JPH0421856Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0421856Y2 JPH0421856Y2 JP6561085U JP6561085U JPH0421856Y2 JP H0421856 Y2 JPH0421856 Y2 JP H0421856Y2 JP 6561085 U JP6561085 U JP 6561085U JP 6561085 U JP6561085 U JP 6561085U JP H0421856 Y2 JPH0421856 Y2 JP H0421856Y2
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- Japan
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- water stop
- stop plate
- fitting
- concrete
- convex
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- Expired
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 50
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 37
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 14
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 3
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、鉛直継目を有するコンクリート構
造物の間にまたがつて埋設され、継目部の鉛直方
向のずれに対して追従して変位し、その継目部に
浸入する水を止水する鉛直変位に追従可能な止水
板に関する。
造物の間にまたがつて埋設され、継目部の鉛直方
向のずれに対して追従して変位し、その継目部に
浸入する水を止水する鉛直変位に追従可能な止水
板に関する。
一般にダム等のコンクリート構造物は、施工上
あるいは設計上の理由からその構造物を水平方向
に分割するような継目、すなわち鉛直継目が設け
られる。止水機能を要求される構造物にとつて
は、この継目は弱点となる。したがつて、その打
継目部には、目地にアスフアルトやエラスタイト
等を充填すると共に止水板を設置するのが一般的
である。また、コンクリートは気温の変化によつ
て伸縮するため、コンクリートブロツク間の打継
目部のすき間も常に変位している。
あるいは設計上の理由からその構造物を水平方向
に分割するような継目、すなわち鉛直継目が設け
られる。止水機能を要求される構造物にとつて
は、この継目は弱点となる。したがつて、その打
継目部には、目地にアスフアルトやエラスタイト
等を充填すると共に止水板を設置するのが一般的
である。また、コンクリートは気温の変化によつ
て伸縮するため、コンクリートブロツク間の打継
目部のすき間も常に変位している。
この様な変位に対処し得る止水板としては、銅
板、鋼板、ステンレス、塩化ビニール等で製作さ
れた、第2図に示すような中央部がM型、W型、
Z型、アンカツト型等に加工された単体のものが
知られている。
板、鋼板、ステンレス、塩化ビニール等で製作さ
れた、第2図に示すような中央部がM型、W型、
Z型、アンカツト型等に加工された単体のものが
知られている。
ところが上記従来の止水板においては、単体に
製作された止水板の両端部を隣接するコンクリー
トブロツクにまたがつて埋込み、中央部に設けら
れた変形部分で打継目の変位を吸収するものであ
る。したがつて、上記止水板はコンクリートブロ
ツクの水平方向の変位に対しては追従可能である
が、鉛直方向の変位に対してはその構造上変形不
可能であり、コンクリートブロツクの変位に対し
て追従できずにせん断力により破断する危険性が
大きなものとなつている。
製作された止水板の両端部を隣接するコンクリー
トブロツクにまたがつて埋込み、中央部に設けら
れた変形部分で打継目の変位を吸収するものであ
る。したがつて、上記止水板はコンクリートブロ
ツクの水平方向の変位に対しては追従可能である
が、鉛直方向の変位に対してはその構造上変形不
可能であり、コンクリートブロツクの変位に対し
て追従できずにせん断力により破断する危険性が
大きなものとなつている。
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、隣接するコンクリートブロツクの打継目の鉛
直方向の変位に対して追従して変形し得る止水板
を提供することを目的としている。
り、隣接するコンクリートブロツクの打継目の鉛
直方向の変位に対して追従して変形し得る止水板
を提供することを目的としている。
鉛直継目を介して水平方向に相互に接続される
コンクリートブロツクどうしの間にまたがつて位
置するように埋設されて、その継目部に浸入する
水を遮断する止水板であつて、当該止水板は、凹
部止水板と凸部止水板とからなり、前記凹部止水
板は、内側面が鉛直方向の軸線に沿つて延在する
嵌合凹部と、一方のコンクリートブロツクに対す
る抜け止め用の突起部及び係止部付きの固定部と
を備え、前記凸部止水板は、前記嵌合凹部に鉛直
方向の軸線に沿つて嵌合する嵌合凸部と、他方の
コンクリートブロツクに対する抜け止め用の突起
部及び係止部付きの固定部とを備えていることを
特徴としている。
コンクリートブロツクどうしの間にまたがつて位
置するように埋設されて、その継目部に浸入する
水を遮断する止水板であつて、当該止水板は、凹
部止水板と凸部止水板とからなり、前記凹部止水
板は、内側面が鉛直方向の軸線に沿つて延在する
嵌合凹部と、一方のコンクリートブロツクに対す
る抜け止め用の突起部及び係止部付きの固定部と
を備え、前記凸部止水板は、前記嵌合凹部に鉛直
方向の軸線に沿つて嵌合する嵌合凸部と、他方の
コンクリートブロツクに対する抜け止め用の突起
部及び係止部付きの固定部とを備えていることを
特徴としている。
以下、この考案を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す図であり、
鉛直継目を有するコンクリートブロツクにまたが
つて埋込まれた止水板の平面図である。第1図に
おいて符号Aは先打のコンクリートブロツクであ
り、コンクリートブロツクAには隣接して後打の
コンクリートブロツクBが打継がれている。コン
クリートブロツクAとコンクリートブロツクBと
の間にはアスフアルト等が充填された打継目Cが
形成されている。
鉛直継目を有するコンクリートブロツクにまたが
つて埋込まれた止水板の平面図である。第1図に
おいて符号Aは先打のコンクリートブロツクであ
り、コンクリートブロツクAには隣接して後打の
コンクリートブロツクBが打継がれている。コン
クリートブロツクAとコンクリートブロツクBと
の間にはアスフアルト等が充填された打継目Cが
形成されている。
コンクリートA,Bには止水板1が設けられて
いる。止水板1は塩化ビニールで製作されてお
り、凹部止水板2と凸部止水板3とからなつてい
る。凹部止水板2は固定部4を有している。固定
部4は板状物であり、その両端部には突起部5,
5,…が形成されており、一端部には係止部6が
設けられている。固定部4の他端部には略円筒状
の嵌合凹部7が形成されている。嵌合凹部7の内
側面は鉛直方向の軸線に沿つて延在している。嵌
合凹部7の一端部には連結部8を介して取付部9
が形成されており、他端部には連結部10を介し
て取付部11が形成されている。連結部8は後述
する凸部止水板3の湾曲部に沿つて湾曲した側面
を有しており、取付部9,11はいずれも板状物
である。
いる。止水板1は塩化ビニールで製作されてお
り、凹部止水板2と凸部止水板3とからなつてい
る。凹部止水板2は固定部4を有している。固定
部4は板状物であり、その両端部には突起部5,
5,…が形成されており、一端部には係止部6が
設けられている。固定部4の他端部には略円筒状
の嵌合凹部7が形成されている。嵌合凹部7の内
側面は鉛直方向の軸線に沿つて延在している。嵌
合凹部7の一端部には連結部8を介して取付部9
が形成されており、他端部には連結部10を介し
て取付部11が形成されている。連結部8は後述
する凸部止水板3の湾曲部に沿つて湾曲した側面
を有しており、取付部9,11はいずれも板状物
である。
凸部止水板3は固定部12を有している。固定
部12は板状物であり、その両側面には突起部1
3,13,…が形成されており、一端部には係止
部14が設けられている。固定部12の他端部に
は略円筒状の嵌合凸部15が設けられており、一
側面には湾曲部16が形成されている。略円筒状
の嵌合凸部15はその外側部が鉛直方向の軸線に
沿つて延在しており、内部空間17にはセメント
ミルク等、充填剤が注入できるようにされてい
る。湾曲部16はコンクリートの水平方向の変位
を吸収する部分であり、自由に変形可能なように
されている。
部12は板状物であり、その両側面には突起部1
3,13,…が形成されており、一端部には係止
部14が設けられている。固定部12の他端部に
は略円筒状の嵌合凸部15が設けられており、一
側面には湾曲部16が形成されている。略円筒状
の嵌合凸部15はその外側部が鉛直方向の軸線に
沿つて延在しており、内部空間17にはセメント
ミルク等、充填剤が注入できるようにされてい
る。湾曲部16はコンクリートの水平方向の変位
を吸収する部分であり、自由に変形可能なように
されている。
このように凹部止水板2と凸部止水板3とに二
分割された止水板1は、鉛直方向の軸線に沿つて
延在する嵌合凹部7と嵌合凸部15とで上記軸線
に沿つて嵌合されており、それらは互いに上記軸
線に沿つてスライド可能な構成とされている。
分割された止水板1は、鉛直方向の軸線に沿つて
延在する嵌合凹部7と嵌合凸部15とで上記軸線
に沿つて嵌合されており、それらは互いに上記軸
線に沿つてスライド可能な構成とされている。
このように構成された止水板1は、まず、先打
コンクリートAによつて凹部止水板2が埋設さ
れ、次に、後打コンクリートBによつて凸部止水
板3が埋設される。先打コンクリートAに凹部止
水板2を埋設する際に、図示しないコンクリート
打設用型枠に取付部9,11をその表面がコンク
リートブロツクAの表面と面一になるように固定
する。このようにコンクリート打設用型枠に凹部
止水板2を取付けることによつて、止水板1の固
定部4,12は打継目Cに沿つてそれと直交する
ように鉛直方向に埋設される。また、凸部止水板
3の湾曲部16は、ちようどコンクリートの打継
目Cの位置に来るようになり、水平方向のコンク
リートの変位を吸収するための変位が容易とな
る。このように、コンクリートブロツクA,Bの
中に埋設された止水板1は、一方において固定部
4に形成された突起部5,5,…と係止部6によ
つてコンクリートAとの密着性を保持しており、
他方において、同様に固定部12に形成された突
起部13,13,…と係止部14によつてコンク
リートBとの密着性を保持している。
コンクリートAによつて凹部止水板2が埋設さ
れ、次に、後打コンクリートBによつて凸部止水
板3が埋設される。先打コンクリートAに凹部止
水板2を埋設する際に、図示しないコンクリート
打設用型枠に取付部9,11をその表面がコンク
リートブロツクAの表面と面一になるように固定
する。このようにコンクリート打設用型枠に凹部
止水板2を取付けることによつて、止水板1の固
定部4,12は打継目Cに沿つてそれと直交する
ように鉛直方向に埋設される。また、凸部止水板
3の湾曲部16は、ちようどコンクリートの打継
目Cの位置に来るようになり、水平方向のコンク
リートの変位を吸収するための変位が容易とな
る。このように、コンクリートブロツクA,Bの
中に埋設された止水板1は、一方において固定部
4に形成された突起部5,5,…と係止部6によ
つてコンクリートAとの密着性を保持しており、
他方において、同様に固定部12に形成された突
起部13,13,…と係止部14によつてコンク
リートBとの密着性を保持している。
したがつて固定部4,12がコンクリートブロ
ツクA,Bに固定された止水板1は、コンクリー
トA,Bが鉛直方向に変位すると嵌合凹部7と嵌
合凸部15との嵌合部が鉛直方向にずれることに
よつて、コンクリートA,Bの鉛直方向の変位を
吸収することがきる。さらに、共用時に止水板の
止水性が良好でなく、漏水が生ずる場合にはセメ
ントミルクを嵌合凸部15の内部空間17に注入
する。そうすることにより、嵌合凸部15は外側
へ膨張して嵌合凹部7との密着性を高め漏水を防
止することができる。
ツクA,Bに固定された止水板1は、コンクリー
トA,Bが鉛直方向に変位すると嵌合凹部7と嵌
合凸部15との嵌合部が鉛直方向にずれることに
よつて、コンクリートA,Bの鉛直方向の変位を
吸収することがきる。さらに、共用時に止水板の
止水性が良好でなく、漏水が生ずる場合にはセメ
ントミルクを嵌合凸部15の内部空間17に注入
する。そうすることにより、嵌合凸部15は外側
へ膨張して嵌合凹部7との密着性を高め漏水を防
止することができる。
なお、水平方向の変位を吸収する凸部止水板3
の湾曲部16の形状は、この実施例に示す断面半
円状のものに限定されることなく、略円筒状のセ
ンターバルブ型や、固定部12から直接湾曲部1
6へ連らなるアンカツト型等のものが考えられ
る。
の湾曲部16の形状は、この実施例に示す断面半
円状のものに限定されることなく、略円筒状のセ
ンターバルブ型や、固定部12から直接湾曲部1
6へ連らなるアンカツト型等のものが考えられ
る。
以上説明したように、この考案による鉛直変位
に追従可能な止水板は、凹部止水板と凸部止水板
とからなり、前記凹部止水板は、内側面が鉛直方
向の軸線に沿つて延在する嵌合凹部と、一方のコ
ンクリートブロツクに対する抜け止め用の突起部
及び係止部付きの固定部とを備え、前記凸部止水
板は、前記嵌合凹部に鉛直方向の軸線に沿つて嵌
合する嵌合凸部と、他方のコンクリートブロツク
に対する抜け止め用の突起部及び係止部付きの固
定部とを備えていることを特徴とするものである
から、コンクリートブロツクの鉛直方向の変位に
対して追従して嵌合部がずれることによつてコン
クリートブロツクの鉛直方向の変位を吸収するこ
とができる。
に追従可能な止水板は、凹部止水板と凸部止水板
とからなり、前記凹部止水板は、内側面が鉛直方
向の軸線に沿つて延在する嵌合凹部と、一方のコ
ンクリートブロツクに対する抜け止め用の突起部
及び係止部付きの固定部とを備え、前記凸部止水
板は、前記嵌合凹部に鉛直方向の軸線に沿つて嵌
合する嵌合凸部と、他方のコンクリートブロツク
に対する抜け止め用の突起部及び係止部付きの固
定部とを備えていることを特徴とするものである
から、コンクリートブロツクの鉛直方向の変位に
対して追従して嵌合部がずれることによつてコン
クリートブロツクの鉛直方向の変位を吸収するこ
とができる。
第1図はこの考案の一実施例を示す図であり、
鉛直継目を有するコンクリート構造物にまたがつ
て埋設された止水板の平面図であり、第2図a〜
dは従来の止水板の平面図である。 A,B……コンクリートブロツク、C……打継
目、1……止水板、2……凹部止水板、3……凸
部止水板、4,12……固定部、7……嵌合凹
部、15……嵌合凸部。
鉛直継目を有するコンクリート構造物にまたがつ
て埋設された止水板の平面図であり、第2図a〜
dは従来の止水板の平面図である。 A,B……コンクリートブロツク、C……打継
目、1……止水板、2……凹部止水板、3……凸
部止水板、4,12……固定部、7……嵌合凹
部、15……嵌合凸部。
Claims (1)
- 鉛直継目を介して水平方向に相互に接続される
コンクリートブロツクどうしの間にまたがつて位
置するように埋設されて、その継目部に浸入する
水を遮断する止水板であつて、当該止水板は、凹
部止水板と凸部止水板とからなり、前記凹部止水
板は、内側面が鉛直方向の軸線に沿つて延在する
嵌合凹部と、一方のコンクリートブロツクに対す
る抜け止め用の突起部及び係止部付きの固定部と
を備え、前記凸部止水板は、前記嵌合凹部に鉛直
方向の軸線に沿つて嵌合する嵌合凸部と、他方の
コンクリートブロツクに対する抜け止め用の突起
部及び係止部付きの固定部とを備えていることを
特徴とする鉛直変位に追従可能な止水板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6561085U JPH0421856Y2 (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6561085U JPH0421856Y2 (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61184731U JPS61184731U (ja) | 1986-11-18 |
JPH0421856Y2 true JPH0421856Y2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=30597761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6561085U Expired JPH0421856Y2 (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0421856Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5355526B2 (ja) * | 2010-10-13 | 2013-11-27 | 中国電力株式会社 | 止水板 |
-
1985
- 1985-05-01 JP JP6561085U patent/JPH0421856Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61184731U (ja) | 1986-11-18 |
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