にする。演算増幅器はQ7のベース駆
動信号点を変えて、外部抵抗器R1の両端の電圧をこの
一定電圧に維持する。外部抵抗器はオンチップ抵抗器よ
りも公差がずっと厳しく且つ温度係数が低いことがある
から、Q7のコレクタ電流は正確な値と非常に小さい温
度係数を持っている。Q7のこのベース駆動信号点は結
合子BI1でのI1電流基準である。それは全ての遅延
回路600でQ10のベースを駆動して該遅延回路の結
合子620でキャパシタ(スイッチ)・アレイ700を
横切る正確な放電電流を生成し、非常に正確な時間遅延
を与える。基準(バイアス)回路800内のQ7及びR
11は遅延回路600内のそれぞれのQ10及びR5と
同じ構造である。回路60内のQ10のコレクタ電流は
VREF/(3*R1)になる。前述のプログラム式時
間遅延TDの式はここでTD=1.5*C20*R1に
なる。即ち、時間遅延精度は、どちらも非常に正確に作
ることができるキャパシタ及び外部抵抗器の値だけによ
って決まる。
【0045】図9は図4のQL4のような通常のECL
の2入力差動NORゲート回路900を示す。結合子A
1及びA0は第1の差動入力を作り、A3及びA2は第
2の差動入力を示す。V1はバイアス電圧である。結合
子A11及びA21はハイレベル差動出力を構成し、A
10及びA20は1ダイオードの電圧降下分変位された
差動出力を構成する。
【0046】以上をまとめると、前述の実施例は、抵抗
比を容易に整合できる同じ構造の装置により精度が決ま
るから、集積化によく適している。差動ECLの実現は
非常に低い非対称の信号の高速動作を可能にする。デー
タの対称性を決めるのはクロックの1つのエッジのエッ
ジ対エッジの対称性及び差動ECL(書込みデータ)ラ
ッチ340と差動電流ドライバ350の極めて小さいゆ
がみだけである。時間遅延の目盛り係数は図8の1つの
外部抵抗器R1の値を変更するだけで変更することがで
きる。オンチップ・タイミング・キャパシタは、パッケ
ージの寄生パラメータを除去することにより、外部キャ
パシタが使用された場合よりもずっと小さいキャパシタ
の使用を可能にする。タイマ放電電流のキャパシタが小
さくなれば、ずっと少ない電力で動作することが可能に
なる。信号の入出力及び1つの外部抵抗器R1を除けば
、チップI/Oピンは不要である。
【0047】
【発明の効果】本発明はディジタル磁気記録装置におけ
る書込みデータ信号のタイミング事前補正を提供する。 該事前補正回路は安い費用で従来の回路よりも高い精度
を与える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の良好な環境を示す図である。
【図2】本発明に関係する種々の信号を示すタイミング
図である。
【図3】図1の書込みドライバのロジックを示すハイレ
ベル・ブロック図である。
【図4】本発明に従って図3のドライバ・ロジックの実
施例を示す詳細な図である。
【図5】図4で用いる変換器の回路を示す図である。
【図6】図4の遅延装置の回路を示す図である。
【図7】図6の遅延装置のタイミング回路のアレイを示
す図である。
【図8】図6の遅延装置のバイアス回路を示す図である
【図9】図4のNORゲートの回路を示す図である。
【符号の説明】
100  磁気ディスク装置 110  PR符号器 120  書込みドライバ 130  読取/書込ヘッド 140  磁気ディスク 150  モジュール 160  ML検出器 300  ロジック回路 310  シーケンス検出器 320  プログラム式遅延回路 330  スイッチ 340  書込みデータ・ラッチ 350  ドライバ 400  ロジック回路 500  CMOS回路 600  遅延回路 700  スイッチ・アレイ 800  バイアス回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速磁気記録装置のタイミング補正回路で
    あって、生のクロック・パルス信号の入力、生のデータ
    ・パルス信号の入力、遅延コード・ディジタル信号の入
    力、前記生のデータ信号のパルスの所定のパターンに応
    答し、補正信号を作るシーケンス検出器、少なくとも3
    つの同じ遅延装置を持ち、前記遅延装置のうち第1及び
    第2の遅延装置は前記生のクロック信号に結合され、第
    3の遅延装置は前記生のデータ信号に結合され、前記第
    2の遅延装置は更に前記遅延コード・ディジタル信号に
    応答して前記第1及び第2の遅延装置の時間遅延と異な
    る時間遅延を持つ補正されたクロック信号を生成する前
    記少なくとも3つの同じ遅延装置のセット、前記遅延装
    置のセットに結合され、前記生のクロック信号、又は前
    記補正信号に応答して前記補正されたクロック信号のど
    ちらかに対応する最終クロック信号を生成するゲート・
    ロジック及び前記生のデータ信号に応答し且つ前記最終
    クロック信号に応答してタイミングされた最終データ・
    パルス信号を生成するラッチを含むタイミング補正回路
  2. 【請求項2】請求項1記載の回路であって、前記同じ遅
    延装置のセットは前記第1及び第2の装置の遅延に等し
    い量だけ前記補正信号を遅延させる第4の装置を含むタ
    イミング補正回路。
  3. 【請求項3】請求項1記載の回路であって、前記ゲート
    ・ロジックは前記遅延装置のセットからの2つの信号を
    組合わせる第1のロジック・ゲート及び前記2つの信号
    の遅延に等しい遅延以外は不変のまま前記遅延装置のセ
    ットからのもう1つの信号を通過させる第2のロジック
    ・ゲートを含むタイミング補正回路。
  4. 【請求項4】請求項3記載の回路であって、前記ゲート
    ・ロジックは更に前記最終クロック信号を作るために前
    記第1及び第2のゲートに結合された第3のゲートを含
    むタイミング補正回路。
  5. 【請求項5】請求項1記載の回路であって、前記セット
    中の前記同じ遅延装置の各々は1対の同じ遅延回路を直
    列に含むタイミング補正回路。
  6. 【請求項6】請求項5記載の回路であって、前記遅延回
    路の対の各々は上昇信号エッジの時間遅延が前記対を通
    る下降信号エッジの時間遅延に等しくなるように接続さ
    れるタイミング補正回路。
  7. 【請求項7】請求項5記載の回路であって、前記第2の
    遅延装置を構成する当該対の前記遅延回路の1つだけが
    前記遅延コード・ディジタル信号に応答してその時間遅
    延を変えるタイミング補正回路。
  8. 【請求項8】請求項1記載の回路であって、前記遅延回
    路のセットは遅延される1つの信号及び基準量を受取る
    各個の遅延回路のセット、前記遅延回路の全てについて
    前記基準量を生成する1つの基準発生器及び前記遅延回
    路の各々に結合され且つ前記遅延コード・ディジタル信
    号に応答するスイッチのアレイを含むタイミング補正回
    路。
  9. 【請求項9】請求項8記載の回路であって、前記スイッ
    チのアレイは前記遅延コード・ディジタル信号に結合さ
    れている前記各個の遅延回路のスイッチのセット及び前
    記制御コード信号に応答して遅延時間を決める複数のキ
    ャパシタを含み、結合される前記キャパシタの数は前記
    スイッチのセットの全てよりも少ないタイミング補正回
    路。
  10. 【請求項10】請求項8記載の回路であって、前記遅延
    装置は1つの集積回路チップ上に作られた抵抗器の対、
    前記チップの外部の1つの抵抗器及びキャパシタのセッ
    トを含み、前記遅延装置の遅延時間はほぼ完全に前記抵
    抗器の対の間の比、前記1つの抵抗器の値及び前記セッ
    トの1つのキャパシタによって決まるタイミング補正回
    路。
  11. 【請求項11】高速パルス・データ信号に、該信号に生
    じる所定のパターンに応答して、精密なタイミング変化
    を加える方法であって、クロック信号を発生するステッ
    プ、前記所定のパターンを検出し、検出されたパターン
    からディジタル補正信号を作るステップ、複数の離散値
    を持つディジタル制御信号を受取るステップ、前記ディ
    ジタル制御信号値により指定された量だけクロック信号
    を遅延させるステップ、前記ディジタル制御信号値のう
    ちの一定の量を表わす量だけ前記クロック信号を遅延さ
    せるステップ、前記制御信号値のうちの一定の量を表わ
    す量だけ前記データ信号を遅延させるステップ、前記デ
    ィジタル制御信号値のうちの一定の量を表わす量だけ前
    記補正信号を遅延させるステップ、最終クロック信号と
    して前記一定遅延クロック信号又は前記可変遅延クロッ
    ク信号のどちらかを選択するステップ及びクロックされ
    たデータ信号を作るように前記最終クロック信号に応答
    して前記一定遅延データ信号をラッチするステップを含
    むタイミング補正方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の方法であって、更に前
    記クロックされたデータ信号を磁気媒体に書込むステッ
    プを含むタイミング補正方法。
  13. 【請求項13】請求項11記載の方法であって、前記遅
    延ステップは全て同じ遅延回路のセットを介して同時に
    それぞれの信号の伝送を含むタイミング補正方法。
  14. 【請求項14】請求項13記載の方法であって、前記可
    変遅延クロック信号に更に遅延を加えるように、前記デ
    ィジタル制御信号に応答して前記遅延回路の1つの遅延
    時間を変えるステップを含むタイミング補正方法。
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