JPH11120504A - 半導体集積回路及び磁気ディスク装置 - Google Patents

半導体集積回路及び磁気ディスク装置

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JPH11120504A
JPH11120504A JP28330397A JP28330397A JPH11120504A JP H11120504 A JPH11120504 A JP H11120504A JP 28330397 A JP28330397 A JP 28330397A JP 28330397 A JP28330397 A JP 28330397A JP H11120504 A JPH11120504 A JP H11120504A
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JP
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circuit
delay circuit
delay
time
data
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JP28330397A
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Moriyoshi Oota
守由 太田
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスばらつき、その他レイアウト的な要
因によって発生するオフセット時間をキャンセルするこ
とにある。 【解決手段】 所定パターンのデータを第1遅延回路
(453)と第2遅延回路(454)との双方に同時に
入力するとき、第1遅延回路での遅延時間と上記第2遅
延回路での遅延時間との差に基づいて上記第1遅延回路
での遅延時間を調整することで、上記記録補正のオフセ
ットを調整するためのオフセット調整回路を設ける。第
1遅延回路での遅延時間と上記第2遅延回路での遅延時
間との差に基づいて上記第1遅延回路での遅延時間を調
整することにより、プロセスばらつき、その他レイアウ
ト的な要因によって発生するオフセット時間をキャンセ
ルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路、
特に磁気ディスクへの記録データの処理技術に関し、例
えば記録補正部を備えた磁気ディスク装置に適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、磁気ディスク、こ
の磁気ディスクに非接触状態で情報の記録及び読み出し
を可能とする磁気ヘッド、この磁気ヘッドに書き込み信
号を供給したり磁気ヘッドで得られた電気信号を増幅す
るためのリードライトLSI(半導体集積回路)、上記
ロードライトLSIからの出力データを処理したり、記
録データを処理するためのLSIとを含んで成る。
【0003】尚、磁気ディスク装置について記載された
文献の例としては、昭和58年8月20日に株式会社オ
ーム社から発行された「電子通信ハンドブック(第12
45頁〜)」がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置のデ
ータ記録においては、以下のように記録補正が行われ
る。
【0005】図6(a)には高密度化により連続した論
理値“1”のパルス間隔が短くなった場合のリードライ
トLSI53の出力波形状態が示される。この場合、リ
ードライトLSI53の出力波形は、ディスク上の磁化
反転パターンとは異なった位置にピークがある(これ
は、「パターンピークシフト」と称される)。読み出し
信号の再生系では、データ間隔一定と考えて処理してい
るので、ピークではない位置の信号電圧を用いて処理す
ることになる。すなわち、信号電圧が小さくなるのでデ
ータを誤る確率が高くなる。このため、論理値“1”が
連続する場合、図6(b)に示されるように、後ろの論
理値“1”までのパルス間隔を広げることで対処する。
これによって、パターンピークシフトの影響が小さくな
るため、データ再生時の出力振幅を確保し、誤り率を小
さくすることができる。このように、論理値“1”のパ
ルス間隔を広げることを「記録補正」と称し、広げた時
間を補正時間と称する。
【0006】しかしながら、磁気ディスク装置の高速転
送化に伴い、補正時間の精度に厳しい精度が要求される
と、プロセスばらつきやその他レイアウト的な要因によ
って上記補正時間に生ずるオフセット時間を無視するこ
とができなくなくなる。つまり、補正時間のオフセット
のために、論理値“1”が連続する場合において、パタ
ーンピークシフトの影響を十分に小さくすることができ
ない。
【0007】本発明の目的は、プロセスばらつき、その
他レイアウト的な要因によって発生するオフセット時間
をキャンセルするための技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、入力信号を遅延する第1遅延回
路(453)と、それとは異なる遅延時間に設定可能な
第2遅延回路(454)と、上記第1遅延回路と上記第
2遅延回路の出力信号を合成するための合成回路(45
5)とを含んで成る記録補正回路(545)を含むと
き、所定パターンのデータを上記第1遅延回路と上記遅
延回路との双方に同時に入力するモードを有し、上記第
1遅延回路での遅延時間と上記第2遅延回路での遅延時
間との差に基づいて上記第1遅延回路での遅延時間を調
整することで、上記記録補正のオフセットを調整するた
めのオフセット調整回路を備える。
【0010】上記した手段によれば、上記オフセット調
整回路は、第1遅延回路での遅延時間と上記第2遅延回
路での遅延時間との差に基づいて上記第1遅延回路での
遅延時間を調整し、このことが、プロセスばらつき、そ
の他レイアウト的な要因によって発生するオフセット時
間をキャンセルする。
【0011】このとき、上記第1遅延回路での遅延時間
と上記第2遅延回路での遅延時間との差に応じた電圧を
発生させる電圧発生手段(Q11、Q12、C2)と、
上記電圧発生手段によって発生された電圧に応じた電流
を上記第1遅延回路にフィードバックするためのフィー
ドバック経路(50)とを設けることにより、上記オフ
セット調整回路を容易に形成することができる。
【0012】そのような半導体集積回路は、上記のよう
にプロセスばらつき、その他レイアウト的な要因によっ
て発生するオフセット時間をキャンセルできるので、磁
気ディスク装置の高速化に対応することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図5には、本発明の一例である磁
気ディスク装置が示される。
【0014】磁気ディスク装置は、例えば図5に示され
るように、磁気ディスク51、この磁気ディスク51に
非接触状態で情報の記録及び読み出しを可能とする磁気
ヘッド52、この磁気ヘッド52に書き込み信号を供給
したり磁気ヘッド52で得られた電気信号を増幅するた
めのリードライトLSI(半導体集積回路)、上記リー
ドライトLSI53からの出力データを処理したり、記
録データを処理するためのPRML用LSI54とを含
んで成る。このPRML用LSI54においては、読み
出し系として、PR処理部541、ML復号部542、
復調部543が設けられ、書き込み系として、符号変換
部544、記録補正部545が設けられる。
【0015】読み出し系について説明する。
【0016】PR処理部541は、すなわち波形間干渉
を積極的に利用し、狭帯域で信号処理する波形等化処理
(PR処理)を行う。ML復号部542は、データをビ
ット毎ではなく、前後のデータとともに最も確からしさ
の高いという条件で行う復号(ML復号)処理を行う。
この二つの方法を組み合わせてPRML信号処理が行わ
れることによって高密度化を行いながら所望のデータ誤
り率を確保できる。
【0017】書き込み系について説明する。
【0018】符号変換部544は、8ビットの記録デー
タを9ビットに変換する。これは、読み出し系で採用さ
れるPRML変換処理は、データの論理値が“1”であ
る点を使って再生データを確定していく方式であって、
論理値“0”が連続する期間が短い8−9変換符号(8
ビットデータを9ビットで表示する符号)を採用したた
めである。記録補正部545は、論理値“1”を表すパ
ルスが2ビット連続した場合にそのパルス間隔を広くす
る機能に加えて記録補正のオフセットをキャンセルする
機能を持っており、以下のように構成されている。
【0019】図7には記録補正部545の構成例が示さ
れる。
【0020】図7に示されるようにこの記録補正部54
5は、分類回路452、固定遅延回路453、可変遅延
回路454、オフセット調整回路451,及び合成回路
455を含む。
【0021】図8に示されるように、論理値“1”のデ
ータが連続してきた場合、分類回路452は、入力され
た書き込みパルスを、補正すべきパルスと、それ以外の
パルスとに分ける。この分類により、直前のデータも論
理値“1”である場合の論理値“1”のデータは、補正
対象データとしてそれが可変遅延回路452に、それ以
外のデータは固定遅延回路453に供給される。従っ
て、この場合、二つの遅延回路453,454によって
生じた入出力間の遅延時間の差によりパルス間隔が広が
る(連続した論理値“1”のパルス間隔が補正されたこ
とになる)。その後、それらが後段の合成回路455で
合成されて出力パルスとしてまとめられる。このとき、
二つの遅延回路におよる遅延時間の差tpが遅延時間と
なる。
【0022】tp=t2−t1 ここで、tpは補正時間、t1は固定遅延時間である。
【0023】また、そのような記録補正において、磁気
ディスク装置の高速転送化に伴い、補正時間の精度に厳
しい精度が要求されると、プロセスばらつきやその他レ
イアウト的な要因によって上記補正時間に生ずるオフセ
ット時間を無視することができなくなくなる。つまり、
補正時間のオフセットのために、論理値“1”が連続す
る場合において、パターンピークシフトの影響を十分に
小さくすることができなくなる。
【0024】そこで、オフセット補正回路451では、
上記プロセスばらつきやその他レイアウト的な要因によ
って上記補正時間に生ずるオフセット時間をキャンセル
するように固定遅延回路453にフィードバックがかけ
られる。
【0025】図1には、記録補正部545の詳細な構成
例が示される。
【0026】記録補正部545には、この磁気ディスク
装置のユーザによって当該磁気ディスク装置へ書き込ま
れるユーザデータと、そのようなユーザデータの先頭に
配置されるプロシンク(Prosync)ライトデータ
が入力される。プロシンクライトデータは論理値
“1”,“0”,“1”,“0”のようなパターンデー
タであり、しかもそのバイト数が予め定められている。
分類コントローラ12が設けられ、この分類コントロー
ラ12によって、上記プロシンクライトデータとユーザ
データとの判別が行われ、その判別結果により、分類回
路452が制御される。例えばこの分類回路452は、
電源投入後にプロシンクデータの入力待ち状態となり、
その場合には、入力端子INからの入力データを固定遅
延回路453、可変遅延回路454に同時に取り込む。
プロシンクデータのバイト数は予め決められているか
ら、このプロシンクデータの取り込みが終了したのと同
時に上記分類回路452をユーザデータ取り込みモード
にする。このユーザデータ取り込みモードでは論理値
“1”のデータが連続してきた場合のデータ転送路切り
換えが行われる。つまり、直前のデータも論理値“1”
である場合の論理値“1”のデータは、補正対象データ
としてそれが可変遅延回路452に、またそれ以外のデ
ータは固定遅延回路453に、それぞれ相補レベルで供
給される。
【0027】固定遅延回路453は、npn型のバイポ
ーラトランジスタQ1,Q2のエミッタカップルによる
カレントスイッチ回路及びこのカレントスイッチ回路の
出力振幅Vaをクランプするクランプ回路11、このク
ランプ回路11でクランプされるレベルを決定するため
の抵抗RK1およびそれに定電流源25(I2)を含む。
定電流源25と抵抗RK1との直列接続箇所には後述する
オフセット調整回路451からの出力信号が伝達される
ようになっている。
【0028】バイポーラトランジスタQ1,Q2のコレ
クタ電極は、それぞれ定電流源23及びキャパシタ4
1,定電流源24及びキャパシタ42を介して高電位側
電源Vccに結合される。定電流源23,24の電流値
はI1とされる。バイポーラトランジスタQ1,Q2の
エミッタ電極は、定電流源26を介してグランドGND
に結合される。定電流源26の電流値は2I1で示され
る。また、バイポーラトランジスタQ1,Q2のベース
電極には、上記分類回路452からの相補レベルの出力
信号が伝達されるようになっている。この回路構成で
は、バイポーラトランジスタQ2のベース電極にハイレ
ベルの信号が入力されることにより、バイポーラトラン
ジスタQ2のコレクタ電位(固定遅延回路453の出力
電圧)がハイレベルにされる。そして、キャパシタ4
1,42をクランプした電圧Vaまでバイアス電流によ
り充放電する時間だけ、入力信号に対して出力信号が遅
延されるようになっている。磁気ディスク装置でのデー
タ書き込みの高速化に対応するため、分類回路452で
MOS−ECLレベル変換及び差動出力化されたデータ
で遅延処理が行われる。この固定遅延回路453での遅
延時間tは、 t=C1×(V/2)/I1 により示される。ここで、V/2は差動信号がクロスす
るまでの出力振幅電圧、C1は容量値、I1はバイアス
電流である。
【0029】可変遅延回路454も上記固定遅延回路4
53と基本的に同様に形成される。ただし、可変遅延回
路454においては、バイポーラトランジスタのエミッ
タに結合された定電流源27(2I1’)の電流値が可
変であり、この電流値を変更することにより遅延時間の
変更が可能とされる。
【0030】図9にはクランプ回路11の構成例が示さ
れる。
【0031】クランプ回路11は、特に制限されない
が、バイポーラトランジスタQ3〜Q8が結合されて成
る。バイポーラトランジスタQ3,Q4,Q5はnpn
型とされ、バイポーラトランジスタQ6,Q7,Q8は
pnp型とされる。バイポーラトランジスタQ4,Q7
が直列接続され、バイポーラトランジスタQ5,Q8が
直列接続される。バイポーラトランジスタQ4,Q7が
直列接続箇所がバイポーラQ1のコレクタ側に接続さ
れ、バイポーラトランジスタQ5,Q8が直列接続箇所
がバイポーラトランジスタQ2のコレクタ側に接続され
る。バイポーラトランジスタQ3,Q6はエミッタホロ
アとされる。抵抗RK1の一端の電圧VHに基づくバイポ
ーラトランジスタQ3のエミッタホロア出力電圧により
バイポーラトランジスタQ7,Q8が制御され、抵抗R
K1の他端の電圧VLに基づくバイポーラトランジスタQ
6のエミッタホロア出力電圧によりバイポーラトランジ
スタQ4,Q5が制御される。バイポーラトランジスタ
Q1側のクランプレベルはバイポーラトランジスタQ
4,Q7の分圧レベルとなり、バイポーラトランジスタ
Q2側のクランプレベルはバイポーラトランジスタQ
5,Q8の分圧レベルとなり、クランプ回路11の出力
振幅は、抵抗RK1の両端の電圧によってのみ決定される
電圧レベルにクランプされる。
【0032】図7に示される合成回路455は、特に制
限されないが、図1に示されるように2入力オアゲート
によって形成される。つまり、このオアゲートによて固
定遅延回路453の出力信号と、可変遅延回路454の
出力信号との論理和が得られることで、リードライトL
SIへ供給される出力信号OUTが形成される。可変遅
延回路454の出力信号は、合成回路455へ伝達され
るようになっている。
【0033】オフセット調整回路451は次のように形
成される。
【0034】2入力アンドゲート13が設けられ、この
アンドゲート13の一方の入力端子には、スイッチSW
4を介して固定遅延回路453の出力信号が伝達され、
他方の入力端子には、スイッチSW5を介して可変遅延
回路454の出力信号が入力されるようになっている。
スイッチSW4,SW5は分類コントローラ12によっ
て動作制御される。プロシンクライトデータの入力待ち
状態では、分類コントローラ12の制御により、スイッ
チSW4,SW5がオン状態とされて、固定遅延回路4
53の出力信号及び可変遅延回路454の出力信号がア
ンドゲート13に入力されて、このオフセット調整回路
451でのオフセット調整に供される。しかし、ユーザ
データ入力待ち状態では、分類コントローラ12の制御
により、スイッチSW4,SW5がオフされて、固定遅
延回路453の出力信号及び可変遅延回路454の出力
信号がアンドゲート13に伝達されるのが阻止される。
オフセット調整回路451でのオフセット調整は、プロ
シンクライトデータを利用して行われるようになってお
り、そのようなオフセット調整においてユーザデータは
不要だからである。アンドゲート13の出力信号は後段
のコンパレータ15に入力され、参照電圧Vrefと比
較される。この比較結果に基づいてキャパシタ43の蓄
積電荷を放出するためのnチャンネル型MOSトランジ
スタQ12が駆動制御されるようになっている。また、
スイッチSW4がオンされた状態で、上記固定遅延回路
453から出力された信号はコンパレータ14に伝達さ
れ、ここで、参照電圧Vrefと比較され、その比較結
果に基づいてキャパシタ43に充電するためのnチャン
ネル型MOSトランジスタQ11が駆動制御されるよう
になっている。nチャンネル型MOSトランジスタQ1
1のドレイン電極は、定電流源21を介して高電位側電
源Vccに結合され、nチャンネル型MOSトランジス
タQ12のソース電極は定電流源22を介してグランド
GNDに接続される。定電流源21,22の電流値はI
3で示される。
【0035】固定遅延回路453の出力信号が参照電圧
Vrefよりも高い場合、コンパレータ14の出力信号
がハイレベルとなり、その場合には、nチャンネル型M
OSトランジスタQ11がオンされて、定電流源21に
よって決定される定電流Iでキャパシタ43(容量値
はCで示される)への充電が行われる。アンドゲート
13の出力信号が参照電圧Vrefよりも高い場合、n
チャンネル型MOSトランジスタQ12がオンされて、
定電流源22によって決定される定電流I3でキャパシ
タ43の蓄積電荷の放出が行われる。キャパシタ43の
端子電圧は、上記した充電時間及び蓄積電荷放出時間の
比で決定される。つまり、キャパシタ43へ充電される
時間が蓄積電荷放出時間よりも長ければ、キャパシタ4
3の端子電圧は上昇し、それとは逆に、キャパシタ43
へ充電される時間が蓄積電荷放出時間よりも短ければ、
キャパシタ43の端子電圧は下降される。
【0036】また、キャパシタ43の端子電圧をバッフ
ァリングするボルテージホロア16が設けられ、このボ
ルテージホロア16の出力に基づいて後段のpチャンネ
ル型MOSトランジスタQ13,Q14,Q15、nチ
ャンネル型MOSトランジスタQ17,Q16が駆動制
御されるようになっている。pチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ13,Q14,Q15のソース電極は高電位
側電源Vccに結合される。pチャンネル型MOSトラ
ンジスタQ13のドレイン電極は抵抗RK2を介してグラ
ンドGNDに接続される。この抵抗RK2に流れる電流は
4で示される。また、nチャンネル型MOSトランジ
スタQ16,Q17のソース電極はグランドGNDに結
合される。MOSトランジスタQ15,Q16のゲート
電極には、MOSトランジスタQ16,Q16を選択す
るためのスイッチSW1,SW2がそれぞれ設けられ、
信号伝達経路の断続が行われるようになっている。スイ
ッチSW1がオンされると、キャパシタ43の端子電圧
レベルに応じてpチャンネル型MOSトランジスタQ1
5が駆動され、スイッチSW2がオンされると、キャパ
シタ43の端子電圧レベルに応じてnチャンネル型MO
SトランジスタQ16が駆動される。pチャンネル型M
OSトランジスタQ15とnチャンネル型MOSトラン
ジスタQ16の直列接続箇所から出力信号が得られ、そ
れが、フィードバック経路50を介して上記固定遅延回
路453における定電流源I2と抵抗RK1との直列接続
箇所に帰還される。このため、もし、スイッチSW1が
オンされてpチャンネル型MOSトランジスタQ15が
駆動される場合には、このMOSトランジスタQ15を
介して抵抗RK1に流れる電流が、定電流源25による定
電流I2に加算されることによって、抵抗RK1の端子電
圧が上昇されることにより、クランプ電圧Vaの値が上
昇される。また、スイッチSW2がオンされてnチャン
ネル型MOSトランジスタQ16が駆動される場合に
は、このMOSトランジスタQ16を介して、上記定電
流源25による定電流I2がグランドGNDに分流され
るから、抵抗RK1に流れる電流が減少され、それによっ
て抵抗RK1の端子電圧が下降されることにより、クラン
プ電圧Vaの値が下降される。上記スイッチSW1,S
W2の動作は、それぞれD型フリップフロップ18のデ
ータ出力端子Q,Q*(*は信号反転を示す)によって
制御される。
【0037】D型フリップフロップ18は、固定遅延回
路453の出力信号と可変遅延回路454の出力信号と
の位相比較を行うために設けられており、この位相比較
結果に応じて上記スイッチSW1又はSW2が選択的に
オンされる。D型フリップフロップ18のクロック入力
端子CKには、スイッチSW4を介して固定遅延回路4
53の出力信号が入力され、データ入力端子Dには、ス
イッチSW5を介して可変遅延回路454の出力信号が
入力されるようになっている。そのような接続関係によ
り、ノードの信号がハイレベルに立ち上がるときにノ
ードの信号がローレベルの場合には、Dフリップフロ
ップ18の出力端子Qからの出力信号がローレベルとさ
れてスイッチSW1が選択的にオンされる。このとき、
出力端子Q*からの出力信号はハイレベルとされてスイ
ッチSW2はオフ状態とされる。逆に、ノードの信号
がハイレベルに立ち上がるときにノードの信号がハイ
レベルの場合には、Dフリップフロップ18の出力端子
Q*からの出力信号はローレベルとされてスイッチSW
2がオン状態とされる。このとき、出力端子Qからの出
力信号はハイレベルとされてスイッチSW1はオフ状態
とされる。
【0038】分類回路452にプロシンクライトデータ
が入力される場合の動作を説明する。
【0039】固定遅延回路453のバイアス電流2I1
と可変遅延回路454のバイアス電流2I1’が、互い
に等しくなるように設定される。
【0040】分類回路452にプロシンクライトデータ
が入力されるとき、分類コントローラ12の制御によ
り、プロシンクライトデータが固定遅延回路453、及
び可変遅延回路454に同時に入力される。また、この
とき、分類コントローラ12によりスイッチSW4,5
がオンされる。これにより、固定遅延回路453の出力
信号がスイッチSW4を介してD型フリップフロップ1
8のクロック入力端子D、コンパレータ14、アンドゲ
ート13へ伝達される。また、可変遅延回路454の出
力信号は、スイッチSW5を介してアンドゲート13に
伝達される。
【0041】図2にはオフセットが無い場合の主要部の
タイミング波形が示される。
【0042】入力端子INから入力されたプロシンクラ
イトデータと合成回路455から出力されるデータとの
ずれ(遅延時間)tpdは、数1に示される。
【0043】
【数1】
【0044】ここで、C1はキャパシタ41,42の容
量値である。
【0045】図3には、オフセットがある場合の主要部
のタイミングが示される。
【0046】ノードにおいて、tpd0の遅延を生
じ、ノードで、toffset0の遅延を生じてお
り、この結果、出力端子OUTからの出力信号のパルス
幅は、プロシンクデータのパルス幅に、上記オフセット
toffset0が加算されたものとなる。そこで、こ
のオフセットは次のようにキャンセルされる。
【0047】図4(a)にはD型フリップフロップ18
の動作タイミングが示され、図4(b)にはオフセット
キャンセルの動作タイミングが示される。
【0048】ノードの信号のほうがノードの信号に
比べて位相が進んでいる場合には、図4(a)に示され
るように、D型フリップフロップ18のクロック入力端
子CKへの入力信号の位相ほうが、D型フリップフロッ
プ18のデータ入力端子Dへの入力信号の位相に比べて
t1時間だけ進んでいる場合には、D型フリップフロッ
プ18のデータ出力端子Qは、ローレベルに固定され、
出力端子Q*はハイレベルに固定される。それにより、
スイッチSW1がオンされ、スイッチSW2がオフされ
る。
【0049】また、ノードの信号のほうがノードの
信号に比べて位相が進んでいる場合には、図4(b)に
示されるように、コンパレータ14の出力信号のハイレ
ベル期間よりもコンパレータ15の出力信号のハイレベ
ル期間のほうが長くなり、キャパシタ43の放電電流が
増大されることで、換言すれば、ノードからMOSト
ランジスタQ12を介して流れる電流I3が増大される
ことで、ノードの電圧が上昇される。すると、キャパ
シタC2の端子電圧が下降される。上記のように、D型
フリップフロップ18のデータ出力端子Qは、ローレベ
ルに固定され、出力端子Q*はハイレベルに固定される
ことで、スイッチSW1がオンされ、スイッチSW2が
オフされるから、ボルテージホロア16の出力に基づい
てMOSトランジスタQ15が駆動されることにより、
固定遅延回路453における抵抗RK1に供給される電
流が増大され、クランプ回路11でのクランプ電圧Va
が上昇されて、固定遅延回路453での遅延量が増大さ
れる。
【0050】ここで、抵抗RK1に供給される電流をI4
とすると、この電流I4は、数2で示され、クランプ電
圧Vaは、数3で示される。数2及び数3から、遅延時
間tpd1は数4で示され、従って次のパルス信号にお
いてノード,でのオフセットtoffset1は、
数5に示されるようになる。そして、複数(kで示す)
個目のパルス信号においてノード,でのオフセット
toffset1は、数6に示されるようになる。
【0051】上記のフィードバック制御によれば、ノー
ドでの信号タイミングが遅れ、そのようなフィードバ
ック制御により、やがてノードの信号とノードの信
号の位相が合致するようになる。つまり、数6における
3/I1が小さくされ、αが小さくされることによっ
て、オフセットがキャンセルされる。
【0052】また、上記の場合とは逆に、ノードの信
号がノードの信号に比べて遅れている場合には、D型
フリップフロップ18のデータ出力端子Qの論理がハイ
レベルとなり、スイッチSW1がオフされ、スイッチS
W2がオンされることにより、nチャンネル型MOSト
ランジスタQ16がオンされ、定電流源25からの電流
が引き抜かれることにより、クランプ電圧Vaが低下さ
れ、固定遅延回路453での遅延量が減少されるから、
ノードの信号が進み、そのようにしてオフセットがキ
ャンセルされる。
【0053】
【数2】
【0054】
【数3】
【0055】
【数4】
【0056】
【数5】
【0057】
【数6】
【0058】尚、プロシンクライトデータの伝達が終了
されると、分類コントローラ12の制御により、スイッ
チSW4,SW5がオフされ、また、分類回路452が
ユーザデータ取り込みモードとされる。
【0059】このように、固定遅延回路453での遅延
時間と可変遅延回路454での遅延時間との差に基づい
て固定遅延回路453での遅延時間が調整されることに
より、プロセスばらつき、その他レイアウト的な要因に
よって発生するオフセット時間をキャンセルすることが
できるから、そのようなPRML用LSIによれば、磁
気ディスク装置の高速化に容易に対応することができ
る。
【0060】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0061】例えば、オフセット調整回路451の出力
信号に基づいて可変遅延回路454の遅延時間を制御す
ることにより、オフセットをキャンセルするようにして
も良い。
【0062】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である、PR
処理やML処理を行うLSIに適用した場合について説
明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、磁
気ディスク装置用の各種LSIに適用することができ
る。
【0063】本発明は、少なくとも記録補正回路を含む
ことを条件に適用することができる。
【0064】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0065】すなわち、所定パターンのデータを上記第
1遅延回路と上記遅延回路との双方に同時に入力するモ
ードを有し、上記第1遅延回路での遅延時間と上記第2
遅延回路での遅延時間との差に基づいて上記第1遅延回
路での遅延時間を調整することで上記記録補正のオフセ
ットを調整するためのオフセット調整回路を備えること
により、第1遅延回路での遅延時間と上記第2遅延回路
での遅延時間との差に基づいて上記第1遅延回路での遅
延時間が調整されるので、プロセスばらつき、その他レ
イアウト的な要因によって発生するオフセット時間をキ
ャンセルすることができる。
【0066】また、上記第1遅延回路での遅延時間と上
記第2遅延回路での遅延時間との差に応じた電圧を発生
させる電圧発生手段と、上記電圧発生手段によって発生
された電圧に応じた電流を上記第1遅延回路にフィード
バックするためのフィードバック経路とを設けることに
より、上記オフセット調整回路を容易に形成することが
できる。
【0067】さらに、上記のようにプロセスばらつき、
その他レイアウト的な要因によって発生するオフセット
時間をキャンセルできるので、磁気ディスク装置の高速
化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気ディスク装置に含まれる記
録補正部の構成例回路図である。
【図2】上記記録補正部における主要部の第1動作タイ
ミング図である。
【図3】上記記録補正部における主要部の第2動作タイ
ミング図である。
【図4】上記記録補正部における主要部の第3動作タイ
ミング図である。
【図5】上記記録補正部を含むPRML用LSIが適用
された磁気ディスク装置の構成例ブロック図である。
【図6】上記記録補正部の必要理由を説明するための波
形図である。
【図7】上記記録補正部の構成例ブロック図である。
【図8】上記記録補正部における主要動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図9】上記記録補正部に含まれるクランプ回路の構成
例回路図である。
【符号の説明】
50 フィードバック経路 51 ディスク 52 磁気ヘッド 53 リードライトLSI 54 PRML用LSI 451 オフセット補正回路 452 分類回路 453 固定遅延回路 454 可変遅延回路 455 合成回路 541 PR処理部 542 ML復号部 543 復調部 545 記録補正部 544 符号変換部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を遅延する第1遅延回路と、そ
    れとは異なる遅延時間に設定可能な第2遅延回路と、上
    記第1遅延回路と上記第2遅延回路の出力信号を合成す
    るための合成回路とを備え、磁気ディスクの磁化反転パ
    ターンとの関係で特定論理のパルス間隔を広げることに
    より記録補正を行う記録補正回路を含む半導体集積回路
    において 所定パターンのデータを上記第1遅延回路と上記遅延回
    路との双方に同時に入力するモードを有し、 上記モードにおいて、上記第1遅延回路での遅延時間と
    上記第2遅延回路での遅延時間との差に基づいて上記第
    1遅延回路での遅延時間を調整することで、上記記録補
    正のオフセットを調整するためのオフセット調整回路を
    含むことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 上記第1遅延回路での遅延時間と上記第
    2遅延回路での遅延時間との差に応じた電圧を発生させ
    る電圧発生手段と、 上記電圧発生手段によって発生された電圧に応じた電流
    を上記第1遅延回路にフィードバックするためのフィー
    ドバック経路とを含む請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体集積回路
    と、この半導体集積回路の出力信号に基づいて磁気ヘッ
    ドへの情報書き込みを行う磁気ヘッドとを含んで成るこ
    とを特徴とする磁気ディスク装置。
JP28330397A 1997-10-16 1997-10-16 半導体集積回路及び磁気ディスク装置 Withdrawn JPH11120504A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7334148B2 (en) 2000-06-29 2008-02-19 Intel Corporation Optimization of integrated circuit device I/O bus timing

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7334148B2 (en) 2000-06-29 2008-02-19 Intel Corporation Optimization of integrated circuit device I/O bus timing

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