JPH04218540A - 焼結による発泡ポリウレタン−成形物の製造法 - Google Patents

焼結による発泡ポリウレタン−成形物の製造法

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JPH04218540A
JPH04218540A JP3034093A JP3409391A JPH04218540A JP H04218540 A JPH04218540 A JP H04218540A JP 3034093 A JP3034093 A JP 3034093A JP 3409391 A JP3409391 A JP 3409391A JP H04218540 A JPH04218540 A JP H04218540A
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tpu
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diisocyanate
polyurethane
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Gerhard Dr Zeitler
ゲールハルト、ツァイトラー
Gerhard Lehr
ゲールハルト、レール
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BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/24Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof by surface fusion and bonding of particles to form voids, e.g. sintering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/04Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent
    • C08J9/06Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a chemical blowing agent
    • C08J9/10Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof using blowing gases generated by a previously added blowing agent by a chemical blowing agent developing nitrogen, the blowing agent being a compound containing a nitrogen-to-nitrogen bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2375/00Characterised by the use of polyureas or polyurethanes; Derivatives of such polymers
    • C08J2375/04Polyurethanes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の対象は、A)少なくとも
一種の粉体状の熱可塑性ポリウレタンおよび B)少なくとも一種の23℃で固体状である発泡剤を含
む混合物を、成形金型を使って高温で焼結することによ
り発泡ポリウレタン成形物、特にポリウレタン板状体を
製造する方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】微孔性ポリウレタン−エラストマーまた
はポリウレタン−発泡体からの発泡ポリウレタン−成形
物の製造−以下ではポリウレタンはまた略称PUで表さ
れる−は、よく知られており多くの特許および文献公刊
物中に記載されている。
【0003】その製造のためには、有機ポリイソシアネ
ートと少なくとも2個の反応性水素原子を有している化
合物からの通常液体状発泡剤を含む、注形可能の反応混
合物を、必要ならば温度調節した成形金型中に充填し、
そこで発泡させ硬化させることで実施される。
【0004】緻密な本質的に無孔質の周辺部と発泡芯か
らなるPU−成形物、いわゆるPU−インテグラルスキ
ンフォームの製造のためには、発泡性反応混合物が完全
に無圧の成形金型空洞での発泡よりはむしろ成形機中、
即ち密閉成形機中で圧縮下に発泡が実施される。
【0005】PU−成形物およびPU−インテグラルス
キンフォームの製造についての総括的概要が、例えばプ
ラスチック−ハンドブック(Kunststoff−h
andbuch),7巻、“ポリウレタン”(Poly
urethane)、1版1966年および2版198
3年[カール  ハンサー  Carl  Hanse
r)出版、ミュンヘン(Munchen)、ウィーン(
Wien)]および同様出版社から出版されたハー.レ
ール博士(Dr.H.Rohr)により1975年に編
集されたモノグラフィー“インテグラルスキンフォーム
”(Integral−Schaumstoffe)に
おいて、公表された。
【0006】例えば厚さが0.1乃至20mmであるP
U発泡薄板または薄膜は、通常大型のPU−発泡ブロッ
クの切断によるか、またはPU−発泡破片を成形機中で
加圧下はり合わせることで、製造される。
【0007】前述のプラスチック−ハンドブック“ポリ
ウレタン”(2版、1983年)には、また液状PU−
処方からの注形または熱可塑性ポリウレタンからの押出
成形によるPU−薄膜の製造が、以下ではTPUと称す
る略号で称されている。
【0008】液状処方からブロックが注形成形され、こ
れから薄膜が切断により得られるか、または薄膜が直接
的に遠心法で製造される。0.03乃至0.3mm厚さ
のTPUからの薄膜は、通常ブロー成形で成形され、例
えば約3mmまでの厚い薄膜は幅の広い開口部の押出成
形機により製造される。上述の刊行物においては、焼結
によるTPUからのPU−薄膜の製造は記述されていな
い。
【0009】さらに自動車内装における装飾的プラスチ
ック膜の利用が知られており[エル.フリエンダー(R
.Pfriender)、プラスチック(Kunsts
t−offe)、76(1986)、10、960頁]
,ここではプラスチック−成形部材が薄膜で積層される
かまたは薄膜またはフィルムが発泡材、特にPU−発泡
物質で裏打ち発泡される。
【0010】PUを使用する場合には、表面層がIMC
−法(成形中コーティング)において主として2成分−
PU−システムから製造される。この方法によれば、約
50℃に加温された成形金型上にはじめに剥離剤がスプ
レーされ、次にPU−2成分ラッカー、続いてPU−担
体層が開放成形金型中に加えられる。これに対応した部
材製造のための完成技術は困難であり、未だプラスチッ
ク加工業者の技術とはなっていない[エム.ワックスマ
ン博士(Dr.M.Wachsmann)、プラスチッ
クコンサルタント(Kunststoffberate
r)、10/1987、27−28頁]。
【0011】現行の技術に従えば、PVC/ABS−薄
膜は通常熱成形法により成形され、続いて第2工程で裏
打ち発泡される。PVC−薄膜は、PVC−粉−スラッ
シュ成形法により製造されることができる。このために
は金型が加熱炉中で約250℃に加熱され、次に粉体状
PVCが金型上に均一に分散されてからPVC−表皮が
できるように完全ゲル化のため金型があらためて加熱炉
中で加熱される。例えば水浴中で金型を冷却した後で、
薄膜を取りはずして裏打ち発泡にかけられることができ
る。PVC−粉−スラッシュ成形法に従って製造される
薄膜は、ABS−IMC−薄膜およびTPU−薄膜に比
べて著しく経済的である。PU−発泡体で裏打ち発泡さ
れたPVC−薄膜からの成形物の欠点は、PVC−薄膜
とPU−裏打ち発泡体が相互に悪影響を及ぼし合うこと
である。このよう拡散する成分、例えば特に装飾薄膜中
へのPU−発泡体からの触媒、安定剤の移行および逆に
PVC−薄膜からの可塑剤がPU−発泡体中に移行する
ことが、生起する。これらの移行過程によって、成形物
が例えば収縮または脆化により機械的に障害を受け、さ
らに変色および斑点生成によって外観が変化する[プラ
スチック技術、VDI−出版社(VDI−Verlag
  GmbH)、デュッセルドルフ(Dusseldo
rf),1987,“自動車製造における問題解決法と
してのプラスチック”(Kunststoffe  a
ls  Problemloser  imAutom
obilbau)、141頁以降]。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的は、経済的な方法により発
泡PU−成形物、特に比較的層厚の薄い平板状発泡成形
物を製造することにある。このPU−成形物は、一定の
使用目的のために合目的に少なくとも一面においては平
滑、緻密な本質的に無孔質の表面を有しており、従って
PU−発泡体の表面層または装飾層による被覆加工が省
略できるものである。これによって、成形物の機械的物
性に欠点となる表層とPU−発泡体との間の相互作用が
避けられるか、または最小限に減少されなければならな
い。
【0013】
【発明の構成】この目的は、驚くべきことに固体発泡剤
とTPUからの混合物の焼結により解決されることがで
きた。
【0014】従って本発明の対象は、発泡PU−成形体
の製造法、特に、 A)少なくとも一種の粉体状TPUおよびB)少なくと
も一種の23℃で固体である合目的な粉状体発泡剤を含
むまたは特にこれから構成される混合物を、金型の助け
により高温で焼結することを特徴とする、PU−平板体
の製造法である。
【0015】本発明方法により製造される発泡PU−成
形物および特にPU−平板体は、通常0.1乃至25m
m、好適には0.5乃至20mm、特に好適には2乃至
10mmの厚さを有しており、合目的には少なくとも一
面が平滑、緻密な本質的に無孔質の表面を有している。
【0016】TPUまたは各種の硬度および各種のメル
トインデックス(MFI)または軟化点を有する多くの
生成物からの混合物の適当な選択によって、ここでこれ
らの各種物性は相互に関連しているものであり低い軟化
点は高いメルトインデックスを示すことになり、例えば
ポリエステルポリオールおよび/またはポリエーテルポ
リオールおよび脂肪族、脂環族および/または芳香族ジ
イソシアネートとを、並びに例えば顔料、安定剤、抗酸
化剤または特に酸化アルミニウム、シリカゲルまたはそ
れらの混合物およびその他のPU用に通常用いられる助
剤および添加剤を加えた状態で反応して製造されるTP
Uの選択によって、発泡PU−成形物、特に板状体  
または薄膜等のPU−平板体が焼結法により各種機械物
性を有する多色表現において、しかもまた比較的少量生
産においても経済的に製造されることができる。
【0017】少なくとも一面において平滑で本質的に無
孔質の表面を有するPU−成形物の製造のためには、合
目的に各種のメルトインデックスを有するTPUからの
TPU−混合物が使用され、この場合には高いメルトイ
ンデックスを有するTPUまたはTPU−混合物がはじ
めに緻密な表面を生成するために焼結され、続いて固体
発泡剤の存在において低いメルトインデックス即ち高い
軟化点を有するTPUまたはTPU−混合物が同時焼結
によって発泡するような操作が好適である。 A.本発明方法による発泡PU−成形物の製造のために
は、190℃温度および212N(21.6kp)荷重
でのメルトインデックス(MFI)が好適には50乃至
350、特に好適には100乃至300であり、ショア
ーA−硬が好適には60乃至98、特に好適には80乃
至95であるTPUまたはTPU混合物(A)が、好適
に使用される。
【0018】このようなメルトインデックスおよび硬度
を有するTPU(A)は技術状態に相応しており、a)
有機および/または変性有機ジイソシアネートをb)ポ
リヒドロキシル化合物、特に本質的に分子量500から
8000までの線形ポリヒドロキシル化合物、特にアル
キレン基の炭素原子が2乃至6個であり分子量が500
から6000までであるポリアルキレングリコールポリ
アジペートまたは分子量が500から3000までであ
るヒドロキシル基含有ポリテトラヒドロフランおよび c)分子量が60から400までである鎖長延長剤とし
てのジオール、特にブタンジオールと、d)触媒および
必要ならば e)助剤および/または f)添加剤の存在において高温に反応させることによっ
て製造されることができる。(a)から(d)までの組
成成分および必要の場合の(e)および/または(f)
については、以下のように説明される:a)有機ジイソ
シアネート(a)としては、好適には脂肪族、脂環族お
よび芳香族ジイソシアネートが考えられる。個々に例示
すれば次のようである:脂肪族ジイソシアネート、例え
ばヘキサメチレン−ジイソシアネート−1、6、2−メ
チル−ペンタメチレン−ジイソシアネート−1、5、2
−エチル−ブチレン−ジ−イソシアネート−1、4また
は上記脂肪族ジイソシアネートの少なくとも2種類の混
合物、脂環族ジイソシアネート、例えばイソホロン−ジ
イソシアネート、1、4−シクロヘキサン−ジイソシア
ネート、1−メチル−2、4−シクロヘキサン−ジイソ
シアネート、1−メチル−2、6−シクロヘキサン−ジ
イソシアネート並びに対応する異性体混合物、4、4’
−、2、4’−および2、2’−ジシクロヘキシル−メ
タン−ジイソシアネート並びに対応する異性体混合物お
よび芳香物ジイソシアネート、例えば2、4−トルイレ
ン−ジイソシアネート、2、4−および2、6−トルイ
レン−ジイソシアネートからの混合物、4、4’−、2
、4’−および2、2’−ジフェニルメタン−ジイソシ
アネート、2、4’−および4、4’−ジフェニルメタ
ン−ジイソシアネートからの混合物、ウレタン変性液状
4、4’−および/または2、4’−ジフェニルメタン
−ジイソシアネート、4、4’−ジイソシアネート−ジ
フェニルエタン−1、2、4、4’−、2、4’−およ
び2、2’−ジイソシアネート−ジフェニルエタン−1
、2、特徴的には4、4’−ジイソシアネート−ジフェ
ニルエタン−1、2の含量が少なくとも95重量%のジ
イソシアネートおよび1、5−ナフチレン−ジイソシア
ネートである。好適には96重量%以上の4、4’−ジ
フェニルメタン−ジイソシアネート含量のジフェニルメ
タン−ジイソシアネート−異性体混合物および特に好適
には、本質的には純4、4’−ジフェニルメタン−ジイ
ソシアネート、ヘキサメチレン−ジイソシアネート−1
、6、イソホロン−ジイソシアネートおよび4、4’−
および/または2、4’−ジシクロヘキシルメタン−ジ
イソシアネートが使用される。
【0019】場合によっては、有機ジイソシアネートが
有機ジイソシアネート当たりで下位の量、例えば3モル
%までの量、好適には1モル%までの量で、トリ−また
はより高官能基のポリイソシアネートにより置換される
ことができ、この場合にはしかしながら尚熱可塑性に加
工し得るポリウレタンが得られるように量的に制限され
なければならない。2官能基よりも多いイソシアネート
基を有するポリイソシアネートが比較的量が多い場合に
は、合目的に2官能基よりも少ない化合物との共用によ
り反応性水素原子との反応を調整し、これによってポリ
ウレタンの行き過ぎた化学的架橋反応が避けられている
。2官能基よりも多いポリイソシアネートの例としては
、ジフェニルメタン−ジイソシアネートおよびポリフェ
ニル−ポリメチレン−ポリイソシアネートからの混合物
、いわゆる粗−MDI並びに液状のイソシアヌレート基
、尿素基、ビューレット基、アロファネート基、ウレタ
ン基および/またはカルボジイミド基で変性した4、4
’−および/または2、4’−ジフェニルメタン−ジイ
ソシアネート等である。
【0020】分子量制御剤としても使用することができ
る。反応性水素原子を有する好適な1官能性化合物とし
ては、例えばモノアミン類、ブチルアミン、ジブチルア
ミン、オクチルアミン、ステアリルアミン、N−メチル
ステアリルアミン、ピロリドン、ピペリジンおよびシク
ロヘキシルアミン、およびモノアルコール類、例えばブ
タノール、アミルアルコール、1−エチルヘキサノール
、オクタノール、ドデカノール、シクロヘキサノールお
よびエチレングリコールモノエチルエーテル等がある。
【0021】b)分子量500から8000までを有す
る高分子量ポリヒドロキシ化合物(b)としては、好適
にはポリエーテルポリオールおよび特にポリエステルポ
リオールが適当している。しかしながらまた、エーテル
基またはエステル基を橋架け鎖として含む別のヒドロキ
シル基含有ポリマー、例えばポリアセタール、即ちポリ
オキシメチレンおよび特に水不溶性ホルマール、例えば
ポリブタンジオールホルマールおよびポリヘキサンジオ
ールホルマール、およびポリカーボネート、特に炭素ジ
フェニルとヘキサンジオール−1、6からエステル交換
反応で得られる化合物等が該当している。ポリヒドロキ
シル化合物は、少なくとも主として線形化合物であり、
即ち2官能性イソシアネート化合物との反応で線形ポリ
マーとして構成されなければならない。上述のポリヒド
ロキシル化合物は、単独成分としてかまたは混合物の形
で使用されることができる。適当なポリエーテルポリオ
ールは、周知の方法により例えば水酸化アルカリ、即ち
水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムまたはアルカリ
アルコラート、例えばナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラートまたはカリウムエチラートまたはカリウム
イソプロピラートを触媒とし、2乃至3個、好適には2
個の反応性水素原子を結合して含む少なくとも1種類の
出発分子の添加の下にアニオン重合を行うか、またはル
イス酸、例えば五塩化アンチモン、フッ化ホウ素−エー
テラート等または漂白土を触媒として、アルキレン鎖の
炭素原子が2乃至4個である1種類以上のアルキレンオ
キシドからのカチオン重合を行うかのいずれかにより製
造されることができる。
【0022】適当なアルキレンオキシドは、好適には例
えばテトラヒドロフラン、1、3−プロピレンオキシド
、1、2−ブチレンオキシド、2、3−ブチレンオキシ
ドおよび特に好適にはエチレンオキシドおよび1、2−
プロピレンオキシドである。アルキレンオキシドは、単
独においてか、相互に交換してかまたは混合物として使
用されることができる。出発分子として考えられるのは
、例えば次のようである:水、有機ジカルボン酸、例え
ばコハク酸、アジピン酸および/またはグルタル酸、ア
ルカノールアミン、例えばエタノールアミン、N−アル
キルアルカノールアミン、N−アルキル−ジアルカノー
ルアミン、例えばN−メチル−ジエタノールアミンおよ
びN−エチル−ジエタノールアミンおよび好適には2価
の、必要ならばエーテル鎖を結合して含んでいるアルコ
ール、例えばエタンジオール、プロパンジオール−1、
2および−1、3、ブタンジオール−1、4、ジエチレ
ングリコール、ペンタンジオール−1、5、ヘキサンジ
オール−1、6、ジプロピレングリコール、2−メチル
−ペンタンジオール−1、5および2−エチル−ブタン
ジオール−1、4等である。出発分子は、単独でかまた
は混合物として使用されることができる。
【0023】好適には、1、2−プロピレンオキシドお
よびエチレンオキシドからのポリエーテルポリオールが
使用され、ここにおいてはOH−基の50%以上、好適
には60乃至80%が一級ヒドロキシル基であり、この
場合に少なともエチレンオキシドの一部が末端ブロック
として配列されている。このようなポリエーテル−ポリ
オールは、はじめに出発分子として1、2−プロピレン
オクシドを使い続いてエチレンオキシドを重合させるか
、またははじめに全部の1、2−プロピレンオキシドと
エチレンオキシドの一部との混合物を共重合させ残余の
エチレンオキシドを続いて付加重合させるか、  また
は段階的にはじめに一部のエチレンオキシドを、次に全
部の1、2−プロピレンオキシドおよび次に残余のエチ
レンオキシドを出発分子に対して付加重合させるかのい
ずれかによって、得られることができる。
【0024】さらに非常に好適なのが、テトラヒドロフ
ランのヒドロキシル基含有重合生成物であり、この場合
には分子量が500から3500までの重合生成物が特
別に好適である。本質的に線形のポリエーテルポリオー
ルは、500から8000まで、好適には600から6
000まで、特に好適には800から3500までの分
子量を有している。これらのポリエーテルポリオールは
、単独でかまたは相互の混合物の形で同様に使用される
ことができる。
【0025】適当なポリエステルポリオールは、例えば
2乃至12個、好適には4乃至6個の炭素原子を有する
ジカルボン酸と多価アルコールとから製造されることが
できる。ジカルボン酸として例えば該当するのは、以下
のとおりである:脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸
、グルタル酸、アジピン酸、コルク酸、アゼライン酸お
よびセバチン酸および芳香族ジカルボン酸、例えばフタ
ル酸、イソフタル酸およびテレフタル酸である。ジカル
ボン酸は、単独でかまたは混合物として、例えばコハク
酸、グルタル酸およびアジピン酸の混合物の形で使用さ
れることができる。ポリエステルポリオールの製造には
、場合によりジカルボン酸の代わりに対応するジカルボ
ン酸誘導体、例えばアルコール基の炭素原子が1乃至4
個であるジカルボン酸モノエステルおよび/またはジエ
ステル、ジカルボン酸無水物またはジカルボン酸ジクロ
リドを使用するのが特徴的となることもある。多価アル
コールの例は、2乃至10個、好適には2乃至6個の炭
素原子を有するアルカンジオールおよび/または4乃至
12個、好適には4乃至6個の炭素原子を有するジアル
キレンエーテルグリコール、例えばエチレングリコール
、ジエチレングリコール、ブタンジオール−1、4、ペ
ンタンジオール−1、5、ヘキサンジオール−1、6、
デカンジオール−1、10、2、2−ジメチルプロパン
ジオール−1、3、プロパンジオール−1、3およびジ
プロピレングリコールである。それぞれの望ましい物性
に応じて、多価アルコールは単独または場合により相互
の混合物の形で使用されることができる。
【0026】適当なのはさらに上記のアルカンジオール
またはジアルキレン−グリコール類、特に4乃至6個の
炭素原子を有する多価アルコール、例えばブタンジオー
ル−1、4および/またはヘキサンジオール−1、6と
炭酸とのエステル、およびω−ヒドロキシカルボン酸の
縮合生成物、例えばω−ヒドロキシカプロン酸の縮合生
成物および好適にはラクトン、例えば場合により置換し
ているω−カプロラクトンの重合生成物等である。
【0027】ポリエステルポリオールとして好適に使用
されるのは、エタンジオール−ポリアジペート、1、4
−ブタンジオール−ポリアジペート、エタンジオール−
1、4−ブタンジオール−ポリアジペート、1、6−ヘ
キサンジオール−ネオペンチルグリコール−ポリアジペ
ート、1、6−ヘキサンジオール−1、4−ブタンジオ
ール−ポリアジペートおよびポリカプロラクトンである
【0028】ポリエステルポリオールは、500から6
000まで、好適には800から3500までの分子量
を有している。
【0029】c)分子量が60から400まで、好適に
は60から300までである鎖長延長剤(c)としては
、好適には2乃至12個の炭素原子、好適には2、4ま
たは6個の炭素原子を有する脂肪族ジオールまたはジア
ルキレングリコール、例えばエタンジオール、ヘキサン
ジオール−1、6、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコールおよび特に好適にはブタンジオール−1、
4が該当する。しかしながらまた2乃至4個の炭素原子
を有するグリコールとテレフタル酸のジエステル、例え
ばテレフタル酸−ビス−エチレングリコールまたはテレ
フタル酸−ビス−ブタンジオール−1、4およびヒドロ
キノンのヒドロキシ−アルキレンエーテル、例えば1、
4−(β−ヒドロキシエチル)−ヒドロキノン並びに分
子量が162から378までのポリオキシテトラメチレ
ングリコールも、鎖長延長剤として適している。
【0030】硬度およびメルトインデックスの調整のた
めには、構成成分のモル比が比較的広範囲に変化させら
れることができ、この場合に鎖長延長剤(c)の含量が
増加するのに比例して硬度および溶融粘度が上昇し、一
方でメルトインデックスは減少する。
【0031】TPU製造のためには、本質的に2官能性
のポリヒドロキシル化合物(b)およびジオール(c)
は特徴的にモル比が1:2から1:6の間にあり、好適
には1:2.5から1:4.5の間で使用され、この結
果としてTPUはショアーA硬度が60乃至98、好適
には80乃至95を有するようになる。
【0032】d)ジイソシアネート(a)のNCO−基
および構成成分(b)および(c)のヒドロキシル基と
の間の反応を特に促進する適当な触媒は、技術状態に従
って周知の慣用されている三級アミン類であり、例えば
トリエチルアミン、ジメチル−シクロヘキシルアミン、
N−メチル−モルホリン、N,N’−ジメチル−ピペラ
ジン、ジアザシクロ−(2、2、2)−オクタンおよび
類似の化合物並びに特に有機金属化合物例えばチタン酸
エステル、鉄化合物、錫化合物、例えば錫ジアセテート
、錫ジオクエート、錫ジラウレートまたは錫ジアルキル
塩脂肪族カルボン酸例えばジブチル錫ジアセテート、ジ
ブチル錫ジラウレートまたは類似化合物である。触媒は
通常の場合に、ポリヒドロキシル化合物(b)および(
c)からの混合物の100重量部当りで0.001乃至
0.1重量部の量で加えられる。
【0033】触媒のほかに、また助剤(e)および/ま
たは添加剤(f)が構成成分に組み入れられることがで
きる。これらは、例えば離型剤、インヒビター、耐加水
分解、耐光、耐熱または耐変色安定剤、防燃剤、染料、
顔料、無機および/または有機充填剤等である。
【0034】このためには、助剤(e)および/または
添加剤(f)が、TPU製造のための構成成分中にまた
は反応混合物中に組み入れられることができる。別の変
法に従った場合には、助剤(e)および/または添加剤
(f)がTPUと一緒に混合され、続いて溶融されるこ
ともできる。この最後の方法は、特に酸化アルミニウム
および/またはシリカゲル並びに場合によっては強化剤
として作用する充填剤を配合する時に、特に有利である
【0035】使用する助剤または添加剤について後に続
くより詳細な資料が与えられていない場合には、これら
は専門文献、例えばジェー.エッチ.ソーンダーズ(J
.H.Saunders)およびケー.シー.フリッシ
ュ(K.C.Frisch)のモノグラフィー“ハイ 
 ポリマーズ”(High  Polymers)、X
VI  巻、ポリウレタン(Poliurethane
)、1および2部[インターサイエンス  パブリッシ
ャーズ(Interscience  Publish
ers)出版、1962年または1964年]、プラス
チック−ハンドブック(Ku−nststoff−Ha
ndbuch)、7巻、ポリウレタン(Polyur−
ethane  1.および2.版[カール  ハンザ
ー出版(Carl  Han−ser  Verlag
)、1966年または1983年]または西ドイツ特許
公開公報第2901774号から、参照されることがで
きる。
【0036】TPU製造のためには、構成成分(a)、
(b)および(c)が触媒(d)および場合により助剤
(e)および/または添加剤(f)の存在において、ジ
イソシアネートのNCO基の(b)および(c)両成分
のヒドロキシル基合計に対する当量比が0.80乃至1
.20:1、好適には0.95乃至1.05:1および
特に好適には約1:1になるような量比で反応させる。
【0037】本発明で使用するTPUは、押出成形法ま
たは好適なベルトコンベア法で構成成分の(a)から(
d)まで並びに場合により(e)および/または(f)
を回分式または連続式に混合し押出成形機またはベルト
上で、60乃至250℃の温度、好適には70乃至15
0℃の温度で完全反応させ続いて得られたTPU(A)
を顆粒化することにより製造される。必要の場合には、
得られたTPUをさらに加工処理する前に、80乃至1
20℃、好適には100乃至110℃の温度で1乃至2
4時間の期間アニーリングすることが合目的となってい
る。
【0038】TPUは、既に説明したようにベルトコン
ベアで製造されるのが好適である。このためには構成成
分(a)から(d)までと、場合により(e)および/
または(f)が、成分(a)から(c)までの融点を上
回る温度で、ミキシングヘッドにより連続的に混合され
る。反応混合物がベルト上で、好適には例えば金属製の
コンベアベルト上に搭載されて1乃至20m/分の速度
、好適には4乃至10m/分の速度で温度調節された地
帯を1乃至20m、好適には3乃至10mの距離を進む
ことになる。温度調節された地帯の反応温度は、60乃
至200℃、好適には80乃至180℃となる。反応混
合物中のジイソシアネート含有量に関係して、反応が冷
却または加熱により調節され、これによってジイソシア
ネートのイソシアネート基の少なくとも90%、好適に
は少なくとも98%が反応し、選ばれた反応温度で反応
混合物が固化するようになる。固化した反応生成物中の
遊離イソシアネート基が全重量当りで0.05乃至1重
量%、好適には0.1乃至0.5重量%となることを基
礎にして、比較的低い溶融粘度または高いメルトインデ
ックスを有するTPUが得られる。
【0039】既に述べられているように、発泡PU−成
形物の機械物質の改質のためまたは耐光安定性のため、
およびそれらの使用法に従って、TPUの代わりに2種
類以上のTPUからの混合物を、実験的に得られた重量
で使用することが特徴的であると実証されている。
【0040】かくして例えば、黒色に着色した発泡成形
物が、芳香族ジイソシアネート、好適には4、4’−ジ
フェニルメタン−ジイソシアネート、およびほぼ任意の
ポリヒドロキシル化合物(b)およびジオール(c)を
基礎にしたTPUから製造される。脂肪族ジイソシアネ
ートを基礎にしたTPUは確かに光安定性であるが、比
較的結晶し難く熱可塑性加工も処理し難い傾向になって
いる。芳香族ジイソシアネートを基礎にしたTPUを脂
肪族および/または脂環族ジイソシアネートを基礎にし
たTPUと混合することによって、例えば発泡成形物の
光安定性が著しく改良されると同時に、加工時における
TPU混合物が金型に粘着するような傾向は表われてい
ない。この方法に従えば、芳香族および脂肪族および/
または脂環族ジイソシアネートを基礎にして製造された
TPUから、別の色調調整のために十分に光安定性を保
持した発泡成形物が得られ、これは驚くべきことに本質
的に全く接着、粘着性がない。
【0041】類似方法において、各種のポリヒドロキシ
ル化合物、特にポリエーテルポリオールまたはポリエス
テルポリオールからのTPUを適当に選ぶことによって
、例えば発泡成形物の機械物性、その耐加水分解安定性
およびジイソシアネートの選択に応じて既に述べられた
ように耐光安定性が得られて、品質改良されることがで
きる。
【0042】軟質の弾性のある発泡PU−成形物の製造
のためには、例えば好適にはTPU−混合物が使用され
、ここでは100重量部当りで、次の各成分から構成さ
れており、即ち A1)40乃至99.5重量部、好適には60乃至85
重量部のTPU(A1)であり、芳香族ジイソシアネー
ト、好適には4、4’−ジフェニルメタン−ジイソシア
ネートを使用して製造される、および A2)0.5乃至60重量部、好適には15乃至40重
量部のTPU(A2)であり、脂肪族ジイソシアネート
、好適にはヘキサメチレンジイソシアネート−1、6、
イソホロン−ジイソシアネートおよび4、4’−ジシク
ロヘキシルメタン−ジイソシアネートまたは上述のジイ
ソシアネートの少なくとも2種類からの混合物から選ん
で使用することで製造される、または100重量部当り
で以下の成分からなるTPU−混合物であり、即ちAI
)60乃至99.5重量部、好適には70乃至90重量
部のTPUであり、少なくとも一種のポリオキシアルキ
レン−グリコール、例えばポリオキシプロピレン−グリ
コール、ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレン−
グリコールまたはポリオキシテトラメチレン−グリコー
ルの使用により製造される、およびAII)0.5乃至
40重量部、好適には10乃至30重量部のTPUであ
り、ポリエステルポリオール、好適にはアルキレングリ
コール基の炭素原子数が2乃至6個であるポリアルキレ
ングリコール−ポリアジペートの使用により製造される
、並びに特に100重量部当りで以下の成分からなるT
PU−混合物、即ちA1I)60乃至95重量部、好適
には70乃至90重量部のTPUであり、4、4’−ジ
フェニルメタン−ジイソシアネートおよび500から3
500までの範囲の分子量を有するポリオキシテトラメ
チレン−グリコールルとの使用により製造されるもので
あり、A2II)5乃至40重量部、好適には10乃至
30重量部のTPUであり、イソホロン−ジイソシアネ
ートおよびポリエステル−ポリオール、好適には800
から3500までの範囲の分子量を有するポリアルキレ
ングリコール−ポリアジペートを使用して製造される。
【0043】本発明方法により焼結による発泡PU−成
形物の製造に適したTPUは、合目的に適当な周知の設
備、例えば製粉装置により粉砕され、平均粒径分布が1
から1000μmまで、好適には50から800μm、
特に好適には100から500μmにされて焼結される
【0044】このTPU−粉状体の流動性改良のために
、および特にTPU−溶融物の垂直方向への流動性また
は過熱された金型部位での流動性を減少させるために、
粉体状TPUに合目的に粉体状酸化アルミニウムまたは
特に粉体状シリカゲルおよび場合により酸化アルミニウ
ムおよびシリカゲルからの混合物が組み入れられる。既
にTPU−粉状体の100重量部当りで、0.05乃至
1重量部、好適には0.1乃至0.3重量部の酸化アル
ミニウムおよび/またはシリカゲルを加えることによっ
て、焼結時におけるTPU−溶融物の垂直方向金型表面
での流出または過熱された金型部位での溢流が、比較的
薄層の発泡性平板状成形物において特に薄い部分または
穴の生成と関係しているが、これらの欠点が回避できる
。このような変法の助けによって、例えば非常に均一な
厚さ分布を有する発泡性平板体が製造されることができ
る。
【0045】上述したように、TPUまたはTPU−粉
状体にさらに助剤および/または添加剤が加えられるこ
とができる。
【0046】上述の充填剤、例えば有機充填剤の例えば
カーボンブラックおよびメラミンおよび無機充填剤の例
えば石英粉、タルク、非晶質ケイ酸またはそれらの混合
物が加えられる。
【0047】防燃剤としては、例えばメラミン、膨潤黒
鉛、ポリ−ハロゲンジフェニル、ポリハロゲンジフェニ
ルエーテル、ポリハロゲン−フタル酸およびそれらの誘
導体、ポリハロゲンオリゴカーボネートおよびポリハロ
ゲンカーボネートが有用であり、この場合に対応するブ
ロム化合物が特に防燃効果において優れている。防燃剤
としてはさらにリン化合物が適しており、例えば元素リ
ンまたは有機リン化合物がある。このほかに、防燃剤は
通常相乗剤として例えば三酸化アンチモンを含んでいる
【0048】適当な酸化抑制剤および耐熱安定剤は、例
えば周期律表I族金属のハロゲニドであり、例えばナト
リウム−、カリウム−、リチウム−、ハロゲニドであり
、場合によっては銅−(I)−ハロゲニド、例えば塩化
第一銅、臭化第一銅またはヨウ化第一銅と組み合わされ
ており、そのほかには立体障害性フェノール、ヒドロキ
ノン、およびこれらの置換化合物およびそれらの混合物
であり、好適にはTPU(A)の重量当りで1重量%以
下の濃度で使用される。
【0049】耐紫外線安定剤の例は、各種の置換レゾル
シン、サリチル酸塩、ベンゾトリアゾールおよびベンゾ
フェノン並びに立体障害性アミンであり、これらは一般
にTPU(A)の重量当りで2.0重量%以下で加えら
れる。
【0050】一般にTPU(A)重量当りで1重量%以
下の量で加えられる離型剤は、ステアリン酸、ステアリ
ルアルコール、ステアリン酸エステルおよびステアリン
酸アミド並びにペンタエリトリットの脂肪酸エステルで
ある。
【0051】さらに有機染料、例えばニグロシン、顔料
例えば二酸化チタン、硫化カドミウム、硫化カドミウム
セレニド、フタロシアニン、ウルトラマリンブリューま
たはカーボンブラック等が添加されることができる。 B.発泡PU−成形物、好適にはPU−平板体の製造用
に、本発明方法により23℃で固体の発泡剤(B)が使
用されており、これは合目的に微粉状で使用され例えば
平均粒径1乃至300μm、好適には5乃至100μm
、特に好適には10乃至80μmで加えられるが、この
場合に粒径は分解温度および分解速度に影響を与えてい
る。固体発泡剤としては合目的に化学化合物が使用され
ており、これらは一定のあまり大きくない温度間隔内で
分解して高いガス収量を与えることができる。この場合
に、分解温度は発泡されるTPUの加工温度および熱要
求に合致しなければならない。この条件は、実験的に容
易に求められることができる。発泡剤の分解は自然に起
こることはないので、TPUの過熱および燃焼は避けら
れる。固体発泡剤は好適にはTPUと均質に混合されな
ければならず、健康的に心配のない分解生成物をあたえ
ねばならず、発泡PU−成形物の熱安定性および機械物
性に負の影響を与えず、白華形成をせず変色を誘起して
はならない。これらの要求を少なくとも部分的にまたは
本質的に完全に満たしている固体発泡剤は、例えばアゾ
化合物であり、例えばアゾイソ酪酸ニトリル、アゾジカ
ルボンアミド、これはまたしばしばアゾヒズホルムアミ
ドと称されており、またはバリウム−アゾジカルボキシ
レート、ヒドラジン類例えばジフェニルスルホン−3、
3’−ジスルホヒドラジド、4、4’−オキシビス−(
ベンゾールスルホヒドラジド)、トリヒドラジノトリア
ジンまたはアリールビス(スルホヒドラジド)、セミカ
ルバジド類例えばp−トルイレンスルホニルセミカルバ
ジドまたは4、4’−オキシビス−(ベンゾールスルホ
ニル−セミカルバジド)、トリアゾール類例えば5−モ
ルホリル−1、2、3、4−チアトリアゾールおよびN
−ニトロソ−化合物例えばN,N’−ジニトロソペンタ
メチレンテトラミンまたはN,N’−ジメチル−N,N
’−ジニトロソテレフタルアミドである。上述の化合物
の内で、特にアゾ−化合物およびヒドラジンが実証済で
あり、従って好適にはアゾイソ酪酸ニトリル、ジフェニ
ルスルホン−3、3’−ジスルホヒドラジド、4、4’
オキシビス−(ベンゾールスルホヒドラジド)および特
にアゾジカルボンアミドが使用される。固体発泡剤は、
単独化合物としてかまたは混合物として添加されること
ができる。
【0052】発泡PU−成形物の製造のために要求され
る発泡剤量は、製造される成形物形状、望ましい成形物
密度および成形物厚さ並びに発泡剤のガス収量に関係し
ている。通常の場合には、粉体状TPU(A)の少なく
とも100重量部当りで、23℃において固体の粉体状
発泡剤(B)の1種類以上、好適には1種類の0.05
乃至18重量部、好適には0.1乃至10重量部、特に
好適には0.5乃至4重量部が加えられる。
【0053】発泡PU−成形物の製造のためには、少な
くとも粉状体TPU(A)および少なくとも粉状体発泡
剤(B)が普通には80℃以下の温度で、好適には0お
よび65℃の間の温度で既知の混合装置、例えばドライ
スベルケ社(D−raiswerke  GmbH)ま
たはヘンシエル社(FirmaHenschel)によ
り製造されたミキサーで混合される。TPU−発泡剤混
合物が、次に発泡成形物の望ましい厚さに関して十分量
の混合物が180℃乃至280℃、好適には190乃至
250℃、特に好適には190乃至240℃に温度調節
された金型の金型表面にもたらされて短い接触時間後に
、例えば10乃至30秒、好適には16乃至25秒の接
触時間後に、過剰のTPU−発泡剤混合物が分離される
。 金型表面に固着しているTPU−発泡剤粉体層は、金型
の熱容量によって、または新たな加熱例えば炉内におけ
る加熱によってかまたは照射、焼結による発泡によって
、一般的には上述の温度範囲における比較的狭い温度間
隔に保たれて焼結される。例えば本質的に無孔質の平滑
な表面を有している発泡成形物の特別な物性を得るため
には、金型の表面温度を連続的または段階的に上昇させ
るのが合目的である。この変法は、各種のメルトインデ
ックスを有するTPUからの混合物を使用する際には優
れており、この場合に例えば低い難化点を有するTPU
がはじめに緻密な表面に焼結され、その後で発泡剤の分
解範囲にある温度まで上昇させることによって高い軟化
点のTPUが発泡を伴って焼結される。
【0054】通常は0.25乃至5分間の時間間隔、好
適には0.5乃至3分間の時間間隔内で進行する発泡工
程および焼結工程の完了後に、金型は、例えば空気によ
り、必要の場合には冷却された不活性ガス流および/ま
たは空気流によってまたは水浴中において冷却され、生
成した発泡成形物が30乃至60秒内に脱型される。
【0055】焼結により製造される場合により少なくと
も平滑な本質的に無孔質の表面を有する発泡成形物は、
例えば加工技術的または視覚的理由から、少なくとも表
面上には保護層、装飾層および/または耐摩耗層を備え
、裏面には耐摩耗層が備えられている。保護層および装
飾層として合目的な薄膜があり、耐摩耗層として焼結T
PUに傷害となる相互作用を及ぼさない強化作用となる
強化プラスチックからの層が使用される。特に保護層と
しては紙または板紙が優れており、装飾層としては平滑
なまたは構造的、着色されたまたは印刷されたTPUか
らの薄膜が使用され、および強化作用となる耐摩耗材料
としては、場合によりセルロース繊維、ガラス繊維また
は炭素繊維で強化された不飽和ポリエステル、エポキシ
樹脂、PU−注型エラストマーまたはTPUからの強化
樹脂が使われている。
【0056】本発明方法により製造される発泡PU−成
形物、特に好適にはPU−平板体は、使用されたTPU
が脆性硬度、強靭硬度であるかまたは好適には軟質およ
び弾性であるかに係っており、全体的な密度として0.
2乃至1.0g/cm3,好適には0.3乃至0.5g
/cm3を有しており、ここで充填剤を含む成形物はま
たより高い密度を保持することができる。この成形物は
、良好な機械物性、特に引き裂き強度、乾燥した良好な
触感およびほぼ完全な無臭性が特徴となっている。
【0057】本発明方法により製造される発泡成形物は
、交通機関、好適には自動車のモーター周囲および内装
関係、例えば支柱またはドアの被覆材料、天蓋および肘
掛け等に使用される。さらに家具製造、例えばクッショ
ン付き家具、合成皮革、内履き、TPUからのスキー靴
、ハイキング長靴、鞄類、例えば書類鞄およびトランク
等に好適である。
【0058】
【実施例】実施例1 ベージュ色の発泡平板体の製造法 分子量1000を有するポリオキシテトラメチレン−グ
リコールの1モル、4、4’−ジフェニルメタン−ジイ
ソシアネートの4モルおよびブタンジオール−1、4の
3モルからベルトコンベア加熱法で反応製造された、シ
ョアーA−硬度90および190℃、荷重212Nでの
メルトインデッ       クス280を有するTPU…………………
………78重量部分子量2000を有するブタンジオー
ル−1、4−ポリアジペートの1モル、イソホロン−ジ
イソシアネートの3モルおよびブタンジオール−1、4
の2モルからベルトコンベア加熱法で反応製造された、
ショアーA−硬度85および190℃、荷重212Nで
のメルトインデックス180を有       するTPU……………………………………
………18重量部      二酸化チタン……………
……………………………0.75重量部      シ
コタン黄(登録商標)K2011(Sicotange
lb(登録商      標)K2011)……………
………………………3.0重量部      第二酸化
鉄……………………………………………0.18重量部
      紫外線安定剤チヌビン(登録商標)144
(Tinuvin(登録商標)      144)…
……………………………………………0.3重量部  
    耐酸化安定剤としてのイルガノックス(登録商
標)1010    (Irganox(登録商標)1
010)…………0.3重量部からなる室温で製造され
た混合物が二軸押出成形機により210℃で共融されて
、得られた顆粒がショアーA−硬度88および190℃
、荷重212Nでのメルトインデックス310を有する
ように加工処理された。
【0059】得られたTPU顆粒が、プラルテラー(P
rallteller)ミキサーにより平均粒径100
および500μmの間になるように粉砕され、この10
0重量部が0.15重量部の微粉状シリカゲルおよび2
重量部の平均粒径50μmを有するアゾジカルボンアミ
ドと一緒に23℃で均質混合された。
【0060】この均質なTPU−発泡剤−シリカゲル−
混合物が、既知の方法で230℃に温度調節された金型
上に載積され20秒の接触時間後に余分の粉体混合物を
除去し、この後で金型に残っているTPU−発泡剤−シ
リカゲル−混合物を2分間230℃に加熱して発泡焼結
する。金型を水浴で冷却した後でPU−平板体が離型さ
れた。
【0061】得られた発泡PU−平板体は軟質および弾
性であり、4mm厚さおよび0.42g/cm3の密度
を示していた。
【0062】実施例2 分子量1000を有するポリオキシテトラメチレン−グ
リコールの1モル、4、4’−ジフェニルメタン−ジイ
ソシアネートの3.5モルおよびブタンジオール−1、
4の2.5モルからベルトコンベア加熱法で反応製造さ
れた、ショアーA−硬度85および190℃、荷重21
2Nのメルトイ       ンデックス230を有するTPU…………
………72重量部分子量2000を有するブタンジオー
ル−1、4−ポリアジペ〜トの1モル、イソホロン−ジ
イソシアネートの3モルおよびブタンジオール−1、4
の2モルからベルトコンベア加熱法で反応製造された、
ショアーA−硬度85および190℃、荷重212Nの
メルトインデックス180を有す       するTPU……………………………………
………24重量部      ウルトラマリンブルー(
Uitramarinblau)…………………   
   …………………………………………………………
0.65重量部      ライトイエロー(Lich
tgelb)…………0.24重量部      ヘリ
オゲングリーン(登録商標)(Heliogengru
n(登録商      標))……………………………
……………………0.12重量部      カーボン
ブラック……………………………………0.20重量部
      二酸化チタン…………………………………
………0.40重量部      白墨[シクロカルシ
リン(登録商標)(Microcaicilin(登 
     録商標))]……………………………………
……0.79重量部      耐酸化安定剤としての
イルガノックス(登録商標)1010      (I
rganox(登録商標)1010)………0.8重量
部      紫外線安定剤としてのチヌビン(登録商
標)328(Tinuvinn      (登録商標
)328)………………………………0.8重量部から
なる室温で製造された混合物がZSK型二軸押出成形機
中で、212℃において共融された。得られた顆粒は、
ショアーA−硬度85および190℃、荷重212Nの
メルトインデックス220を有していた。
【0063】この顆粒からの粉末はピンミルで液体窒素
供給下で製造され、平均粒径100乃至500μmを有
していた。
【0064】発泡平板体の製造のためには、得られたT
PU−粉末の100重量部が微粉末シリカゲルの0.1
重量部および平均粒径50μmを有するアゾジカルボン
アミドの2.5重量部と一緒に23℃で混合された。
【0065】TPU−発泡剤−シリカゲル−混合物が2
00℃に温度調節された鋼板上に置かれて、30秒の接
触時間後に過剰の粉末混合物が除去され、その後で鋼板
上に残っているTPU−発泡剤−シリカゲル−混合物が
はじめに1分間210℃に、続いて2分間230℃にお
いて焼結された。空気流中で約50℃の温度に金型を冷
却した後で、PU−平板体が離型された。
【0066】軟質、弾性の厚さ3mmおよび全密度が0
.38g/cm3である発泡PU−平板体が得られ、こ
の金型に面した側面が平滑、緻密な表面を示していた。
【0067】実施例3 分子量1000を有するポリオキシテトラメチレン−グ
リコールの1モル、4、4’−ジフェニルメタン−ジイ
ソシアネートの4モルおよびブタンジオール−1、4の
3モルをベルトコンベア加熱法で反応製造した、ショア
ーA−硬度90および190℃、荷重212Nでのメル
トインデクッス       280を有するTPU………………………
………98重量部      スペシャルブラック4…
……………………………1.0重量部      第二
酸化鉄[バイエルフェロックス(Bayerferro
x)]………      …………………………………
………………………0.1重量部      イルガノ
ックス(登録商標)1010(Irganox(登録商
標)      1010)………………………………
……………0.5重量部      チヌビン(登録商
標)328(Tinuvinn(登録商標)328)…
      …………………………………………………
………0.4重量部からなる室温で製造された混合物が
、二軸押出成形機中で220℃において共融された。得
られた顆粒は、ショアーA−硬度91および190℃、
荷重212Nでのメルトインデックス245を有してい
た。
【0068】この顆粒から、実施例1記載の方法におい
て、平均粒径が100乃至500μmである粉末が製造
された。
【0069】このTPU−粉末の100重量部が、平均
粒径50μmのアゾジカルボンアミドの1.5重量部と
23℃で均質に混合された。
【0070】得られた混合物が240℃に温度調節され
た平板状金型上に置かれ、20秒の接触時間後に過剰分
の粉末が除去され、金型上に残っている混合物が240
℃で2分間焼結された。金型を水浴中で冷却した後に、
脱型された。
【0071】本質的に5mmの均一な厚さを有し全密度
が0.45g/cm3である発泡成形物が得られ、この
成形物の金型に面した側面は緻密な表面を有していた。
【0072】実施例4 2000の分子量を有するブタンジオールアジペートの
1モル、4、4’−ジフェニルメタン−ジイソシアネー
トの3.5モルおよびブタンジオール−1、4の2.5
モルをベルトコンベア加熱法で反応製造した、ショアー
A−硬度85および190℃、荷重212Nでのメルト
インデックス2       10を有するTPU…………………………
………98重量部      二酸化チタン……………
……………………………0.4重量部      シコ
タン黄(登録商標)k2011(Sicotangel
b(登録商      標)K2011)………………
……………………1.3重量部      耐酸化安定
剤としてのイルガノックス(登録商標)1010   
   (Irganox(登録商標)1010)………
0.3重量部が200℃において二軸押出成形機中で共
融され、次に顆粒化された。得られた顆粒は190℃、
荷重212Nでのメルトインデックス200を有してお
り、ピンミルにより100から500μmまでの粒径分
布にまで粉砕化された。
【0073】得られた粉末の100重量部が、次に微粉
状シリカゲルの0.3重量部およびアゾジカルボンアミ
ドの3重量部と一緒にミキサー中で40℃において均質
に混合された。
【0074】このTPU−発泡剤混合物が、220℃に
温度調節された金型上に載積されたが、この金型表面は
予め調節された薄膜で被覆されていた。30秒の接触時
間後に、過剰のTPU−発泡剤混合物が除去された。残
留している粉末層が、薄膜で被覆された金型の熱容量に
より同時発泡と共に溶融した。
【0075】2.5分後に、金型および薄膜を備えた平
板体が水により室温まで冷却された。
【0076】得られた平板体は、薄膜の下に軟質、弾性
の発泡層を有しており、この発泡層は厚さ4.5mmお
よび密度0.38g/cm3を有していた。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)少なくとも一種の粉体状の熱可塑性ポ
    リウレタンおよび B)少なくとも一種の23℃で固体状である発泡剤を含
    む混合物を、成形金型を使って180乃至280℃の温
    度範囲で焼結することを特徴とする、発泡ポリウレタン
    成形物、特にポリウレタン板状体の製造法。
  2. 【請求項2】  ポリウレタン板状体が0.1乃至25
    mmの厚さを有することを特徴とする、請求項1記載の
    製造法。
  3. 【請求項3】  熱可塑性ポリウレタン(A)が、19
    0℃および荷重212N(21.6kp)の下でのメル
    トインデックス(MFI)として50乃至350を有し
    、ショア−A−硬度60乃至98および平均粒径1乃至
    1000μmを有することを特徴とする、請求項1記載
    の製造法。
  4. 【請求項4】  固体状発泡剤が、粉体アゾイソ酪酸ニ
    トリル、アゾジカルボン酸アミド、ジフェニルスルホン
    −3、3’−ジスルホヒドラジドまたは4、4’−オキ
    シビス(ベンゾール−スルホヒドラジド)から構成され
    ていることを特徴とする、請求項1記載の製造法。
  5. 【請求項5】  混合物が、粉体状熱可塑性ポリウレタ
    ン(A)の100重量部当たりで、23℃で固体の粉体
    状発泡剤(B)の少なくとも一種を0.05乃至18重
    量部含むことを特徴とする、請求項1記載の製造法。
  6. 【請求項6】  熱可塑性ポリウレタンの100重量部
    当たりで0.05乃至1重量部の酸化アルミニウムおよ
    び/またはシリカゲルの存在において焼結が実施される
    ことを特徴とする、請求項1記載の製造法。
JP3034093A 1990-03-03 1991-02-28 焼結による発泡ポリウレタン−成形物の製造法 Withdrawn JPH04218540A (ja)

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