JP2001185961A - デジタルアンプ - Google Patents

デジタルアンプ

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JP2001185961A
JP2001185961A JP36850299A JP36850299A JP2001185961A JP 2001185961 A JP2001185961 A JP 2001185961A JP 36850299 A JP36850299 A JP 36850299A JP 36850299 A JP36850299 A JP 36850299A JP 2001185961 A JP2001185961 A JP 2001185961A
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switching
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bit
pulse signal
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Takeshi Shiomi
剛 塩見
Hitoyuki Taguchi
仁幸 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング速度を低下させることができる
とともに、無信号入力時のノイズの発生を低減すること
ができるデジタルアンプを提供すること。 【解決手段】 PCM−PWM変換部20は、デジタル
アンプ10に入力されるnビットの入力データの中の符
号ビットを除く(n−1)ビットの値に応じたデューテ
ィ比を有するパルス信号を生成する。切替制御部30は
インバータ32と2つのアンドゲート34、36を備え
ており、符号ビットの値に応じて、PCM−PWM変換
部20から入力されるパルス信号が入力されるドライバ
40、50を選択的に切り替える。各ドライバ40、5
0は、切替制御部30から出力されるパルス信号に基づ
いて、1対1に対応する各スイッチング部42、52に
よるスイッチング動作のタイミング制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されるデジタ
ルデータの値に基づいて、スピーカ等の負荷を駆動する
デジタルアンプに関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、デジタル技術の進展に伴っ
て、オーディオ信号をデジタル信号として記録し、再生
するデジタルオーディオシステムが広く普及している。
例えば、CD(コンパクトディスク)やMD(ミニディ
スク)等がオーディオ信号に対応するデジタル信号の記
録媒体として用いられており、これらの記録媒体に記録
されたデジタル信号を読み出すことによりオーディオ音
の再生が行われる。このように、オーディオ音をデジタ
ル信号化して記録および再生を行うデジタルオーディオ
システムでは、再生時の雑音が少なく、ダイナミックレ
ンジを広くすることが可能であり、さらに、繰り返し再
生を行っても記録された信号が劣化することもないこと
から、従来のアナログオーディオシステムに比較して飛
躍的に音質を向上させることができる。また、最近で
は、従来のアナログアンプの代わりに、入力されたデジ
タル信号に基づいてスピーカ等の負荷を駆動するデジタ
ルアンプが用いられるようになっている。
【0003】図3は、従来のデジタルアンプの構成を示
す図である。図3に示すデジタルアンプ100は、PC
M−PWM変換部110、インバータ120、ドライバ
130、140、スイッチング部132、142を含ん
で構成されている。PCM−PWM変換部110は、n
ビットのデジタルデータが入力されると、その値に応じ
たデューティ比を有するパルス信号を生成する。このパ
ルス信号は、一方のドライバ130に直接入力されると
ともに、他方のドライバ140にはインバータ120で
その論理が反転されて入力される。2つのスイッチング
部132、142は、スピーカ150に対して、極性が
異なる動作電圧を印加するためにスイッチング動作を行
う。1対1に対応するドライバ130、140によっ
て、スイッチング部132、142によるスイッチング
動作のタイミングが制御される。
【0004】図4は、図3に示したデジタルアンプ10
0の動作状態を示すタイミング図である。ドライバ13
0は、PCM−PWM変換部110から出力されるパル
ス信号に基づいて、そのハイレベルのときに正の動作電
圧(+Vcc)が、ローレベルのときに負の動作電圧(−
Vcc)がそれぞれスピーカ150の一方の入力端子に印
加されるようにスイッチング部132のスイッチング動
作を制御する。また、ドライバ140は、PCM−PW
M変換部110から出力されるパルス信号をインバータ
120で反転したパルス信号に基づいて、そのハイレベ
ルのときに正の動作電圧(+Vcc)が、ローレベルのと
きに負の動作電圧(−Vcc)がそれぞれスピーカ150
の他方の入力端子に印加されるようにスイッチング部1
42のスイッチング動作を制御する。このように、2つ
のスイッチング部132、142のそれぞれは、ドライ
バ130、140のそれぞれに入力されるパルス信号の
論理状態に応じて+Vccあるいは−Vccのいずれかの駆
動電圧を選択的にスピーカ150に印加する。
【0005】例えば、PCM−PWM変換部110に入
力されるデジタルデータの値が「0」のときに、図4
(A)に示すようなデューティ比が50%のパルス信号
がPCM−PWM変換部110によって生成される。こ
のとき、スイッチング部132からスピーカ150の一
方の入力端子には、正の動作電圧+Vccと負の動作電圧
−Vccの割合が1対1となるように駆動電圧が印加さ
れ、スイッチング部142からスピーカ150の他方の
入力端子には、正の動作電圧+Vccと負の動作電圧−V
ccの割合が1対1であり上述したスイッチング部132
による駆動電圧とは極性が反対の駆動電圧が印加される
ため、見かけ上は信号が入力されない無信号入力状態と
なる。
【0006】また、PCM−PWM変換部110に入力
されるデジタルデータの値が正のときには、図4(B)
に示すようなデューティ比が50%を越えるパルス信号
がPCM−PWM変換部110によって生成される。こ
のとき、スイッチング部132からスピーカ150の一
方の入力端子には、正の動作電圧+Vccの方が負の動作
電圧−Vccよりも長い駆動電圧が印加され、反対にスイ
ッチング部142からスピーカ150の他方端には、負
の動作電圧−Vccの方が正の動作電圧+Vccよりも長い
駆動電圧が印加される。
【0007】また、PCM−PWM変換部110に入力
されるデジタルデータの値が負のときには、図4(C)
に示すようなデューティ比が50%未満のパルス信号が
PCM−PWM変換部110によって生成される。この
とき、スイッチング部132からスピーカ150の一方
の入力端子には、負の動作電圧−Vccの方が正の動作電
圧+Vccよりも長い駆動電圧が印加され、反対にスイッ
チング部142からスピーカ150の他方端には、正の
動作電圧+Vccの方が負の動作電圧−Vccよりも長い駆
動電圧が印加される。
【0008】このように、デジタルアンプ100は、入
力されるデジタルデータの値に応じた駆動電圧を生成し
てスピーカ150を駆動している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のデジタルアンプ100を用いた駆動方法において
は、スイッチング部132、142のスイッチング速度
が速いため、各部品の動作速度を速くしなければならな
いという問題があった。例えば、一般にはダイナミック
レンジの拡大等を目的としてオーバーサンプリング処理
が行われるがこの倍数をm、サンプリング周波数をf
s、入力されるデジタルデータのビット数をnとする
と、最大スイッチング速度は、fs×m×(2n −1)
となる。したがって、fs=44.1kHz、m=6
4、n=16とすると、スイッチング速度を非常に速く
しなければならないことがわかる。
【0010】また、従来のデジタルアンプ100を用い
た駆動方法においては、無信号入力時にノイズが発生す
るという問題があった。上述したように、入力データの
値が0である無信号時にも、正の動作電圧+Vccと負の
動作電圧−Vccとの比が1対1になるように各スイッチ
ング部132、142が動作しているため、入力信号が
ない状態においても常にスイッチングノイズが発生し、
SN比の悪化を招いていた。
【0011】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、スイッチング速度を低下さ
せることができるとともに、無信号入力時のノイズの発
生を低減することができるデジタルアンプを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のデジタルアンプは、符号ビットが含ま
れるデジタルデータが入力されると、制御信号生成手段
によってこの符号ビットを除くデジタルデータの各ビッ
トの値に対応するデューティ比を有する制御信号を生成
する。そして、符号ビットの値に応じて、スイッチング
動作を行わせるスイッチング手段を選択するとともに、
この選択されたスイッチング手段に上述した制御信号の
デューティ比に応じたスイッチング動作を行わせてい
る。符号ビットの値に応じて選択される2組のスイッチ
ング手段は、それぞれが異なる極性の動作電圧を所定の
負荷に印加するように設定されており、それぞれのスイ
ッチング手段によるスイッチング動作の周波数は、両方
の極性の動作電圧を組み合わせて印加していた従来のス
イッチング動作の周波数と比べると半分になり、スイッ
チング速度の低減が可能になる。
【0013】また、上述した2組のスイッチング手段
は、符号ビットを除くデジタルデータの各ビットの値が
0である無信号入力時にスイッチング動作を行わないこ
とが望ましい。2つのスイッチング手段のそれぞれによ
って、極性が異なる動作電圧が別々に負荷に印加される
ため、各スイッチング手段による動作電圧の印加動作、
すなわちスイッチング動作を単に行わないことで、無信
号入力時の状態を実現することができる。したがって、
無信号入力時に発生するノイズを低減することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のデジタルアンプについて図面を参照しながら説明す
る。
【0015】図1は、一実施形態のデジタルアンプの構
成を示す図である。図1に示すデジタルアンプ10は、
PCM−PWM変換部20、切替制御部30、ドライバ
40、50、スイッチング部42、52を含んで構成さ
れている。
【0016】PCM−PWM変換部20は、デジタルア
ンプ10に入力されるnビットの入力データの中の符号
ビットを除く(n−1)ビットの値に応じたデューティ
比を有するパルス信号を生成する。例えば、nビットの
入力データ中の最上位ビットan が符号ビットの場合に
は、この最上位ビットan を除く第1ビットa1 から第
(n−1)ビットan-1 までによって表される(n−
1)ビットのデータの値に応じたデューティ比を有する
パルス信号が生成される。したがって、本実施形態のP
CM−PWM変換部20では、符号ビットan を除く
(n−1)ビットデータの値が0である場合にデューテ
ィ比が0%に設定され、(n−1)ビットのデータの値
が最大値である場合にデューティ比が所定値に設定され
る。
【0017】切替制御部30は、入力される符号ビット
n の値に対応して、2つのドライバ40、50のいず
れにスイッチング動作の制御を行わせるかの切り替え動
作を行うものであり、インバータ32と2つのアンドゲ
ート34、36を含んで構成されている。2つのアンド
ゲート34、36のそれぞれの一方の入力端子には、P
CM−PWM変換部20から出力されるパルス信号が共
通に入力されている。また、一方のアンドゲート34の
他方の入力端子には、符号ビットan の値をインバータ
32によって反転したビットデータが入力されており、
他方のアンドゲート36の他方の入力端子には、符号ビ
ットan そのものが入力されている。したがって、符号
ビットan の値が“0”のときには、PCM−PWM変
換部20から出力されるパルス信号が、一方のアンドゲ
ート34を介してドライバ40に入力される。反対に、
符号ビットan の値が“1”のときには、PCM−PW
M変換部20から出力されるパルス信号が、他方のアン
ドゲート36を介してドライバ50に入力される。
【0018】ドライバ40は、一方のアンドゲート34
から出力されるパルス信号に基づいて、1対1に対応し
たスイッチング部42におけるスイッチング動作のタイ
ミングを制御する。スイッチング部42は、スイッチン
グ動作時に動作電圧+Vccと固定電圧0Vを選択的にス
ピーカ90の一方の入力端子に印加する。例えば、ドラ
イバ40に入力されるパルス信号がハイレベルのときに
+Vccの電圧がスピーカ90の一方の入力端子に印加さ
れ、パルス信号がローレベルのときにスピーカ90の一
方の入力端子の電圧が0Vに設定されるスイッチング動
作がスイッチング部42によって行われる。
【0019】また、ドライバ50は、他方のアンドゲー
ト36から出力されるパルス信号に基づいて、1対1に
対応したスイッチング部52におけるスイッチング動作
のタイミングを制御する。スイッチング部52は、スイ
ッチング動作時に動作電圧−Vccと固定電圧0Vを選択
的にスピーカ90の他方の入力端子に印加する。例え
ば、ドライバ50に入力されるパルス信号がハイレベル
のときに−Vccの電圧がスピーカ90の他方の入力端子
に印加され、パルス信号がローレベルのときにスピーカ
90の他方の入力端子の電圧が0Vに設定されるスイッ
チング動作がスイッチング部42によって行われる。
【0020】上述したPCM−PWM変換部20が制御
信号生成手段に、ドライバ40、スイッチング部42が
第1のスイッチング手段に、ドライバ50、スイッチン
グ部52が第2のスイッチング手段に、切替制御部30
がスイッチング切替制御手段にそれぞれ対応している。
【0021】本実施形態のデジタルアンプ10は上述し
たような構成を有しており、次にその動作を説明する。
図2は、本実施形態のデジタルアンプ10の動作状態を
示すタイミング図である。なお、本実施形態では、符号
ビットan の値と入力データの正負との関係が、an
“0”のときに入力データが正、an =“1”のときに
入力データが負に設定されているとする。また、図2
(A)は符号ビットanの論理状態を示しており、図2
(B)はPCM−PWM変換部20から出力される所定
のデューティ比を有するパルス信号の波形を示してい
る。また、図2(C)はアンドゲート34から出力され
るパルス信号の波形およびこのパルス信号に応じて制御
される一方のスイッチング部42におけるスイッチング
状態を示し、図2(D)はアンドゲート36から出力さ
れるパルス信号の波形およびこのパルス信号に応じて制
御される他方のスイッチング部52におけるスイッチン
グ状態を示している。
【0022】なお、図2において、「T」はnビットの
データがデジタルアンプ10に入力される周期、すなわ
ち、所定のサンプリング周波数を有するデジタルデータ
が直接入力される場合にはこのサンプリング周波数に対
応した周期がTとなる。また、所定のサンプリング周波
数を有するデジタルデータに対してm倍のオーバーサン
プリング処理が行われた後のデジタルデータが入力され
る場合には、サンプリング周波数に対応する周期を1/
m倍した周期がTとなる。また、オーバーサンプリング
処理回路をデジタルアンプ10内に備える場合には、P
CM−PWM変換部20および切替制御部30の前段に
オーバーサンプリング処理回路を設け、nビットの入力
データに対してオーバーサンプリング処理を行った後の
デジタルデータをPCM−PWM変換部20および切替
制御部30に入力すればよい。
【0023】図2(B)に示すように、PCM−PWM
変換部20は、デジタルアンプ10に入力されるnビッ
トの入力データの中の符号ビットを除く(n−1)ビッ
トの値に応じたデューティ比を有するパルス信号を生成
して出力する。このとき、図2(A)の区間に示すよ
うに、符号ビットan の値が“0”である場合には、こ
の符号ビットan の値をインバータ32により反転した
ビットデータ“1”がアンドゲート34に入力されるた
め、アンドゲート34からはPCM−PWM変換部20
から入力されたパルス信号が出力される。また、他方の
アンドゲート36には、符号ビットan の値“0”がそ
のまま入力されるため、アンドゲート36からはローレ
ベルの信号が出力される。したがって、符号ビットan
の値が“0”である正のデータがデジタルアンプ10に
入力された場合には、一方のドライバ40による制御動
作のみが有効になって、スイッチング部42によるスイ
ッチング動作のみが行われる。このため、図2(C)に
示すように、PCM−PWM変換部20から出力される
パルス信号と同じ波形を有する正の動作電圧+Vccがス
ピーカ90の一方の入力端子に印加され、他方の入力端
子は0Vに維持される(図4(D))。
【0024】また、図2(A)の区間に示すように、
符号ビットan の値が“1”である場合には、この符号
ビットan の値“1”がそのまま他方のアンドゲート3
6に入力されるため、アンドゲート36からはPCM−
PWM変換部20から入力されたパルス信号が出力され
る。また、一方のアンドゲート34には、符号ビットa
n の値をインバータ32により反転したビットデータ
“0”が入力されるため、アンドゲート34からはロー
レベルの信号が出力される。したがって、符号ビットa
n の値が“1”である負のデータがデジタルアンプ10
に入力された場合には、他方のドライバ50による制御
動作のみが有効になって、スイッチング部52によるス
イッチング動作のみが行われる。このため、図2(D)
に示すように、PCM−PWM変換部20から出力され
るパルス信号と同じ波形を有する負の動作電圧−Vccが
スピーカ90の他方の入力端子に印加され、一方の入力
端子は0Vに維持される(図4(C))。
【0025】また、本実施形態のPCM−PWM変換部
20は、入力されるデジタルデータの各ビットの値が
“0”の場合にはデューティ比が0%の信号を出力す
る。したがって、上述した2つのアンドゲート34、3
6の出力は、両方ともローレベルを維持することにな
り、スイッチング部42、52のいずれもスイッチング
動作を行わない。この結果、スピーカ90の2つの入力
端子のそれぞれが0Vに維持される無信号入力状態とな
る。
【0026】このように、本実施形態のデジタルアンプ
10においては、正のデジタルデータが入力されると、
符号ビットan を除く(n−1)ビットデータの内容に
応じたデューティ比を有するパルス信号がPCM−PW
M変換部20によって生成され、このパルス信号に応じ
て一方のスイッチング部42のスイッチング動作が行わ
れ、正の動作電圧+Vccが所定期間スピーカ90に印加
される。反対に、負のデジタルデータが入力されると、
符号ビットan を除く(n−1)ビットデータの内容に
応じたデューティ比を有するパルス信号がPCM−PW
M変換部20によって生成され、このパルス信号に応じ
て他方のスイッチング部52のスイッチング動作が行わ
れ、負の動作電圧−Vccが所定期間スピーカ90に印加
される。したがって、データが入力される1周期T内の
スイッチング速度は、その分解能が(n−1)ビットに
よって表現される最大値(2n-1 −1)によって決まる
ことから、データのサンプリング周波数をfs、オーバ
ーサンプリングの倍数をmとすると、fs×m×(2
n-1 −1)となり、従来のデジタルアンプにおける最大
スイッチング速度の約半分の値であって、スイッチング
速度を下げることができる。換言すれば、従来品と同じ
スイッチング速度を維持する場合であっても、オーバー
サンプリングの倍数やデータのビット数を上げることが
できることになるため、デジタルアンプの高性能化を実
現することができる。
【0027】また、本実施形態のデジタルアンプ10で
は、入力されるデジタルデータの各ビットの値が“0”
の無信号入力時には、各スイッチング部42、52によ
るスイッチング動作が行われないため、スイッチング動
作に伴って生じるスイッチングノイズの発生を防止する
ことができる。
【0028】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
入力されるnビットデータの最上位ビットが符号ビット
である場合を説明したが、入力データのフォーマットに
よっては他のビット位置に符号ビットが含まれている場
合があるが、このような場合にはこの最上位ビット以外
に含まれる符号ビットを切替制御部30に入力すればよ
い。
【0029】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、符号
ビットの値に応じて選択される2組のスイッチング手段
は、それぞれが異なる極性の動作電圧を所定の負荷に印
加するように設定されており、それぞれのスイッチング
手段によるスイッチング動作の周波数を、両方の極性の
動作電圧を組み合わせて印加していた従来のスイッチン
グ動作の周波数と比べて半分にすることができ、スイッ
チング速度の低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のデジタルアンプの構成を示す図で
ある。
【図2】本実施形態のデジタルアンプの動作状態を示す
タイミング図である。
【図3】従来のデジタルアンプの構成を示す図である。
【図4】図3に示したデジタルアンプの動作状態を示す
タイミング図である。
【符号の説明】
10 デジタルアンプ 20 PCM−PWM変換部 30 切替制御部 32 インバータ 34、36 アンドゲート 40、50 ドライバ 42、52 スイッチング部 90 スピーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号ビットが含まれるデジタルデータが
    入力され、前記符号ビットを除く前記デジタルデータの
    各ビットの値に対応するデューティ比を有する制御信号
    を生成する制御信号生成手段と、 前記制御信号のデューティ比に応じたスイッチング動作
    を行うことにより、極性が異なる2つの動作電圧のそれ
    ぞれを所定の負荷に印加する2組のスイッチング手段
    と、 前記符号ビットの値に応じて、前記2組のスイッチング
    手段のいずれかにスイッチング動作を行わせるスイッチ
    ング切替制御手段と、 を備えることを特徴とするデジタルアンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記2組のスイッチング手段は、前記符号ビットを除く
    前記デジタルデータの各ビットの値が0である無信号入
    力時にスイッチング動作を行わないことを特徴とするデ
    ジタルアンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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